熊本弁は意味深！？

さて今日は、熊日新聞に投稿されたオモロイ一文をご紹介します。
わりと自然な熊本弁の文章です。
でも、県外の方たちにはハードルが高いかもしれませんね？！　（笑）
　　　　　　　　　

《　熊本弁まっだし　誤解ば受けたがまだしもん　小塩博文　６０歳　》

こないだの　“　熊本弁まっだし　”　に、負牛（こってうし）の尻ば「じご」て
振り仮名の振ってありましたな。
そっで今日は、体ん呼び方の熊本弁ばちっと掘り下げてみまっしゅい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
　昔、地域の健康調査ばして回りよった頃ん話、
じさんの「　明日、じごんすのいしゃどんに行かなん　」　て言いよらしたつば
思い出したばいた。
何のこつだろか、て思うとったら、肛門科のこつだったったい。
懐かしかなあ。
　　　　・・・　中略　・・・　　　　　
　　　　

　そるかる、昔上司かる「　やねがえに行ってくる　」　て言われて
何のこつだろかて思いよったら、散髪のこつだったたい。
武者んよか言い方のあっとたいな。

　もういっちょ思い出したばい。
昔、知り合いの会社に北海道かる転勤してこらした男ん人のおらしたげな。
そん人の地方の方言でな、男ん人のいちもつば　「　がま　」　て言うらしかったいな。
そしたら会社の若っかおなごん子の「　がまだしもん　」　て言うとに
たいがな（とっても）たまがらして　「　もういっぺん言うてみ　」　て言わしたげなですたい。
　まっこて方言な面白かですな。　なら、今日はこっでしみゃあ。
　
◇　係（熊日の）かる　　「がまだしもん」が「◯◯出し者」て聞こえらしたわけですたいな・・・。
◇　ヒゲかる　「がまだしもん」とは、内のカァちゃんのゴツ、骨身を惜しまず働く者を言います。
　　　　　　　　例えば、「　内ン嫁ごは、そうながまだしもんバイ！　」　と威張って胸張る。
◇　秘書かる　　“　こって牛　”　を　“　負牛　”　とは初耳。
　　　　　　　　使い方は、「　あん人は、こって牛のごつ動かっさん！　」　みたいに、
　　　　　　　　動きが悪い人・お尻が重い人のことの様に記憶している。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　
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