午後、小学生の孫ふたりをつれて、葛西臨海水族園にでかけた。子供たちは冬休み、親たちは今週から正月休みに入った会社も多いのか、休日でもないのにひどく混んでいた。しかし、いつも混雑する地下鉄はガラガラだ。やはり、サラリーマンは休みの人が多いのか?
孫たちの母親(つまりわたしの娘)が、地下鉄・市ヶ谷駅まで迎えに来てくれたので、そこでみんなと別れて、外にでた。靖国通りを歩くと、靖國神社まですぐだ。もう閉門されているが、門の外から参拝すればいい。今年最後の参拝だ。
九段下へむかって、市ヶ谷から靖国通りを歩いていくと、この靖國神社の長い塀がある。この塀の雰囲気が好きだ。今夜はいつもと違ってにぎやかだ。もう初詣の提灯が飾られている。これもまたいい。
靖國神社の門はもう閉まっている。午後5時で閉門なのだ。その閉まった門のまえで、サラリーマン風の若い男がひとり祈っていた。
わたしも手水をつかってから、閉まった門のまえで拝礼をした。
もう閉門だが、若いカップルや若い女性のグループがやって来ては、門のまえで拝礼していく。
数日前のテレビ番組に仙谷由人がでて、「小泉元首相の靖國神社参拝は、時代錯誤だ」といったとか伝えられた。だが、仙谷由人の、全共闘脳の靖國神社認識こそ、時代錯誤だ。まったくわかってない。わたしは、月に何回か靖國神社に参拝にくる。いま、毎年毎年、参拝者が増えているのだ。それも若い世代が圧倒的に多い。
仙谷由人のような左巻き世代、つまりわたしとおなじ団塊世代は、終戦直後からの赤化教育の影響で、国家意識がきわめて希薄だ。だが、若い世代は、侵略戦争も、南京虐殺も、従軍慰安婦も、デタラメだと知っている。コリアン・レフトの左翼マスコミと、日教組の左翼教師と、左翼弁護士たちが捏造したデマだと知っているのだ。
60年代の、反米だの反権力だの、左翼・リベラルに郷愁をもっていて、新聞とテレビの情報を鵜呑みにする古い世代と、日本のマスコミをまったく信じず、インターネットで情報を交換して、じぶん自身の頭で考える若い世代との圧倒的な違いだ。
この若い人たちは、靖國神社を軍国主義の象徴などと考えない。日本のため、じぶんの家族のために、戦って亡くなった人たちを祀っている神聖なところ、と素直にとらえているのだ。その英霊に感謝をして、鎮魂を祈る。
それに、靖國神社に合祀されているのは、軍人だけでない。5万人以上の女性も祀られている。戦地で亡くなった従軍看護婦や女子挺身隊だ。ひめゆり学徒隊や白梅学徒隊の女学生や南樺太の真岡郵便電信局事件で自害した電話交換手の女性たちも祀られている。
そして、潜水艦に撃沈された輸送船にのって死んだ学童たちも祀られているのだ。若い世代は、それもインターネットで知っている。団魂世代の左巻き世代は、戦犯が……などと左翼教師の洗脳からぬけられないのだろうが……。
靖國神社の敷地内には、軍馬と軍用犬を追悼するブロンズ像がある。ここにも、花と水が絶えない。いつもそのまえで祈っている人たちがいる。数十万頭の馬と犬が戦地にいったが、一頭として帰国した馬も犬もいない。
普段も参拝者が増えているが、初詣の人出は年々すごいことになってきてる。アカの左巻きジジイの仙谷由人には、想像もできないだろう。だから、「靖國神社参拝は、時代錯誤」などと左翼まるだしのアホを露呈する。こいつこそ、脳軟化症の時代錯誤だろう。
他国の顔色をうかがって、自国民の慰霊施設に参拝しないことこそ、時代錯誤なのだ。と、靖國神社に参拝する若者たちは知っているのだよ。
この売国民主党政権の1年4ヶ月で、国民は、仙谷由人や菅直人のような左翼に政権をわたすのが、どれほど国にとって危険か、痛いほどわかっただろう。きっと、反動で、靖國神社の初詣は、ますます、すごい人出になることだろう。わたしは、三日くらいにいくことにしようかな。
靖國神社から九段坂をくだって、神田神保町の古書店街を歩いた。夕飯は、地下鉄入り口近くの小路(ミロンガなどがある)の中華厨戸・一番館で、かけラーメンを食べた。かけラーメンといっても、たっぷりのモヤシとひき肉がトッピングされてる。これが、290円。安い。
神保町から東京駅まで、また歩いた。(本屋街の神保町から東京駅まで意外と近いのだ。20分くらいかな)。
東京駅前の、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の広報施設JAXA i (ジャクサ・アイ)が、きょうで閉館になる。蓮舫たちに仕分けられたのだ。
閉館間近の7時半くらいに着いた。やはりすごい人で大混雑していた。
蓮舫たちは、ここの運営費、年間1億円は、ムダだと断罪した。しかし、東京駅から徒歩3分という立地で、年間1億円は妥当な金額だ。辺鄙なアクセスの悪いところでは、広報施設の意味がない。納税者である国民に、多額の税金をつかう国の宇宙航空科学開発を理解してもらうのは大切なことだ。子供たちへの啓蒙の意義も大きい。1億円は、けっしてムダではないはずだったが……。売国の民主党政権には、目ざわりな国威発揚の施設だったのだ。
8時になって、閉館すると、何度も何度も大きな拍手が起きた。
閉館になっても人々は帰らず、外側からJAXA i を撮影していた。テレビニュースでは、きょうの来館者は4500人といっていたが、この閉館時間だけでも1000人以上はいる。最終日の、きょう朝からの入場者が、4500人という話はないだろう。無料で自由に入れるのだから、テレビメディアがいう、4500人の根拠は何もないのだ。蓮舫の仕分け劇場を、さんざん持ち上げたテレビのやつらは、『最終日のきょうは、1万人を超える来館者が閉館を惜しんだ』とはいえないか。
閉館になってもまわりを囲んで帰らない人々。きょうここにやって来た人々は、蓮舫と民主党に対する怒りと憎しみに燃えていることだろう。仕分けられるべきは、やつら民主党の売国奴たちだ。