田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

今夜(6/20)の小料理屋・あけみ

2009-06-28 19:36:01 | よもやま話・料理編
肴は、 枝豆 と くっぞこ (舌平目) ・・・

   丸々太った枝付き豆 = 100円      
こんな値段で、減反農家はやっていけるのか?
手が要る(?)料理で、需要が少ないせいかなぁ。
今はやり風居酒屋でも、せめて両端を切り落として、ウブ毛を取ってある枝豆が出ると、
少しホッとする。
中国産・冷凍枝豆は、せいぜい二次会のスナックあたりで、出してよ ・・・。

ヒゲが中学生の時、親父から寿司屋に連れて行ってもらった事がある。
付き出しに枝豆がでた。 それを喰っているのを見た親父が、激怒した!
「 お前は、中学にもなって、枝豆の喰い方も知らんのか!? 」
ヒゲは、豆を横笛式にくわえて喰っていた。
親の説は、こうだ ・・・ 
   豆を縦笛式に口の奥に入れて、引き抜きながらこさぐのが正しい食べ方だと。
なる程そんな物かと、疑いもせず、従ったのだが ・・・ 。
田園の店で、お客様方の頂き方を観察してみると、どうも横笛式が多いようなのだが?
皆様は、どうでしょうか?

   今でこそ、黒豆の枝豆も流通するようになって、
                 そんなに珍しくなくなったのですが ・・・
18年程前、
“ 美味しんぼ ” にも 『 黒い枝豆 』 等と紹介された頃です。
ヒゲの所にも、使わないかと打診がありました。
丹波の黒枝豆! なんと兵庫の酒流通(!)から、送られるものでした。
その頃、 酒 ・ 酢 ・ 醤油 などの上物は特定の酒シンジケートの独占でしたから、
解らないでもない話です。
但し、元価が掛かった割には、熊本の方には、いまいちウケが悪かったのが残念でした。

付き出しの枝豆の後は、 1パック3匹入り = 390円 の舌平目。
なんと全部子持ちだ。
今の、 『 浮き渡りカニ 』 もそうだが、子持ちを取り過ぎないようにするのも、
海資源保護の大事な所だ。
アジ・サバも、ちょうど繁殖期の “ 若い ” メスを取り過ぎて、少なくなっていると聞く。

          

舌平目は、鱗を取り、頭を落とし、黒っぽい方の表皮を取るのがミソだ。
剥きにくいので、布巾を使うのが良い。
皮を取る理由は、生臭さがあるからです。
裏の方は、取らなくても構わない。 (カァちゃんは神経質だから、遮二無二取る)
熊本では、すぐ 『 くっぞこの煮つけ 』 にしたがりますが、ここはバター焼きに
こだわりたいところ。
中骨にそって包丁目を丁寧に入れて、塩胡椒し、小麦粉を打って焼けば、
こんなに安くていいんだろうかと呻ってしまいます。
切り身にするような舌平目は、ベラボウな値段 (中央で) ですが、
熊本には、チョット小振りで安い良い魚がまだまだ落ちている。

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