Ommo's

古い曲が気になる

浦安が懐かしいね

2016-02-27 | 日記・エッセイ・コラム

 北海道に戻って来るまで長く住んでいた町。散歩コースの、浦安橋の上から撮影した。右岸が千葉県浦安市。左が東京都江戸川区。

 なかなか便利なところだった。東京メトロ東西線快速で東京駅まで18分。東京のひとつ前、日本橋で降りて中央通り(旧東海道)を歩けば10分くらいで銀座1丁目。


限りなく透明に近いカレー味

2016-02-26 | 日記・エッセイ・コラム

 今夜の酒の肴は、鶏ハツ。若鳥の心臓だ。さっとフライパンで炒めて塩・コショウをふったやつと、片栗粉をまぶしてから揚げて醤油ダレにからめたやつ。今日の場合、このタレに少量のカレー粉を入れた。つまり、限りなく透明に近いカレー味、だ。

 この数日、この醤油・みりん・はちみつ・生姜というタレに、やたら凝っている。豚バラ肉に片栗粉か小麦粉をまぶしてからフライパンに油をひいて焼く。軽く焦げ目がついたところで、この醤油・生姜ダレをジューと入れてからめる。それを熱々の丼飯にのせる。最近のわたしの豚丼だ。

 小鉢は、ネギのぬた、もどきだ。わたしは、長ネギを茹でない。生のまま酢味噌で和えるだけ。長ネギのサラダかな。

 昨日も書いたかな。酒の肴の素材は安くなきゃダメ。今日の鶏ハツは、グラム88円、224円。255gあるから3回分の肴になる。

 ハツは、二つに切って中の血を洗う。焼き鳥屋さんは、白い部分の脂を取る。大変な作業だ。焼き鳥屋の仕込みは、じつは大変なのだよ。砂肝は、鶏の胃。鳥は歯が無く、カエルでもヘビでも魚でも咀嚼しないで丸飲みにする。丸飲みにした獲物は胃にいく。その胃の中にほんとうに砂、小石があって、強靭な筋肉の動きで、すり潰し、強烈な胃酸で溶かして腸に送る。だから、鳥の胃の、その内壁は強靱で硬い。焼き鳥屋さんは、その胃壁の強靭な部分を切り取り、筋肉部分を串に刺す。その仕込みはけっこうたいへんだ。「砂肝ですか? 何本焼きます? 塩で‥‥‥ありがとうございます」

 わたしは、鶏ハツの白い部分の脂も、すこし付いている血管もとらない。この脂部分に鶏臭い風味があるような気がする。

 

 

 春は、遠い。気分は、完璧に鬱だ。毎日こんな道を歩ているだけの生活だよ。身も心も、破綻するのは必然だわな。

 肴つくって、酔った〆は、アース・ウインド・ファイヤー、ファンタシーだろね。https://www.youtube.com/watch?v=L0CVoFsUhC4


糠サンマ、糠ニシン、糠サバ

2016-02-25 | 日記

 今夜は、まず、これ。糠サンマ。

 糠サンマは、東京のスーパーマーケットではまったく目にしないサンマの糠漬け。東北にはあるのかも知れないが、北海道では電気冷蔵庫が普及する前の、大昔からあるごく一般的なサンマの安価な保存食だ。わたしは、糠サンマ、糠ニシンも好きだが、最近、糠サバの存在を知った。糠サバ、これも飯のおかずにじつにいい。

 

 わたしは、飯のおかずも、酒の肴も、チープな素材が好きだ。チープというのは、単に安いという意味だ。豚、牛、羊など、動物の内臓も、牧畜か狩猟の民のようにすべて自分で料理して食べる。

 東京(千葉・浦安)に住んでいたとき、よく上野アメ横の地下街の肉屋に行った。


チカとレバー

2016-02-24 | 日記・エッセイ・コラム

 きょうは、チカと豚レバー。チカは、塩・胡椒をふって小麦粉を付けてフライパンで焼く。最後にバターを入れる。最初からバターで焼くと、バターが焦げる。豚レバーは、食いたいサイズの小片に切ってから少し水にさらして血抜きをする。水気を切って、片栗粉を付けてフライパンで焼いて、醤油、みりん、おろし生姜のタレをからめて照りをつける。

 チカは、ワカサギを少しだけ大きくした美しい魚。シシャモやキュウリと似た生態の魚ではないかな。シシャモは高級魚だが、チカやキュウリはひどく安い。しかしチカは、天ぷら、フライ‥‥美味い魚なんだ‥じつは。むかし若いとき、十勝港(広尾)でよく釣った。

 

 

 

 

 

 


今夜は、カレイの煮つけ

2016-02-23 | 日記・エッセイ・コラム

 今夜は、カレイの煮つけ。これが難しい。とても母のようにはできない。まあ、今日の場合、素材が、スーパーの閉店のころに買った、アラスカだかカナダ産だかの、解凍のなんだかわけわからずのカレイだから、美味いわけはないのだが‥‥‥‥。その卵が食べたかったのだよ。

 自分で作って食べていて、「次は絶対、広尾か釧路であがった新鮮なカレイをつかって煮物を作ろう」と、決意した今日であった。


今夜は、鱈子と、つきこんにゃく

2016-02-22 | 日記・エッセイ・コラム

 

 父親の夕食をつくって、自分の酒の肴をつくって、二階に上がってくる。ホッとする。『きょうも、一日、終わったか‥‥』と。

 老老介護は、介護している方が、身も心もボロボロになって崩壊していく。と、いうことをわたしは、実践し、体験している。自分の精神の崩壊を自覚している。面白いね。親は100歳めざして元気いっぱい、朝までテレビの前にいる。そのお父様のお世話する子(わたし)は、心折れ、力つきにて朽ち果てていく。皮肉なもんだね。

 

 


植物は凄いね

2016-02-20 | 日記・エッセイ・コラム

 玄関の下駄箱の上に飾ったチューリップの花が、陽の光に向かっていく。飾って10日くらい立つだろうか。その日持ちがいいのも驚きだが、枯れずに太陽光に向かう姿に、何だか切なく感動する。

 ライアル・ワトソン博士の著書『スーパーネイチャー』で心に残る面白いエピソードは、室内の観葉植物が人を識別する、という話だ。

スーパーネイチュア
ライアル・ワトスン
蒼樹書房

梅満開‥‥‥見たいね

2016-02-19 | 日記・エッセイ・コラム

 千葉で梅が満開、とニュースにあった。「わが千葉県では、梅、満開か‥‥‥」、わたしの今日の散歩道は、これだ。

 春は、遠い。

 ロシア語の映画は『なんだか、こんなこと言ってんだろな』とか、何となくわかる。だが、ロシア映画と思って観始めた、その会話がまったくわからない。ウクライナの映画だ。

 ロシア語とウクライナ語では、京都の人と、津軽の人の言葉ほどの距離があるのだろうか?  (勉強しなきゃな、ウクライナ語も‥‥) 

 

 

 

 


町内会の班長になる

2016-02-18 | 日記・エッセイ・コラム

 週刊文春が飛ばしていて、楽しいね。

 町内会の班長は、回り順番でまわってくる仕事だ。父が戸主で、今年の班長になる。父がやるべき国民的義務。だが、昼夜逆転の、デタラメ生活の91歳。「わたしの家は、ごめんなさい、班長をできません」と、断ってもいい。しかし、介護のためにたまたま同居しているわたしだが、町内会のお手伝いを少しでもできるなら、と、引き受けた。(わたしが断れば、次の家、88歳の人が班長になる)。

 きょうは、天気もいいので(マイナス2度くらいかな)、町内会費をいただきに歩いた。

 

 

 

 


清水美穂さん、北海道から陸上長距離のニューヒロイン・メジャーデビューだ

2016-02-14 | 日記・エッセイ・コラム

 

 きょうの全日本実業団・山口ハーフマラソンで、ホクレンの清水美穂さんが優勝した。タイムは、1時間09分41。ユニヴァーサルのフェリスタ・ワンジュグを振り切って見事な走りだった。

 清水美穂さんは、1990年、北海道・足寄町生まれ。足寄中学2年で全国中学1500メートル3位。足寄高校のときは、全道高校1500メートル、3000メートルで連続2冠。白鴎大学では、インカレ5000メートル4位、そして、大学駅伝で活躍していた。ホクレン女子陸上部キャプテン。今シーズン冬季のフルマラソン・デビューが、じつに楽しみだ。

     ホクレン女子陸上部オフィシャルサイト  http://www.hokuren.or.jp/track/

  (写真は、ホクレン女子陸上部のページから拝借した)

 

 わたしは、テレビでみるスポーツで、マラソンと駅伝が一番好きだ。20年くらい前だろか。「テレビのスポーツでは、マラソンが最高に面白い」と、アメリカ人の知人に話すと、サンザン馬鹿にされた。まあ、いまだ拳銃持って西部劇そのものの、野蛮の極みのアメリカ人ごときには、到底理解できないだろな、と、その罵倒に耐えた。


今夜は、なぜかニーナ・シモン

2016-02-14 | 日記・エッセイ・コラム

 

    ニーナ・シモン  Ain't Got No,I Got Life   https://www.youtube.com/watch?v=L5jI9I03q8E

 高校生のときからニーナ・シモンが好きで、帯広駅前でレコード店をやっていたときも、売ろうとするのだが、あまり売れない。まあ、とうぜんなんだ‥‥‥。帯広は、人口16万、この広い十勝平野で34万人と少し。われながらこの小さいマーケットの土地で音楽の仕事をよくやった、と思う。若かったんだね。

 千葉県は十勝支庁のだいたい半分の面積。千葉の人口は、600万人。十勝は、34万人。神奈川県の広さは、だいたい十勝の4分の1。人口は、900万人、十勝は34万人。

 わたしは、この人口希薄な音楽マーケットで、井上陽水、ユーミン、浜田省吾などの新譜イニシャルオーダー、一千枚というクレージーな数字を叩きだしてはレコードメーカーを震え上がらせていたのだよ。つまり、大都会のレコード屋が、5枚とか10枚の発注をしているとき、わたしは、新譜発売前に、1000枚の注文をしていた。北海道の東の、人口16万人の小さい町の、わずか7坪のレコード屋だったが‥‥‥‥。

 

  ニーナ・シモン  I Put a Spell on you    https://www.youtube.com/watch?v=DvZIWXxa-3g

 

 
 
 
 
 
 

 

  なぜか今夜、ニーナ・シモンを聴いている。それは、戸張さんの作品をみたことが大きいかな。

   ニーナ・シモン  Feeling  Good   https://www.youtube.com/watch?v=D5Y11hwjMNs

 

 

 

 


北海道立帯広美術館で戸張さんの作品をみる

2016-02-13 | 日記・エッセイ・コラム

 

 

 北海道立帯広美術館で開催されている、『コトバノカタチ 思考するアート展』に、フォトグラファー・戸張良彦さんの作品が出展されている。

 今日は、戸張さんの案内で、その『思考するアート展』をみた。

 戸張さんの、”十勝”の自然を撮ったモノクロ作品は、やはりこの大きいサイズ、100×150でみると、じつに美しい。パソコンモニターの画面では、戸張さんのモノクロ表現の美意識が充分に伝わってこない。と、いうことも、この大きいサイズの作品の前に立ってわかった。

 この大きいサイズの作品の前に立っていると、戸張さんがマイナス25度の寒風の中でカメラをかまえている、その臨場感がある。凍りついた川面から冷たい氷った風が、写真を見てるわたしに吹いてくる。寒い。

 原始林の作品も、凄い。凄すぎる。

 十勝・帯広の人は、是非みてほしいな。『コトバノカタチ 思考するアート展』は、3月16日まで。

    北海道立帯広美術館 http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/obj/

 

  

 

      戸張良彦さんのオフィシャルサイト  http://www.y-tobari.jp/

 


今夜はファンタシー

2016-02-10 | 日記・エッセイ・コラム

 

   アース・ウインド・ファイヤー Fantasy   https://www.youtube.com/watch?v=twICykaRRvY

 今夜も、モーリス・ホワイトを偲んで、近所のスーパーで買った安ワインを飲んで、アース・ウインド・ファイヤーを聴いてる。

 YouTubeにある『ファンタシー』では、やはりこのライブ・ヴァージョンが一番好きだな。

   アース・ウインド・ファイヤー Fantasy   https://www.youtube.com/watch?v=L0CVoFsUhC4

『ファンタシー Fantasy 』は、1977年のアルバム『太陽神 All 'N All』のA面2曲目。

 このアース・ウインド・ファイヤーのアルバム『太陽神』の、ジャケットのイラストは、日本人の長岡秀星さんの作品だ。凄い。

 


ホレス・シルヴァーのSong for My Father

2016-02-10 | 日記・エッセイ・コラム

 

 きのう紹介したラムゼイ・ルイス・トリオ(ドラムス、モーリス・ホワイト)が演奏していた曲、Song for My Father は、わたしが大好きなホレス・シルヴァーの名曲だ。(アルバム『ソング・フォー・マイ・ファザー』は1964年のリリース)。

   ホレス・シルヴァー Song for My Father    https://www.youtube.com/watch?v=NFjmWI-d6d4

  このブルーノート・レコードの名盤、撮影したフォトグラファーは、もちろんフランシス・ウルフ。ブルーノート・レコードのジャケット写真はすべてフランシス・ウルフの作品だ。

  このLPアルバムの人物は、ホレス・シルヴァーの父、ジョン・タバレス・シルヴァー。じつに見事な写真、そして、素晴らしいデザインじゃないか。


モーリス・ホワイトは、まずチェス・レコードのドラマー、知らなかった

2016-02-09 | 日記・エッセイ・コラム

 

 アース・ウインド・ファイヤーのモーリス・ホワイトが亡くなったので、アース・ウインド・ファイヤーを聴きながら、モーリス・ホワイトのバイオグラフィーをみていて、驚いた。テネシー州メンフィス出身だが、若いモーリス・ホワイトは、シカゴでチェス・レコードのドラマーをやっていたんだね。

 チェス・レコードは、ポーランドからシカゴに移住したユダヤ人の、レナードとフィルのチェス兄弟が創設したレコード・レーベル。CHESS となったのは、1950年のこと。

 ブルース、R&Bの歴史的レコードメーカーだ。このレコード・メーカーの伝記的映画がある。『キャデラックレコード』だ。

 
 
 

 

 モーリス・ホワイトは、テネシー州メンフィスで生まれ、教会の聖歌隊で歌い、マーチングバンドでドラムを叩き、14歳のとき、バンドを組んだ。そのメンバーが、幼なじみのブッカー・T・ジョーンズ。

 ブッカー・Tには、『グリーンオニオン』という名盤がある。

   ブッカー・T&The MG's  https://www.youtube.com/watch?v=_bpS-cOBK6Q

                     https://www.youtube.com/watch?v=WB5VD_Z5Zvg

 

 17歳のとき、メンフィスからシカゴに引っ越してきたモーリス・ホワイトは、昼、シカゴ音楽院に通いながら、夜のジャズ・クラブでドラムを叩いていた‥‥とある。

 そして、チェス・レコードのドラマーを5年やっている。

 そして、モーリス・ホワイトは、ラムゼイ・ルイス・トリオのドラムになるのだね。東京公演のドラムソロはおもしろいよ。

   ラムゼイ・ルイス・トリオ  Song For My Father   https://www.youtube.com/watch?v=yZplRqjs3JE