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■ 鉄筋コンクリート造の消防倉庫の屋上に建てられた火の見櫓
6段のブレースは全てリング式ターンバックル付き。フラットバーの交叉ブレースより櫓は透けている印象だ。下の長和町の火の見櫓と比較すると、「スケスケ感」の違いが分かる。
■ 屋根と見張り台
避雷針に付けられた矢羽根と根元に付けられた飾り、それから四隅の小さな蕨手。共に細い鋼材による繊細なつくり。
見張り台の手すり子も細い鋼材でつくられている。手すりのすぐ下の曲線によるデザインは女性的。立科町と同様に見張り台に赤色灯が設置されている。
見張り台に比して屋根が小さいのもこの辺りの特徴か。
■ 水平ブレース
櫓の下部に設置された水平ブレース。このブレースの必要性、有効性は私には分からない。
■ コンクリート基礎
旧望月町(たぶん)にて 撮影 120813
321 旧武石村(現上田市)にて 撮影120813
322 後方の建物は佐久市望月支所
なかなか優れたデザインだと思う。ただ残念なことに屋根が無い。
撮影 120813