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古い曲が気になる

She は、シャルル・アズナブールの曲

2009-07-11 | 日記・エッセイ・コラム

  旧江戸川遊歩道の帰り、浦安の街を通ってきた。土曜日だ。どこの飲み屋も、若者でいっぱいだ。(わたしからみれば、だれもがみんな、若者だ)。景気は、たしかに立ち上がっているのかもしれない。銀座の中央通りを散歩しても、そう感じる。去年より、たしかに街はにぎやかになってきている。

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 『「スマイル」、いい曲ですね。エルビス・コステロや日本のトランペター&ボーカリストのTOKU が歌っている 「She」 も好きな曲です」と、敦賀浩隆くんからメールをいただいた。

 「She」のオリジナルは、フランスのシャンソン歌手で、作曲家、俳優のシャルル・アズナブールの曲だ。

   シャルル・アズナブール She http://www.youtube.com/watch?v=d_pXZ-hDVxw

 「She」が、世界的に有名になったのは、1999年の映画「ノティング・ヒルの恋人」のサントラのなかで、エルビス・コステロがカバーしてからだろうか?

 「ノティング・ヒルの恋人」は、ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツが主演のラブ・コメディーだ。ロンドン、ノティング・ヒルで小さい書店を経営するおっさん(お兄さん)と、ハリウッドのトップ女優が恋に落ちる、というお話。

 主人公(ヒュー・グラント)の妹、同居している友人、本屋の店員。この3人がやたらおかしい。妹を演じるのは、エマ・チャンバース。いかれた友人は、リス・エヴァンス。店員は、ジェームス・ドレーフス。

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 シャンソン歌手、シャルル・アズナブールは、曲を書き、歌う。ステージのパーフォマンスもみごとな才人だ。まるで短編小説の主人公になったように、一曲の詞の世界へ観客をひきこむ。みごとだ。歌が、ほんとうにうまい!

 1964年にシルビー・バルタンが歌って日本でもヒットした「アイドルを探せ」は、アズナブールの作詞・作曲だ。そして、おさえた渋い演技の名優でもある。60本以上の映画に出演している。

 シャルル・アズナブールも、イブ・モンタンとおなじように、無名の若いとき、エディット・ピアフによって才能を認められた。エディット・ピアフのフランス、アメリカのコンサート・ツアーに同行してメジャー・デビューをはたした。

 (「愛の賛歌」で有名なエディット・ピアフは、フランスの歌手で、ソングライターだ。彼女のことは、またちがう日に書こう。アメリカにビリー・ホリデーがいれば、フランスにはエディット・ピアフがいる。ふたりは、まさに世紀の大歌手だろう)

   シャルル・アズナブール  イザベル Isabelle http://www.youtube.com/watch?v=lWhbsCdsru4

 1950年代、日本では、フランス映画とシャンソンが愛された。そのあとも、秋になると、イブ・モンタンの「枯葉」が流れ、冬にはアダモの「雪が降る」が流れたものだ。シャルル・アズナブールの「イザベル」は、日本でもヒットした曲だ。かって日本人は、フランス人のつくる音楽が好きだったのだ。

Yves_montand_promo_photo  イブ・モンタン

 イブ・モンタン デビューの「枯葉」 http://www.youtube.com/watch?v=JWfsp8kwJto

 イブ・モンタン 晩年のオリンピア劇場での「枯葉」 http://www.youtube.com/watch?v=kLlBOmDpn1s&feature=related

 

 むかし、東川佳人くんとシャンソン歌手のジルベール・ベコーのコンサートをみた。そのショーマン・シップに感動した。ジルベル・ベコーは、「そして今は」の作者だ。アメリカの、プレスリーやフランク・シナトラなどのシンガーがカバーした曲、What Now My Love が、「そして今は」。日本の歌手も歌っていた。

 帯広の「ふく井ホテル」のホームページが新しくなった。http://www.fukuihotel.co.jp/