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リロイ・ジョーンズの『ブルース・ピープル』

2011-03-08 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

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 2004年に新訳で出た、リロイ・ジョーンズの『ブルース・ピープル』が、2月に文庫本で再版になった。

ブルース・ピープル-白いアメリカ、黒い音楽 (平凡社ライブラリー)

 リロイ・ジョーンズは、いまは、アミリ・バラカと改名している詩人、小説家、劇作家、評論家だ。いまもバリバリのマルクス主義者のコミュニストだ。この本が最初に出版されたのは、1963年(昭和38年)、公民権運動が激しいときだった。アフロアメリカンの歴史と音楽を、怒りをもって書いている本だ。この本をいま、ジャズとブルースの解説書を期待して読むと、かなり重いだろう。

 日本で最初の翻訳が出版されたのは、1965年(昭和40年)のことだ。上林澄雄の訳で、『ブルースの魂 白いアメリカの黒い音楽』というタイトルだった。

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