局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

小ネタ色々 初夏の23区田舎部周り

2023-05-30 14:28:42 | 日々の生活


雨が上がったので、家の庭(と言うより植え込み)に植わっているカオリバンマツリの花殻の掃除をしていたら、何かの気配を感じた。

何かと思って足元を見たら器量の良いトカゲが草の上で日向ぼっこか?
あちらもこっちの視線に気づいたのか、しばし固まっていた。
そのすんなり伸びた姿かたちが綺麗なので、スマホで写真を撮っていたら、表の通りから
「何撮ってるの?」とお隣の奥様が・・・
「トカゲよ」と言ったら
「や~~だ~~、私大っ嫌い、そういうの。お宅は木が多いから出るのよ。家は〇〇(ムスコ)が蜂を怖がるから全部刈っちゃったわ」

お隣はもう30過ぎだが、足の悪い長男さんとの二人暮らし。奥様は良い人でさっぱりしてるのでめんどくさくないって点では最高のご近所さんなのだが、ざっくばらんすぎる気もしないでもない。
毎年綺麗なつつじとシャクヤクが咲いていたのだが、あとかたもなく刈り取られてしまった。・

一方うちは



山椒の先っちょの枝の葉っぱがなくなってると思ったら、犯人はこいつであった。
ぐにゃぐにゃの虫は嫌いで触れないが、軒は貸してあげよう。



そしてさっきの子が移動してきたのか?また会ってしまった。
トカちゃんとイモちゃんコラボしている。



お向かいのくちなしの花もいつの間にか咲き始めた。
この香りを感じると🎵いーまでは指輪もーまーわるほど~♪と脳内に響くあの歌・・・



こんな小さい庭でもぶっ込み流華道の材料を提供してくれるのはありがたい。
ユーカリが伸びること。
ゴムの木も順調に成長中である。

今日はこれから定期健診のムスメに頼まれて、孫③の幼稚園のお迎えをするので、午前中に犬の散歩に行ってきた。
川のほとりの遊歩道で、今年初めての親子に会えた。





今年のお母さんは貫禄がある。子供は何匹いるのかと数えていたら、散歩中のおじいさんが

「あの鴨はね、〇〇高校のそばの草むらで卵をかえしたんだよ。それで陸で雛が親とはぐれそうになってさあ、親を捕獲したら子供9匹も全員捕まえられて、車で川まで運んで放したんだって。」と教えてくれた。
「そうなんですか、〇〇川、人情話ですね」と言ったら笑ってた。

その後、おじいさんと雛の数を数えて9羽いるのを確認、
「良かったですね~」と言い合って散歩の続き。一羽も欠けずに大きくなるといいな~

殺伐としたニュースに暗たんとする一方で、こういう人の優しさを感じる話を聞くとちょっとほっとする。
しかし、良い事も悪い事も起こすのは人間って同じ種なんですね。
どうしたもんかね~と思ったりもする。
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遭難者を探す仕事

2023-05-26 18:59:44 | 読む
オットが珍しく
「この本読んでみて」と一冊の本を渡してくれた。





世の中には色々な職種、色々なプロがいらっしゃるわけで、今までワタシが知らなかった「国際山岳看護師」という資格を持つのが、この本の著者である。救命救急の場より、病院外で看護師としての経験や知識を役にたたせるために、その資格を取得した著者。山岳医療についての知識・技術・判断力というのは「山という環境因子を考慮し、傷病者にとって適切な処置などを判断できるか」ということで、山という時には厳しい環境の中で、傷病者に適切な処置をできうる難しい資格なんだと思う。

この著書は山での遭難者、行方不明者の捜索に関して、その家族との間に立って、「どこで遭難したのか?」「なぜ遭難したのか?」生死に限らず今どこにいるのか? などを突き止めた事例が書かれている。

たとえば



実線で書かれた予定ルートを外れた単独登山をしていた60代の女性は実際は点線のルートをたどって遭難して、沢の中で遺体となって発見された。
なぜルートを間違ったといえば、コンパスやGPSを持たずに、春に仲間が撮ったルート写真をめやすに登山していて、夏草の茂った状態で景色が違ったことから迷ってしまったらしい。

その他の遭難者も、風で剥きが変わった道案内の看板を信じて進んでしまったとか、もちろん天候の変化や転倒などもで、山というのは簡単に遭難しうる環境らしい。



このように、そのささいな事をきっかけに遭難してしまい行方不明になった人を、主に家族からの依頼で探す捜索団体としての活動は、家族からの聞き取りや、本人のSNSなどから、プロファイリングして、行動を推理して探す。山岳の探偵みたいな仕事らしい。
もちろん実際に捜索するのは山のプロ中のプロたちだけど、時にはプロ意識から離れて、初心者がやるような失敗も想定して捜索したりしなければならないらしい。

実は、オットがこの本を持ってきたのは、この本の事例の中でオットの知り合いが書かれていたからなんですよ。
コロナ禍が始まるちょっと前の年、オットの知り合いの同業者が、登山したまま行方不明になってしまったというのを聞いた。
そしてそれがもう2か月も前との話で、
「それじゃもう助からないかもしれないねえ」「でも遺体も見つからなければ家族もあきらめきれないだろうにね」などと話したのであった。

その時、「お前も一度会ったことあるだろ、ほれ、東京駅で、新幹線のホームで・・・」
オットと一緒にいた時に東海道新幹線のホームで会った彼。長身でおだやかそうな人で、「奥様ですか?」と言われて私も挨拶したのだった。確かサックスだかなんかの楽器を手にしていた。
あとで「〇〇さんは多趣味なんだよな~」とオットが言ってたのを思い出した。
そうか・・・ あの時の彼か・・・

結局、彼の捜索は5か月以上かかり、偶然登山ガイドの方が大腿骨を普段は枯れている水の通り道で見つけたことで、その上流でリュックなどの遺留品がドローンによって発見されて、その他の御遺体も見つけることができたという。
この彼の捜索途中で、遭難してから一週間近くも生き延びられた人が救助されたり、行方不明のままで見つからなかった、他のご遺体も発見することができたらしい。

同じ山で遭難したふたりを家族の元に帰してから、自分は最後に家に帰ることを、Wさんは選んだのだろうか・・・
責任感が強く、他人のため働くことに喜びを感じていたというWさんの人柄がしのばれた。


と、彼の項は結んであった。
たった一度会った人ではあるが、その運命と残された家族の心情を思い、秘かに目がしらが熱くなった。

(オット曰く)病的な方向音痴と言われるワタシ、確かにゴルフ場でも次のホールは?って迷いそうになるし、地図は読めない。
山小屋などで、知らない人の後に泊まったりするのも苦手なのもわかってるので、山に行こうなどとはこの先の人生でも思わないだろうが、この本を読んでますます「絶対山には登るまい。私が登山するなど周りへの迷惑そのものであろう」と思った。ワタシが遭難したら当たり前すぎると自他共に認めるであろう。

そりゃ~登山が趣味の方々は、山のすばらしさに魅せられているんでしょうが、くれぐれもご家族やご友人を悲しませないようにしてくださいな。あと山岳保険ってのは入っておいた方がいいみたいよ。捜索費用って高いらしいので。
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白湯 と 思い出

2023-05-24 21:31:49 | 様々な思い
白湯が流行ってるみたいですね。

と、言っても、ワタシが記憶している限り、「白湯ブーム」はここ10年(20年?)の間何度か訪れたと思う。
そしてまたここのところ、その効用が見直され、芸能人なども「私も飲んでます」って多くなってきたような・・・

先日ちょこっとTVを見たら、マツコデラックスの番組に冨永愛さんが出ていて、彼女も白湯を飲んでいるとのこと。
それでマツコが「だからと言って、あんたたち(視聴者ね)が白湯飲んだからと言ってこうなるわけじゃないんだからね!」と言ってたのを見て 思わず笑ってしまった。
そりゃ~ 白湯飲んだからと言って冨永愛にはならんよな・・・・

といっても、かくいうワタシも、ここの所、飲んでますよ、白湯。

家の浄水器は週一度60℃でバックウォッシュする必要はあるが、一度取り付ければ8年間フィルター交換がいらないという手間いらずのもの。こちらを使うとほぼカルキ臭はしない。



それに通した水をティファールで沸かすだけ。
起きた時にその湯を気に入ってるマグカップ(Dubaiで買ったパッチのチョコが入ってたもの)に入れて、朝ごはんの支度しながらちょびちょび飲む。



しかし、それだとちょっと味気ないので、庭で栽培しているミントの葉をほんのちょっと入れることもある。





まあ、こうなると白湯じゃなくてミントティーなんじゃないかと思ったりもするが、ミントティーだったらもっと大量に葉っぱをポットで淹れますよね。香りづけくらいの感じで。

今まではあさイチの飲料はコーヒーだったが、白湯にしてから胃腸に刺激が少なくてよろしいような気がする。
身体も温まるし、夏になっても冷たい水をがぶ飲みすると体に負担になりそうと思えてしまうのは衰退する若さゆえか、まあやむなし。

それでね、ワタシも結構「追及する人」なので白湯の効果とかその辺のこと、調べたんですよね。
それで気になったこと。ちゃんと「浄水」や「ウォーターサーバーの水」はその必要がないと書いてあるサイトもあるが、「白湯を作るには水を沸騰させて10分くらい置いてから」って書かれてるところが結構あること。
それに「インドのアーユルヴェーダによる云々」とか講釈が書かれてることも。
「大きな泡を生じさせると水が活性化するだのなんだの」とかも・・・
どうしてこういう余計なこと書くんですかね?

日本の上水道は信頼おけると思いますよ。10分も湯沸かししてたらそれこそ資源の無駄ってもんじゃないですかね。一旦沸騰したら火を止めるくらいで十分だと思うけどね。
どうもこういう知った気理論は私の嫌いなマナー講師臭がしていやだ。

    ☆ ☆ ☆

そういえば、ワタシは「水」に関して、苦いというか今思っても腹立たしい記憶があるんです。

今から20年以上前だったと思う。家庭にパソコンによるネットが普及し始めたくらいの時ね。
最初は家電のダイヤル回線などでネットを繋げていて、お話し中が続いたり、電話代が高くなったりしたこともあった、そんな時代・・・
ブログはあったか、または黎明期で、人々は個々にホームページを作ったり、それに付随する掲示板なんかがあった時代。

当時、なんとなくそれらを見ていたら 「水」に関する掲示板があってですね。そう詳細は覚えていないが、水にありがとうと言うと その結晶が美しく整い、その反対に汚い言葉を言うと乱れた結晶になる とか言う情報で盛り上がっていた。

今だったらそのままほおっておくが、「んなはずないじゃん」と思ったその頃の私は若かった。
「ちょっと信じられない」みたいなことを書いちゃったんですよね。
そしたら罵詈雑言の集中砲火を浴びた。 
よく覚えてないが、「そういう事を信じられないあなたの心は汚い」みたいな・・・w

まあ、その経験で、世の中にはその手の「情緒」で繋がってる人たちってのも居て、そういう集団に立ち向かうのは、風車に突撃するドン・キホーテになってしまうということを思い知らされたのは良かったと思う。
今なら敬さずに遠ざかります。

水素水ってのも一時流行ったけど、その後はどうしたんですかね?
日本は水っていうのは恵まれた資源だし、それをもとに似非宗教みたいなものにも発展しうるから「水」周りのとんでも話には気を付けたほうがいいと思うの。

白湯からだいぶ話がそれた。

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家政婦かナニーか

2023-05-21 17:23:04 | 家族あれこれ(犬も含めて)
昨日は婿の帰国予定の日であった。
朝、自宅で、娘からリクエストのあったオーブン料理をした。




このミートローフ
肉料理がイマイチ苦手な孫③がすごくよく食べたので、また作ってくれというんですね。
別に何にも難しくはなくて、あいびきと炒めた玉ねぎ、食パンを砕いたモノと卵を混ぜ合わせて、調味料(塩コショーとナツメグ、ケチャップ、ウスターソースなど)をテキトーに混ぜてよくこねてから焼くだけなんだけどね。
自慢じゃないが、確かにワタシ作は美味しいと思う。お嫁ちゃんもムスメも、どうやってもワタシの味にならないんだそうだ。

これと、ふるさと納税のウナギを使った「鰻飯」をタッパに入れて、ヤングコーンも持って、娘の家の最寄り駅の某商業施設に・・・

この日は、孫③の英会話スクールの体験に行ったらしい。
まだ、ペラペラ喋れるようになるまではいかなかったところで帰国しちゃったのが残念だけど、口から出る英語は綺麗な発音だし、耳は聞き取れてるらしいので、忘れ去らないうちにブラッシュアップと思ったらしいが・・・

孫③は連休明けに幼稚園に入園。他の園児にほぼひと月遅れてで、結構預かり時間も長いその園に急に放り込まれて大丈夫か? と心配したが、今のところ「とっても楽しそう」とムスメ。本人も「〇ちゃん、幼稚園好きだよ」ってなことで、バーバ的には一安心ですかね。
やはり生まれる前からあちこち国をまたいで移動して(された)身、たくましいのだか図々しいのかはわからないが、環境への適応力は強いな~ と思う。
英会話スクールは、ムスメに言わせると「全然ダメ、教材も進め方もつまらなそうだった。だいたい先生(ネイティブ)がマスクしてんだよ!」だったらしく、あとで「火曜までに入会すれば〇〇特典」などの電話にあった勧誘には「ちょっと他も見て見るつもりですので」とやんわりとお断りしつつ
「その手にはのるか!」と電話を切ったあとに切り捨てていた。

10日ほど見ないうちに、またお腹が大きくなって、もう「誰が見ても妊婦」になっていてこれもビックリ。
国をまたぐ引っ越し、あれこれの手続き、電化製品や家具や雑貨の買い出し、幼稚園探し・・・ ムコが居ない日々は大変だったろうな~と思って、ワタシもオットもなるべく支援してきた。
一方ムスメはムスメで「幼稚園初日が雨の日で、〇ちゃんをお迎えバスまで連れて行くだけでも超大変だった。おかんは✖✖(ムスコ)の幼稚園の時にあたしを連れて一人でそれをやってたんだな~、大変だったろうな~ってつくづく思ったよ」と今更言われた。
そういえば母の日は、その感謝の気持ちか「炭八」を段ボールいっぱい送ってきた。「花より実用品」が私たち母娘っぽいな~ と苦笑。

ワタシが来たからと言って、ムスメは食料と雑貨の買い出しに行ったので

二人でお絵描きで遊ぶ。





バーバ指導による紫陽花の絵が完成した。

図書館から借りて来た本も10冊くらい読まされながら、冷蔵庫にあるもの何でも使って良いから何か作っといて~と言われたので

その後は



茄子とアスパラの肉巻き作ったり





枝豆ゆでたり、ヤングコーンを焼いたり、レンコンのアンチョビ炒めを作ったり、寄せ豆腐のトップに乗せる薬味を刻んでおいたり・・・
あっそうそう、茄子の揚げ煮と焼き芋も作ったんだ。

(ワタシは家政婦の志麻さんか)と我ながら思うほど働きましたよ。
まあ、これで、家から持ってきたあれこれも含めればムコさんと三人の週末、ゆっくり過ごせるだろうとの母心ですよ・・・
(ワタシも甘いな~)

そしてついに
「わーい、パパお帰りー!」



一月ぶりの親子対面であった。
成田まで迎えに行ったのはオット(じ~じもこのひと月大活躍であった)

「一緒に食べようよ」と言われたが、私たちはここでさよならした。「親子水入らずがいいよね」と言いながらだが、これ以上居たらまた使われるような気も・・・w

家路の途中のイタリアンに寄って



私だけスパークリングを飲んで。





軽く食べながら

「は~ 疲れたね~」
「これでひとまずオレの役割は終わった」
「まあそうだね、次に大変なのは産前産後だよ」

ムスメが予約した産院は我が家の近くだけど、そうしたら孫③の幼稚園はどうするのか? 孫③の産前産後の疲れ果てた日々を思い出し、またあれから4歳加齢している我が身を省みて、おめでたい事ながら今から想像すると「ひ~~~」と思う。
その頃 ジジババ部隊(姑 両親)が不調に襲われませんようにとそっちもまた心配ですね。

まあ、あれこれ考えてもなるようにしかならないので今のうちに遊べるうちに遊んでおかなくてはならない。
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民藝館と飲み物グラス

2023-05-18 21:57:52 | 見る(映画 劇場 美術館など)
こちらの続きです。

左はビール工場🎵 - 局の道楽日記

みなさまご存知ですよね〜,松任谷由実-中央フリーウェイ(YumiAraiTheConcertwitholdFriends)このユーミンの歌助手席に乗り、西方面に行ったあの若き日、カーステレオ(その...

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さて、ビール工場見学後、ランチしたあとは井の頭線に乗り駒場東大前で降りて



こちらへ

日本民藝館

日本民藝館公式サイト

日本民藝館

 





何故寄ったかと言えば、枯山水爺たちは時々、漆塗りを趣味でやってるからなのである。
おりしも、今、こんな特別展示をやっていた。





今回の展示は、貯蔵する日本と朝鮮の漆工芸を展覧するもので、日本漆工には柳宗悦が好んだ「漆絵」が描かれたものが多く見られ、朝鮮漆工では貝片で模様を象った「螺鈿」が施された箱類が目を引く。両国の優品に加えて 黒田辰秋 丸山太郎 ら工芸作家の作品も紹介し、日本民藝館の漆工芸の真髄をご覧いただきます。 とのこと。



写真撮影できたのはこの部分だけ。









爺さんたちは 「手が混んでんな~」と感銘を受けていた模様。
本漆塗りって塗っては乾かし、磨き、また塗っての繰り返しで、相当時間と手間がかかるらしいですね。
以前彼らが、樹を削って整形してそれに塗って、自分のお箸を作ったという話を聞いて 「いいな~ やってみたいな」と思ったが、それが何か月もかかったというのを聞いて(止めとこう)と思った。それにカブレも気になるし。

ところで、ワタシが数年前に買った作家モノの酒器、とっても気に入って愛用しているのだが、この前気づいたら、盃の縁が欠けてしまっていたではないか!





こちらの上の部分 「が~~ん」 である。 
そこで爺さんたちに「ねえ、家の盃の縁、ちょっと欠けちゃったんだけど金継できないかな~」と頼んだら、二人とも口をそろえて
「無理!」
「嫌だ!」とにべもないんですよ。
「だって、割れてるもんをつなぎあわせてって高度なこと頼んでるわけじゃないんだよ。ちょこっと金液でも垂らして乾かしてくれればできそうなもんなのに」とねばったら
「そんな簡単には行かないの! そう思ったらお前やってみ」 だそうだ。
漆塗り、奥が深いらしい・・・


   ☆ ☆ ☆

話はビール工場に戻るが、そこの売店で買ったのはこちらのグラス。



この工場限定販売である。 なかなか可愛い。
オットの分と2個求めて
オットに「鳥爺たちと行ってきたよ」と報告した。
「ビールって工場で飲むとうまいんだよな~ 中身は買ってこなかったのか?」とのこと。
重いからね。



やはり、飲み物って それに適した容器で飲むと美味しいもんですね。

メーカーが違うビールで悪いが、このグラスに注ぐと、良い感じの泡が立つ。グラスの縁の厚みもちょうどいい。
脚があるので下面も水滴で濡れなくていい感じであります。



ワインもそのブドウ品種とグラスの相性って、味わいに影響するもんだな~ってのはワインをちょっこら勉強した中で教えられたことの一つである。
(左からカヴェルネ・ソーヴィニヨン ピノノワール ソーヴィニヨンブラン シャルドネ用)

断捨離しようと思いながらも、食器やグラス類は巡りあうとついついお迎えしてしまい、食器棚は満員御礼となってしまうのである。

その後 枯山水爺たちもよっぽど工場見学が気に入ったらしく、来月は麒麟の工場に行く予約を入れていた。
ワタシも行くことになってるのでまたグラスも増えそうである。



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左はビール工場🎵

2023-05-16 15:45:58 | 日々の生活
みなさまご存知ですよね〜,

松任谷由実 - 中央フリーウェイ (Yumi Arai The Concert with old Friends)


このユーミンの歌

助手席に乗り、西方面に行ったあの若き日、カーステレオ(その頃はカセットテープを入れる仕様だったかな?)から、よくこのメロディが流れてきたもんだった。
ドライバーはオットじゃなかった気がするが・・・
それはともかく、私がよく読ませていただいているブログで、この歌に出て来る工場見学が出来ると言う情報を得た。

あら、良いじゃない!
サ◯トリーの工場は山崎のウイスキー醸造所に行ったことがあるが、そこの施設のセンスといいホスピタリティーといい、とても気に入ったのであった。
ここも見たい! 見たい!

一人で行くのもナンなので、誰と行こうかな~としばし考えた。
こういう企画にすぐ乗る、平日休みが取れる面白いもん好きな人 と言えば 鳥追い枯山水爺たちじゃないか!
私が工場見学の概要を知らせたら、すぐに
「おもしろそうじゃねえか!」
「行こうぜ」 とものの3分くらいで話が決まった。



京王線、某駅にて集合 
西を向いてる武将の銅像がいた。
「これ誰だ?」
「知らねえなあ」だったが、後に調べたら鎌倉攻めの新田義貞だそうだ。
へ~



シャトルバスが迎えに来てくれる。
これも無料である。 ちなみに工場見学代も無料。



工場着







ユーミンの色紙も発見
工場見学の始まり。一回に20人くらいいただろうか? 老若男女さまざまな皆様だった。







感動したのは、こちらの企業が水を大切にしていること。
水源を保つために森を大切にし、次世代に繋ぐ企業努力もされている模様でした。
水って大切ですよね。私達はその恩恵をもっと感じなければならないんじゃないですかね?



天然水を使っているビールを作っているのはこちらの企業だけだそうだ。



材料の一つ 麦芽。



綺麗なお姉さんが説明してくれる。
「良い足してたんな」と後のランチ時に爺たちが言っていた。ちゃんと見てるもんだね~



麦芽 二条大麦麦芽とチェコとその周辺国で算出されるダイヤモンド麦芽が使われてるそうです。

味見させてもらったら香ばしくて美味しかった。塩味でもつければそのままつまみになりそうです。



もう一つの材料 ホップ
苦みが穏やかで華やかな香りが特徴のアロマホップを使っているそうだ



工場内に突入する前
スクリーンで製造工程について勉強する



結構熱心に見入る爺たち





ここで仕込む ザ・プレ〇アムモルツのコダワリとして仕込み釜で一部の麦汁を2回に出すことでコクを出すんだそうだ。





アロマリッチホッピング製法とは 麦汁煮沸においてアロマホップだけを使用して仕上げにファインアロマホップを投入して華やかな香りを実現するそうだ。





酵母を加えて発酵させる。麦芽中の糖分を二酸化炭素とアルコールに分解。



昔の貯蔵タンク





タンクの壁面を生かした通路 ビールになったつもりでお通りください などと言われる。





濾過  熟成後のビールからオリや役目を終えた酵母をとりのぞく。

そういえばビールには「にごり」とか「おりがらみ」って聞かないけど、そんな製品どこかにあるんでしょうかね?
たまにはそういうのも飲んでみたいな~と思った。





包装
この日はオールフリーだか金麦だかのlineが動いていた。

さて、試飲タイムです!





このライナップ この小さいグラスで利き酒をして、気に入ったのを普通のグラスで2杯いただける。(太っ腹だね、サント〇ー)
私は真ん中の香エールが一番気に入った。ヨーロッパのエールみたいな華やいだ香り。香りに騙されてアルコール度は一番高いのに気づかないから、飲みすぎ注意ですね。





とはいえ、試飲時間は10分くらい。つまみはグリコのクラッツ(これ美味しいのね 初めて食べた)小袋1つ。
そうそう飲めるもんじゃなく、おかわりは一杯だけしか飲めなかった。
私の写真の後ろでうつっている一人参加のオジサマはあっと言う間に3種+2杯を余裕で飲み干していた。

同行のメンバーの中には韓国人の男性二人組もいて、最後にスタッフとバスの運転手さんに持参の韓国のりを渡して、日韓海苔外交をしていた。







工場にさようなら~
良い時間を過ごせました。

お昼は電車で沿線を都心方向に行き、とある駅で降り
「何食おうかね?」と探しながら



大阪発のお好み焼きの店でランチをした。
粉もんは久しぶりだなー
お好み焼きと太焼きそばのセットで980円はお買い得。
ここでビール飲みたかったな。
ガンガン糖質ですね。 まあ、この日は14000歩あまり歩いたから良しとしよう。





「おまえ、食うのおせえんな」と毎度言われるが
爺のくせに速すぎるのはあんたたちである。

Aが仕事関係でオリーブ◯イル入りのカフェを味見したいと駅ビルのスタバへ
東京でも、これを扱ってるのは13店舗しかないそうです。



ホットの方 上の泡はアーモンドミルクとオイルのミックス
これはまあまあの味。



アイスの方はねぇ

「残った泡がアブラアブラしてて後味わりい」
らしかったです。
私は一口ずつ味見して(それも買った人に先んじて)

「へー、わざわざ金出して飲むもんじゃないね」と言いながら自分は普通のコーヒーをいただきました。

その後は

また東に向かい、某駅で乗り換えて



こちらへ

続きます。
酒も飲むけど教養も求める?枯山水会であるww



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久しぶりにあの劇団公演に

2023-05-14 20:15:08 | 見る(映画 劇場 美術館など)
備忘録です。毒入り注意

長期トップだった方の退団公演で人気演出家なのでチケット難とは聞いていたが、「取れてるよ」との連絡があって
Mちゃんと行ってきた。



一階にあったキャトルレーヴは移転したのか?



ポスターは小さいし、久しぶりに来たらなんだか地味化している東京宝塚劇場






チケット難と言われながらもSS三列目のほぼ中央という良い席だった。



演目はこれカジノロワイヤル(画像はサイトからお借りしました)



始まった。 前から三列目って銀橋の上にいるスターさんたちの真下みたいなもんですからね。
そりゃ~ 臨場感はハンパなし!



まあ この方はお顔もスタイルも恵まれた方ですよね。
真風さんの目線がこっち向いてるのを感じる。ウインクもばっちり飛んでくる。
真風ファンなら死んでもいい~ の席だったであろう。

ん~~ でも、演目は・・・ 言っていいですか? イケコファンの皆様が読んでたら悪いけど、ワタシにとってはホントにつまんなかったのよね~

あのエリザベートの! あのスカピンの! あの1789の! あのロミジュリの! 
そしてそして あのポーの一族の! 
演出家様の手によるものがどうしてこうなるのか わかんない・・・
(あっ そういや銀河英雄伝説と ナポレオンもつまんなったっけな)
ってことで作品はワタシの趣味じゃありませんでした。
登場人物もごちゃごちゃしててわかりにくいし、変にコメディっぽいのがすべってるし。
一番違和感を感じたのが、ボンドが銃を持った敵に四方囲まれても絶対撃たれない。なんだかんだ言って余裕でしゃべりながらその輪をすり抜ける。 ありえんだろ? SS席でも失笑が漏れていた。
エリザや他の作品のパロディのせりふもあったが、あれは要るのか? 笑点の楽屋受けじゃないんだからさ~
ダンスの振り付けも古いな~ って感じでした。

しかし真風さんはどこから見てもかっこよかったです。だけど別に真風さんに限らず、特定ジェンヌ推しじゃなく「作品」を楽しむ見方をする私には、今回はなんか残念だったな~
あっ舞台装置はかっこよかったかな・・・
で、この作品に関しての感想はおしまい(ってこれで終わりでいいのか? まあそういうこともありますよね)

次の1789に期待しておきます。

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銀座の夜

2023-05-12 21:40:27 | 食べる
オットの小中の同窓生夫婦と久しぶりに会食した。
音楽関係の事務所をやってて都の事業で障がいを持ってる子供たちの音楽活動を支援しているご夫婦。
その子供たちの演奏会にオットもいわゆる「見守り」として頼まれたのであった。

1日仕事だった。私も半日はつきあった。その時の分、当然都からオットの分の報酬は出てるはずなんですよね。
それを「いや~ ボランティアのつもりだから」と断ったオット。
私はこういう時ってちゃんといただくものはいただいた方が良いと思うの。いただかないと相手を恐縮させますからね。
それにただ働きは後進のためにもならないしね。(欲深で言っているわけではなく)

そうしたら案の定、「あの時のお礼に・・・」と夫婦でお招きにあずかっちゃったってわけです。

「ほ~ら こういう事になっちゃうのよ」と言ったワタシ。
「まあいいじゃないか、あの二人と飲むの楽しいだろ、お前にも会いたいっていうからつきあえよ」と・・・





カジュアルな店と言われたけどオサレなフレンチだった



こんな流れのコースでした



まず泡で乾杯 エクストラブリュット グランクリュ NVエグリ ウーリエ



パルメザンとサーモン



新玉ねぎとサラダ菜のムース




ロワールの白 Alain Glrard & Fils Sancerre Blanc これはワタシ好みのすっきり酸味生き生きのだった





前菜2種はオットとシェア 下はここのオススメ パテ・アンクルート



Mas Becha,Classique rouge Cotes du Rousioon  コート・ド・ルーションの果実味がっつりの赤



オマール海老のマカロニ詰。



今日の魚料理 種類は忘却したがおいしかったな。



Le C des Carmes Haut-Brion, Passac-Leognan
ボルドー カヴェソーとメルロー これもがっつりですね。





肉料理は子羊で 臭みもなくやわらかでソースも美味でした。


Des Carmes Haut-Brion Pessac-Leognan さっきと同じ 
このご夫妻は赤、それもボルドー系が好みらしい そりゃあ 赤い肉には合う しかしアルコール度は高い。





Chateau Lanartine Cahors カオール地方のマルベックとタナ主体 これもフルボディ

料理もおいしく、会話も楽しく、ワインもすすむ。
この辺で朦朧としてきたが 酔ってないふりして後半はうなずきマシーンと化したワタシ。





デザートとコーヒーでちょっとたてなおす。
ご馳走様でした。



これだけ飲んで顔色も変わらない友人夫妻はさすがだった。
ワタシは最後まで素面のふりをしていたが帰りの電車で爆睡。
地下鉄駅で降りてタクシーが来ないので1・2km歩いて帰宅できたのは偉かった。
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上野散策

2023-05-09 21:28:53 | 見る(映画 劇場 美術館など)
GW終わりましたが、色々近場で行ったら見たりしたものの、ずーっと多忙で記録する暇もなく終わってしまった。

ぼちぼちと思い出しながら記録して行こう。



まず5月2日 この連休は暑かったり寒かったりだったが、この日は素晴らしい五月晴れ。
久しぶりにYUMAMA奥様とお会いして上野へ。
彼女と会うのはコロナ前以来でした。

まずは早めのランチと 以前も行った和食の店へ
ここはシェフが佐渡出身なのでそちらの食材が使われている。とても美味しい店




少しずつ味の違うおかずって嬉しいですね



ゴマダレに漬けたお造り




そのままお刺身としていただいた後は出汁をかけてお茶漬け風にする。



    ☆ ☆ ☆

この日の目的は 東京芸術大学美術館
YUMAMAさんの以前の職場関係でチケットをワタシの分まで用意してくださり感謝です。







第一部は巨匠たちの学生制作 明治26年に最初の卒業生を送り出して以来、芸大の前身の東京美術学校は卒業制作を中心に学生たちの作品を収集してきたそうだ。
後の巨匠たちの若い頃の作品がこうして残っているのは幸いなこと。



↑横山大観



↑下村観山



これが卒業制作なのか~ など完成度の高さに驚かされる作品ばかり。

  ☆ ☆ ☆

第二部



東京藝術大学は昭和28年より買い上げ制度が始まったそうだ。
各科から選ばれる首席卒業の作品たち









織物?







現代アートになるとよくわからないんだけど、やはり才能、天才ってものがあるんでしょうね。
美術にしろ音楽にしろ、周りがみな「すごい」という環境は恵まれているのだろうが、プレッシャーも強いと思う。
それに打ち勝った人が世に出るのかな~ なんて思いつつ・・・



立体



踏んでもいい作品



なんか可愛い






5月の若葉との自然なるコラボレーション



見終わってから芸大内のカフェでお茶しながらおしゃべり。
この3年、娘家族が海外に住んでいるという共通項がある私たち、コロナ禍のせいで、会いに行けなかったり、会いに行ったあとに同じ飛行機の中で広まり始めたオミクロン患者が出たことがわかって、隔離されたりの苦労話やら、どんなものをトランクに詰めて持って行ったかの共通する苦労話やらで話がつきなかった。




一番面白かったのは、トルコエアに同乗した日本人がそろって額に絆創膏を貼り、そこにぽつぽつと血の点々がにじみ出ていたという話。なんとそれが「植毛ツアー」だったという話がおかしくてコーヒーを吹きそうであった。
自分の後ろ頭の頭皮をペロっと剥がして、薄めの額に植皮するんだそうです。
コロナ禍の中でも増毛のためには渡航するんだな~ とその情熱には恐れ入る。
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クッキー缶から

2023-05-05 17:46:50 | 記憶の箱
昨日の午前中、宅配が来たので開けてみたらお届けものであった。

いつも美味しい物をお届けくださる、オットが仕事関係でつきあいのあるマダムから

開けた途端、へっ?と思った。

こちらのクッキーであった。




こちらのブログの読者さまならこのこの缶に懐かしさを覚えますよね。

しかし、今時はあまりお使い物にはしない。デパ地下の中でも地味目のところにひっそりと存在しているがあえて買わない・・・
みたいなもんじゃありませんか?(泉屋さんには失礼ですが)





しかしよくよく外箱を見たら、これってあのサダハル・アオキパティシエとのコラボ缶であった。
このオサレイラストは、ノートルダム寺院 ルーブル パリの街灯 シトロエン エッフェル塔 凱旋門など、自転車はツールドフランスのオマージュか?
なんか捨てるにしのびない箱だな・・・

開けてみたら



昔ながらの懐かしいクッキーと目新しいカラフルなクッキーが顔を出した。



この辺がオールドファッションのもの?
ワタシは直方体の表面がザラっとしているのが好きだったな。
食べてみたら、やっぱり油脂感もスパイシー感もなく、口の中のうるおいを持っていかれそうな粉感であった。
しかし、これが昨今のバターたっぷりクッキーズに慣れたワタシにはかえって目新しさにうつって美味しくいただきました。
昔もこのクッキーって紅茶や牛乳にちょっと浸して食べるのが好きだったな~



そういえば、去年のお歳暮だったか? この詰め合わせをいただいて、これまた「懐かしい~」と思ったが、これも泉屋とならんで昭和の贈答品にはよくあった品じゃなかっただろうか?
これも 懐かしいけど今更買わないよな~ と思って食べたが、繊細な薄い作りの生地が重ねられての食感は、美味しく感じられて、「やるな、エコルセ」と思ったものであった。

一方、また話は泉屋に戻りますが


この辺がサダハルなのか?



小さい瓶もそえられてあって、解説を呼んだら サダハルの軽井沢の工房?で作ったフランボワーズのコンフィチュールだそうだ。
オットは「何か汁っぽいものがついてるな」とのたまったが 汁って・・・

思いがけない泉屋クッキーで記憶の箱が開いたが

この缶って丈夫で蓋がしっかりしていたので、クッキーを食べ終わった後にたいてい何かを入れて活用していませんでしたか?
母は、この缶を刺繍糸の入れ物にしていた。
縄状にひねってあって真ん中に色番が書いてある紙ラベルがベルトの様になっていた刺繍糸を、母は丁寧に自分で画用紙で作った糸巻きに巻いて、色番をそれに貼り付けていた。
小さい時のワンピースとかエプロンとかは母が得意のスモック刺繍で胸元が飾られて、ピアノのレッスンバッグにもさまざまな花をちりばめてくれた。
(こんな母に育てられたのに、ワタシは針仕事にはアレルギーがあって、ムスメの小学校支度などはすべて友人作であった)


(メルカリでお借りした画像、こういうモノにも愛好者がいるんですね)

あと一つ、実家のリヴィングのすぐそばにはちょうど子供の頭くらいの位置に戸棚があり、そこにいただきもののお菓子やおせんべいが入っていた。日の当たらない中廊下のちょっとひんやりした所で、背伸びして扉の引手を開けると、この泉屋の缶には蕎麦ボーロ(その頃の実家では京都と取引していたので蕎麦ぼうろは定番お菓子だったのである)が入れられ、この粉ミルクの空き缶には祖母が愛好するくろ飴とか栄太郎の飴が入っていた。

この缶のイラストの女の子は同じように缶を持っていて、その缶の女の子もこの缶を持っているはず・・・
奥にいくほどどこまで小さく女の子の持っている缶は連なって行くんだろう? と戸棚を開けてぼ~っと想像していた幼い自分の姿も記憶に蘇ってきた。
コメント (14)
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GW開始は夫婦別行動

2023-05-03 23:59:26 | 日々の生活
連休前半は、局夫婦はそれぞれ別行動

ワタシは実家地方へ
この期間、実家地方は何カ所かで大きな会議があって道は混むらしいので電車で。
新幹線は使わず、在来線のグリーン車で行くのが快適だし読書ははかどるし、(ビールも飲めるし)ですね。

今回、母はベッドに居て起きてこなかったが、持って行ったプリンをワタシが食べさせたら嬉しそうに一個食べた。
食事もきちんと摂っているらしいのでひとまず安心。

変わりに父が機嫌が悪い。母のベッドを動かして背もたれにしたら
「そんなことやるんじゃない!」と怒鳴るし、背中がかゆいというのでかいてあげたら「いつまでもしなくていい!」と怒るし・・・・
まったく認知症老人ってわけわからないね・・・ 自分の父ながらああはなりたくないもんだと改めて思いましたよ。
あの人たちを怒りもせずに毎日世話してくれる看護師さんや介護士さんってホントにエライと思う。



夜は 実家地方の友人と久々に食事した。局が来るなら会いたいって言ってたよ。と、ビーズ作家がワタシの帰省に合わせて設定してくれた小中の同級生メンバー。♂3 ♀2
コロナ禍以来3年ぶりくらいのメンバーもいた。この三年のうちにお母さんを送り、長男次男を結婚させて今は一人暮らしになったという元生徒会長。家業をついで、そちらがつぶれたんじゃないかと風のうわさで聞いていた。。
「一人暮らしって奥さんはどうしたんかね?」
「仕事はどうしたんかね?」
「局、聞いてみ」
「やだよ~ 聞けないよ」 などとコソコソしていたが本人は明るく屈託なさそうだし、こういう場に出て来るんだから元気ってことで。

三年の間に見事に髪がなくなった高校の先生T。
居酒屋のまぶしいダウンライトが頭に反射した。
「Tが来たら余計明るくなったよ」とビーズ作家 ワタシに劣らず歯に衣を着せないタイプ。思わず笑い転げるワタシ。
「もうこうなるとこの耳の上の毛が邪魔でさ」
「この際剃っちゃいなよ、照度も上がるよ」と局
「おまえら、言うことが高校生レベル」と自分も笑っている。





家の両親と同じ施設にお母さんが入居しているMも遠くから。この会議に関係する仕事もこっちであるらしい。
彼は再雇用になっても同じ給与体系で自分の好きなだけ在籍していいと言われたとか。
日本を代表するような〇〇メーカー勤務なのによっぽど優秀なんだろうな。
昔は地味キャラだったが、今も穏やかで自慢もせず人の話をよく聞くタイプ。昔から超秀才だったし、コツコツ仕事して上からも下からも信頼されるタイプなんだろうな~と改めて思った。
彼も弟さんを亡くして、実母の世話は一人だと。 





駅の近くの個室居酒屋だったが十分に美味しくて話が弾んで、あやうくこの電車に乗らないと今日中に家に帰りつかないというのに乗り遅れそうになる。やっぱり小中からの友達っていいもんだわ~ と帰りの電車中で思った。
その後の乗り継ぎもうまく行ったが、最後の私鉄で読書していたら最寄りの駅で降り損ね、深夜だったので、上りの電車がなかなか来なくて20分のロスで午前様となった(午前様って響きが懐かしいほど久々でした、いばれないけど)

   ☆ ☆ ☆

一方、オットは 頼まれ仕事で北に向かった。
「こまち」の車両の中がゆったりしていて快適と家族lineに送ってきたり



夕飯は牛タンだ~ と嬉しそうに一人夕食を送って着たり
 



朝もはよからバスに乗って「月山越えだぞ~ まだ雪があるぞ~」とはしゃいでいる。
仕事で行ってるのにそんなに嬉しいのでしょうかね? とにかく乗り物に乗ってるのが好きらしい。
ワタシはできればどこでもドアで目的地まで行けたらな~ と思うタイプですけどね。



「山伏の修行か」と突っ込んでおいた。



「帰りに買えたら喜久福買って来てね」と頼んでおいたけど、今回はこれを買ってきた。サンドイッチマンが熱烈に推薦していたんだって。ワタシはずんだは苦手なのでイチゴ味の方は美味しかったですよ。

オットは昔っからGWは休むことなかった。子供が小さい頃、家族連れであちこち行く他人様がうらやましかったが、今となると「達者で留守で稼いでくれるオット」って言うのはいいもんですね。
コメント (4)
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発表会は5回目になる

2023-05-01 22:17:37 | 家族あれこれ(犬も含めて)
孫①のピアノの発表会だった。

去年も同じ時期にあった発表会。

孫1の発表会 - 局の道楽日記


これは去年の写真だけど


今年は長ズボンになってお兄さんらしく



ちょくちょく見ていると気づかないけど、なんて大きくなったんだろう



曲目はクレメンティのソナチネ



前の日にお嫁ちゃんから
「三日前なのに暗譜が出来てなかったんですよ! 信じられない!」と悲鳴のようなlineが来たが

同じメロディのところで2回つっかえたが、無事弾き終わった。
自宅でピアノを教えているお嫁ちゃんのお母さんも
「今年が一番ドキドキしました。最後までたどりついてよかったわ~」と言っていたので、今年はギリギリで仕上げたのであろう。オットとワタシは呑気に聴いていただけだったけど。



5年連続で出場した表彰の盾も先生からいただけた。



婆馬鹿ですが、この子は顔がちっちゃくて足が長~い。食べても食べても太らないワタシの好みの骨格である。
孫②はもっと筋肉質でマッチョになりそうな雰囲気。兄弟でも違うんですね。



孫3は従兄弟の晴れ姿を楽しみにムスメに連れられて来た。花束を渡す係を終えてご機嫌。
にーにの演奏はもちろん、発表会を見るのは初めてで綺麗な舞台衣装を着たお姉ちゃんたちにも触発されて
「〇~ちゃんもピアノ習いたい!」と言っていた。



発表会が終わった後は、近くの広場で時間をつぶす。



従兄妹仲良しっていいもんですね。
孫③に言わせると、この二人のニーニは〇~ちゃんの宝物 なんだそうだ。どこでそんな表現を覚えたのだろう?



孫トリオ これがカルテットになるみたいな・・・(ひゃ~~~~!)

場所をうつして、早い夕飯にカジュアルイタリアンに行った。
ムスコ一家4人とお嫁ちゃんのお母さん、局夫婦とムスメ母娘。



発表会のうちあげと、ワタシとお嫁ちゃんと孫②の誕生会をかねて乾杯ー!









この店は場所が変わったが、もう30年以上続くお店で、カジュアルだけど何を食べても美味しい。
薄い茄子とルッコラが載ったクアトロスタジオーネはその頃と変わらぬ味だった。
ムスコとムスメが孫たちくらいの年齢の時から通った店で、彼らが二人とも親となって三代で来られたのがなんだかとても感慨深かった日。
色んな事に感謝です。
これからいつも順調な日ばかりじゃないでしょうが、こういった幸せな記憶っていうのは逆境の時がきても何らかの力になると思うのですよね。

自宅に二人で帰るのがめんどくさくなったと、ムスメと孫③は我が家に泊まっていった。
はしゃいで疲れたのか夜7時頃から朝まで延々寝続けた孫③。
もうすぐムコさんも引継ぎが終わって帰任するらしいし、やっぱり気軽に会える所に帰ってきてくれて、家族が集えるのは良かったな~と思った。
コメント (8)
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