4月6日の日記に、わがガーデンに今年も進行してきて展開を開始したハナニラさんたちがよい知らせをもって来てくれたことを記しました
あのときハナニラさんたちはこれから我がガーデンに全面展開すると張り切っておりましたが、その後天候不順、雨の日が多かったり気温が低かったせいでありませうか、その展開ぶりに例年のような勢いがみられません
今日の写真は展開ぶりにやや勢いが欠けているハナニラさんを撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ
ちょっと元気づけようとGGIはハナニラ軍団のみなさんに話しかけてみました
先日はありがとう、君たちのお告げのとおり、4月14日に福井地裁は高浜原発再稼働差し止めの仮処分を認める決定を出しましたね、
GGIさん、よかったですね、でもあの裁判官さん、名古屋の家裁に左遷されてしまいました、新聞には「最後の砦、司法が・・・」と讃える関係者の発言などが掲載されたりしていましたが、ほんとうはこれからがたいへんなのです
これからが大変?どのくらい大変なの?
あのねえGGIさん、最後の砦、司法が・・・などと甘いことを言っていてはいけないのです
GGIも何回か一審で勝って高裁で逆転敗訴なんていう経験があるのでそれほど甘くは考えていないけれど、でもちょっとは希望を持ってもいいんじゃない?
甘いわねえ、大甘も大甘、胸やけがするくらい大甘・・・あのねえGGIさん、ダンテの神曲の有名なフレーズを借りて「裁判所の門をくぐる者は、一切の希望を捨てよ」と、高裁の判事や最高裁の調査官も務めたことがある元裁判官さんが言っているのよ、この元裁判官さん、「絶望の裁判所」という凄い題名の本を書いているの(瀬木比呂志著、講談社現代新書、2014)
そうかぁ・・・わがガーデンのゲートをくぐるときはそんな覚悟は要らんけどなあ・・・
そうかぁじゃないでしょ!高浜原発の仮処分、関電がすぐに仮処分取り消しの訴訟を福井地裁で起こしているじゃない、仮処分を認めた裁判官さんはもう転勤で名古屋に行ってしまったから、福井地裁の新任の裁判官さんがこの取り消し訴訟を担当することになるけれど、この新任の裁判官さん、プレッシャーがかかって大変よ、仮処分の決定を維持したら前の裁判官さんと同じように左遷されかねないし、仮処分を取り消したら世間から強烈なブーイングを浴びるし・・GGIが裁判官だったら神経がもたないわよ!
ほんまやなあ、でもオレが裁判官やったら、まあ関電のみなさん、これはあくまでも仮の処分に過ぎませんからあまり気にしないで、気にしない気にしない・・セッセとご自分の仕事に励まはったらどうですか、なんて・・・
そんないいかげんなことでは済まないわよ、関電さんがセッセと仕事に励むからこんなことになっているのよ、この仮処分を取り消さそうと、関電は最高裁まで頑張るわよ、でもねえ、そのまえにもうひとつ重大な関門があるの、高浜原発よりも以前に原子力規制委の審査をパスした川内原発の問題があるの
川内原発はどうなってるの?そういえば何か不祥事があって急きょ経産省の大臣に就任したオッサン、川内原発のことなんか何も知らんから、最初「かわうち」原発なんて言うとったなあ・・・
まったくその大臣さんと同様GGIもノンキですねえ、あのねえ、川内原発についても再稼働差し止めの仮処分の申し立てが行われているの、今日あたり仮処分についての決定が下されるはずよ
えっ!今日なの!それでインターフラワーネットの情報ではどうなりそうなの?高浜原発のときのような良いお告げはないの?
GGIさん、残念ながら川内原発については高浜原発のときのように良い知らせがあるとは限りません、今後は鹿児島地裁の裁判官さんが大変、プレッシャーがかかってかかって・・・再稼働差し止めの仮処分申し立てを認めなかったら、高浜原発では認められたのにどういうことなんだおよお~と市民の皆さんなどからは激しく叩かれるし、かと言って仮処分の申し立てを認めれば福井地裁のあの裁判官さんのように左遷され、もう出世は望めなくなりかねないし、それにどっちに転んでも鹿児島地裁の判断が福井地裁の高浜原発再稼働差し止め仮処分の取り消し訴訟に影響を与えることは間違いないのよ、だから川内原発についての結果が今後の日本の原発の行方を左右するといってもいいぐらいなの、わかった?GGIさん、わかったらサッサと顔を洗って、歯を磨いて、洗濯をして、ゴミを捨てて、清潔な暮らしに努めなさい!
なんだか、君たちはあの定期巡回ネコみたいやなあ、わかりました、清潔な暮らしはともかく、今日は正坐して心だけを清めて君たちからのよきお知らせを待つことにいたします
グッドナイト・グッドラック!