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古い曲が気になる

「ハイ・ファイ・セット」山本俊彦さん逝く

2014-03-29 | 日記・エッセイ・コラム

 

   赤い鳥、ハイ・ファイ・セットの山本俊彦さんが亡くなった。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140329/k10013338361000.html

 

  もちろん、わたしは、ハイ・ファイ・セットのプロモーターだったことがあるから、山本俊彦さんといっしょに食事をしたこともある。酒を飲んだこともある。

 

 

      ハイ・ファイ・セット    燃える秋 http://www.youtube.com/watch?v=9qWuqe9tuVo

"桐生亜希が、その青年をはじめて見かけのは、祇園祭の宵山の雑踏のなかでだった"

  燃える秋、曲は、わが尊敬する、武満徹先生だ。なんど聴いても、しびれる。詩はもちろん、小説の作者、五木寛之さん。

 

GOLDEN☆BEST/赤い鳥 翼をください~竹田の子守唄

ハイ・ファイ・セット スーパー・ヒット DQCL-6005

      ハイ・ファイ・セット     中央フリーウェイ http://www.youtube.com/watch?v=X2lUWOI9Dyo

      ハイ・ファイ・セット    冷たい雨  http://www.youtube.com/watch?v=qJyLWYGHyrU

 

 

   ごく最近のこと。九州の森本くんと電話で話をしていて、ハイ・ファイ・セットが話題になった。森本くんが、ハイ・ファイ・セットの、幻のアルバムのような古いCDを買った、という。そこから、わたしたちは、長いハイ・ファイ・セットの話になった。

(北海道のわたしと、九州の森本くんは、ときどき携帯で長い話になる。スカイプかなんかを使えばいいのだが、しかし、ジジイのわたしとしては、そういうことがメンドウなのだよ)

   わたしは、荒井由実がデビューする前、東芝レコード(そのころまだ東芝音楽工業だったか、東芝EMIになっていたか、さだかでないが)から送られてきたテスト盤のLP『ひこうき雲』を聴いてすぐに、東芝の宣伝担当・高橋さんに「プロダクションを紹介してください」といって、プロモーターになった。

(わたしは、浜田省吾のことだけやってたんじゃないだ。ユーミンの最初のプロモーターでもある。そして、ポリドール・レコードと組んで、井上陽水を北海道から火をつける、ということもその前にやってる。解散したキャロルの矢沢永吉、ジョニー・大倉のプロモーターでもあったのだ。そして、浅川マキさん、りりィ、そして、中村雅俊さん。ショーケン。北海道全域を、帯広のわたしがやっていた‥‥‥じつは。モップスのプロモーターでもあったのだ。まぁ、今ではすべて、どうでもいいことだ。ジジイのむかし話だ‥‥‥‥)

 

 

   そんなことで、荒井由実が好きで、デビューしたときから、宇崎竜童さんのダウン・タウン・ブギウギ・バンドとのジョイントコンサート・ツアーを企画したりした。

  そういう流れで、『竹田の子守唄』の赤い鳥 が解散して、ハイ・ファイ・セットになったとき、これは、わたしが売るべきものだ、と思ったわけだ。「ついに、荒井由実みたいな、ソフィケートされたソングライターが出てきた。音楽的に単純で、辛気臭いフォークソングには、もう、あきたな! もっと洗練されたことをやりたいな」と思っていたのだ。

  最近の森本くんの電話で、30年以上むかしのわたしが『俺は、ハイ・ファイ・セットを売る。これからは、こうしてファショナブルで、洗練されないとダメだ』と、ある飲み屋で、ハードロック、ヘビメタ、R&B、どろどろのブルース・マニアの前で宣言したというのだ。そのことを思い出したの、という九州・森本くんの話だった。

  もちろん、わたしは、宣言しただけじゃない。コンサートをプロモートした。そして、わたしの、帯広駅前の7坪の小さいレコード店では、ハイ・ファイ・セットのLPレコードは長い間、驚異的に売れた。

  帯広の人口16万人、十勝のマーケット30万、ならいくらの適正売上‥‥‥とか、レコードメーカーが出す数字なんて、わたしには、なんの関係ないもないのね。つまり、マーケットは、じぶんがつくるものだ。それだけ。そうしてやっていた。それがわたしの小さいレコード店、サウンドコーナー、駅前店だ‥‥‥‥‥。

 

 

  若いとき、いっしょに仕事をしたミュージシャンの訃報に、心が痛い。


ひまわりを飾る

2014-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

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   桜の開花がニュースにある。ここ北海道東部は、とうぶん桜は咲かない。くやしいから、いっそのこと机の上は夏にした。ひまわりだ。

 

ひまわり HDニューマスター版 [DVD]

 

  『ひまわり』は、わたしがレコード屋になってすぐに封切りになった映画だ。サントラ盤がよく売れた。帯広駅前で、小さいレコード店を開店したばかりで、知名度もなく苦しんでいるとき、じつにありがたいLPレコードだった。

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  ひまわり、というタイトルと少しちがって、戦争に翻弄された女と男の、切なくも悲しい話だ。イタリアの名優ふたり、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニは、もちろんみごとだ。だが、『戦争と平和』のナターシャ役で世界を魅了した、ロシアの女優、リュドミラ・サベーリエワの哀しくも切ない美しさは、この映画が成功した大きな要素でもあるだろう。

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  ロシア映画『戦争と平和』、ナターシャ。

 

  『ひまわり』、映像も、じつにすばらしい。(撮影は、イタリアのジュゼッペ・ロトゥンノ)

  そして、音楽だ。ヘンリー・マンシーニだ。

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    映画『ひまわり』 のテーマ http://www.youtube.com/watch?v=VX0u0K3qt6Y

 

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  http://www.youtube.com/watch?v=GOQAuujuCxs

  もちろんここは戦場だったから、イタリア人やドイツ人やロシア人の、何千という兵士たちが肥料となって、美しいひまわりが咲く、というわけだ。

 

  ヘンリー・マンシーニの音楽は、『ティファニーで朝食を』のオープニングで、わたしは少年時代、ひどく感動した。映画というものの、美しいはじまりは、このシーンにつきるだろ。

  『ティファニーで朝食を』オープニング http://www.youtube.com/watch?v=1JfS90u-1g8

 

 


夕暮れに‥‥‥‥靖国神社

2014-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

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   これもずいぶん前の写真だ。北海道に帰るまえだ。

   わたしは、仕事帰り、夕暮れに靖国神社に参拝する‥‥‥‥‥この、すこし前、この参道は全部、玉砂利だったのだ。それもまた、いい雰囲気だった。

   仕事帰り、毎週のように靖国神社に参拝したものだが‥‥‥‥‥‥‥


ソメイヨシノ

2014-03-28 | 日記・エッセイ・コラム

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   この写真は、北海道じゃない。数年まえ、近所の運河沿いの堤防で咲く桜だ。ソメイヨシノだ。ソメイヨシノは、関東地方で普通の桜だが、もちろん野生種ではない。人が、 改良し改良して作ってきた品種だ。本州の山里や街に咲く桜、そのほとんどすべては、野生種ではない。何百年か、あるいは何千年か、人の美意識でつくってきた品種なんだ、じつは‥‥‥‥‥。

  このソメイヨシノが美しく咲くところは、わたしが長く暮らした浦安にあった。汚い運河沿いの堤防に植えられた数十本の桜の木だが、桜の花が咲くと、近所の人たちが手づくりのお弁当をひろげて花見をしている。それは、花見の酒宴という感じではなく、遠足か、ピクニックという雰囲気で、わたしは、好きだった。

 

  東京メトロ・東西線沿線の行徳、南行徳、浦安 での生活が長かったので、あの界隈がひどくなつかしい。30年くらい前、東京にでて、川崎・横浜もふくめて転々としたが、北海道にもどるまえ15年くらいは、この地下鉄東西線沿線にいたのだ。流転・放浪の人生で一番長く住んだのは、この界隈かな。

  便利なんだ。銀座にいくのも、皇居東御苑にいくにも、靖国神社にいくにも、神田神保町の書店街にいくにも‥‥‥‥わたしのいま行きたいところに、部屋から徒歩ふくめて30分以内にいける。地下鉄の料金は、230円だ。朝・夕暮れは、5分、昼間でも、電車を10分待つなんてことはない。

  浦安、なつかしい。

 

  じつは、わたしは、この東京メトロ東西線沿線、行徳・南行徳・浦安が、人生で一番長く住んだところなんだ。

 

  青森県八戸で生まれ、2歳のとき、北海道・釧路に移り、3歳で帯広にやってきた。(父は帯広の人、母は音更の人だ。祖父母は、福島の人)。東4条10丁目あたりのアパートにまず住んだが、すぐに西5条25丁目に新築された市営住宅に引っ越した。これが、4歳の冬だったかな?

  (わたしは、幼児期から今まで、ほとんど連綿とした映像記憶をもっている。これが普通のことだろ、と思っていた。だれもみんな、そうだろ、と思っていた。最近、弟と話をしていて、「そんなことがあったんだね!」といわれ、忘れることも、またいいのかな、とも思う。)

  小学校は、帯広明星に入学して1年だけいて転校して、帯広北栄を卒業した。中学は、帯広一中入学卒業だが、中の二年生の一年間、帯広五中に転校していた。一中を転校するとき、サヨナラみなさん、みなさんのこと、ボクは、一生忘れない、と涙で挨拶した、その中学に3年のときなんだかまた帰ったわけだよ。帰ってきたヨッパライにちかい。

  いつも転校生、いつも転校生で、なんだが忙しく、入学してじっと3年平和に過ごせたのは、帯広三条高校だけかな。

 

 

 

 

 


カリンダが好きだ

2014-03-27 | 日記・エッセイ・コラム

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グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン1 DVD-BOX part2

   テレビドラマ『グッド・ワイフ』が面白くて、毎週たのしみにして見る。シリーズ3が終わり、四月からシーズン4がスタートする。(もちろん、シーズン1も2も、全部みている)。

   アリシア役の主演ジュリアナ・マルグリーズはもちろん、じつに魅力ある名優だが、わたしは、この法律事務所の調査担当者(探偵)、カリンダ・シャルマが好きなのだ。

  探偵カリンダを演じるのは、ロンドン生まれのイギリスの女優、アーチー・パンジャビ。両親は、インドからの移民だ。

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   シーズン3のファイナル、カリンダとアリシアとのシーン http://www.youtube.com/watch?v=1wZkkW16gLY

 

 


『カンフル罪一発!! 』帯広ライヴ、決定

2014-03-18 | 日記・エッセイ・コラム

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  町支寛二さんと古村敏比古さんのユニット"カンフル罪"、2014全国ツアーのタイトルと日程が決まった。

『カンフル罪一発!! ~1ダースだぜ!12本目いっとく?~』

  北海道は、6月14日(土)・15日(日)、帯広・ブルースハープでの二日間。

       カンフル罪  オフィシャルサイト http://www.r-s.co.jp/kanji/kanfuru/

  チケット、帯広の先行販売は、4月14日(月) 午後1時から。

 

  先日の『まっちゃん・げんちゃん』ライブが、わたしのプロデュース復帰第1弾だったが、この『カンフル罪一発!! ~1ダースだぜ!12本目いっとく?~』帯広が、プロモート復活第1戦になる。

 


今夜は、クジラの刺身

2014-03-13 | 日記・エッセイ・コラム

 

  数日まえの日曜日。まっちゃん・げんちゃんのライブをみて、ブルースハープから出ると、外は雪。大雪だ。また、雪かいな、とウンザリした。

  だが、またまた、今日、雪。カンベンしてくださいね!  雪も、冬も、もういらない!

 

  雪道だったから、往復40分くらいかかったが、いつものように、日暮れに近所のスーパーまで歩いた。父親の牛乳が、2パックしかストックにないのだ。冷蔵庫に3パックがないと、わがお父様は、不機嫌でいらっしゃる、のだよ。

  1年と10ヵ月ほど前、帯広にもどったばかりのとき、「おまえ、いつ買い物にいくんだ! 」と、起きてきたお父様がおっしゃる。

『なに言ってるんだ? このクソ・ジジイ?』と、意味がわからない。なになに‥‥‥なんのこと? と、怪訝な顔をしてジジイをみた。すると、「牛乳が、なくなるだろ!」と、クソ・ジジイが言いくさる。

  父は耳が悪いから、じぶんの声をよくモニターができない。やたらデカい声で怒鳴る。その瞬間、こっちの感情は、ブチ切れる。

   しかし、ブチ切れても‥‥‥‥わたしは、学生のときや、帯広にいて北海道全域をテリトリーにしたプロモーターだったときのように、とことん反論して、どなる・争う、ということにしない。争わないんだ、もう。もう、老人だ、死ぬ歳だからね。

 

  おれのやること、それが嫌なら、そのことに関わる、すべてをやめる。手をひく。『あッ、そう。あんたらで、勝手にやって、チョンマゲ』と、なる。しかし、今回の相手は、嫌いでも、親だ‥‥‥‥じいさんのこと、頼むね、と、母に死ぬとき頼まれたし‥‥‥‥クソ‥)

 

 

  母親は、いつも冷蔵庫に3パックを常備していた。その1パックが空になると、キッチンのシンクの上、一番目立つ、水道蛇口の横に空の紙パックをお父様が置く。それが、『ワン・パックは無くなった。残りは、2個だ。すぐに買っておけよ!』という、クソ・ジジイのサインらしいのだ。わたしは、そのサインを知らなかった。許してください、お父様。

  しかし、いくら牛乳好きといっても、口を開けているやつのほかに2パックのストックは、いらんだろ。と、帯広にもどったばかり、50年ぶりくらいに父親と同居したとき思ったものだ。

  だが、ちがった。老人ふたりの生活に、なんで大型冷蔵庫が2台も必要なのか、じつに不思議だったが、だんだん意味はわかってきた。母のあの体で、毎日買い物にでるのは、つらい。父親がかならず毎日食べるものを、大量に買ってストックしておくために、2台の大型冷蔵庫が必要だったのだ。

 

  わたしは、牛乳を飲まない。だから、50年ぶりに同居して、やたら牛乳に固執する父親にかなり違和感があるのだ。父のこだわりの趣向を知らずに、いつも飲んでるブランドと違うやつを買ってきたときは、いっさい手をつけない。『北海道・十勝の牛乳だぞ。どれも新鮮で美味いだろ。北海道の牛乳のブランドを選ぶ? 日本中のほとんどの人は、そんなゼイタクなこと、できんぞ!』

  わたしは、牛乳が嫌いなわけじゃない。むしろ、味も好きなのだが、悲しいことに、ひどい拒否反応がある。アレルギーとは、ちょうとちがう、と思う。ひどい腹痛と下痢で苦しむ。牛乳を飲むと、すぐに下ッ腹がとんでもなく痛くなって、そして、すぐに強烈な下痢症状がやってくる。だから、学校給食の乳製品には手をださなかった。昭和20年代、30年代、いつも飢えていたのに、残したのだよ。

 

  わたしは、アイスクリームやソフトクリームも大好きだが、食べるときは、覚悟して食べる。だから、子供のときから、外で食べないようにしている。大好きなアイスを食べて、悲しき下痢になる。

 

  そんなわけで、わたしのお父様が、あれほど牛乳好きで、なぜ、わたしは、ここまで牛乳拒絶なのか?  わたしは、DNA鑑定が必要ではないか? と、思っている、最近‥‥‥‥‥。

 

 

   今日、スーパーでクジラ肉をみつけた。イルカかもしれないが、小型のクジラがイルカだ。そんなわけで、クジラの刺身を食べながら、イタリアの安ワインを飲んで、この文章を打っている。外は、雪。大雪だ。

   春よ!

 

 

 

 

 

 


そのとき、俺の手は震えていた

2014-03-10 | 日記・エッセイ・コラム

 

  日曜日、北海道・帯広・ブルースハープでの、まっちゃん・げんちゃんのライブは、じつに楽しかった。ふたりのユニット、初ライブは大成功、といっていいだろう。

  しかし、わたしが写したスナップは、どれもひどい手振れで、"ちょっとピンボケ"というようなかわいいものじゃなく、"そのとき、俺の手は震えていた"というべき、ひどい写真だ。まあ、でも、それほどノリノリのライブだったのだ。

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  30年いじょうの長いあいだ、帯広・十勝を中心に音楽活動をしてきた二人だが、なぜか、一度もいっしょに演奏したことがない、という。それを聞いて、わたしは、このコラボレーションを提案した。

 

  ブルースハープ・ライブは、昨年から企画して、B♭でなんどかリハを重ね、 じつにいい感じに仕上がってきた。だが、 本番まじかに、まっちゃんが骨折、入院で、ひと月延期することになった。

  延期して、はたして、お客がきてくれるのだろうか? と、わたしは、ひどく不安だった。

  そして、本番、当日。老父の、介護士で家政夫で御用聞きのわたしは、バカ殿御膳の支度など家事に時間をくい、タクシーを飛ばして、本番すこし前に、ブルースハープにたどり着いた。

『お客さんは、4、5人だろうか‥‥‥‥?』と、おそるおそる、ドアをあけた。すると、なんと、ブルースハープのなかは、満員のお客さんだ!  店のなかは、もうすでに期待で、騒然と熱いのだ。

 

  ライブは、じつに楽しかった。まっちゃん・げんちゃんも楽しそうだったし、お客さんにも十分楽しんでいただけた、と思う。2月初頭の土曜日に予定してたライブを、突然、延期して、普段営業してない日曜日にお店を開けていただいた。ブルースハープのユカさんには、ほんとうに感謝している。

 

  わたしは、このコラボを提案して、リハをやっていると、まっちゃん・げんちゃんのふたりが、ほんとうに音楽大好きの、プロフェッショナルなミュージシャンなんだな、と知って、ある感動があった。

  最初のリハの日、初対面みたいな挨拶をしているなかで、「あんまり練習すると、本番に飽きて、ノリが悪くなるから、今日と当日リハくらい、ですね」と、ふたりは、言った。ところが、曲を合わせだすと、ふたりともとんでもなく真剣になっていく。

  その日、はじまったリハはぜんぜん終わる様子はない。そして、ふたりは、たがいの仕事のスケジュールを確認して合って、次のリハの日程を決めている。(あれ?  リハは、1回じゃなかったの?)。ふたりとも仕事をもっている。土日休み、とか、夜には家に帰れるとか、普通のサラリーマンのような時間で働く仕事ではない。ふたりのオフの日を合わせるのは、けっこうたいへんなのだ。

   リハで確認し合ったことを、げんちゃんが譜面に書いて、つぎのリハ。また譜面を書き直して、リハ。

  こうしてリハを重ねる、まっちゃん・げんちゃんをB♭で見ていて、『このふたりは、本物のミュージシャンだな』と、つくづく思った。

 

  30年ぶり。わたしのプロデュース復帰戦、まっちゃん・げんちゃんの才能と努力のおかげで、初戦は、大勝利といっていいだろう‥‥‥‥まあ、そんな感じで、この企画の結果には満足してはいるのだ。酒が‥‥‥うまい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


プーチンが好きだ

2014-03-08 | 日記・エッセイ・コラム

 

  ウクライナの問題では、わたしは、アメリカ・オバマではなく、ロシア・プーチン大統領を支持するな。イラクやエジプトやシリアなど、アフリカ、アラブの騒動と同様に、アメリカが、金をつかって仕掛けた騒乱なのだろうが、かってソ連邦だった国にまで、欲望を拡大するのは、やりすぎじゃないかい? クリミヤの住民が、ロシア帰属をのぞむなら、遠くはなれたアメリカの、おバカ大統領が、四の五のいうことじゃないだろ。

   フィギュアスケート世界選手権2011 日本人の知らないロシアの好意 http://www.youtube.com/watch?v=GQZoS4ZWZM8&feature=youtu.be

 

 

『ジャスミン革命』だの『オレンジ革命』だの、マスメディアのれんちゅうが、はしゃぐ"革命"ほど、胡散臭いものはない。


九州の森本くんから、九州の食品いろいろ

2014-03-07 | 日記・エッセイ・コラム

 

  先週は、札幌の鈴木さんから、酒の肴をいろいろ送っていただき、きのうはまた、九州の森本くんから、九州の食品いろいろが届いた。みやげや老舗の名品ではなく、近所のスーパーで買って、日常的に食べている物だ、という。それがうれしい。

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  森本くんの送ってくれたなかに「マルタイ  ラーメン」が 入っていた。 これが好きなんだ。東京では、西友やヨーカ堂やダイエーなど、たいがいのスーパーで普通に売っている。安い、簡単。味、シンプル、うまい。わが常備品だった。

  だが、北海道・帯広にもどって、わたしのいくスーパーで見かけたことがない。寂しい思いをしていた。すこし前に酔ったとき、深夜、インターネットで発注するところだったが、「東京のスーパーで買うより、ちょっと、高いな」と、冷静になってやめた。

「マルタイ  ラーメン」が、東京のスーパーで普通に売っているのは、九州出身が多いこともあるだろうが、この即席ラーメンの味に、ある普遍性があるからではないだろうか? と思ったりするのだが‥‥‥‥。逆に、北海道限定発売の即席めん類は、東京でみつけるのに苦労する。なぜか?

 

  突然、ホンコン焼きそばが食べたくなって、地下鉄・東西線に乗り、大手町でおりる。東京駅八重洲口に、北海道物産の店がある。そこでは、札幌・ベル食品の缶入りラーメンスープや、札幌・菊水の生麺も買える。

  ここで買ってきた、ホンコン焼きそばや、マルちゃんのダブル・ラーメンを作って食べても、なぜか、北海道で食べていた、あの味ではなくて、いつも失望したものだ。なぜだろう?

  そうして、失望して‥‥‥‥しかしまた、数か月すぎると、酔って真夜中に、「ホンコン焼きそばが、食べたいな」とか「マルちゃんのダブル・ラーメン・しょうゆ、が食べたいな」と思って、翌日午後、地下鉄・東西線にのる。

  そして、 「こんなもんだったろうかな? 」‥‥‥‥と、作っては、失望した。『ふるさとの訛り なつかし』なんだな‥‥‥‥と。

  (およそ、インスタント食品だ。だが、期待する、わたしの貧困なる味覚は、昭和の20年代30年代、貧困なる幼少時代の、いつも飢えていた貧困なるココロからくるのだ。インスタント・ラーメン‥‥‥うまい、じゃないかい!)。

 

   ※ "ホンコン焼きそば" は、エスビー食品。北海道のほかは、東北の一部の地域限定発売の、味付き乾燥めんの焼きそば。東京でも、九州でも買えない。 "マルちゃんのダブル・ラーメン"は、東洋水産。北海道だけの商品。

 

 


9日は、まっちゃん・げんちゃんのライブ

2014-03-06 | 日記・エッセイ・コラム

 

  浜田省吾のジャージーなカバーをこころみる、まっちゃん・げんちゃんのユニット。最初のライブが、9日(日曜日)にある。会場のお店は、帯広市のブルースハープ。

 

  このライブは、2月に予定していて、十勝毎日新聞にも大きく取り上げられたのだが、まっちゃんこと松井くんが、深夜に会社の洗車場で転倒して、大腿骨を折ってしまった。それでひと月延期したのだ。

  十勝毎日新聞に延期の記事を書いていただいたのだが、2月の当日には、まっちゃんの事故を知らず、たくさんの人が来てくれた。生身の人間には、いつ、なにが起こるかわからない。不可抗力とはいえ、申し訳ない思いだった。

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  9日のライブ、スタートは、午後8時から。十勝の浜省ファンは、ぜひ、見てほしい。

  ブルースハープは、帯広市西1条南10丁目  アポロビル地下 。

 

 

 


今夜は、アイロン

2014-03-05 | 日記・エッセイ・コラム

 

  父親の夕飯をつくってから、洗濯したシャツにアイロンをかける。

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  30年。わたしは、ひとり暮らしが長い。三食、じぶんの飯は、じぶんでつくるのが好きだし、アイロンもかける。ボタンもつける。

 

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   このダンガリーシャツは、近所の”ワークマン”のような店で買った、インド製、980円。安物だが、全部のボタンの黒糸をはずして、赤い糸でつけなおした。そういう手仕事は、嫌いじゃない。

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また、雪だが、春はくる。

2014-03-05 | 日記・エッセイ・コラム

 

    帯広は、また雪。

     だが、春はくる。

 

   春ちかし、と思うと、なぜか、西行を読みたい。西行の、春と桜の歌を読みたい。いつもは、近所の図書館で山家集を借りてくるのだが、帯広図書館の往復は、徒歩では3時間のハードな冬旅だ。往復660円とバス代も高い。

 

   春ちかい。もう一度、山家集を読みたい。古今集も、生きてるあいだに、もう一度ちゃんと読んでみたい。酔ってインターネットで、古本を買った。

    古今和歌集、50円。山家集、136円。送料、250円。

 

        花散らで  月は曇らぬ世なりせば   物を思はぬ   わが身ならまし

 

 

 

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  きっと、人は捨てるような古本だろうが、 ちゃんと読める。本を、大事にしないやつは、嫌いだ。日本人は、大昔から、言葉と文字と、そして、紙と書物を愛してきた。