田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

鶏スキは、お好き?

2014-08-16 19:03:11 | よもやま話・料理編
先日は、ビーフのすき焼きの話でした。
今日は、チキンのすき焼きの話です。
いわゆる上身を使う、上品な “ とりすき ” とは随分違うヒゲ家のすき焼き。
とりは鶏でも、鶏モツのすき焼きです。
今風な表現では、鶏のホルモン鍋と言う事も。

主役は、キンカン。
キンカンと言っても、木になる金柑ではありません。 (笑)
鶏が一個づつ卵を産みますが、ソノ産む前の未熟たまごとそれを包む卵管と云う臓器が
今日の主役です。
               
ひと昔前の酒飲みの方にはなじみの “ 突き出し ” かもしれません。
キンカン卵と短く切った卵管を、刻み生姜を効かせた甘辛い出汁で炊いた物です。
           
田園で出す時は、炊いたキンカンを食べ易いように、ふたつ切りにしていました。
口の悪い(!)H田大先生も、懐かしいと喜んで頂いておられました。

鍋の時は、このキンカンだけでは単調です。
だからヒゲは、鶏の皮・レバー・砂ズリを加えました。
        
牛すきの時は牛脂を焼いた様に、鶏皮をゆっくり焼いて脂を引き出してからスタートです。
野菜盛りは、牛すき焼きの時と同じでイイでしょう。
モツ好き焼きの場合は、煮加減がいろいろ。
レバーと卵管はじっくり、砂ズリはさっと。
キンカンは、好みでミディアムにすると、噛んだ時に半熟玉子の食感が。
ヒゲ達は、この鍋の時も溶き卵を使いますので、親子丼ならぬ親子鍋と云うベキか。

鍋の煮汁は、牛すきの時より水っぽくなります。
レバーから、水分と栄養分が溶け出るからです。
だからシメは、オジヤでなくて、ウドンでも楽しい。
煮汁を吸った栄養タップリの焼きうどん!
レバー嫌いな人もOKかも。
そんな、安価で栄養分タップリの鍋ですが、最近は余り出来なくなりました。
なんでも、B級グルメフェアーとかで、山梨県辺りのキンカン卵を使った煮物が人気になったせいか?
熊本のヒゲの近くでは、見る機会がなくなった様な気がします。
手に入りにくくなったのは、非常に残念なことです。

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2 コメント

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Unknown (batten)
2022-11-06 22:33:17
鶏もつのキンカンなんて昔は貧乏人の食い物でした。記憶じゃK/200円しなかったかと。
最近は鶏も牛も豚も馬も臓物が値段も人気も高くておどろいています。

タンなんて父親は食べませんでしたから。
大阪の大衆酒場ではキンカンや温い豆腐や粕汁が定番でしたけど。2品と2合で1000円でした。
近ごろは焼鳥屋でチョウチンとか称して500円/本つける店もあります。

だいたい、鶏屋がなくなりましたね熊本は。卸専門でも今は一軒だと思います。
師匠は丸鶏一羽の一枚開きで4分かからずでしたが、私は今でも6分はかかります。
これからの職人はガラスキ・骨スキなんて使うことあるんでしょうかね。
返信する
赤ちょうちんに誘われて♫ (ヒゲ)
2022-11-07 18:18:38
いやあ、ホンマですね。
やたらモツとかスジとかが高額になって⁉︎
我ら赤ちょうちん世代も、5百円では気安く
チョウチンを焼いてくれとは言いにくい。
内臓モノが評価されて良しとすべきでしょうか?
私みたいな痛風前科持ちには、何やら違和感が。

所で今熊本では、妙なモノが流行っている。
梅毒とアニサキスです。早く熊大が電気ショック
・マシンを開発してくれないと困ってしまう?(笑)
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