幻の黄金色・薩摩切子

大河ドラマ　『　篤姫　』　・・・　次回は、島津久光が江戸へ出立！
このシーンは、田園とも少なからずの接点があるのです。
回り回っての歴史の不思議さ・・・

『　篤姫　』　の中で登場するかは知りませんが・・・
確か、この久光が江戸から京への途中、イギリス人が行列を横切ったとして、
無礼打ちにした。　（　生麦事件　）
この報復として、イギリス海軍と薩摩藩とで戦争が起こった。　（　薩英戦争　）
この時の英艦隊からの艦砲射撃により、先代斉彬の　『　集成館　』　が焼失した。
これにより、グラスと共に秘伝書も無くなってしまった。

其れより遥か後、赤・青・緑と復元できたガラス細工・切子。
でも、　『　黄色　』　はなかなか出来なかった。
そして・・・又、時は流れ・・・平成元年、やっと復元された　『　黄色　』　が、その年に田園に運ばれた。

歴史の憂いをひっそり輝かせた因縁の切子は、『　田園　』　から　『　海王丸　』　へ引き継がれました。
ヒゲの紹介と言って、カウンターで冷酒を御注文下さい。　吟醸酒が良いかな？
「　よかったら、黄色の切子で御願い出来ますか。　」　と一言添えて。