局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

アフラック!

2010-11-29 22:25:31 | 日々の生活
昨日の日曜は私は一日のんびり



きのこのクリームパスタとほうれん草のカレー酢炒めのブランチを食べる。

オットが火曜日講演があるらしく、その原稿作りでリヴィングを占領していたので絵付けもできやしない。(どうして子供も夫も自分の部屋で作業をしないのであろうか?)

近くにいると 「これはこの表現でいいかな?」とか 「この写真どう?」とか感想を求められるのが実はめんどくさい。別に普段の発表は私の意見なんて聞かないのに火曜のは「素人向け」だから「お前が聞いてわかれば大丈夫だろう」だって
その言い方がムカつくから(笑)敢えてダメ出しをしておいた(鬼嫁)

昼頃飽きたらしくて ちょこっと生活必需品(犬の餌など)を買いに二人で車で出かけた。
そして信号待ちをしているところですごいモノを見かけてしまったのである。



環七を横切る横断歩道をヨチヨチ渡るアヒル!

飼い主は60~70くらいの男性で 70年代のヒッピーテイストの色彩の作務衣とちゃんちゃんこ様の服を御召しであった。
顔は仙人のような風格。

このおじさんの後をちょっと薄汚れた大きなアヒルがお尻をふりふり歩いていくのである。

歩行者用の信号機が点滅し始めるとおじさん後ろを振り向いて
「早く」とアヒルに声をかける。

写真は無事に対岸にたどりついたアヒルの図。

東京ってところはこんな風景も無関心で通り過ぎられるのね。
一緒に信号を渡っていた人たちも何事もないように通り過ぎて振り返りもしない。

車の中で 「アフラック!」って叫んで笑っていたのは私たち夫婦くらいであった。

             * * *

夜はドラとM子が来て一緒に夕飯を食べる。
「ガラスの仮面」の最新刊をM子が貸してくれた。
元々は私が舞台友Nから借りた40巻あまりをウチで読んではまったのである。

マンガだけじゃなくて本好きのM子 何かおもしろいものありますか?と私の蔵書からいつも何か借りていき、返す時は何か添えてきちんと返してくれる。あまり口数は多くないが、顔も可愛いしドラの彼女にしておくにはもったいない子であると最近認めざるを得ない状況である。

マガジンラックの中に先日買った glow クリック ☆を目ざとく見つけて

「おかん こんな雑誌買ったのかよ?」と突っ込みを入れてきたのはドラ
「これアラフォー向きだろ?」

「いいじゃない アラフィだろうがアラフォーだろうがそう変わりはないんだよ」と言ったら

「おかんがその年代設定の本読むってことは俺がコロコロコミックを読むようなもんじゃないか、ダセっ」と言われた。

どうでもいいことでうるさい息子である。

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色々描いてます

2010-11-28 13:41:15 | 描く
タイル作品第二弾



今回はスポイトで描く技法を習った

前回筆で描いたのとはまた違う絵具を使う。
粉の顔料に水を入れたものを描く寸前にふりふりして懸濁液化して それをスポイトで吸い上げて下絵のところをなぞっていくっていう技法。
顔料は水に溶けずに水だけがタイルの素地に吸い込まれていき表面に盛り上がって残って あの独特な立体的なタイル絵になるってわけです。

これがおもしろいんだな。
細い筆と違って極細かい線は描けないんだけど 味わいのあるポップなものができる。
色は顔料を色々混ぜて組み合わせることにより色々表現も可能。

はまりそうである。

今回は昼行灯も参加。



左が先生

「私 こういうの大好き 小さい頃塗り絵が大好きだったの はまる~~」と喜んでいた。


この他に 白磁でフリー作品も作ってみた。
実は白磁の方の先生の都合でフリーの作品は焼成してもらえなくなっていたのである。生徒の私たちとしてはせっかく身に着けた技法を家でおさらいして同じモノを作れれば技術も上達するし、同じのを作りたかったり友人のプレゼントのものにするのにちょうど良かったのにと はっきり言って不満であった。
最初からフリー作品も焼成していただけるってことで始めたのだから途中でそれをお断りされるのも契約違反だとも思う。
(もちろんお高い焼成代もちゃんとお支払していたし)
しかしそれを指摘すると結構めんどくさそうな状況になりかねないのでさすがの私もじっと我慢していたのだけど。

この工房の先生は
「いいよ~ 局ちゃん 焼いてあげるからどんどん持ってきて~」と太っ腹である。焼成費もいらないっておっしゃるけど無理やり受け取ってもらったくらいの状況。

久々やる気が湧いてきた私である。

で イヤープレート作りました。

 

うさぎはアリスの絵本からぱくったが・・・

あえて 2011とせずに 卯として和洋折衷感を出してみた。

やっぱりフリーで描けると楽しい・・・♪
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トワイライト エクリプス

2010-11-26 00:06:26 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日はレディースデイだったので映画を見に行った。トワイライト エクリプス

先日新宿の映画館について腹立たしさを記事にしましたが ☆ なんだかんだ言っても一人で観るのはピカデリーが安心だと思った。今回はピカデリーでは上映されなかった。あまり日本では興行成績がよくなかったとか・・・ 私は好きですけどね。



昨日観たのは ミ☆ノ座。歌舞伎町で残っている昔ながらの映画館である。
朝10時台の歌舞伎町 まだ夜の残滓が残っていて昼間普通動いている日常とどこかでせめぎあっているところが感じられる街。オバサンとは言え一人で歩くのは何となく嫌な空間である。観る前に飲み物とのど飴でも買っておこうと入ったコンビニはなんとなく臭いし、ゲームセンターの隣の映画館に入っていくエレベーターも汚いしさ。
映画を見たあとに仕事に行きたかったのであまり職場から遠い映画館はめんどくさかったし、ここしか選択肢がなかったのだ。
午前中だったこともあり 観客は20人くらいしか居なかったし、殆ど女性だったのでちょっとほっとしたけど。


トワイライトシリーズ 3つめの作品

サイトより ↓

 ヴァンパイアと女子高生との禁断の恋を軸に繰り広げられるファンタジー・ロマンスの世界がティーンズを中心に熱狂的支持を集めるトワイライト・シリーズ第3弾。ヒロイン、ベラとその恋人であるヴァンパイアエドワード、そして彼女に想いを寄せるオオカミ族の青年ジェイコブが三角関係に揺れる中、新たな脅威が彼らの前に出現する。監督は「ハード キャンディ」のデヴィッド・スレイド。高校卒業を間近に控えるベラは、エドワードからプロポーズされ、一刻も早くヴァンパイアになりたいという願いを一層強くしていた。一方エドワードは、ベラに少しでも長く人間としての人生を謳歌してもらいたいがため、先に結婚しようと主張する。そんな中、シアトルでは死者や行方不明者が続出する事件が発生。それは、新勢力である謎のヴァンパイア集団“ニューボーン”の仕業だった。(allcinema)


前作 トワイライト ニュームーンの感想はこちら ☆

前回は昼行灯と一緒に見に行き 私が気を入れて観ているワキでエドワードがマヌケっぽいとか演歌歌手みたいとか色々チャチャを入れおまけに寝息をたてて隣で寝やがったため、私は作品に耽溺できなかったのであるが、その後昼行灯の言うことも一理あると思って余計なことをブログアップしたため、今回もエドワードが出るとバカ殿を思い出して一人で笑いをかみ殺していたのであった。


どうもこの白塗りと垂れた眉毛のメークはどうしたもんか?


前回究極のダメンズウォーカーと呼ばせてもらったベラ(だって惚れる&惚れられる男がヴァンパイアと狼男ですよ、よりによってさ)もその性格のウジウジ度は上昇。この人ホントに美人なんだけど どこか陰鬱で友達になったらめんどくさそうなキャラを体現している。なんか生理が重そうというか・・・(笑)
役どころと演技からの印象なんだけど素はどうなんだろう? 

 

そりゃーエドワードが一番好きなんだろうけど かといってジェイコブもひきつけておきたい。それでいて自分が原因で二人が争おうとすると止めてみたり・・・ 

ホント一言で言えばウザイ女である。翻弄される年下マッチョのジェイコブが一番可哀想である。



だから前にも書いたが 私はこの中では同じくヴァンパイアのカレン一族のアリスが好きだなぁ



キュートでおしゃれ 生理も軽そう(←どんな基準やねん)



このアリスとジャスパーは目に快いカップルである。
今回ジャスパーがヴァンパイアにされたエピソードも映画の中で取り上げられていた。彼は人間だった時は南北戦争の南軍の兵士だったのである。
人間だったころのジャスパーに対し ヴァンパイアに変身させたマリアが「美しい」とつぶやくところに全面的に同意。
こっちの方がエドワードより普通にイケメンだと思うのですが・・・ 狼一族に敵ヴァンパイアとの戦い方を教えるシーンなんかかっこいいよ。

ジャスパーと同様、ロザリーの前世(人間だった頃)とヴァンパイアになった経緯のシーンもあった。
こうやって魅力的なカレン家の人々の人生が解き明かされていくのは面白い。

今までのシリーズでロザリーはベラを敵視してきたわけだが、彼女は自分がヴァンパイアになってしまったことについて それが受け入れざるを得ない運命だったとはいえ今でも葛藤していて、自らヴァンパイアになりたがっているベラに対しての反感ってのがあるわけだ。

ベラはベラで早くヴァンパイアにされたいってのが前作からずっと続いているわけで。
(早くなっちまえば周りを色々巻き込まずにすむじゃん うっとおしいなあ) なぞと短気な私はついつい思ってしまうんだけど このウジウジ感もこのシリーズの醍醐味かもしれないな。

あとおもしろかったのは ベラとエドワードは最後の一線を越えていないってこと。これはエドワードの自制ってからが大きくて、彼はちゃんと結婚してから結ばれたいと思っているわけね。なぜかというと100歳超えているから道徳観が古き良き時代の規範によっているわけです。
その辺 ベラのいう 結婚なんて紙切れ一枚よ 3組に2組が離婚するのに・・ っていう価値観と合わないのがおかしかった。

おかげでベラパパは娘の純潔を知ってほっとしてエドワードを見直すわけだけど、エドワードが自分よりはるかに年寄りなのを知ったらなるほどと思うであろう。


その他 新しく生まれた凶暴なヴァンパイアと カレン家と狼一族が結束して戦うシーンなんかも面白かった。けなしながらもこれから劇場公開されるたびにウキウキと観にいってしまう映画であろう(多分一人で)

ご覧になってない方には何がなんだかわからず これから観る方には中途半端なネタバレのブログですみません。









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モノの値段

2010-11-24 07:46:08 | 着る
着物の会のお仲間で染め織り作家の方がいらっしゃる。
先週のことになるけれど、彼女の作品展を見に行った。



住宅地の中の小さな落ち着いたギャラリーで



全部自然の素材を使って糸を染める → 手織り

「これはどんぐり 近くの公園で拾ったのを使ったの」なんてサラリとおっしゃるがエライ手間暇かかりそうなハナシじゃありませんか。

 

後ろのものが着物地 手前のが帯地だそうだ。



自分の織った着物の展示の前で 自作の着物を着る作者。

草木染って実にやわらかくて深みのある色が出るもんですね。

この作品は買って展示後引き取ることもできるそうな。

恐る恐る値段を聞いてみたら、着尺で15万 帯地で8万だそうだ。

これを高いとみるか 安いとみるか・・・?

着物にまるで興味がなければ 「やっぱりこういうものって高いわね」かもしれない。
しかし彼女はこれらを一つ作り上げるのに一日何時間かを費やして2~3か月かかるそうだ。それも恐ろしく繊細な作業である。
彼女は奥様だし、これで生計を立てているわけじゃなさそうだからまだいいけど、ここまで労力を費やした結果が8万~15万ってのはどうなんだろう?
仮に職人さん一人の労働で家族を養って生計をたてていくことなんて考えると気の毒な値段設定だと思う。

そして彼女がこれを呉服屋さんに持ち込んで売ってもらうとすると、店頭価格は2倍で売られるそうだ。
こうやって市場は成り立って経済は回っているのだろうけど なんか理不尽さを感じる私である。

無形文化財なんて言われるような紬の作家さんなんかにも想像するより賃金は払われないみたいね。
できあがりが買い取られて銀座あたりの呉服屋さんに飾られるまでの流通で 何倍もの値段がつけられている。

なんかずるくない?(流通サイドが) もうちょっと職人さんが報われてもよくない? と再び思う私である。
作家さん、職人さんのモノづくりへの情熱に頼るだけじゃ伝統工芸なんて今後継承者がいなくなっってしまうのではないだろうか?



はからずも今回、私が一目ぼれしたのはこの帯。遠目ストライプに見えるが実は横に長い六角形の小さな模様が連なっているものすごく手の込んだ織り方のものである。

全通で模様付してあるし、とてもしなやかで締めやすそう。色も好み。これ私のお抹茶色の色無地に合うだろうな~・・・

そこで「これ素敵ですね~・・・ 欲しいな~」と褒めたら
「これ私も気に入ってるのよ。 おかげさまで初日に売れてしまいました」とのこと。

やっぱり いいなって思うものは他の人もそう思うのね。ホンキで胸算用するところであった。
売れててよかったと思うことにしようっと。

しかしこうやって改めて写真を見ると夢に出てきそうである。















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できた!

2010-11-23 20:52:07 | 描く
先日 タイルの絵付け体験で描いて表札 クリック ★ 

焼きあがったよ♪ きれいにできてます♪ との友人からのメールが来た

 上が私の描いたもの。




かわええやないの 

タイル画っていったら富士山と連想した昼行灯にこの映像を送ったら

「私も表札描きたい~ 局ちゃん連れてって!」とのこと

一緒に行くことになった。ホントに富士山描いたりしてね。




こちらは娘の衣装 新バージョン。

これはさすがに着たいとは思わないな・・・
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週末~の色々ご飯

2010-11-22 08:36:33 | 食べる
金曜日

ジム友とボジョレーヌーボーを飲もう会。
このグループで気に入っているカジュアルフレンチの店に集合した。



樽がボジョレーヌーボー



ここでグラスワインを飲むと嬉しいのは大きいワイングラスにこれでもかと言うほどついでくれること。


生牡蛎から始めて



前菜盛り合わせ フォアグラといちじくのテリーヌ 鹿肉のパテ ぶどうの酢漬けなど この店はおまかせで出してくれる組み合わせのセンスが素晴らしい。お互いを引き立てあう味をセレクトしてくれるのよね。


ウニのスフレ。 激ウマだった。ソースまでパン(これも自家製でおいしい)につけて食べてしまった。


子牛のロースト。 絶妙な焼き方で柔らかい。添えられたレンズマメのソースと相性抜群

もうこれでおなかいっぱいだったのだが・・・


私たちの席からデザートが置かれたケースが見えて それがあまりにもおいしそうで


しっかりデザートも食べてしまった。
タルトタタン いちじくのケーキなど ここのデザートも何を食べても美味

このお店はこの地で始めてまだ1年とちょっとらしい。まだ若いご夫婦二人だけで切り回している。しかしこの日も地元らしい常連客が席をうめつくした。予約しないとまず入れない店になってしまった。

おいしいしリーズナブルなお店である。

この後 ジム友の飲んべー女子の一人が 「茶色のお酒も飲みたい!」と言い出し ショットバーで一杯と思っていたが・・・
⑦パパさんからメールがあって 萩原さんの件で報道ステーションに出るかもということなのでタクシー奮発してウチに帰る。
ちゃんと見られた。

そして日曜日。

この日はオットは一日会議のため横浜へ
「夕食はウチで食べる」って言うから何がいい?って訪ねたら

「豆乳鍋!」ですと。こうやってピンポイントでリクエストがあると楽だね。


ドラもちょうど大会から帰ってきて一緒に食べた。

オットのお土産


ドラは「何このまずそうな物体?」と言ったし私は最初かつおぶしかと思ったが
イカ墨バケットだそうだ。APECで各国首相に提供したパンだって。めずらしもん好きだね、オットも。


早速今朝食べてみた。オリーブオイルをつけて&クリームチーズを塗って。
見かけによらず美味だった。

それにしても週末食べ過ぎたよ。ダイエットしなけりゃ。


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アバウトは楽し

2010-11-20 11:10:57 | 描く
以前記事に書いたが、友人がタイルの工房を持ってそこで絵付けも教え始めたのでクリック ★今日はそこに体験レッスンに行ってきた。

これを作るため ↓



WELCOMEボードじゃなくて表札にしたかったので名前を入れることにした。



あらかじめ大きさに切ったタイルに下書き。これは友人がデザインした下絵をトレーシングペーパーに写したものを釉薬を塗ったタイルにうつしているところ。
トレーシングペーパーの線部分に小さな穴をあけてその上から炭の粉を入れた袋でこするとタイルの上に図案が転写される。
めんどくさそうな作業だが、
「適当でいいのよ~ 同じじゃないほうが味がでるんだからね。線もまっすぐじゃなくていいのよ~」

一方、普段私のやっているチャイナペイントでは「適当」という言葉は許されないのだ。ほぼお手本と同じように描く。線は同じトーンで同じ太さでなどとかなり繊細な神経を使う作業である。

それに比べりゃこちらは楽ですよ。



絵具たち 粉の顔料を水で溶く。水だから簡単だしさっと溶ける。チャイナのほうはに常に同じ濃度にするためスパーテルでしょっちゅうネリネリしなければならないんだけどその手間もない。

筆は結構太い6号くらいのものと 筆の先に一部だけ長い毛がでているもの(わかりにくいですね、写真とっとけばよかった)上方の毛の部分にたっぷり絵具を含ませて描くと細い部分に補充されて 一定のトーンで細い線がかけるってもの。初めて使った筆だけどすぐになじんだ。


薄く溶いた絵具から初めて三段階で濃くしていく。これも

「適当でいいよ~ 全部同じトーンじゃなくてもそれはそれで味が出るから」

ってことで適当~

「色はこのくらいでいいの?」と最初はさすがに確かめたら
「うん 大丈夫よ 好きなトーンでいいよ。そんな厳密に考えなくていいから~ だってスペインだよ、ラテンだよ。マイセンじゃないんだからそんなに厳密にしなくてもいいの」 と先生。そういえば彼女の性格もラテンっぽいな。


二時間かからずここまで描けた



この模様の周りに黒い線を入れたんだけど 完成の写真を撮るのを忘れた。(焼成後にまたアップします)

これ 実に楽しかった 

一緒に行った友達は普段チャイナもやっている人で私よりも年配のため、老眼鏡の上に外科医が血管オペするときのようなごつい拡大鏡をつけて描いているんだけど、彼女は私より細かいところのない図案を選んだため「今日はメガネいらないわ~」と喜んでいた。
チャイナだと修行僧のように黙ってひたすら描いているんだけどね。これは根詰めって部分がなくてリラックスして楽しんで描ける。

まあ 私たちはチャイナで筆慣れしてるから楽ってところもあるかもしれないけど。

 

 
 
先生の作品も温かみがあって見ていて楽しい。

この筆で描くやり方の他にスポイトで盛り上げながら描くのもあるそうだ。 これも教えてもらわなきゃ。

気づくと

「また来週来るね」と言っている自分がいた 

これ以上皿を増やしてどうするんだ?とは思うけどこれ一回で終わるにはあまりに楽しい時間だったのだ。

終わってお茶を飲んでたら 昼行灯から電話。

「局ちゃん 何してるの~?」っていうから

「タイル画を描いてるのよ」って言ったら

「お風呂屋さんみたいの? 富士山描いてんの?」だそうだ。この女の発想がよくわからん 

どうせだから

「そう 富士山に三保の松原の絵を描いてんのよ」と言っておいた。そういえば彼女こそ究極のアバウト女。今度ここに連れて来よう。












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やっちまった

2010-11-19 00:00:45 | 日々の生活
居間に置いてる家族共有パソコンがヤバいです。

フリーズしてそのまま画面が暗転したり 変な音がしたりと瀕死の状態。

大事なデータはバックアップしてあるんだけどそれを新しいパソコン(誕プレなのに8月に買ってもらったやつ)に移行中。
今日は午前中暇だったのでそれらの作業を完璧にすませようと奮闘していた。

それがですね、もうすぐ年賀状の季節。家は住所録管理は筆王なんだけどそのデータが移行できないんだよね。
旧パソコンに入っている住所録のデータをUSBに取り込んで新パソコンのドキュメントに入れてみたけど開けないのよね。

新パソコンに筆王をインストールしてもいいもんだろうか?しかし家の筆王は2007年版でしかもアップグレード用パッケージとやらでHPを見たら7には対応してないらしい。その場合新しいソフトを買わなきゃならないんだろうかいな? とか 色々朝から悩んだ。そろそろ新ソフトを買ってもいい頃だと思っていたのでそれはいいんだけどそれをインストールすれば旧バージョンのものは開けるのであろうか? 400件の住所データを1から入れなおすなんて私は嫌じゃ。

その辺だけでも確かめたくて
サポートサービスに電話したけど一度もつながらず・・・ 

かなりイラつきつつも

こんな時にはコーヒーでも入れて気を落ち着かせようじゃないか。



家は電動ミルを使っております。
コーヒー二杯分の豆を量って入れた。スイッチオン。

「グゥオガガガガ・・・」と恐ろしい音が・・・ パソコンに続きコーヒーミルよお前も故障かと思ってあせって蓋を開けてみたら。
コーヒー豆とともにミルの刃部分を掃除するミニブラシも挽いてしまったのであった。



ブラシ部分がまるでなくなった 元ブラシ 

これで私はまるでやる気をなくし、コーヒーの代わりにワインの残りを飲んで二度寝のふて寝をしたのであった。

筆王解決せず。
いっそ今年の年賀状は手書きにするか・・・ 

こういうパソコン仕事、たまにはオットにやってもらいたいもんだ。年賀状(仕事と私用2バージョン)作成からお歳暮のお礼から確定申告etc そういやローンの借り換えで法務局も行ったし車を友達に売るのに陸運局も行った 「こういうのは俺にまかせろ」 という人と結婚したら楽だったろうな・・・ とたまには愚痴ってみる。


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夜なべ仕事

2010-11-16 23:08:00 | 日々の生活
昨日職場の近くの八百屋で栗が安かったのでつい買ってしまった(2kgほど。)
以前作った栗のブランデー煮が適当に作った割にはおいしくて今度は真面目に渋皮煮を作りたくなったのである(こうやって自分を追い込んでしまうのだ)

鬼皮を剥くのは大嫌いだけど置いておくとまずくなるのはわかっているので仕方ない、TVタックルを見ながら剥きましたよ。

さらに重曹を入れて20分煮る×3回


煮ている間 ヒマなので熟しすぎたバナナがあったのでケーキまで焼く


シフォンじゃなくてバターこってりのダイエットの敵 だけどおいしいバナナケーキ

下煮が終わった頃には午前一時を過ぎていた。それ以上諦めて真水にさらして就寝。

今朝オットがウチを出てからすぐさま栗職人に 渋皮にくっついてる筋を指でスリスリして除去。しつこくしがみついてるものは楊枝で取り除く。
鬼皮剥きは指が痛くなる&危険をともなう(包丁が滑ったらアウトですけん)が、この筋の除去は案外嫌いじゃない。



シロップ作って煮ること2時間。放置しておいた昼間のうちに甘さがしみ込んで



今日の夕食のデザートに間に合った。

今度のは完成度高いですよ(自分で言うのもなんだが)


一方娘も昨夜はバタバタ 私が寝てからも自分の部屋で作業してたが

これもなかなかの完成度

 

ちょっと着てみたい~



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おまけつき

2010-11-15 00:06:09 | 読む
もう二週間以上前のことになるが。

宝島社からglowという雑誌が創刊された。40代向き 女子(笑いどころ)雑誌でした。
結構鳴り物入りだったので私も気になったわけです。
朝の国営放送でも取り上げられていたし、その前の日の番組でも その付録の事を主に取り上げられていたそうだ。

ローラ・アシュレイの「豪華BOXバッグ」ですってよ奥様。

このところ書店の雑誌コーナーの平積み部分を見ると女性(あっすべからく女子と呼ばせたいらしい)向きの雑誌の殆どに「おまけ」がついている。この傾向は何時頃からなんでしょうねえ?

もちろん私世代にとっても 付録ってのは懐かしさを喚起させるものではあるのだ。

アラフィの皆様、小中学校の時 学研の学習と科学なんて読んでませんでした?私にとって読み物としては学習の方が面白かったけど付録の面白さは科学だったなあ。 今でも大豆から豆腐を作る付録でなんだか苦味のある豆腐を作ったのが記憶にあるもん。楽しかったし。
また りぼんって月刊マンガ雑誌もあった(今もあるの?)ウチの母親は案外教育ママって部分があってマンガは病気で学校を休んだ時にしか買ってくれなかったんだけど熱を出して寝ている枕元に近所の本屋さんからりぼんが届けられるのは(昔ってなんでも御用聞き制度があったのだ)すんごく楽しみであった。

まっさきに紙で作った他愛ないものだったけど付録を広げて色々組み立てたり、飽きるとマンガを読んで今頃みんな掃除してるのかな?なんて自分の居ない教室に思いを馳せるのも楽しかった。

そしてウチの母や祖母も主婦の友の一月号だけは付録の家計簿のために毎年購入して生真面目につけていたみたいだ。

だから他の国は知りませんが 雑誌業界に付録ってのは昔からつきものではあったのだろうけど。あの頃の付録ってのはあくまでも本が主体としての添え物という位置をきちんとキープしていたと思う。

最近の「まず付録ありき」みたいな売り方ってのはどうもねえ。
大出版社の編集者のみなさまって高学歴で高収入でそこに就職するのはものすごく困難で、一般から見ると「エリート」なはずなのに 自分たちが編集して作り上げていく「本の内容」についてプライドはないのだろうか?と老婆心ながら思ってしまう部分もあるのだ。

と前置きが長くなったけど。

この本。ちょうどその番組を見た日に用があったので会社の最寄の駅の書店に寄った。目的のものを買って雑誌のコーナーを見ると見覚えのあるローラアシュレイのバッグが壁にはりつけられていた。本体の本はと見ると売り切れ。

「へ~~ 売れてんだ」と思って隣のビルの書店の前の雑誌コーナーも確かめてみると同じく売り切れであった。

こうなるとなんだか欲しくなるのが女心ではないか(笑)
まあ意地になって捜すつもりもなかったが 仕事が終わって近くのコンビニのATMに行ってふと脇を見ると一冊だけ残っているではないか? 
まんまと買わされた私であった。



本の内容は 特に他のこの年齢雑誌と変わり映えしなそう。ファッションとコスメとアンチエイジングが適当に散りばめられて、申し訳程度に女性の生き方が付け加わっている感じ。確かにこの内容じゃ付録の吸引力に頼って売るしかないかもねえ。
表紙の二人が「最強の40代女子」なんだそうでこの二人が読者を牽引するんだそうだ。

別に私とてこの二人が嫌いなわけじゃないし、牽引されたい40代女子もたくさん居るのだろうが この表紙のファッションはどうなんだろ?
ゆうの全身銀ラメのワンピースに毛皮のベスト・・・どうも毛皮のベストを見ると「マタギ」とか「ごんぎつねの兵十」とかを連想してしまうのは私だけ? 非常に危険なファッションアイテムだと思うのだけど・・・
キョンキョンの履いているのは絶対駅まで歩けないピンヒールのブーツで豹柄の毛皮が唐突にかぶさっている いい年こいた黒足と中途半端丈のワンピースっつーのも好きじゃないのだ。
どうせ高いブランドのものなのかもしれないけど素敵!と思えないのは私だけであろうか? 

こういうファッションに牽引されて力尽きない40代ってどのくらい存在するのか知りたいものである。

そして話題の付録である。



680円の本の付録にしては使えるとは思う。



ちゃんとマチと内ポケットもある。

とは言え680円は680円なりで私はこのバッグをメインとして電車に乗って出かける気にはならないな。しかもこの花柄の飽きがくるのは早そうである。
犬の散歩用(携帯とティッシュとうんち回収袋入れ)として使い倒すことに決定。

しかしこのバッグを使い出す前に どのくらいこの本が売れたのかちょっと調べたくなったのである(私もなんだかんだ言ってヤジウマね)そしてビックリ アマゾンも楽天ブックスも完売 中古市場で新品美品ってのが2000円くらいで売ってるではないか。
へ~ 一通り読んじゃったけど別に汚したわけじゃなし私も出品しちゃおうかな など取らぬたぬきの・・・を思った矢先・・・

この本を濡れた台ふきんで拭いたダイニングテーブルに置いたため表紙がぴったりとテーブル表面に癒着してしまい、はがそうとしたらホレ



悲惨な姿になってしまった ゆうとキョンキョンすみません。















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インフルエンザ予防接種をした

2010-11-14 18:48:09 | 日々の生活
ここ3,4日 実家の母が我が家に泊まったり送りがてら実家に一泊したり その間に色々あったのだけどブログを書く暇もパソコン立ち上げるヒマもなかった。
この間のことはおいおい書いていこうと思う。

今日は備忘録。

インフルエンザワクチンの注射を受けた。
今までのものもどうかすると次の日だるかったりがあるので なるべく休日前にしようとおもって 昨日の夜受けることにした。

新型も本来のものにも効くというワクチン



↑ 記録です もしなんかあったらこれでロットを調べられるw ビケンのもの。

今年のはキツイです。
次の日(今日ね)朝から頭痛ガンガン ダルさは例年より強い気がする。ちょっと熱っぽさも感じた。注射した部位の腫れは例年と変わらず。

そろそろ流行りだしたらしいしみなさんも接種してしまいましょう。

次の日ゆったりできる日がおすすめかも。私は今日の夕方になってどうにか正常に戻った感あり。
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踊りの会を楽しむ

2010-11-12 00:57:57 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は半蔵門の国立での藤☆流の先生一門の会に行った。

何度か書いたが、二年に一度のこの会、私の小中高時代の同窓生が踊るのである。

毎度楽しませてもらっているが 今年のはすごかった。

双面水O月(Oは照です)歌舞伎 法界坊の中の一場面を切り取った舞踊劇だった。



隅田川の渡しで、渡し守の御姐さん(甚三の妹おしづ)が船に乗って登場

そこへ要助とお組というカップルがやって来る
法界坊に殺された野分姫の供養の為に、大事に持っていた袱紗を火に投じる。と・・・

お組とそっくりな女性が花道から現れる。



実はこれ、お組をうらやむ野分姫と(要助が好きだったから)、お組に執心だった法界坊の合体した霊なのね。

さて、2人とも自分こそお組と主張。おしづが観音を差し出すと、本性を現した霊。



私の友人は、この中の霊の役だった。ただでさえ突拍子のない設定の難しそうな役である。
最初花道のすっぽんから美女のお組として出てきて 時々本来のお組にからんだり 要助に媚を売ったりしつつも 霊の本性がふとこぼれでたり恨みの目線をおくったり・・・

一転本性を現すと紅蓮の着物と化粧も男の顔に舞台の上で変化する。
お組の時は常磐津の語りがせりふの代わりだったが本性を現した後は 男役として自分でせりふを言う。
45分あまりの渾身の芸。

終わって「すごかったね・・・」「さすが・・・」としか言いようがなかった。初演は十四代目守田勘彌が演じてまったく観客受けせず、これほど難しい役はないと言われたほどの役である。それをここまで「はまって」演じるとはね。

演目が終わったので友人を訪ねて楽屋に行った。

ちょうどカツラも外しておでこの半分から下だけ白塗りという友人は重い衣装に汗だくであった。
「すごかったよ・・・」「OO子じゃなきゃできないね、この役は・・・」と一緒に行った友人たちと褒めたたえた(お世辞じゃなくて良いものを見せてもらったのである)

今回の役作りは本当に大変だったらしい。
「歌舞伎役者でもないし女優でもないのに、ここまで演技する役を与えられて 自分はどういう立場でどこまで演じればいいんだろう?ってすごく悩んだ」そうである。

なんとなくわかる気がする。

妻と母である家庭人としての彼女 踊りの師匠としての役割も持つ彼女 プロの役者が迷いなく芸のことだけに一直線に向かうるのとまたちょっと違う気がする。
その中で二年に一度のこの場に向けて自分の情熱を結集させていく難しさ。

迷いながらも渾身の演技でこれだけの舞台を作り上げた友人を素晴らしいと思った。







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寿命 vol.2

2010-11-10 08:14:36 | 様々な思い
前記事に引き続き辛気臭い話題で申し訳ないけど もうちょっとだけおつきあいくだされ。

素人さん向けの講演をするため集めたらしい資料がウチに転がっていたのだけど その中にちょっとばかし興味深いものがあった。

以下


元気なうちから家族と考えておきたい具体的な事柄
(決めた内容を事前指示書として文書化し、定期的に見直すとよい)

☆終末期の療養の場について
 ・自宅 / OOO病院 / OOO老人ホームを希望する

☆終末期になったときに受けたい医療
 ・心臓マッサージなどの心肺蘇生は (して欲しい / して欲しくない)
 ・延命のための人工呼吸器は (つけて欲しい / つけて欲しくない)
 ・胃ろうや鼻チューブによる栄養補給は (して欲しい / して欲しくない)

☆痛みや苦痛をとる緩和治療
 ・消炎鎮痛剤、麻薬、鎮静剤は (積極的に使用してほしい / 使用を控えてほしい)
 ・緩和治療が不十分で効果がない場合は(鎮静剤の投与で意識を失わせてほしい。このために死期が早まったとしてもやむをえない / 意識を保ちたいので我慢する)

☆延命治療の中止を望む場合
 ・余命(一ヶ月 / 二ヶ月 / 三ヶ月 / 四ヶ月 / 五ヶ月 / 六ヶ月)以下と診断された場合は すべての積極的治療を拒否する。
 ・いわゆる植物状態が(一ヶ月以上 / 三ヶ月以上 / 六ヶ月以上)続いた場合は 人工呼吸器や栄養チューブなどをはずし、自然経過に任せる

☆認知症等について
 ・認知症等になり、自分で希望する医療が判断できなくなったとき、その直前の意識清明なときに指示した内容に(従って欲しい / 従わず、代理人と相談して欲しい)
 ・自分で希望する医療が判断できなくなったとき、主治医が相談すべき人を(OO氏に指定する / 指定しない)

網野皓之私案 満足死宣言 在宅死のすすめ抜粋資料



この場合 自分が当事者として他の家族に言い置いていく場合と 例えば他の家族の意思を確認する場合と二種類の場合を考えなくてはならない。
順番としてはaround80の実家の父母と姑にこういうことを確かめなければならないんだけど、やっぱり自分の両親となるとこう事務的に二択三択アンケートに記入するがごとくこの資料そのまま作っていくわけにはいかないような気がする。
しかしどれも確かめておかなければいけないな~とつくづく思った。

そして今度のことで一人の女性の死という事を身近に見て普段能天気な私も考えさせられることがあった。
平均寿命に達するのはまだまだ先だけど 自分自身 近い将来癌にかかることだってなきにしもあらず である。
そして自分のことに関していうなら二択三択でドライに意思表明できる気がする。

この文書とおりに答えるとすると まだ答えが出ないのは終末期の療養の場である。それはその場にならないと見当がつかないからだけど 別にどうしても自宅 どうしても病院と固執する気はないのでどっちにしろ周りの世話になる人の都合に合わせるとしか言いようがないから。
その他は 「延命は最低限に 痛みのケアは最高に」 ってくらいだと思う。多少寿命が短くなろうが意識がなくなろうが苦しみは最小限にして楽に死なせて欲しい。
たとえ認知症になってもこの判断に従って欲しい。  以上 意思表明でした。

ところで この前のナナパパの部屋で緩和ケア医のご夫妻が出演されていた。その中の一部で癌になった時(癌には限らないかもしれないが)自分の余命を知らされたいか否かっていう話題になっていた。ナナパパさんは自分は知りたくないとおっしゃっていた。
人によって色々考え方や感じ方はあるんだなぁとその時結構感慨深く思ったのだけど 私は 「絶対知りたい」派 である。
隠されたら隠した人を恨んで死ぬ(笑)

だって人って絶対死ぬんだもん。
予想できない死が突然訪れる場合や 身体はまだ機能していても認知症になって自分の状況がわからなくなってしまう場合よりは残りの時間を知ることを有利な情報の把握できたこととしてポジティブに考えたい。(と今のところは思う)
実際に癌の宣告 余命の宣告をされて苦しんでいる方が 「そんな元気なヤツが頭の中で考えてるほど甘いもんじゃないんだよ」とおっしゃるかもしれない。
でも 前にも言ったとおり 遅かれ早かれ私も100%死ぬんだもん。

自由に動ける時間が半年 いえ 急げば三ヶ月としたら随分忙しいながらも色んなことができると思う。

例えば生命保険の証書やどこにどれだけ貯金があるかとか家族に知らせなくてはならない。
このような家庭の事とか地域の事とか どうせ 女房(または オカン)に任せればいいやと思っていた家族もあとになると自分が困るから真剣に聞くだろうからきちんと伝えなくてはならない。

後で使えるかも~ なんて思っていたけど実は不要な品々を思い切り捨てるのも気持ちがいいであろう。
あとそうヤバイモノはないけど あまり死後に見られたくないものも整理しておく時間があるってのもありがたい。
このブログも家族やリアル友に見せたくないのは消しといて100記事くらい抜粋してCD一枚くらいに残しておこう。
着物や衣服やアクセサリー類は娘と息子嫁(居れば)で分けて残ったらどこかに売っぱらってしまおう。
トールペイントやチャイナペイントなどの作品も使ってもらえそうな友人へ差し上げておこう。
仕事も大学の同窓生に頼んで私の役目の引継ぎくらいはしといてあげたい。

心配なのは家族のその後だけど子供たちも一人は完全自立 娘もどうにかなるだろうって年頃になっているのは幸いである。
一応死ぬ前に これだけはするな これだけは守って くらいの伝えたい事はまとめておきたい。
夫を残してってのは心配は心配だけど仕方がない。やっぱり彼は家庭人であるよりは社会的な役割ってのが大きいと思うのでそれはまだ全うしてもらいたい。
その上で恋愛する元気が残ってたらどうぞご自由にとも言っておきたい。
孤独な老人になるよりマシですからね。
(これは両親、姑を送ったあとの話。親より早く逝くってことは避けたいとは思う)

あと残った時間で自分の葬儀関係を計画しておく。余分な設えはいらないからシンプルに ただお花は趣味よく 写真はこれ。とか。司会は舞台友Nに頼めば上手に演出してくれるだろうし故人の生前の思い出は 親友AかNちゃんにあまり湿っぽくならないように頼もう。弔問にきてくれた人には葬儀屋の用意するマズイお茶じゃなくてニシナヤさんのコーヒーをつけるとか(細かいなあ 我ながら)
お香典はもらわなければお返しもいらないからあらかじめそういう段取りをお願いしておこう、とかね。

後 宗教関係のこと、私が不勉強なのかもしれないけど仏教って殆ど知らないのよね。その教義にのっとって色々式次第その後をしてもらっていいのだろうか? その点は納得をしたいのでちゃんと勉強しておきたい。宗教関係で勉強したのは(っていうかみっちり勉強させられたのは)娘の学校の関係のキリスト教ってことの不思議。考えてみると日本人って仏教徒?自分の家の宗派もよく知らないってこと多いよな~って改めて思う。その辺 なし崩しに仏教でいくのか あるいは死ぬまでに洗礼でも受けてにわかキリスト教徒の仲間に入れてもらうか まるで無宗教で行くかはつきつめておきたい。

ムスコあたりが「最後まで注文の多いおかんだな~」とか言うかも知れないがそれくらいは通してもらいたい。
こうやって色々シュミレーションしてみると やっぱり余命を知るって合理的だと思うのであります。










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寿命

2010-11-09 00:51:03 | 様々な思い
他人様のことなのだけど軽く書くには重過ぎる出来事で 自分の中で咀嚼できてなかったからブログネタにはしなかったのだけど・・・

二週間前の日曜日のことだった。
台風がやっと過ぎ去ったけど朝からあまり天気が定まらなかった日 午後になってやっと晴れ間が見えたのでちょっと沿線にできた新しいショッピングモールにでも行こうかと夫と私は電車でその街に出かけることにした。

駅まで自転車で行こうと思ったが、夫のは娘が乗っていってしまったので夫は歩いて出かけて行った。
私は多少の時間差があるのでその間にお米を磨いでタイマーでセットしたり、戸締りしたりしてちょうど良い時間に駅につくくらいを見計らって自分の自転車で駅に向かった。
いつもの事だけど 唐突に出かけることになるのでその準備があわただしいのだ。我が家は。

最寄の駅の構内、階段を上って改札まで少し長い通路になっている。改札で待ち合わせていたので急ぎ足で歩いていくと、通路で倒れている年配の女性、駅員さん数人 そしてしゃがみこんでその女性を見ている夫と若い女性を見つけた
「どうしたの?」と駆け寄るとその少し前に夫が通りかかったところ女性が倒れていてその時点で意識もなかったそうだ。
駅員に言って救急車の手配をしたが、救急車が来るまでできる限りの事をしようとしていた様子。駅員さんはAEDなども持ってきてくれていた。
若い女性も通りすがりの人だったようだが、とてもテキパキと対処していて倒れた女性の携帯の履歴から友人 ご家族の連絡先を探って連絡をとっている。
私も何かできるかな?とは思いながらも駅員と夫とその女性が事をこなしているので邪魔にならないように通路から丸見えの女性がせめて人の目から隠れるように傍らに立っていた。
やがて倒れた女性は意識は取り戻した。すかさず夫は心臓の病気はありますか?と聴いた。彼女は一月ほど前に心臓の弁の手術を受けたことを話された。その病院と主治医の先生の名前を夫が聞くと女性は苦しそうでもあったがしっかりとその名前を告げてくれた。

救急隊員がくるまで15分くらい・・・ もうちょっとしたら救急車が駅の構内まで入ってくると言われた。すぐさま酸素マスクをつけたが、気分が悪くて吐きそうという女性に私はティッシュペーパーを渡した。
「救急車に乗ってかなくてもいいよな」と心残りだったような夫だったが、「そこまでしなくてもいいんじゃないの?意識も戻ったし救急車に乗ればある程度処置できるんでしょ 病院も近いしさ」などと私は言ってしまった。 
その女性はその時はしっかり受け答えしていたし、通りすがりの夫が救急車に乗り込んでどうこうするってのは出すぎたまねだと思ったのだ。(思うよね~ いくらなんでも)そして救急車が来た時点で (あー良かった これで助かるね)とも思ったのだった。
救急隊の方は夫とその女性にお礼を言って一応連絡先を聞かれたので夫は勤務先の名刺を渡していたようだった。

そして次の日。
夫の職場にその女性の娘さんからの電話で その方は病院に着いてから意識がなくなりそのままその日のうちに亡くなられたと告げられたそうだ。
夫からそれを聞いてもちろん私はびっくりした。と同時になんて人って儚いものなのだろうとも思った。
人の命なんて見かけは関係ないんだろうけど その倒れていた女性、瀕死の状態だったにもかかわらずとても上品できちんとした方だと見て取れて、受け答えの言葉遣いも折り目正しくて こんなにしっかりした方が死の縁にいるなんてとても思えなかったのである。

娘さんは一緒に居合わせた女性が連絡をとったおかげで救急車のあとをすぐにタクシーで追いかけて病院に着いて最後に言葉を交わせたそうであった。
心臓弁の手術は成功したので まだまだ元気でいると思っていた自分の母親の信じられない死の後にもかかわらず しっかりと夫にお礼を言って その時の状況を冷静に聞かれたそうである。

そして先週のこと、またその女性から夫に電話があった。母を最後にお世話してくれた人と話したい。母の最期の様子を聞きたい。そして夫にお礼を言いたいと。
一緒に連絡をとってくれた女性とも話すことができて 住んでいる所も近かったので 昨日の日曜日に遺族の方々とお会いすることになった。 奥様も一緒にという事で私も同席した。

残されたご主人と連絡してくださった長女と外国に嫁いでいる次女の方。
亡くなられた方の印象から予想した通りのきちんとして知的なご家族だった。
この半月でお母様の死っていうものをきちんと受け止めてそれなりに落ち着かれたようで、悲しみに耐えながらも冷静で却って私たちへの気遣いもしてくれるような所まで見られた。
生前の写真も見せていただいたが、その時代には珍しいキャリアウーマンとして丸の内でさっそうと働き、仕事の場で知り合ったご主人様との結婚式の写真。美男美女であった。そして結婚して家庭に入ってしっかり育て上げたお嬢さん二人も幸せな結婚をされて可愛い孫にも囲まれて幸せそうな家族写真や自分の趣味のお茶などにも熱心に取り組んでいる様子やご友人との楽しそうな写真もあった。
公私ともに恵まれた幸せな人生だったんじゃないかなと思われる。

ただ心臓の手術はしなければならない ただすればあと10年以上はこのまま元気で過ごせると信じて手術をされたようだ。確かに女性の平均寿命まであと10年ほどはあったはずである。
家の近所に住んでいるご姉妹を訪ねてきた途中で倒れられたらしいけど、ちょっと近所に出かける途中で倒れてそのまま逝ってしまうなんて家族も予想もしなかっただろうし、一番びっくりしたのは自分じゃないだろうか?

ただ、亡くなる間際まできちんとされて、こんなに悲しんでくれる家族が居る。ご家族も突然のことでショックだっただろうが、彼らの思い出に残るのはしっかりして上品な頭の衰えていない母と妻の姿である。それがせめてもの慰めになってほしいと思う。
ご主人はその年代にありがちな一見亭主関白風 あまり口に出して奥様への感謝の気持ちとか言うタイプではなかったようだ。ただ若いころの集合写真を大きく引き伸ばしてくれと娘さんに頼んだそうだ。
「このころのお母さんは本当にかわいかったんだよ」と・・・
「嫌だわ お父さん。今頃になってそんなこと言って・・・ 生きてるうちにもっとお母さんを褒めてあげればよかったのに」と娘さんは苦笑しながら言っていた。
娘さんたちはそれぞれ家庭もあるからまだ気がまぎれることも多いと思うが、もう定年も迎えられているし、一人暮らしになってしまったご主人がやっぱり一番さびしいのじゃないだろうか?
妹さんは来週外国の家族の元へ帰ってしまうらしいし お姉さんだって週一回は様子を見ようと思いますと言ってはいたけれど。
「男の料理教室っていうのがありますね。そういうのにね行ってみようかと思って・・・」とおっしゃっていたのでワタシもそれは賛同しておすすめした。そこで同じような知り合いもできるかもしれないし毎日コンビニご飯じゃわびしいしねえ。
あとでオットにも 「やっぱり残されて一番かわいそうなのはダンナだねえ なんかあのお父さん心配よ」って言ったら 「うん 俺もそう思った。女はダンナが先に死んでも案外立ち直り早いけどさ、オトコはそのまま元気なくして自分も早く死んじゃうんだよな~。お前とりあえず俺より先に死ぬなよ」だそうだ。こんな非癒し系ツマでも先に死ぬより生きてたほうが良いらしい。

最初は堅苦しい雰囲気だったが話してみると色々つながりもあることがわかったり、共通の知り合いもいることがわかった(東京も案外狭いものである)こんな場じゃなかったらお酒でも入れて語ったらいつまでも話が弾むような方々であった。
「お母さんも最後の時に一人じゃなくてよかった。心配して足を止めてくださる人が居てその人がみなさんみたいな人で本当に嬉しいです」と言ってくれた娘さんの言葉を有難く聞いた。
もし私の両親が同じような状況になったとしても 最後に親切にしてもらったことは心の慰めになったと思う。
って思うしかないんだけど・・・。






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鯛尽くし

2010-11-07 19:28:06 | 食べる
今更ですが ワタシのブログは 「局の道楽日記」 食道楽 着道楽などをテーマに書いていこうなんぞプロフィールに書いた覚えもあるのですが、このところ食道楽部門に一抹の寂しさがあるのではないか?
記憶をたどれば 280円の牛メシとか かっぱ橋で食べた650円の定食とかさぁ・・・ まあこれらはこれらで値段のわりにはおいしかったんだけど。

そりゃ~一応主婦ですから毎日の食事は作ってはいるものの そう変わり映えはせず。っていうかこの前までの酷暑の間は火を使いたくなくて 何度食卓に チンすればいい蒸し料理が登場したことか・・・
そのレパートリーの貧困さにもかかわらず、最近する方もされる方も接待の場が多くなってきたオット。仕事のない日はウチで食べたい志向が強まり、「ねね ☆☆にイタリアンができたよ~ 行って見ない?」「たまにはエスニック食べたいな~」などというワタシの休日の誘いにもなかなか腰をあげなくなったのも一因である。

そんなわけで、たまには外でおいしい物食べよう!刺激を受けて我が家の献立にも新しい風を!←無理やりこじつけたような気もするが・・・

折りしも おなじみ 食の伝道師Fさんから「局ちゃん 前に言ってた京料理のランチ食べにいかない?」とのお誘いをいただく。
夏にもこの店で鱧を食べるから一緒に行こうよ~と誘われていたのだがちょうどタイミングが合わず 行った方々が「美味しかったわよ~」と言うのを聞いて指をくわえつつ (う~~ん 次こそは・・・)と思っていたのである。

場所は高輪 ちょっと交通の便は悪いし、周りはお寺の多い街並みの中にひっそりと目立たずにあるこのお店である。
同行はFさんといつもの着物関係 お茶関係のワタシを入れて5人のおいしい物好き仲間だった。



着物の会随一の天然とよばれる先輩 70歳でもはんなりとした美しい方



室内はあまり飾り気はないがすっきりとして清潔な感じ。

ランチはコース一種類のみ どんなのが出てくるのかな~~?と楽しみにしていたが まあここは予想を裏切る味 (って言っても良い方にですよ。) 料理が出てくる→おいしそうと思う→食べてみる→予想以上においしかったんだな これが・・・!



お通しは風呂吹きの柿 柿を微かに焦げ目がつくくらいあげてから風呂吹きにして柚子味噌をかけたもの



お吸物 出汁は バチコ? 京料理で使われるらしい干物みたいな魚が一片沈んでいる。全然生臭みがなくすっきりしたお吸物。



お造りはマグロと鯛 鯛の甘味のあったこと



鯛とかぶらと京菜の炊き合わせ これがまたおいしかったんだな~
これは昔南座で出された料理なんだって。こんな炊き合わせを食べながら芝居を見る。上手な役者だと食べるのを忘れて芝居を見るけどヘタクソな役者の時は料理を食べだすから ちゅーちゅー骨をすする音が響くんだそうな ご店主がそんな話をしてくれつつも「みなさん 綺麗に召し上がってくれはって」とも言われた。おいしさに骨まですすったワタシたちであった。



カブラ寿司 ロール状の酢メシの上に酢で〆たスズキの薄切りが置かれカツラ剥きにしたかぶらで巻いてある。
この塩加減 酢の加減の絶妙さ まさに良い塩梅っていうのだろうか? 
鮮やかな黄色の皿に綺麗に色づいた柿の葉を敷いてあるのも心憎い。

これをペロリと食べて 「御代わり欲しい!」とつぶやいたのはFさん。ワタシもお弁当箱一杯に詰めてお土産に持って帰りたかったほど。



エビ芋 ムカゴ クワイの素揚げ ほっくりねっとりのエビ芋のおいしさ クワイのほろ苦さ これも塩加減が絶妙



食事の最後は鯛茶漬け さっき鯛とカブラの炊き合わせの時に (この出汁をご飯にかけたらおいしいだろうな~)と思っていたんだけどそれがかなった。お米もピンと炊いた新米。

かなりお腹いっぱいだったが全部残さず食べてしまった(おいしくて残せなかった)



デザートの水菓子は柿のスライス ほのかに香づけしてあるのはコアントローだと思う。

珍しいのは最後にコーヒーが出たこと。このコーヒーも美味しかった。

コース料理で一つ一つが全部満足なのって中々ないけどね。ホント美味しかった。それに京料理でありがちな ほんのポッチリ食べた気がしないって量じゃなく結構がっつり系。 とはいえ、野菜中心でヘルシーだし油で揚げてあってもなぜか出来がさっぱりしているので胸やけの予感がしない料理。

「あ~~ 美味しかった美味しかった」 と口々に言い合ってこの店をあとにしたのであった。


                * * *

そして 「ちょっと歩いてお腹こなししましょう」と白金まで

次に入ったのは

 



八芳園である。

ここでお茶しようってことにして



えんじゅという店に入った。ランチタイムが終わってお茶の時間である。

ここのお茶セットが お抹茶に ウチ菓子とあんみつのようなのが一種類ずつついて1000円。
あれだけ食べてまだ食べるのかよ!?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが こういうものは別腹である。
それにやっぱりさっきの日本料理って消化がよくて ちゃんと胃袋には隙間が生じていたのである。



うち菓子三種 その他栗みつまめ ゆずの蜜 白玉の三種から好きなものを選べる。京都から菓子職人さんを引き抜いて作っているというスイーツはなかなかのお味。 これにサービス料と席料がくっついてくるかなと思ったらそれはなかった。
白金で この雰囲気で この値段ってのはお得感あり。
何かの際は使えるリスト入り。

いわゆるB級グルメ そんなに高級材料じゃないものを力技でおいしくしたものも食べて楽しいけど 今日のランチみたいに良い材料を繊細に料理されたものってのも当たり前だけどやっぱりつくづくおいしいな~
あ~ 幸せ!と味の記憶を反芻しながら家路をたどりつつ たまには凝ったものを作ろうと思ったのであります。








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