Ommo's

古い曲が気になる

スーパーネイチャー

2010-12-31 | 日記・エッセイ・コラム

                         

おもしろい話だ。帯広の人たちの噂で、わたしは帯広にいる、という。屋台村のラーメン屋からの話が最初らしい。(わたしは、きょうも千葉の人だ。東京駅まで18分の千葉県民だ)

    

「スーパー・ネイチャー」の著者、ライアル・ワトソン博士が二年前に亡くなっていたと知って、ここのところ、遺作の「思考する豚」とかを読んでいた。ライアル・ワトソンの話が、科学的かどうか、問題でない。書く話はとてもおもしろい。それでいいんだ。一番好きな本は、「生命潮流」だ。

生命潮流―来たるべきものの予感 生命潮流―来たるべきものの予感

冒頭の、テニスボールを裏がえす少女の話は、衝撃的におもしろい。すぐにコーリン・ウイルソンあたりにボロクソに論破されて袋叩きになったが、黄色いテニスボールが、少女の手の上で裏がえる映像をなんどもイメージしたものだ。楽しい想像だった。

少女の念力の話など、そんなもの、ホントの話として読むから、科学的でない、と腹がたつ。たんに小説とおなじ読み物として、楽しむ。それがいい。

この何週間か、そういう擬似科学のワトソン博士の本を読み返していた。やっぱり、おもしろい。

 

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それで、わたしが北海道・帯広にいる? という話をきょう聞いた。ヒェー! おもしろい。わたしの心は、いつも帯広だが、心だけでラーメンを食べに行ったのか……。わたしもたいしたものだ。

帯広の屋台に、わたしの幻影が徘徊しているらしい。たしかに、郷愁はそこまで強い。


馬が好きだ

2010-12-30 | 日記・エッセイ・コラム

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靖國神社には、軍犬の隣に軍馬の慰霊像がある。日清・日露の戦争から昭和20年の終戦まで、戦地にいった馬は、100万頭を超えているという。その一頭も日本に帰ってくることはできなかった。その馬たちに感謝して、慰霊する像だ。

犬とともに馬は、古代から人間の戦争につきあってくれた戦友だ。騎兵の乗りものだし、戦車を引いた。弾薬・兵器から食料まで、そして、重い火砲を運ぶのも馬だ。エンジンがついた戦車やトラックが開発された近代戦でも、山岳地帯や湿地帯で物資を運搬するのは、馬だ。

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北海道・十勝の音更町駒場に、広大な国の牧場がある(いまは独立法人になっているが)。ここは、軍馬をつくる国策牧場だった。近代戦になっても、馬こそ、重要な戦略的動物だったのだ。

ぜひ、北海道旅行のときは、この音更・駒場の十勝牧場を訪ねてほしい。美しい広大な牧場だ。いまもたくさんの馬を飼っている。放牧されている巨大な馬の群れをみると感動する。帯広空港でレンターカーを借りると、1時間くらいで行ける。

  十勝牧場 ホームページ http://www.nlbc.go.jp/tokachi/00index/index_css01.html

      

飲み友だちのアメリカ人の話だ。十代のとき、日本人は、馬の肉を食う、と聞いたときはショックだったという。アメリカ人の馬に対する思いは、特別だ。犬いじょうだ。開拓のとき、馬こそ人の友だった。

その愛すべき馬を、日本人は食う? 信じられない野蛮人だ、と思った、という。それも生の肉を食う。なんてやつらだ、と。

そのアメリカの友、日本にやってきて、英会話を教える仕事をして、生徒と居酒屋にいくようになった。その店の目玉が、馬刺しだ。すすめられて、嫌々、食べた。好奇心だったという。

いらい、馬刺しが好きだ。魚の刺身よりずっと好きだ、という。わたしと飲むときも、「今日、馬刺し、ありますか?」と、まず店員さんに聞く。アメリカ人だ。

北海道にいたとき、馬を飼っていたことがある。その話は、また、あしたかな。綺麗な馬だった。


日本の軍用犬

2010-12-29 | 日記・エッセイ・コラム

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靖國神社には、軍馬と軍用犬の慰霊像がある。日露戦争いらい、戦地の軍役に使役された日本の馬は、100万頭を超えるという。犬も戦場で活躍した。その数も多い。何万頭だったのだろう? そして一頭として日本に帰って来れなかった。

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犬と馬は、古代から人間の戦争につきあってきた動物だ。とくにヨーロッパ人(アメリカ人も)は、近代・現代の戦争でも犬の有用性を高く評価して軍役につかっている。日本はこれを学んで、明治維新後、ヨーロッパ人が近代戦のために改良した犬、ジャーマンシェパードを導入して軍役につかいだした。日露戦争から日本の軍用犬は活躍した。

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日本の軍犬のために、靖國神社に慰霊像がある。軍犬の慰霊像は、ネットでみると、アメリカにはたくさんある。驚く。

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犬好きの人は、日本の、軍用犬の慰霊像をみるためだけでも、靖國神社を訪ねてはどうだ。奥にひっそりとある。そのまえで手を合わせる人をいつもみる。

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(最初の写真の反対側。靖國神社の奥)

東京に来たら、ぜひ、この軍犬慰霊像を見に来てほしい。戦争に負けたか、勝ったか。正義の戦いだったか、侵略戦争だったか。汚い戦争か、キレイな戦争か。そんなことは関係ない。戦争で亡くなった人たちと、人間に命じられるまま働いて死んだ動物の、その鎮魂を祈るときは、戦争のその本質なんか、そんなことは、関係ない。

                

いまも、世界じゅうの軍隊で、犬は重要な要員だ。日本の自衛隊に部隊があるようだ。

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水族館、靖國神社、神保町。JAXA i 最後の日。

2010-12-28 | 日記・エッセイ・コラム

                            

午後、小学生の孫ふたりをつれて、葛西臨海水族園にでかけた。子供たちは冬休み、親たちは今週から正月休みに入った会社も多いのか、休日でもないのにひどく混んでいた。しかし、いつも混雑する地下鉄はガラガラだ。やはり、サラリーマンは休みの人が多いのか?

孫たちの母親(つまりわたしの娘)が、地下鉄・市ヶ谷駅まで迎えに来てくれたので、そこでみんなと別れて、外にでた。靖国通りを歩くと、靖國神社まですぐだ。もう閉門されているが、門の外から参拝すればいい。今年最後の参拝だ。

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九段下へむかって、市ヶ谷から靖国通りを歩いていくと、この靖國神社の長い塀がある。この塀の雰囲気が好きだ。今夜はいつもと違ってにぎやかだ。もう初詣の提灯が飾られている。これもまたいい。

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靖國神社の門はもう閉まっている。午後5時で閉門なのだ。その閉まった門のまえで、サラリーマン風の若い男がひとり祈っていた。

わたしも手水をつかってから、閉まった門のまえで拝礼をした。

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もう閉門だが、若いカップルや若い女性のグループがやって来ては、門のまえで拝礼していく。

数日前のテレビ番組に仙谷由人がでて、「小泉元首相の靖國神社参拝は、時代錯誤だ」といったとか伝えられた。だが、仙谷由人の、全共闘脳の靖國神社認識こそ、時代錯誤だ。まったくわかってない。わたしは、月に何回か靖國神社に参拝にくる。いま、毎年毎年、参拝者が増えているのだ。それも若い世代が圧倒的に多い。

仙谷由人のような左巻き世代、つまりわたしとおなじ団塊世代は、終戦直後からの赤化教育の影響で、国家意識がきわめて希薄だ。だが、若い世代は、侵略戦争も、南京虐殺も、従軍慰安婦も、デタラメだと知っている。コリアン・レフトの左翼マスコミと、日教組の左翼教師と、左翼弁護士たちが捏造したデマだと知っているのだ。

60年代の、反米だの反権力だの、左翼・リベラルに郷愁をもっていて、新聞とテレビの情報を鵜呑みにする古い世代と、日本のマスコミをまったく信じず、インターネットで情報を交換して、じぶん自身の頭で考える若い世代との圧倒的な違いだ。

この若い人たちは、靖國神社を軍国主義の象徴などと考えない。日本のため、じぶんの家族のために、戦って亡くなった人たちを祀っている神聖なところ、と素直にとらえているのだ。その英霊に感謝をして、鎮魂を祈る。

それに、靖國神社に合祀されているのは、軍人だけでない。5万人以上の女性も祀られている。戦地で亡くなった従軍看護婦や女子挺身隊だ。ひめゆり学徒隊や白梅学徒隊の女学生や南樺太の真岡郵便電信局事件で自害した電話交換手の女性たちも祀られている。

そして、潜水艦に撃沈された輸送船にのって死んだ学童たちも祀られているのだ。若い世代は、それもインターネットで知っている。団魂世代の左巻き世代は、戦犯が……などと左翼教師の洗脳からぬけられないのだろうが……。

靖國神社の敷地内には、軍馬と軍用犬を追悼するブロンズ像がある。ここにも、花と水が絶えない。いつもそのまえで祈っている人たちがいる。数十万頭の馬と犬が戦地にいったが、一頭として帰国した馬も犬もいない。

普段も参拝者が増えているが、初詣の人出は年々すごいことになってきてる。アカの左巻きジジイの仙谷由人には、想像もできないだろう。だから、「靖國神社参拝は、時代錯誤」などと左翼まるだしのアホを露呈する。こいつこそ、脳軟化症の時代錯誤だろう。

他国の顔色をうかがって、自国民の慰霊施設に参拝しないことこそ、時代錯誤なのだ。と、靖國神社に参拝する若者たちは知っているのだよ。

この売国民主党政権の1年4ヶ月で、国民は、仙谷由人や菅直人のような左翼に政権をわたすのが、どれほど国にとって危険か、痛いほどわかっただろう。きっと、反動で、靖國神社の初詣は、ますます、すごい人出になることだろう。わたしは、三日くらいにいくことにしようかな。

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靖國神社から九段坂をくだって、神田神保町の古書店街を歩いた。夕飯は、地下鉄入り口近くの小路(ミロンガなどがある)の中華厨戸・一番館で、かけラーメンを食べた。かけラーメンといっても、たっぷりのモヤシとひき肉がトッピングされてる。これが、290円。安い。

神保町から東京駅まで、また歩いた。(本屋街の神保町から東京駅まで意外と近いのだ。20分くらいかな)。

東京駅前の、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の広報施設JAXA i (ジャクサ・アイ)が、きょうで閉館になる。蓮舫たちに仕分けられたのだ。

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閉館間近の7時半くらいに着いた。やはりすごい人で大混雑していた。

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蓮舫たちは、ここの運営費、年間1億円は、ムダだと断罪した。しかし、東京駅から徒歩3分という立地で、年間1億円は妥当な金額だ。辺鄙なアクセスの悪いところでは、広報施設の意味がない。納税者である国民に、多額の税金をつかう国の宇宙航空科学開発を理解してもらうのは大切なことだ。子供たちへの啓蒙の意義も大きい。1億円は、けっしてムダではないはずだったが……。売国の民主党政権には、目ざわりな国威発揚の施設だったのだ。

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8時になって、閉館すると、何度も何度も大きな拍手が起きた。

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閉館になっても人々は帰らず、外側からJAXA i を撮影していた。テレビニュースでは、きょうの来館者は4500人といっていたが、この閉館時間だけでも1000人以上はいる。最終日の、きょう朝からの入場者が、4500人という話はないだろう。無料で自由に入れるのだから、テレビメディアがいう、4500人の根拠は何もないのだ。蓮舫の仕分け劇場を、さんざん持ち上げたテレビのやつらは、『最終日のきょうは、1万人を超える来館者が閉館を惜しんだ』とはいえないか。

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閉館になってもまわりを囲んで帰らない人々。きょうここにやって来た人々は、蓮舫と民主党に対する怒りと憎しみに燃えていることだろう。仕分けられるべきは、やつら民主党の売国奴たちだ。


『コールド・マウンテン』の監督は、2008年に亡くなった

2010-12-28 | 日記・エッセイ・コラム

                          

深夜のテレビ東京で、ジュード・ロウとニコール・キッドマン主演の『コールド・マウンテン』を放送していた。

この映画の監督・脚本は、アンソニー・ミンゲラだ。イングランド・ワイト島生まれのイギリス人だが、両親はイタリアからの移民だ。国立ハル大学の大学院を出ている。

アンソニー・ミンゲラが監督・脚本の、1996年の『イングリッシュ・ペイシェント』は、アカデミー賞12部門にノミネートされて、8部門を受賞した。このとき、アンソニー・ミンゲラ監督は、まだ42才だった。

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アンソニー・ミンゲラ監督は、2008年3月18日、首にできたガンの手術をうけ、出血が止まらないまま亡くなった。54才の若さだった。

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ジュード・ロウとアンソニー・ミンゲラ監督

   アンソニー・ミンゲラ監督の死を伝えるニューヨーク・タイムズ http://www.nytimes.com/2008/03/19/movies/19minghella.html?_r=1

コールドマウンテン [DVD]

『コールド・マウンテン』は、アカデミー賞7部門にノミネートされて、レネー・ゼルウィガーが助演女優賞を受賞した。

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レネー・ゼルウィガー

                  

イングリッシュ・ペイシェント [DVD]

『イングリッシュ・ペイシェント』は、カナダの詩人・小説家、マイケル・オンダーチェのブッカー賞受賞小説が原作だ。

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『イングリッシュ・ペイシェント』の原作者、スリランカからカナダに移住した作家・マイケル・オンダーチェ。

イギリス人の患者 (新潮文庫)


菅直人の地元、西東京市議会選、民主党惨敗

2010-12-26 | 日記・エッセイ・コラム

                       

きっと、テレビや北海道の新聞では、報じないだろう。

菅直人の地元・西東京市の市議会議員選挙で、民主党は惨敗だ。菅直人のかみさんと、蓮舫が応援にはいっていた。

市議会議員選挙の応援に、総理大臣夫人と現職国務大臣だ。豪華じゃないか。そして、負けた。惨敗だ。立候補者のうち6人が落選する。いま4名の落選は確定した。その4人は、みんな民主党の現職だ。民主党現職議員は、5人だった。その5人のうち、4人が落ちた。

これを、惨敗というんじゃないかい。ここは、中選挙区のときは、菅直人の選挙区だ。小選挙区東京19区になって、菅直人にゆずられて、末松義規がついでる。総理大臣・菅直人の地元でこのザマだ。

   菅首相地元で、民主党敗   http://www.tokyo.dpj.or.jp/news/o/2010nisitoukyosigisen.html

    http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4610977.html

 http://sankei.jp.msn.com/politics/election/101227/elc1012270155000-n1.htm

                         

Musical Prodigy

なぜか日本ではあまり演奏されないジャズのスタンダードに、『ブルー・プレリュード』がある。センチメンタルで、わたしは好きな曲だ。ペギー・リーやジュディ・ガーランドのすばらしい歌もレコードで残っている。ピアノ・トリオが好んでレパートリーにしている。

作曲は、ピアニストで作曲家、アレンジャーのゴードン・ジェンキンス(1910年~1984年)だ。ベニー・グッドマンやフランク・シナトラで有名な『グッバイ』など、名曲をいくつも作曲している。じぶんのオーケストラでもヒットをとばしていた。

わたしは、なぜか数年まえから、ゴードン・ジェンキンスの曲が気になっている。

   

    ペギー・リー Blue Prelude http://www.youtube.com/watch?v=SuTjV2VWCHY&feature=related

         エディー・ヒギンズ・トリオ Blue Prelude http://www.youtube.com/watch?v=oGMWjXSwIiA&feature=related

         フランク・シナトラ Goodbye http://www.youtube.com/watch?v=fFOiQJHK5ok

Only the Lonely (Omr)

わたしは、このフランク・シナトラのアルバム「Only The Lonely 」をアメリカ・ポピュラー音楽史上、最高傑作のひとつだと思う。シナトラの抑制された歌唱表現のすごさは、もう人をこえている。神の域だ。ネルソン・リドルのアレンジと、その指揮のオーケストラが、また、すごい。


NHKは、警告を無視してナベヅル生息地に入った

2010-12-25 | 日記・エッセイ・コラム

                             

テレビ・メディアの連中というのは、どうしてこうもごう慢なんだ。NHKが、またやってる。鳥インフルエンザの汚染地帯に、警告を無視して取材に入りこんだのだ。なにが『みなさまのNHK』だ! これは放送の取材倫理に反するなんで甘い問題じゃない。これは、犯罪だろ。

口蹄疫のときも、農家に「入らないでほしい」といわれても、強引に敷地に入りこみ取材したテレビ・メディアがあった。そうして強引に取材に入ったのに、民主党政権の失態に配慮して、それを報道しなかったのだ。http://mainichi.jp/select/today/news/20101226k0000m040091000c.html


天皇誕生日

2010-12-23 | 日記・エッセイ・コラム

                    

10年くらい前だろうか、あんまり騒々しいので外にでた。部屋のすぐ前の道路を、天皇陛下が通るという。通りは、人でいっぱいだ。わたしは、二日酔いで最悪だ。

すぐに天皇陛下の車列がきた。わたしは、車のなかで手をふる天皇陛下と目があった。わたしは、涙を流した。


戸張良彦さん撮影、十勝の月食

2010-12-22 | 日記・エッセイ・コラム

                            

うまくいかないもので、たのしみにしていた月食のきのうは雨模様、今夜は、雲ひとつない晴天だ。美しい月が輝いている。本が読めるほど明るい月だ。南風が吹いて、早春という感じで心地がいい。昼は17度まで気温が上がった。真夜中、月を眺めながら3時間も散歩をしてしまった。

    

北海道・帯広市在住の写真家、戸張良彦さんが、昨夜の月食を撮影している。じつに美しい。限りなく黒にちかい、深く濃いブルーの巨木の枝は、カシワの古木だ。戸張さんの視点、表現はみごとだ。すごい写真家だ。

どこに立ってカメラをかまえるべきか、何年もまえからプランをねって、現地に何度も何度もいって、ついに昨夜、凍てつく雪原に立って、ジーと月食の月がこの位置にくる、この瞬間を待っていたのだろうな。みごとだ。

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      写真家・戸張良彦さんのサイト http://www.y-tobari.jp/topics/?ct=1


厚い雲で、月食がみれない

2010-12-21 | 日記・エッセイ・コラム

                        

たのしみにしていた月食は、厚い雨雲で、みることができない。残念だ。北海道は、晴天で綺麗な皆既月食がみえたようだ。

月が見えないので、月にまつわる曲を聴くことにした。まず、ドビュッシーの「月の光」、そして、ベートーヴェンの「月光ソナタ」がいいだろうか。

 ドビュッシー 月の光      http://www.youtube.com/watch?v=s2XzoA94Zws&feature=fvw

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クロード・アシル・ドビュッシーは、フランスの人だ。1862年に生まれ、1918年に亡くなった。「ボレロ」で有名なラヴェルと同時代の作曲家だ。

                 

     ベートーヴェン 月光ソナタ http://www.youtube.com/watch?v=O6txOvK-mAk&feature=related 

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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、1770年に生まれ、1827年に亡くなった。オーストリア・ウイーンの人だ。おそらく記録に残っている人類音楽史上、最高の作曲家だろう。わたしは、そう思う。すごすぎる。


十勝の画家、神田日勝がすごい

2010-12-20 | 日記・エッセイ・コラム

                      

北海道・十勝の広尾町で開拓農民をやっていた画家、坂本直行のことを書いた。坂本龍馬の姉の家系の人だ。

十勝の農民で、もうひとりすごい画家がいる。神田日勝だ。

神田日勝(かんだにっしょう)は、東京・練馬の人だが、8才のとき、一家で鹿追町に開拓に入った。鹿追町は、帯広市から車で40分くらいの広大な田園地帯だ。北部は原生林の山岳地帯で、大雪山国立公園の然別湖も鹿追町だ。

兄は、東京芸術大学に進学するが、日勝は、鹿追中学校を卒業後、家業の農業をつぐ。農業をやりながら絵を描き、19才のとき、平原社美術協会展で朝日奨励賞を受賞して注目される存在になった。

しかし、全道的な画家になった1970年(昭和45年)、腎盂炎による敗血症で、32才の若さで突然亡くなった。雨のなかの農作業で風邪を引き、体調がもどらないまま、二ヶ月たらずで息を引き取ったのだ。

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その生涯のことなど、神田日勝記念美術館のホームページにくわしいので参照してほしい。そのサイトのGallry を開くと作品のいくつかみることができる。

その絵はすごい。見る者の心をゆさぶる。北海道旅行をしたときは、ぜひ、神田日勝記念美術館に立ち寄ってほしい。

神田日勝の一家が入植した鹿追町笹川は、然別湖にいく途中、自衛隊の駐屯地があるあたりだ。

    神田日勝記念美術館ホームページ  http://kandanissho.com/

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神田日勝デッサン集
神田日勝記念館
北海道新聞社
   

マクベス

2010-12-20 | 日記・エッセイ・コラム

       

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いまの民主党の内紛をみて、シェークスピアの『マクベス』を読み返すと、大笑いできる。わたしは、この芝居を一度も観たことがないが、ずいぶん昔、中学生か高校生のときに戯曲を読んだ。

11世紀のスコットランドの王権争いと、いまのクズ民主党のれんちゅうの内ゲバは、何も変わらない。よく似てる。

それでいま、『マクベス』を読み返してみた。

シェークスピアは、そのスコットランドの血なまぐさい権力闘争から300年以上たって、戯作化した。史実が漫画化されたシェークスピア劇が、いまの民主党内紛によく似てて笑える。

この日本のアホウ民主党政権と、それを煽ったテレビ・新聞を思い、『マクベス』を読むと、笑える。腹をかかえて笑える。笑えるレベルは、M1グランプリ、チュートリアルの傑作「チリンチリン」のレベルだ。

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権力欲に目がくらんだマクベスを煽る魔女たちがいる。これには笑える。テレビのれんちゅうだ。テレビのコメンテーターだ。キャスターだ。

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マクベスを、民主党でも菅直人でも、仙谷でもいいだろ。そうして『マクベス』を読むと、大笑いできる。

田舎者のわたしは、一度も観たことがないが、この芝居『マクベス』を、ぜひ一度観たいものだ。

            

チュートリアルの「チリンチリン」とおなじくらいおかしいのは、笑い飯の「鳥人」だ。これもすごい。バカバカしくおかしい。傑作だ。動画はないが、音声だけはある。それでも笑える。

  笑い飯 鳥人 http://www.youtube.com/watch?v=54i7fBEkp7E

  チュートリアル チリンチリン http://www.youtube.com/watch?v=KZ64DLZlifA


民主党を温かく見守ってほしい?

2010-12-19 | 日記・エッセイ・コラム

                                                       

タレント大臣の蓮舫は、静岡県議会選の応援演説で、「もう少し時間をいただき、民主党を温かく見守ってほしい」といった。こいつらのキチガイ度は、もう笑えない。背すじに寒気がする。

『温かく見守って』やれるのは、更生する少年少女とか、はじめてお使いの幼稚園児とか、そういう場合で、1億国民の生命財産を託す政権政党では、あり得ないのでないかい?

「もう少し時間をいただき、民主党を温かく見守ってほしい」という言葉がでることがすでに国民をナメきっている。こんなやつらに政権をわたす国民だからナメられるのも、とうぜんだが……。

                       

ルーピー鳩山が、いいカッコしたくて勝手に約束したCO2・25%削減のツケは、北海道に重く返ってくるだろう。(民主党の、“ガソリン値下げ隊”なんて茶番もあった。隊長は川内博史だ)。ガソリンは値下げどころか、来年から大きく上がる。環境税だ。ガソリン、軽油だけじゃない。灯油も上がる。灯油にもこの税がかけられる。北国はつらいだろう。

灯油だけじゃない。重油にも環境税がかけられるから、ビルの暖房の燃料費も上がる。北国のホテルや旅館の経営もつらいだろう。円高で原油コストが下がっているはずだが、アホの民主党の悪政で、油は全部上がる。

悲しいことに、わたしの故郷・北海道は、民主党の牙城だ。衆議院選挙区のほとんどすべてで民主党議員を選んだ。環境税の元凶・ルーピー鳩山由紀夫も、北海道の代議士だ。

来年、車や暖房の、油の税が大きく上がる。そしてなんと、民主党は、来年度の、車の自賠責保険料値上げを決定した。それを北海道民は知っているだろうか? じぶんの自動車がないと生活が成り立たない地方で、車の燃料の値上げや維持費の値上げは、つらいだろう。こういう民主党政府の政策を、民主党支持の地方紙や地方テレビ局がちゃんと伝えているのだろうか? 

        

    蓮舫「沖縄や外交、反省して前に」街頭で釈明 http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20101219-OYT1T00469.htm

この蓮舫というタレント政治家は、農林水産大臣の松岡議員の事務所に、アポなしでテレビ・カメラを引き連れて入りこみ、「どこに深層水があるんだ!」と、ヒステリックに大騒ぎして松岡議員を自殺に追いこんだ。その張本人だ。

ところが、じぶんもまったくおなじ不正な事務所費問題を隠している。テレビは、松岡議員自殺事件で蓮舫と共犯だから、蓮舫の事務所費問題をニュースショーでとりあげない。辻元清美が議員辞職したとまったくおなじ事務所費不正申告なのだが……。

今年のはなしだ。蓮舫の現役政策秘書が、電車のなかのチカンで逮捕された。だが、テレビはまったく報道しなかった。これが自民党議員秘書のチカン事件だったら、大ハレンチ事件になった。蓮舫自身が先頭に立って、監督責任だのなんだのと難癖つけて、テレビをつれて大騒ぎをしていただろうに。他人がスキをみせれば死ぬまで追いこむ。じぶんのミスには大甘。民主党売国政府そのものだ。

『温かく見守って』……政権政党の大臣の言葉かい? 寒気がする。

蓮舫は、平成18年、参議院予算委員会で、猪口邦子大臣に、「あなたは障害児を持つ親の気持ちなどわからないのでしょう!」と、とんでもなく無礼な発言をした。蓮舫とお仲間のテレビのバカれんちゅうは問題にしないから、国民は知らないだろう。猪口議員は、公言しないが、障害児の母親だ。

さすがにこのトンデモ発言は、蓮舫事務所が必死で削除するのか、ユーチューブにない。だが、その発言の直後のたたみかかって調子にのる蓮舫の映像はある。猪口大臣の怒りを隠した冷静さが、大人だ。蓮舫の人間としての下劣と下品、そしていかに幼稚で危険な政治家か、よくわかる。障害児を産み、育てる女性に対して、「あなたは障害児を持つ親の気持ちなどわからないのでしょう!」と、いった直後の映像だとわかってみてほしい。

  蓮舫 vs 猪口大臣  http://www.youtube.com/watch?v=4mFo-Eb863s&feature=related

              

山口二郎とかいう北大教授が、さんざんテレビにでて、民主党政権になれば、“この世の楽園”になると、政権交代を扇動していた。だが、きょうは、NHKの番組で懺悔しているという。間違いだった、と。アカ・左翼なんてのは、そんなものだ。また、このアホ教授先生は、偽善の商売ネタを考える。悪いの私ではなく、民主党だ、とか屁理屈をあみだす。

また、そして、愚民は、ダマされる。そんなものだ。人権派弁護士・仙谷が、ヤクザ・総会屋の顧問弁護士が商売の生業で、元東大全共闘・リベラルを看板にして、ヤクザ相手に商売していたとおなじだ。日本の左翼とは、偽善商売のことだ。

きょうの千葉県八千代市の市長選でも、民主党は負けた。連戦連敗、民主党皆殺し、だ。民主党ということが、いまや犯罪なのだ。

いまや、地方選挙では、いかに民主党でないか、と隠すことが大事だ。政権政党に近いということが、民衆の反感と嫌悪の対象になる。すごい世の中だ。時代劇のようだね。

静岡県議会選挙の応援に蓮舫がいったというが……蓮舫が応援に入った茨城県議会選挙は、民主党が惨敗だ。民主党は、24人候補をたて、たった6人当選しただけだ。


衝動的に昔ラーメンが食べたくなった

2010-12-18 | 日記・エッセイ・コラム

                     

わたしが住んでいるのは、千葉県市川市。旧江戸川に架かる浦安橋をわたると、東京都江戸川区だ。その橋のたもとに、老夫婦がやってる小さい中華料理屋がある。福々亭という。30年以上まえから店のたたずまいは変わらないのじゃないだろうか。昔はどこの街にもあったラーメンからカツ丼まである、そんな食堂だ。“長崎チャンポン”と書いた、日に焼けて色あせた看板が年月を感じる。

夜になって、急にそこのラーメンが食べたくなった。マフラー、ニット帽、手袋、モモヒキ、セーターに革ジャケットの完全装備で、橋をわたって東京都に出かけた。川風はひどく冷たいが、片道30分のちょうどいい散歩だ。

その福々亭のラーメンは、最近はやりの超濃厚複雑スープとはまったく別の、昔ながらのラーメンだ。小さいとき、北海道・帯広の川北屋やたんきちで食べたラーメンにちかい。もっともちかいのは、帯広三条高校の通用門まえにあった食堂、大鵬のラーメンだ。

帯広三条高校の学生通用門のまえには、二軒の食堂があった。向かって右側にあったのは、白樺。その左となりに大鵬があった。ここは、応援団や運動部の生徒のたまり場で、怖がって女子生徒などまったく出入りしない。一般の生徒は、となりの白樺食堂でパンを買ったり、ラーメンを食べる。わたしは、山岳部で、部長の国枝幸吉さんが応援団長でもあったから、一年生のときからこの大鵬でラーメンを食べた。山崎さんというおばさんが、一人でラーメンを作っていた。

今夜、衝動的に食べてたくなった福々亭のラーメンは、淡白な醤油味で、具は、シナチクが3、4本、小さいチャーシューが1枚、刻みネギがパラパラ、そして、薄いナルトが1枚だ。値段は350円。味も値段も学食ラーメンにちかい。この“昔ラーメン”が好きなのだ。

                                                                  

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あすは、全日本実業団女子駅伝がある。豊田自動織機の第3区、小島一恵の走りがたのしみだ。


鉛筆補助軸

2010-12-18 | 日記・エッセイ・コラム

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鉛筆が好きなので、メモもノートも鉛筆だ。小さくなったやつも捨てられないので、補助軸をつかう。補助軸とは、チビった鉛筆のホルダーだ。エクステンダーとか、エンピツホルダーともいう。

長いあいだ、100円くらいの金属製をつかっては捨てていた。金属があまりに薄いから、すぐに締めがあまくなって、遊びができる。字を書いていて、このわずかな、微妙なガタガタ、フニャフニャ感がじつに不快だ。

そんなチープな消耗品だと思っていた。だが、ネットで調べると、いろいろ高額商品がある。知らなかった。高いのは買わない。買えない。それで銀座の伊東屋にでかけた。ここのオリジナルを手にしてみたい。

伊東屋のオリジナル鉛筆も安くて、つかいやすい。ボールペンのオリジナルも好きだ。そんなわけで、いま、伊東屋の鉛筆補助軸をつかっている。379円。これが、なかなか握り具合が心地いいのだ。

        伊東屋 鉛筆補助軸 http://www.ito-ya.co.jp/ec/ProductSearch.do?action=simplelist&search=2&genre_group_id=1&grand_genre_id=103&sub_genre_id=10305

                    

文具店は、どこもたのしいが、銀座・伊東屋は、じつにたのしいところだ。そして、思い入れがある店でもある。毎日、店のまえに突っ立ていたことがある。

わたしは、東京でガードマンの仕事をはじめたとき、銀座の中央通りでガス工事の警備員をやっていた。

銀座に電信柱がないのは、電線も電話線も、ガス管も水道管も、あの広い歩道の下の共同溝にあるからだ(最近はそういう街が多い)。そのガス工事の警備で、銀座・中央通りに立っていた。伊東屋のまえにも、立っていた。昼も、夜間工事も、突っ立ていた。雨の日も嵐の日も、突っ立ていた。

共同溝に作業員の職人が入ると、わたしは、一日中、その入り口に立っているのが仕事だ。ただ銀座を歩く人をながめる。それが、仕事だ。バカかテロリストが、開けた共同溝に入るのを警戒するのが仕事だ。こうして、伊東屋のまえに、毎日毎日突っ立ていたことがある。