Ommo's

古い曲が気になる

ビージー・アデール

2010-07-30 | 日記・エッセイ・コラム
マイ・ピアノ・ロマンス マイ・ピアノ・ロマンス

銀座・山野楽器の店頭で平積みで大々的に売っていた、ビージー・アデールは、ジャズ・ピアニストだ。1937年生まれだから、73才だろうか。可愛いおねちゃんが売りの日本のミュージシャンとはすこしちがう。キャリアがすごい。

ビージー・アデールは、ケンタッキー州生まれだ。5才からピアノをはじめて、ウエスト・ケンタッキー大学のあと、テネシー州のピーボディ大学でもピアノと楽典を勉強して、最初の仕事は、テレビ局のリハーサル・ピアニストだった。

以来、ジョニー・キャッシュ・ショーのピアニストを長い間やり、メンフィスを拠点に、さまざまなジャンルのレコーディングでピアノを弾いている。コンサートのライブでも、カントリーのドリー・パートンから、ジャズのキャノンボール・アダレーまで、ビージー・アデールがピアノを弾いている。

わたしが大好きな、オクラホマ、タルサのギタリスト、J.J.ケールのアルバムでも、ビージー・アデールはピアノを弾いている。

アメリカ南西部のさまざまなジャンルのレコードで、ビージー・アデールのピアノが活躍した。プロちゅうのプロだ。

ソロ・デビューが、1991年だから、おそい。ピアノ・トリオのアルバムを発売したのは、54才のときだ。いらい、23枚のソロ・アルバムを発売している。

アメリカで、23枚ものアルバムを発売しているピアニストが、なぜか、日本では、国内盤が1枚しか発売されてない。2枚目が、9月に発売になる。日本の最近の音楽事情の貧困を象徴するようで悲しい。

まあ、日本の若者は、秋葉のAKBなんとやら、とか、韓国のアイドル・グループを聴いて、耳が腐るのいいだろ。同情はしない。

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    ビージー・アデール・トリオ Misty http://www.youtube.com/watch?v=lGEidwEliyY&feature=related


ビージー・アデールが、心地いい

2010-07-30 | 日記・エッセイ・コラム

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雨がやんだので、電車にのって、銀座にきた。ひさしぶりに涼しい夜だ。

風に吹かれて、銀座の中央通りを歩きたかった。銀座・山野楽器の店先は、ビージー・アデール大会だ。

  ビージー・アデール Love Me Tender http://www.youtube.com/watch?v=8FDqeu8Nq9U&NR=1

ビージー・アデールのことは、明日、また……。


清高くん、テツヤくん、敦賀くんも会場を訪ねてくれた

2010-07-29 | 日記・エッセイ・コラム

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帯広在住30年の写真家、戸張良彦さんの、銀座での個展が無事終了した。東京でのはじめての展覧会だった。いわば、メジャーデビューだ。

お祝いに、ジョイの浦島さんが帯広からやってきた。十勝毎日新聞東京支社長の永田さんも初日に会場にきてくれた。永田さんの手配で、北海道新聞も取材にきてくれた。

25日の日曜日には、元キャデラックスリムのテツヤくんと敦賀くんが、会場を訪ねてくれた。義理堅い人たちだ。30年まえ、かれらのバンドがデビューして、世界歌謡祭に出演したとき、会場の日本武道館まで撮影にきてくれたのが、戸張さんだった。

わたしの3大ギタリストのひとりは、今回の個展開催を祝って、戸張さんの作品を買ってくれた。帯広のアーティストのメジャーデビューを祝いたい。男気だ。わたしのブログを見ている人は、それが、だれか、わかるだろう。

似内清高くんも会場を訪ねてくれた。清高くんは、東京でのPR・告知を助けてくれた。一般紙からスポーツ新聞まで、在京16紙の文化欄、催事欄に個展の開催告知を書いてくれた。

いろいろな人の力をかりて無事終了した。ありがたく、めでたいことだ。わたしもお手伝いをしたかいがあった。

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画廊のオーナー、柴田悦子さんと戸張さん。


She's Not There

2010-07-26 | 日記・エッセイ・コラム

                                             

ひさしぶりに『キル・ビル2』をみていて、後半バックで流れる、ゾンビーズの“She's Not There"が、いいのだ。1964年のイギリスの曲だ。めちゃくちゃ、かっこいい曲だ。わたしは、イギリスのブルーアイドソウルの名曲のひとつだと思う。

  ゾンビーズ She's Not There http://www.youtube.com/watch?v=f5IRI4oHKNU

キル・ビル Vol.2 (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第2弾) [DVD]


なかなか、うまく、いかない

2010-07-24 | 日記・エッセイ・コラム
          
旅先で、人のMacのパソコンで、じぶんのブログを書いているので、なかなか、思うようにいかない。(遠慮もある)。

いつもプロバイダのプログで表示されていたフォント(文字の字体)と、ここから打って表示されるフォントが、ちがう。どうしたらいいか。考える。それをどう設定するのか?  いろいろやってると、すぐにわかるだろうが

なんだが、Windowsが、なつかしくなってきたな。













お留守番

2010-07-22 | 日記・エッセイ・コラム
              
茨城県に来ている。仕事じゃない。留守番。

娘たちが旅行にでかけた。そのあいだ、ゴールデン・レトリーバーのクーちゃんの散歩と餌やりの留守番にやってきた。4日間の泊まりだ。

そんなわけで、このブログは、娘の MacBook Pro を使って打っている(わたしは、Windows のデスクトップしか持っていない)。Macをつかうのは、10年ぶりくらいだろうか。こんな最新のやつは、はじめてだ。なんだか、わくわくしてしまう。なかなか使い心地いい。やはり、ハードは新しいものにかぎる。こういう使い勝手のいい最新PCをつかうと、いくらでも文章が書けるような気がしてとまらない。じつにたのしい。

戸張さんの銀座での写真展は、きょうで、なか日。10日間の会期の5日がすぎた。いろんな新聞社や雑誌社の取材があり、画商さんもたくさんやって来る。一般客も多い。さすが東京・銀座の画廊だ。盛況だ。わたしが、会場にいてもお手伝いできることは、もう、なにもない。あとは撤収日の、梱包の手伝いにでかける。

戸張さんの個展も気になるのだが、クーちゃんの散歩のために、茨城までやってきた。

茨城県といっても、常磐線で上野まで1時間かからず行ける。この家のご主人、つまりわたしの娘のダンナも、ここから毎日、銀座の会社に通勤している。このあたりの新興住宅街の住民は、ほとんど都心に通っている人たちだ。若いサラリーマンが一軒家を手に入れるには、このあたりまで来なくちゃならない。片道1時間の通勤時間など短いほうなのだ。

海の見えるところに住みたいという人たちは、湘南の海岸あたりに家を建てるか、マンションを買う。わたしの知人は何人も、海の見える家を朝5時すぎに出て、始発電車にのって都心の職場に通勤している。これを30年ちかく、定年までつづけるのだから、たいしたものだ。

北海道・十勝なら、広尾町や足寄町や新得町から帯広市内に通勤するようなものだろうか。しかし、東京都内の会社は、たいがい車での通勤を禁じている。来客用、役員用はあっても社員のための駐車場というのは、まずない。朝の高速道路や一般道の渋滞や、駐車場の確保のことを考えれば、自家用車で都心に通勤するのは、あまり合理的とはいえない。早朝家をでて、バスや自転車やバイクにのって駅に着き、満員の電車を乗り継いで会社にたどりつく。それが、東京の勤労者たちだ。

梅雨明けの日いらい、関東はすさまじい真夏日がつづいている。熱射病でもう何人か年寄りが亡くなった。クーちゃんの散歩は、夕方、日がかげってからだ。


金賢姫の来日の不気味

2010-07-21 | 日記・エッセイ・コラム

                                 

北朝鮮のテロリスト、金賢姫(キム・ヒョンヒ)を、日本人の税金をつかってジェット機をチャーターし、日本に招待した。まるで国賓だ。ギャラも支払うという。親朝鮮のプロ市民・菅直人らしい、愚かな処置だ。

特赦になったといえ、金賢姫は、乗客乗員115人を殺した航空機爆破テロの卑劣な実行犯だ。テロリストを容認する日本政府の幼稚な処置は、国際的にけっして理解されない愚行だ。

入管法で、日本あるいは外国で1年いじょうの懲役または禁固刑をうけた外国人は、日本に入国することはできない。金賢姫は、懲役なんてかわいいものじゃない。死刑囚だ。今回は、千葉法務大臣が、超法規的な特別許可をだした。

かって、日本人拉致の実行犯・辛光洙(シン・ガンス)の助命、釈放嘆願書にサインをした菅直人と千葉景子が、今回の政治パフォーマンスを主導している。菅直人、千葉景子、こいつら団塊の社会主義者の厚顔無恥には、あきれるばかりだ。

金賢姫が滞在しているのは、前首相・鳩山由起夫の別荘だ。金賢姫を来日させることの見返りに、ルーピー鳩山と菅直人の民主党政府は、韓国政府にどんな約束をして、いくら払ったのだろう? きっとその約束は、日本国民にとって、ろくなことではないだろうし、使われた巨額の税金も、国民の生活になんの役にもたたない出費だろう。

金賢姫の来日は、日本人拉致問題の解決になんの役にもたたない。ただの政治ショーだ。「拉致問題もやってます」という政治パフォーマンスだ。民主党、お得意のプロパガンダだ。それを、テレビがフォローして、大騒ぎするわけだ。

テロリストを国賓待遇でむかえる? バカな国になってしまったものだ。

   

   千葉景子 シン・ガンス保釈嘆願の言い訳 http://www.youtube.com/watch?v=C5piXqXK3A0&feature=related                       

   菅直人 シン・ガンス保釈嘆願の言い訳 http://www.youtube.com/watch?v=Pe4RmyRX1YI

                       

「逮捕されるべき犯罪者が、要人扱い」http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0721&f=politics_0721_004.shtml

                         

民主党は、下品下劣な国会議員の巣窟だが、横峯良郎というやつもすさまじい。http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100721/crm1007211350025-n1.htm


ストレート・ノー・チェイサー

2010-07-20 | 日記・エッセイ・コラム
Straight No Chaser Straight No Chaser

『ストレート・ノー・チェイサー』は、セロニアス・モンクの名曲のひとつだ。マイルスの演奏でも有名だから、歳を取った人は、むかしジャズ喫茶でよく聴いたのじゃないだろうか。

    セロニアス・モンク Straight,No Chaser http://www.youtube.com/watch?v=hIkmNNmAnAM&feature=related

                       

マイルスの演奏は、テナーサックスが、ジョン・コルトレーン、アルト・サックスが、キャノンボール・アダレー。

    マイルス・デイビス Staight,No Chaser http://www.youtube.com/watch?v=pthTtLZINHQ&feature=related

                  

ジャズ好きのクリント・イーストウッド監督は、セロニアス・モンクのドキュメンタリー映画を撮影している。そのタイトルが『ストレート・ノー・チェイサー』だ。

セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー [DVD] セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー [DVD]

   セロニアス・モンク Blue Monk http://www.youtube.com/watch?v=SmhP1RgbrrY&feature=related


北海道で、チック・コリアの運転手をやった

2010-07-19 | 日記・エッセイ・コラム

 

Now He Sings Now He Sobs Now He Sings Now He Sobs
                   

わたしは、ロック、ニューミュージックのレコード屋だったが、ジャズにも無知ではない。

わたしは、チック・コリア・ソロ・コンサートの、チック・コリアの運転手だった。 札幌・ミューズ・コーポレーション・木ノ内社長からの依頼だった。木ノ内さんは、札幌にマイルスやロリンズを招聘していたジャズのプロモーターだ。

わたしが運転して、チック・コリアは、うしろの席にいる。おなじ車にいるだけで胸が高鳴る。興奮する。聞きたいことがたくさんある。わたしのブロークン英語が炸裂する。

わたしが、チック・コリアを好きになったのは、Now He Sings, Now He Sobs だった。1968年、わたしが、帯広駅前で小さいレコード屋の店長になった年のアルバムだ。

「あのトリオのアルバムが、最高に、好きです。そのまえに、モンゴ・サンタマリア・バンドでもプレイしてましたね。サルサ・バンドですね」

「ダンス・バンドで演奏するのが好きなんだ。じぶんのピアノで踊ってくれるのが、うれしい」

わたしが運転手をした、そのソロ・コンサート・ツアーは、チック・コリアが、クラシックを弾くという旅だった。チック・コリアがソロで弾くモーツアルトが売りのツアーだった。

   チック・コリア・トリオ 1968年 http://www.youtube.com/watch?v=hYiZnO0vflI

                                             

わたしがアイドルにする、ジャズ・ピアニストは、セロニアス・モンクだ。モンクは、わたしには、神だ。モンク作曲の「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」は、名曲ちゅうの名曲だ。メロディーは、怒りと、諧謔と皮肉と、自虐にみちて、痛烈で、そして、悲しくセンチメンタルだ。美しい。

      セロニアス・モンク Round About Midnight    http://www.youtube.com/watch?v=OMmeNsmQaFw

                

セロニアス・モンクの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」は、ジャズのプレーヤーに愛された名曲だ。ウエス・モンゴメリーの演奏は、すばらしい。圧巻だ。マイルスの名演もある。ギル・エバンスのアレンジが、もう、メチャクチャかっこいい。

  ウエス・モンゴメリー Round About Midnight http://www.youtube.com/watch?v=MOm17yw__6U&feature=related

  マイルス・デイビス Round About Midnight http://www.youtube.com/watch?v=td3SE3zEVP0&feature=related


銀座・十勝屋で

2010-07-19 | 日記・エッセイ・コラム

                                          

昨夜は、銀座の十勝屋で、浦島さん、永田さん、戸張さん、そしてわたし。4人で十勝の食材の料理を食べ、ビールを飲んだ。楽しい夜だった。

浦島さんは、帯広の、ジョイ・イングリッシュ・アカデミーの学院長。戸張良彦さんの写真展のために、帯広からやってきた。きょうは帰るという。永田さんは、十勝毎日新聞社・東京支社長。

「浦島さんが上京します。勝毎・東京支社長の永田さんが、コリドー街の十勝屋を予約しています、いっしょにどうですか?」と、戸張さんに誘われた。永田さん? 支社長……そういう偉い人と同席するのはな、と、気がひけた。『なにを着ていったらいいんだ』

戸張さんの写真展会場、柴田悦子画廊で、浦島さんとお会いした。30年ぶりだろうか。きのう別れたように、まったく変わっていない浦島さんに驚いた。そして、十勝毎日新聞・東京支社長と名刺を交わした。「ともみさん、お元気でしたか?」と、支社長がいう。

『OCTVの永田さんだ!』、かって帯広で、なんどもはなしをした人だ。

わたしは、北海道・帯広の駅前で小さいレコード屋をやっていた。それだけでは、おもしろくないので、興行師になった。陽水やユーミンや矢沢永吉や浜田省吾の、北海道のプロモーターだった。

昨夜、銀座の十勝屋でいっしょにビールを飲んだ人たちは、そのころ出会った若者たちだ。わたしは、ジジイになるばかりだが、かっての若者は、いまや、英語スクールの学院長、東京支社長、そして、銀座で個展をひらく写真家だ。

「戸張さん、おめでとう」と、わたしたちは乾杯をした。写真家、戸張さん、東京の画廊での個展。

東京・銀座で、十勝・帯広にかかわる人があつまって、帯広話でもりあがるのは、楽しい。わたしは、ジジイだから、ひとり大声で、むかしの自慢ばなしをするのだが………。

          十勝屋 http://www.tokachiya.com/


戸張さんの写真展、銀座ではじまる

2010-07-18 | 日記・エッセイ・コラム

 

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きょうから、戸張良彦さんの写真展が、東京・銀座の画廊ではじまった。戸張さんは、東京・大田区の人だが、日大芸術学部写真学科をでたあと、北海道・帯広にやってきた。以来30年帯広に住んで、コマーシャル・フォトのスタジオを経営しながら、十勝の風景を撮影している。わたしが、北海道にいたときは、コンサートのポスター用の写真や、ロック・バンド・キャデラックスリムのライブを撮影していただいた。

上の青のシリーズは、糠平湖の氷を撮影している。東京近郊の方は、ぜひ、柴田悦子画廊にでかけてほしい。

              

戸張良彦写真展 「十勝rera図鑑」

7月18日(日)~7月27日(火)

12:00~19:00 (最終日は、17:00まで)

会場 柴田悦子画廊

    東京都中央区銀座1丁目5-1 第三太陽ビル2F

柴田悦子画廊までのアクセス http://www.shibataetsuko.com/goannai/goannai_top.html


政府の口蹄疫失策は、農民だけじゃない、高校生を泣かせてないか?

2010-07-17 | 日記・エッセイ・コラム

                                     

わが帯広三条高校の後輩、よっちゃんからのコメントではじめて知った。口蹄疫の影響で、十勝の高校は、宮崎県で開催される全国高校総合文化祭への出場を断念した、というのだ。http://www.tokachi.co.jp/news/201007/20100703-0005934.php

十勝から7校の出場が予定されていた。全国大会出場をめざして努力していた高校生たちのことを思うと、気が滅入る。せつない話だ。わたしが高校生だったときも、帯広三条高校は、合唱や吹奏楽や演劇など、全国大会の常連校だった。

北海道・十勝は、農業、畜産が大きな産業だ。口蹄疫が終息していない宮崎に、十勝の住民がでかけていくことは、現実的ではないし、十勝の農民の心境を思えば、終息したかもしれないという楽観の予断で、十勝の市民が、あえて感染地帯に行くべきではない。だから、十勝の高文連の決断は、高校生たちにはむごいが、適切だったろう。

口蹄疫で、北海道・十勝の高校生たちは、高文連全国大会に行けない。そして、九州・宮崎県の、甲子園をめざす高校生球児たちの大会は、無観客試合だ。選手の選ばれた家族以外、球場には入れない。まったく空席の球場で、高校生たちが予選を戦っている。宮崎県では、観衆が、人が、たくさん集まることを警戒しているのだ。これも、せつない光景だ。

                        

治水、防疫、災害対策は、国家の重要な仕事だ、と書いた。伝染病防疫は、国民の生命、財産を守る、国の重大な仕事だ。宮崎県で発生した家畜伝染病の口蹄疫の猛烈な被害は、国の初動の稚拙さがまねいた感染拡大だ。鳩山総理、赤松農林水産大臣、山田副大臣の認識の甘さと無策が、これだけの歴史に残る無惨な被害をだした。そして、まだ終息していない。

それを、地元自治体の対応のおくれのせいにする。知事の能力を疑う。政府は、マスコミをつかって、そう世論誘導していた。だが、インターネットの時代だ。当事者の地元家畜農家のブログや現地で働く獣医師のブログ、そして、地元紙のサイトで、実際になにが起こっているか、ネットをみる、たいがいの国民は知っていた。(当初、民主党政府の初動ミスをかばって、NHKもふくめて、マスコミは、口蹄疫の被害をまったく報道しなかった。わたしは、4月、5月、それをなんども書いた)

口蹄疫が発生したときの国会での議論も、いまも、いつでも、インターネットのアーカイブでみれる。国民をこ馬鹿にした、赤松農水大臣のへらへら笑いを、いつでもだれでも、世界中からみれる。

(民主党が政権をとってから、NHKは、ほとんど国会中継をしない。だが、インターネットでみれる。過去の本会議も、委員会も、世界中のどこからも、みれる。もう、言った、言わないで、国民をだませる時代じゃない。いつでも、だれの携帯電話でも、PCでも、過去の赤松のへらへた笑いの国会での、口蹄疫にかんする答弁をみれるのだ)

                           

参議院選で民主党が大敗したのは、菅直人の不用意な消費税発言だけじゃない。普天間基地移設問題の迷走、最悪になった日米関係、まったく無策の景気対策、中小企業・地方産業の切り捨て、連続する国会の強行採決、小沢・鳩山の政治資金問題、逮捕され、選挙責任者が有罪になってもやめない民主党議員たち、そして、止まらない伝染病口蹄疫の感染拡大。

政権交代で、いったい、なにかいいことがあったのか?

      

民主党政権になってわずか10ヶ月で、これだけ国民の経済基盤が落ちて足腰が弱り、不道徳な国になれば、国民だれだって、あきれ、恐れる。これが、まだ3年いじょう続くのか? (民主党支持母体の労働組合員だって、不安になるだろう)。

鳩山は、外国や外国人には、気前よく金をばらまくと約束していたが、いったいその金は、だれの金なのだ。日本は、そんなに豊かなのか? 国民にとって、なにかいいこと、将来に希望のもてることが、この政権の政策であったのか?

参議院選挙の敗因は、菅直人の消費税発言だけじゃないのだ。民主党の政権運営すべてが、国民を不安におとしいれた結果なのだ。

             

60%以上の国民が、菅直人の首相続投をのぞんでいる、と新聞アンケートにある。本当だろうか? わたしは捏造だと思う。テレビや新聞の世論調査とかアンケートほど信じられないものはない。(学生時代、そんなアルバイトをしたことがないかな?)

テレビのコメンテーターたちは、コロコロ首相が交代したのでは、外国に恥ずかしい、という。そうだろうか? 外国人がどう思おうが知ったことじゃない。無能な首相に政権をまかせるのは、国民にとっても、国家にとっても、不幸なことだ。すぐに交代するべきだ。またどんな愚かなことをしでかして、国民をとんでもない悲惨なことにするか。

菅直人をトップにして参議院選挙を戦って、民主党政府は惨敗したのだ。首相をやめるのがとうぜんなのだ。すぐに衆議院を解散をして、いまの、民意を問うのが、民主主義だろう。

                        

首相がコロコロ交代しても、外国に恥でも、全然かまわないだろう。日本の国家・国民に、なにがためになるか、それがなにより重要だ。


ちりめん山椒をいただいた

2010-07-16 | 日記・エッセイ・コラム

                                          

京都のChikako さんから、ちりめん山椒を送っていただいた。これが、白いご飯によく合う。じつにうまい。食欲の落ちた真夏、二日酔いの日には最適なおかずだ。Chikakoさんは、冷や奴にのせても美味しいという。あす、試してみよう。うまい豆腐屋が近所にある。

                                       

豪雨被害が悲惨だ。昨年政権交代して、民主党政府は、治水予算や森林整備予算を停止しているから、この先、毎年毎年、さらに水害被害が拡がるだろう。目先の選挙目当てのバラマキのために、災害対策費も仕分けられた。まったく愚かな政府だ。『コンクリートから人へ』? 洪水対策のために、ダムが有効な河川もある。

治水、防疫、災害対策は、国家の重要な仕事だ。とんでもない政府を選んだものだ。この豪雨災害のさなか、首相・菅直人は、選挙の敗北のショックで、公邸にひきこもりだそうだ。首相は、災害対策本部で陣頭指揮をするものじゃないのか?

麻生前首相は、被災地に自衛隊を派遣して、自ら現地で被災者を励ましていたものだが、いまは、むかしだ。

「小沢さんにお会いして、お詫びをしなければならない」などと、国民になんの関係もない党内のことを、記者会見でコメントする、このアホ首相は、党利党略、そして、自己保身だけ。国民の被災など、まるで他人事だ。この水害の被害に対して、菅直人首相が、なにかコメントをしたか?

                                 

日曜日(18日)から、銀座一丁目の柴田悦子画廊で、戸張良彦写真展がはじまる。http://www.y-tobari.jp/topics/?ct=1


十勝石、ヒグマ

2010-07-15 | 日記・エッセイ・コラム

                                                                  

クマネシリでは、黒曜石が沢の壁面に露呈している? 見たい! と思うのだが、クマネシリ(オッパイ山といわれていた)は、ヒグマの生息地だ。北海道の山を歩いていて、一番気になるのは、ヒグマだ。

ヒグマは、本州のツキノワグマとかなりちがう。巨大だ。牛を一撃で倒す。何千年、何万年も人間と敵対しているので、人に強烈な敵意をもっている。「熊の胃」といわれる胆嚢は、いまでも、漢方薬の原料として、50万円とか100万円で取引される。毛皮、肉、脂肪、内臓、ヒグマ一頭は、狩人にとって魅力ある獲物だ。逆に、ヒグマにとって人間は、憎むべき敵だ。

そんなわけで、ひとりで山を歩いているとき、生々しい糞や新しい足跡、臭いなど、ヒグマの気配を感じると、わたしは、すぐに山を下りた。山奥で、動物にかじられて死ぬなど、最悪な死に方だ。

SKBの散弾銃をもって、クマネシリに行って、黒曜石の露呈をみたい、と思っていたが、その機会があるだろうか?