透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

岡谷市川岸東の火の見櫓 ○

2023-01-19 | A 火の見櫓っておもしろい


1433 岡谷市川岸東 4柱44型正面オープン三面ブレース囲い 撮影日2023.01.18

 前稿に載せた火の見櫓の前の道路を車で数分進んだところで、この火の見櫓と出合った。


あれ、なんだか珍しい姿形だと思った。見張り台の鋼鈑張りの床の半分がスライドしている。「なるほどねぇ、こういうつくり方もあるのか・・・」。


見張り台の手すりにもリング(*1)付きの交叉ブレースが使われているせいだろうか、やけにリングが多いという印象を受ける。


櫓の中間の踊り場の床も鋼鈑製で櫓水平構面の半分しかつくられていない。


火の見櫓の手前に防火水槽が設けられている。


4つの構面の内、1面だけ、交叉ブレースを設置しないで、梯子を上り下りするための開口にしている。開口上部のガセットプレートにはブレース用の孔があった。梯子には板が充てがわれ、登ることができないようにしてある。岡谷市内でよく採られている方法だ。


*1 リング式ターンバックル



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