やっと道端の汚い雪の山が融けて、ふきのとうが芽を出した。その葉を味噌汁に浮かべた。「春近し」の香りだ。
札幌出身のフォークデュオ・ふきのとう(山木康世・細坪基佳)がCBSソニーから「白い冬」でデビューしたのは、1974年(昭和49年)ことだ。
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ふきのとう スーパー・ヒット |
Sony Music Direct (Japan) Inc. | |
ふきのとう 白い冬 https://www.youtube.com/watch?v=EWu295cSEhQ
デビュー曲「白い冬」はヒットした。作詞は、山木康世さんと北海学園大学フォークソング研究会で活動していた工藤忠幸さんだ。
わたしは、工藤忠幸さんに浜田省吾コンサートの代役をお願いしたことがあった。
1977年(昭和52年)の正月の4日だったろうか、当時浜田省吾のマネージャーだったホリプロの鈴木幹治さんから、「バッドニュースです。浜田が風邪でまったく声が出ないのです」と電話をもらった。
帯広の銀馬車グループの「へんてこりん」という大箱の居酒屋でのライブと帯広勤労者福祉センターでのコンサートが数日後に迫っていた。
もう延期を告知する時間はなかった。そこでCBSソニーの高市さんが、「白い冬」の作詞者の工藤忠幸さんが札幌でソロ活動している、と紹介してくれた。当日、居酒屋「へんてこり」のお客さんは、工藤忠幸さんのライブを堪能してくれた。そして、福祉センターのコンサートは、地元のアマチュアの人たちが次々と歌い、トリの工藤忠幸さん登場を盛り立ててくれた。お客さんは、”次の浜田省吾コンサートは本日の半券で入場できます”、ということで納得して楽しんでくれた。
工藤忠幸 オフィシャルサイト http://s.maho.jp/homepage/954cd2ba5683405e/
山木康世 オフィシャルサイト http://www.yamaki-club.com/
細坪基佳 オフィシャルサイト http://www.hosotsubo.com/