田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

ブラック・レイン

2020-08-23 21:04:51 | ヒゲの毒舌
つい最近の裁判ニュースに驚きました。 『 黒い雨! 」
「 まだでも、こんな言葉が生きていたのか!? 」 と。
先ずは、その記事を。

 「黒い雨」訴訟、84人を被爆者認定
 原爆による「黒い雨」を浴びたのに被爆者健康手帳の交付申請を
 却下したのは違法として広島県内の84人が手帳の交付を求めた
 訴訟の判決で、広島地裁が29日、全員を被爆者と認め公布を
 命じる判決を言い渡した。
 黒い雨を巡る初の司法判断。

       

もう随分昔の話だから、多少の解説が要るようです。
この黒い雨とは、広島原爆投下後に降った雨の事です。
放射能汚染されて、黒く見えた雨。
この雨を浴びた人達が、その後遺症で苦しんだ。
で、その黒い雨が降ったエリアを巡っての裁判です。
その範囲次第で、救済手帳が交付されるかどうかが決まると云う訳。
       
ヒゲ達は、小学生の頃から、何故か?
この “ 黒い雨 ” の事を、知っていました。
ある朝の登校の時、ヒゲは小雨だからと傘を開かず、
ぶらぶらと学校へ向かってました。
途中で会った同級生が言います。
「 ジュンな、何しとっとや?
   今日は、黒か雨ン降っよっとバイ! 」
          
ヒゲがよ〜く雨を見ると、なるほど少し汚れているようにも見えます。
慌てて! 傘を開き、深〜くかぶります。
まるで、頭だけは濡らさない様にとばかりに。
               
昭和30年代の熊本の小学生は、大人達の話を聞いていたのでしょう。
“ 黒い雨に頭が濡れると、髪の毛が抜ける ” と云う。
そう、髪が抜けると聴くと、東映映画の四谷怪談が思い出されます。
抜け毛シーンが、小学生をビビらせたのでした。
             
そして、裁判は国の控訴と云う展開。
長引かせ、時間稼ぎのいつもの国の戦法です。
その内に、原告の奴らはクタバルはずと、足元を見ているのだ。
誰か政府の連中に、黒い雨をぶっ掛けてくれないか?

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