京都は北西の山中、高山寺に伝わる絵巻「鳥獣戯画」(正確には「鳥獣人物戯画」)が四年にわたる修復を終えて、十月から京都国立博物館で全巻が披露されるそうであります
「鳥獣戯画」で何といっても有名なのはウサギ君とカエル君が相撲をとっている絵です、カエル君が見事にウサギ君を投げ飛ばしている、まことにユーモラスな絵です、この絵は「日本の漫画の原典」であるとも言われております
今夜の写真は、先日新聞で紹介されていた、相撲の場面を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ
GGIも、この絵が大好きであります、そのため、おおむかしのことでありますが、ある画集に載せられていたこの絵を、墨汁で画用紙に模写?したことがあります、そのとき、やはり原画がよくできているせいでありませう、まったくの素人のGGIがまねただけでも結構さまになるものが出来上がった記憶があります
かようなしだいですが、このたび、この相撲の場面をあらためて眺めておりまして、GGIは何かしらおかしいなあ、と感じました、何がおかしいかと申しますと、勝ったほうのカエル君たちの異様なといってもよい喜びようです、有頂天ぶりです
まあ、相撲に勝ったことが嬉しいことはGGIにもよく分かるのですが、その喜びようは少々常軌を逸しているのではないかと思います、勝利した本人だけではなく応援団のカエル君たちまでが異様に浮かれ喜んでおります
勝った本人が大げさなポーズを付けて高らかに雄叫びを挙げているだけではなく、応援団のカエル君たちは浮かれ踊ったり、おおげさに地にのけぞったり、笑いがとまらんと地面を転げまわるしまつです、
大相撲秋場所の突如台風の目になった逸の城だって、大関や横綱を倒しても、カエル君たちのように大げさに喜んだりはしておりませぬ、いったいカエル君たち、何がそんなに嬉しいのでありませうか?
GGIはこのカエル君たちの異様な喜びようの影に、ある種の疑惑を感じるのであります、なぜたかが相撲でウサギ君に勝ったぐらいで、こんなにも、もう笑いが止まらないとばかりに有頂天になっているのでありませうか・・・有頂天の影に何かがあるのです、それは何か、そこにGGIは疑惑の様なものを感じざるを得ないのであります
有頂天の影に何があるのかは、もう夜も更けすぎましたので、明日にしたいと思います
グッドナイト・グッドラック!