(再 過去ログ)上田市真田町本原 竹室公民館前 4柱44型たばね脚 撮影日2022.08.25
■ 櫓の一つの面を真正面から撮影するとフォルムが分かりやすい。全体的に整った姿・形で美しい。
円形の見張り台の床面の構成を観る。4本の柱材から2本の山形鋼(アングル材 以下同じ)をT形に重ねて持ち出し梁として設置し、山形鋼の方杖で梁の先を支えている。4本の持ち出し梁の先端を円形に加工した山形鋼の梁で繋ぎ、二次部材の根太材(山形鋼)を放射状にそれぞれ3本設置して、平鋼をすのこ状に並べて床面をつくっている。根太を放射状に架けたところがポイントで、端正だという好印象を与える。方杖材をはらませて(下側に曲げて)使っているが、構造的には疑問。反らせて(上側に曲げて)使う方が、見た目にも好ましい(前稿、後稿の火の見櫓のように)。