局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

五里霧中

2015-08-31 21:50:46 | 
今までブログには書かなかったが、二年ほど前からゴ○フを始めた。
40代の頃にも何人かから誘われたのだけど、その時は 興味もなかったし「絶対にしない!」と自分で決めていた。昔から文化系インドア派。しかもいい年こいてわざわざお金をかけて紫外線にあたってシミ&シワを作るのもどうかと思ったし、それを公言していたのである。

しかし、人間ってわからないもんですね。二年前に着物の会をやめてその分ちょっと趣味に費やすお金と時間の余裕ができた。その時何か楽器をやるかなとも思っていたのだけど、たまたま親しくしているジムの女性からゴ○フスクールの体験レッスンに誘われた。

まあ打ちっぱなしのレッスンくらいはやってみようか 嫌ならやめようと思って軽い気持ちで始めたわけです。やってみたら案外楽しかった。スコーンと当たって飛んで行くと気持ちがいいし、人と対峙して戦う系の球技(テニスとか、ましてや集団でやるママさんバレーの類)は今も昔もやる気にならないが、こういう自分との闘いってのは熱くならないワタシには合ってる気がした。

週一度、一時間少人数でコーチについてのレッスン。半年やってからスクールのラウンドレッスンに参加。練習場ではまあまあ当たるようになってたのに、実際のラウンドでは当たらないってことに結構愕然とした(だって地面って平じゃないし草も色んな生え方してるんだものw)

しかし、それも苦節半年。どうにか自力やっても同行者に迷惑がかからないだろうと自己判断したところで、去年の七月に友人とラウンドを始めた。
これぞ50の手習いってなもんである。

最初は服装などの準備からしてわからなかったけど、友人に聞いたりネットで調べたりしてどうにかこなした。だから最初のうちはただただ緊張感が先に立って楽しいよりめんどくさいと思った。ただその中に(もしかしたら面白くなるかもしれないなぁ)ってかすかな予兆があったし、最初ひどかったからまわるたびにスコアも縮まってきたのでだんだん面白くなってきた。
一緒に行くのはジム女子友の四人というメンバーも固定、平日に安い所を見つけて予約するのがワタシの役目、一番高速入口に近くて運転が苦にならない一人がみんなを乗せてくれて、交通費を三人で負担。誰かが都合が悪くなったら違う人も誘う形にしてなるべく安くあげ とにかく暑い時も寒い時もまずは経験してみようと思って毎月一度は行くようにした。ワタシは一旦始めるとそうのめりこまないけど結構しつこく淡々と続けるのである。

実は始めた動機の一つに いつかムスコとまわりたいってのもあって、それは彼の平日休みの時、去年の秋に果たした。それはそれで楽しかったのでそのうち機会を見つけてやろうと思う。今度はお嫁ちゃんのお父さんと三人でと誘われているし。こういう付き合いができるかもってのもこのスポーツならではかもしれない。

で、ですね。

以前から誘ってくれていたのが 親友AとNちゃんのリケ女キャリアウーマンズの二人である。
中でも、もう20年以上のキャリアをもち、自分の事務所でコンペも開いているNちゃんが「局ちゃん、やっと始めたんだね 今度ワタシの友達とツアーに行こうよ」と親友Aと一緒に誘ってくれたのである。
ワタシが7、8月 氷嚢とスポーツドリンクと虫よけと日焼け止めを駆使してくそ暑い埼玉でラウンドしていた話をしたら
「燃えてるねえ わたしだって真夏にここいらでラウンドするのはこの頃嫌だよ。どうせなら涼しい所行こうよ。標高1000mだから絶対に涼しいから。富士山も海も見えるし、すんごく気持ちよくラウンドできるよ!」と とても魅力的な言葉で・・・

Aも仕事を工面して行くというし、ワタシもオットに(彼はやらない人)行ってもいいかい?とお伺いをたて(まあ好きにすればとのこと)行くことにしたのである。

石川さゆりのほにゃらら越えの地である。

しかし・・・・ 

まだまだ酷暑のはずの東京の八月末、そこから抜け出して涼しい高原で快適なプレイ! のはずが 先週からあんれまぁ涼しくなっちゃったではないの・・・

そこからして思惑はずれだったが、NとAという気の置けない二人とその仲間の体育会&理系おじさんたちに囲まれて、楽しく話しながら新幹線で熱○まで行き、その後伊○へ バスに乗って高原に向かう間

・・・・あんれま 周りはミルク色の霧がたちこめてきたではないの。それも前の車のテールランプを頼りにしないとすすめないくらいの霧が出てきたではないの・・・

クラブハウスの20mくらい前にバスが停まると建物のドアが煙って見えないくらいの霧ではないの

(うっそ~ この中でやるのか?)と思ったんですけどね。誰一人やめようと言う人がいない体育会系のノリのオジオバたち・・・



結局この中をNとAとワタシと三人で回った。前はオジ四人、後ろは別のグループの熟年カップル。
もちろん前の人がどこにいるかなんてわからないのでカートの位置をパソコン場面で確かめて打ち込まないようにしながら。
ティーショットだってまるで球筋なんて見えない。一人が打っている後ろで二人がしゃがんで必死でボールを目で追って
「多分ナイスショット」「多分ちょっと右」などと予想をしてだいたい落ちたところを予想してカートに乗りながらも必死でボールを見つけながら霧の中を進む。
幸い同い年の女性トリオ。若い子たちみたいに飛距離はないけどそんなに曲がらない。一人のボールが見つかるとだいたいその辺に他の2人のも転がっていることが多くてホールごとにロストボールするかと思いきや、案外ボールは見つかったのである。

しかしグリーンの5mくらい手前にたどりついても旗の立っているところも見えずに、どっちに向かってアプローチしていいのかもわからない。仕方がないので一人がピンのところまで行ってめちゃくちゃ手を振って「ここだよ~~」と怒鳴る始末である。今思い出すと笑える。

一度は誰のボールも見つからないのでローラー作戦としてフェアウェイを縦に三分割して三人で探して歩いたが、方向音痴のワタシは霧に巻かれてどっちがピン方向かわからなくなり、こりゃ~一人だったら遭難してるだろうと思った時もあった。

しかし、ハーフが終わってスコアを数えると、そんなに悪くなかったのである。余分な事(バンカーだの池だの)にまどわされずにいつもより球とその方向だけに集中したことが良かったかもしれない。霧が出やすいコースのためか、ティーグラウンドに、こっちに打ちなさいっていう→の標識が置かれていたので、とにかく一打目はその方向に打つことに専念。しかしボール探しに時間がかかって二時間半くらいかかってしまったけど。

お昼を食べてもいっこうに晴れない霧だけど、誰ひとりやめようと言わないw 次の組の熟年カップルはやめたみたいでラストはワタシたちだったので焦らずにはできたけど。

後半終わってかなり疲労困憊だったが、三人とも感想は「大変だったけど楽しかったね」である。いつかはこの三人でやりたかったのがかなったってこともあったけど、こういう困難なところで、それぞれ助け合うことができたこと。
そりゃあキャリアがあって、ここのコースにも慣れているNちゃんにはお世話になった部分が多かったけど、ワタシも案外ボールを見つけたし、ホントに理系頭のAは立体思考ができるのでグリーン上のコースを読むのがとっても上手だから、参考になったし。

「こうやってさ、この先年とっても助け合って生きて行こうね」
「ホントだよね、それぞれの得意分野で補い合わないとね、これからは色々衰えるんだからさ」
「うん、これからもよろしくね」

思いがけなく改めての女の友情を再確認し、今後それを強固にして老後に備えようとの覚悟もできたのであるww

しかし来年こそは カートのパソコン場面でしか確かめられなかった、見えるはずの富士山、見えるはずの伊豆大島を拝みたいと思った。

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色々お祝い

2015-08-26 19:47:05 | 家族あれこれ(犬も含めて)
さて日曜日、温泉宿で集合の予定、オットとワタシはちょっと早めに出て 某美術館へ









この地を愛した画家の記念館である。いつもながら人が少なくていいのだけど採算とれるのだろうか? と心配してあげたが、入場料高過ぎw



この日の主役二人 米寿と一歳を祝われる二人。87歳差の血のつながった二人がこうして会することができたって やっぱり感慨深い。




ムスメの用意した孫チンへのプレゼント。大きな袋に入れそう。D○DWAY製品 ムスメがコネがあるので安く手に入るのである。やたら人脈だけはあちこちにあるムスメはこういう時に便利。



宴会場に一同で集まり





オトナたちはこんなメニュー 孫チンにもちゃんと離乳食を用意してもらった



シャンパンで乾杯して







フランスで買ってきたボーヌ・ロマネを飲み継ぎ

15

ワタシたちも結婚周年なので結婚年のワインをドラ&ムスメからプレゼントされた。(これもムスメの友達の某酒メーカーの人が色々コネを使って手に入れてくれたそうだ、ホントに人脈だけは豊富なヤツ)




ムスコはムスコで仕事でもらった賞状と記念のオブジェをジジババにプレゼント。自分の家や父母(オットとワタシ)はこういうものを飾って喜ぶ趣味がないのをよく心得ている。ジジババが喜んで床の間にでも飾るのであろう。

宿の人に一同の記念写真を撮ってもらい、それぞれの家族分のパネルにしたのをもらった。
父母の年を考えると、毎回(これが最後かもしれないなあ)とも思うのだけど、こうやって忙しいみんなが集まって楽しく過ごせてことに感謝しなくっちゃね。

それにしても幼児が一人いるだけで場は和みますね。
どうってことない芸(いないないばあ とか バイバイとか)に みんなが目を細めて大絶賛してしまう。
これが毎日だったらどれほど勘違い小僧になることか。まあたまにだし、お母さん(M子)厳しそうだから大丈夫かな。




宴がお開きとなってから、オットとバーへ。
とりとめのない話をしながら、一杯だけ飲んだスコッチ。
色々あったけど、この人とこれからもこうやっていけたらいいんだろうなぁ。もちろん100%気が合う、満足!の相手じゃないけど、着地処を探りながら居心地よく過ごせるようになった夫婦に歴史ありっ!ってところよね。





二日酔いもなく、元気で目覚めた朝。昨夜食べ切れなかったお誕生日ケーキを朝から食べて、弟とオットはそれぞれの職場に出かけて、残った私たちは朝ぶろにゆっくり入ってからムスメと両親と実家に戻り、ドラ一家は軽井沢へ

チェックアウトの時、色々荷物を持ちこんであったのでドラがワゴンを借りて駐車場まで運んでくれたのだが、その時に来ていたアロハと短パンが旅館のスタッフに似ていたため、すれちがった帰ろうとする客みんなに「お世話さまでした」とあいさつされたそうである。
「あんまり挨拶されるからさ、 またお待ちしてます って言っといた」だそうだww

次の日が本当の孫チンの誕生日





無事に楽しい誕生日を迎えた様子が送られてきた。

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夏呆け

2015-08-22 15:57:12 | 日々の生活
昨夜から犬一匹と実家に来ている。

今夜オットも来て、明日からムスメ、息子一家と、某温泉旅館に集合予定である。

この8月、父の米寿、父母の結婚60周年、孫の一歳の誕生日とおめでたいことが重なり、集まって祝うことになったのである。

私は一足先に実家に行き、準備などしようと思ったのである。
オット、ムスメは仕事を片付け、そのまま職場から向かうことになっていて、それぞれの荷物は私が運ぶことにしていた。
また、父と母へのお祝いの品、旅館の女将へのお菓子、持ち込むシャンパン、犬グッズ、その他もろもろを車に積み込み、ふと思いついて、どうせ誰も居ないんだからバルサンでも焚いて行こうと思い立ったのである。

そこでバタバタしたのが行けなかったのよねー

昨夜高速を順調に飛ばし、実家に着いたところで、気づいたのである。わたしの荷物(着替え、化粧ポーチその他もろもろぜーんぶ)が詰まった小型スーツケースを玄関に置いてきたことを…

みんなで写真撮るからちょっとおしゃれな服と、旅館でくつろげるセット、もちろん温泉入るから肌着も余分にと準備万端にしたのに…

高速運転の後で脱力感で倒れそうになったが、倒れているわけにはいかぬ。この日の着替えのパンツとパジャマもないんだから。

実家の面々(父母&弟)に話すと、容赦ない彼らは
「バッカだねぇ」と。
それでも母は「じゃ、あたしの買い置きのあげるよ」と昭和の香りのするパンツというよりズロースといった代物を恵んでくれた。
化粧品も母が鏡台の引き出しに溜め込んだサンプルの中からなるべく新しそうなものをもらってどうにかした。

しかしやはり着るもんがない。着てきたものはドライブ用に楽なものと選んだウエストゴムのガウチョパンツとユルユルのTシャツである。どーにかせにゃ。しかし余分に散財はしたくない…

で、一夜開けた今日、仕方ないからなるべく安上がりですみそうな服を購入しに行くことにした。
やっぱりこういう時はユニクロでしょと行ってみたが、秋物が大半で、今着るものは今一つなもなばかり、仕方ないから肌着だけ(エアリズム上下)とTシャツ一枚購入。

これじゃ、足りないなぁ、でももう夏物って何処にも売ってないかも…と困りながら、次はショッピングセンターに。地方都市によくある映画館やレストランなども入った複合施設である。
街中はシャッター商店街を抱える我が実家地方だが、ここだけは賑わっているのである。

そしてその喧騒の建物に入ったとたん、嬉しかった。まだ、そこには夏物があったのである。



それも最終半額から8割引きっつーライナップで❗

ちなみに着の身着のままの服が



これに合うTシャツを一枚だけユニクロで買ったのが


これを踏まえて…
スカートにも見えるグレーのストライプのガウチョパンツとレースのカットソーとカーディガン、これは秋物にも通用、アクセサリーどうにかすれば、写真用に


膝上ショートパンツとTシャツはくつろぎ用に


あと、ワカモンの下着shopで上下で1000円のセットも購入。

全部で1諭吉行かなかった!

素晴らしき、田舎のショッピングモール!

まだまだくそ暑いのに一斉に秋冬物並べて意識高い系をアピールする伊勢丹よ、見習うがよろし!
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映画二つ

2015-08-17 23:05:07 | 見る(映画 劇場 美術館など)
前記事の母からのメールの日に一人で観に行ったのは



こちら、ジュラシック・ワールド。

思い返せば ジュラシック・パークの映画はまだ幼かった子供たち二人を連れて映画館で観た記憶がある、懐かしさを感じるシリーズである。
始めてCGの恐竜をスクリーンで見た時、ワクワクしたことを思い出す。
それ以来、このシリーズは好きなのである。

しかし、ちょっとTVで見どころ映像を流しすぎ。もっと白紙の状態で観たかった。

そして昨日オットに誘われて行ったのがこちら



このシリーズはオットが好きなので公開されると映画館で観ている気がする。

両方とも The娯楽大作ですね。こう暑いとあまり深く考えなくてもちょっとドキドキしながらも見られてスカっとする映画が見たい。

この二つの共通項

 

マッチョオトコと強いオンナのカップル。

こういうの見てると最近のトレンドって強いオンナなのね。こういったヒロインって憧れるところではありますが、我が身の非力さを自覚してるから無理だなあ 
口じゃ負けないんだけど(って戦う気か)

話は違うが、ムスメが洗面所でこいつを捕獲






ラプトルの進化系? よく見ると可愛い顔をしている。

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ばばんメール

2015-08-12 23:16:30 | 家族あれこれ(犬も含めて)
今年のお盆は実家には行かないことにした。次の週にムスコ一家と一緒に行くつもりである。
亡くなった祖父母はじめ、ご先祖さまには少しばかり待っていただこうと思っている。

職場も休み、スポーツクラブも休み、時間が空いたので久しぶりに独り映画に行くことにした。レディースデイだし。

出かける支度をしていたところ、実家より電話。母からである。

今朝ご飯を炊いて、いざ食べようと思ったら、炊飯器が開かないらしい。

「どうやっても開かないのよ!パパと二人の朝と夕飯の分、二合入れたままなんだけどね」

確か、3,4年前くらいに買い替えた炊飯器。

「○○(弟)は昨日から沖縄に行っちゃったのよ。どうしようかねえ。電気屋に頼むとまた一番高いの持ってくるしね。」
「そうだよ、今時高い炊飯器って10万以上するから、電気屋の言いなりになったら大変だよ。○○が帰ってくるまでそうめんかパンかサトウのご飯でしのいだら」

そういい置いて映画館に向かったのだけど・・・・

ところで、「おかんメール」ってのがいつのまにか本になっているんですね。


このまえ電車の中で、この本vol3だか4だかの広告を見て吹きそうになった。
曰く
「西瓜に二千円いれといたよ」ってやつ。

まあ 私もおかんだけど、iモードは出てすぐに使い始めてるから、この手のおかんメールはしないと思うけどなあ(思ってるだけかも)

しかし家の母はなかなかである。

映画館の座席に座り、携帯を機内モードにしようと取り出した時、届いたメール

件名 「開いた!」

「お釜を裏返しにしてねじもないし、しゃくにさわるのでたたいて表にして開けるところを押したらあら不思議。いつもとおりゆっくり開いてしらばっくれているので、しゃくにさわってまたたたいてやった」

ビックリという飾り文字と下部にヒヨコが四匹びっくりしてるデコメ仕様。

なかなか破壊力があるメール・・・一人暗闇で笑いをこらえてしまったではないか。

「よかったね、ご飯も無駄にならなかったし。まぁ買い替えたほうがいいね」と返信して機内モードにしたが

映画が終わって通信をオンにしたらまた

ありがとうのデコメ付きで

「ょかったょ」と返信。

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たまには母子タイム

2015-08-09 23:34:48 | 家族あれこれ(犬も含めて)
今日はオットが講演仕事で一日不在というヒマな日曜日。
昨日久々にドラ(ムスコ)に連絡したら、里帰りしていたお嫁ちゃんと孫ちんを品川まで迎えに行くという。
「じゃ、ワタシも行くわ。孫ちんの顔も見たいしさ」という予定だったのに朝、
「○○(孫ちん)が熱だしたらしいや。帰ってくるの延期だってさ」とドラline。
熱? 大丈夫か心配だったが、幼児は必ずかかる突発発疹による発熱らしい。
「じゃ、しょうがないねえ。M子ちゃんも親元に居る時で良かったね、初めての発熱の時だから心強いんじゃないの」
ホント、今月みんなで旅行に行く予定だったので、タイミング良かったと思うしかない。

しかし、お互い予定が空いてしまった。

「あんた何してるの?ワタシヒマなんだけどね」と言ったら、練習(某スポーツの)に行くかもしれないけど、メンツが集まってないならやめる。とりあえず家にいる。オカン、ヒマなら洗濯に来てくれ との要請。

ったく~ 洗濯くらい自分でやれよ と思うが そう頼まれるとついのってしまう親バカ、否、バカ親である、ワタシ。昨日作って冷やしてあった冬瓜と蟹の煮物、鶏ハムなど詰めてドラ家へドライブ。

ドラの家についたら、(11時頃)ブランチらしき大きいカップ麺にお湯を注いでいるところであった。

ダイニングテーブルに林立しているペットボトルのフィルムをはずしながら、
「あんた 朝っぱらからそんなもん食べるの? 身体に悪いからやめなよ、この煮物食べなよ」と言ったら
「オレだってカップ麺久しぶりだよ。セブンのクジ引いたら当たったんだよ、こういう時じゃねえと食う気がしない」

そして一口食べて 「まじい!」「ほれみなさい。」ジャンクなもので一口食べてまずいと思ったら捨てなってのはワタシのモットーである。食べものを粗末にするしない以前にジャンクフードでまずいと感じるものは絶対身体に悪いと思う。

しかし、どうしてドラの顔を見ると説教したくなるのであろうか?
まあ、説教にいちいち反発するのがムスメ、何を言っても流すのがムスコ(聞いてないっつーこと)なので説教もしやすいのだけどね。
まあ親子間のレクリエーションみたいなもんである。

洗濯機には口いっぱいの洗濯物が溜まっていた。いっぺんにできないので上のを取り出すとジャリジャリと砂混じりである。

「この砂は何よ?」
「昨日、海にいったんだよ。その後は飲み。いいなあ独身生活って」だそうだ。アホ。

ソファーの上にはくっしゃくしゃのアロハとか下着が載せてある。
「これも洗うの?」
「いや、それは洗った。乾燥機にかけたらくしゃくしゃになった」
「この暑いのに二時間も干せばこんなに皺にならないで乾くのにさ」
「めんどくさいからさ」
皺にアイロンかけるほうがめんどくさいわい。

しっかし、生活力ないヤツである。まあ製造育成責任者はワタシ・・・M子よすまない。

結局洗濯機は三回回し、干し道具だけでは足りないのであいているハンガーも総動員して干し終えたのが一時頃。

お腹すいた。何か作ろうと思っても冷蔵庫は空状態である。

「何か食べに行こうよ、俺がおごるよ」(そりゃーこの労働の対価である)ってことになったが、ドラ家の周りはファミレスとかチェーンの焼肉屋とか回転すし屋くらいしかないのである。どうせならおいしいものが食べたい、そして今日はエスニック気分。しかもパッタイ気分。

ドラのiパッドを駆使して近所のエスニックを検索。そうしたら2km圏内に、ワタシのウマいもんセンサーにピピピと来たタイ料理屋を発見。ラストオーダーが二時、あと45分ってところでドラの車で急いで向かう。
駅からちょっと遠い、住宅地の真ん中にその店はあった。
近くのパーキングに車を置き、覗いてみると、営業中とあるがお客は一人だけ。しかしなんとなく美味しそうセンサーに触れた。

お運びの若いお兄ちゃん、厨房には二人の女性、みんなタイ人らしき人々。

ワタシは念願のパッタイ、ドラはシジミのタイ風チャーハン、あと生春巻きも頼んだ。

ランチサービスはなく、田舎でへんぴな所wの割には一皿1000円ほどという結構強気値段設定であった。

しっかしここが大当たりだったのである。



生春巻きのパクチー比率の高さ(嫌いな人はだめかもしれないが)、タレの甘辛酸味配分の絶妙さ



パッタイはタイで食べたのも含めて今まで食べた中で三本の指に数えられる美味しさ!
ドラはパッタイは好きじゃねえ と言ってたのにワタシのを食べてみて「うっウマい、アメリカのパッタイはケチャップ味で好きじゃなかったんだけど、何だ、この味は・・・」とうなっていた。
ヤンキー舌に合わせたパッタイしか知らなかったなんて気の毒だったのう。

ドラのシジミチャーハンも独特のエスニック香料が効いててものすごく美味であった。

「しかし、オカンの美味しいもんセンサーってハンパねえな」とドラ。ハイ、マズそうな店もなんとなくわかる。
ここはもっと大人数で来て、色々な種類食べてみたい。絶対何を食べてもおいしいそうな予感。
美味しかったもの、特にエスニックで美味な店にあたるとつい興奮して筆がすすむ、ワタシってつくづく食いしん坊・・・

調味料セットを最初から頼んだので、タイ料理慣れしてると思われたらしい。
「これ使ったの?」オーナーの女性が挨拶に来がてら聞かれた。
パッタイには砂糖、唐辛子、ナンプラーを好みでかけるのが好き。

「ホントに美味しかった~」と心から言うと嬉しそう。
「全種類食べに来ますよ」と調子のいいドラ。
「じゃ、また来てね、まってるよ」とオーナー。
ここで店を開いて14年らしい。立地条件が悪いのに続いているってことはファンが多いってことですね。

つくづく満足してドラ家に戻り、短時間で乾いた洗濯物をとりこむ。



これにまだバスタオルが5枚、シーツとタオルケット。
テキトウなくせに、一度身に着けたものは絶対に洗うというめんどくさいヤツである。何度も言うが、製造育成責任者はワタシ。M子よ、すまん。

まあ、あの洗濯機の中身のままM子が帰ってきたら、かなりイラつくと思うので、この甘やかしはドラのためというかM子ちゃんのためと自分に言い訳して、タオルくらいは忘れないで取りこみなさいよ!とドラに言い置き、帰宅。

家について、今度は自分の家の洗濯物をとりこみ、夕飯を作ってオットを迎え、

「今日はさ、二軒分の家事して疲れたよ」と言ったら
「そんなこと言っても、お前、ドラと半日一緒にいられて世話を焼けて楽しかったんだろ」とオットに見透かされてしまった。










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予知夢

2015-08-08 21:58:34 | 日々の生活
プロ野球も甲子園もほとんど興味はないんだけど、甲子園は実家地方と地元のチームの結果だけは新聞かネットで見るくらいはしている。

昨日、(8/7) 新聞を読んで、あぁ早稲田実業が勝ったんだ、6対0で。と思った。しかも清宮は一安打で一得点。まぁ初っぱなとしては立派じゃないの。
と思った。

実は知り合いが清宮ママとk大時代に友達だったらしく、ちょいと話も聞いていたので、彼に興味はあったのである。

で、今日(8/8)、娘とTVを見ていたら、早稲田実業が6対0で今治西を下したと。
なんで昨日のことを今更ニュースでやるんだろ?と不思議に思ってみると、なんとそれは今日の第一試合だと❗

しかし私は今日の朝から早稲田実業の結果を知っていたのである。
昨日読んだはずの新聞はどこ?と探したが、それはなかったので、恐らく夢の中で読んだのであろう。
しかし、断言できるが、私は朝から今日の第一試合の結果は知っていた。

これって予知夢?

帰ってきたオットに事の顛末を話したら、まるで信じないでやんの。
あげく「じゃ、お前さ、トトカルチョでもやれよ。儲かるぞ」だそうだ。
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夏会食 二つ

2015-08-07 23:29:23 | 食べる
歩いているだけで身の危険を感じるような暑い日が続いておりますが、お元気ですか?

とはいえ、引きこもってばかりもいられず、飲み会二つ。

親友Aと建築士Nちゃんとワタシのリケジョトリオで納涼会

 この店は親友Aの仕切りであった ☆

夏は良いですねえ 蕎麦屋飲み。




駅から近いが路地裏的な道に面した知る人ぞ知るという立地



しかし、おいしいですね、蕎麦屋のつまみ。どうやったらこんなにふっくらジューシーに出来上がるのであろうか、出し巻卵。
鴨ローストやら いたわさだの 揚げ茄子と豚しゃぶ肉のサラダやら
とりあえずビールと蕎麦焼酎のお湯割り、ハイボールやら

飲み方、食べ方もオヤジ化してきたオバトリオ。
二人は第一線で活躍中だけど、部下が増えると色んな対処しなければならないことも増えるみたいで、その辺の話題で爆裂トークである。
ワタシはそこまで職場の人間関係で考えなきゃならない立場にはないが、子育て中の母友とかサークルの上下関係とか、ま、人間関係の色々はある意味普遍的ですね。
彼女たちのいい所はネチネチからまず、カラリと物事を解決しようとしている所である。部下もやりやすいであろう。



〆の板蕎麦。普通のたれとゴマダレと。

最初は空いてた店中は満席、外で待っている人もいそうだったので場所替え。わかりにくい所にもかかわらず、外には10人ほどの列ができていた。
しかし、一旦座ると蕎麦だけさらりと食べて行く人は少なく、たいてい飲んでつまんでだからかなり待つと思うけどな。

近くのカフェでお茶を飲んでいたら、オットが職場帰りに車でピックアップしてくれた。
このメンツには絡みたいらしい、二人とも綺麗だからw

二つ目

週始めなのにオットが仕事関係の人と打ち合わせ飲み会。なぜか紹介しておきたいからお前も来いよ と言う。

初対面のオジだしめんどくさいな~と思ったが、野田○でウナギ食べさせてやるからさ という一言で乗ってしまった現金なワタシであった。

しかし、鰻屋は休み、仕方ないので近くのカウンター割烹の店へ

初対面のオジは「いや~ ○○の奥様を前にすると緊張するな~」なぞと言っていたくせに、酔っぱらうと緊張感ゼロ オヤジギャグと職場の裏ネタの連発でかなり面白かった。




お造りもおいしかったし



焼き鳥や冬瓜の煮物にシャルドネベースの勝沼ワインがマッチ



何故かその後カラオケまで一緒にすることになり、久しぶりに歌ってしまったではないか・・・





いや~ 楽しかったです、またぜひ と言われたが この会はいったいなんだったのだろうか? 
と今更よくわからないけど、まあいいや。

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阿弖流為

2015-08-02 22:19:47 | 見る(映画 劇場 美術館など)
こう暑いとパソコンを開く気力もなくなり時間が過ぎてしまったが、やはり備忘録として書いておかなきゃ

良かったし。

市川染五郎と劇団☆新感線のいのうえひでのり・中島かずきがタッグを組み、現代の感覚で創造する全く新しい歌舞伎=歌舞伎NEXT

染五郎主演で02年上演された劇団☆新感線「アテルイ」の豪華版で、古代日本を舞台に蝦夷(えぞ)の英雄、阿弖流為と坂上田村麻呂との友情や戦いを描く。

 ★参考サイト 


阿弖流為 市川 染五郎
坂上田村麻呂利仁 中村 勘九郎
立烏帽子/鈴鹿 中村 七之助
阿毛斗 坂東 新 悟
飛連通 大谷 廣太郎
翔連通 中村 鶴 松
佐渡馬黒縄 市村 橘太郎
無碍随鏡 澤村 宗之助
蛮甲 片岡 亀 蔵
御霊御前 市村 萬次郎
藤原稀継 坂東 彌十郎


新橋演舞場にて もう東京公演は終わっちゃったけど






花道が右と左と二本あるといった変わったつくりだった。



入口でこんな感じのリストバンドを渡される 最後の場面で光るんですと。

新感線の舞台はいつも見たいと思いながらもチケット難で果たせずにいた。その舞台をもとに歌舞伎としてアレンジして作られたこの公演。

ご近所奥様が半額チケットが当たったとお誘いくださったのでホイホイ乗った。

趣味としては歌舞伎は本来の歌舞伎っぽいほうが趣味なんだけどね、これはこれで面白かった。
音楽も新鮮だったし。

そして一番の感動所は七之助くん

この人、こんなにうまかったっけ?

可憐な乙女鈴鹿と悪しき神の二役 最後の場面で鈴鹿が神に変ずるところなんてゾクゾクするほどであった。
声も通るし滑舌もいいし、もちろん姿も良いし 色っぽいし・・・

ほとんど七之助くんに釘づけで終わってしまったのである。もちろん染五郎さんも色気あるし勘九郎くんもお父さんを思い出させる演技でうまいんだけど、この舞台注目してしまったのは七之助くん。

実は平成中村座をやってる時、打ち上げかなんかで彼らが某おでんやさんにいらしたところに偶然居合わせたことがあるんだけど、その時の七之助くんは100%男の子であった。ちょっと伝法で不良っぽい感じで。

そのギャップを知ったので余計だったかもしれない。

彼ら兄弟のお父さん、団十郎さん・・・ 歌舞伎界の重鎮が次々と亡くなってしまってなんとなく歌舞伎座に行く情熱が失せてしまったのだけど、こうやってちゃんとDNAは受け継がれているんですね。
そのうちまた歌舞伎座にも行ってみよう。


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