透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「歌謡曲の時代」

2009-01-29 | A あれこれ



■ 先日『酒は涙か溜息か 古賀政男の人生とメロディ』佐高 信/角川文庫を読んだ。そのつながりで『歌謡曲の時代 歌もよう人もよう』阿久 悠/新潮文庫を読み始める。

まず、このカバーデザインがなかなかいい。どこがいいのか説明することが出来ないがとにかくいい。

阿久さんは五千以上の歌謡曲の詞を書いたそうだ。「舟唄」で**お酒はぬるめの燗がいい 肴はあぶったイカでいい**と書いたかと思えば、**ペッパー警部 邪魔をしないで ペッパー警部 私たちこれからいいところ**とピンクレディに書いた。実に幅の広い作詞家だった。

その阿久さんが綴ったエッセー集。簡潔な文章、上手いなと思う。隙間時間読書に最適な一冊。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。