局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

また 旅に

2009-01-30 23:19:34 | 家族あれこれ(犬も含めて)
叔父が亡くなった。
先週お見舞いに行って、近いうちにとは思っていたがやはり残念なことである。
叔母もショックだろうし、義弟としてつき合っていた父がまたがっかりするのはかわいそうだし。

お通夜と告別式には 今度は弟が母を連れて行く予定になっていた。
「今度は俺が行くよ。姉ちゃんはお香典だけでいいだろ」
変な話だが、家の両親になんかあった場合でも あちらのスピリチュアル兄妹に何か頼ろうとも思わないし、父親が亡くなってやっと帰国するあちらのご長男、そんな事情の家に、こちらの方から三人も参列しなくてもいいよね~ ってことだったのである。

しかし、母が風邪をひいてしまった。
熱はないのでインフルエンザではなさそうだけど、咳こんでいて鼻声である。
どうしても家のほうから二人行ってもらいたい父に、医者に行って注射でもしてきたらどうかと言われたと言っている。
「今どき 風邪に注射する医者なんていないと思うよ それにそんな所に行ってインフルエンザでももらってきたらそれこそ大変じゃない。ママはいいよ、私が行くよ」という経緯で、私が行くことになったのである。
確かに私は腰が軽い(尻は軽くないのよ~)方かとは思うが、今月 実家に一回、みゃー地方に二回往復ってのもただでさえ予定が詰まっているのに家に居る暇がありませんがな・・・

向こうでホテルでツインの部屋もとってあるらしい。
弟と二人旅して同じ部屋に泊まるなんて何十年ぶりだろうか? あまり嬉しくないけど・・・
弟も私と一緒だとパシリになるのは予想しているだろうからもっと嬉しくないであろう(笑)

母の分として新幹線のチケットも手配済みだったそうなので、それをゆずってもらおうとした。
しかし、ここで問題が生じた。母はJRのジパング倶楽部に入っていて、その特典で3割引きだかで購入したチケットなのである。
60歳以上でないとその倶楽部には入れないらしい。

「無理無理。私がどうがんばっても60には見えないよ」と電話で言うと
「まあ それは無理だろうねえ」 と弟
「むしろ30代後半設定なら通っちゃうかもしれないけどさ」
「はいはい 姉ちゃん、幸せなヒトだねえ」

そんなアホ会話を交わしていると

「白髪のカツラかぶって 顔に皺の絵でも描いてみたらどうだ?」と父
「マスクして帽子かぶって ずっと下向いててもダメかしらねえ」と母

こういう局面でもどこかでおちゃらけてしまう 我が一族のDNAの共通点を見てしまった。

チケットはキャンセルして買い直しましたよ。
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たまには日記風に書いてみましょう

2009-01-29 22:12:36 | 日々の生活
1月28日(水)

午前中 絵付け

薔薇のプレート~娘の嫁入り道具(いつ嫁入りするかは全くもって未定)にするつもりで連作しているものの5枚目を絵付けする。
4枚目のものが焼きあがってきた。

   

さすがに裸眼でこの作業は辛くなってきたので ⑦パパさんのところで作ってきた O眼鏡(Oは老じゃないのよ~ 乱視なのよ~)が重宝である。
絵付けはひたすら忍耐である。2時間かけて5cmしか進まないこともあるが描き続ければ必ず終わる。せっかちな私にはちょうど良い修行だと思って続けている。

午後 仕事
特筆すべき事はなし。

夕飯は娘と二人で。
夫はウイークデイには珍しく飲み会で帰宅11時。次の日は会議で遅出というので結構飲んでいるようだった。風呂は明日と言って、洗面だけして先に二階に消える。
私は着物の会の書類をワードで作成。12時頃入浴しようと脱衣所に。

と 我が家の愛犬のうOこがおしっこシートからはずれて床に2つこぼれているのを発見。しかもその中の1つが踏まれているのを発見。さらに廊下にブツを踏んで歩いた痕跡も発見 

夫の仕業である。

ただちに消毒用アルコールスプレーを片手に夫の歩いたであろう後をスプレーしまくり、ペーパータオルでふきまくる。
酔っぱらいオジは気分よく爆睡中。

ベッドサイドに脱ぎ捨ててあったCrocsのB面にめりこんだブツを発見 



これは熱湯シャワーを最大出力にして洗い流したあとアルコール消毒後のもの。(さすがにめりこんだままの画像をアップするのは趣味が悪いだろうと思って)

夜中に非常に疲れる作業であった。母の大騒ぎを覗きに来た娘。
手伝いもしないで、「きれいになったら言ってね」と言って自分の部屋に引っ込む 



お前が悪い・・・ が 可愛いから許す。

1月29日(木)

ホントに稀なことだが、夫が遅出。1時に浦安というので珍しくのんびりする。
夕べのうOこ事件の顛末を話し、文句を言うと 「お前のしつけが悪い」と言いやがったので、「今度やったら自分で始末していただきますからね」と宣言しておいた。
さすがに悪いと思ったのか銀座まで車で送ってやるよ と 言うので送ってもらう。

久々にネイル&まつげサロンへ。友人と待ち合わせ。
元モデルTは手と足のネイルを 私はまつげのつけたしをする。

その後 銀座をブラブラしてH&Mを冷やかしに。



見て見て かわい~ これ3900円! と当ててみるT。
確かにプチプラだしちょこっと着られるものがありますね。
「でも なんだか春物はまだ買う気がしないね~」と言って結局何も買わなかった。

プラダ グッチも覗いたが セール品も残り少ないし春物も中途半端(買わないけどさ)何より銀座通りの旗艦店の人の入ってないこと。
人がいるのは かろうじてH&Mとユニクロくらいであった。
世の中不景気なんですね、ホント。

唯一の行列は 松O屋の前のねんりん屋であった。



子供たちが好きなので2種類のバームクーヘンを購入。
柔らかい方は今日が賞味期限っていうけど、明日帰ってくる息子が食べるくらいは平気よね。

上品な甘さでなかなか美味でした。





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嫌だ嫌だは やっぱり嫌い

2009-01-28 00:45:09 | 読む
いやだいやだと思っているものをつい覗いてみたりしたくなることありません?

私にとって そういう対象の作家は 渡辺O一氏である。

さすがに本を買って氏に印税をもたらすのもしのびないので図書館で借りることにしておりますが・・・

「あじさい日記」 講O社

(多分40半ばの)開業医が主人公。自分のクリニックに勤務する医療事務の20代の女の子と浮気中である。
 ひょんな事から 妻の書いている あじさいの模様のついた日記帳を見てしまう。 そこには客観視された自分の姿が書かれている。浮気の事も勘付かれていることを知る。 
 妻はやがて夫の愛人のマンション(主人公がお金を出して借りてやっている)に乗り込み修羅場。その時の妻の本音も日記により知る。
 やがて妻が気分転換にと源氏物語の講座に出かけることになり、その講師である元師事していた大学教授と再会。
 今度は妻が教授と親しくなり浮気に走る。 それも妻の日記で経緯を覗き見てあせる夫。

と言うお話。

この主人公の医者ったらホントに嫌な奴なんですわ。
自分がさんざっぱら浮気しているのにもかかわらず 妻の浮気は 「不潔だ」と決めつける。普段の言動もオレサマタイプである。
妻もねちっこいと言うか女っぽすぎるというか、めんどくさそうで友達にはなりたくないタイプの女性である。
まあ 渡辺氏の小説ってこういった感じの男女が多いのですけどね。きっと氏自身の投影と好きなタイプの女性なのであろう。

だいたい妻の日記を盗み見るって設定も嫌だし、こういった嫌な男女が夫婦になってしかもお互い浮気していることを知りつつセレブ生活をしているといった嫌な設定なんだから嫌な話になるはずである。(だったら読むなですが冒頭の理由ゆえ)

500ページあまりの長編であったが、読み進んだ推進力は他人の家の揉め事を盗み見るといった下世話な興味だけだった気がする。
最後も夫が盗み見している妻の日記で終わり 「・・・お互いが相手の立場をいかに寛容に理解し、許しあえるかで、夫婦の、そして家族の幸せが決まっていく。 たとえそれが仮面でも、そうすることが、社会の枠組みのなかで円滑に家庭生活を続けていくための知恵なら、避けることはない・・・」
これが結論ですか? 陳腐だね~ ムカつくね~

大筋もこういったところだが、細かいところも突っ込み所が満載であります。

会話や単語に作家の年代、世代が表れてしまうものだが、登場人物を40代に設定したならその年代にふさわしくしゃべらせたらいかがなもんであろうか?

「ワイフです」なんて馴染みの焼肉屋で言うかい?
「先生に接吻されたわたし」 アラフォが接吻なんて言うかい?
小学校の子供が 「ママ 今 なにか口ずさんでいたよ。いいことあったの?」
なんて言うかい?

奥さん・母と言えども 最近の小中学生のママたちのキャピキャピしてて若くて軽いのを知らないのだろうか? だいたい「あじさい」の柄の日記帳なんて買わないだろうさ。
とにかく会話はダサすぎ。作者にはイマドキの携帯小説でも読んで会話部分を勉強されて欲しいわ。まだしゃべり言葉に限っては荒唐無稽の携帯小説の方が現実的であろう。(もっとも恋空を10話まで読んで気分が悪くなって撤退した私なので詳しくは存じませぬが・・・)

加えて彼の小説の主人公は医者が多いけど、医療現場も渡辺氏が現役だった頃(昭和40年代?)の雰囲気で時が止まってるんじゃなかろうか?
やたらナースやパラメディカルを下に見てるし、いくら自分のクリニックだとはいえ昨今は先生様じゃやっていけないであろう(私の知り合いの開業医の先生はスタッフのおやつを用意するために自らコンビニに買い物に行くらしいw)
平成20年代の医療現場の人間関係ってもっと希薄だし、医者が威張ってられないと思うよ、多分。

普通に生活してれば違和感を感じる小説内のこういう事って誰か指摘しないの?
大講O社の編集者の人たちって 御大の渡辺先生には物も言えないの?

読後一番の感想はそこでありました。

これが文芸作品と銘打たれて書店に一時的にでも平積みされるのってねえ・・・


文句ばかり垂れましたが、私 氏のイニシエの小説 「阿寒に果つ」 好きでしたね。
自死した早熟だった女流画家、彼女をめぐる男たちの視点から見た小説。
クリスタルのように繊細な少女画家が相手によって違う姿を見せていた様。
北海道の自然の中で自己陶酔の内で美しいままで死んでいった少女が脳裏に浮かび、それがいまだに残っているような 忘れがたい作品だった・・・のにな。

年の取り方は色々なんだなあと考えさせられる本であった。

長々毒舌すみませぬ。

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観劇で分裂する

2009-01-26 21:05:45 | 見る(映画 劇場 美術館など)
先週末、叔父のお見舞いから帰ってきた次の日から連続観劇だった。
チケットが取ってあったので続いてしまったのである。

* 宝塚 雪組 青年館での 「忘O雪」Oはれです。

音O 桂(Oは月です)主演。 お互いに惹かれあいながらもすれ違う男女の純愛を美しく描いた物語 だそうです。



ストーリーが韓流っぽいメロドラマでしたね。
趣味じゃなかったので批評はしないでおこうっと。
ただ 収穫は 主人公(音O)の親友役の男役 凰Oかなめ(Oは稀です)
背が高くてスタイルが良いし、芝居がのびのび軽やかで良かった。
この後☆に組み替えだってね。音oちゃんとのコンビがなかなか良かったのにちょっと残念ではあります。


* 土曜日 夫と下北沢 本o劇場に

町田康原作 パoク侍切られて候(oはンです)

 ←プログラムもヅカとは大分違いますのよ。

脚本と演出は 山内 o哉氏(oは圭です)

時代?物。


おそらくは江戸時代
平和極まりない黒和藩の街道に、二人の牢人が現れる。
牢人は抜く手も見せずに、太刀を振りかざすと、ずば。と、茶屋にへたりこむ巡礼中の老人を袈裟斬りに。
「びっくりしたじゃないか。なぜそんなことをする?」と問うたまたまそこに居合わせた藩士に掛は「こやつは新興宗教・腹oり党のメンバーですよ。殺しておかないと腹ふりが蔓延して、あなたの藩は無茶苦茶になってしまうよ」と答えた。
腹ふり党?なにそれ?ほんとにあるのそんなの?ってゆうかそんなに恐ろしい宗教なの?ってゆうかマジで?みたいな感じで、殿に進言。何故か家老の権力争いなんかにも巻き込まれて事態は意外な方向へ・・・
奇才・町田康の創作SF時代小説を浪花の星・山内o哉が完全舞台化!
2006年に大阪のみで公演された初演を完全版として再演決定!
乞うご期待!!


ホームページより抜粋

はちゃめちゃと言うかあほらしと言うかシモネタも満載 それでも笑っちゃったからいいのですが・・・

山内氏は才人だし、いい役者だね。かっこいいし 声もいいし 華もあるし
この人の大阪弁のアクセントの入ったしゃべり方、大好きです。

 ←この写真じゃかっこよさはわからないでしょうが・・・

チケットをとってくれた人(関係者)にお礼方々感想を書いたメールをしたら・・・

「アホらしさを楽しんで頂けたんであれば 感無量です。局さんの二日間の観劇のギャップたるや凄まじいものがありますね。 ご指摘のとおり・・・ 以下略」

ちょいと内部ネタつきのメールが返ってきて楽しかった。
そうか、アホらしさを楽しめばよかったのね♪W

確かに 前の日のメロドラマとこの日のはちゃめちゃ芝居じゃかなり隔たりを感じたなあ。鑑賞脳が分裂したような気がした。




ここのところ 帝劇だの宝塚劇場だのきれいな劇場に慣れていたので、この古びた空間と汚い座席が却って新鮮だった。
夫は隣の若い子の腕が手すりを越えて侵食してきて落ち着かなかったと文句を言ってましたが・・・ 

殆ど満席だったのは驚き。
夫と私でだいぶ観客の平均年齢をあげていた感じもあるけど・・・





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蟹♂ & 蟹♀ と アラカン

2009-01-24 14:50:14 | 食べる
昨夜は夫と会食だった。夫の仕事関係者にご招待され 中O飯店 六本木店である。



A総理をはじめ有名人御用達のこのお店 私は初めてである。(私以外の家族はくやしいが行ったことありなので行きたかったのですが)上海蟹のシーズンのすべりこみセーフである。
ご招待してくれたのはその組織で一番エライ方と二番手の方。お二人は分野は違うが小学校から高校まで同じ学校の幼馴染だったという還暦少し過ぎの団塊の世代のおっさんたちである。(around還暦で アラカンと命名)
彼らに会うのは私は二度目。なぜか年末初めてお会いした時も話が盛り上がり、「今度ぜひ奥さん蟹をたべに行きましょう、OO(夫)は来なくてもいいから奥さんだけでも(笑)」と言われ夫は苦笑していたのですが・・・
お世辞だと思って受け流していたのがホントにこの日を指定してご招待してくれた。

時間ぴったりに店につくと 奥の良いテーブルにすでに二人は着いていた。
テーブルの上に紙を広げて額を寄せ合って熱心に議論?している。

さすが、こんな場所にきてまで仕事の話なのね~ と感心していたら、その紙は競馬新聞であった 
「ハハハ いいですよ競馬は たくさん賭けなくてもいいですけどね 必ず賭けてその間熱中するのが大切なんですよ。」とのこと。

チンタオビールを飲みながら、コースを堪能する。
まず 上海蟹の老酒漬けをはじまりに クラゲの前菜 エビの湯葉まき フカヒレ(手のひら大のものがドカンと2つ)上海蟹の♂♀一匹ずつの食べ比べ(幸せを感じた) 揚げたタケノコと青菜の炒め物 などなど 
〆はメニューに載っていないカニそばだった。白湯スープに蟹の身がごっそり入った細麺の中華麺、実は私はラーメンってものが苦手で殆ど食べないし、ましてスープまで飲み干すなんてことはないのですが、量も少ないこともあったが全部飲んでしまうくらいおいしかった。
デザートにはゴマ入り白玉だんごが熱いシロップに入っているもの。これもシロップの甘さとゴマのほろ苦さが絶妙にマッチしておいしかった~
(写真をとりたかったけどさすがにできなかった)

かなりの量を食べたわけだけど、薄味だし、油もしつこくなく 日本料理のコースの感じですんなり食べられた。

食事も満足だったが、途中のアラカンおじとの会話も、かなり面白かった。
夫の仕事仲間と食事したことは何度かあるが たいてい専門的な話になって聞いててつまらない事が多いものだが、私に気をつかってくれたのかその辺は避けてくれていた。
実はこの日は 日本青年館でやっている雪組の初日を見てからこちらに回ったのだが、「今日は宝塚を見てきました。」と言うと アラカンおじ1が大変盛り上がった。
「ボクも若いころ 雪組の男役のOOちゃんの大ファンでしてね。毎週日O谷花壇から花束を贈り続けてね、トランプのカードを一枚必ず添えてね~」
「へ~ 粋な事をなさってたんですね~」
「向こうも意識してくれてね 花屋を通して会いたいって言ってきたんだよ」
「それでお会いになったんですか?」
「いや、お互い夢をこわしちゃいけない。舞台を遠くから眺めているので十分ですって言って会わなかったんだよ・・・」

今はチョイメタのおっさんだが背は高いし20代の頃はなかなか素敵だったはずですが・・・

「SKDも通ったよな(アラカン2に) こいつと一緒に看板ぬすんだことありますよ。それでしばらく部屋に飾っといたな~」

などホントに面白いアラカンおやじである。
歌舞伎もバレエもかなり造詣が深いようである。
そして日本全国も旅している。それもわざわざ長距離バスで行ったり在来線を乗り継いだり着くまでの過程も楽しんでいらっしゃるようだ。
夫が
「この前 ニョウボが一人で広島に行っちゃいましてね~」などと私の10月の広島旅行の話をばらすと 
「広島? あそこは飯がうまいでしょ。アナゴは食べましたか? 地元でとれるアナゴの店はOOって言うんだよ。あそこがうまい。 あっそう岩国にもいったのか。白蛇見ました?」と詳しい・・・
来月は 江田島の海軍兵学校の跡を見に行くらしいので ちょっと偉そうに 大和ミュージアムのことを教えてあげた。

もちろん仕事も人一倍なさってるはずだけど色々な分野で人生を楽しんでいる人っていいなと思った。

食べている途中で この店のオーナーも奥さんも挨拶に来た。30年来のお店がまだ小さかったころからのお得意らしい。新しい派手なお客より昔からのお客を大事にしてくれるんですと。
「華僑で成功する人はそういうところ義理がたいからね」とのこと。

しかし、ポロシャツにカジュアルズボン(パンツと言うよりズボン)ペットのウサギがかじるので穴があいていると言うリュックに帽子、ポケットに一馬、見かけは日比谷公園で年越しした方々とあんまり違いはないんですが・・・

「奥さん 今度はぜひ競馬に行きましょうね。なあに旦那に仕事させといてその間行けばいいんだから」

これももしかしたら実現するかも な 勢いである。

明日の朝ごはんにでも食べてくださいとお土産に中華饅頭までいただいてしまった。



「おまえは アラカンに好かれるな~」
と少々呆れ顔の夫・・・
どうせなら アラフォーのイケメンあたりも縁があって欲しい(笑










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づがれた

2009-01-22 18:38:18 | 日々の生活
昨日の夜は叔父の顔が浮かんできて、お客部屋で一人なかなか眠れず、明け方は金縛りで目が覚めた。
必死でもがいて動けるようになったが心臓ドキドキだった。
スピリチュアルにやられたね。元々嫌いなんだっつーに!
午後、もう一度病院に行き、叔母とともに主治医に家族の意志を告げて東京に戻る。
満員の山手線でこれを携帯で書いてるんだけど、みゃー地方の地下鉄は空いていた。昨日叔母と寄った松○屋の特選食堂のガラガラな事にはどえりゃーおどろいたで。
やっぱりト○タのお膝元ってことで不況もろかぶり?
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お見舞い

2009-01-22 01:15:20 | 日々の生活
叔父(父の妹の連れ合い)の見舞いにきている。
東海のみゃー地方である。
一年前に不眠症のために安定剤を飲んでから食欲不振でみるみるおとろえてしまったらしい。
五年ぶりに会った叔父は変わり果てた姿で人工呼吸器につながれていた。
意識もなかった。
担当医に回復の望みはないことと延命治療をどこまで望むかを聞かれた。
急にそんな事聞かれて普通の人は冷静に答えられるのでしょうかね?
叔父夫婦の長男は外国で暮らし、長女は謎のスピリチュアル系合宿中らしい。
電話で相談した時の二人からの感謝の言葉が耳にそらぞらしいんですけど…
本来ならばここにいるべきはあなた方でしょうに。

叔母があまりに落ち込んでいるので、日帰りできなくなってしまった。

明日もう一度病院に行ってから東京へ戻ろう。
色々な感情をかかえながらのお見舞いって疲れるね。

東京に帰ってコメントのお返事はいたしますね。
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歌舞伎三昧の週末 vol.2

2009-01-19 22:36:54 | 見る(映画 劇場 美術館など)
先週見られなかったシネマ歌舞伎 らくだ 連獅子をやっと見る事ができた。



銀座 東劇です。



ロビーには勘三郎の屑屋の久六がお出迎え

夫婦でさんざん予習したらくだである

上方落語の世界が歌舞伎の舞台でどのように表現されるか興味があった。

ははは 笑えた。展開がわかっているのに思い切り笑えた。
注目のかんかん踊り(かんかんのう)の時は想定以上のバタバタっぷり。 死体のらくだ(亀蔵)をあやつる 半次(三津五郎) 歌う久六(勘三郎)。
ドタバタ逃げ惑う 家主(市蔵)と女房(彌十郎) らくだにのしかかられた家主夫婦が悲鳴をあげて転んで 久六の上に倒れ込むところで 勘三郎も笑いころげているんだもの。
本来役者が自分たちの演技に笑うのなんてルール違反かもしれないが、それがますます見てるこちらの笑いを誘い ホントにお腹を抱えて笑えましたわ。

あとになって 「私は怖いと笑ってしまう癖がありましてね」と言い訳?していた勘三郎さん あのせりふはアドリブだと思うな~

期待以上に面白かった。

そして連獅子



獅子が自分の子を崖から突き落として鍛えるという故事を踊りにした演目。
親獅子に勘三郎 子獅子に勘太郎 七之助兄弟という親子共演であった。

狂言師から獅子になってからの踊り 見せ所の毛振りは鬘の毛先の翻りまで同じ弧を描く三人の息の合い方。

結果としてこれだけの芸を見せる裏にはどれだけの稽古 修練があったことだろう。子供が親の芸を継いで伝えていくのが伝統芸能の世界だろうが、血のにじむような苦労を経た結果の親子共演は美しかった。
涙出ました。

帰り路 夫に

「ねえねえ ああやって子供が親を継いで一緒に仕事できるっていいよね。なんか私じ~んとしたわよ」と言ってみた。

「うん そうだね」 と夫。

しかし、我が家の場合、息子も娘も夫とはまるで違う道にすすんでいる。

「あなた、さびしくない?家の場合はあなたと全然違うことしているけど。やっぱりOO(息子)には自分と同じ道にすすんで欲しかったんじゃないの?」

「あっ それはないな。 あいつらは自分がやろうとした事をやるのでいいんだよ。俺の仕事を見た上でそれをしたくないって思ったのはそれはそれであいつらの選択だろ。むしろ 歌舞伎みたいな世界で絶対に親を継がないといけないってプレッシャーがある方が可哀そうだと思うよ、俺は」

だそうだ。

良い事言うじゃん 夫よ。


しかし、これで夫を良い人と誤解しないでくださいね。

今日のニュースで築地市場を外国人観光客に再度見学を許可という話題の中で、過去のマナー違反の場面を放送していた。
その中で 立入禁止のエリアに土足で入って写真撮影をしているものすごいデブの白人のおばさんを見て
「マグロが立ってんじゃないよ」と突っ込んだのも夫である。

お口に毒 は 局夫妻の共通項なのであります。
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歌舞伎三昧の週末 vol.1

2009-01-18 22:07:37 | 見る(映画 劇場 美術館など)
    


昨日は 舞台友Nとやはり同窓生のMと一緒に 浅草に行った。
新春浅草歌舞伎見物である。

まず こちらで待ち合わせ



まだ初詣の時期なのか 雷門も仲見世通りも大変な人出だった。
繭玉や縁起ものの飾りが新年らしさをかもしだしていた。

  

まずはお参りをして



三人でランチに・・・ 明治3年創業という天ぷらの老舗 中O(Oは清です)


息子にかぶせた帽子 私がかぶるとこうなります(笑) Nと



Nがここでかきあげ丼でも食べようよ と お座敷を予約しておいてくれた。



こんな街の真ん中にもかかわらず 鯉の泳ぐ中庭なんぞあってなかなか良い雰囲気である。

従業員の方も着物を着て お座敷の個室に通される。雰囲気もよろしい。

ところが と~ころが・・・

かきあげ丼を食べたかったのにメニューは天ぷらコースしかなかった。
土日は コースのみでランチメニューはないんだって。 
それならまあコースでいいやと思ったところ、7千円からというので目が点になった。
観劇する日はランチまでそんな高いもの食べたくないじゃないの。
しかし ここで三人して じゃ 失礼しますってわけにはいかないので7千円コースを注文しました(心で泣いて) 
まっ お正月だし たまには贅沢しようね~ 主婦って揚げものすると自分じゃなかなか熱々のうちに食べられないものね~ と 自らを元気づける三人(まあ私より二人の方がお金持ちだけど・・・)

で、コースは

 前菜

 おすまし(海老しんじょ入り)

 お刺身3点盛り(ちっちゃ~い切り身が2つずつ)

 酢の物
 天ぷら盛り合わせ(あなごとエビとはぜだったかな)

これにご飯とみそ汁 デザートはイチゴだった。

かき揚げ丼の恨みも入ってますが これで7千円は老舗のおごりっちゅうもんですよ。
まずくはない が、 おいしくはない。 何より箱入りの天ぷらが熱々じゃないのが凹んだ。

そして料理のインターバルの長いこと・・・
まあ 気が合う女三人でおしゃべりしながらだし 公演まで十分時間があったのでよかったのですがね。
またはなれのトイレはレトロで和式に草鞋がそなえつけてあるが死ぬほど寒いので高血圧の方は注意されたい。

雰囲気を楽しみたい向きにはよろしいと思いますが 7千円出せばもっとおいしいものは食べられると思うな~

と まあ気を取り直して 浅草公会堂に

   劇場もお正月らしくてワクワクする瞬間ですね。

公会堂の前の地面には有名人の手形がたくさん




誰の手がきれいだの大きいだの色々品定めて楽しむ。(森繁さんの手が指がすんなりでとてもきれいなのにびっくりした)

この日は第二部を見たので 演目は

一本刀土俵入り と 京鹿子娘道成寺



まず口上では 亀鶴くんが携帯を使った 今風の口上を述べる。若手の活躍の場なんだからこういったお遊びも有りでしょう。

一本刀・・・ では 取り的(おすもうさん)に 中村勘太郎くんと 酌婦のお蔦に亀治郎 亀治郎の女形ってアダっぽいのね。びっくりした。 お蔦の亭主の辰三郎に松也。ジャニーズ系だった。
これは何度か歌舞伎座で見てるけど やっぱりみんな若々しいしエネルギーが伝わってきて楽しい。
勘太郎くんの声やせりふ回しがお父さんに似てきたのでびっくり。いい役者になったね~
最後に お蔦のためにやくざをやっつけて見得を切る場面はお約束なんだけど泣けました。

幕間には お姉さんがお茶や甘いものなど客席に売りに来る。歌舞伎座や国立にはない下町っぽさがいいわね~ 塩豆大福を食べてしまった。てんぷらよりおいしかった(しつこく)

その後の 道成寺の白拍子役は 七之助くん。 んまあ あまりの美しさと可憐さに感動した。ホントにこの子は輪郭がきれいで中高で女形をするために生まれてきたようなお顔立ちなんですね~
劇の中だと他の人に比べて背は高すぎる気もするけど、あの細みに小顔で着物姿も美しい。
引き抜きの演出も 楽しいね。着付けはどうなっているんでしょうねえ・・・

実は今日の席は 3階席だった。一番安い2千円席であります。

例によってチケットを手配してくれるNが

「局、今日は豪華天井桟敷だからね。オペラグラスは絶対持っておいでよ。ただ、柱も無駄なてすりもないから案外よく見えるからね」と念を押されていたのですが・・・

ホントに一番安い席のわりにはよく見えた。舞台全体が見渡せるし 10倍の望遠鏡で見れば表情までよく見える。(七之助君の額ににじむ汗まで)

花道が見にくいのがちょっと難点だけど、これなら2千円席で十分いけると思った。(歌舞伎座の3階席は遠すぎるけど)

舞台が終わって 浅草駅前のからくり時計で7時を確認して家に帰った。



実はこの週末 次の日(今日ですが)シネマ歌舞伎(らくだ・連獅子)でまた中村親子にお会いした次第です。(私も好きね~)
そのご報告は明日のブログで・・・
 






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おっちょこちょい

2009-01-16 20:40:10 | 日々の生活
仕事から帰ってきたら宅急便の不在票が入っていた。

再配達してもらおうとドライバーの携帯に電話した。
この辺の担当の見覚えのある名前だった。

ところが・・・

聞き覚えのない声とちょっと不思議なアクセントの違い・・・・

何度もこちらの名前を言っているのに間違えて聞き返す・・・

住所は? って聞かれたので 「OO町」って答えたら・・・

「はっ? OO町ですか?」

「はい ××区ですけど」

「お客さん 私は名護市担当なんですけど・・・」

携帯番号の末尾4ケタを伝票ナンバーの下4ケタを入れ替えてかけちゃった。
ネコさんの会社は080のあとの4ケタは共通みたいですね。

これをおっちょこちょいと言う。
私の実家辺の方言だと おっちょこちょい=おちょちょら となる。
こちらの方が可愛げありません?(無いか)


つけたし)

さっき帰ってきた自他ともに認めるおちょちょら男の息子。
いよいよ明日がゴルフのコースデビューである。
今頃になって初心者のゴルフの心得のHPを見て 「ヤバイっ 帽子は必須なんだ」 と 言い出した。

こころみに 私の帽子をかぶせてみた。



「これでいいんじゃない?」と言う母を無視して ドンキに帽子を買いだし&最終調整のための打ちっぱなしに行っている。

さて、明日は無事に終わるのだろうか?



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ふるさとの山に向いて色々思ったりする

2009-01-15 20:03:18 | 日々の生活
昨日の朝 7時頃、夫の出勤時刻に家を出て実家に向かった。
犬と二人旅である。

都内の幹線道路はまだ渋滞しておらず、高速の入口までは今までの最短時間で着いた。
更に高速道路もすいていて快適にとばすことができた。
道半ばをすぎると ふるさとの山が見えてくる。見慣れた山(10年間その山から吹き下ろしてくる風に向って登校した)の向こうにはすっかり雪をかぶって真っ白になった県境の山も見える。

真っ青な冬空から斜めに差しこんでくる朝日のまぶしさ。くっきりと空に描かれる山の稜線。
ドライブって朝がいいな と 思った。

実家に帰った目的は 父の定期検診に付き合うためだった。
年末年始に一緒に過ごした時に 気分が悪くなって倒れそうになった父。
母に聞くと 12月は何かとおちこんでいる様子だったと言う。
4年前に脳梗塞を患って、早期発見でそう後遺症は残らなかったとはいえ、加齢のせいもあって なかなか単語がでてこなかったり物忘れする頻度も高くなった気味もある。
おととし、国道で自損事故をおこして VOLVOを一台廃車にしてしまったことをきっかけに(幸い自分も他人も傷つけずにすんだが)運転免許を返上して以来、だんだん行動範囲も狭くなってしまっている。

「このさい お前が行って 主治医に今の様子を話して これからの治療方針聞いて来いや。薬も3か所からもらってるのが統一してもらえるように手続きしてくれば」 と 夫

「ねえちゃん 頼む。一度話をしてだいたいの方針が決まったら細かいことは俺が動く」 と 弟

ってことで実家について父を載せて かかりつけのクリニックに。
ここは 父が入院したところのサテライトの老人向けの診療所である。
外来担当の医師は 弟の小中の同級生、私の後輩でもある女医さんである。
高校でも一緒だったので記憶にあるが 当時もんのすごい美少女で有名であった。
あらかじめ弟より 「OOちゃん、貫録でたぜ~」と注意を受けていたのでそう驚かなかったが ほえ~ 月日は流れ、貫録と脂肪が積もったOOちゃん。町ですれ違っても絶対わからなかったであろう。

しかし月日は ツンとして生意気なお嬢様キャラだった彼女の雰囲気も変えていた。気さくにてきぱきと話しを聞いてくれて 今後の方針を提案してくれて、私たちが心配していた点を踏まえてこれから治療も考えてくれると快く言ってくれた。

そして父が落ち込んでいたこと、時々頭が真っ白になるような気がすると自分でも言っていて、客観視すると いわゆるまだらぼけの様な症状を感じるというのはまるで認識していなかったようだ。
「お父様はとてもしっかりしてると思いますけどね」とも言っていた。
う~ん 外に出るととてもしっかりするのだけど・・・

待合室で待っている間 父と色々話もしたが、確かに普通に話している分には言葉が時々出にくい点以外はしっかりしている。
それどころが、昔のことはめちゃくちゃよく覚えている。

「OO通りにバス路線がないのは昔からだよ。橋ができたのが新しかったからな。」
「へえ あの橋はいつできたの?」
「うん あれは新しいんだよ 昭和25年だな」

・・・って新しかないと思うが よく覚えてる・・・

待合室で死んだ兄(私にとって伯父)と高校で同級生だった知り合いと会って挨拶していた。

「OO兄が OO高で二年上にいたから 俺はとても助かったんだ」
「へえ どうして?」
「OO兄は ガキ大将だったし いつも制服のポケットに小銭をジャラジャラ入れていて子分にソバだの饅頭だのしょっちゅうおごってたからな。その弟だっていうんで俺はいじめられたことなかった」
「あはは OOおじさんらしいね。昔から太っ腹だったんだね」
「入試のときもな。俺は学科は大丈夫だったけど体操が苦手だったんでな。肋膜やって身体も弱かったし」
「うん」
「そうしたら 入試の手伝いで記録係をしていたのがOO兄の友達でな。懸垂なんか3回くらいしかできないのを13回にしちまうし、短距離走なんかは1秒くらい短くして記録してくれたらしくてな」
「あはは それってひど~い 不正入試じゃない」
「もう時効だろ」

母とはよく話すが 父と二人っきりで話をすることって考えてみたらあんまりなかったような気がする。

これからは帰れる時は帰って まだ知らない父の面をたくさん聞いておきたいな とも 思った。


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今頃初詣とシネマ歌舞伎の予習と

2009-01-13 20:37:11 | 日々の生活
昨日は息子と娘はそれぞれおでかけ。夫が仕事から朝帰りする予定だったので自分の予定は入れなかった。
しかし昼過ぎても帰ってきやしない。 

それならそうと他の用事も出来たのにと思っていたらメール着

「悪い悪い 出ようと思ったら捕まっちゃった。今終わったからこれから帰る」

いつもの事だから仕方ないのであるが、昔はもっとひどかった。土日もほとんど夫は職場に行かない日はなかったし、いつ終わるかわからないかったので予定なんて絶対たたなかった我が家の状況であった。

まっ しょうがないんですけどね。
夫の激務を(一応)ささえ 子育てをほぼ一人で奮闘し私もいつの間にか強くなっちまいましたわ。

昨日は シネマ歌舞伎 勘三郎の「らくだ」 と 「連獅子」 を見に銀座に行く予定だった。
しかし 夫が帰って来てからだと最終上映時間には間に合わない。
来週以降にもちこすことにした。

「そう言えば 初詣いってないね」と言う話になり犬の散歩がてら出かけることにした。

  

この辺では大きな由緒ある神社。

夕方にもかかわらずお参り客が結構いた。その中には晴れ着の女の子たちもチラホラ。
そう言えば成人式だったのね。
去年の娘の成人式のさわぎからもう一年たったんだな~ としばし感慨にふける。

犬連れだと本殿の方には入れなかったので 代わる代わるお参りをする。

そうしたら夫が

「今年は 買おうかな?」と言いだした。



へ~ 珍しい。縁起担ぎをしない我が家、だるまを買ったのって10年ほど前、息子の中学入試以来である。

「今年は変化の年だからな」 と 夫。

そうなんです。夫周りに少々変化がありそうなんです。
だるままで買うなんて 相当気合いが入っていると見た。



私の願いはもう少しハードじゃなくて年なりの働き方にシフトして欲しい、それだけである。
そうなるといいんですけどね・・・

家に帰ってご飯を食べたあとビデオを見た。
シネマ歌舞伎で見る予定の「らくだ」の予習を落語でやろう ってことである。
今回も舞台友Nが貸してくれたものである。
Nが 宝塚 バレエ 歌舞伎 映画 オペラ部門、 吹奏楽器奏者であるNの夫は オペラ クラシック ジャズ 落語部門に詳しい。
落語のほとんどの演目は 画像や音声でコレクションしてあるらしい。
本当に資料館のような家である。



ヴィデオってのも渋いけど 我が家は17年ほど前に買ったビデオプレーヤーが現役である。(リモコンはいかれてますが)

らくだは松の助と米朝のものが二種類入っていた。

昨日は笑福亭松の助のを見た。
ブラックな笑いの落語である。けどめちゃくちゃ面白い。

ケチな大家のところにらくだの死体を担いでいって カンカン踊りを踊らせるところ、小心者だと思った屑屋が酒乱で飲むごとによっぱらっていく様。
笑いながらも うまいよね~ と感動しながら見た。

見終わったら 日本酒が飲みたくなったので冷酒一杯ずついただく。

そして カンカン踊りの真似がどっちがうまいかやってみた。

ホント影響されやすい アホな夫婦だね。
子供が居る時にはできないね。
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寒かったけど平和な一日

2009-01-11 23:52:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
夕べ 遅く帰ってきた娘、例の如くものすごい荷物である。(作品、教科書類、ダンスの着替え・靴、化粧道具など) 私が1泊か2泊で持ち歩くくらいの荷物を常にもっているヤツである。

見慣れないバッグだったので

「また買ったの~?」と聞いたら

「聞いて~ 超ラッキーなんだよね kab×italのセールに行って帽子を買ったら福引で一等で1万円分の商品もらえた!」だそうだ。
へええ ラッキーだけど こんなところで運を使い切らないことを祈る・・・




娘はこの店が大好き。わたしから見るとちょっと変わりすぎててその割には高いしなんだかな~と思うのですが・・・

この帽子も どう見ても 「日本軍」 とか「私は貝になりたい」 とか思いおこさせませぬか?

娘がかぶるとそれなりに似合うんだけど・・・



ヤンキー座りする娘と 遊ばれる犬(いじられているとご機嫌)

そして今日。。。

夫が休日出勤、娘もダンスに行くというので 私はジムに行くことにした。
1時間のスタジオプログラムをこなしてサウナでゆっくり汗を流して帰ってきたら、娘はもう出かけていて、代わりに息子とM子がいた。

「今日はヒマ」 だと言う。

自分の分だけですむと思った遅めの昼御飯を作って三人でハムナプトラ3を見てダラダラした午後を過ごしていたら 娘より電話

「駒×で ◎◎が劇やるんだけど 見にこない?」

娘の親友の◎◎は大学で演劇をやっている。

今日は寒いから家にいようかと思っていたのだが 息子カップルにその事を告げると ノリノリで一緒に行こうよと言われる。

う~~ん 学生演劇って昔から何度か見てるけど あまり当たりはないのよね・・・ 

しかし、娘のダンス公演もかかさず見に来てくれる彼女の晴れ舞台 たまには行くか・・・
ってことで 駒Oに・・・




舞台装置も簡素なじみ~な空間だった。

安O公房の戯曲 友×(×は達です)

「安部×房の描く黒い喜劇の幕が 今、開けられる」とキャッチコピーになっているが 黒いのはわかるとして喜劇かしらね~? 一つも笑えるところがなかった。
延々2時間 途中で2回ほど落ちた。

娘の親友はその美貌で一人で目立ってはいた。
彼女のママも見に来ていて挨拶はしたのだが、終わったとたんに私のところに来て

「なぁんにも意味がわからなかったわっ」ときっぱり言っていたのには笑った。
私もそう思いました。

ただ長せりふをみんながみんなよく暗記したもんだなと言う点では感心した。(さすが ○大生)

O大キャンパスを出るころにはもう7時になっていて、お腹がすいていたので、帰りのスーパーで出来合いのものを買い、家の冷蔵庫の中の物も適当に組み合わせてさっさとできる物を作ってみんなで食べた。やはり女手が三人分あると準備は早かった。

夫が電話してきて 「みんなでOOの演劇見てきて 今四人で夕食食べてるところよ」と言ったら

「へえ 仲良く四人で家族みたいなことしてるね」と言われた。

そう言われればM子もなし崩しに家族ですな~ でも夫は一人でちょっとひがんでいる様子だった。
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考察と後日談

2009-01-10 00:16:14 | 様々な思い
数日前の私のブログで、30代独身の友人がお相手を探しているということについて記した。
その際 チョイ悪中年・わりに遊んでいるんじゃないかい?疑惑を有するイーサン氏から以下のコメントをいただいたので、今日はそれに対する私なりの考察と、この件の後日談を記してみたいと思う(私もヒマっちゃヒマね)

以下赤字 イーサン氏コメント↓

そうなんですよね~~以前にも書いたけど、近頃は力関係も
若いほど♀>♂のようで、真面目で普通で
人も良いような男は若いうちに網に引っかかってしまって、アラフォー近づくにつれていい女と、釣り合いそうにない男が世にあふれてくる傾向ですね~~(若いときはこれと逆パターンのペアが結構多い)。私の周りにも独身ならほっとかないのにというようなアラフォー独身女性は片手で足らないくらいいるのに、紹介できる独身男はホントにいません。
それにしても、周りは美形の集まりですね~~(笑)


この件は細かい世代差もあると思うが、いい女余り年代を30代半ばから40代半ばと仮においてみて考察してみたい。

私たちアラフィ世代の若い頃って言うのは まだ前時代の価値観が残っていた時代である。
結婚適齢期をクリスマスケーキになぞらえていたことを覚えているだろうか?
24までは売れる 25過ぎると売れ残ると女性が定義されていた失礼な時代の価値観ってものです。

今の若い女の子にそんなことを言えば鼻で笑われるかセクハラで訴えられるだろうが・・・

この比喩をいい例として、私たちの世代はまだまだ結婚は女の幸せ、男は仕事をして家族を養い、女は家庭にいて子育て、内助の功を発揮して夫を支援するのがウツクシイという価値観がまだ残っていた最後の時代だと思う。
(それがいいか悪いかと言うのはここで言及するのはやめておく)

そして時代は変わり 女性の進学率は伸び、社会進出においても表面上では男女は平等という時代になったわけであります。
しかしそれは飽くまでも表面上で、人間の本能からくる価値観ってのはあまり変わらないのではないかと私は推察するのであります。

男度が高い男ってのはやはり攻撃的で進出的である。
太古の昔 果敢にマンモスを追って狩りをしてきたタイプのオトコたちである。
その系列が対外的にバリバリ仕事をこなして、ある種競争に勝ち抜き、子孫を残す一方で家庭のことは妻にまかせるタイプに進化してるのではないのではないかと思うのである。

そして、ここで取り上げた40+-5歳前後の独身のいい女たち。
彼女たちは自分自身を高めようという意識が強く、社会的責任感も強い。オトコ並に仕事をこなそうとずっとがんばってきた人たちが多い。いわゆる結婚適齢期には 結婚?それどころじゃないわよ。仕事が忙しくって(もしくは 楽しくって)という感じであっただろうと推察される。またそれを後押しする時代的背景もあったような記憶がある。(その後ゆりもどしもあったようですが)
そして彼女たちは向上心が強いから仕事と同時に自分の外面 内面ともに磨くのを忘れていないので 加齢に対抗していい女として残留することができているのではないだろうか?

時として、オトコ度の高いオトコの中でも心の広いタイプはその手の向上心の強いオンナを選び、家庭維持も自らが分担しようという種も存在する。ここのところワカイコたちの間はその割合も多くなっているような点は喜ばしいことだとも思う。

しかし、(時代が変わったとはいえ)そこまで色々並行してこなせるオトコはやはり少数派なのではないだろうか?

そして、「そこまで自分ががんばらなくてもいいけど~ とりあえずいいオトコをつかまえとこう」ってある意味クラシカルな女的価値観をもった女がオトコ度の高い一般的な(多数派の)オトコを若いうちにつかまえたってことだったのではないだろうか?

ジェンダー学者におこられそうな推察ですが、事象についての推察であってそれが良いか悪いか、また身近に考えて、自分のコドモタチがどういう生き方を選択してほしいかってことは今の私にもわかりませんけどね。

ただ、女性の寿命は延びたけど 生物的に妊娠に適する年代は昔から変わらないっていうのも悲しいね。おとこはがんばれば結構な年になっても父親にはなれるのに。
その辺はオトコとオンナの基本のところでの不公平だと思う。 その点もイーサンさんのおっしゃる不均衡の 隠れてはいるけど結構核心的原因かもしれない とも思いまする。


で、後日談に話は飛びますが・・・

昨日、夜遅く、まだ職場にいる夫から電話がかかってきた。

「今さ 10月から週2回ここにきてるOO××と話したんだけど」

「ん? なんの?」

「お前の友達の真奈美ちゃんのこと」

「ああ 誰か思い当たる人いるの?」

「いやOOさん結婚相手探してるんだって 」

「あらそうなの? いくつ?」

「××おいくつですか? 44か。それで今彼女いないんだって えっ?ここ20年ずっといないんだって」

「(小声)まともなの? どんな人?」

「○○さんは ××出身だったよね。それでどういう人が好みなの? うんうん 美人で 細くて 性格がいい人だって」

「真奈美ちゃんは 美人で細くて性格いいよ」

「OOさん ちょうどいいよ お前このまえの写メおくってくれないか?」

・・・・しばし中断・・・・

「○○さん 写真見て素敵な人ですねっていってるよ」

「あらそう それはそれは」

「ただ・・・」

「ただ・・・?」

「こんな可愛い子がどうして今まで残ってたのかが気になる んだと」

次の瞬間私は

「人のこと 言える立場かっ!」

と電話に向って叫んでしまった。

それが 受話器からもれて OO氏にも聞こえたらしい。

「そうですね すみません」と夫の隣で謝る声が聞こえた。

げっ 聞こえちまった・・・
しかし あまり期待できそうじゃないと見た。




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2009年 見始めはヅカ

2009-01-08 21:46:33 | 見る(映画 劇場 美術館など)
もうおととい 1月6日のことである。

今年の舞台鑑賞は宝塚に始まった。

月組による 夢の浮橋 と Apasionado!!

源氏物語千年紀の記念公演 夢の浮橋は 宇治十帖からの脚本である。
身も蓋もなく言ってしまえば、源氏が亡くなった後の 孫にあたる匂宮と 源氏と女三宮の子(実は柏木と女三宮の不義の子)薫 二人の若い公達の 浮船を巡る三角関係の話。



もともと宇治十帖って、あの強烈に魅力的な光源氏亡きあとの話だし、そこまで来ると登場人物も複雑化してきて読み進めながら え~とこれって確か OOと××の子だったよな~ などと確認しながらでないとわかりにくくなるので 私はあまり好んではなかった。
とはいえ、自由奔放なプレイボーイの匂宮と自らの出生の秘密を知っているが故にいわゆる根暗で内省的な薫。その全然性格の違う二人が、女性をめぐって恋のさやあてをする それだけに的を絞ってあれば案外面白いのかな~とも予想して楽しみにしていたのではありますが・・・

昨日の舞台化は いまいちわかりにくかったし、原作にない登場人物や設定も特にそれが必然性のあるものとも思えず はっきり言えば かえって邪魔になっている感じもあり、感情移入はできず つまんない筋立てだと思ってしまった。
しかし 二人の公達役 瀬奈ちゃんと キリヤンはよかったな。動と静が対称的に際立ってた。
それにしても浮船役の方の歌の 猫がにゃーにゃー鳴いてるのかと思わせる発声はいかがなものでしょうかしらん?(ファンの方すみませぬ)
やっぱ娘役トップが不在ってのはさびしいって言えばさびしい。かなみちゃんの美声がなつかしかった。

とはいうものの芝居が終わって不完全燃焼気味の気分が ショーでは満足できた。
ド派手でした。Apasionado!!
最初の小林幸子を思いおこさせる装置も度肝を抜かれて素敵 狙ったなって感じを皮切りに瀬奈ちゃんのスターオーラを嫌ってほど見せてくれました。
かっこいいぞ、瀬奈ちゃん・・・



この日は、舞台友Nと食の伝道師Fさんも一緒だった。私が最近宝塚にはまっているのを見てFさんに一度誘ってと言われていたのでお連れしたのである。

舞台がはねてお茶を飲みに行く日比谷の通りで つい歩きながら アッパショナ~ドと歌ってしまう我々は気分はジェンヌである(専科にしても年いってますがw)
子供の頃以来と言うタカラヅカ見物を果たしたFさんは満足そうであった。
「きれいね~ 豪華ね~ 今の若い子のスタイルの良さってなんなの~~?」
確かに Fさんがよく見に行っていたという40年前くらいとは人種が違うと思わせるほどジェンヌのスタイルの良さは進化してるのであろう。世界は違うが フィギュアスケートの OOみどりと まおちゃんの差を参考にされたい。

「また見たいわ~ Nさんありがとう、局ちゃん また誘ってね♪」
このように 着る物にこだわるおしゃれ好きなオバははまることになってるのだ、宝塚は・・・

実はこの日の夜の部は親友Aがお母様と見る予定になっていたのでAと合流する。
この日はAの初ヅカ体験、これも舞台友Nと私の影響であろう。

その夜 Aより届いたメールには
「理屈抜き奇麗! 別世界との遭遇! おかげさまでじゅーぶん楽しみました。母からもくれぐれも宜しくとのことです。年度かわり4月以降、Nちゃん 局ちゃんが行く時誘ってください。平日でも調整します。」
とあった。バリキャリをも動かす宝塚の魅力(笑)

宝塚熱はインフルエンザのごとく 我がグループに流行の兆しを見せているのよね。










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