懲りない日本人

　　“　浜の真砂は尽きぬとも　世に偽装の種は尽きまじ　”
ヌヌッ、国産鰻の偽装で、首吊り自殺者も。
良～く考えれば、今どき国産の特定地の鰻が、スーパー等に卸せる程、獲れる訳ないんだが。
ちょっと売れ始めると、止まらないんですよね。　偽物使ってまでも、売り上げや視聴率を上げる事が。

同じ事が、１９７０年代もありました。
恐れ多くも天下のＳウィスキーの　『　たぬき　』　ボトルが、飛ぶように売れている頃です。
そんな時、誰かがフッと気付きました。
「　あれッ？　ウイスキーって最低３年かかるのよねッ！？　」
・・・山科の工場の樽の大きさから逆算して、製造が偽装だと発覚！
水とキャラメルとアルコールで、文字通り水増しされていると。
しかし、そこまでハッキリしていても、当時のテレビ・新聞・メディアで俎上に上ることはありませんでした。
何しろ、当時ＮＯ．１のＣＭ広告スポンサーですもの。
拝金主義のマスコミは、全員いっせいに口を噤みました。

その日のネタや自家製造品が終われば、「　今日は終了しました。　」　という潔い日本人は、もういないか？
経営コン様に、毎年右肩上がりを強制されてはね。

と、嬶の大声が　
「　あーたぁ～　（ヒゲに〝な〟は聞こえません）　、自分ばかりで亀せんべい喰ってしもうたつね！　」
「　ハイ。　今度のせんべいは事故米だけん、大事なカァーちゃんに喰わせられんたい。
　　そっで、うち喰うたたい。　」
物は言い様！！　　なんと優しい（？）旦那様でしょう？？　ありがとうございます　

五輪考 アフター

北京五輪、短距離走の王者　『　ボイド　』　の育ったジャマイカの地を放送していた。
彼が走って育った地形を見ると、なる程これなら、世界一が生まれる訳だと感心した。
これを見て思い出した事がある。

ヒゲが城東小学校５、６年生の頃です。
『　道具　』　が必要な授業の時、「　先生、忘れました。」　がヒゲの常でした。
老女教師は、「　走って、取りに返りなさい。　」　と、いつものワン・パターン。
ヒゲは、すぐに教室を飛び出しますが、校門の所まで来ると、ほんのささやかな思索の間があります。
右の道を行けば、急な荒れ道の登り坂で、しばらく大変だけど、そこを我慢すれば、お城の裏に出て、
後はゆるい下り坂の近道。
左に向けば、道はフラットで綺麗な道だが、遠回りの道になる。

さて、我が家にたどり着いても、道具がある訳ではありません。
満州引き上げの親達は、やっと商売を始めたばかりで、子供の勉強道具にかまっている閑はありません。
しばらくウロウロして学校に戻ると、ちょうど授業が終わる頃です。
取りに戻るというのは、走り続けるというペナルティー儀式みたいなもんです。
まぁ、そんな事が週に２、３回位はあったようです。
そんな調子だから、通知表は、いつも加藤ひふみ九段。１と２と３ばかり。　（５段階です。念の為）

そんな成績でも、ようしたもので、中学には進めました。
そして、・・・ある日
『　マラソン　』　という　『　長距離走大会　』　が催されました。
当然、ヒゲはどんこす　（最下位）　につけていました。
しかし、その日は少しずつ粘って、一人一人と抜いて行きました。　

そして、今の伝統工芸館の方に折れる道に出た時です、
目の前の一直線の道に、誰一人いないのに気づきました。
生まれて初めての出来事でした。
いつも人の尻（ケツ）ばかり眺めて走っていた人間が、初めて自分のケツを人様に見せて走る！！
まるで、映画　『　フォレスト・ガンプ　』　の１シーンです。
トム・ハンクスの偉大なる　『　ワン・パターン　』　からの奇跡。

小学校時代の忘れ物取りの走りこみは、他にも役に立ちました。
弱かった身体に　『　体力　』　を付けられ、中学からの勉強の巻き返しに貢献する事に。
有難うございました！　　竹野先生。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

ベートーベン 交響曲 第七番

先日、Ｔ　先生宅で聴いた　『ベートーベン・七番』　にまつわる話を、二日後に偶然目にする事に。
あまりのタイミング良さに、笑っていいものか？　　
ちと、心苦しく思ってしまったことでした。

幾十年も前の事です。
私とヒゲの会話（連絡）は、大半が文字によるものでした。　（俗に言う文通？）
その頃の郵便事情は悪く、度々遅延配達がありました。
ヒゲにとって最悪だったのは、その中の一通に演奏会のチケットが・・・。

私が封を切ったのは、当日の夕刻。　ヒャ～ツ！
今みたいに、携帯電話なんてありません。
ヒゲ（その頃は、ヒゲではなくニキビ顔）は、　隣の空席を恨み一人淋しく聴くはめになったのでした。

熊本交響楽団の演奏会で、『　ベートーベンの交響曲・第七番　』　。
『　第二楽章　』　が、『　おソウシキ　』　に感じるのはその時のトラウマか？
いやいや、そんな軟なニキビさんではありませんでしたよ。


　《　暇人になった最近の私は、アルバム等の整理を始めました。
　　　想い出いっぱいの重い物が山積みです。　パソコンに移行して、ＤＶＤで楽しもうかと。
　　　その一端が、手紙の整理だったのです。
　　　以前、二人の手紙（何故か取ってあるんです）を文芸誌に載せる話があったのですが、
　　　“　個性が強すぎる　”　とボツになりました。　》
　

日経平均株価ドン底！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　１５日付、熊日新聞の　『　ひとクマ時評　』　は、けだし傑作だった。
　　　　　　　　　　　　風刺画のお見本だ。
　　　　　　　　　　　　ヒゲも思わず、負けずに風刺謡を作りたくなった。


《　第一楽章　》　　　アレグレット　　　ひょうきんに　　　　
　　　　　　
　　　　　　８時だよ～！　　総裁候補全員集合～～！　　　
　　　　　　　　　　　　　ババンバ　　バンバンバン　　　あ～らソレソレ
　　　　　　　　　　　　　　　ババンバ　　バンバンバン　　　あ～らドッコイ
　　　　　　　　いい気だな　　　　　いい気だな　　　
　　　　　　　　　　　　　　バカなコ～ク民　　　　　踊ってダマす　　あ～らソレソレ
　　　　　　　　みんなで踊れば　 　 　テレビが来る～ 来る　 　 　あ～らソ～ラ
　　　　　　　　　　　　　　これで　　自ミ～ンが　　また勝～てる　　あら　ドッコイ！

　　　　「　長さんよ～、　今はな～、　日本はヒデーこつになっとるズラ！　」　　　


《　第二楽章　》　　　アンダンテ　　　象の足踏みみたいに　　

　　　　　　　　ドン　　ドン　　ドン底　　　　　　今日も　　株価は　　落ちるだけ　
　　　　　　　　　　　　　　こんな日本に　　　　誰がした～？　　　ズンズン
　　　　　　　　　イ ズ ミ　　　　　平ゾウ　　　　よう言うた！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ついて来れ～ば　　大もうけ　　　ズンズン
　　　　　　　　　気づいた時は　　大赤字！　　　　どうもならん　　日本国
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドン　　　ドン　　　ドン底

　　　　「　小林アキラ兄にー、　　ちょっくら　　ズンドコ節　　借りまっせ　」

イージス艦、海難審判に異議ありと

イージス　『　あたご　』　、領海侵犯の潜水艦を見失う！
おいオイ、同級生　（　ヒゲの同級生がエラ～イ？地位なんです）、海自を頼んまっせ。

まぁ、こんなダラしない隊にしたのは他にもおる。
安倍川餅とかいう人が、急に駒がなくなったといって、事もあろうに色気ムンムンの女性を
国防大臣にしてしまった。
『　キムタク　』　でも誰でも　♂　なら良かったのに。
“　ミニスカート　”　“　流し目　”　で閲兵しても、兵隊は　“　白い太もも　”　ばかりに目がいって、
思わずコケまっせ。

『　久米の仙人　』　とは、昔の人も良う考えたもんだ。
安倍川餅君の最大の悪政のひとつが、女国防大臣の任命だ。
だいたい女性がトップで、兵隊が命を捨ててまで戦えまっか？
そんな事だから、３６０度　“　目　”　があるハズのイージス艦が、太ももに目を取られ、
魔法が解けてレーダーから落ちてしまう様なザマに。

親が国会議員なら、バカ息子にせめて　『　久米の仙人　』　の話ぐらい教えとけよ　（怒）　
議員の心得として　『　女　』　は、要慎するものだとか。
変人先輩総理の　『　サプライズ　』　人事すれば、国民大受けとばかり、小池ばら子を国防大臣にするなど、
昔なら銃殺刑か？
お陰で、イージス艦は、今も秋めくら　（オット、使っちゃいけなかった）　のまま。
敵潜水艦からも、あざ笑われて逃げられっぱなし。

懲りない大酒飲み

昨日は、Ｔ先生　（　嬶曰く　：　色々な話題で貴方の相棒になれる存在の人だね。大切にね。　）　と、
『　Ｅｎｋａｉ　』　だった。
偶に出るシャバは、嬉しいものだ。
場所は平成界隈で、病気してからは、初めての地区。　変わりように、目がキョロキョロ　
渡りカニ・さんま刺し・インゲン天ぷら等など。　安い！
隣の部屋は、激しく盛り上がっている。　　今の日本、みんな辛いんだ　　
校長をしているヒゲの同級生もよく溢していた。　『　モンスターペアレンツ　』　は、実話だ。
久し振りの燗酒で、大酒飲みのトン子もいるから、先生はお酌で大忙し！　（スミマセンでした）

二次会は、先生の邸宅というハプニング。
ピアノの生演奏（先生、カッコ良かったですよ）を聴きながら、独ワイン・フランケンを楽しむ。

独特の型のボトル。　　　　　　　　　

圧巻のミュージック・ギャラリーから、ベートーベン　『　第七・シンホ　』　をリクエスト。
先週の　『　題名のない・・・　』　で例の青島先生が、第七交響にダンス音楽論を唱えました。
第二楽章でも、ダンス踊りを披露されたが、全く受けなかった。
先生とヒゲは、第二楽章は　『　おソウシキ　』　派だ。

肴は、個性的なナチュラル・チーズ類。
そろそろ、ヒゲは　？？？　　「　酔うてない、酔うてない！　（二回言うた）」
先生が、　「　マスター、顔を見ると解るよ。　長年のお付き合いだから。　」　と、小さな声で。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（　ヒゲには聞こえてません。　）
最後は、いつもの様に腰が立たない。　左足は不随意筋になって、ママの大荷物に。
家に着くと、ひとしきり悪態をつかれるザマ。
留守番させられたトンは、ふて腐れてご覧のポーズ。
大酒飲みのヒゲは　「　もう酒は飲まん、もう酒は飲まん。　」　　（　だぁれも、信じらん　）　

京料理には、通訳が

暑い夏を越すと、秋の風情を楽しむ旅行が楽しみになります。　
紅葉の京都は、最高ですよね。
『　京都　』　で、ヒゲの遊び仲間の叔父様（Ｏさま）との会話を思い出しました。


Ｏ　 　：　　おぅ、幸一（ヒゲの事）つぁん。　こないだ、嬶と京都に行って来た。
ひげ　：　　わァー、そら良かったですね。
Ｏ　 　：　　そっが、銭ばかり高うして、いっちょん腹んふくれんたい（満腹にならない）。
ひげ　： 　（苦笑）　まァ、そんなもんたい。

Ｏ　　 ：　　ウズラん卵の汁物がでたもん。そっと（それと）、白魚の茹でたつとオクラの酢ノ物たい。
　　　　　　川尻の店とあんまり変わらんたい！
ひげ　：　　ほんなら聞くバッテン、うずらの卵はまぁる（丸）なかったろう？
Ｏ　　 ：　　そう言えば、何かトロンとしとったバイ。
ひげ　：　　それは、ウ卵の温泉玉子で、手の掛かっとよ。　白魚も頭のなかったろう？
Ｏ　　 ：　　うん、そぎゃんたい。

ひげ　：　　京都では、白魚ん頭の後ろの星印みたいな所は苦かけん、そこを落としながら、
　　　　　　腹わたもはずすとよ。
Ｏ　　 ：　　あやん小まかつば、一匹一匹や？
ひげ　：　　そのとおり。
　　　　　　ついでに言えば、オクラの種も一個ずつ抜くとよ。種は渋いからね。
Ｏ　 　：　　ヒェーッ、わしゃあ、京都のオクラは種なしかと思うとった。

ひげ　：　　京都の料理は、仕事の過程を聞きながら味わうものだから、
　　　　　せめてひげぐらい理解しとる者と行かんと、なんも訳の解らんツアーになっですよ。
Ｏ　　 ： 　　ウーン、ホンナこつなァ！　良かこつ聞いたバナ。




　

天然物

　　　　　　　

　　　　　　　昨日、川辺川ダムの白紙撤回を県知事が決意表明！
　　　　　　　　　　　　　　　これで、ひとまず、球磨川の天然鮎は生き延びた！

２５年前の事です。　球磨川の天然鮎を手に入れるのは、大変でした。
いくつかのツテを頼ってやっと入っても、その当時の流通では無理がありました。
着いた時には、もう、腹が軟らかくなっていて、焼くと無惨な姿になるのです。


そして、時は流れ・・・　ある夏の日、突然電話が鳴りました。
「　マスター、俺たい。　今、川の中に居る（！）、　鮎は何キロぐらい要るね？　」
ヒゲは、一瞬絶句しました。
鮎は、片手から両手（１０本）までの単位しかなかったんです。

夕刻五時頃に到着した鮎は、それは、それは見事な鮮度でした。
ヒゲの天然鮎料理の勉強がスタートしました。

先ずは塩焼き　・・・
養殖物みたいに、何のためらいもなく串打って焼くという訳にはまいりません。
天然物は、大きさによって、なんと鱗（うろこ）を落とさねばなりません。
その他にも、腹わたの砂の噛み具合を確認する作業も。

刺し身・干し物・寿司用と、短い時間の内に振り分けて、楽しむんです。
所が、天然鮎料理を出す、市内では貴重な店を失くしてしまいました。
絶好のチャンスを頂いた、鮎漁師　・　ＨＡＮＺＯＵ様　＆　ＧＯ様、　ゴメンナサイ！！　
そして、御客様方もすみません。

さすが、『阿久 悠』さんの詩

昨晩、好みの歌手　『　高橋　真梨子　』　の歌番組を見ていた。
その中に、題名を聞いただけで、目を見開くものがあった。
私は、ヒゲみたいにＴＶおたくではないので、初めて耳にするものだったが、
１１年前の　『　阿久　悠　』　さんの作品だそうな。

　　　　　　　～～　目を見て語れ　恋人たちよ　　～～
　　　　　　　
　　　いつの間に、きみたちは面と対って、話せなくなった
　　　電話では、あんなにも、夜が朝になるまで話しつづけていたのに
　　　
　　　人間と人間は、やがて重たくなってしまうから
　　　逃げ場所を用意して、遠い会話ばかりで、心つないでいるのか

　　　目を見て語れ、恋人たちよ
　　　瞳の色の真実を、時に怯える瞼の動きを、心をいためて探り合えよ
　　　それが愛になる　　それが愛になる

　　　おたがいを語るのに、衛星（ほし）のたすけを借りてどうするの
　　　すぐそばにいるひとの、腕のふるえ感じる何か変化あったか

　　　目を見て語れ、恋人たちよ
　　　ガラスの壁を取外し、時に重たい現実受け止め、呼吸乱して語り合えよ
　　　それが愛になる
　　　目を見て語れ　恋人たちよ　　

　　　
恋人を　親　、教師　と代えても通じるものが・・・　
文部省唱歌　（今はないか）　にして、先生・生徒・親も一緒に歌ったら、
お互いに温かみのある心の交流が出てくるのでは・・・・
ギクシャク、辛酸とした話題を減らさなくては。
用件だけでなく、会話までメールで済ませる今風に、憂いを感じていた私には
ググット　　がくるものがあった。

田園酔狂よた話 パートⅡ

　　　　　　　　　（例によって、１部音声（？）を変えてあります。）

Ａ　：　　乾杯　　　とこっで、マスターは最近の調子はどぎゃんな？
Ｂ　：　　完全にテレビおたくたい。　たまにブログ書くぐらいが仕事（？）かな。
Ｃ　：　　Ａちゃんは、今度はおおごつなぁ。　三笠フーズ事件で、焼酎の撤収とか。
Ｂ　：　　そるバッテン、まさか日本酒まで拡がっとるとは、思わんだったばい。
Ａ　：　　俺は、マスターの店で日本酒を覚えたので、山田錦など特別な米ばかりで
　　　　　作っとると思うとったもんね。
Ｄ　：　　あぎゃん事故米は、北鮮に送っとよかたい。　『　脳卒中　』　のお見舞いて、ハデなのし付けて。

Ｂ　：　　所っで、知っとや？　俺達は　『　天下国家を肴に飲む会　』　て言われよっとぞ。
Ｄ　：　　うわ～！　武者んよか。　品良う呑まなんたい。ヒッヒッヒッ・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
Ｂ　：　　相撲も、もうすぐ秋場所バッテン、どぎゃんなっとだろうか？
Ａ　：　　摘まみ出されて、やっとクリーンなイメージになったが、もう一人残っとる。
Ｄ　：　　ロスケ３人は強制退去させて、ロシア風チャンコ屋さすっとよか。
　　　　　単品は、　『　ボ露シチ　』　～　大麻と煮込んでいます　～　ナンテ
　　　　　朝青龍も直ぐ引退してもらって、お国でモンゴル風チャンコ屋たい。
　　　　　　『　ひと口喰えば、たちまちカッカ、カッカと効いてくる　』　とか

Ｂ　：　　今、俺がカッカすっとは、中東のドバイあたりの若王族たい。
　　　　　砂漠とラクダしかない連中が　『　ロト６　（石油）　』　でまぐれ当たりし、
　　　　　文化や伝統もないくせに、偉そうに欧米のデザイナーをどなり散らす。
　　　　　お前ら、石油がなければ頭の中と一緒で、何～もなかっぞ！　（　怒　）