UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

みなさんの学校は、原発から30キロ圏内にあります・・・・

2014-10-27 01:28:16 | 日記

前回の日記に、子どもたちは放射線についての授業でいろいろなことを学ぶと記しました

 先生は文部省が作った放射線のことを学ぶ副読本に沿って授業を進めていきます、先生による授業では放射線の性質などには触れても、肝心の原発事故についてはほとんど触れません、

 しかし、原発事故のことにちゃんと触れなければ放射線について学ぶ授業を行ってもほとんど意味がありません

 そこで先生が一通りの説明を行った後、この町(市)の原子力防災を担当している職員さんが授業を引き継ぎ、町が用意した「放射線の測定方法・原子力事故災害時の対応」という小冊子を用いて、原発事故に焦点を当てて説明を行います

 「3年前の3月に、福島県にある原子力発電所で大事故が起きました。このため、いま国内の原子力発電所は全部とまっていますが、みなさんも知っているように、この町は福井県と接しており、福井県には原子力発電所がいくつもあります。敦賀原発、もんじゅ、美浜原発、大飯原発、高浜原発、この冊子の8頁、《福井県内の原子力発電所からの距離と事故があった場合の影響範囲》と題された地図を見てください」

 今夜の写真はこの地図を撮ったものです、よろしければクリックしてご覧くださいませ

 「この地図で、赤色で示された地域や黄色、緑で示されている地域がありますね、ピンクの部分は福井県であることを意味しています、赤い円は原発から半径5キロの地域です、この地域で暮らしている人々は大事故が起きたらすぐに逃げ出さなければなりません・・・」

 「そして黄色で示されている地域、これは原発で大事故が起きた場合に、放射線を浴びないように避難することができるよう常に準備をしておかなければならない地域です、原発からおよそ半径30キロ内の地域です、みなさんの学校もこの黄色の地域の中にあります、緑の地域が湖国全体に広がっていますが、この地域は黄色の地域ほどではないけれど、放射線の影響を受けるかもしれない地域です・・・」

 GGIらがこの町の小学校で行われる放射線についての授業を参観させてもらうのは、ちゃんと原発の危険性についての説明が行われているかを確認するためです、さいわいこの町の教育委員会は放射線についての授業の大切さを理解しており、そのため授業の中に必ず市の原子力防災担当の職員による原発事故についての説明を含めるようにしています。このため、いまのところはGGIらは授業の進め方や内容はおおむね適切ではないか思っております。

 しかしながら、この地図を目にして、原発事故により避難する必要が生じるかもしれない地域で自分たちは暮らしているだと知って、こどもたちはどのように感じているでありませうか・・・また今は停まっているものの、福井県にある原発の再稼働が現実のものとなったならば、子どもたちはどう思うでありませうか・・・・

 グッドナイト・グッドラック!