局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ナポレオン

2014-02-27 00:25:01 | 見る(映画 劇場 美術館など)


宝塚100周年の幕開けなんだそうです。

星組



う~~む う~~む

はっきり言って私はこの組のトップ(♂役♀役)は好みでないの。
でも演出家の小池氏の作品は好き(なのが多い)のでかなり期待して行ったのでありんす。

う~~む・・・

なんで? ってほどワタシの中では盛り上がらなかった。なんかさぁ 軽くなぞってるだけなんだもの。この英雄(失脚したが)の生涯を。
次から次へ場面は変わるんだけど、あ~これね。イニシエに世界史で習った。本で読んだ。マンガでも(池田理代子さんのエロイカです)という感慨しかなかった。

同じ演出家の海外もので有名なものだとエリザがあるんだけど、あれは何が面白いかっていうと一人の王妃の生涯をただなぞるのでなくて、死の帝王(トート)に愛された女性というファンタジーがあって、それが上手く実際の生涯と絡み合って作品として昇華されてたわけです。

そういうのが見たかったのに・・・
音楽もそんなにいいと思わなかった。ロミジュリの作曲家だっていうから期待したんだけど、今記憶に残るメロディーがない。ロミジュリだったらエ~メ~とか今でも思い出すだけどちょっと胸アツのメロディーがたくさんあったのに。

ただ、舞台装置と衣装は豪華で目の肥やしだった。
押してるんでしょうね、この組っていうかれおんさんを。運営が。

先月見た雪組のShall we dance?より衣装なんて何倍もお金かけてる感があり。
しかし、もう一度見たいと思ったのは 断然 shall weですね。私は。
そう言えば この時のトップの壮さまの退団が決まってしまった。ワタシの一番好きな男役さんだったのに。
そう・・ ワタシはあまりアクの強さ、外連味のある人は苦手なもんで壮さまのサラリとしてオトナっぽくて渋い所が好きだったんですね。
今回のナポレオン氏とは色が違うの。ただ、こっちは長期政権みたいだから世の中ケレンミが好きなんだろうな。彼のダンスは目の楽しみだけど。

あっ 今回良かったのはタレーランの北翔さん。この人の歌は聞き惚れられる。

あと、衣装と言えば、先月ルーブルで見たナポレオンの戴冠式の巨大な絵、ノートルダム寺院の枢機卿の衣装だの。それが舞台で再現された所はなかなかよかった。安っぽくなくて。今回は前から8列目中央というオペラグラスのいらないなかなかおいしい席だった(一つ前の列に紺○美○子さんが居た)んだけど、衣装の細部はオペラグラスでじっくり見たもの。ここはムスメにも見せたかった。

そういえばもう二月も終わってしまう。
怒涛の一月とそれを補ってすぎちゃった二月も終わってここのところやっと落ち着いたので、ふらんす日記の続きでもちょこちょこ書いて行こうと思います。
あれは本当に体験したことなのだろうか・・・?




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フグシャン

2014-02-21 13:11:04 | 食べる
さて 先日の雪の日の翌日。
この日もできれば籠りたい積雪、交通機関の乱れはあったのだが、どうしても行く、行きたい、行かねばならぬ という約束があったのである。
ワイン仲間と持ち寄りパーティー それも憧れのシャンパンのお目見え。しかもおつまみのメインは河豚!という会である。

こうなれば雨が降ろうと槍が降ろうと行くしかないではないか。

私は午前中持ち寄る予定のサラダのニンジンを切り刻み、豆と豚肉を煮込みながら雪かきをしてニュースの交通情報を見ながら準備。
最寄駅からの私鉄はいつもなら5分おきには来るはずのものが30分に一回になっていたが、タイミング良く10分待ちで乗れた。

前日「明日、どうしてもの時には延期を考えますが様子を見ましょう。時間を遅らした方がよければ連絡しあいましょう」とのメールが回ったが、結局はみんな指定の時刻に都心の待ち合わせの駅に長靴を履いて集まったのである。

酒飲みの根性ってスゴイっ(含 ワタクシ)




その憧れのシャンパンってのはこれである これ☆ 




そしてそれをトラフグちゃんのテッサと霜降りでいただくという企画





ついでに姉妹メゾンの



こちらと飲み比べもしちゃおうという楽しい企画



まずシェリーから始まり(これがすっきり癖のないシェリーで河豚にもワカメにも合うのでびっくり)

ドュラちゃんへ





そしていよいよサロちゃん 泡の力強さが口の中をくすぐり芳醇
肉厚のトラちゃんのテッサも弾力があって少しも生臭みがなくて最高のマリアージュであった。

  

白を飲み継ぎ





持ち寄りのサラダや魚介など食べつつ

  

赤も

  

持ち寄り料理もワインに合ってゴキゲンな会となった。

ステキな会場を提供してくれたアラフォー独身女子の生まれ年のポートワインがデザート酒







プロソムリエが



バーナーでボトルを焼ききってくれて注いでくれるというパフォーマンスつき




ケーキと果物と一緒に堪能 ケーキはムスメと作ったチョコレートケーキを放出




飲んだもんです 8人で10本

しかし、これだけ飲んでおいしく食べて会費は三ケタで収まった。輸入元関係者のおかげと会場提供女子と持ち寄りのセンスである。
酒飲みって貪欲~(でも人生楽しめるもんだわ)



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雪被害

2014-02-19 00:42:42 | 日々の生活
ホントにこの冬はどうかしている。

先週金曜日からの降雪。

東京も大混乱だったのは全国ニュースでもみなさまご存じだと思う。

 

ここまでの雪景色を東京で見るとはね。

私は前回の通り、前日に食糧などを買い込んで籠る体制を作った。オット折よく夕方には帰国。職場まで行くことはできた。
我が家で一番被害にあったのはムスメで、仕事の後、ダンス公演のためのリハーサルで新宿のスタジオに行ったらそこから帰れなくなり、深夜の映画やマンガ喫茶などで夜を明かしたらしい。
靴は濡れるし 寒いし大変だったと言ってたけど、早く帰った方がいいよというハハの忠告に従わなかったムクイであろう。
どこかまで迎えにと言われても車なんぞ動かせなかったし。

まあ 我が家の周りはそのくらいで済んだが、もっとひどかったのは実家地方である。なにしろ120年ぶりの だの 観測史上初だのと枕詞がつくくらいの雪であった。



降り始めはこんなものだったらしいが、



次の朝、母が送ってきた写メールをみてびっくり。向こう側に見える塀は高さ2mくらいである。手前の雪に埋もれている枝は、母の自慢の牡丹。やはり180cmはあるもの。

悪いことに弟は関西出張。実家は老夫婦二人であった。

「屋根から雪が落ちてきて門までの道をふさいじゃったから門までも行けないのよ。新聞もとれないよ」と母。

「新聞なんていいから、雪かきなんてしないでよ! 食べるものはあるの?」と聞いたら

「前の日宅配頼んだし、買い物に行っから大丈夫。町内のなんちゃらでお餅ももらったしね」 と案外のんびりしている。

弟も日曜日には無事に帰れたようなのでほっとしたが、同じ職場で土曜日に東京から帰ってきた人は駅についたら奥様の迎えは頼めず、タクシーは30分に一台くらいしか来ない上に長蛇の列で明日の朝になっても乗れない見通しがたち、付近のホテルは満室。仕方がないからまた新幹線で東京に引き返したという話もあった。

片側3車線の国道にも車は乗り捨てられ、歩道も人一人通れるくらいの獣道のような通路しかなく、コンビニは閉店。バスは運休。完全に都市機能がマヒしている状態だったらしい。

雪は少しは減ったの?と聞いてみたら



今度はこの写メが送られてきた。どっひゃ~!

そしてトドメに弟からのメール

「朝 職場に行く時転んで手をついたところがずっと痛くて整形外科に行ったらはく離骨折していた 全治1か月半」 どっひゃ~!

雪による怪我人 ○○人の中に我が弟が入っていたとは・・・
両親を心配していたが君が先だったとは・・・
まあ入院するような大けがでもなかったので同情しつつもそれくらいですんでよかったねと言えるけど、亡くなった方やまだ閉じ込められてる方たちもいる状況は心配である。

これから農産物なんかの甚大な被害も明らかになりそうだしね。

津波もそうだけど、こういう自然の災害ってどこまでがマックスかわからないし 頻度もわからないから マックスを想定してすべての基準を決めるってわけにもいかないのだろうし 全く悩ましいもんですね。

イギリスの洪水もすごそうだし、やっぱり地球規模で異常気象? 個々にもできることは備えてサバイバルするしかないのかもしれない。





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地球ゴージャス

2014-02-15 00:42:14 | 見る(映画 劇場 美術館など)
また雪だよ。

実家地方の友人(兄代わりA)より「そっちは積もってるきゃ?」とメールが来たから

「また雪かきだよ ヤダヤダ」と返したら

「東京で雪かきなんてセレブだな」だと。

セレブが自分で雪かきするもんですかいな。アホな。

って事で今日も計画的に籠った。お籠りの友は宮部みゆきの新刊「ペテロの葬列」

それと忘れないうちに先週観た舞台を記録しておこう。

地球ゴージャス ☆ 

これはワタシが好きなシリーズなので舞台友NとMちゃんを誘って観劇

 赤坂アクトシアター

一種王民族 第二種軍国民 第三種兵国民 第四(死)種デッシュ民の4つの階級にわけられたジャメーリアという架空の国の話
デッシュ民のガンクツ(風間俊介)は夢を持ったらいけないと言い聞かされて成長する。
君臨するのは大帝クエーサー(中村雅俊)軍を率いるのはスワン元帥(湖月わたる)
ある日デッシュ民1の美女イグレット(佐藤江里子)が軍にさらわれる
それを取り返しに行く デッシュの仲間たち ギジー(寺脇康文)ウグイ(岸谷五朗)コルリ(宮沢佐江)
スワン元帥はなんとガンクツの妹グース(湖月二役)とうり二つ
スワンは殺されグースはスワンと入れ替わる。
そして権力闘争・・・

ストーリーはなんてことないんだけど、この公演の見どころは色んな分野の人を集めてそれぞれの特性を生かして一つのものを作るってところじゃないだろうか?

岸谷&寺脇が中心の舞台だけど ジャニーズ、元AKB、元宝塚男役、モデル ベテラン俳優・・・などが混然一体となって盛り上げる。
それが面白いの。

今回感動したのは湖月さんであった。男役時代のかっこよさそのもので演じているスワン元帥とうどの大木的なグースの二役。早変わりもさることながらまったく違う個性の演じ分けが素晴らしかった。

それから岸谷&寺脇の安定感。やっぱり華がある二人。岸谷さんのダンスと歌の達者なこと。声に惚れた。

ちょっと不満があるとすれば美女役のサトエリちゃんかな。とてもチャーミングな方だけどサファイアの瞳が印象的な気品ある美女役?? それに彼女の魅力は抜群のスタイルだと思うんだけど衣装がそれを生かしてない気がした。
あとジャニーズの風間くんの歌かな。一生懸命なのはわかるけどこっちの喉が痛くなるような発声であった。

反対にとても目を惹きつけられたのは平民 オミナエシ役の藤林美沙さん。歌もダンスも抜群だった。これから追っかけたいほど。



席も前方の真ん中でとても見やすかった。

東京公演が終わったら名古屋 福岡 大阪でもあるらしい。機会があったらおすすめです。

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チョコケーキ作り

2014-02-13 00:34:06 | 日々の生活
昨日の祝日・・

普段は忙しくウィークデイに帰宅するのが半分のオットなので日祝日はなるべく一緒に過ごすことにしている。しかし昨日は一人。
実はオット、一人旅である。それも南の島。完全あ・そ・び。

一人旅 海外 仕事がらみなしってのは結婚以来初めてである。オットは大学時代バイトしていた塾の講師仲間と一緒である。その友達は某大企業の役員までやったものの最近転職してあいかわらず世界を飛び回っているオトコである。私も昔からよく知ってはいるのだけど、彼が良い所案内するから一緒に行こうよと誘ってきたのですと。
一応私を気遣って「局ちゃんも一緒に」と言ってくれたらしいが、ワタシは先月ムスメと旅行したばかりの身。そこまで身軽じゃないし、犬もいるしで今回は遠慮した。
たまにはオトコ二人で羽を伸ばして仕事の憂さを忘れればいいのである。
ただ、変な所行かないようにね、と釘(五寸釘)は刺しておいたが・・・

と、前置きは長くなったが早い話、オットはいない、ムスメもいない、予定もない ワタシはちょいとばかり丁寧に掃除して本棚の整理、年賀状のあたりくじ調べ、ラインのゲーム、犬の散歩の間池井戸さんの文庫本2冊読み 「あ~たまには一人でのんびりして籠るのもいいなあ」と静かな一日が暮れようとするにまかせていたのであった。

ところが・・・ ムスメ帰宅。この日は友達とご飯を食べてきて9時ごろの帰宅であった。
何やら大荷物を持っている。

「ねえ 今時間ある?」

「へえへえ ありますとも 今日は一日時間あったけど」

「これからバレンタイン用のチョコを作ります! 手伝ってくれない? たくさん材料あるからおかんの分も作っていいよ」

へ~~~ 今や幼稚園児から友達に配るチョコを手作りする時代というが、ムスメの頃には友チョコ配りは一般的でなく、単にそういう風潮にのらなかったのか 大学のインカレサークルでも周りの女子度の高い子たちが男子に配っているのも鼻で笑っていて自分は乗らなかったムスメである。
それが手作りチョコ?? 
どうした ムスメっ!!! 

「いや~ たまには女子っぽいことしてみたくなったんだよね 20台の思い出にっていうか・・・」

へ~~~ まだ20台も半分はあると思うが まあ水を差すのはやめておこう。

それからムスメは袋の中からベルギー産クーベルチュールだの生クリームだのと包装用の容器を出す。材料を見ると結構本気度が高い。

「レシピはこれね」 とフォンダンショコラのレシピをスマホで示し、

「ほら おかんにも送ってあげるね」と共有してきた。

「別に送ってくれなくてもいいんだけど・・・ 今から作るってこと? 手伝えってことですか?」

「そうそう、一緒に作ろうよ。ムスメと一緒にケーキ作りなんて微笑ましい親子って感じじゃん」

となんだかんだといいくるめられてチョコ作りに協力することになってしまった。

話は飛ぶが、実はワタシはリケジョである。専攻は化学系であった。
Dr.小保方のような情熱、才能はまるでないが、卒業するための単位は取りたかった。ちゃんと授業にも出たし、仕方ないから試験のための勉強もしたし毎日のようにあった実習もこなした。

そしてその頃のワタシにとって実習の目標は「とりあえずさっさと終わらせる」というのが第一だったのである。
というのは、有機合成なんてのがありましてね。午後の実習の枠で化学物質を三種類作るなんてのがあるわけだ。そのプロトコルを渡されるととりあえず どれをどの手順ですると一番早く帰れるかという目線で眺めるのである。
その合成が何のために 何を学ばせるための実験か以前に 「どの順序でやったら短時間で終えられるか」が第一優先。

だから途中に二時間還流なんて文字が出て来たら とにかくそこまでちゃっちゃとやっちまえと計算が働く。その二時間の間に他のをこなすか運がよければ学食でだべることもできるとか。

そんな学生だったので、その当時の学問的知識はほとんど残ってはいないが、役にたったのは料理を作る時の同時進行が得意ということが残ったことである。
特にパン作り、お菓子作りは 計る、混ぜる、熱を加える など殆ど実験と同じではないか。
そのためレシピを見ると 昔取った杵柄って感じでどうも張り切ってしまうのである。いや~勉強するって無駄にならないですね。とりあえず科学の世界に貢献はできなかったが料理は早いぞw
そしてワタシのそのへんの性癖をついてくるムスメはなかなかずるがしこいと思う。

夜も遅いのに乗ってしまったではないか・・・



で、材料計って



作る過程は分担して流れ作業でちゃっちゃとこなし



ケーキ型2個とハート型4個 マドレーヌ型たくさんが日付の変わる前に出来上がったのである。





お味は・・・ ちょっとビターチョコの割合が高すぎたのかかなり大人の味だけど、今日になったら味がなじんでおいしくなっていた。材料はいいもの使ってるからそう不味くはならないであろう。

ムスメは一番よくできた丸型を一番可愛い丸い箱に詰めて、冷蔵庫にしまった。

「誰にあげるのよ?」と聞いたら「フフン」と言うだけで答えず。

せっかくこんなに協力してあげたのに(っていうかワタシもかなり楽しんだわけだけど)。ドラと比べてイマイチ秘密主義なのである。





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雪の週末

2014-02-09 23:19:09 | 日々の生活
土曜日はすごい雪だった。

金曜日に「明日は大雪」と散々おどされていたので「その日中に色々用事を済ませ、食糧も買い込み籠る態勢を整えておいた。

予報通りに朝から積もっているではないの。オットは前日から職場に泊まり、ムスメは「嫌だな~」と言いながら出勤。
こういう日にぬくぬく籠れる身分に感謝しつつ、せめておいしいものでも作って雪の中帰ってくるお二人さんを迎えてあげようなどと角煮を仕込んでいたら・・・

ご近所犬友からメール

「今日はさすがに居るでしょ? お絵かき会するから久しぶりに参加しませんか?」
彼女はパステル画の会を自宅で開いているのである。私も何度か参加しているが、ここのところご無沙汰。
籠る予定だったけど、ごく近所だからいいかと行くことにした。参加者はワタシの他に母娘一組。

勾玉の形の神様からインスパイアされた「磨く」というのをテーマにして作った。


 お母さんの作品(余白がいい感じ)

 娘さんの作品(癒し系)

 ワタシの作品(ファミリーって感じと言われた)


ここちよい居間の大きな窓からふぶく雪を見ながらパステルと戯れる時間を過ごした。好きな色を使って指や手のひらで延ばしたり混ぜ合わせたりパステル画を書くと童心に帰る。

その後オットとムスメも無事に帰ってきてほっとしたが、



夜までに雪はおそろしく積もっていた。

これじゃ明日の雪かきが思いやられるなと思って寝たが、今朝は朝っぱらからお向かいのする雪かきの音で目が覚めた。

70代の夫婦がせっせと雪を運んでいる。二人だけにさせておくわけにはいかないとオットが参戦。いったん朝食を食べてから私も参戦。
このブロックに住む殆どの家の人たちもみんな総出である。お向かいの夫婦は近くに住む中学生のお孫さんも参戦。若い男の子が2人加わるとはかが行ってあれだけ積もっていた雪は日の当たる側の道路に積まれたり空地に運ばれて道路はみるみるうちに人が通りやすいようになったのである。
犬の散歩やお絵かき会など一緒にすることもあるが、その他のお宅とはそう交流もなくそれぞれ子供たちがどこの学校に行ってどこに勤めているのかも詳細に知らない間柄だけど、こういう際にしっかり協力的になる民度ってのがとても心地の良いブロックである。

運動してお腹がすいたね~ とまたしっかりお昼を食べて、都知事選に出かけて後は籠った。
雪も大変だったけど まだ週末だったから良かったのかもしれない。



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志の輔落語

2014-02-06 01:25:38 | 見る(映画 劇場 美術館など)
ドラに振り回された先週一週間だったがその間に他の楽しみも。

オットと行った志の輔落語 1月恒例のパルコ劇場の席である。
この公演の人気は高くここ2年は先行予約に外れて涙をのんだのだが、今年は無事に抽選に当たってチケットゲット。
オットと共に行くことができた。



演目は



☆こぶとり爺さん

鬼にこぶをとってもらった爺さんの真似をして逆にこぶを余計にくっつけられてしまった隣の爺さんはどこが悪かったのか?

☆モモりん

新作 今はやりのご当地キャラにまつわる話 何気なくキャラの着ぐるみを着てみてしまった市長が脱げなくなってしまって大騒ぎの話

志の輔さんの 市長と地方公務員みたいな立場の人たちが出てくる話は好きです。あ~ こういうのってあるんだろうな~って思いながらお腹の底から笑える。



志の輔さんの故郷のゆるキャラ ムズムズくんも会場に出現 愛嬌を振りまいていた

☆井戸の茶碗

古典 武士のプライドに振り回されるくずやの話

モモりんも志の輔落語らしくて笑えたけど 最後の井戸の茶碗で感動しました。こういうメンタリティ(正直者同士が利益を押し付けあうような意地の張り合い)が古き良き日本人のあり方なんだな。同じアジアでもお隣の国には理解できないような気がする(余分なこと言ってる?)

やっぱり生で聴くのはいいな~とオットが心から言っていた。
来年も当たりますように。

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ムスコ帰国の一週間

2014-02-04 00:03:47 | 家族あれこれ(犬も含めて)
ドラの目的の一つは免許証の更新だった。
それを帰国した次の日の午前中に早々すませてしまい(免許センターまで送ってあげたバカ母)その日の午後は同じような理由でロシアから帰国していた大学時代の友達と会ったようだ。
「鰻か寿司が食いたい」と言うドラのために バカ父母 カウンター寿司で好きなだけ食べさせる。





ここの名物 てんこ盛りうに握り



M子は自分の実家で家族と過ごしていたので週半ばまで昼間はこちらで買い物したり以前の職場に挨拶にいったりして夜は中高や大学時代 日本での同僚と飲み会連日

木曜日からはワタシの実家に



久しぶりに孫に会えたジジババは嬉しそうであった。

途中全国展開しているスイーツの工場に行きたいというので、私と母と三人で工場見学







あまり趣味が良いと言えないような建物だったがお金はかかってそうであった。
ここでお土産など買い込む。

夜 みんなで和食を食べに行くことにしていたが、実家地方に元の職場の同僚が転勤しているとのことで、どうせなら一緒にとお招き。



爽やかイケメンであった。



散々二人でヤンチャして部長を困らせたコンビらしいが、初対面の私たちの席に物怖じしないで盛り上げて 地方営業はおもしろいっすよ~ととてもポジティブな子であった。
笑ったのは 会社借り上げのマンションが実家のごく近所だったことである。「じゃ オレが居ない時はじいさんばあさんよろしくな」とドラ。家が近所なだけで他人のジジババをまかせられるのもあんまりと思うだろうに「まかせろ」と言う調子の良さはなるほど地方営業向きであろう。頑張れ!
若い子二人のエネルギーを浴びて ジジババも楽しそうであった。

あくる日は東京に戻って 以前の取引先なども訪ねて、実家から戻ってきたM子と一緒に我が家へ。



家に帰ると待ち構えているのはGちゃん。ドラのそばを離れない。

日曜日はこちらのクラブチームでいつもの競技の練習に出て
「もう日本でやりたかったことすべてやった」と帰ってきたドラ。
その間、最後 買い残したものなどを私とM子は買い出ししたり、ドラがテキトウに積み上げた荷物をトランクに詰めたり。
しばらく見ない間にM子はかなりの世話女房となっていた。

この日はムスメも帰ってきて 初めて五人そろってワタシの手料理でおそめのランチができた。
手料理と言えば、色々ドラの好きだったものを食べさせたが、彼が一番感動していたのは「納豆」であったww
元々納豆好きでNYでご飯にはかかさないらしいのだが、あちらで売っているのは冷凍なんだそうだ。
「解凍した納豆ってマズイんだぜ~ 粘りなんて全然ないしさ 久しぶりに普通の納豆食べた! ウマいな~」だそうな
 
オットと成田に送る。

去年の夏にトロントで別れた後 はからずも涙にくれたワタシだが、今回はそうでもなかった。
就職して独立してからこんなに長い間ドラといるのは初めてだったが 早い話が疲れたのであるw

まあ 育てた責任者はワタシだが、ホントに気ままに出入りするのでこっちの予定がたたない(ほっておけばいいのだが、たまにだと思うとつい気になるし)何かと手間がかかるヤツ。洗濯物はいつもの二倍出るし。やたら食器の汚れものも出るし部屋は散らかるし・・・

やっぱり社会人になったらオトコの子ってのは外に出して独立してもらった方が母親にとってはありがたいものと色んな所で思い知らされたのである。

半年ぶりに会ったM子は相変わらず華奢で、あまり外観は変わった感はなかったが、昔よりしゃべる(と言うより自分から話題を提供する)ようになっていた。恵まれた学生時代とあまり苦労しなくても過ごして来た中で、自分からアピールしなくても友人もたくさんいたような環境から、異国で揉まれた結果であろう。
ドラも生活面ではあいかわらず世話を焼かせるオトコだけど、会社との連絡や航空会社との折衝などを耳にすると 交渉力とか方法のスキルが上がったなあ(上からでもなく卑屈でもなくちょうどいい塩梅で)と感じられ、やっぱり若いうちに海外で働くってのは苦労もするだろうけど二人にとっていい勉強になっているのだろうと思った。



「色々ありがとう オヤジもオカンも元気でいてくれよ」と言って飛行機に向かったドラ夫婦。

これで一人で行くと言うなら色々心配も多いだろうが、二人してたくましくなって支え合っているんだろうなと確信したワタシは安心して送り出せたのである。









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