５月１７日

１２年前の今日　（１９９９．５．１７）、　ヒゲの最初の手術の日です。
前日の突然の発症で救急搬送され、死を覚悟の態勢でした。
今度の再発で検診されたドクターの　・・・
「　よく生きてましたね！
　　あの頃の医学の技術では、僕は助ける自信がありません。　
　　授かった１２年と思っても良いでしょうね。　」
この言葉の通りです。
ドクターを含め、廻りの方々に感謝しながらの、１２年でした。
そして、今回も　・・・　「　もう少し（？）、生きなさい！　」　と。
これからも、２人３脚で、チンタラ・チンタラと歩いていきます。
皆さんに刺激を頂きながら　・・・

　　　　　　　
１２年前、手術室から出て集中治療室での事。
目を覚ましてくれるのか？　（植物状態の可能性もあったので）
家族が見守っている中、何か動き出した。
モウロウとはしているが、何か言おうとしている。
「　わぁーつ！　」　全員が涙顔で歓声を上げた。　涙が先か？　声が先か？
ヒゲは、一生懸命、訴えようとしているが、さっぱり判らない。
すると、右手が書くジェスチャーを　・・・
メモと鉛筆を用意すると、上の様に書いた。　？？？
“　たん　”　と判読するまで、ヒゲは顔を歪めていました。
「　痰を取ってくれ　」　この言葉には、ずーつと付き合うことになります。
今度の手術後の最初の言葉も、これでした。

集中治療室にあったメモ紙も色あせましたが、ヒゲが生かされた証の品です。

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