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古い曲が気になる

「スマイル」は、チャップリンの曲

2009-07-09 | 日記・エッセイ・コラム

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 ほとんど満月(きのうが満月)の光をあびて、川風にふかれて歩いた。遠くに東京タワーがみえる。あそこまで歩こうか。いつも、そういう衝動にかられる。『3時間くらいかな?』、風が気持ちいい、午後11時だ。

 早朝のマイケル・ジャクソン追悼セレモニー、メモリアル・サービスで、兄のジャーメン・ジャクソンが、「スマイル Smile 」を歌った。マイケルが、小さいときから好きだった曲だという。

 「スマイル」は、喜劇王といわれたチャーリー・チャップリンが作曲した曲だ。映画「モダンタイムス」(1936年)のために書かれた。チャップリンは、監督、俳優だが、じぶんの映画の曲は、じぶんでつくる。センチメンタルで、メランコリーで、心温まる曲を書く。名曲「ライムライト(テリーのテーマ)」も、チャップリンの曲だ。

 

Sn_charliechaplin  チャーリー・チャップリンの素顔。このイケメンの顔に、クラウンの厚い化粧をして、ステッキを持って、がに股で歩いて、三枚目を演じた。もちろん、台本は、全部、じぶんで書く。

                 

 モータウン・レコードの創始者、バリー・ゴーディーが挨拶をした。ジャクソン5 をメジャー・デビューさせた人だ。ダイアナ・ロスとスティーヴィー・ワンダーも、この人が育ててスーパー・スターにした。黒人文化史に残る偉大なプロデューサーだろう。

 「ABC」「I'll Be There」の大ヒットでスターになったあと、ジャクソンズは、モータウン・レコードをはなれて、エピックと契約をする。

 エピックに移ってから、マイケル・ジャクソンは、クィンシー・ジョーンズのプロデュースで世界的な成功をつかんだ。

 バリー・ゴーディーには複雑な思いがあるだろう。しかし、10才のマイケル・ジャクソンとの出会いのことから話はじめて、マイケルの音楽の影響力の大きさと、黒人アーティストとしての才能をたたえ、そして、心から、喪失の悲しみをあらわした追悼の言葉だった。

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 ジャーメン・ジャクソン マイケル・ジャクソン・メモリアル・サービスでの「スマイル」http://www.youtube.com/watch?v=8SYhbT2W4YY

                         

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Keyshiac

 キーシャ・コール Keyshia Cole は、2004年にデビューしたR&B のシンガー・ソングライター。「ヘヴン・セント」は、ビルボードのR&B/ヒップホップ・チャートの№1になった。

 キーシャ・コール Heaven Sent http://www.youtube.com/watch?v=kTPrDCCJbwk&feature=channel

   キーシャ・コール オフィシャル・サイト http://www.keyshiacole.com/

 ユニバーサルのキーシャ・コールのページ(日本語) http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/keyshia_cole/

 マイケル・ジャクソン・メモリアル・サービスのすべて、177分をインターネットでみることができる。最初の33分くらいはみなくていいだろう。まだセレモニーははじまっていない。33分すぎに、ゴスペルが歌われ、マイケル・ジャクソンのお棺が、ジャクソン兄弟によって運ばれる。  http://www.inentertainment.co.uk/20090708/michael-jackson-memorial-service-177-minute-repeat/

 

              

 写真家、戸張良彦さんのサイトに、「はまなし」「ラップサイレージ」の写真がある。http://www.y-tobari.jp/topics/?ct=1  きっと、戸張さんの指摘のように、「浜梨」は、「無し」の語音を嫌って、「浜なす」になったのだろう、きっと。

 「ラップサイレージ」とは、牧草を保存する方法のひとつだ。サイレージは、牛のための発酵食品で、むかしは、牧草をサイロという密閉したところに詰めこんで発酵させた。保存性があって、牛が好んで食べる。きっと植物繊維の糖分が発酵変化して、人にとっての、味噌やヨーグルトやチーズや、酒のように、牛の心をゆさぶる食い物なのだろう。

 むかしは、サイロという建物を建てて(これが金がかかる)、このサイレージを作って、乾燥牧草といっしょに冬の牛の食料にした。

 ところが、30年くらいまえから、乾燥した牧草をまるめて、巨大なビニールで包んで、そのまま畑に放置する、という方法がサイレージ製造の主流になった。このビニールのなかで、牧草は発酵していく。サイロのなかとおなじだ。

 わたしも戸張さんとおなじで、このビニールにつつまれた巨大な黒い塊が、畑をうめつくす光景をみて、なんとも違和感があった。しかし、いまや、これもまた、十勝の風景だろうな。