局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

いってらっしゃい

2009-09-30 09:35:42 | 家族あれこれ(犬も含めて)
昨日の朝・・・

いつも朝風呂に入っていくオット。時間があったため長めに湯船につかったのか、少し気温が蒸していたのか、出勤時下着のシャツで出かけようとしていた。
「汗がおさまったら車内でポロシャツを着る」そうな・・・
パンツは愛用のユニクロである。
いつものことだが ホントにしゃれっ気のないオトコである。
もう諦めているが、ビシっとスーツを着てステキなネクタイを合わせてピカピカに磨いた靴を履いて職場に行く男って人種と暮らしてみたかった。
スーツも年に数回会議の時には着るが、着慣れないとイマイチ似合うって感じじゃないのよね。

で、つい 出て行くオットにこう声をかけてしまった。

局 「おまいさん 今日はどこの現場だい?」

即座に乗ってくるオット

オット 「今日はこれから八ツ場に行ってくらあ」

局 「八ツ場かい 何かと揉めてるねえ」

オット 「ああ この仕事はいつまであるかわからないからな。早く次の所を見つけないと年が越せないぜ かあちゃん」

局 「ホントにそうだねえ。 じゃおまいさん がんばって稼いできとくれ」

オット 「あいよっ」

まったく乗りすぎだよ。乗せるワタシも悪いにゃ悪いけど
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激マズ!

2009-09-29 08:02:15 | 食べる
息子(ドラ) シルバーウイークを使ってのチェジュ島→ソウル旅行から無事に帰国してきた。
知らないうちに国際免許をとってレンタカーを借りてチェジュを乗り回していたらしい。本人曰く 「オプショナルツアーは高いし団体行動嫌いだから・・」(B型)「おかんに言ったら多分危ないからって心配するだろうから言わなかった」(まあね)

家族には色々お土産を買ってきてくれたけど、その中の一つがこれ



韓国海苔が挟んであるチョコレートだった。

どう考えてもおいしそうではない。

「まあ食ってみなよ」とドラ。

一個食べてはみたが本当に予想通りのまずさである。特に口中でチョコレートの溶けたあとに韓国海苔とのからんだ食感はなかなかのものであった。

「まっずい!」

「そうだろ~~」と嬉しそうなドラ

「オレもお土産屋で試食してさ あまりのまずさに感動して買ってきたんだ。ネタになると思ってさ」

二袋もあった・・・

「韓国人の土産屋も安易だよな~ チョコに名物くっつけりゃいいってもんじゃないよな」

「ホントだよ。考えたってミスマッチだよね」

「でもさ、おかん。キムチチョコよりマシじゃない?」

まあそこまで行ったら×ゲームだね。

娘とオットも一個ずつ食べて残りはいらないと言ったら寮に持って帰った。
ネタにみんな(寮の仲間とか食堂のおばさん)に試食してもらうんだって。

「あーた 職場には持っていかないほうがいいよ。ボーナス減るよ」って言ったら

「オレだってそのくらいの常識はもちあわせてますよ」だってさ。 どーだか・・・
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堂々のデビュー作

2009-09-28 20:22:44 | 見る(映画 劇場 美術館など)
土曜日は宝塚雪組 ロ★アン・ブルーを観劇

三☆住友VISAカード会員の特別鑑賞会の日であった。いかなるカラクリか知らないけど今日も前から2列目といういい席で鑑賞できた。舞台友Nのおかげであります。 



あまりお芝居の方は筋書き、演出とも私の好みではなかった。ストーリーがごちゃついていてわかりにくかったし、魔女と魔法使いの末裔っていうファンタジックな話ならもっとぶっとんでもよかったのにな~と思った。

しかしレヴューはよかったな。ラテンのノリと宝塚ってマッチするのね~

今回は娘役トップのデビュー公演だったが、この方は作家のつ☆こうへいさんのお嬢さんだってね~
すごい美人でもないし、顔も大きめで可憐ってタイプでもないんだけど独特のオーラがあった。
歌もイマイチ 低音から高音にうつるときなんて声がひっくり返りそうな危うさを感じたしな。もともと大柄だから娘役っぽいソプラノには無理があるかもしれない。
しかしダンスは抜群。私はあまりトップ以外の娘役は記憶から抜け落ちてしまうのですが、雪の前の公演(ゾロ)のときにインディアンの娘を演じた子のダンスがすごくうまくて印象に残っていたのが彼女だったのね。
今回も大柄な容姿、長い手足をいかしたダンスは光っていた。
それに、トップとしての初公演とは思えない堂々たる演技、肝が据わっているというかある種貫禄があるというか、スターには不可欠な気の強さというのが感じられる人だと思う。
こういうところで階段を上がっていく人は優しいだけじゃダメなんだと思うから。



そこで、つい比べちゃったのはこの組のオトコ役のNO2の彩☆さん。歌も達者だしダンスも卒ないし いつも重要な役をこなしているんだけど、彼(彼女)の舞台ってひたすら いい人オーラが感じられてしまうのだ。
水さんを立てて、自分は多少控えたところでトップを支える ある種謙虚な誠実さっていうか。
そういったところで彼(彼女かw)のファンは多く存在するのだろうけど。

ワタシは後世に残る女優とか いわゆるスターってのは自分を光らせるための自己顕示とかアクの強さとかは不可欠なんじゃないかな~と個人的には思う。

二人のジェンヌを見て、なんとなくそんなことまで考えてしまった。

いよいよハマってきたのかな~
しかし出待ち 入り待ち お茶会に参加するほどコアファンではないんだけどね。

次の観劇は10月の ベルバラですよ。宝塚の真骨頂だもんね。楽しみ。

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連休最終日

2009-09-26 10:29:49 | 見る(映画 劇場 美術館など)
23日は日舞のおさらい会を観にいった。
全然違う友人(一人は着物オバ もう一人は小学校からの友人)が偶然同じ師匠に師事しているのである。
同級生の方は名取で自分も教えているベテラン 何度か観にいってこちらでも書いているが演劇出身なので情感のこめ方などものすごくお上手である。
着物オバさまの方はアラカンで昔とったキネヅカで再開した趣味ながら熱心にうちこんでいてこんなこと言っちゃ僭越だけど年々うまくなってる様が見られてそれはそれでおもしろい。

ただ二人の技量が違うので オバは昼頃、友人はトリ前で6時すぎという出演時間なので困ってしまった。
ちょっとウチに帰るには中途半端だし、ずっと見ているのも飽きるし

ってことで色々考えました。


ランチ

 

この辺(蛎殻町あたり)は知っていればおいしいところもあるらしいが、オフィス街なので休日は休みの食べ物屋さんが多いのよね



このイタリアンは当たりだった。個室に案内してくれたしちょうど良い固さのリゾットが好み。

ここでサクっと食べてから 着物オバの踊りを見て
オバ仲間と銀座に・・・

ちょうどいい時間に シャネル(オドレィ トトゥのアヴァンの方ね)が上映されているので見ようと思ったら 水曜日のレディースデイもあり一番前の席しか空いてない。「スクリーンが全部見えませんよ」とのことであきらめた。

オバ仲間一人が こちらの招待券を持っていたので マツヤに行ってみた。
時間つぶしになればいいやと思って行ったのだけど これが思いがけずによかったのよね~

 

ユキ・パリスコレクション ヨーロッパアンティーク美しき暮らし展

17-20世紀ヨーロッパ各地の人々の服飾やインテリアを飾った糸と針の手仕事の展覧会でした。

んまあ これが繊細なこと・・・

名のある職人や芸術家の作品でなくて 素人の女性が自分の家族や住居のためにほどこしたものが大半である。
この頃は女性のたしなみとして糸と針の手仕事は必須条項であったみたいね(針アレルギーのワタシとしてはこの時代に生まれなかったことを喜ぶしかない)

上流階級の女性がテキストとして刺したアルファベットの刺繍の雛形
5歳の女の子が施したという実に立派な布も飾ってあった。
まだ小さなぷっくりした指が お母さんやら乳母やらに教えられながら一針一針自分の作品を仕上げていった姿が想像されてなんだか微笑ましかった(とは言うもののもちろんワタシよりお針の腕ははるかに上等である)

他にも壁の装飾用の気が遠くなるほどの大きな作品や 毎日使うテーブルクロスやナプキンなどにさりげなく施された家族のイニシャルなど、この時代の女性たちの思いが感じられる作品。
こういった布に針を刺しながら 嬉しい思い 悲しい思い 色んな思いをこめたのだろうな~ なんてのがせまったわけですね。

また興味深かったのは この17世紀のヨーロッパは東洋に比べて布への染色技術が発達していなかったので白地に白糸の刺繍ってパターンが多かったってこと。
それはそれで白い糸が重なって描きだされる繊細な陰影などもとてもオモムキがあるのではありますが・・・
布としての多彩な色使い(織りや染めや刺繍)は アジア地域の方がすすんでいたらしい。

それがヨーロッパにだんだんと広まって 逆にヨーロッパの白糸の刺繍技術が中国に輸入されてスワトウ刺繍になったとか・・・

この辺は 有田焼きや中国陶器がヨーロッパに輸出されてマイセンなどに影響を与え あちらからもその技術が輸入されて 渾然一体となった経緯に似てますね。


そう言えばワタシの身近なところにもこの手のことをやる人がいた。

      * * *

  

母が手作りして嫁にくる時に私に持たせてくれたクロスステッチのパーティーバッグです。
やはりおっそろしいほど細かい手仕事であります。
母はこういった手仕事が好きでピアノのレッスンバッグなどもデンマーク刺繍でB4すべてにかわいい草花をさしたり、学校の掃除用のエプロンなどにもスモック刺繍などするまめさがあった。

当時はそんなにありがたがってはいなかったけど今思うと手間がかかってたよな~
 母も丁寧にワタシを育ててくれたのね~ それに比べて・・・など自らの不肖の娘さを反省する次第である。

そんなことを思い描きながらまたおさらい会場に戻り

今度は友人の踊りを見た



卯の花という清元の踊り 卯の花や雪でうさぎをつくるやら から始まり江戸芸者となって踊る友

とても粋で色っぽかった。
「んも~ 田舎に引っ込んじゃうと中々江戸前芸者になれなくってさ。(ワタシの実家地方からお江戸にお稽古に通っている)しゃきっと踊れてた?」と出演後に話した彼女だったが立派に粋なお姐さん芸者になっていた。
この日は舞台友Nもこの時に合流したのだが 二人で彼女の才能にうならされた。
「いつまでも見ていたい踊りだよね」と共通の感想。

ホント 良いものを見られて色々思いをはせられた一日に感謝


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シルバーウイークにシルバーらしからぬ買い物

2009-09-24 11:26:24 | 着る
実家の母・・・

来月に女学校の同窓会が10年ぶりにあるらしい。
そこにおしゃれして行きたいんですと。

「まったく こっちのデパートやブティックだとロクなものがないのよっ!」と嘆く。

確かに地元のデパート、こっちと共通なお店はあるけど品数が少ないためサイズ切れが多かったりする。同じお金を出すのだったら東京で服を買いたいそうな。

「ねえ O子。私の服を選んでくれない?」

と いうことでシルバーウイークで私の家にとまりに来た母の買い物に付き合うこととなった。

某 高☆屋デパートを半日ウロウロして色々買い揃えた。
ユキ・トリイブティックで購入。


我が母ながら 若作り。(明らかに私より色使いの好みは派手です)



77歳で これを着るんかいな?

しかし素材やデザインがいいのか 案外着てみるとサマになるのでございます。

店員さんに 「まあ奥様お綺麗! 喜寿なんて信じられない~!!」とおだてられ他にもアンサンブルと靴を購入して帰宅して、帰って来た娘に試着して見せる母。

「バアバ 似合う~! 同窓会で絶対一番若くてかっこいいよ!」

気を良くしたバアバ 孫と盛り上がる。(オダテに弱いのは女三代の共通項でございます)

ジェンガなんか二人でやっちゃって・・・
ついでにおこづかいなどあげちゃって・・・



まあ 年寄りが派手な色を着て華やぐのは悪い事じゃないですね。

私は華やか色が似合わないので似合う色白な母がちょっとうらやましい。





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ミステリーツアー顛末

2009-09-22 21:19:00 | 
結局この日は中央線の快速で西に下り、拝島で五日市線に乗り換え



降りたたところは武蔵五日市であった。



どうしてこの駅? とオットに聞いたとこと中2の時に学校行事に飯盒炊爨でこの川に来たことがあるから らしい。
悪ガキであったオットとその仲間は素直に電車で帰るクラスメイトと先生を尻目に電車が走り出す直前にホームに降りてあせる先生に手を振って線路沿いを歩いて都心方面に帰ることにしたらしい。結局その日の深夜にそれぞれ自宅に帰ったオットと友人の四人組 青くなった先生と心配怒りの母親たちにとっちめられてその冒険が終わったらしいが。。。
息子の何しでかすかわからないヤンチャさはオットの血のなせる業と改めて思い知らされた次第です。
ちなみにその中の友人の一人は この前の新大臣が某省庁入りした際に迎える官僚としてしっかりTVに写っていたので笑った。



この日は天気にも恵まれてオットがご飯を炊いたという河原ではたくさんの家族連れがバーベキューをしたり川遊びをしたりして楽しんでいた。
この辺の風景はほとんどオットの中学生時代と変わってなかったらしい。

  

とりあえず、駅前の観光案内所でもらった地図を片手に多摩川の上流秋川沿いの瀬音の道を歩くことにした

川面は光り、水は澄んでいる。まんじゅしゃげは秋を告げている。



五日市では戦国時代末期から定期市が開かれてこの辺の町並みは元禄時代にもうできていたのですって。



 

由緒ただしそうな寺社仏閣も多いみたい。これは平安時代に起源があるらしい阿伎留神社 お神楽の舞台や立派なおみこしなど。





この日は10時半ごろにブランチだったので、ちょっとおやつ替わりにコンビニで買ったおむすびとゆで卵。計200円で満足
(某ブログ辺で局家をセレブとおっしゃる皆様 実態はこんなもんですわね)
どうやってゆで卵の中身に塩味をつけるのか? 仮に塩水でも注入するとしたら毒でも仕込めるのではないかと あまり趣味のよくない推測会話で楽しいおやつW



  

帰り道ホリデイ特急という東京駅までの特別列車があったのでその時間まで駅前の喫茶店で時間をつぶす。
なかなかコーヒーもクッキーもおいしくて、マスターの趣味を反映する店の様子や置いてある書物類もよかったが、地元の元青年団?のようなそろいの黄色い帽子のお年寄り6,70代7人がどやどや入ってきて その中の一人のジイ様が異様に声が大きくて傍若無人にしゃべりまくって雰囲気を台無しにしてくれたのは残念だった。
あまりうるさかったので早々に会計して、ついでにそのジジイにガンを飛ばしてきたが、本人じゃなくてその隣のおとなしそうなおじいさんが会釈してきたのには申し訳なかったわ。(しかし迷惑かけたと思っていたらしい)
ああいう周りが見えないタイプの年寄りにはならないようでありたいと思う。



帰り道 吉祥寺で途中下車して 居酒屋で夕ご飯。
この日も結構歩いたはずだが あの縄文杉トレッキングに比べれば 屁のつっぱりにもなりません(用法はこれでいいのか? 石井君)
と 妙な自信をつけた局夫婦 今後も思いつきハイキングに出かけそうな気配であります。
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ミステリーツアー

2009-09-20 13:41:20 | 日々の生活
昼飯食べながら、「どこかに行こうか?」と言い出したオット
車じゃなくて電車、靴は歩きやすい靴との指示は出たけどどこに行くのか本人も決めてないそうな…
とりあえず中央線に乗り、西を目指しております。



まったくB型オトコってのは…


まだ東京都内らしいけど、かなり鄙びてきた

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シルバー・ウイーク & ワタシは怪力?

2009-09-18 11:42:44 | 日々の生活


昨日から息子は旅行ですとさ。
来週木曜までチェジュ島からソウルだそうだ。大学時代の友達の中に在日韓国人の友人がいて在学中に兵役に行って戻っていたためまだ4年生なんだけど、その子が案内してくれるそうだ。彼は日 英 韓の三ヶ国語しゃべれるし、おじいちゃんの豪華別荘もあるらしくなかなか優雅な旅になりそうな気配である。
「政権交代で世の中も変わるってのにノンキなもんですね」 と 皮肉半分で送り出してあげた。

韓国は今年ワタシも行ってきたけどあのときほどはウォン安じゃなさそうですね。
だけど、一応経験者として 免税店とかお土産屋は20%オフのクーポンとかネットで取れるから印刷しておいたほうがいいよって知ったげに(広島弁)でアドバイスしてあげたら




「まあ それもいいけどまずこれでしょ」と言われた。あちらの銀行で両替するときの30%優遇クーポンですと。ネットで取れるらしい。
こんなもんがあるんですね。知らなかった・・・(負けた)


そして 昨日の朝、そろそろ飛行機も飛び立つころかな?と思いながら娘と話しながら梨をむいていたら


柄のところから突然包丁が折れたのでびっくりした。



「兄ちゃん 大丈夫かなぁ?」と不吉な事を言うムスメ・・・

そう言えばおととし同じ時期にチベットに行って 帰りに上海に寄ってこれで安心と思わせてから カニでアレルギーを起こして入院したんだったっけかなぁ あのアホ息子・・・あの時は死ぬほど心配したけど帰って来た本人は何事もなかったようにケロリとしていたっけ。

「あんた 今度は韓国で変なもん食べるんじゃないわよ 特にカニ!」と注意して送り出したけど 咽喉元過ぎればなんとやらで気をつけるのであろうか?

もう 知らん・・・

ところで包丁はどうしようか?
これは、嫁にくるときに母が持たせてくれたのが刃こぼれしちゃったのでホームセンターかなんかで適当に買ったものなんだけど やっぱり安物はダメなのかしらねえ?
ネットで見てみたら グローバルの包丁っていうのがやたらよさそうなんだけど、どうしようかなあ・・・ 8400円なんですよね。 毎日使うものだからしょうがないかな・・・ 





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おまけつき

2009-09-16 10:25:14 | 日々の生活
昨日最寄駅の書店で買ったもの

文庫本2冊とDVD一個と これ↓



Cath Kidstonのカタログと大きめのトートバッグとポーチで1500円也

たくさん買う時のスーパーのエコバッグにちょうどよさそうな大きさだし、たたむとポーチに収まるので車においておくのに便利そうだ。

私が買ったら 他にも二人くらいOLさん風が手を伸ばしていた。(まあ私より20歳くらい若い子たちだったけどさ)



このバラのモチーフってよくできてるのよね。このまま絵付けしたらかわいいお皿ができそうなのであります。


しかしイマドキの書店って色々なものが売っているのね。
というか、女性向きの雑誌なんて 本が主なんだかオマケが主なんだかわからないものが多い。
ポーチやシュシュやブローチ 単独で買うより安いようなのがついているのよね。
ちょっとそそられるけど買って帰ってみると案外安っぽくてガックリってことも多いけど・・・

昔ガンダムのプラモデルのついたガムを息子が集めていたのを思い出した。
あれもガンダムが主でガムがおまけだったよね。
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外ご飯 ウチご飯

2009-09-14 00:18:41 | 食べる
もう先週のことになるが、広島のブログお友達のreikoママさんとお食事をした。

食の伝導しFさんからお勧めの石器鍋のお店で。



西新宿の落ち着いた店。鍋も材料を入れたり取り分けたりしてくれるので心おきなくおしゃべりに没頭することができた。



こんな感じの鍋に最初にだしかわりの薄い牛肉をオイルでいためてから出汁をそそぎその中に材料投入。
おいしかった。



デザートまでに二人で白ワインを一本半空けてしまった
落ち着いて話せるお店だったけどグループで一緒に鍋をつつきながらも楽しいかも・・・


そして今日はオットと娘と三人の食卓

レンコンのアンチョビ炒め アボガドと香味野菜の韓国のりあえ 豚汁 豆ご飯



メインは秋刀魚の塩焼き

特に大好きってわけじゃないけど焼きたての秋刀魚を食べると毎年つくづくおいしいな~って感じるのよね。こんなに安上がりで手軽に満足できるメインデッシュが他にあるであろうか?

今日は一尾百円っていうのでうれしくて購入。
それはいいけど大根が一本250円というのに理不尽さを感じた。

オットは大根おろしをてんこ盛りにしてポン酢をドバッてかけて食べるのが好きなもんで大根はかかせない。



まあおいしかったからいいや。

デザートには BEL AMERのチョコレートケーキ



外ご飯もいいけど ウチご飯もいいね。
秋は食いしんぼには楽しい季節だわね。

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うちのドラ

2009-09-12 13:15:59 | 家族あれこれ(犬も含めて)
と言っても猫を飼ってるわけじゃございませんが・・・

もうすぐ24歳になる社会人二年目の息子。
今朝は夫の車で朝六時に家を出た。これから都内の友人を何人か拾って常陸の方面へ行くんですと。あるスポーツの大会予選である。
ウィークデイは職場まで15分の都心の寮ですごし、週末になると家か彼女の家に身を寄せて 父親の車を自由に使い、食べたくなると母親の料理を食べに来る。まったくお気楽なヤツである。
関西出身の優秀な同僚から「オマエみたいのをどら息子っていうんやろな~」と太鼓判を押されたそうだ 

昨夜8時すぎに非通知で家電がかかってきた。無視しようかと思ったが一応でたところ 若い女の子の声で

「☆井ですけど ○○さん(息子)お帰りですか?」
「今おりませんが」 どうして家の電話番号しっているんだろう?それに今夜帰ってくるのをどうして知っているんだろう・・?
「どちらの☆井さんですか?」 仕事関係だとあんまりつっけんどんにも対応できないしなあ
「☆井レイカです。また連絡します」 げっキャバ嬢みたいな名前。それにどちらのってフルネーム聞いてるわけじゃないのにな

昨今は息子の友達関係はほとんど携帯で連絡とっているらしく家電にかかってくることが少ないし なんとなく変な感じで気にかかった。

10時過ぎに帰って来た息子にそんな電話があったことを伝えた。O井レイカって知人はいないそうだ。

「あんたなんか変なことしなかった? 心当たりない?」
「ありすぎてわかんないな」←
「冗談はともかく非通知で家電ってのが気になるよ 」
「新手の詐欺じゃね? お宅の息子さんにはらまされましたとか アハハハ」
「やめてよね 心当たりってその手の心当たりじゃないでしょうねえ」
「何マジな声出してるのさ 変な心配するなよ」
「大丈夫でしょうね 変なのとかかわりあいにならないでよ。M子ちゃんだっているんだからさ」
「全くオカンは普段だまされなさそうだけど ハラマセ詐欺には騙されるかもな」
「あ、我ながらホントにその周辺やばいかも~ 信用してないのかね?あーたのこと」
「信用してくれよ~、大丈夫だからさ」
「ホントにね!知らないところに孫なんて欲しくないですからね」
「うん ちゃんと気をつけてるからさ」

      そういう問題かっ



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朝一のボケ

2009-09-11 08:13:17 | 日々の生活
コーヒーを淹れようと・・・

豆のままドリッパーに入れるとは・・・
更に お湯まで注ぐとは・・・

我がボケ加減にトホホ。
この豆を捨てるのはもったいなく乾燥してから挽こうかな、まずいだろうけど。

我ながら呆れたのでブログネタにしてやったわ 

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ア☆ーダで哀ーだ

2009-09-09 22:11:58 | 見る(映画 劇場 美術館など)
実はですね、屋久島で縄文杉の前で感慨にふけっている最中突然携帯のメール着信のバイブの振動があったのですよ。
このトレッキングの行程の中でドコモの携帯の電波が通じるのはこのエリアだけらしい。

俗世の事情を忘れかけていたワタシでしたが 一応メールを開いて次の瞬間に意識は東京の現実に戻った。舞台友Nより
「瀬奈ちゃんの引退公演 チケットの手配するけど12月☆日でどう? 返事待つ」
おそらくプラチナチケットになるであろうトップの退団興業 こうやってさりげなく早めに手配してくれるNの実力と配慮には感謝。

と、日本の南端まで追いかけてきた宝塚よ・・・・

で、いつもの事ながら 帰ってきたとたんに溜まっていた家事、仕事、あいまを縫ってジム、と日常が始まり、おとといはNと一緒に国際フォーラムへ・・・

演目は これ ↓



すごくステキだと思った退団したばかりの男役トップだった 安☆けいちゃんが女優として演じるア☆ーダ

(今日は伏字多いですよ やっぱりワタシも毒吐く時は多少の検索よけの姑息な手段を講じるのよね)

相手役はこのミュージカルで見た伊☆くん この子も端正な容姿に歌も達者(とこの時は思った)だったので楽しみにしていた。

で、殆ど消えた筋肉痛をいいことに国際フォーラムへの足取りも軽かったのである。

会場のCホールは満席、安☆ファンのオッカケのファン率も高い状況で、Nが「あんまりいい席じゃなくて悪かったんんね」と言うだけあってS席だったが二階席の一番前の端のほうだった。(オペラグラス必須ね)

しかしこのホールの二階席の柵が高くて見にくいこと。よっぽど座高の高い人を想定して設計したに違いない・・・

舞台が始まり ワタシの目はすぐに安☆さんにひきつけられた。完全に美しい女性。女性のしっとりしたしぐさに柔らかい歌声。やっぱり彼女はスゴイ・・・
男役の時にはあそこまで華奢だとは思わなかったけどあの華奢な体型ながら完全にバランスの取れた骨格・・・

まあ 彼女の美しさを堪能する目的は果たせた。

しっかしですよ。他がね~・・・・・

伊☆クンは甘いイケメン 長身、キレイな骨格とはいえ、どうしても古代エジプト王国の兵士の長には見えず。歌も一生懸命なのは感じられるが トーンの強いところでは音が割れちゃって がなってる感が漂って聞きづらかった。
やっぱりこの前見たような自分の身の置き場を捜して現実と理想との間を漂うようなまだ甘い育ちのいい大学生って風な役のほうがずっとよかった。
言っちゃ悪いが役不足だと思った。

他の脇役の人たちにもそう目を惹かれなかったなあ。エチオピア王なんて落ちぶれた設定とはいえ王の気品が感じられず狂った演技のところなぞ どっかのホームレスのおっさんのようだった(狙ってたなら大したもんである)

何より全体的に予算削ってない?って感じの貧乏くささ漂う舞台。
エジプトとエチオピアの戦争だってのにどうして両方の兵士が5人とか4人とかしか出てこないのだろう? 村の小競り合いじゃないんだからさ。
兵士のダンスも  はっきり言って娘の大学サークルの男の子たちの方がよっぽどうまいよ、ひいきめでなく。

舞台装置の安っぽいこと。ピラミッドなんて石に見立てたのがのっぺらぼうの灰色の箱が積み重なってるだけ。凱旋門だかなんだかの門は正面から見ても薄さが感じられる小学校の運動会の入場門のようなしろものであった。

衣装もしかり。裏地みたいなペラペラ感漂うエジプト女官の衣装。ファラオのムスメのアムネリスの金ぴか衣装と頭飾りはなぜか仏具みたいで 彼女が出てくると「お仏壇の長谷川」という言葉が頭をよぎってしまった。

出演者や舞台装置をケチるなら 少人数なら少人数なりに シンプルな背景ならシンプルなりの演目でのぞめばいいのに この予算でア☆ーダってスペクタクルをやらないで欲しいってことです。

途中からしらけきって拍手する気力もなくなった我々・・・
安☆さんの歌はすてきで音域の広さと表現力にはびっくりだったし、二番目に着替えた衣装は彼女の野性的な美しさをきわだたせてていて一人気を吐いていた。

エンディングは前の方(おそらく宝☆時代からのファン)総立ち
会場入り口には 安☆さん宛ての胡蝶蘭が豪華に並んでいた。
☆塚ファンっていうのはありがたいよね~

しかし、この公演に12600円払ったかと思うと・・・
あと数千円足して歌舞伎の一等席買ったほうがよかった。
そう思うと宝☆の本公演ってブレもあるけどハズレって少ないからお得かもね。
少なくともウツクシイものを見たいって欲求は100%満たされるもの。
ここに出ていた男優は・・・ 略



ついでに八つ当たり気味に文句をいうけど、ここのホールの出入りの動線ってひどいね。どこをどう通っても動きにくいしわかりにくいし。
狭いエスカレーターを下っていったら 他から合流して人が溜まってて動かないから降りるときに危険を感じた。ヘタすれば将棋倒しであろう。大事故にならないうちにどうにかしてください。

ってことで もしこの舞台を見て感激された方がこの文章をご覧の場合は気分を害するでしょうが まあ個人的感想ってことでよろぴく♪
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帰り道に

2009-09-07 11:26:08 | 
縄文杉は何も言わず、ただそこに佇んでいた。

樹齢については諸説あるらしいが 2700年くらいから 7000年説を唱える学者もあるらしい。
杉の子供としてこの木が芽を出した頃、まだ日本は日本として存在していなかったはず・・・ 気の遠くなるような時を過ごしてきた巨木の前に立てたのはやはり感激であった。

また、登山初心者のワタシでもここまで来られたという満足感と自信にも浸ることができた。

しかし それって束の間だったのよね~ 

登山口からここまでの行程11km かかった時間ほぼ5時間。また同じ道をたどって引き返すんですよ。

この時点でかなり足は疲れていた。

そして山を下るっていうのは登るよりエネルギーは使わないのかもしれないが、集中力はより使うんですね。這い上がったような道を降りるって一歩踏み外したらどこまで転がり落ちるかわからないんだもの。

トロッコ道に戻るまでは緊張の連続であった。

そして帰りのトロッコ道に入ったら クールガイド氏より注意があった。

「これからはこの道に従って降りるだけですけど、みなさん多分かなり疲れているはずです。帰り道で枕木で足を滑らせてネンザしたり転んで骨折することが多いので気をつけてくださいね」

ふ~~ん なるほどね。と思いながらまた粛々と歩く。

登りの時にも感じたのだけど、この登山道にはゴミ一つ落ちていないのである。そして何一つ余分な人工的な音がしないのである。
中途半端な観光地化した山道に落ちている紙やビニールのゴミ、転がっているペットボトルや缶のうんざりすること。そして気を利かせたつもりかスピーカーから流れる音楽ってホントに嫌い。
ここでは沢を流れる水音、鳥の声、風の音、そして自分の足音しかしない。
時折上を雲が通り過ぎる時には 大きな如雨露から水をまかれるように短期間雨に降られる。しかし、木が茂っているせいかあまり雨があたることはなかった。
(この日は比較的天気に恵まれていたようだ。この島は一月に35日雨が降るとも言われるくらいだから)

その静寂の中を足元に集中して歩いている時、目の端にヒラヒラと舞うものを何度か目撃した。ムスメが追いついてきて何か振っているのか? 蝶か何かかしら?と目をやると何もない。そのヒラヒラは時折私の右で舞ったり左で舞ったりを何度か繰り返した。なんとなくワタシの様子を見ながら楽しんでいるような親しみを感じた。あれが木霊だったのかしら?

そんなことを考えながらも足元に集中して歩いていたら、後ろでずさっと何かスベって転がる音がしたと思うと私の左から何か大きなものが転がってきてその一部が私の足をかすめた。
落石か? 獅子神さまか?とびっくりしてそれを見ると足元に転がっているのはオットであった。左が土の山肌になっていたのだけど、そこに頭をぶつけてさらに身体を横に回転させて転んだようだった(あとで聞いたらワタシを巻き添えにしまいと身体をひねってよけようとしたら受身をしそこねて頭から山肌に突っ込んだそうである)

後ろからムスメが 「パパ大丈夫?」と言っている。
オットはすぐに起き上がったが帽子に土がついてなかなか悲惨であった。

クールガイド氏 さすがに足は止めたが 「大丈夫ですか?」とも言わず
「じゃ ここらで休みましょう 沢におりましょう。あっ降りられない人はこの場で休んでいていいですよ」 と あくまでクール。

トロッコ道から川の方に降りて(オットも意地で着いてきた)川原の石に腰をおろしてちょっと長めの休憩(といっても10分弱)をとった。

 

この深い緑が水をたたえ 水が緑を支えている。

川のほとりで放心したようなオットの顔は ボサツの境地に達していた(笑)
その写真は帰ってきて家で見返すたびに笑えるがさすがにここにはアップできないのが残念であります。

その後の1時間半は単調なくだり道をただひたすら歩く、歩く(往路よりも早足で)のでなかなか辛かった。
途中で一緒になったグループのガイドが 「みなさんかなり疲れているからこういう時こそ気をつけてくださいね。ここでコケたらかっこ悪いですからね」と注意しているのを聞いて 「どーせ、かっこ悪いよ」とオットがつぶやいたのを聞いて笑いをかみころす。
そして どうにか無事にバスまで帰りつくことができた。

一旦バスの座席に腰をおろすと一日の疲れが改めて感じられた。



ホテルについて温泉で汗を流して身体を休めて食事を

  



ここの食事は色々な国の料理をアレンジして会席コースとして出されたものだったがどれもおいしかった。
今日の成果を生ビールで乾杯してから地元の焼酎 三岳に切り替えておいしく食べて飲んだ。
同じグループだった他の二組もいて、お疲れ様でしたと健闘をたたえあった。
九州オナゴの一人がその日25歳の誕生日で、叔母さんがサプライズでホールケーキを予約していたらしくて、みんなで ハッピーバースデイを歌い 私達もおすそわけにあずかった。

部屋に帰ったら 震度4の地震があったが、もう揺れるんだったら揺れろの心境で爆睡・・・



コメント (14)
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旅のメイン トレッキング~筋肉痛を後日に残して

2009-09-06 10:49:04 | 
旅二日目はいよいよメインの予定。縄文杉を目指す!という目的の日だった。
再三書いているように登山なぞ無縁だった我が半生。なぜ行こうという気になったのか 人生わからないものである。人の心は変わるのですよ<ねっイーサンさん。

しかし 情報を集めれば、なかなかキツイ道程らしい。ある程度ジムで鍛えているとはいえ、ワタシに成し遂げられるのか? 疑問とおそれが徐々に沸いてきてトレッキングの打ち合わせをした一日目の夜は早く寝なければならないと思いながらもいささか心配でなかなか寝付けなかった。
同行は 元々は体育会系、12時間の立ち仕事も時にはこなす体力勝負のオットと合宿では10時間踊るよ(しかもハ☆スという脚力勝負のダンスが専門)という筋肉ムスメである。やはりワタシが問題であるとの自己および客観的認識であった。

この日朝3時半起床、一応化粧もして身支度も整える。
ホテルのフロントで頼んでおいた朝、昼、二つのお弁当をもらう。



これはホテルで作ったものではなくて外注のお弁当やさんのものらしい。かなり塩気の強いおむすびとおかず こんなの朝っぱらから食べられないよと思ったが、その後の全身汗だくになったことを考えるとこの塩辛さは計算づくかもしれない。

4時20分にガイドの方がホテルまで迎えにきてくれて同じホテルからの三組がそれぞれ車で駐車場まで そこからバスに乗り継ぎ荒川登山口に向かう。

私達のグループは 30代くらいの夫婦、20代の姉妹と40代の叔母さん、私達三人の八人。それに30代前半くらいの男性ガイドという組み合わせであった。
30代夫婦は登山慣れしているらしく、この夏も富士山を徹夜で登ったというツワモノ。叔母姪組は福岡から来たゲンキそうな九州女子。二組ともとても感じの良い人たちで、いい道連れに恵まれたと思う。

ガイドさんはクールといえばクール ドライといえばドライ わりに感情を表さず知識はあると思うけどあまり余分なことは言わないタイプ。ワタシはもう少し愛想がよくて口数も多くてももいいじゃないと思ったが、オットとムスメは ああいうのがいい 余分な感情的講釈が多すぎるとウザイと意見が分かれた。

登山口でトイレをすませて グループ毎に上り始める。
最初はトロッコ道を延々と歩く。このトロッコは大正時代に敷かれたもので林業の盛んだった昭和40年代まで伐採した杉の運搬や林業に携わる人たちの交通手段としても使われたらしい。

枕木は等間隔ではなくてちゃんと足元を見て歩かないと危ないのであまりあたりの景色を見るという感覚でない。それもかなりの早足(例えて言えば出勤時の東京駅のサラリーマンのような歩き方)で粛々と歩を進めるといった感じであった。




もう散々歩いたと思ったところで休憩所の小屋が現れる。
ここは昭和45年まで存在していた小中学校のあったところだった。ここで働いていたのは営林局の職員たちで学んでいたのはその子弟だったのだろう。
時代から言えば最後の頃の生徒は私たちと同年代くらいの人たちであろう。
ここでどんな生活を送ったのか この森を日常としていた日々の事を聞いてみたい気がする。



小杉谷小学校の跡地

ここでガイドさん
「もうずいぶん歩いたと思われてるでしょうけど まだ五分の一ですからね~」と言い放ち がっくりする。



しかし道端のびっくりするほど近くに野生の鹿が草を食べていたり、

美しいコケの森や 名前のある杉たちが徐々に姿を現す。



この様に倒木や切り倒された株にコケが生え コケのを温床として杉の種が着生する。それが切り株更新とか倒木更新と言われるらしい。



これは三代に渡って切り株更新された杉 三代杉と言われる。
自然現象を擬人化しすぎるのも好きではないけど、人が亡くなってもそのDNAや思想が子供に受け継がれるモデルを杉に見たって気がした。

途中、トロッコ道は何度も川を渡る。下を見ると川や川原。大きな岩がゴロゴロしている。手すりはなく、落ちたら死ぬか大怪我であろう。自分の平衡感覚を信じて歩を進める。頭の片隅で 芥川のトロッコとかスタンド・バイ・ミーの映像を思い浮かべながらも集中して・・・

そしていよいよトロッコ道をそれて 本格的登山道に入っていく。
家族ではワタシが先を歩いたのだが、最初の5分は四苦八苦 どこに足をかけたらいいのかよくわからないのである。無理に歩を運んだらしく後ろから着いてきた娘から見ると非常に危なっかしかったらしい。
「ねえ 大丈夫?」と心配される。
登って10分後くらいにガイドさんから 「この山の石は花崗岩だから滑りませんよ 根っ子は滑ります。大股すぎないように登ってください」と注意がある。
最初から言ってよね。すでに軍手は真っ黒だったよ。

しかし、その後はその注意を守って登っていったら危なっかしさはなくなった。(なんせ初心者ですからね)

獣道のような岩や根っ子が表面に出ている山道や 木や石でできた階段が交互に現れるが階段も等間隔でなく、転がり落ちたら大変そうなのでかなり緊張する。
一足一足 どこに次は足を置いたらいいか。どのくらい足を持ち上げたらいいか集中しながら歩くなんぞ今まで経験のなかったこと。
行程の先、まっすぐなところだと あそこまで登るの~~? マジ?とめげそうになったが 頼れるのは自分だけ。ただ足を進める。黙々と重力にさからって自分の身体を持ち上げていくだけ。

気づいたら下着代わりのブラトップとTシャツは汗ぐっしょり、帽子も汗が染みるほどだった。

この辺から屋久杉と言われる千年を超える杉たちが現れる。屋久島じゃ樹齢千年以下は小杉なんだそうです。

  



そして有名なウィルソン株にたどりついた。

 周囲13.8m


 中は泉がわく8-10畳ほどの空間になっている。

秀吉が切らせたというがこの上にどんな杉がそびえていたのだろうか?



この株の内部の中心に立って空を見上げるとハート型に切り取られて見える。
これの画像を待ち受けにすると 恋が実るらしい・・・




(ウソです 今作りました 

ここで10分ほど休憩してさらにすすむ。
クールガイド氏が 「ここから山場ですよ~」と言うだけあってこの先20分ほどの上りはハンパではなかった。

その山場を通り過ぎて お昼 まだ10時半くらいだったがホテルを出て6時間、登りはじめてから4時間半くらいは経っているのである。
疲れすぎていてあまり食欲はないが無理やり食べる。クール氏が携帯のガス?でお湯を沸かしてお茶を入れてくれる。疲れた身体に熱いお茶がしみた。

大王杉、夫婦杉などの名物杉を見ながらいよいよ縄文杉に・・・

「はい あれです」というガイドの声に顔を上げると 展望台の向こうに聳え立つ巨木

 
樹高25.3m 胸高周囲16.4m(直径5.4m)



達成感で満足なオットとワタシ。
今回のツアーは20代の若者が圧倒的に多く、途中で前後したグループに一人60代以上と思われるおじさまはいたがその次に年を食った参加者だったと思う。

しかし 行きはよいよい帰りは怖い この帰り道オットの身に悲劇(喜劇)が・・・




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