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古い曲が気になる

北海道新幹線も中止か!

2009-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

                               

前原国交相は、整備新幹線3線の事業効果を精査しなおすそうだ。今年度の着工が決まっていた北海道新幹線の長万部・札幌間の工事は、中止になる。事業効果? 北海道新幹線は、中止、工事はもうやらない、つまり、やめた、ということか?http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2009syuinsen/189503.html

そして、きょうは、40年間日本の宇宙開発の中心だった種子島宇宙センターをやめる、と唐突にいって、地元を困惑させている。http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=19524

(日本の宇宙ロケット発射基地を、中国に移転しようとする人たちいる、と聞いていたが、現実味がある話とは思わなかった。あまりに国益に反する。おそろしいことだ)

                        

前原国交相は、北に南に、「やめた、やめた」といって歩いているが、これが民主党に投票した人たちの望んだことだろうか?

北海道新幹線は、ただ目先の採算性でなく、地域の格差をなくすためにも、九州から北海道まで新幹線でむすぶ、という大きな国家プロジェクトではなかったのか? 一部のゼネコンや土建屋、天下り官僚や政治家の不当な利益につながるから、土木・建築の公共事業すべてが悪いという発想は、あまりに幼稚だ。

それに北海道整備新幹線は、計画のときからこれまで何度も選挙があって、国民的合意を得ている事業だろう。(青森・旭川間新幹線の基本計画の運輸省告示が1972年(昭和47年)、長万部・札幌間の南回りの新幹線ルートの基本計画運輸省告示が、1973年(昭和48年)のこと)。そうして、予算案が提示され、国会で議論されて承認され、工事がスタートした、のじゃないだろうか?

そして、もうすでに、青森から新函館の工事は進んでいる。いま青函トンネルのなかを新幹線が走ることもできるのだ。

東京から札幌まで、4時間で走るという新幹線が完成すると、どれほど便利で、経済効果があるか。

野党が、権力を握ったので、その権力を使いたくてしょうがないのだろうが、国会での議論もないまま、地元住民への説明もなく、何でもやりたい放題というのは、ファシズム、独裁国家だ。

20081221172944

まだ開業してないが、すでに完成している北海道新幹線海峡線。