年末だ。2018年が終わる。いったい50年前の1968年12月末、アメリカ・ビルボード誌のナンバー1は、何だったのか?
それは、マービン・ゲイの「悲しいうわさ I Heard It Through The Grapevine」。プロデューサーは、モータウン・レコードのノーマン・ホイットフィールド。
マービン・ゲイ I Heard It Through The Grapevine https://www.youtube.com/watch?v=Y7dGdrP3pms
作詞・作曲は、ノーマン・ホイットフィールドとバレット・ストロング。この曲は、すでに前年の1967年12月、グラディス・ナイト&ピップスのヴァージョンがヒットチャートの2位になっていて、スモーキン・ロビンソン&ミラクルズとアイズレー・ブラザーズもレコーディングしていた。作者のノーマン・ホイットフィールドは、大胆にアレンジを変え、自らプロデュースをして1968年12月14日、マービン・ゲイでナンバー1を獲得する。
そしてこの曲は、キング・カーティスのインストゥルメンタル盤、CCR(クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル)のヴァージョンがヒットして、マービン・ゲイ、グラディス・ナイトも含めてなんと五度もHOT100に登場する。
CCR I Heard It Through The Grapevine https://www.youtube.com/watch?v=wCCfc2vAuDU
キング・カーティス I Heard It Through The Grapevine https://www.youtube.com/watch?v=t1ct9NEhWKw
その後この曲は、テンプテーションズ、アイク&ティナターナー、ポール・モーリア、エルトン・ジョンなど多くのミュージシャンにカバーされた。
ロブ・トーマス&ダリル・ホール I Heard It Through The Grapevine https://www.youtube.com/watch?v=DV_nGyjwISk