Ommo's

古い曲が気になる

十六夜(いざよい)

2015-09-28 | 日記

 

   十六夜はわづかに闇の初哉 (いざよひは わずかに 闇の はじめかな)  芭蕉

 

 十六夜のみごとな月を眺めながら、安ワインを飲んでいる。この赤いみごとな月を見ていると、なぜか、亡くなった親しい人たちと過ごした日々が思い出される。

 この松尾芭蕉の十六夜の句は……満月にむかって大きくなった月が、十五夜で頂点に達して、翌日、”パーティーは終わった、若さの終わり、老いのはじまり、闇(新月)、死へのわずかなはじめなわけね” と、そんな感じの句なのかな。

 

 


秋だ

2015-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

 

 秋だ。

 帯広に戻って4回目の冬が近づいてきた。これが恐怖なのだ。この極寒の地で育ったから(生まれは青森県八戸市。3歳のときに両親の故郷、北海道・帯広に来た)、寒さは覚悟していた。しかし、冬の長さに辟易とする。10月になればほとんど東京の真冬だ。それから延々と4月末までその真冬がつづく。30年ちかく東京で暮らし、歳をとって北海道に戻ると、この冬の長さがじつに辛い。

 末期ガンの母を看取って、父に施設に入ってもらって、さっさと娘と孫たちが暮らす東京に帰ろうと思っていたのだが、父のような自由気ままな生活をつづけられる、朝までテレビの前で酒を飲んでいられる老人ホームなどない。そんなわけで老父の介護をして1年がたち、そして、そして、4度目の冬をむかえることになった。

 


Money for Nothing

2015-09-24 | 日記・エッセイ・コラム

 

 今夜、なぜかダイアー・ストレイツが聴きたくて、YouTubeで ”Money for Nothing" を探した。マーク・ノップラーのギターと歌が好きなんだ。

  ダイアー・ストレイツ Money for Nothing  https://www.youtube.com/watch?v=dlPjxz4LGak

Brothers in Arms
 
 

 

  ダイアー・ストレイツ  Sultans of Swing (1978 live) https://www.youtube.com/watch?v=l54RxRIDvHY

 

 ダイアー・ストレイツのデビューアルバムのテスト盤を聴いたときから好きで、レコード店のお客さんの若者たちに勧めてた。おそらく、わたしの帯広の7坪のレコード店の売り上げは、人口比では日本一、きっとクレージーだったろう。

 今のことは知らんが、過って、レコードの売り上げは、北海道は全国の4.5%くらいだった。その北海道の中で、道東は、10%くらいだったのだろうか。つまり、十勝・釧路・北見・網走で、だ。

 わたしは、そういう寒いところで、レコード屋のあんちゃんをやることが、二十歳の仕事だったわけ。人の数より牛の数が多い、という土地だった。(最近は畑作で、牛は人口より少なくなったのかな?)

 

  

 

 

 


偉大なレス・ポールは、90歳すぎてもライブハウスで演奏した

2015-09-21 | 日記・エッセイ・コラム

 

  敬老の日。

 レス・ポール、偉大なミュージシャンは、90すぎても現役だった。

  レス・ポール Sleep walk  https://www.youtube.com/watch?v=HH8vjxFIUC4

 
 
 

 

 見たかったね。このニューヨークのクラブの、レス・ポール90歳誕生記念ライブ。

  レス・ポールは、音楽史に、永遠に残る偉人のひとりだろう。 

 


帯広市役所にいく

2015-09-17 | 日記・エッセイ・コラム

 ずいぶん久しぶりに帯広の街まで歩いた。往復でやや3時間。日差しがきつく、暑い日だったから大汗をかいた。

 父親の、後期高齢者被保険者の保険証を再交付してもらうために市役所まで歩いた。

 父親の薬をもらうため、父の持ち物の中からやっと保険証を探しだすと、7月末で有効期限が切れている。新しい保険証が郵送されてきていたはずだが、父は玄関でみつけた郵便物をどこかへしまい込む。日記帳の間だったり、本の中だったり‥‥。

 そういう父親だから、3年前、わたしが東京から帯広に戻ったばかりのときは、わたし宛の郵便物も開封して自分の本の間とかにしまい込んでいた。とうぜん、わたしは、烈火のごとく激怒した。憤怒だね。以来、わたしの郵便物は開封せず下駄箱の上に置くようになった。父親は、室内は普通に歩いて玄関まで下りて新聞や郵便物をとれる。

 だから、電気やガスの検針の伝票や、灯油を入れた伝票を、わたしより先に父親が玄関先で見つけると、その伝票は父親のコレクションになって、その月の料金が引き落とされるまで分からない。

 

 そんなわけで、今日は、帯広市役所まで歩いた。その帰りに病院に寄って処方箋をもらい、その近所の薬局で父親の薬を買った。

 わたしの場合はすべて徒歩だから、ロングジャーニーであった。

 

 そんなわけでなぜか、疲れて、ダイアナ・ロス&シュープリムスなんかの映像を見てる。ダイアナ・ロスは大好きだ(中学生のときからのファンなんだ………シュープリムスの最初のヒット曲を聴いたのは、中学1年だったか2年生だったか…………。子供のときだ。電気屋・レコード店の孫だから、母の実家の電気店にいりびたりのガキだった。

 わたしは、ダイアナ・ロスが好きだ。

 


”コンクリートから人へ” ではダメなんだよ

2015-09-11 | 日記・エッセイ・コラム

 

 鬼怒川の堤防決壊で大きな被害があった。

 決壊した、まさにその部分の堤防かさ上げ改修工事が、平成24年に実施すると決まっていたが、民主党政権の例の”事業仕分け”で仕分され、中止になった公共事業の一つだという。

 安倍政権になって、その予算が復活して今年の11月から鬼怒川の堤防工事がはじまるところだった。(政権が変わってもすぐに、民主党政権がつぶした防災事業のすべてを復活させることができないのだろう。あまりに数が多く、あまりに巨額だったから、優先順位をつけるのさえ困難だろう、と想像がつく)。

 テレビ・新聞の連中が盛んに煽った、”コンクリートから人へ”とかいう、軟なスローガンのプロパガンダにコロっと騙されて、民主党に投票した国民がなんとすさまじい数だったことか‥‥‥。  

 

 国民の生命・財産を守るには、”コンクリートから人へ”ではなく、治山、治水、治安、防災、そして、国防に、きちっと計画的に金を(税金を)使うことが大事だ。つまり、公共事業にお金をかけなくては、ダメなのだ。

 100年後、400年後、千年後の、日本人のために、すこしづつ、大きな堤防を作っていく‥‥‥これも必要なのだよ。

 

 八ッ場ダムも、スーパー堤防も、必要なものだったのだ。多くの人が亡くなり、農地にも大きな被害があった過去の台風被害の経験から、人々の生命・財産を水害から守るために計画されたものだ。それを、民主党政権は否定した。

 枝野・レンポウの売国奴たちは、東北地方の除雪費用さえも、”無駄だ” と仕分け減額したのだよ。(テレビ・新聞のマスメディアは報道しなかっただろうが……)。北国の人々に、雪がどれほど恐ろしいものか………民主党の売国奴たちには、日本の、雪国の人間の命など、どうでもいいことなんだろうね。民主党……恐ろしいやつらだよ………。

 

 この台風は、自然現象。もちろん、べつに民主党政権の負の遺産ではないが……治山、治水、治安、防災、そして国防が、とても重要なことだと国民に意識していてほしいね、と、悲しく、ワインで酔った今夜であった、わけだわ………。


佐野・オリンピック・エンブレム、破棄!

2015-09-01 | 日記・エッセイ・コラム

 

  

 当然のことだ。

 やっと今日、佐野某デザインの2020年東京オリンピック・エンブレムの白紙撤回が発表された。

 7月に華々しく発表された直後、ベルギーのデザイナーから自作の盗作ではないか? と、クレームが入った。そのときで、このデザインは、終わっていたのだ。

 

 わたしは、何度も書いたが、パクリ疑惑の前に、このデザインそのものが、ダサい。暗く、陰気で、そして幼稚だ。それに、なにより、美しくないだろ!

 中央に黒色の太いラインが入って左右分割する。バランスもイカレてるし、色彩感覚がクレージーだ。発表された瞬間から、このデザイン、わたしは、嫌いだった。”喪章デザイン”と、ネットで揶揄されるのは、あたりまえのことだ。

 4年に一度の、世界中のアスリートが国家の名誉と国民の期待を背負って集うスポーツの祭典、という、若者たちの祭りの、生きる命の輝きを、この佐野・エンブレムはどこに表現されているのかね? 東京(江戸)、日本は? どこに表現されたデザインなのかね? 

 わたしだけじゃない。日本国民、大多数、だれもみな、嫌悪したクソ”デザイン” だったから、インターネットで徹底的に叩かれたのだよ。パクリ、盗作、以前の問題だった。だれもが、このクソ・エンブレムが嫌いだったのだよ。

 

 しかし、テレビで、このクソ・エンブレムや、デザイナー佐野某を擁護している連中は、不気味なやつらだね。

 

 佐野・エンブレムを擁護していた、テレビのコメンテーターの、専門家・弁護士。あしたは、手のひら返しのコメントなのかな。

 

 招致のときに使った、この、可愛らしい桜のエンブレムもいいじゃないか、と、わたしは思う。