田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

カキ氷は、何故美味しくなったか?

2012-09-17 17:30:21 | ヒゲの毒舌
最近のお気に入りだったCM。
今年の節電に協力して貰う為の、アイデア物です。
コレが、中々善いのです。
親子が居て、冷房を節約しながらの会話。
汗をかきながら ・・・
母親(菊川怜) 「 暑いですネ? 」
子   「 でも、カキ氷は美味しくなったですヨ! 」
                              

このシーンに、最近の日本人が忘れてしまったものがある様な気がします。
カキ氷は、クーラーのよく効いた部屋で食べる物と思い込んでいるのでは?

最近のアベック、お互い左手にケイタイ、右手にビールジョッキ。
今や、ザラになった光景です。
ある日、携帯が不通に!
不便ですね~ 
しかし、 「 二人でのおしゃべりッて、こんなにも楽しいの! 」 と云う事に。

人間ばかりではありません。
最近の飼い犬や猫には、年中ドライ・フードの餌が山積み。
すると、どうです?
人から直接エサを貰わない犬猫は、お座り・お手をしなくなる。
更に食い物を有り難がらない犬猫は、飼い主さんに感謝する事を忘れる。
下手すると、ウチの猫みたいに飼い主に噛み付く罰当たりも。 (笑)

親子の食事でも、ゲーム機やTVが故障していたら ・・・
親子のおしゃべりが弾んで、 「 今日の食事は美味しいネー 」 と。
不思議な事です。
いつもは、ゲーム機やTVに目が飛んで、目の前の料理を見る事無く、口に運ぶだけ。
家族団らんなんて、過去の時代の話になってしまいますね?

今や、新幹線での移動は当たり前。 
それが、ある日突然不通に ・・・ 親子は、普通列車で故郷へ。
親 「 遅いから、時間が掛るネ~ 」
子 「 でも、きれいな風景がユックリ観れるヨ! 駅弁も食べれるし。 」

こんな狭い日本に、全国新幹線を通して貰いありがたい話です。
サラリーマンが出張しても、日帰りが普通の話に。
出張お泊りなんて言葉は、今や死語に。
地方の赤ちょうちんをくぐる楽しみも無くなりました。

越の寒梅や森伊蔵は、入手し難いし高価だから、有難がって飲むと何故か旨い。
戦後の呑み助のウイスキー、ヒゲ達が舶来品と称して有難がった時代のスコッチ。
ジョニー黒なんかが、ドリンク棚に鎮座して居るのを見ると、感動したモノだ。
「 スゲー、ここの家はジョニクロがあるじゃん! 」 と。

ヒゲ達リタイア組は、夕刻になると、 「 時間が来た~ 」 と言って、
生ビールを当たり前みたいに飲み始める。
所が、現役だった頃みたいに美味しくない。
「 思わず、このビールはヌケている? 」 なんて思ってしまう。
やはり他人様の為に、ひと仕事した後のジョッキが遥かに旨い。

今は真夜中でも、腹が空けばいくらでも、食いもんが並べてあるコンビニが開いている。
何とありがたい日本でしょうか。
昭和の時代、真夜中の食事は難しい事でした。
布団かぶって、ひもじい腹を抱えて、ひと晩こらえるとやっと朝食が。
この朝飯を頂くと、白ご飯の甘いこと!
みそ汁の具の味にさえ、気が回るのです。
さて現代日本では、電気をタップリ使ってこんな便利なコンビニを日本中に設置して頂き、
三回の食事を欠く事は無くなりました。
お陰で、日本国民は腹を空かせる暇もありません。
するとどうでしょう?
何時の間にか日本人は、食べ物に感謝する事も忘れ、目前の弁当が無闇な程の輸入物で
作られている事に思い至らない。
日本人に、天罰がくだらない事を祈るばかりです。

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