田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

時をかけるヒゲ爺~まさかの進軍

2012-09-12 15:02:57 | ヒゲの盤上の世界
予備校から三年程経ったある日。  ( 9/1のブログ参照 )
何時もの関西チェス例会が終わった後の打ち上げの席での事です。
映画 “ Shall we dance ” で見られる様に、同好の仲間内で飲むのは、
大変楽しいものです。
その日はことの外、酒が進みました。
酒が回ったヒゲが、立ち上がった!

「 皆さん! 俺たちで、京都の将棋界の連中をビックリさせてやろうじゃないですか? 」
ほろ酔いチェスプレーヤー 「 オウッ! オモロいやん。 で、どないすると? 」
ヒゲ 「 俺たちは、京都チェス・クラブの名前で将棋大会に参加すっとよ。
     ほら、京都新聞社がやっている京都滋賀・職域団体戦の団体の部に。
     チェスが本業だが、ホンの余技で将棋もやってますけどと言いながら。
     そんな片手間のチェス・クラブが決勝戦まで行くと、新聞にチェスの名前が載るし! 」
T富さん 「 だけど、このメンバーで、決勝戦までたどり着けるかいな? 」
ヒゲ 「 いや、大丈夫! 皆さんで二勝して貰うと良いンです。 たった二勝ですヨ 」
N谷 「 だって団体戦は、三勝で勝ち上がりでしょう? 後の一勝はどうするんですか? 」
ヒゲ 「 ウン! その分は、俺が全部勝つから! 任せといて 」
一同 「 エーッ?? 」
   「 よっしゃ、やろう! 新聞に載れば、チェスの良い宣伝にもなるし、ハハハ、ハー 」

盛り上がって、メンバー表の作成が始まりました。
「 T富さんは、一番ボード、大将席に。
  まあ、捨て駒と云うか? 割と大物食いが出来るキャラやし!  ハハハー
  ヒゲは中央で、全勝狙い 」
こんないい加減さで決められたメンバー表で、京都新聞社に参加申し込み。

そして、その日が訪れました。
団体戦には、ピッコロ将棋クラブや京大A・Bチームやら強豪がひしめき合っていました。
とても臨時のかき集め集団チェスクラブが、生き残れるハズは無いと ・・・ 。
しかし、ソノ弱小集団は、まさかの進軍を始めたのです。
“ たった二勝! ” と念じながら。
チェスプレーヤーの将棋なんて痴れてると、舐めて掛かったのも有るでしょう。
全試合を “ 3ー2 ” と云う最小限の効率の良いスコアで、とうとうファイナリスト!
京都の強豪チームの連中からすると、信じられない事でした。
だって、 “ 京都チェスクラブ ” なんて、誰ひとり名前さえ知らない男たちのチームです。
さて、決勝戦は ・・・
              ==  to be continued  ==

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コメント (3)
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