田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然物 (思い出話・続編)

2008-09-29 17:42:08 | よもやま話・料理編
夏の日の土曜日、ヒゲは朝から空を読みます。
雨が降って、風もチョット強い。 今日は、漁はムリかな?
そして、安心(?)していると、突然鳴り響く、電話。
「 マスター、今、菊池川バイ! いっぱい獲れた。 どれくらい要るね? 」

ヒゲは、すぐ打電 (FAX) します。
「 ニイタカヤマ ノボレ 」 = 「 天然鮎がくるぞ~ 」 と。
前日に打ち合わせした予約客の献立が、
ターミナルの電光掲示板みたいにパタパタと変わります。
                               
FAXを受けとった調理場は、大変です。 これ、これ、これ、と変更確認作業。
これが、実は大ごとなんです。
板場の頭は、電光掲示板みたいにスイッチの入れ替えで、簡単に変わりませんから。 

そうこうしていると、鮎が到着。
五時!  バタバタしながらも、 『 いつもの様に幕が開き  』 始まりです。
変更を間違えないように、調理場も必死の形相。
『 天然鮎の姿造り 』 も、結構な “ 喝采  ” をあびます。
真子・白子が入っている時は、軽く塩もみ洗いして、生のまま添えます。
田園では、山葵ではなく柚子胡椒。
醤油と酢味噌で提供しますが、他の献立と重ならない時は、梅肉も。

あっ! パタパタ、目まぐるしく電光掲示板が変わるのが、もうひとつありました。
       【  本日の  日本国・首相&大臣  御名前板   】 

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