雨が上がったので、家の庭(と言うより植え込み)に植わっているカオリバンマツリの花殻の掃除をしていたら、何かの気配を感じた。
何かと思って足元を見たら器量の良いトカゲが草の上で日向ぼっこか?
あちらもこっちの視線に気づいたのか、しばし固まっていた。
そのすんなり伸びた姿かたちが綺麗なので、スマホで写真を撮っていたら、表の通りから
「何撮ってるの?」とお隣の奥様が・・・
「トカゲよ」と言ったら
「や~~だ~~、私大っ嫌い、そういうの。お宅は木が多いから出るのよ。家は〇〇(ムスコ)が蜂を怖がるから全部刈っちゃったわ」
お隣はもう30過ぎだが、足の悪い長男さんとの二人暮らし。奥様は良い人でさっぱりしてるのでめんどくさくないって点では最高のご近所さんなのだが、ざっくばらんすぎる気もしないでもない。
毎年綺麗なつつじとシャクヤクが咲いていたのだが、あとかたもなく刈り取られてしまった。・
一方うちは
山椒の先っちょの枝の葉っぱがなくなってると思ったら、犯人はこいつであった。
ぐにゃぐにゃの虫は嫌いで触れないが、軒は貸してあげよう。
そしてさっきの子が移動してきたのか?また会ってしまった。
トカちゃんとイモちゃんコラボしている。
お向かいのくちなしの花もいつの間にか咲き始めた。
この香りを感じると🎵いーまでは指輪もーまーわるほど~♪と脳内に響くあの歌・・・
こんな小さい庭でもぶっ込み流華道の材料を提供してくれるのはありがたい。
ユーカリが伸びること。
ゴムの木も順調に成長中である。
今日はこれから定期健診のムスメに頼まれて、孫③の幼稚園のお迎えをするので、午前中に犬の散歩に行ってきた。
川のほとりの遊歩道で、今年初めての親子に会えた。
今年のお母さんは貫禄がある。子供は何匹いるのかと数えていたら、散歩中のおじいさんが
「あの鴨はね、〇〇高校のそばの草むらで卵をかえしたんだよ。それで陸で雛が親とはぐれそうになってさあ、親を捕獲したら子供9匹も全員捕まえられて、車で川まで運んで放したんだって。」と教えてくれた。
「そうなんですか、〇〇川、人情話ですね」と言ったら笑ってた。
その後、おじいさんと雛の数を数えて9羽いるのを確認、
「良かったですね~」と言い合って散歩の続き。一羽も欠けずに大きくなるといいな~
殺伐としたニュースに暗たんとする一方で、こういう人の優しさを感じる話を聞くとちょっとほっとする。
しかし、良い事も悪い事も起こすのは人間って同じ種なんですね。
どうしたもんかね~と思ったりもする。