局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

デ・キリコ展

2024-06-28 00:25:37 | 見る(映画 劇場 美術館など)
中学の時の美術の先生は実技の指導も熱心だったが、教科書以外の画集を使って美術史の入門的な授業をしてくれたのは、今思い出してもありがたかったな~と思う。
地方住みの中学生にとってはなかなか世界の名画のホンモノを見る機会がなかったが、その小さな画像の中にも心ときめかせる絵画は存在したもんだった。
長じてフランスだのイタリアの美術館でそれらを見る機会にも恵まれたがそのたびに(あっ I先生の授業で習った)とより印象が強くなるのはあの感受性の豊かだった頃、心に刻まれて奥底に潜んでいたものが表面に浮かび上がってキラキラするような いわばフラッシュバックなんじゃないかと思ったりする。

そう思うと幼い頃~思春期での経験って色々させといた方が後の人生が彩豊かになるんじゃないかとも思うんですよね。

その中でワタシが一番印象に残った絵が これだった ↓

「通りの神秘と憂鬱」1941年 デ・キリコ作


この絵を見て どこかで見た不安な夢を思い出されるような ぞわぞわしながらも目を離せないような感覚がかきたてられた。
それ以来機会があったら作品を見たいと思う画家になった ジョルジュ・デ・キリコ

4月から始まっていた美術展だったが やっと今日行けました。

今日はちょっと暑さもおさまり美術館日和だった上野界隈であります。



都美術館です。2時半くらいに着くように行ったら入場待ちもなく入館してからもちょうどいい混み具合。




こういうのは一人で見るのがいいですね。音声ガイドも借りてじっくり見た。





ピカソもその生涯の「時代」によって作品の雰囲気が異なるが この人も時代によって違うんですね~

作品展では
形而上絵画の時代(遠近法を無視したような広場やマヌカンを登場させた絵画)
→古典絵画への回帰(ティッツィアーノなどルネサンス期の古典絵画やルーベンスなどのバロック期の作品にひかれて伝統的な表現の研究や実践をしていた時代)
→新形而上絵画(再び形而上絵画に取り組み 以前の街やマヌカンといったモチーフに太陽や月などが組み込まれた新境地)

こういった変化をいっぺんに見ることができて非常に興味深かったのであります。

館内写真はダメだったので(ちょっと残念だけど絵の前に立ちはだかって何枚も写真撮る人がいないってのはいいもんですね 自分も鑑賞だけに集中できるし)
以下は複製が飾られたフォトスポットのもの





オデュッセウスの帰還 1968年


不安を与えるミューズたち 1950年


バラ色の塔のあるイタリア広場 1914年


白鳥のいる神秘的な水浴 1958年 





予言者  1914年

時代もバラバラに上げてしまって申し訳ないですね。
このフォトスポットにはなかったが
この古典絵画への回帰的作品もあるのよ


風景の中で水浴する女たちと赤い布 1945年


少女の肖像 1920年

難解といえば難解なんだけど その時代の変化をナチュラルに受け入れて自分なりの鑑賞を楽しめればいいんだなと開き直る



もう晩年に近い頃の作品 「オデュッセウスの帰還」がワタシは好きだな~
トロイア戦争のあとまっすぐ故郷に帰ればいいものの あちこちほっつき歩いていたオデュッセウス その旅、大海原と感じて動いていたのは自分の部屋だったのでしょうか?
この絵はカーペットの海原でボートを漕ぐオデュッセウス(キリコ自身?)
正面と左右には彼のモチーフにもよく使われていたタンスと椅子があり、左の壁にはイタリア広場の画が窓からはギリシャ風の神殿が見える。
さまざまな変遷を経て集大成みたいな絵。で、人生経験と達観みたいのが感じられて余裕とユーモアみたいなのを感じる。

あまりにも気に入ったので絵葉書と飾る枠を買ってきた。

あ~ 面白かったな~と満足だった美術展でした。




広場で下町ハイボールのフェスをやってて心惹かれたが寄らずに真面目に帰って来ましたよ。
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観劇で感激

2024-06-05 22:26:43 | 見る(映画 劇場 美術館など)
月曜日、夕方から降ってきた雨は土砂降りとなり
(あ~ 濡れちゃって嫌だな)と思いながら駅まで歩いて電車に乗って
たどりついたのは京王新線 初台駅





ミュージカルです



6時開演で30分前くらいに着いたのだが、グッズ売り場には若い子たちの長い列があった。今までのこのミュージカルでは初めてで、誰かお目当てがいるのかな? なんて思っていたのですが・・・



今宵も良い席 ど真ん中でした
同行 舞台友NとMちゃん
二人ともおしゃれなオペラ仕様 ワタシはちょっとカジュアルすぎたかな?と反省




Wキャスト公演で この夜はこの人たち
この舞台のチケット取れるよ、Wキャストだけどどの組み合わせにする?と舞台友Nが声かけてくれた時、我々観劇トリオはキャスト名を見て
「誰? 知らないよね~」
「あたしも知らないな~ まあどのキャストでもいいや」
「作品はいいもんね」
などと今思えば不遜でした。
すみません



ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024)舞台映像ダイジェスト【小関・吉柳ほか】

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024)舞台映像ダイジェスト【岡宮・奥田ほか】


ワタシたちが見たのは↑ ロミオは下 ジュリエットは上の動画バージョン

幕間で三人オバは うなった
「鳥肌たった~~」
「すごいよね~ ダンスも歌も 着実に進化しとる」
「ホントだよ~ しかもイケメンぞろい」
「もうさ 井〇くんとか山〇育くんどころじゃないよね」←これワタシの発言 あとで後悔することになった

今までのロミジュリ 宝塚版、東宝版も何度となく見ているが この日のはワタシの中でベストでした。
出演者が実際のロミオやジュリエットの年に近い若さってところもあると思う。
フレッシュなのに歌もうまいしダンスも切れ切れだ~~
ロミオの王子様っぽいヴィジュアルは今までに見たロミオの中でピカ一
ジュリエットはちょっとアニメ声ながらも伸びやかで確かな音程の歌には聴き惚れられた。




ベテラン陣もそれぞれすばらしかったし、キャピレット夫人の彩吹さん 宝塚でトップにならずに退団されちゃったけどこういう場でご活躍。あいかわらずお上手でしたね~ それぞれのキャプレット家 モンタギュー家の面々やジュリエット乳母やロレンス神父も脇をがっちり固めていた。

で、ですよ。
ワタシ達の一列前に開演ちょっと前に入ってきて座った四人組は 実は

この人達だったんですね この記事は東宝の初演 13年前のです。
ワタシは城田・昆の組み合わせで観劇していた





この時からはや13年か・・・
城田君はデカいのと白髪に近い金髪だったのですぐにわかり、女優陣もなんとなく一般人じゃないオーラがあったけど、黒いマスクの人は誰だろうね・・・なんて思ってたら なんと育くんじゃないですか・・・
ゴメン 育くんどころじゃないね なんて言って・・・w 聞こえなかったよね。
この日は観客がゴージャスだったみたいで 幕が上がる前に 四人のところに加〇清志郎君が挨拶に来ていた。
舞台もだけど観客席も盛り上がってた日だったな~

カーテンコールではスタンディングオベーション(ごく自然に私たちも立ち上がっていた)
その時、岡宮くんからこの四人が来ているというアナウンスがあった。
「大先輩がいらしているのでぼくたちも緊張 変な汗が出ました 云々」
それもごく自然に彼らへのリスペクトと舞台を緊張しつつ楽しんでいる様子を表すMCも上手。
この年代の子たちは自己表現にも長けてますねえ。

あまりにも主要の若い子たちがうまかったのでウィキなんかでサーチしてみたら、コロナ禍の中で公演が中止になったり無観客で配信だけされたりで、それぞれ苦労があったみたいだ。
こうやって満席の中で、拍手や手拍子も起こり、客席下りまでできるようになったのは喜ばしいことなんじゃないかな? そういう喜びも伝わってくるような舞台だった。
文化的にも、もう、あんなパンデミックはこりごりですよ。

そういえば、この日の朝 ゴルフの全米女子オープンで笹生さんが優勝、渋子が二位になったんである。
大谷君はもちろん、バスケットも陸上もサッカーも・・・ あっ相撲もだ。
この舞台の出演者と同じZ世代の子たちのしっかりしている様・・・ ちゃんと努力して結果を出して、受け答えなんかもご立派なこと(一方で信じられないくらいのおバカちゃんも存在するのがちょっと心配ではありますが)を目の当たりにすると、政治も経済も円も劣化してる今の日本がまだ立ち直る余地はあるんじゃないかな~ なんて希望が湧いてくるんですけどね。


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NHKドラマにはまってる

2024-06-01 00:46:25 | 見る(映画 劇場 美術館など)
とある駅で降りて 某大学前を歩いていたらこんなポスターがあった。


お~~ 寅ちゃんだ!
某植物学者のドラマの時は1か月 ブギウギ歌手のドラマは2週間で離脱したワタシだが、これはハマって見ております(オットも録画を欠かさず見ている)
ヒロイン寅役の伊藤沙莉ちゃん。この人が出演するドラマは大抵が好みです。
コロナ禍のまっさいちゅうにhuluでモモウメというショートドラマをやってて 新人OL役が沙莉ちゃん ベテランOL役が江口のりこさんで その掛け合いがなんとも面白く 外出もできない自粛生活の慰めになったんですね。
その頃から 彼女の存在感は注目だったな~
しかし、脇役が主だった頃(朝ドラで米屋のムスメ役もやってたよね)から比べると綺麗になりましたね。

寅ちゃん一家の人たちもみんな良い味 
おとうさん役の岡部さん 暗くなる場面でもそれだけにさせないユーモアのあるせりふ回し。朝から戦争の悲惨な場面はなるべく見たくないんですよ(もうこの歳になると見たり読んだり聞いたり散々してきてるんだから)それが彼によって暗くなり過ぎない演出になっている。
お母さん役の石田ゆり子さんもいい味出してますね。 オット年代のオトコはすべからく彼女の事は好きであろう(言い切る)
あの時代の女性弁護士は働く女性としてのパイオニアだったわけで、今の女性たちは世の中はだいぶ進んで生きやすくなっているとはいえ、女性であるということがある種のハンディになる普遍的原因は共通だけど、それも変にジェンダー問題として主張しすぎてないのもいいなとも思うんですね。
淡々と事実を描いてくれれば伝わる事は伝わるのに 大げさに演出しすぎるのが民放ドラマにありがち。視聴者をバカだと思っているんだろ~な~と腹立たしくなります。

あと寅ちゃんの法律学校時代の彼女と周りの女性たちの着物を見るのも楽しみだった。あの時代の 花柄の着物に花柄の長羽織 縞の着物に花柄の着物に袴 洋服だとありえない柄+柄の組み合わせが着物だとしっくり華やかでしたね~



普段は連ドラの話にならない私の周りの友たちも みんな見ているのでビックリしている。

さらに



今年の大河もはまっている(鎌倉殿は面白かったが去年の家康は2回目で離脱した)
この時代、ある程度の地位のある女性たちがありえないよね~ なんて行動もあるけど 面白いから見ていられる。
出演者も案外イケメン祭りですよね。



あとこれは 今季一番はまってるドラマ
桐野さんの小説は以前好きだったが、あまりにも陰惨で家族否定的な書き方が耐えられない時もある。
これは原作はまだ読んでないが、地方から東京に出て来て一生懸命働いても「貧困」から抜け出せなくて「代理出産」に挑む若い女性の描き方が苦しいけど目が離せない。

なんだかんだ言ってもNHKのドラマってのはちゃんと作られてるんだな~ と3作品を見て思っている。

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花組

2024-05-01 22:54:41 | 見る(映画 劇場 美術館など)
父は熱も下がって痛みもなく意識も戻ってよくしゃべるようだ。
弟が面会に行ったら「ここは何処だ?」と聞いてそのたび答えるの繰り返しだったらしい
オットは「入院すると見当識障がいが来るからな~」と言ったがそれを言うならワタシの事も??くらいの5年ほど見当識障がいですから平常運転ですね。
とにかく身体は回復したようで一安心しました。
ワタシは連休中にもう一度面会に行く予定にして・・・

昨日はこの劇場へ 
夜の部


花組 トップさんと相手娘役さん 退団公演

今回も舞台友NのおかげでSS席であった。


アルカンシェルとは 「空にかかる橋」=「虹」


好きだわ~ エッフェル塔見るとワクワクする




舞台の左手にはフランス国旗 右手にはパリ市の旗がかかげられていて


このパリ市の紋章の船の下の Fluctuat nec mergitur というのがラテン語で「たゆたえど沈まず」という意味で この芝居のテーマとなってるらしい

ストーリーは
「パリは燃えているか?」撤退を決めたドイツのフランス占領軍に、ヒットラーは首都爆撃命令を下す。ナチスドイツの信仰に抵抗を続けていた人々はその時いかにしてパリの街を救ったのか。
フランスが生んだレビューの灯を消すまいと立ち上がった一人のダンサーを主人公に、パリ解放に至る過程をドラマティックに描き上げる物語


小池先生の一幕ものでオリジナル脚本は 時々ワタシとしてはムムム・・・の時もあるのですが、これは飽きずに見られた。
レビューが無いのは劇中のダンスシーンで十分補ってくれた。




それにしても この組のトップさん、特に「推し」がいないワタシですが、今までで一番カッコいいジェンヌさんだと思っていた。
顔が小さくて手足が長いのが当たり前のジェンヌの中でもこの人のスタイルの良さは突き抜けてました。男役の化粧がこれほど似合うのもね~
「はいからさんが通る」の少尉役 「ポーの一族」のアラン役 まさに二次元が出て来たみたいだった。
それに東京西部出身ってことで、偶然「子供が同じクラスで仲良しだった」とか「同じバレエスクールだった」なんて話も聞いててなんとなく身近に感じていたジェンヌさん。
歌は う~~んで音程がイマイチ安定しないでハラハラした時もあったけどダンスの巧みさは群を抜いてましたね

ミリオさんを継いでトップになった時「この人の時代だな」と思ったら就任と同時にコロナ禍は気の毒だった。
休演に次ぐ休演でしたからね。
この辺がパンデミックと戦争という違いはあるけど、災いの渦に巻き込まれながらもレビューの灯を消すまいとがんばるこの作品の主人公マルセルと通じるんですね。
と、すれば退団公演としてふさわしいのかもね。



美しい・・・

そんなことでコロナ禍中はチケットも取れなかったのでに久しぶりの花組公演だったが、お歌も上手になってたし堂々たるトップさんでした。
花組はキザるのも様になるな~

それにしても退団は惜しすぎる・・・
もう何年か続けて欲しかった。


花組公演『アルカンシェル』初日舞台映像(ロング)





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オペラの一日

2024-04-15 20:33:51 | 見る(映画 劇場 美術館など)
春爛漫 というにはちょっと温度が上がり過ぎた日曜日

オットと上野へ



人が多かった



目的は こちら
文化会館です。



オペラ鑑賞 局夫婦にしては文化的な休日だ~!





ちらしの表裏です


出演者


二階の一番前 舞台全体が見えるし声も均一に届く良席でした。


開演前の舞台の様子
ここでオットは言った。「どこでオペラするんだ?」
そう、ワタシも???と思ったのだが、この日は演奏会形式で舞台装置は組まずにオーケストラと合唱団が舞台上に並び、その前の空間で歌手たちが歌う形式だったんですね。
ワタシもこれは初めてだったが、これはこれで音楽に没頭できるものだったし、後に述べる「発見」に繋がったのであります。

ラ・ボエーム のあらすじです musica classicaさんのサイトより

舞台はパリ
【第1.2幕】
芸術家の卵の4人組が、屋根裏で暮らしています。
そのうちの一人である詩人ロドルフォは、お針子のミミと出会い、二人はすぐに恋に落ちます。
【第3幕】
ミミの体は病に侵されていました。
貧しいロドルフォは、ミミの体を看てあげるお金がありません。
ロドルフォはミミの身体のために、嘘をついて別れを告げます。
【第4幕】
別れた二人ですが、ミミの病は良くなることはありませんでした。
瀕死のミミがロドルフォのもとへ運ばれてきます。
二人は最後に愛を確かめ合い、ミミは帰らぬ人となります。

ロドルフォとミミの声の響きあい ミミのせつせつとしたソロが心に響く。

そして幕間の時にオペラグラスで何気なく出入りするオーケストラのメンバーを眺めたら

「あっ 〇〇さんがいる~~!」

このオペラを見るにあたり、オットとワタシはオペラ自体についてはあらすじや時代的背景、作曲家などを予習していたんですね。これをしておかないと字幕に頼りすぎて音楽が入ってこないもんで・・・
しかし、オーケストラについてはチェックが甘かった。
そう、ワタシの極親しい友の旦那さんがひな壇にいるではないか!!

オットにもグラスを渡して

「ほら あそこのホニャララから〇番目 〇〇さんだよ」
「あっ ホントだ~」と二人で興奮。

4幕が終わりカーテンコール(この場は写真OKであった)




ロドルフォ役 ステファン・ポップ(テノール)



ミミ役 セレーネ・ザネッティ(ソプラノ)


ムゼッタ役 マリアム・バッティステッリ(ソプラノ)


ここで 
「結核で死ぬには体格良すぎんじゃねえか ムゼッタ役と交換したほうが現実味があるよなあ」などと言う輩がそばにいたがこの際無視だ。

上野公園を歩き 名残の桜を眺めながら



友人に「オペラ見たらオタクのダンナさんが出ててビックリした」とlineしたら
「そそ 今日が楽なんだよ よく見つけたね」と返信が来た。
自分のダンナさんの仕事の事はあまり私達には言わないけど一流オケで何十年もレギュラーで出演し続けてるってスゴイ事だな~と今更認識。






公園を突っ切って広小路方面に歩いたが 二人ともすごく空腹になって目についたこの店に飛び込んだ。
ワタシの「美味しいものセンサー」が良いんじゃない?と告げたから。


土佐料理の店




ビールと当然カツオのタタキ 塩で食べてくださいとのこと 美味しかったですよ




ウツボの柳川風は日本酒と


サバ寿司など



ワタシの美味しいモンセンサーは衰えていなかったデス

気分よく帰宅したら 友人から

「実はワタシはこのオペラ一番好きなんだよ」という言葉と
(意外だった もっと派手な演出めな演目が好きなんだと思っていた)

この画像が送られてきた。
ウイーンで見た時のチラシにこの時主演のカレラスのサイン。
彼女の持ってるお宝の一部。



それから今日出演していたダンナさんの方からはメッセンジャーで
「お越しいただきありがとうございました」 というお礼と オススメの舞台版のボエームのyoutubeの紹介と 今日のも指揮者歌手陣が本格派だったことなど教えてくれた。
そして出演者の一人がウイーン出身で元は自分と同じ楽器を学び同じ教授のクラスにいたことがわかり世界は狭いと盛り上がったことなども・・・

音楽で繋がると世界は狭いのかもしれない。

実はこの日のチケットは広島のお友達の緩和ケア医&薬剤師さんからいただいたものです。お買い求めになられたあとに抜けられない用事ができて来られないからとワタシに下さったんですね。
もう何年もお会いできてなく そう何度も顔を合わせたわけじゃないのに、東京の公演ということでワタシを思い出してくださってわざわざ届けていただいた。
ありがたく嬉しいことです。

元は⑦パパさんのブログのご縁でつながった広島の方たち。
こんな所でもやっぱり人の繋がりって不思議だな そしてありがたいな~ と思いつつ 局家の文化的な一日は終わったのであった。

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盛りだくさんSunday

2024-03-25 22:12:41 | 見る(映画 劇場 美術館など)
先週末は忙しかった。
土曜日オットは職場の飲み会 珍しく午前様。ワタシはゆっくりしようとHULUを見ていたらムスコから 「家にいる?」とline
「いるよ」と返すもその後の反応はなく忘れた頃に「今日とまりま~す」とやってきた。嫁子の里帰り中に家の近くで友人と飲んでいたらしい。

日曜日 オットは朝から歯のメンテナンスと整体に その間ムスコとゆったりブランチを取ってから送り出してオットと最寄り駅で待ち合わせ。11時半くらいだった。

「さて 今日はこれから何しようかね?」都心に向かうか郊外に向かうか・・・ なんとなく都心に
「たまには映画でもみよっか?」
「アカデミーなんちゃら賞も取ったことだしゴジラでも行こうかね?」
電車中に映画館を検索 馴染みの所はもう良い席がなかった(春休みだしね)
じゃ もうちょっと都心にと検索しなおして
「席離れるけど真ん中の列に2席あるね」と六本木ヒルズのシネマに行くことにした。
「まだ時間あるなあ それまでどうする?」

と、オットの希望でこちらに








ワタシは去年の夏もマティス展は行ってたのですね。
ずいぶんまた間を置かずに同じアーティスト展をやるんだな~と思いつつ・・・

上野は暑かったけど満足した - 局の道楽日記

言いたくないけど暑すぎますね。こんな酷暑の日は用事がないなら自宅にいるのが一番なんだけど、どうしても見たかった美術展に。思い立って予約サイトを見たらオープンから...

goo blog

 


ワタシは見たばかりだがまあいいや 
オットは興味深かったようだ

写真を撮っていいのは彼の後期の作品 切り絵やヴァンスのロザリオ礼拝堂などの作品

「花と果実」 切紙絵 1963



「ブルーヌード」1952



「ブルーヌード」1952



「低木」 これ好きだわ~



この連作も好きだ



ヴァンスのロザリオ礼拝堂

「ねえねえ ここ行ってみたい 南フランスだってさ」
「行って来いよ」 自分は来ないつもりね、つまんないやつだな・・・



















カフェでちょっとお茶を飲んでから



新美術館をあとにして





ヒルズへと歩く



東京タワーを前にするとつい写真撮りたくなる23区田舎区住民



インバウンドも多かったな~





さてゴジラー1・0 です



映画@comより
解説
日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズをはじめ「永遠の0」「寄生獣」など数々の話題作を生み出してきたヒットメーカーの山崎貴が監督・脚本・VFXを手がけた。

タイトルの「-1.0」の読みは「マイナスワン」。舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。

主演を神木隆之介、ヒロイン役を浜辺美波が務め、NHK連続テレビ小説「らんまん」でも夫婦役を演じて話題を集めた2人が共演。戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を神木、焼け野原の戦後日本をひとり強く生きるなかで敷島と出会う大石典子を浜辺が演じる。そのほかのキャストに山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、 佐々木蔵之介ら。2023年12月にはアメリカでも公開され、全米歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒットを記録。第96回アカデミー賞では日本映画として初めて視覚効果賞を受賞するという快挙を達成した。第47回日本アカデミー賞でも最優秀作品賞ほか同年度最多8部門の最優秀賞を受賞した。

2023年製作/125分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2023年11月3日


結論 面白かったですよ。

ゴジラファンってわけじゃないけど シンゴジラも面白かった。
で、今回の山崎監督の作品は 三丁目の夕日とか永遠の0とかのテイストを思い出すものだったな。戦争の記憶をひきずって自分の中ではまだ戦争が終わってない主人公。その周りのもちろん心身の傷や大事なものを失くしたけど優しさを忘れずに生きる人たち。
それでね~ ゴジラが怖いのよ 思わず肩に力が入って見終わったあとに肩こりするくらい怖い。



このコンビ 朝ドラで夫婦だったっけな



不死身の典子さん(戦火の中で生き延び ゴジラに乗ってた電車を振り回されて海に落ちて それから爆風で吹き飛ばされてもね・・・)



家族を戦争で殺され 帰って来た主人公を恨みつつも典子さんの連れ子に大切な米を与える実は人情のあるおかみさん役
この人のオーラを殺して老けたオバサンになりきる女優魂はすごいですね サザエさんのフネさんスタイル 目の下タルタルだ~

佐々木蔵之介の船長?さんは三丁目の夕日の堤さんぽい声の大きいオヤジキャラクターを思い出した。吉岡くんも博士役で出てたし その頃の東京の街の様子のCGも余計三丁目の空気を感じましたね。
その中を突如襲う 可愛くない強すぎるゴジラという異物。

オットに
「面白かったね~」と言ったら
「お前 橋爪功さんいたの気づいたか?」

そうなんです。銀座にゴジラが現れて逃げ惑う人たちの中に居らしたんですね。
「出演者には出てこなかったね~」 幻なのか? 確かに橋爪さんだった。

と、前日までまるで無計画だったけど充実の日曜日であった。

一方 ひと月前に計画的に「都内の桜スポットのバスツアー」に申し込んでいた鳥爺2 しかも奥さんと二人分・・・
桜の枝でも愛でたのだろうか? 気の毒で詳細を聞けぬままですけどね。

二月が温かかったのに今年の三月は雨や風で荒れますね。桜の開花がどんどん後になっていますね。





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半年ぶりにこの劇場

2024-03-03 23:07:10 | 見る(映画 劇場 美術館など)
久しぶりなこの劇場



前回は8月 半年も間があいてしまったのね。


こういうのがあるからやめられない・・・(追記しました) - 局の道楽日記

コロナ禍以来、ずいぶん生の舞台の観劇から遠ざかってしまった。度重なる公演キャンセルで心折れたのと、色んな公演が復活してから、なぜかチケットが取りにくくなったった...

goo blog

 


ワタシもこの間両母を亡くしたりで大変だったこともあったが、劇団は劇団でご存知の通り文春砲炸裂で未だにそれが解決していない状態、イメージは落ちに落ちてしまった感もあり、実はもう見なくていいかな~(チケットも取れないし)と思っていたのですが、星組だものね~ 前回ここのトップさんの歌とダンスの技量に魅せられたもんで見られるなら見たい! と 舞台友Nにチケットをお願いしていたのであった。



やっぱりこの階段を上って劇場内に行く時はワクワクしますね。

超チケット難だった星組公演 ちょっとセンターから外れるがこの良席をgetしてくれたのはさすがNの力量であります。
感謝・・・



さて 始まります

インド映画が原作 1920年のイギリス植民地時代の話 です。イギリス人インド総督のスコットの夫人により連れ去られたゴーンド族の少女を救うため立ち上がるビーム(トップさん)デリーに潜入してその機会を狙っている間にスコットの姪ジェニー(女性トップさん)に恋したり、熱いオトコ、ラーマ(実はスコット側の警察官)との友情が芽生える。
ビームはラーマによって捕らえられ公開鞭打ちの刑に処せられて死にそうになるが、なぜか脱出。ラーマもビーム側に着いて撃たれるのになぜか回復。実は警官になってイギリスの圧政にあえいでいる自分の村に武器を供給して抵抗しようという使命があったんだよ ってお話。



原作のインド映画は見てないのでそれと比較してどうこうは言えないが、ストーリー的にはツッコミ処は結構あります。
ワタシはビームが恋した相手のジェニーのお花畑っぷりが勘に触ったり、ビームとラーマとの間に絆ができるのが簡単すぎたり、ジェニーの婚約者のジェイドがなぜラーマを逃し、その際銃装備の警官たちに囲まれながらなぜ2人が撃たれないかなどはあったが、そこはまあお話だ、宝塚だ、インド映画だ・・・

色々凌駕して礼さん(トップね)はすごい。歌が上手なのは当然だけど、今回はダンス、あのナトゥダンスを踊るのですが

インド版↓

Naatu Naatu Full Video Song (Telugu) [4K] | RRR | NTR,Ram Charan | MM Keeravaani | SS Rajamouli


宝塚版もこの迫力を維持したまま、美しさを加味したダンス集団となっていた。礼さんの身体能力、絶対的体幹の強さが、どんなに早い振り付けも片足が頭の上に上がるような技も、「鼻歌混じり」のような余裕が見られるんですね。
その余裕が見る人にも伝わると より楽しく安心して鑑賞できるのね。たまに(この歌のこの箇所 声が上がりきるんかいな?)などと心配しちゃうトップさんもいますからね。
この組は歌もダンスも安心して酔える安定感と力強さがある。

いや~ 面白かったわ。ずっと見てたい舞台だった。

ショーはVioletopiaって造語はすみれの郷ってことなのだろうか? そう目新しい感じはしなかったが空間の使い方とか照明がダイナミックだった気がする。それにやっぱこの組ってまとまってるわ~ って言うのが感想です。



実は幕が開くギリギリになってSS席周辺がざわざわしてたので (ああ誰か観劇に来てるんだね)などとNと話してたら 凪七さんと柚希さんと夢咲さんがご観劇

みなさん通路を通るお三方をスマホでバシバシ撮影していたが ちょっと遠慮してかちゃさんの後ろ姿だけ

ショート丈のジレの着こなしがただものではなかった。



ジェンヌは頭身が我々凡人と違うからすぐにわかっちゃうんですね。

消されるかもしれないけど星組公式のyoutube動画貼っておきます。

星組公演『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~(アールアールアール バイ タカラヅカ ~ルートビーム~)』『VIOLETOPIA(ヴィオレトピア)』初日舞台映像(ロング)


もう一回くらい見たいから配信に課金するかな・・・
って色々思うところはあるがこの劇団の他に変えられない魅力ってのは確かにあるんですね。

ワタシが観劇した次の日、大劇場の方で花組幕開けの1時間前に休演が決定したというニュースがあった。
いや~ 1時間前なら殆どの人が、もう家を出て向かってからの決定じゃないですかね?
楽しみに向かった人たちが気の毒すぎるね。チケット代だけじゃなくて交通費くらい払い戻ししてあげてよ(配信で儲かってんだから)
こういう所もまたトップに頼って代演のハードルが高すぎるこの劇団の弱点なんだろうな。

と色々ありながらもチケットがあれば「また見たい」となるのは困ったもんですね。
コメント (4)
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枯山水トリオで紅葉狩り

2023-12-06 20:51:46 | 見る(映画 劇場 美術館など)
さて 久しぶりにワタシの長年の兄代わりの枯山水爺(またの名を鳥爺1&2)登場である。
本来鳥爺3までいるのだが、遅子持ちゆえ子供の学費をまだまだ稼がねばならないということで昼間の活動は不参加。
で、鳥爺1&2&局で鳥爺1の
「鎌倉で紅葉狩りでもするべ オレ鎌倉って中学の修学旅行以来行ってねえんだよ」という唐突な提案により決行されたのであった。
時は11月30日(もう一週間経ってしまった とにかく最近忙しすぎるのである)



爺の朝は早い・・・
「北鎌倉に9時集合な!」と言われた時に ひぃ~っと思ったが考えてみればゴルフは5時起き6時出発から思えばそう無体でもない。家から都心に向かう私鉄のラッシュさえ我慢すればわりに楽な行程であった。



さすがに降りる人も少ない駅

まず近くから攻めようと こちら



真っ赤な紅葉とまではいかないが グラデーションが美しい樹々

ここ 歩くんだよね~ アップダウンも多い













鐘を撮る爺1



爺2



宝冠釈迦如来像



天井絵も素敵だ

次に近くの




こちらに



紫陽花で有名だがこの季節の風情も素晴らしい





良いお天気だったので青空に生える紅葉 樹々の間から差し込む逆光がまた良い感じ

<













有名な丸窓ですね
この向こうの中庭は12月からオープンということで入れなかったのだがおかげで人影がない写真が撮れた



↑ 爺1の写真を拝借 ワタシのに比べて壁が赤く見えるのは露出アンダー気味で撮ったとか(わけわからんが)


次はワタシが大好きなこのお寺



こちらは境内の撮影不可なので門の手前から必死で撮った

「お寺はお参りするところなので撮影不可」意訳 確かにそれはそうですね。
爺たちもカメラをリュックにおさめて目に風景を焼き付けた。
ここは設えが細部にわたって繊細なセンスを感じる所です。





ちらっと見える大イチョウの木がこの日見た樹々の中で一番の美しい色づきだったな。



ここだけ撮影可だった「バッジュ・シャーム・キョウト鎌倉遷展」シャーム氏はインドのゴンド族出身で国民栄誉賞を受賞された画家だそうです





その後ちょっと歩いてこちらへ



上部に鐘がある珍しい山門







ここでも銀杏の黄色と青い紅葉のコントラストが綺麗だったな 青空に映えて



ここも歩きでがあった



竹林の脇を通って





洞窟をくぐって




布袋尊に遭遇 こういうのを見ると
「〇〇に似てねえ?」
「どっちかと言えば ✖✖」とか必ず言うバチアタリなワタシ達

ここから元の道に戻るには崖の脇の道を通らねばならなかったが
「がけ崩れ注意 特に雨上がりは危険です 急いで通ってください」
のような張り紙があり スリリングでもあった







「エサを与えないでください」




2時間半ほど歩き続けてさすがにお腹もすいたので
さて飯にするべーと
鳥爺2が調べて来たこちらの店に
ワタシが「ここにしようよ」といった会席の店は
「こんなマダムがうじゃうじゃいるような店には昼間っから入れねえよ」と却下されてしまった



稲庭うどんの店




彼らとつるんで唯一の不満はこの昼食選択問題である。
「あたしは丼モノとか麺類とか 一種類でお腹がいっぱいになるのは苦手なんだよ」
「なんだよ めんどくせえな 腹がいっぱいになる前に食っちまえばいいだろうが」
ってことで 結局
「昔面食い 今麺食い」を標榜する彼らに屈するのである



箸をつける前に麺の半分は彼らの丼に分けて量を調整 爺2からお返しにテンプラを一個貰う
上品な出汁で美味しかったけどね 行きたかったな~ 「鉢の木」・・・

ランチ後は またこちらの寺に
日本最古の禅寺



ホントに鎌倉ってお寺だらけですね

ここも見どころはたくさんあれど
そろそろ寺に飽きが来た枯山水トリオ だんだん急ぎ足になる















方丈から眺める庭園はいつまでも眺めていたい感じでありました




それからまた鎌倉駅方面へひたすら歩く
鶴岡八幡宮へ







あの有名な大銀杏は2010年に倒れて切断されたのだが 根の部分からひこばえが生えて現在こんな感じ
熱海の大楠でも思ったのだが 樹の生命力ってすごいもんですね。
その静かな生命力で地球を守ってくださいね と 祈りたくなった





この日の予定していた寺社仏閣参りは終えたので
「くるみっ子買いにいこ! 美味しいんだから!」と意気揚々と紅谷に行ったらまさかの完売であった。平日なのにね、残念・・・
ムスメは土曜の午前中でも完売で買えなかったと・・・ いつ行けば買えるんですかね?



小町通りは
「原宿みたいだな」と通っただけでどこにも寄らずに駅方面へ



鳥爺たちの
「江ノ電って乗りたいんだよな~」
「俺も 修学旅行以来乗ってない」(何十年前だ?)
のリクエストで乗ることにした 



週末はラッシュになるらしいがさすがにそこまでではなくて

途中の駅も見どころはたくさんあるのに

「また次の時にこの辺攻めような」 とのことで



窓から見える海と波間に浮かぶサーファーに秘かに心躍らせ



終点まで乗り続けてここから小田急で東京に戻った

この日の歩数は

62

ワタシ 23949歩



爺1 25334歩

「こうやって歩けるうちだよなあ 色んな所行けるのもさ」

「確かに~ でもさすがに疲れたよね」

「局 立ち上がる時によっこらしょって言うのやめろや ばばくせえ」

「あんたたちも 座ったり立ったりするたびに ふ~ とか ヴ~ とか唸ってたよ じじくせ~」

と言いながらもこれだけ歩ける体力を維持してまだ人生楽しまないとな~ と心から思ったのであった。
コメント (6)
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今年も音楽祭

2023-11-20 20:13:19 | 見る(映画 劇場 美術館など)
金曜日朝
親友Aと九段下で待ち合わせて雨の中武道館へ



はい、今年もこの音楽祭です。終わった後台風のような雨で大切なプログラムが濡れてしまったが・・・
こんな感じでした。






今回は一回の西のブロック 去年は神席だったが今回は左から
オープニングの秒読みにワクワク



我が推しの儀仗隊の皆様



陸海空音楽隊の皆様



航空自衛隊は今年もブルーインパルスを見せてくれた



陸上自衛隊中央音楽隊  と 朝霞振武太鼓







ピアノ独奏 戦場のメリークリスマス



マレーシア軍 中央音楽隊 鼓笛隊みたいで可愛かった



米海兵隊第三海兵機動展開部隊音楽隊 
「ワールド・イン・ユニオン リバーダンス」



在日米陸軍軍楽隊 今年度でこちらは基地からいなくなるので音楽祭に出演するのはこれが最後だそうだ

その軍楽隊と日本の陸上 海上 航空自衛隊の音楽隊 海兵隊音楽隊とのコラボ



防衛大学校儀仗隊 ファンシードリル

前日美容院でアシスタントの若いおねえちゃんとこの音楽隊に行く話をしていて
「儀仗隊っていうのがみんな若くて長身イケメンでね」
「そうなんですか いいっすねえ」
「うん 見るだけで寿命が延びる気がする」 
と言ったらそこまで笑うか? くらい笑われた。






全自衛隊による 民衆の歌 レ・ミゼラブルのミュージカルの中の有名曲です。
今年の歌姫(特にショートカットの女子隊員)がホントに上手で鳥肌モノの演奏であった
youtubeのその部分ご覧ください






今年も見られた自衛隊太鼓です
テーマは「丘山之功」
北海自衛太鼓 遠軽かんぽう太鼓 八戸陣太鼓 船岡さくら太鼓 朝霞振武太鼓 松本アルプス太鼓 北富士天王太鼓 滋賀十戦太鼓 信太菊水太鼓 熊本西特連太鼓 福岡防人太鼓 薩摩川内焔児太鼓  のみなさん
総勢200人あまり






地をゆるがすが如きの力強い音 一糸乱れぬパフォーマンス
これも鳥肌モンでした

太鼓指導の 北海自衛太鼓所属の 陸曹長がカッコエエと親友Aと盛り上がる
デブが居ない鍛え上げられた集団って目の保養です



最終章は 全出演部隊の演奏





youtubeよりお借りしてきました ↓

2023【自衛隊音楽まつり】令和5年JAPAN Self-Defense Force Music Festival 4K


あ~ 今年も見られて良かった(この音楽祭は事前申し込み制です)
この日の夜の部は 舞台友 N M 建築士Nちゃんと税理士Uちゃんで鑑賞した。
その後 感想lineが鳴りやまず・・・


「今年も若返った いいねえ音楽祭」
「今年の儀仗隊は線が細くて去年より色気に欠けたね」
「私も儀仗隊は去年の方が胸キュンイケメンが多かったと思うけど音楽祭そのものは今年もすご~く感動」
「ビッグバンドみたいな米の駐在バンドと航空自衛隊の柔らかい金管の響き 最後のローエングリンが格調高かった」
「私もラストのビッグバンド良かったな~ 日本の一糸乱れずの流儀にはない魅力」
「あと歌のおねいさんの安定力 うまかったね~」
「米軍の歌のおじさんと黒人のおねいさんもうまかった~」
「和太鼓さ 丸坊主で眉剃ってて長い法被着てると〇〇あたりのヤンキーっぽかったな」
「あれはあれで日本文化w」
「いや~ これで6人で行ったら盛り上がるだろうねえ 来年はみんな同時に申し込もう!」
「うんうん 来年は夜の部みんなで行って神保町の居酒屋で飲みながら余韻に浸ろう」
「鬼も呆れる話・・・」

などなど

日本での自衛隊の微妙な立ち位置 しかしここの所の災害続きで頼もしさをみんなが感じている組織
在日の米軍に対しても様々な思いを持つ人たちもいるのも存じてはいますが・・
こういう音楽 文化の交流 それを世界に示すことって大事だと思うな~

「快い事柄で相手を知っている」という前提があると人って相手を受け入れる方向に傾くのではないでしょうか?

この日は終わった後親友Aと

神保町(ちょうど嵐の時間帯で傘がひっくりかえった)で中華ランチ





それから新宿に戻り在来線グリーン車に乗って実家へ
夜は実家方面の同級生たちと飲み会
土曜は両親に面会

もりだくさんな週末であった。

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ルパン

2023-11-14 10:03:28 | 見る(映画 劇場 美術館など)
久しぶりに帝劇


こちらの作品

新作 オリジナルです



宝塚でも名作をたくさん書いていらっしゃる先生ではありますが、海外の作品のリメイクはとっても良いけど オリジナルだと(ワタシの)趣味に合わないものもあるのでちょっと心配していた。

なぜって



チケット代‥
良い席で見られるのはありがたいけど高くなりましたのう・・・
これで眠りに誘われたらやるせなさすぎる(ところが今回は目はギンギンだった)



一部Wキャストだったが今回はこの方でした

伯爵夫人は柚希さん 今回出演されなかった方は今巷で騒がれているあの渦中の劇団宙組のトップをついこの間まで長年(長年過ぎ)勤めていた方
敢えてあの事件については言及しませんがその方で見ちゃうと色んな感情も入っちゃうと思うのでこちらのキャストの回でよかったです

感想は‥



とにかくこの方のための作品だったな~

すごいわ 古川くん

歌も芝居もダンスも/div>
帝劇に出始めだ時から結構見てるけど着実に進化してらっしゃいますね
そしてTVドラマでも様々な役をこなしてるけどその役に溶け込んで演じられる可塑性がスゴイ 某ジャニーズ俳優みたいにどの役をやってもそれ臭が出るわけじゃなくちゃんとなりきるんですよね、彼は・・・
そしてこの舞台ではリミッターを振り切って演じてる感があって 実に実に楽しかった。

女装してフレンチカンカンまで踊るんですよ!
それに顔もスタイルも秀逸 こんなにかっこよかったっけ? ハヤブサ消防団の時は不気味だったけどな・・・(ってところもスゴイ)



またカリオストロ伯爵夫人(実は女詐欺師)の柚希さん この方も男装で現れたり妖艶なドレス姿でも 
宝塚トップだった頃に比べてだいぶお太りになられたがダンスやアクションはキレっキレ!


また令嬢クラリス役の
この方の天使声と歌は一度生で聴いていただきたい 寿命延びます



元子供店長の滑舌の良さと若いのにさすが培ってきた舞台勘のようなモノを感じたな~ モーツァルトの時はまだちっちゃかったのに大きくなったね~ってのは祖母目線か・・・


ガニマール警部 ボーマニャン 薬中のホームズ 20世紀騎士団の芸達者なおじさまたち ダンサーズ
それぞれの役所にちゃんとストーリーの中でスポットライトを当てて作り上げてるのが(良い時の)この先生の脚本ですね。ちょっと説明部分が過剰な所が余分、ルパンの背景なんてみんなわかってるじゃ~ん などと思ったところもあったけど
(上からですみませんがつまんないのも見てるもんで)

結論 深みはないけどエンタテイメントとしては楽しめました。
チケット代考えなければリピートしたい です。

そうそうワタシの3列前くらいにT橋英樹夫妻が観劇していらした。
待ち合わせていらしたのか別々に席に着いて帰りも一般客と一緒に出られてごく自然で感じ良かったなー
以前元ジャニーズとなんとかメ◯サカップルが客席が暗くなってからの出入り 席にふんぞりかえって飲み物(禁止の劇場)飲みながらの観劇が気分悪かったんですよ
騒がれると思ってるのか?自意識過剰ってもんだよな

その点T橋ご夫妻の自然体でと夫婦仲良さそうなのも好感が持てた
そりゃー「英樹さん髪の毛ホンモノかねー?」くらいはささやいたけどね。


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美術館に行った詳細

2023-10-19 22:10:52 | 見る(映画 劇場 美術館など)
前日記より続きです。



受付からエレベーターに乗って6階につく。
これから三階まで展示を見ながら下がっていく方式



素敵な空間でした



中でスケッチしてもいいよ という張り紙

それを見て中に入っていく




まず入口が この危険な部屋
床が約20度傾いているのね。






これが「めまい」の感覚なのか
机や壁に縋らないと歩けなかった






この美術展がどんなコンセプトでつくられているのか?
ワタシの言葉よりもこのサイトをご覧くだされ。

もちろん細密な山口氏の作品も終日眺めていられそうで楽しかったが







漫画も描くのね、この方






現在日本橋の上を塞いでいる首都高 昔ながらの眺めを台無しにしたと言われているが(ワタシもそう思っていた)
ホントにそうなのか? 本来の太鼓橋のようだった日本橋を西洋建築に習った橋に架け替えた時点で、江戸城を西洋の城に建て替えたようなことなんじゃないか?
いっそ 首都高の上に太鼓橋を立てちゃえ みたいな漫画。



壁の落書きという覚書のような絵と文字は軽やかなのに端正 そしてちょっと皮肉とユーモアにあふれている。

そして

「おお、セザンヌ」




「そんな雪舟な」



と題されて 山口氏の作品とこれらの作品とのセッションの場が設けられて彼の解説も受け取れる。

その他にこちらの美術館の








洛中洛外図屏風 これも素晴らしかったが山口氏の日本橋の絵と相通ずるのですね~ どっちもすごい

ちょっと疲れてデッキにでると







隣に建設中のビルが見える
先日の八重洲のビル建設中の事故を思い出して(落ちてこないでおくれよ~)と内心祈る。



クリスチャン・ダニエル・ラウホの「勝利の女神」とクレーンがなにかの作品みたいだったな・・・

その他 こちらのコレクションの中で好みだった作品をあげると



ルノワール 座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢



ピカソ  腕を組んですわるサルタンバンク



オキーフ  オータムリーフ



青木繁 海の幸



霧島武二 黒扇





岡田三郎助 

これだけの作品たちをゆったりした空間で 見られるって贅沢、お得だと思いましたよ。
この美術館 おすすめです。

そして 山口氏、あまりに多彩(才)で「何者?」とつかめず読み切れず 美術展パンフと絵日記を買ってしまった。



ああ 断捨離しようと思っているのに、こういうものからの誘惑には抗し切れませんのう。

それに ここのミュージアムショップに売ってるグッズが素敵なのよ



カンディンスキーの♡のピンブローチとマティスの缶バッジ



冬場のセーターにも使えるな(^^♪


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美術館へ

2023-10-17 21:29:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
行きつけの歯科医へ。

院長は幼稚園以来の友人で信頼できる女医さんです。
とてもいつも新しい技術を取り入れている勉強家。
今回はクリーニングと噛み合わせの調整に。

そしてせっかく都心に行くのでとこちらの美術館をよやくしてあった。



新しい名前になってオープンしてから訪れるのは初めてです。


この人の作品を見たかったのです。


いや〜
才能っていうのは一箇所に(一人の所に)集結しちゃうのね〜


と感じさせる展示であった。

詳細 続きます。


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美人を堪能する

2023-09-28 16:36:11 | 見る(映画 劇場 美術館など)
前記事からの続きです。

原宿 太田記念美術館で
美人画~麗しきキモノという美術展

当世風俗を切り取る浮世絵において、「美人画」は重要なジャンルです。また画中の人々がまとうキモノは当時の美意識を伝えるだけでなく、作品の印象も決定づける大きな要素でもありました。浮世絵師たちは時流にかなった魅力的なキモノを描くことで、美人画の優品を生み出していったのです。
本店では江戸前期から昭和初期にかけての作品を前後期あわせて約130ご紹介いたします。美人画の歴史が通観できることはもちろん、時代とともに変化する流行や着こなし、そして吉祥模様や古来愛された意匠についてもご覧いただきます。それぞれに歴史や物語を持つ模様をまとう女性たちの姿からは日本文化の豊かさにも触れていただけることでしょう。


というコンセプトの展示。

館内は撮影禁止だったのでパンフレットを撮影。


鈴木晴信 林家お筆


菱川師房 美人遊歩図


宇田川豊春 桜下花魁道中図


喜多川歌麿 婦女人相十品 文読む女


鳥居清長 当世遊里美人合 叉江


橋口五葉 紅筆持てる女


渓斎英泉 逢妓八契 富ケ岡の時雨


歌川国貞 江戸名所百人美女 薬げんぼり


揚洲周延 真美人 十四 女学生

眼福でした。
当時のファッションリーダーのような存在だったのが花魁なのか? 豪奢で贅を尽くした着物や帯やかんざし。
武士の奥様やお嬢様たちのそれぞれの立場の着こなしや髪型など。
文様に表れるその頃のいわゆる「推し」の歌舞伎役者の影響など。

見ていると興味は尽きなかったですね。
館内はウイークデイの昼間だったのでそう混雑はなかったが3割くらいは欧米人。中にはオペラグラスを持って一つ一つをえらい丁寧に見ている人もいた。

しかし、着物って不思議なのは、 柄+柄 柄×柄 が多々あるんですね。
例えば 振袖は白地に藍の縞模様の中に松皮菱 帯は雲形 中着は緋色に菊模様 半襟には紗綾形 と 色と模様の勢ぞろいでもそれがカオスにならずにまとまって美しさを醸し出していること。

ワタシ達が普段服を着る場合は例えばブラウスが柄だったらスカートは無地とか 全体無地でバッグだけ差し色とかで特に東京はシック目にまとめるじゃないですか?
この柄×柄ってテクニックはある意味すごいな~ などと感動したりした。

そういえばコロナ禍もあって着物を着なくなって数年、たまには箪笥で待機している自分や母からもらった着物にもたまには日の目を見せてあげようかな~ などと思ってしまった。この暑さが落ち着いたら着てどこかに出かけてみよう。

そして美人図。
なよ~~っとして儚げで憂い顔ってのが江戸から続く美人の条件なんですかね。
現代の女優さんでいうと そう 「木村多江」だね。

ワタシの周りのオジたちが、彼女を見て「イイオンナだな~」って言う確率が高いのは、この時代から連綿と受け継がれていた「美人感」がDNAに刷り込まれているからではなかろうか? と秘かに納得いたしました。
ワタシも彼女は好きですけどね。

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こういうのがあるからやめられない・・・(追記しました)

2023-08-16 12:39:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
コロナ禍以来、ずいぶん生の舞台の観劇から遠ざかってしまった。
度重なる公演キャンセルで心折れたのと、色んな公演が復活してから、なぜかチケットが取りにくくなったったらありゃしない・・・

この劇団のチケット確保は自力ではほぼ無理なので、舞台友Nのお力にすがるんだけど、最近は彼女もかなり苦戦、そして一公演で確保できるチケット数も少なくなったらしく、以前のように観劇トリオで一緒にが無理になったのも寂しい。

この公演は名作の再演、しかも 先月の大劇場の公演がコロナ感染で半分くらいキャンセルになったもの。
あちらのファンも東京に来るだろうし、チケット争奪はものすご~~く大変だったようだ。

しかし、さすがNの実力。色々を駆使して取ってくれたチケットは・・・



SS席 しかも二幕目の始まりで役者さんが通る通路脇であった。
ワクワク・・・





フランス革命、王宮や革命家の登場人物も実にドラマチック。面白くないわけがない。

この演目は 宝塚の日本初演でも東宝のミュージカルでも見た。

両者でかなり演出が違っていて、宝塚のはヒロインがアントワネット、東宝の方はロナンの恋人役のオランプがヒロインという感じだった。(オランプが神田沙也加ちゃんだったのね あんなことになるとはね・・・)
今回は後者の演出。

アントワネットに圧倒される - 局の道楽日記

水曜日、いつもの観劇トリオで月組。小池先生演出のこの劇団では新作、1789ここのところしつこく言ってる気がするけど、やっぱりヨーロッパのミュージカルって趣味だわ。ち...

goo blog

 


今度は東宝 - 局の道楽日記

天災の中で地震ってのが一番いやですね。熊本の映像を見ると五年前の東日本の震災の記憶がよみがえる。経験したことのない揺れ、その後の余震、携帯の警報、津波の映像、A...

goo blog

 


しつこいようだけど、ここの所、この劇団の観劇からもだいぶ遠ざかっていたので、色んなジェンヌさんももちろん、トップさんでさえよくわからなくて、浦島太郎状態だったんだけど、ロナン役の礼まことさんってこんなにも歌がうまかったんだ~~ と感動した。
あとデムーラン役の暁さん ロベスピエール役の極美さん ダントン役の天華さんの革命家トリオも同様、安定の歌うま。
女性たちも オランプ役の舞空さんも上手だったが アントワネット役、有沙さん ソレーヌ役の 小桜さん の二人の実力にたまげ、アルトワ伯爵役の瀬央さんの美しい悪役っぷりに魅せられました。


星組公演『1789 -バスティーユの恋人たち-』初日舞台映像(ロング)


まあ、ごらんください。よさが伝わるかな~?

言いたくないけど、この演出家の先生の前作の宙組の作品では やはりSS席だったのに寝た罰当たりのワタシとMちゃん。
今度はお目目ばっちり、いつまでも聴いていたい、見ていたいと思った。

こういう巡り合いがあるから、観劇もやめられない。
これはブルーレイも買いたいくらいです。

     ☆ ☆ ☆

ここより追記)

昨夜、この記事を書いたあとにネットニュースを見ていたら、びっくり、昨日(8/15)の昼公演の一幕後に休演が決まったんだそうだ。 二幕目と夜公演、まさにドタキャン。出演者の体調不良が原因らしいですよ。
このプラチナチケットを手にいれて、多分ワクワクうっとりしながら鑑賞していた観客のみなさま、気の毒すぎる・・・
休演予定は8/17までだそうだけどその日に再開できるのだろうか?
心配なのは誰が体調不良だったのでしょうか? ネットではトップさんという噂だけど、彼女が歌い演技できなかったら確かに替わりはいないでしょうね。
体調管理云々と誰も責めないから、しっかり治して責任感から心など病みませんように。

元々さ、宝塚と東京と二か月ほぼでずっぱりの公演や全国ツアーや宣伝や他のTV出演やファンとの集いやら・・・
もちろんその準備のお稽古も
局家オット、相撲ファンですが 「年6回の場所は多すぎる、地方巡業もあるし、あれじゃ病気やケガしても直す暇がない」と力士を心配してますが、ジェンヌも同じだよ~
しかも太ると悪口言われるから、あの華奢な体形を保って過酷な稽古と公演に耐えるジェンヌ・・・
確かにあの劇団に入って舞台に立つという夢が実現できた彼女たちは自ら進んでその道に耐えてるのかもしれないけど、その情熱を利用しすぎてるんじゃないですかね?



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映画とランチと美術展 vol.2

2023-08-12 22:15:34 | 見る(映画 劇場 美術館など)
やっと続きが書けた。 
前々記事映画とランチと美術展 vol.1 - 局の道楽日記からの続きです。

私はこの画家については先入観があったのですよ。私の幼少時から結構長らくこの画家さんをモデルにした裸のなんちゃらみたいなシリーズのドラマがありましたよね。

祖父母などが居間のTVで見ていたのでそれを垣間見ていただけだったが、言っちゃ悪いが主演の俳優さんがかっこいいわけじゃなく、田舎が舞台となったハートフルコメディ?みたいなものがその当時の生意気な女子に受け入れられるわけがないではないか!

それで、実際の作品をきちんと見たこともなく「山下清」というとあの芦屋さんの風貌しか浮かばずに過ごしていたのであった。

しかし・・・
彼の生誕100年を記念する大回顧展
見てよかったな。





山下清(1922-1971〔大正11-昭和46〕年)は放浪の天才画家として知られており、懐かしい日本の原風景や名所を貼絵で表し、多くの人々の心を捉えました。生誕100年を記念する本展では、代表的な貼絵の作品に加えて、子供時代の鉛筆画や後年の油彩、陶磁器、ペン画などを展示し、山下清の生涯と画業をご紹介します。日本各地を自由気ままに旅する生活を好んだ清は、驚異的な記憶力をもち、スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出すことができました。ときおり旅から戻ると、高い集中力を発揮して、手で細かくちぎった紙片を緻密に貼り合わせることで、超絶技巧的とも言える貼絵を制作しました。そこに見られる丁寧な細部描写と豊かな色調という魅力は、油彩やペン画、水彩画など他の作品にもよく表れています。このような多彩な作品約190点、そして旅に持参したリュックや浴衣、所蔵していた画集などの関連資料を間近に鑑賞することで、49歳で逝去するまで個性的な創作活動を続けた山下清の世界をご堪能いただければ幸いです。 パンフレットのコピー

幼児の時の病気が原因で吃音と障がいが残った彼は、施設時代に貼絵と出合い、その後徴兵検査が嫌で学園を飛び出して放浪の旅へ。そこで見た景色を作品にしたわけですね。
見たものをそのまま記憶して細密な技法で貼絵として表現する。
その驚くような技法、同じ大きさに切った紙を丹念に大きな空間に隙もなく貼り合わせた空や、細いペンで描かれたかと思うと細い細いこよりを貼り付けて表現した線とか・・・
この作業を一人だけで仕上げられるのは やはり尋常じゃない天才ですね。

館内は一部を除き写真不可だったので、各部屋の入口のポスターを撮影

長岡の花火 1950年 貼絵

満天の星空に上がる花火 上がる火の線はこよりで出来ている。それを見る人々のざわめきまで伝わってくるような絵


グラバー邸 1956年 貼絵

貼絵の材料は 古切手のような素材まで多岐に渡っていた。その様々な材料や色がニュアンスになって一つの作品の深みを与えている感じ。
遠目で見て楽しみ、近くで見て、その技法にビックリさせられて・・・


スイスの町 1963年 貼絵

ヨーロッパ各地を回った時の記憶で描いた作品 とても写実的で美しい

エッフェル塔好きなワタシ エッフェル塔コーナーに彼の水彩画のハガキが加わった


とにかく色のセンスが素晴らしかった。こんな素敵な画家を いわば「食わず嫌い」で認識してこなかったとは・・・

 ☆ ☆ ☆

SOMPO美術館の収蔵作品 撮影可能のもの

望郷 東郷青児 1959年


さあ、ボートに乗りに行こう グランマ・モーゼス 1949年


ひまわり ヴィンセント・フォン・ゴッホ 1888年


こじんまりしてて良い美術館だったな。新宿からも近いし

鳥爺 1・2


鳥爺1と局


この日 映画を見たあとに、この美術展を見るべーと提案してきたのは鳥爺1だった。
私も思いがけない出会いと発見があって見て良かったな~と彼には感謝してますよ。
実は鳥爺1の家にも「画伯」と私たちが呼んでいる、染色体系の先天性障がいを持った長男がいる。今はウイークデイはグループホームで生活し、週末に帰宅している。
彼も独特な色彩の感性があって、障がい者の作品展で某関西の美術館に出品されたこともある絵や文字を書くのですよね。
彼のことは生まれた時から知っているし、その成長過程やその度々の両親の状態も知っている。

この日ランチを食べながら、鳥爺1が「今 困ってるんさ」と私達に告げたことは、私と鳥爺2をしばし絶句させる事案であった。
よくその障がいを持ってる子たちが「天使」なんて呼ばれることもあるが、個性を持った成人男子になって、両親に似て身体も大きく、独特なこだわりが強い彼は、実際問題 決して「天使」じゃないですからね。
そりゃあ育ててる過程で愛情も喜びもあるのだろうが、何かが起こると両親の苦悩も大きすぎる。
鳥爺夫妻は責任感を持って、きちんと対処してきたが、時々彼が 「細胞分裂からやりなおしてこいや」と皮肉な笑いと共に言うせりふにも「そんなこと言うもんじゃないよ」とたしなめる言葉も出ないわけですね。

ワタシの子育ての目標は一言で言ってしまえば「幸せに自立できるように」と思って成してきたが、これから自立はできないであろう彼らの子育てはいつまで続くんだろうか・・・
淡々と物事に対処して頼り甲斐があるし、何かと面倒見がいい鳥爺1が時々見せる 諦念のような表情。

「この美術展、〇ちゃんに見せてやりなよ」って言ったワタシに
「そうだな」と言ってたけど実現するのかな? 
私達と能天気に遊んでる時間が少しは彼の気晴らしになってるのかな。
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