桜が満開です、でもここ数日寒い日が続いておりますので、満開のまま咲き止まっている感がいたします
桜と言えば
散る桜 残る桜も 散る桜
という名句がありますね、この句、良寛さんの辞世の句という説もありますが真偽のほどは定かではありませぬ
確かに名句ではありますが、散る桜も、残る桜も、観る人がいての話ではないでせうか、誰一人観る人なき散る桜、残る桜は・・・
かようなしだいで今日の写真は観る人なき桜並木の写真です、どうかクリックしてしかとご覧になってくだいませ
GGIが撮った写真ではありませぬ、朝日新聞の記者さんが福島県で撮った写真を借用したものです、昨日の朝刊、第一面に掲載されていました、GGIはこの写真を目にしたとき、説明文を読む前に、すぐにピンときました、以前の日記に載せました福島県双葉町の目抜き通りに掲げられている、「原子力 明るい未来の エネルギー」という標語が記された看板を撮った写真と構図がそっくりに思えたからです、手前に立ち入りを禁じる柵が大きく映っているからです
この写真を掲載した記事にはこのように書かれています
柵の先の春：全町避難が続く福島県富岡町の夜の森（よのもり）地区で、約2.5キロの町道沿いに植えられた桜が見ごろを迎えた。大部分が自由に立ち入りできない帰還困難区域に指定されている。「今年こそは花見を」と同町が国に除染を要請。3月には作業が終わったが、「周辺までは除染できず、安全性が確保できない」と立ち入りは見送られた。（福留庸友）
放射能を浴びた桜の木、観る人なき桜の花は、満開であるというのに、花の盛りであるというのに、なんとも例えようもなく寂しげです
桜の木にはさまれて、ポツンと黄色のランプを点している信号機も、とても寂しげです・・・・
グッドナイト・グッドラック・・・
