Ommo's

古い曲が気になる

ふきのうを味噌汁に浮かべた

2016-03-31 | 日記・エッセイ・コラム

 やっと道端の汚い雪の山が融けて、ふきのとうが芽を出した。その葉を味噌汁に浮かべた。「春近し」の香りだ。

 

 

 

 札幌出身のフォークデュオ・ふきのとう(山木康世・細坪基佳)がCBSソニーから「白い冬」でデビューしたのは、1974年(昭和49年)ことだ。

ふきのとう スーパー・ヒット
Sony Music Direct (Japan) Inc.
 

   ふきのとう 白い冬 https://www.youtube.com/watch?v=EWu295cSEhQ 

 デビュー曲「白い冬」はヒットした。作詞は、山木康世さんと北海学園大学フォークソング研究会で活動していた工藤忠幸さんだ。

 

 わたしは、工藤忠幸さんに浜田省吾コンサートの代役をお願いしたことがあった。

 1977年(昭和52年)の正月の4日だったろうか、当時浜田省吾のマネージャーだったホリプロの鈴木幹治さんから、「バッドニュースです。浜田が風邪でまったく声が出ないのです」と電話をもらった。

 帯広の銀馬車グループの「へんてこりん」という大箱の居酒屋でのライブと帯広勤労者福祉センターでのコンサートが数日後に迫っていた。

 もう延期を告知する時間はなかった。そこでCBSソニーの高市さんが、「白い冬」の作詞者の工藤忠幸さんが札幌でソロ活動している、と紹介してくれた。当日、居酒屋「へんてこり」のお客さんは、工藤忠幸さんのライブを堪能してくれた。そして、福祉センターのコンサートは、地元のアマチュアの人たちが次々と歌い、トリの工藤忠幸さん登場を盛り立ててくれた。お客さんは、”次の浜田省吾コンサートは本日の半券で入場できます”、ということで納得して楽しんでくれた。

 

 

   工藤忠幸 オフィシャルサイト http://s.maho.jp/homepage/954cd2ba5683405e/

   山木康世 オフィシャルサイト http://www.yamaki-club.com/

   細坪基佳 オフィシャルサイト http://www.hosotsubo.com/


中島みゆきも松山千春も、そして、辻仁成もサウンドコーナーのお客さんだった

2016-03-29 | 日記・エッセイ・コラム

 先週末のことだが、ふく井ホテルの山田社長から「週刊文春、読んだ?」と、電話をいただいた。

 『新・家の履歴書』の辻仁成の記事に、”生まれて初めてレコード屋に行った”とあるが、「これ、サウンドコーナーのことじゃないの?」。

 そう、辻仁成が”初めて行ったレコード屋”こそ、わたしの帯広駅前・サウンドコーナー。

 山田さんは、この週刊文春の記事をみて、辻仁成もまた、ある時、帯広の人だった、と知ったという。 

 辻仁成は、父親の転勤で小学5年生のとき帯広に引っ越してきて、中学は帯広第一中学校。(わたしも、この帯広一中卒業)。

   
 
中島みゆきは帯広柏葉高校、松山千春は足寄高校。彼らもまた、帯広駅前・サウンドコーナーのお客さんだった、そして、辻仁成も‥‥‥。

 そしてきっと、わたしが帯広市勤労者福祉センターや帯広市民会館で開催していた、さまざまなアーティストのコンサートを観ていただろうな。

 

 

 辻仁成のエッセイ集『そこに僕はいた』(新潮文庫)のなかでは、「はじめてロックのレコードを買った店、サウンドコーナー」と、手書きの地図にわたしの店の店名も書いてくれていた。


今夜はレナード・コーエン

2016-03-26 | 日記・エッセイ・コラム

 昼間、レナード・コーエンの小説『嘆きの壁 BEAUTIFUL LOSERS 』(大沢正佳訳 1970年 集英社)を読み返していたせいか、今夜は、レナード・コーエンを聴いている。

   レナード・コーエン Suzanne  https://www.youtube.com/watch?v=gUXC_dhQHzY

 「スザンヌ」は、レナード・コーエンのファーストアルバム『レナード・コーエンの唄 Songs of Leonard Cohen』(1967年)、A面1曲目。このアルバムでレナード・コーエンは、詩人、小説家ということだけなく、シンガーソングライターとしてメジャーデビューするのだが、同じカナダのジュディ・コリンズが、1966年のアルバム『In My Life』で、この曲「スザンヌ」をレコードデングして、カナダの詩人レナード・コーエンの音楽の才能をまず世に知らしめていた。

 
 
 

  ジュディ・コリンズ  Suzanne  https://www.youtube.com/watch?v=yziuKJem5pg

 
 
 

  同じカナダのジョニ・ミッチェルの名曲「Both Sides,Now 青春の光と影」を最初にレコーディングしたのもジュディ・コリンズだった。

  ジョニ・ミッチェル Both Sides,Now  https://www.youtube.com/watch?v=Pbn6a0AFfnM

  ジョニ・ミッチェル Both Sides,Now 2000 lives  https://www.youtube.com/watch?v=tKQSlH-LLTQ

 

 81歳になるレナード・コーエンは、昨年もライヴ・ツアーをやっていた。

 レナード・コーエン オフィシャルサイト http://leonardcohen.com/


北海道新幹線

2016-03-26 | 日記

 

 北海道新幹線が開業した、と、テレビ・新聞は馬鹿騒ぎだが、東北新幹線・新青森から青函トンネルをくぐって津軽海峡を越えただけのことだ。しかも函館を迂回して通過して、ずっと先の新函館北斗駅という何もない田園に新設した駅が東京発・北海道新幹線の終着なのだ。(函館にはどうして戻るのだろか? 在来線か路線バスか?)。この、いわゆる新幹線が札幌まで延伸されるのは、2030年のこと。14年後だ。日高山脈を貫いて今わたしが住む道東に新幹線がやってくることは、永遠に無いだろう。「新幹線、新幹線」と、テレビ・新聞のメディアは大騒ぎをしているが、ほとんどの北海道民にとって、新幹線開通など何の関係もないのじゃないかな。

 わたしは新幹線が好きなので、4年前、北海道に戻るとき、東京駅から東北新幹線に乗った。盛岡までは何度か乗っていたが、新青森までははじめてだった。仙台でほとんど下車して、その先は「これで大丈夫かいな‥‥」というほど人が乗ってない。そして新青森で在来線の特急に乗り換えて青函トンネルをくぐるのだが、ホームに入ってきたJR北海道の特急列車をみて、「ここからは北海道なんだ」と、悲しく気づいた。ホームに入ってきた特急先頭車両が、じつに薄汚れてこ汚いのだ。古い、という意味じゃない。車体は新しいのだろうが、洗車してないのだよ。本州の田舎を走るローカル線でも、車体も窓ガラスも綺麗にしているものだが、JR北海道の特急は、車体も汚く、窓ガラスも汚れていた。「車窓から楽しむ流れる景色」の、その”車窓”がムカつくほど汚れていた。『ああ、北海道に戻ってきたな‥‥‥』と、ため息がでる思いだった。


NHK・BSのドラマ、「ひこうき雲」にシビレた。

2016-03-24 | 日記・エッセイ・コラム

 

 広瀬アリス、三吉彩花主演のドラマ「ひこうき雲」を観たところだ。途中、ユーミンの曲が流れるたびに、ウルっとしたが、エンディング近くでは、泣いた。(ジジイなので涙もろいのだよ)。

 荒井由実のファーストアルバム「ひこうき雲」は、日本音楽史に永遠に残る傑作だ、と、わたしは確信している。そのアルバムが発売される前、テスト盤を聴いたときからのことは、以前少し書いた。

 その「ひこうき雲」サンプル盤を聴いて、わたしは、荒井由実のコンサートを北海道でやろう、と思い、実現した。『ダウンタウン・ブギウギ・バンド&荒井由実 with ダディー・オー』コンサートだ。

 そのあたりのことを、もう一度きちっと書き残しておきたいな、と、思う冬だったので、このドラマは、じつに面白かった。泣けた。(途中でエイミー・マンの「ワン」が流れて、なんとも嬉しかった。わたしはエイミー・マンが好きで、来日したとき、目黒のライブハウスに出かけた)

    NHK ドラマ「ひこうき雲」ホームページ http://www4.nhk.or.jp/P3893/

   エイミー・マン One   https://www.youtube.com/watch?v=LWN-glGMDkc


Crying

2016-03-24 | 日記・エッセイ・コラム

 

 ロイ・オービソンの曲で、Crying には本当に泣く。1961年の曲だ。ビートルズが登場する前の年、昭和36年の曲。

  ロイ・オービソン  Crying  https://www.youtube.com/watch?v=cQrgeeS_qbo

  この曲のカバーではなんといっても、kd ラングだろうな。カナダのシンガーソングライターで、カントリーウエスタンのシンガーがデビューだが、今、カナダのスーパースターだ。

 kd ラングは、「わたし、レズなのよ」と、カミングアウトした女性ミュージシャンだ。それもカントリーウエスタンというジャンルで。だから、わたしは大好きなんだ‥‥‥。

 

  kd ラング Crying https://www.youtube.com/watch?v=tv7S8v3rM-U

 

 

 

 


まだまだ冬

2016-03-23 | 日記・エッセイ・コラム

 東京も、京都も、横浜も、ソメイヨシノが開花した、とニュースにある。精神衛生に良くないので、わたしは、ニュースの音声を消して、その映像も見ないようにした。

 ここはまだ冬。わたしの今日の散歩道。


明日が満月

2016-03-22 | 日記

 今夜はじつに美しい月だ。あすが満月、これで桜の花が咲いていれば、完璧な月見酒なのだが‥‥‥‥‥。ここはまだ、こ汚い雪の山が残っている。桜が咲くのは、二か月後だ!

 六年前の皇居・北の丸公園、田安門の桜。わたしは、地下鉄九段下駅から九段坂を上がる、その千鳥ヶ淵、田安門あたりの桜が好きだったな。田安門をくぐると日本武道館がある。

 


カスベの煮付け

2016-03-12 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の酒の肴もまた、魚の煮付け。カスベと春ニシン。

 カスベとは、エイのこと。北海道だけの方言であろう。秋田には、エイの煮物を『かすべ』という地方があるらしいが、北海道では料理する前、魚屋の店頭にならんだ段階でエイのことは『カスベ』という。もう、エイとは呼ばない。煮付けにするとヒレの軟骨の食感がコリコリとなかなか美味なのだよ。

 東京・神奈川・千葉など首都圏のスーパーで、この『カスベ』を見たことがない。エイを家庭で一般的に食べる地域は、東北・北海道だけなんだろうか?