Ommo's

古い曲が気になる

天皇誕生日

2010-04-29 | 日記・エッセイ・コラム

                  

きょう、4月29日は、昭和天皇の誕生日だ。激動の時代を生きた天皇だ。日本の歴史で、これほど重く、天皇に民族の運命を託したことはなかった。

崩御して、つまり、亡くなって、「昭和天皇」とか「大正天皇」というので、今の天皇を年号で呼ぶことはない。では、なんというか? 「今上天皇(きんじょう・てんのう)」だ。

テレビで、「平成天皇」というやつがいたら、左翼テロリストの関係者か、無知なアホ、だろうな。


True Grit

2010-04-28 | 日記・エッセイ・コラム

                      

ジェフ・ブリッジスのホームページをみると、「True Grit 」のリメイクを撮影中とある。制作・監督は、コーエン兄弟だ。

「True Grit 」は、1969年、ジョン・ウエイン主演で制作されている。邦題は、「勇気ある追跡」だ。この作品でジョン・ウエインは、アカデミー賞主演男優賞を受賞した。http://www.imdb.com/title/tt1403865/

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ジェフ・ブリッジスは、ジョン・ウエインが演じた、飲んだくれのシェリフ。マット・デイモンが、グレン・キャンベルの演じたテキサス・レインジャーだ。

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1969年に「勇気ある追跡」でジョン・ウエインと共演した、グレン・キャンベルは、俳優のまえに、「恋はフェニックス」や「ウイチタ・ラインマン」「ガルベストン」などの大ヒットがあるシンガーで、ギタリストだ。

フェニックスとか、ウイチタとか、ガルベストンとか、地名を歌いこんだシリーズのヒットを立てつづけに飛ばした。これが日本のご当地ソングにも影響を与えたのだろうか。「長崎は今日も雨だった」とか、「そして神戸」とか、「横浜、だそがれ」とか……。

   グレン・キャンベル Wichita Lineman http://www.youtube.com/watch?v=4qoymGCDYzU

    グレン・キャンベル By The Time I Get To Phoenix http://www.youtube.com/watch?v=mUg5p3BncuQ&feature=related

                               

ジョン・ウエインは、長い映画俳優生活で、やっとこの作品でオスカーを手にした。ジョン・フォード監督の名作「駅馬車」で注目されたのは、1939年だから、じつにこの映画の30年前だ。それからの主演作品は数あるが、ウエスタンのタフなアクション・スターのイメージで、アカデミー賞とは無縁だったのだ。

1964年に肺がんを発病して、手術と治療を繰り返しながら、タフな役柄を演じ続けた。この映画の撮影のときは、片側の肺を失っていた。1979年に胃がんで亡くなるが、1976年の「ラスト・シューティスト the Shootist 」まで、転移する癌と闘いながらタフな男を演じきった。

Shootist (Ws Sub) [DVD] [Import]

 アカデミー授賞式のジョン・ウエイン  http://www.youtube.com/watch?v=7qQhODwivLU

 「駅馬車」のジョン・ウエイン http://www.youtube.com/watch?v=7Pu9V85Njg8&feature=related

   「黄色いリボン」予告編 http://www.youtube.com/watch?v=O6rZ28ObFUI

 ジョン・ウェイン制作・監督・主演 「アラモ」 予告編 http://www.youtube.com/watch?v=mi-qfkbObrI&feature=related

                                 

コーエン兄弟の制作・監督、ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン主演の「True Grit 」リメーク版、リリースは、今年12月という。日本封切りは、来年かな。キャスティングをみると、たのしみだ。邦題は、「勇気ある追跡」になるのだろうか? そうしてほしいが……。

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イーサン・コーエンとジョエル・コーエン。

   コーエン・ブラザーズ.net  http://coenbrothers.net/blog/                     

  グレン・キャンベル オフィシャルサイト http://www.glencampbellshow.com/


街は、花でいっぱいだ

2010-04-28 | 日記・エッセイ・コラム

                        

毎日、寒い、寒いと思っているが、街は、花であふれている。グズグズしているが、やはり、春なんだ。

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きょうは満月、あすは大潮。江戸川の水が、こんなに引いているのをはじめて見た。大正元年(1912年)に架けられたという、古い今井橋の跡が露呈していた。橋が架けられる前は、渡し船だった。

写真の対岸が、東京都江戸川区、こっちが、千葉県市川市。

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満潮のときは、下の写真のようになる。東京湾まで5、6キロしかないので、川の流れの方向は、潮の満ち引きで変わる。

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小沢幹事長、起訴相当

2010-04-28 | 日記・エッセイ・コラム

                           

東京第五検察審査会は、民主党・小沢幹事長を起訴相当とした。http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201004270218.html

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100427/crm1004272303048-n1.htm

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E5E2E1838DE0E5E2E6E0E2E3E29F9FEAE2E2E2;at=DGXZZO0195166008122009000000

                     

先に、26日、東京第四検察審査会が、鳩山を不起訴相当としたのは、憲法第75条の国務大臣の訴追規制に関わって、起訴相当と議決しても、ムダだと判断したのだろう。つまり、鳩山を起訴するために、鳩山自身の同意を得なければならない、という矛盾だ。母親から受け取った月々1500万円もの金を、まったく知らなかった、と、しらを切っている鳩山が、自分自身の訴追に同意するわけがない。

憲法 第七五条 【国務大臣の訴追】
 国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない。但し、これがため、訴追の権利は害されない。

「クレイジー・ハート」は、6月12日封切り

2010-04-27 | 日記・エッセイ・コラム

 

Crazy Heart
                       

6月12日、たのしみにしていた映画、「クレイジー・ハート」が封切りになる。酒で身を持ち崩したカントリー・シンガーの話だ。主演のジェフ・ブリッジスがアカデミー賞・主演男優賞を受賞した。

 映画「クレイジー・ハート」 オフィシャルサイトhttp://www.foxsearchlight.com/crazyheart/

 映画「クレイジー・ハート」 オフィシャル(日本語)http://movies.foxjapan.com/crazyheart/

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 ジェフ・ブリッジス オフィシャルサイト  http://www.jeffbridges.com/

ジェフ・ブリッジスの父親は、ロイド・ブリッジスだ。

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テーマソングがいい。作詞・作曲は、カントリーの若いシンガーソングライター、ライアン・ビンガムと、大ベテランのプロデューサーでギタリストの、T・ボーン・バネット。アカデミー賞・最優秀歌曲賞を受賞した。

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T・ボーン・バネットとライアン・ビンガム

                       

       ライアン・ビンガム 「クレージー・ハート」のテーマソングThe Weary Kind http://www.youtube.com/watch?v=zelvaxvTaUk

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テキサスのシンガーソングライター、ライアン・ビンガムは、1981年生まれだ。若い。メジャーデビューの前は、プロのロディオ・ライダーをやっていた。暴れる雄牛に乗る。あれだ。ミュージシャンとしては、異色の経歴だ。

            

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    ライアン・ビンガム オフィシャルサイト   http://www.binghammusic.com/#home

   T・ボーン・バネット オフィシャルサイト  http://www.tboneburnett.com/                                    

  The Weary Kind

Your heart’s on the loose
You rolled them seven’s with nothing lose
And this ain’t no place for the weary kind

You called all your shots
Shooting 8 ball at the corner truck stop
Somehow this don’t feel like home anymore

And this ain’t no place for the weary kind
And this ain’t no place to lose your mind
And this ain’t no place to fall behind
Pick up your crazy heart and give it one more try

Your body aches…
Playing your guitar and sweating out the hate
The days and the nights all feel the same

Whiskey has been a thorn in your side
and it doesn’t forget
the highway that calls for your heart inside

And this ain’t no place for the weary kind
And this ain’t no place to lose your mind
And this ain’t no place to fall behind
Pick up your crazy heart and give it one more try

Your lovers won’t kiss…
It’s too damn far from your fingertips
You are the man that ruined her world

Your heart’s on the loose
You rolled them seven’s with nothing lose
And this ain’t no place for the weary kind


「コンドルは飛んで行く」は、ペルーの作曲家、ダニエル・ロブレスの作品

2010-04-26 | 日記・エッセイ・コラム

                                                                  

1970年(昭和45年)、サイモン&ガーファンクルの大ヒットアルバム「明日に架ける橋」から、2枚目のシングルがカットされて、これも大ヒットした。「コンドルは飛んで行く」だ。

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最初、アルバムのテスト盤でこの曲の聴いたとき、「おッ、ロス・インカスじゃないか」」、となつかしかった。昭和30年代後半、わたしが小学の高学年から中学生のとき、日本でも南米のフォークソング・ブームがあって、アンデス地方の民謡がよくラジオで流れた。「花祭り」や「コンドルは飛んで行く」を演奏するロス・インカスは、日本でも有名だった。来日公演をやっていたはずだ。

しかし、サイモン&ガーファンクルのアルバムのクレジットをみて違和感があった。作詞・作曲、ポール・サイモンとなっていたのだ。英語の歌詞がポール・サイモンなのはわかるが、Music & lyrics by ポール・サイモンは、おかしいのじゃないか? と思ったのだ。
ロス・インカスの演奏にかぶせて、サイモン&ガーファンクルのボーカルをミックスしていた。

なぜ、ポール・サイモンともあろう人が、Music もじぶんの作だと書いてしまったのだろう? トラディショナルか、あるいは、ロス・インカスの曲とするのがふさわしいのじゃないかな。それがわたしの感じた違和感だった。「コンドルは飛んで行く」は、サイモン&ガーファンクルの10年くらい前に、ロス・インカスの演奏で聴いていたのだ。

アルゼンチンのフォーク・グループ、ロス・インカスは、パリを拠点にヨーロッパで活躍していた。レコードは、メジャーのフィリップス・レーベルで世界発売していた。

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だが、事実はもっと違っていた。この曲は、わたしたちが信じていたような、アンデスの民謡、という単純な話ではなかったのだ。1970年にサイモン&ガーファンクルがアルバムで「コンドルは飛んで行く」を発表すると、「この曲は、父親が作曲したオペレッタの序曲だ」と名乗りでた人がいる。ペルー出身の映画監督、アルマンド・ロブレスだ。

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ペルーの映画監督、アルマンド・ロブレス

      

アルマンドの父親、ダニエル・アロミア・ロブレス(1871年~1942年)は、1913年からペルー、リマの劇場で上演されたオペレッタの序曲として、この曲を書いた。序曲だから、歌詞はついてなかった。このオペレッタは、3000回いじょう上演されたというから大ヒット作だったのだろう。ダニエル・ロブレスは、1910年代後半にはアルゼンチンでも公演している。このとき、この序曲がアルゼンチンに伝えられたのだろうか。1950年代には、アルゼンチンでさまざまな歌詞がつけられて歌われていたという。

そして、ダニエル・ロブレスは、1919年から1933年までニューヨークに住んで、アメリカで音楽活動をした。「コンドルは飛んで行く」が序曲のオペレッタは、1933年にアメリカで著作権登録されていたのだ。

ポール・サイモンは、パリで出会ったロス・インカスから、曲は、アンデスのトラディショナルな民謡で、作者は不明と聞いていたようだ。アルマンド・ロブレスから父の曲だ、と指摘をうけて、すぐに作曲は、ダニエル・アロミア・ロブレスと書き換えられた。もめごとにならなかったのだ。

裁判にする問題でもないし、金銭を要求する気もない。「父の作品だと知ってほしいだけだ」と、監督・アルマンド・ロブレスのインタビューにある。

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作曲家、ダニエル・アロミア・ロブレス。

                        

ペルーの作曲家、ダニエル・アロミア・ロブレスは、十代から二十代、アンデス山地を歩き、インディオたちに伝承されている曲の収集をした。録音機のない時代だ。譜面にしたのだ。それを出版した。採譜した曲は700曲を超えている。それらをじぶんの作曲した作品にも生かした。

だから、序曲「コンドルは飛んで行く」のメロディーも、アンデス地方の伝統的な曲のひとつだったのかも知れない。しかし、作品として完成させ、かつ、1933年にアメリカで著作権登録をしていたのだから、やはり、ダニエル・アロミア・ロブレスの曲なのだ。

   ロス・インカス 「コンドルは飛んで行く」http://www.youtube.com/watch?v=GSwu8-ohoWs&feature=related

   ロス・ノチェロス 「花祭り」 http://www.youtube.com/watch?v=JOAlim5-dQ4


韓国人男性、子ども手当8600万円申請

2010-04-25 | 日記・エッセイ・コラム

                                                            

子ども手当、さっそく、国会で自民党・丸川議員が「愚か者め!」と指摘したとおりのことが起こっている。韓国人の男が、尼崎市役所に、554人の養子がいると子ども手当の申請をしたのだ。この男は、極端な金額を要求したから拒絶されたが、成立した法では、子どもの数の制限はない。この男が裁判に持ち込めば、どうなるかわからないのだ。10人、20人の子どもがいると申請する外国人が、日本じゅうの役所に殺到することだろう。http://hochi.yomiuri.co.jp/osaka/gossip/topics/news/20100425-OHO1T00110.htm

だいたい、外国人に子ども手当を支給するのが、おかしな話だ。日本に出稼ぎにきて住み着いている外国人は、この法律を最大限に利用しようとするのは、目にみえている。反日教育をうけて育ったれんちゅうは、日本人から奪うことをなんとも思っていない。

きょうは、中国の航空機が、管制の許可もうけず、成田空港に着陸している。小沢訪中団のような愚かな行動につけこまれて、やりたい放題だ。http://www.47news.jp/news/flashnews/ http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100425-OYT1T00795.htm


ロス・カルカスのチャランゴは、日本人、宍戸誠さん

2010-04-24 | 日記・エッセイ・コラム

                           

上海万博のPRソングの『ソックリ』の件は、万博事務局から日本の音楽事務所に使用申請が出され、日本の音楽事務所が快諾して、一件落着、と思っていた。しかし、きのうのニュースでは、中国のPRソングの作者が逆ギレして、パクリを否定して、日本側が騒ぎを起こしていると非難をしているようだ。

この騒動は、日本側から著作権侵害を抗議したのではなく、中国国内で「日本の曲のパクリじゃないか」とインターネットで問題になったことが、発端じゃないのかな。それではじめて日本の音楽事務所がPRソングの存在を知った、ということだろう。

どっちにしろお金の問題だ。万博側が、日本の著作権所有者に使用料を払えばいい話だ。それだけのことだ。金額の話合いがつかなければ、裁判をすればいい。中国で裁判になるのか、日本で裁判を起こすのか、知らないが……

(もう世界No.1の経済大国なんだから、金で解決すればいいだろうに。音楽著作権の使用料なんか、わずかな金額だろ。それにだいたい、パクリなんかのレベルじゃない、創造的な音楽家が、世界じゅうにゴマンといるだろうに。コンペをやるだけで、どれだけ世界の音楽の話題になったか……)。

この曲に関しては、これ以上あんまり騒ぎにしない方が、中国の万博当局も、日本の音楽事務所も、無難ではないだろうか、と、わたしは思う。本歌だといわれる日本の楽曲も、かなり、あやうい。そのことは、数日前に指摘した。

                 

もちろん、オリジナルの著作権所有者から楽曲使用許可を得て、作者の名前をあきらかにしていれば、オリジナルのメロディーに日本語の歌詞をつけて発表・発売するのは、なんの問題もないだろう。カバーが売れれば、オリジナルの作者に著作権使用料が入る。何十年も前に作って眠っていた曲が、突然お金を生んでくれるんだ。歓迎しない作者は、いない。

                      

前にすこし書いたことがあるが、今回またパクリ騒動があったので、もう一度、ロス・カルカスのことを。

1989年にフランスのグループ、カオマが「Lambada」という曲を世界じゅうで大ヒットさせた。日本でも大流行りだった。これは、ボリビアのグループ、ロス・カルカスのオリジナル「泣きながら Lorando se fue」のパクリだった。だが、ボリビアの著作権法が不備だったせいか、当初ロス・カルカスの主張は認められなかった。

世界じゅうで大ヒットしても、カバーのCDがいくつも発売されても、ロス・カルカスに一銭も入ってこなかった。フランスのカオマが、じぶんらの曲だ、と開き直って、著作権使用料を世界じゅうから集金していた。

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しかし、ロス・カルカスは、カオマがレコーディングする4年前の1985年、ドイツでこの曲を著作権登録していた。裁判の結果、この曲は、ロス・カルカスのオリジナルだと認められた。逆にこの騒動でボリビアのグループ、ロス・カルカスは注目され、スペイン語圏の人気のグループになった。日本にもファンが多い。このグループでチャランゴを弾いているのは、日本人の宍戸誠さんだ。

             カオマLambada http://www.youtube.com/watch?v=5AfTl5Vg73A&feature=PlayList&p=31950B11651A83DF&playnext_from=PL&index=0&playnext=1
             石井明美 「ランバダ」http://www.youtube.com/watch?v=YUe-h1FFZCI&feature=related

     ロス・カルカス 「泣きながら Lorando se fue」http://www.youtube.com/watch?v=LtEM-FhZ3hs
            ロス・カルカス オフィシャルサイト  http://www.geocities.jp/kjarkas2004/

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ロス・カルカスのチャランゴ奏者、宍戸誠さん。

       

ダンス音楽として、フランスのグループ、カオマのアレンジは、じつにすばらしいと思う。ユーチューブで5,400万アクセスがあるのもうなずける。これもダンス音楽の名曲のひとつだろう。

そして、ロス・カルカスのオリジナルは、何百年もアンデス地方の人々に歌いつがれてきたフォークローレが基調にあって、明るいリズムだが、メロディーは、切なく哀しい。素朴だが、オリジナルがもっている圧倒的な心打つ美しさがある。(このロス・カルカスのライブを、どこか、南米の国でみたいな、日本公演じゃなく)。

だから、パクることがいけないことじゃなく、著作権が生きている曲なら、出典をあきらかにして、売れたときは、利益を分かち合えばいいだけだ。ヒットしたのに、パクっておいて、ひとり占めしようとするから、もめる。

眠っている楽曲を活かしてほしいのは、作者や、著作権を買取ったり、管理している音楽出版社の、切なる願いだろう。


国交省幹部「もうやってられない!」

2010-04-23 | 日記・エッセイ・コラム

                             

またまた、高速道路料金、見直しの見直し、を…検討……? 「見直しを聞いてあぜんとした。驚天動地。もうやってられない」と、国交省幹部がいっている、とFNNニュースが伝えている。http://fnn.fujitv.co.jp/news/headlines/articles/CONN00175963.html 

                       

きのうは真夏日、きょうは真冬。寒い。おまけに、きょうも寒いニュースばかりだ。

       

高速道路の料金問題は、日常的に切実な人たちが多い。わたしは、長いあいだ東京で建設現場のガードマンをやっていた。現場の職人たちは、ほとんど高速道路を使って都心の現場に通勤してくる。

東京都三多摩地区や千葉県や埼玉県、神奈川県や茨城県、栃木県、群馬県などから、早朝、家をでて、高速道路を通って都心にやってくるのだ。ほとんどの職人は、交通費は自腹だ。ひとり親方みたいな請負も多い。大きい現場では、1000人を超える職人がいる。延べにするとすさまじい人数だ。

ゼネコンは、現場へは作業着ではなく、小綺麗な格好で、電車で通勤しろ、と職人に指示する。だが、始発の電車に乗っても始業の時間に間に合わない。都心から遠く離れて住んでいる人が、大多数なのだ。

ゼネコンでは、現場の保管庫に道具を置いて電車で通勤しろ、という。(それが省エネ対策、渋滞対策だと、キレイ事だが)。だが、職人は、けっして遅刻はできないし、同時に何カ所も現場をかかえているケースが多い。それに、たくさんの重い道具や細かい部品が必要な職種もある。嫌でもじぶんの車に道具、資材、部品を積んで、高速道路で通勤しなくてはならない。高速料金は、もちろん自腹だ。

(おまけに、ほとんどの都心の建築現場には、職人用の駐車場がない。現場近くの時間貸し駐車場にいれる。道具や部品を車まで取りに行く都合があるから、遠くの安いところに止めて、電車でくる、というわけにいかないのだ。この高い駐車料金も自腹だ。

わたしがいた表参道の現場では、明治神宮前周辺の駐車場は、けっこう高く、10分100円という相場だった。1時間では600円。朝7時半から夕方5時半まで9時間止めて、5400円。これが毎日だ。ひと月25日現場に通勤すると、駐車代で、135,000円。「高速代とガソリン代と駐車代のために一日働いているようなもんですよ」と、職人さんたちが嘆いていた)

建築現場で日常的に高速道路をつかうのは、職人の通勤だけじゅない。現場に出入するダンプカーやコンクリート・ミキサー車が、高速道路をつかう。まず掘り下げたときの残土をダンプに積んで捨てなくちゃならん。都心に捨てるところはないから、ダンプは片道1時間くらい走って捨て場にいく。午前中2往復、午後に3往復くらい走る。高速道路を走るのだ。一般道を走っていては、とても間に合わない。

一日5往復の高速料金は、たいがいはドライバーの自腹だ。ダンプも、じぶんの車を持ち込んだ、ひとり親方が多い。わたしのいたある現場では、一日20台のダンプを、5往復くらい走らせていた。その作業は、3週間くらいつづいた。いったいいくらの高速料金だったのだろうか。

(仮にわかりやすく、ダンプ1台片道5000円の高速料金とすると、20台で5往復では……、5000円×2×5回×20台=100万円 1日100万円の高速代、3週間18日の稼働では、1,800万円の高速道路料金となる) 

砂利や砂を運んでくるダンプも、もちろん高速道路を走ってくる。基礎杭が広島県からきたり、鉄骨は、栃木で溶接され、高速で運ばれてきたりする。日本じゅうから、さまざまな資材が高速道路をつかって現場に搬入される。

ミキサー車も、一般道が混んでいて、高速道路を使わざるを得ないときが多い。コンクリートの打設は、時間に追われる作業だから、渋滞に巻き込まれてマゴマゴしてられないのだ。

それに、東京都心では、住民協定で午後5時以降、音を出す作業ができないことが多い。ポンプ車の音はけっこう大きい。すぐに近隣住民が現場事務所にクレームの電話をかけてくる。警察に電話する。パトカーがくる。区役所にも電話する。国交省にも電話する。という、とんでもない大騒ぎになるのだ。

それに生コンは、あまり時間をおくと質が変わる。設計どうりのコンクリートに仕上げるには、切れ間なくミキサー車がやってきて、どんどん打ち込んでいくべきだ。だから、ミキサー車のドライバーは、現場監督に怒鳴られないためにも、高速道路を走る。わたしのいた、ある大型ビル建設現場では、一日80台から100台くらいのミキサー車を入れることが、毎日のように続いたことがあった。あれが全部、高速道路をつかっていたら、いったい、いくら高速料金を払ったのだろうか。

                    

こうして、毎日、乗用車やトラックで、何百万人もの人たちが、仕事のために高速道路をつかって都心にやってきて、高速道路をつかって都心を出て行く。ダンプやミキサー車のドライバーのように、一日何往復も同じ高速道路を走る人たちも、何十万人もいるだろう。それは、東京だけのことでない。日本じゅうの高速道路で、毎日、高い料金を支払って、生活のために走っている人たちがいる。

その高速料金を、無料にするとか、値上げするとか、また見直しだとか、その見直しの見直しだとか、よくもまあ、平気でクルクル方針を変えることができるものだ。民主党の政治家は、高速道路をつかっている国民の生活のことなど、まったく考えてない。ただ、じぶんの選挙のエサに、どう利用できるか、それだけだ。


内閣支持率、11.8%

2010-04-22 | 日記・エッセイ・コラム

                     

愚かな総理、鳩山内閣支持率が、わずか、11.8%だ。日本経済新聞の読者アンケートだ。テレビはまだ、下駄をはかせた数字を発表するのだろうか? http://www.nikkei.com/news/research/vote/q=9694E3E5E2E6E0E2E3E2EBE1E2E1;p=9694E3E5E2E6E0E2E3E2EBE1E2E3;o=F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2

                                

きのうの党首討論を衆議院TVでみることができる。ホラー映画をみるより、背筋が寒くなる。こういう人物が、日本の首相なのだ。

衆議院TV   ビデオライブラリ→4月21日→国家基本政策委員会合同審査会(党首討論)→谷垣禎一(自由民主党・改革クラブ)をクリック。http://www.shugiintv.go.jp/jp/

               

きのうの党首討論の最後でも、鳩山は、まだ、麻生総理の負の遺産などと言っていた。逆だろ。百年に一度という経済危機のときに、予算を人質に審議を拒否して、解散を迫っていたのは、小沢・民主党だ。その圧力にも、マスコミの非難・誹謗にも、麻生総理は耐えて、予算を通し、景気対策の補正予算を組んだ。麻生総理には、政争より、日本の景気回復が重要だったのだ。それを理解している人たちもたくさんいた。だが、民主党は、実現できない甘い話をエサに政権をとった。

そのとたん、前政権の組んだ補正予算だ、というだけで、景気対策の補正予算の執行を停止した。なんの思慮も無しに、なんの対案も無しにだ。ただ、自民党・麻生政権の景気対策だったから、という幼稚な理由でだ。ガキだ。まさに子供内閣だ。

(末端は、鳶のにいさんから、土工のおっさん、ガードマンのじいさんまで、日本じゅうで、何千、何万という人間が、突然、職を失うという現実を、鳩山・民主党政権は、わかっているだろうか? 殺意さえもっている人たちが、きっと何万人といることだろう)

これで、立ち直りかけた景気をふたたび奈落に叩き落とした。あの去年9月の痛手から日本経済は、いまだに回復できないで低迷している。(わずかに景気高揚の効果がみえるのは、麻生政権の経済政策の効果だと、いま、いわれている)。

なんの根拠もなく、政権交代こそ最大の景気対策と、自民党憎しだけを煽りに煽ったマスコミは、麻生総理と中川昭一財務大臣の実績を、けっして報道しなかった。当時インターネットの情報には、国際的にも国内的にも、麻生総理・中川大臣の経済政策を高く評価する声がたくさんあった。だが、テレビ・新聞のメディアは、完全に無視した。

世界経済危機のとき、麻生総理と中川大臣がなにをやったか。逆に、いかに民主党が日本の経済危機を考えず、景気対策の足を引っぱり、権力欲のためだけに政権を追いこんだか。麻生総理が、マスコミあげて袋叩きにされ追いこまれても、景気高揚のための経済対策を打ったか。まとめてくれている映像がある。前後編ともみてほしい。(小沢は、沖縄・辺野古だけじゃなく、奄美・徳之島にも土地を持っているというから、なにをかいわんや、だな)

 「危機をチャンスに変えろ」(前編)http://www.youtube.com/watch?v=Bb4YROZJcow
  「危機をチャンスに変えろ」(後編)http://www.youtube.com/watch?v=QrMH6jTgqYE&NR=1


コンサートの主催者は、音楽著作権の使用料を払う

2010-04-21 | 日記・エッセイ・コラム

                              

きのうは、上海万博のPRソングが、ジャクソン・ファイブの、1970年のヒット曲 I'll Be There に酷似していることを書いた。中国ではまだ著作権の意識が低いから、あまり考えずにパクリをやる。中国では、そっくりパクったのが発覚しても、金銭的に負担がないから、平気でなんでもかんでもパクリをやるのだろうな。きっと音楽著作権の使用料を支払うという概念も、法もないのだろう。

日本では、コンサートの主催者も楽曲の使用料を払う。(支払う金額は、実際の客の入りに関係ないから、入場料金のなかに含まれて、観客自身が著作権使用料を支払ている、ともいえないのだ。つまり、2000席のホールに、300人しか入らなくても、満員でも、1曲の著作権使用料は変わらない)。

1曲の金額は、入場料と会場のキャパによって決められている(その日の入場人数でない)。主催者は、コンサートがあった月の月末までに、音楽著作権協会へ、各会場で演奏された、すべての曲目を報告しなければならない(モニターされ、録音されていることが多いから、不正に過小に報告できない)。すぐに請求書がきて、著作権使用料の支払い期日は、その月末かなんかで、けっこうきびしい。すぐに裁判をおこされ、差し押さえをくらう。

わたしが興行師をやっていた大昔でも、(アイスアリーナから200席の公民館まで、会場の大小があるから)平均するといち会場、10万円くらい支払う。北海道5都市のコンサートなら、50万円くらいかな。入場料金1000円なんて時代では、大きい負担だ。いまは、入場料も高く、会場も広い。どれほどの支払いになるのだろうか?

(わかりやすく、仮に、1客席つき、1曲に10円払うとする。2000人キャパのホールでは、1曲2万円ということになる。一回のコンサートで20曲演奏されると、著作権の使用料は、40万円ということだ。この計算で、スタジアムに、3万席をつくると、10円×3万席×20曲=600万円となる。著作権とは、太い商売なのだ。それに、1曲10円なんて安くはないし……)

前座のアマチュア・ミュージシャンがカバーした曲でも、著作権協会に登録されている曲なら、主催者は、著作権使用料を支払わなければならない。演奏する人が、プロでもアマチュアでも金額はおなじだ。あくまでも、入場料と会場定員で請求される金額が決まる。

たとえば、アマチュアがギターの弾き語りで岡林信康の曲を歌えば、著作権使用料を主催者が支払う。それは、岡林信康自身が歌ったときとおなじ金額だ。曲が、売れてるか、売れてないかも関係ない。ヒットは関係ないんだ。ただ入場料金と会場キャパで、一曲の値段が決まる。コンサートの主催者が、プロの興行会社か、アマチュアかも関係ない。おなじだ。

放送番組の公開録画や、企業の招待など入場料が無料の場合も、ケース、ケースで細かく価格が決まっていて、日本では、公的な会場のイベントで、無料で楽曲を使えるということは、けっしてない。政治団体の集会で歌われた曲が、音楽著作権協会が管理を委託されている楽曲なら、主催者に請求書がくるだろう。


I'll Be There

2010-04-20 | 日記・エッセイ・コラム

                        

上海万博のPRソングが、日本の曲とソックリだ、と中国のインターネットで大騒ぎになっている、と、ニュースでそのPRソングが流れた。これは、「I'll Be There」 だと、わたしは、思った。わたしは、中国がパクった、という本歌の、日本の曲を聴いたことがなかった。

日本の曲は知らないが、これは、ジャクソン・ファイブの I'll Be There だと思った。(なんで、こんな世界じゅうのだれもが知ってる有名な曲を、パクるのだろう、とも思った。マイケル・ジャクソンのファンなら、泣きながら聴く曲だろう)。

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「I'll Be There」は、ジャクソン・ファイブ(マイケル・ジャクソン)の1970年(昭和45年)の全米No.1のヒット曲だ。数あるモータウン・レコードの名曲のなかでも、出色の傑作だ。

1992年には、マライア・キャリーがカバーして、これもビルボード・ポップ・チャートのNo.1になった。

   ジャクソン・ファイブ I'll Be There http://www.youtube.com/watch?v=Q6bARIaMhCM

        マライア・キャリー I'll Be There http://www.youtube.com/watch?v=52d20PK_Kyk

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ジャクソン・ファイブのプロデューサーは、ベリー・ゴーディ、モータウン・レコードの創設者だ。マイケル・ジャクソンの追悼セレモニーで弔辞を読んでいた人。I'll Be There の作者のひとりでもある。

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ベリー・ゴーディとマイケル・ジャクソン

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スモーキー・ロビンソンとベリー・ゴーディ

                          

上海万博PRソングに関しては、日本を心配するより、ベリー・ゴーディ側から、強烈な請求がくるのではないだろうか? と、わたしは予想するのだが……。

  上海万博 PRソング http://www.youtube.com/watch?v=5Q3iDrc6uoE

  岡本真夜 「そのままの君でいて」 http://www.youtube.com/watch?v=OiOSIcJe1ek&NR=1

                         

  マイケル・ジャクソン&ジャクソンズ I'll Be There http://www.youtube.com/watch?v=FcN-oxpV-Sw

  マイケル・ジャクソン I'll Be There (ペプシCM)http://www.youtube.com/watch?v=O6P559-Zji0&feature=related

  


TVタックル、麻生太郎

2010-04-20 | 日記・エッセイ・コラム

                    

テレビ朝日「TVタックル」に、麻生太郎・前総理が登場した。麻生さんの出演をたのしみしていた。やはり、おもしろかった。麻生さんの明るい顔を見ると、ホッとする。http://www.youtube.com/watch?v=bwFdmyDuFos

麻生さんの元気な顔を見て、こっちも気持ちが立ち上がってきた。足首にウエートをつけて、東京都江戸川区をぬけ、江東区までの、長いウォーキングに出た。

それにしても、テレビのやつらの、手のひら返しは、すさまじい。政権交代こそ、最大の景気対策とか平気で言って、あれだけ、あることないこと、ボロクソに叩いていた麻生太郎をヨイショする番組をつくるのだから、節操もないこと。内閣支持率が、ここまで下がると、いつまでも擁護してると自分らの商売にかかわる。スポンサーも逃げる、視聴者も逃げる、ということだろうな。

       

麻生前総理は、漫画好きでもあるが、モントリオール・オリンピックのクレー射撃・日本代表選手でもあった。

                

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雪の4月。やはり、野菜は高い。町内のスーパー、キャベツは、390円。まあ、食わなければいいのだが、農家は、つらいだろうな。

                  

 

 


今夜は、ダイアナ・クラールを聴いて飲む

2010-04-19 | 日記・エッセイ・コラム

The Girl in the Other Room
                                                                      

今夜の酒のサカナの音楽は、ダイアナ・クラールにした。ジャズのボーカルとピアノだ。だが、古くはない。

  ダイアナ・クラール Fly Me To The Moon  http://www.youtube.com/watch?v=qVCgf6_M7i4

     ダイアナ・クラール Look Of Love  http://www.youtube.com/watch?v=it1NaXrIN9I&feature=fvw

Diana Krall/Live at the Montreal Jazz Festival [DVD]

    ダイアナ・クラール オフィシャルサイト http://www.dianakrall.com/ 

    ダイアナ・クラール ユニヴァーサル・ミュージック・オフィシャルサイト(日本語) http://www.universal-music.co.jp/jazz/artist/diana/index.html


帯広市長選挙、開票速報

2010-04-18 | 日記・エッセイ・コラム

                          

帯広市長選挙・市議会議員補欠選挙の速報は、下のページ。21時45分から。http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/sennkyokannriiinnkai/d-shityo-giin-senkyo-kaihyo.jsp

市長選候補は、上野氏が自民党系。米沢氏が民主・大地推薦。

市議補選候補は、神谷氏が、中川昭一さんの秘書、自民党推薦。三井氏が、民主・大地推薦。

確定した。市長選の票差は、わずか138票だが、民主・大地推薦の候補が勝った。言葉も出ない。                       

自民党系候補に、決定的に人徳がなかったこと、など敗因があるのだろうが、このいまの、日本中の風潮のなかで、民主党市長を選ぶ倫理観は、まったく理解できない。逮捕・起訴されている石川議員が全面に出て応援していた、という。