■ 路上観察 外壁の下見板張り 松本市内にて 110214
板一枚のプリィミティブな小庇、瓦の組棟が渋い。開口部の幅は押縁のピッチの倍数に、高さは板巾の倍数に寸法が調整されている。このようなモジュラーコーディネーションは日本の伝統的な構法(工法とは本来意味が違う)では当たり前。日本の建築文化のすばらしいところだ。因みに寸法は押縁(簓子)の見付が30でピッチは450、板巾は210だった。1階の建具が木製ではなくアルミサッシになってしまっているのは残念だが仕方がない。
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