宝塚100周年の幕開けなんだそうです。
星組
う~~む う~~む
はっきり言って私はこの組のトップ(♂役♀役)は好みでないの。
でも演出家の小池氏の作品は好き(なのが多い)のでかなり期待して行ったのでありんす。
う~~む・・・
なんで? ってほどワタシの中では盛り上がらなかった。なんかさぁ 軽くなぞってるだけなんだもの。この英雄(失脚したが)の生涯を。
次から次へ場面は変わるんだけど、あ~これね。イニシエに世界史で習った。本で読んだ。マンガでも(池田理代子さんのエロイカです)という感慨しかなかった。
同じ演出家の海外もので有名なものだとエリザがあるんだけど、あれは何が面白いかっていうと一人の王妃の生涯をただなぞるのでなくて、死の帝王(トート)に愛された女性というファンタジーがあって、それが上手く実際の生涯と絡み合って作品として昇華されてたわけです。
そういうのが見たかったのに・・・
音楽もそんなにいいと思わなかった。ロミジュリの作曲家だっていうから期待したんだけど、今記憶に残るメロディーがない。ロミジュリだったらエ~メ~とか今でも思い出すだけどちょっと胸アツのメロディーがたくさんあったのに。
ただ、舞台装置と衣装は豪華で目の肥やしだった。
押してるんでしょうね、この組っていうかれおんさんを。運営が。
先月見た雪組のShall we dance?より衣装なんて何倍もお金かけてる感があり。
しかし、もう一度見たいと思ったのは 断然 shall weですね。私は。
そう言えば この時のトップの壮さまの退団が決まってしまった。ワタシの一番好きな男役さんだったのに。
そう・・ ワタシはあまりアクの強さ、外連味のある人は苦手なもんで壮さまのサラリとしてオトナっぽくて渋い所が好きだったんですね。
今回のナポレオン氏とは色が違うの。ただ、こっちは長期政権みたいだから世の中ケレンミが好きなんだろうな。彼のダンスは目の楽しみだけど。
あっ 今回良かったのはタレーランの北翔さん。この人の歌は聞き惚れられる。
あと、衣装と言えば、先月ルーブルで見たナポレオンの戴冠式の巨大な絵、ノートルダム寺院の枢機卿の衣装だの。それが舞台で再現された所はなかなかよかった。安っぽくなくて。今回は前から8列目中央というオペラグラスのいらないなかなかおいしい席だった(一つ前の列に紺○美○子さんが居た)んだけど、衣装の細部はオペラグラスでじっくり見たもの。ここはムスメにも見せたかった。
そういえばもう二月も終わってしまう。
怒涛の一月とそれを補ってすぎちゃった二月も終わってここのところやっと落ち着いたので、ふらんす日記の続きでもちょこちょこ書いて行こうと思います。
あれは本当に体験したことなのだろうか・・・?