きょう、ビートルズのアルバム、14タイトルがリマスターで発売される、と大宣伝をしている。今夜の、九時のNHKテレビのニュースでも、長い時間をかけて取りあげていた。
NHKが、新発売の商品の宣伝をする。時代は、変わったものだ。
ニュースの映像でみると、ビートルズのリマスターを問題にして、楽しみにして、買っているのは、ビートルズというバンドが、この世からいなくなった後、生まれた人たちのようだ。
だいたい、ビートルズのメンバーも、レコーディング・プロデューサーのジョージ・マーティンも、アナログ録音している。デジタルじゃない。それがビートルズの音楽だ。
CDの時代になってすぐ、ビートルズのデジタルCDはでている。それでいいだろ。それを、いまさら、リマスターで、どうしたいのか? わたしは、よく、わからないのだ。
老人の疑問だ。
ロックは、音質じゃないだろ? トランジスタラジオで聴き、小さいプレーヤーで聴いたんだ。チャック・ベリーを、プレスリーを。
だいたい、どんなにしても、デジタルが、磁気テープに記録された、リアルな音楽を再現できるわけがない、だろ。
「ヤア! ヤア! ヤア!」を、コンピューターを駆使して、フルカラーでDVD にする。もし、そんな映像があって、おもしろいか? 映画「ビートルズがやってくる、ヤア! ヤア! ヤア!」は、モノクロだ。
ビートルズ Yesterday http://www.youtube.com/watch?v=ONXp-vpE9eU&feature=fvw