Ommo's

古い曲が気になる

まっちゃん・げんちゃんのライヴは、3月9日に延期

2014-01-31 | 日記・エッセイ・コラム

 

   まっちゃん(松井くん)は、水曜日に手術をして、骨折した大腿骨に3本のボルトを入れた。大手術だ。

  来週8日に予定していた、"まっちゃん・げんちゃん"の、ブルースハープでのライブは、延期せざるを得ない。

 

  日時は、

          3月9日(日)    午後7時30分 open    午後8時 start

             ブルースハープ      帯広市西1条南10丁目 アポロビル地下

                                            ℡ (0155) 27-4220

 


ピート・シーガー、逝く

2014-01-29 | 日記・エッセイ・コラム

 

Children's Concert

 

  ピート・シーガーが亡くなった。94歳という。

 

  ピート・シーガーは、ジョン・バエズやボブ・ディラン、PPM、サイモンとガーファンクルなど60年代のアメリカで活躍したシンガーソングライターの、いわば師匠格だ。70年代のブルース・スプリングスティーンなどは、小さいときから聴いてあこがれていたシンガーだろう。

  ピート・シーガーには、いまも歌いつがれている、たくさんの曲がある。ジョン・バエズやPPM(ピーター・ポール&マリー)の大ヒット曲で、日本では、森山良子さんがカバーしていた『花はどこにいった  Where have all the flowers gone?』もまた、ピート・シーガーの曲だ。

 

      ピート・シーガー  Where have all the flowers gone? http://www.youtube.com/watch?v=7pZa3KtkVpQ

 

We Shall Overcome: Complete Carnegie Hall Concert

Pete Seeger's Greatest Hits

American Folk Anthology

 

  ジョン・バエズが、ピート・シーガーの90歳を祝うコンサートで歌う映像がある。

 

      ジョン・バエズ    花はどこにいった Where have all the flowers gone? http://www.youtube.com/watch?v=cDZ8BN0ZfvU

 

 

 

 

 


まっちゃん、入院!

2014-01-28 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

  バッド・ニュースだ。まっちゃんこと、松井くんが、転倒、骨折。入院した。

  新ユニット "まっちゃん・げんちゃん"の、2月8日、ブルースハープでのライヴのため、今日もリハーサルの予定だった。だが、昨夜、凍てついた道で転倒して、腰を打った。検査をすると骨が折れていて、明日、手術をするというでないか。

  2週間後のブルースハープでのライヴは、延期せざるを得ないだろう。手術の結果を待って、次のライヴの日時を決めることになるだろう。

 

   "まっちゃん・げんちゃん"ブルースハープ・ライヴは、十勝毎日新聞にも大きく掲載されて、ふたりの演奏を楽しみしている人たちが、たくさんいることだろう。会場を提供してくれた、ブルースハープのユカさん、そして、何度も何度もリハをつづけてくれた、げんちゃんにも迷惑をかけることになってしまった。

  みんなの落胆は大きいだろうが、しかし、いま、誰よりも落ちこんでいるのは、まっちゃん本人だろう。

  明日の手術をがんばって耐えてほしい。そして、治療に励んで、早く元気な姿でみんなの前に立って、ふたたび、あの歌声を聴かせてほしい。

 

 

 

   今年の十勝は、雪が少ない。しかし、気温は、とんでもなく低い。路面は、圧雪状態ではなく、テカテカに氷ったアイスバーンのアスファルト面に、薄っすらと雪がのっている。きわめて危険だ。

 

 


馬刺し、ください!

2014-01-27 | 日記・エッセイ・コラム

 

  イルカ(クジラ)漁は、可哀想、話のつづき。

  十年くらい前のこと。アメリカ人の英会話講師と毎晩のように酒を飲んでいたことがあった。

   居酒屋に入ると、まず、そのアメリカ人は「馬刺し、ありますか? 馬刺し、ください!」という。アメリカ人が馬刺し、とは? 奇妙なやつだな、と思ってたずねた。

   するとやはり、アメリカにいたときは、日本人が馬を食べる、それも生で、と聞いたとき、なんて野蛮なやつらなんだ、と思った。という。アメリカ人にとって、馬は、ともに開拓をになった友だ。犬以上に特別な動物だ。それを食べる、生で? 信じられないやつらだな、と思って、日本にやってきた。

  英会話学校の同僚の日本人と居酒屋にいくようになって、日本人の友人が、馬刺しを注文する。気持ちの悪い物を食うな、と軽蔑していた。が、あるとき、酔った勢いで一口食べてしまった。「なにこれ? なかなか美味いんじゃない」と、思ったという。「魚の刺身より、ずっと俺の口に合うな」と。

  いらい、馬刺しが大好きなんです、という。「すべての馬が、レースで走れたり、乗馬用になれるわけでもないしね‥‥‥‥」と、奇妙な言い訳をしながら、馬刺しをバクバク食べていた。アメリカの友だ。

 


新潟県長岡の『久保田 生原酒』をいただいた

2014-01-23 | 日記・エッセイ・コラム

 

  今夜の酒は、友人からいただいた、新潟県長岡の『久保田 生原酒』(朝日酒造)。

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  不思議なことに、散歩の途中ずっと、何度も何度も、その友だちのことが 脳裏に浮かび、『近い内に会いにいこう』と思った。そうして、家にもどって、着替えをしていると、携帯電話が鳴って、その友だちが、わたしの家の近くまできている、というではないか?!

  慌てて外にでると、友だちの白い車が止まって、『久保田 生原酒』を手におりてきて、お酒をおいて帰っていった。

 

   これは、テレパシーなのだろうか? 最近、BSでやっていた超常現象の特集をみたせいもあるが、昔から、この手のポピュラー・サイエンスが好きなのだ。亡くなった南アフリカの作家、ライアル・ワトソン博士のファンだった。『スーパーネイチャー』を読んだときの衝撃は、いまも忘れない。ライアル・ワトソンの著書で一番好きなのは、『生命潮流』だろうか。

生命潮流―来たるべきものの予感

 

  わたしの生母(この前、亡くなった母は、育ての母)は、霊感の強い人で、予感ということを信じていた。「きっと今日、(親戚の)○○さんが来るよ」などと、電話のない時代に言って、その確率はきわめて高かった。「母さん、そんな予感がするの」と、よく言っていたものだ。

   わたしの場合、生んでくれた母と、育ててくれた母がいて‥‥‥ふたりの母さんに、感謝してる。


福島県産ニラをみつけた

2014-01-22 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

    東京大空襲で10万人を超す、女・子供・老人、非武装の民間人を殺戮して、広島、長崎に原子爆弾を投下した国の人間が、イルカ漁は、可哀想で残酷だ、と、ほざくのだから、笑える。

 

  他国の食文化に口をはさむヒマがあれば、自国の貧民の救済に頭を使え! では、ないかな? 満足な、国民健康保険制度もない国なんだろ、アメリカは。イルカも可哀想そうだろうが、自分の国の、健康保険もない人たちは、もっと可哀想じゃないのかね?

 

  (アメリカは、日本だけじゃなく、ドイツでも残忍な空爆をやって、多くの市民を殺戮している。ドレスデン爆撃だ。

   第二次世界大戦のすう勢はもうみえていた、1945年の2月。1300機ともいうアメリカ空軍とイギリス空軍の爆撃機で、ドイツの古都・ドレスデンを徹底的に破壊した。人口20万人の美しい街は、すべて瓦礫になったのだ。

   ドイツの降伏は、すでに必然だった。ドイツ軍の空襲に苦しめられた、連合国のイギリス国民でさえ、「まったく無意味な破壊、殺戮だ」と非難したのだ)

 

 

 

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  近所のスーパー・テキサスで、福島県産ニラをみつけた。まず、おひたしにして、ニラ玉。そして、ラーメンのトッピングかな。

 

  ネギ・ラーメンの長ネギのように、3、4センチくらいに切った、生のままのニラを数本‥‥‥どっと、のせる。味噌ラーメンか、あるいは担々麺のような、ちょっと濃い味のラーメンに、よく合って、美味い。

   ラーメンも、わたしは自分でつくる。袋の、インスタントの乾めんも好きだが、生めんをつかって作る。一人だ。鶏がら・豚骨を煮て、というわけにいかない。スープは、既成の商品だ。

 

  首都圏で暮らしていたとき、東京駅八重洲口の駅前にあった、北海道物産の店まで地下鉄に乗って買いにいった、ベル食品の缶入りラーメン・スープが、この町ではどこにでも売っている(当然のことだが)。

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ラーメンスープ華味塩味240g


JR北海道は、日本の恥だな

2014-01-21 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

       最近は、認知症・父のバカ殿御膳、その食材の買い出しに、暗くなって近所のスーパーで出かけるだけで、あまり散歩もしない。この町で外を歩くと、かならず嫌なことがある。きょうも、スマホかなんか、携帯電話をいじくって運転してる、馬鹿アンチャンに、ひき殺されそうになった。こんなことが毎日、毎日だ。

 なんとキチガイ・ドライバーが多い町か…………きっと、市街地の歩行で、こんな危険な町は、日本ではめずらしい。こんな町は、あまりないだろう。いろんなところに仕事ででかけ、いろんな町に住んできたが、こんなにいつも緊張して歩道を歩いた、日本の町はなかったな。

 

 それにつけても、JR北海道は、日本の恥だ。80%の社員が加入している労働組合が、なんと、革マル派というから、デタラメも、うなづける。反体制、反天皇制、反日の、革命ごっこ・テロリストのサボタージュが、JR北海道の事故やトラブルの本質だろう。

 

 国家の血管である鉄道を、革命軍が支配する、というのは、ロシア革命の大むかしからの、左翼の妄想だ。

 そういう妄想集団に支配されてしまった、北海道の鉄道の悲劇だね(ソ連が崩壊したというのに)。国鉄が民営化されて、それぞれ解体されたJRが、それなり私鉄として頑張ってやってる。

   北海道だけだろ? 鉄道会社にとって一番だいじな、旅客の安全と利便、利益を追求する私企業としての健全経営ではなく、社員・職員の目的は、国体破壊・共産革命だ、もの。終わってるわな。(この現代‥‥21世紀に、共産革命かいな‥‥‥‥‥北海道の‥‥‥鉄道の労働組合では?)

 

 
 巨額の血税をつぎこんでも、なお、腐ったまんまのこんな鉄道会社が、いままでやってこれたのは、きっと、北海道民が、甘いからだろうな。

 

   わたしは、JR北海道にのっているとき、大嫌いな飛行機にのるときより、ずっと緊張している。札幌にいくとき、『きょうも、命がけだな』と、JR北海道の特急にのる。

 

 

 

 

 

 


工藤夕貴の本、届く

2014-01-18 | 日記・エッセイ・コラム

 

ハリウッドが教えてくれた人生で一番大切なこと

  工藤夕貴の『ハリウッドで教えてくれた人生で一番大切なこと』が届いた。一年まえに出版された本だ。

  数日まえに再放送された、日本の染色を特集した番組に出演した工藤夕貴をみていて、著書を読みたくなったのだ。

 

  十数年まえのこと。映画『Snow Falling on Cedars  ヒマラヤ杉に降る雪』(1999年)で、イーサン・ホークと共演した工藤夕貴をみて、驚いた。わたしはレコード屋だったから、工藤夕貴は、演歌歌手・井沢八郎の娘で、アイドル歌手という認識だった。

  しかし、スクリーンに映った工藤夕貴は、完璧な英語を話す、すばらしい女優だった。まさにハリウッドの名優だ。以来、わたしは、ファンなのだ。

  いったい、どういう経過で、どんな努力をして、日本のアイドル歌手が、ハリウッド映画で主役をはれるようになったのか? ずっと気になっていた。

ヒマラヤ杉に降る雪 [DVD]

   ヒマラヤ杉に降る雪 http://www.imdb.com/title/tt0120834/

 

   工藤夕貴さんはいま、渡辺謙さんのように、ハリウッドの超高額ギャラの、女優さんなのだよ。


十勝の満月を歩く

2014-01-16 | 日記・エッセイ・コラム

   今夜は、満月。

 

  十勝の夜空は、ほんとうに美しい。満月と星をながめながら、ずいぶん長く歩いた。道は、アイスバーンだが‥‥‥

    月齢 http://koyomi8.com/moonage.htm

                
   
   
  去年の冬、たくさんの白鳥がやってきた、わたしの散歩道の帯広川は、夏の嵐ですっかり流れが変わり、 白鳥の姿がまったくない。そのせいか、わたしは、この冬、明るいときにほとんど散歩にでない。

  帯広、この町は、散歩には退屈な町だ。とくに冬は、路傍の草木を楽しむこともできない。すべて、氷の世界だ。

 

  間近に日高山脈をながめる、雪原の一軒家にでも住めば、それなり凍てついた白い世界も、思索の助けになって、なにか、創造的な晩年をすごすことができるのだろうが‥‥‥‥。

 

  3才のときから、38才まで住んだ町だ。好きな町だが、ジジイになって戻ると、けっこう退屈なんだ‥‥‥‥。

  山登り、ハンティング、考古学の発掘と、若いときは、アウトドア・ライフが好きだった。だが、帯広駅前でレコード屋になったり、音楽のアーティストのプロモートをやったりして、大好きな野外の生活から遠く遠く離れて、なんだがクソ・ジジイの町っ子になってしまった。

  わたしは、デタラメな人生の、軌道を修正もできず、老いさらばいていくが、ともかく‥‥‥‥

 

  まあ、ともかく、十勝の夜空は、美しい。みごとに美しい。

 

       井上陽水    氷の世界  http://www.youtube.com/watch?v=SNENPx9eVRI

 

氷の世界 (紙ジャケット仕様)

陽水ライヴ もどり道

断絶

 

 

 


なぜか、今夜、マドンナ

2014-01-13 | 日記・エッセイ・コラム

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  " 映画『プリティ・リーグ』の、マドンナが歌うテーマソングは、いいよ"  と書いたブログに、コメントをいただいた。

 

          マドンナ  This Used To Be My Playground http://www.youtube.com/watch?v=tQsooCyjcv4

 

  音楽は、名匠・ハンス・ジマーだ。

         ハンス・ジマー http://www.imdb.com/name/nm0001877/

 

  アメリカ人は、野球が好きだ。数ある野球映画のなかで、わたしは、この『プリティ・リーグ』が、一番好きかな。(わたしは、帯広北栄小学校・野球少年団、キャプテンだった、大昔‥‥‥‥)。

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プリティ・リーグ [DVD]

 


『ママが遺したラヴソング』をみて

2014-01-13 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

ママの遺したラヴソング [DVD]

 

  深夜のBS・TVで『ママが遺したラヴソング』をみていて、もちろん、ジョン・トラボルタは、まさに名優だな、と感心した。そして、スカーレット・ヨハンセンって、すごい女優だな、と、あらためて感動した。

         ママが遺したラヴソング http://mamanolovesong.com/

 

  その、スカーレット・ヨハンセンが、ひどく気になる。そんなわけで、真夜中の、アイスバーンの帯広の道を歩いて、なんどかみた『モンタナの風に抱かれて The Horse Whisperer 』と『真珠の耳飾りの少女』を借りてきた。

 

(親の介護のため北海道・帯広にもどると、TSUTAYAが、親の家から徒歩3分のところにできているのだ。なぜか? 

 なぜか、わたしはこの20数年、まったく意図していないが、24時間営業のレンタル・ビデオ・DVD屋の町内に暮らしてきた。

 
 16、7年まえのこと。レンタル屋の、すぐ裏の家に住んだこともある。それも偶然だ。じぶんでみつけた家じゃない。たまたま焼き鳥屋で知り合った飲み仲間が、不動産会社に勤めていて、わけありだが、ひどく安い一軒屋があるから住まないかい? と、引っ越したのだ。その家から15歩くらいのところがコンビニで、その向いが、レンタル屋だ。

 酒好き、映画好きには、たまらない住環境だった。

 

 どんな時間でもいい。パソコンのまえに座っていたまま、そのまま、よれよれTシャツ、短パン、無精ひげ・目ヤニのツラで酒を買いに行く。片道、15歩。3分のシングル盤の曲が終わる前に部屋にもどって、冷えた缶ビールを持って、また、パソコンのまえに座っている。

 その冷えたビールを飲みながら真夜中に、ある映画の役者や監督や音楽のことが気になって、突然、みたい映画がいくつかある。で、サンダル履き、ほろ酔いで外にでる。15歩コンビニの、向いのレンタル屋だ。

 

 帯広にもどるまでは、まあ、そんな生活をしていた(つまり、酒と、映画館と、図書館があればいい、かな‥‥‥‥‥と‥‥それと‥‥‥

 

 『モンタナの風 The Horse Whisperer 』の、大人の恋の、このせつない話を書こうと思ったが、ちょっと酒を飲みすぎた。あしたにしようかな。

 

  クリント・イーストウッドが、監督・主演した『マジソン郡の橋』と、ロバート・レッドフォードが、監督・主演した『モンタナの風 The Horse Whisperer』とは、制作のときは、そんなに何年も前後しないのじゃないのかな。

(いま、酒に酔っているから、もう話は、やめ。原作の小説もまた、ほとんどおなじころ、ベストセラーになった本じゃなかったろうか?  ふたつの本、かって、翻訳は読んだのだが‥‥‥‥いい映画をみると、その原作を、その言語で読みたいね‥‥‥‥)

モンタナの風に抱かれて [DVD]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


伊福部昭先生は、釧路生まれ、音更育ち

2014-01-08 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

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  今年は、伊福部昭(いふくべ  あきら)さんの生誕100年。さまざまなイヴェント、コンサート、出版があるという。

      伊福部昭  ゴジラのテーマ http://www.youtube.com/watch?v=f_WuEozpFiE

 

  中島みゆき、辻仁成、松山千春、ドリカム・吉田美和、安全地帯・玉置浩二‥‥‥‥北海道は、たくさんの、人気のミュージシャン、アーティストを世に出しているが、世界的な名声がある偉大な音楽家は、なんといっても、やはり、伊福部昭さんではないだろうか。

  伊福部昭さんは、北海道・釧路で生まれ、音更村(現・音更町)で育った人だ。音更町は、わたしが育った帯広市の隣町だ。十勝川をこえると、音更町になる。

 

  伊福部さんは、音更で育って、札幌の中学(高校)に進学して、北海道大学に入学する。あの時代、北大にいくのだから、とんでもなく優秀な少年だったのだろう。北大では、農学部で林業を勉強するのだ。異色のクラシックの音楽家だ。ほとんど独学で作曲法をマスターして、北海道で国有林管理の林務官をやりながら、国際コンテストに作品をエントリーする。

  北海道の国有林の林務官を辞めて、東京に出るのは、20代の後半なのだ。すごい人がいるものだ。帝大出の国家公務員だ。上級の役人としての将来も、暗くはないだろうに。

  すごい人、と、誰もが尊敬するは、純音楽(クラシック)の作曲家として数々の曲を作曲しているだけでなく、300本以上の日本映画の音楽を作曲している。だれも知ってる代表作が、「ゴジラ」なのだ。

 

  15年くらい前のこと。オーストラリアの音楽好きの青年と話をしていて、「伊福部昭さんって日本の作曲家、知ってる?」というと、「ゴジラですね」といって、ゴジラのテーマをハミングしたのだ。

 

  伊福部昭さんが、すごいのは、作曲家ということだけじゃない。音楽教育者として、多くの作曲家を育てた。北海道で、独学で作曲法を学習した人が、東京に出て、音楽大学で作曲法を教え、たくさんの作曲家を育てた。いま、活躍している作曲家、アレンジャーのほとんどの人は、伊福部昭さんの孫弟子ではないだろうか?

 

  伊福部先生の語録で好きなのは、「真にグローバルたらんとすれば真にローカルであることだ」、そして、最高に好きなのは、「楽譜をきれいに書けない者は良い音楽が書けない」。

 

  最も北海道的な音楽をつくった人は、伊福部昭さんだと、わたしは、思う。

 

  愛弟子たちが、太鼓を叩き、伊福部先生自らタクトをふる映像がある。太鼓を叩く人たちは、そうそうたるメンバーだ。当時、日本を代表する作曲家、音楽教育者たちだ。

     伊福部昭  日本の太鼓 (ジャコモコ・ジャンコ) http://www.youtube.com/watch?v=Ab_1STC0K-s

伊福部昭 室内楽作品集

 

 

     伊福部昭  シンフォニア・タプカーラ http://www.youtube.com/watch?v=6C_mpoYSkfg

 


不覚。大瀧詠一さんの訃報を知らなかった

2014-01-07 | 日記・エッセイ・コラム

はっぴいえんど

  今夜まで知らなかった。大瀧詠一さんが、12月30日に亡くなっていた、とは‥‥‥‥。

http://www.asahi.com/articles/ASG124CQWG12UCVL002.html

  家族と食事中に突然倒れ、そのまま、意識がもどることはなかった、という。動脈瘤の炸裂ではないか、と、憶測だが‥‥‥‥。

 

「はっぴいえんど」は、日本の音楽史に永遠に残る、重要なバンドであることはもちろんだが、大瀧詠一さんは、優れたシンガーソングライターで、プロデューサーでもあった。山下達郎さんのバンド、シュガーベイブをデビューさせたのは、プロデューサー・大瀧詠一さんではなかったかな? ナイヤガラというレーベルが、大瀧さんがプロデュースしたレーベルではなかったろうか?

  (わたしは、いま、けっこうショックで、酔っぱらってる。資料をあたらず、ジジイの記憶だけで書いているので、間違いだったら、ごめんなさい。あす朝、起きてシラフで、資料を検証してから書き直します。)

    最後の、はっぴいえんど  http://www.youtube.com/watch?v=88CHFXTaodM

風街ろまん

  "はっぴいえんど"を知ったのは、まず、岡林信康さんのバックバンドとしてだった。

      岡林信康&はっぴいえんど  今日をこえて http://www.youtube.com/watch?v=vVhhQYmx8uM

「」わたしを断罪せよ(通常プラケース仕様)


別れの朝・考

2014-01-06 | 日記・エッセイ・コラム

 

  ペドロ&カプリシャスの名曲『別れの朝』を聴きながら、そのドラマの情景を想像する。

       前野曜子   別れの朝  http://www.youtube.com/watch?v=Rn1eKM_9fuQ

 

 

  この歌は、1970年代初頭という時代の状況から、かぐや姫の『神田川』や、伊勢正三さんが作り、イルカでヒットした『なごり雪』などと同様の、”同棲ソング”だと思う。(ユーミンが作って、ハイファイセットでヒットした『冷たい雨』、風の『22才の別れ』もまた、”同棲ソング”の系列、亜種と聴くと、おもしろいはずだ。)

 

『別れの朝』、だ。この場合、別れは、女・男、どちらかの裏切りがあって、別れるわけではない。ふたりは、都会で出会った学生同士なのだ。その街は、東京にしたほうが、いいかな。札幌でも、福岡でもいいのだが。

  女と男、ふたりは、なにか荻窪の店の、コンパで出会い、恋におちる。下高井戸で、いっしょに暮らすが、女は、卒業までもう1年。男は、卒業の年になってしまった。

 

 

  女の学校は、多摩美の日本画か、文化服装のデザイン科がいいだろうか? 京都の老舗呉服店の一人娘なのだ。卒業したら、京都にもどって婿をとって、家業を継がなくてはならない。

  男は、私大だろな。日大か、中央か? 明大の経済がいいかな‥‥‥‥男は、明治大学を卒業して、故郷の北海道・帯広に帰る。農協に就職が決まったのだ。

  男は、十勝が好きだ。4年暮らしても、都会になじめない。悲しいかな、農家の子ではない。だが、なにか、十勝の農業にかかわる仕事をしたい、と、大学で農業経済を勉強していた。そして、なにより、酒好きで粗暴な父親との暮らしを耐えてきている、母親が心配だ。田舎に帰って、病身の母のそばにいたい。

 

『別れの朝』、だいたい、こんな妄想で、わたしは、この曲を聴きなおす。男の容姿は?  ”嵐”でいうと、二宮さんかな。女は…………?

 

      高橋真梨子  別れの朝 http://www.youtube.com/watch?v=V3ONk1BkvN4

 

 

  このように、だいたい、わたしの長い散歩は、さまざまな曲の詩とメロデーで喚起される、そのドラマの情景を勝手に妄想しながら、歩くわけ。妄想ジジイだ。

 

 

     風   22才の別れ  http://www.youtube.com/watch?v=ZX49168tdbw

 

  伊勢正三さんが、すごいのは、「なごり雪」だろう。みごとな名曲だ。いま、わたしの場合、旅立つ娘を、駅で見送る父親として、この歌を聴く。大人になっていく娘との、別れの歌だ。

     イルカ  なごり雪   http://www.youtube.com/watch?v=4IT_ZHGsQXw

 

      伊勢正三   なごり雪  http://www.youtube.com/watch?v=CLuQdc7KyNE

  伊勢正三さんの「なごり雪」、いいでしょ。作者が歌うってことは、こういうこと。どんなジャンルの芸術も、作家のオリジナルをみること、かな、大事なことは。