局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

サンデル教授と3時間半 vol.2

2012-05-31 01:12:00 | 見る(映画 劇場 美術館など)
 さて前記事の続きです

民主主義の逆襲といったテーマでのマイケル・サンデル教授の特別講義。2部は3.11以降、一年たった今の日本のさまざまな現状を例に出して討論が繰り広げられた。

★例えばガレキ処理の問題。東北の沿岸に今でも積まれている処理しきれないガレキを日本全体で処理すべきか、東北地方だけで処理するべきか?

日本全国で処理するべきという学生風の男の子、地元ではとても解決できないのをボランティアで目の当りにしてきた。他の地方も受け入れるべきだろうとの意見。
それに対して東北地方でだけ処理すべきという女の子。放射能による健康被害がこれから長期的にどれだけ起こるかがわからないのに、その影響を全国的に広げるべきでないと。ネイティブみたいな流暢な英語での発言だった。
きちんと線量を量った上で処理するなら引き受けるべきじゃないかとさっきの男の子、しかし女の子は譲らない。「でもあなたの家の前にガレキが積み上げてあったとしたらどうするんですか?」の男の子の問いには直接答えることはできなかった。

★そして原発再稼働について。

これも賛否は半々くらいで活発な討論が為された。
賛成意見としてはこれから夏を迎えて電力が足りないのは現実問題として困る。今でも工場がフル稼働できずに夜間の操業を余儀なくされているところもある。これだけエネルギー自給率の低い日本で、火力発電に使う燃料を買うにしても中東の情勢が不安定な時にそれだけに頼るのは危険だ。代替えエネルギーもすぐに足りるだけ得られるわけじゃないんだからとりあえず再稼働できる所は稼働してその間に他の手段を考えるべきではないか。
反対意見としては やはり地震大国として原発を稼働することの危険性を上げる人が多かった。それに伴い政府、東電のデータはどこまで信頼性があるのか?などの疑問もあげられた。

そして理想と現実の板挟みの中で誰がどう決定するべきか 中央政府か地元か? それを話し合って行くのは民主主義の原点であるとのこと。

★情報の信頼性について

これは私にとって結構意外な結果だった。3.11後の色々な事象の中で、 政府の発表と個人が発信するツイッターやブログというwebサイトでは情報の信頼性はどちらにあるかという問題であった。
これがまた半々くらいに分かれたのである。

政府の方を信頼すると言う意見は ツイッターなどには責任がないのでやはり信頼感に欠けるといった意見。
反対意見としては 政府は既得権益や利害関係が絡み、発表が恣意的になるといった意見。だから個人が大量にスピーディーに発するモノの中から信頼性のあるものを選択して構築していったものが良いのではないかとのこと。

確かに福島原発事故の時、大丈夫大丈夫とさんざん騙されたよな~とも思うけど、webで伝播されるデマってのもまた怖いものがあるし。半々に分かれたのもわかるような気がした。

★そして原発事故は不可避だったのか? それとも政府と産業の癒着によって起こった人災とだったのか?という問題。

これもさまざまな意見が出たが、印象に残ったのは一人の女性の意見。後者と言いたくないから前者に賛成といわざるを得ないと前置きしたあとに、「政府が悪い、東電のせいだというのは簡単だが、そこまで私たちはそれに向き合ってきたのか? 結果としてこういうことが起こってしまった今、人のせいにしたくない」と言うことだった。
確かに 管が悪かった 東電が悪いって言ってみれば鬱憤晴らしにはなるがそれが解決につながるわけじゃないしね。

そしてまとめとして3・11以降もっと私たちが発言しようと変化があったのか? アラブの春などは若者のムーヴメントが世の中を変えた。
確かに3・11は悲劇的な体験だったが、さまざまなジレンマの中で結束していくことで、理想の民主主義の新たな始まりになるかもしれないと・・・


記憶頼りなので間違いや意訳があるやもしれませんとここでおことわりしておきます。

      ☆ ☆ ☆


途中20分の休憩を挟んで10時終了の予定を30分超過して10時半まで講義は行われた。5000人あまりの人がダレることもなく熱中できたってのはすごいことですね。

やはり学生風の20代の人が多かったかな? 私たちオバ二人の隣は関西から来たとく社会人1年生だったが 座ったとたんに「若い人ばっかりだと思ったけどそうでもないんだね」と話していて、私の友人は「悪かったわね」と私にささやいたw

しかしみんな英語が堪能だった。別に発言する人が決まってるわけじゃなかっただろうに指名された人は普段しゃべっているがごとく英語でしゃべりだす。
または日本語で話しだして途中教授の質問があると英語に切り替えたり。

日本語で発言する子も「とても緊張してます」と前置きしながらも(そりゃー5000人の前で自分の意見を発表するって緊張するであろう)途中しどろもどろになったりせずにきちんと自分の考えをまとめて言えるってのは大したもんだと思う。

こういう若い子たちがいるってことは不安だと言われている日本の将来も捨てたもんじゃないかもしれないなとも思ったり。
しかし友人とも話したが、この場にいる子たちはやはり意識の高い子たちで、よくTV局がとりあげるこんなことも知らないなんて例でインタビューされる渋谷あたりで遊んでいる金髪のねえちゃんも同年代。
どちらが主流かはわからないけど、かなり格差があることは確かである。
そういった格差が固定化されるのもそれはそれで困るよな~と 優秀そうな若い子を見て思いは複雑なオバだったのである。

 夜の三菱1号館もステキだった。











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サンデル教授と3時間半

2012-05-29 21:07:03 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は国際フォーラムへ行った。

GWの時にこちらの音楽祭に招待していただいた際、このチラシを見て興味を引かれ、その時一緒だった友人に「これも行きたいね~」と言っていたら、彼女がまた手配してくれたのである。



この日は有楽町から行かず東京駅から歩いた。改修完了も間近、久しぶりにレンガの姿が現れていた。



やっぱり素敵な建物だなぁ



夕焼け空を頂く丸の内界隈。



講義はホールAで行われた。5000人規模のイベント。これはハガキで応募すれば無料だが、10000人の応募があったそうだ。
みなさん勉強しようって人多いもんですね。はじめにミーハー心で参加するつもりになったワタクシ、参加したくてもできなかった方たちの残念さをかんがみ 寝ないぞ! 聴くぞ!と心を奮い立たせて入場。
(実際寝てるバアイじゃなかったけどね、面白くて)
同時通訳用のイヤホンを渡される BOSCHの製品。音がクリヤで聞きやすかった。同時通訳も上手だったし。

 開演前です

初めて生で見るサンデル教授。思ったより小柄で身体にも顔にも無駄な肉付きが一切ないスマートさ。眼光は鋭いが冷たい感じはしない。

講義のテーマは 「ここから、はじまる民主主義の逆襲」

NHKで放映された白熱教室をご覧になった方はおわかりと思うが、あの講義の用に聴衆参加型である。



さっきの赤い表紙の裏がこちらだが、質問にYesだったら赤 Noだったら白のページというように私たちも参加しつつ両方の意見の人たちにその根拠を発言させ、時には教授と、時には意見が異なる人同士で討論させるといった形式である。

導入として(かなり乱暴なまとめ方だけど)「お金で買っていいものと悪いもの」の話だった。

例えば レディガガコンサートのチケットをホール前で売りさばくダフ屋。これは良いか悪いか?

そして違う例だと 北京のある病院では診察を受けるのに長い列を作ってその権利をもらう必要があるらしい。その時にお金を出してそこいらのホームレスに並ばせ順番を取って診察を受ける権利を買う、これは良いか悪いか?

一見同じような例だけど後者の場合は当然Noという人たちの割合が高まる。
娯楽なようなものならOKかもしれないが、お金で買う対象が健康とか友情とか人間の尊厳にかかわる場合はどうかというような議論が必要なのじゃないだろうかという教授の提起。

また市場経済からすると矛盾するという例を教授は出された。

スイスの山深いある村で核廃棄物の処理場を置くとする案が出された。住民との話し合いで、危険性も説明した後に賛成の住民は50%だった。
しかしそれから、住民に6000ユーロ/年払うという提示をしたら賛成が25%に下がったそうだ。これは何故か?

色々な意見が出たが、最初賛成した人たちが市民としての責任感、ある種の犠牲的精神に基づいて賛成した気持ちをお金をもらうということによって賄賂をもらう 賄賂によって家族を危険にさらす、じゃ賄賂なんていらないと言う感覚になったんじゃないかとのこと。

札びらで顔をひっぱたくなんて表現が日本にあるが、ひっぱたかれたら「そんな金いらねえよ」と突き返す矜持ってのはどこの国にもあるのである。

で、話は去年の震災後の日本のことに移って行った。二部

震災後、世界は日本に同情し救援の手を差し伸べつつも日本人の態度を尊敬し評価した。
そして一年たった今、どのように私たちが変わったか議論したい。

具体的には 瓦礫処理 原発再稼働 東電値上げなど・・・

いい加減長くなったので (ヒマがあったら)明日に続きます。


たまにはこういう勉強するのもいい経験だった。




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疑問は残る

2012-05-27 23:32:10 | 様々な思い
昨日今日とNHKスペシャルでオウム真理教についての番組が放送された。

もうあの地下鉄サリン事件から17年もたったのね・・と改めて感慨深かった。

あの事件が起こる数年前から、我が家が以前住んでいた所のそばにはあの宗教団体のやっているとされていたカレー屋があったり、ムスコの幼稚園でも あの独特の歌「ショーコー ショーコー」って言うのが流行り 「やめなさいよ」と親たちの眉をしかめさせていたものであった。

当時は賃貸のマンションに住んでいたが、その近くの駐車場にあの団体が借りていたらしく、白い服に頭をまるめた信者たちが出入りすることもしょっちゅうだったし、とにかく身近な存在だったのだ。(あーやだやだ、今になって思うと)

郵便受けにはよくオウムの勧誘目的の冊子が入っていて、当然それはゴミ箱行になるのだが、ひまつぶしにパラパラめくってみると、麻原が主人公になっているマンガなどが載っていて(すごい美化してある麻原、どっかの国の二代目三代目の総書記の映像化に良く似てる)それが稚拙で子供だましで噴飯もののデキだったこともあったし、その当時の幼稚園ママたちの間では最初は「怪しいけども幼稚な団体」という認識だったと思う。

しかし、国政選挙に大勢立候補したり、名門と言われる大学生が信者となって出家してそれを親が取り返しにいったりなど社会問題化してきてなんかアブナイ団体と認識されたところで松本サリン事件が起こったのではなかったろうか? 詳しい時系列は忘れたけれど、坂本弁護士殺害事件の時からオウム関与がささやかれていて、バッジかなんかが落ちていたにもかかわらず、「わざわざそんな所にバッジを落とすはずがない」とか「オウムに罪をきせる謀略だ」とか上祐だかなんだかが言っていたな~。 でもあの頃私たちが感じた「幼稚さ」って言うのはいきあたりばったりで緻密性なく残虐行為を成すという行動に表れていたのではないだろうか。
それはそのまま麻原って人の残虐な幼稚さの成せる所だったんだと思う。

ホントに何に騙されたんだろう? 出家信者たち。
ピュアな人が多かったとドラマでは言っていて、初期の頃のオウムの団体生活で、家の中に入って来たアリも踏み潰すことを恐れて一匹一匹紙ですくいとって逃がしてやるといった場面があって印象的だったが、本当にそういう人たちは居たのだろう。どうしてそういった人たちが殺人や武装化に駆り立てられていったの?
当時の麻原の演説も番組の中で流されていたが、ちょっと聞いても 聞きかじりの知識や宗教用語をちりばめて人を煙に巻くだけで幼稚で自分勝手な説法なのに、なぜあんなに頭が良いとされている人たちも彼に心酔して犯罪行為をもさせられたのだろうか???

結局昨日の番組を見たかぎりではその疑問は解消されることはなかったけど。

そして今日のドキュメンタリーの方、主なテーマとしてサリン事件はどこかで止められなかったのか?と言うことだったように感じた。

あの当時メディアの情報だけでも十分に怪しげだったオウム。松本サリン事件と地下鉄サリン事件の間に長野県警や山梨県警、神奈川県警がオウムの仕業じゃないかってつかんでいた部分もあったのに、それがどうしてもっと早く麻原逮捕ってことにつながらなかったのか?
そうすればあそこまでの犠牲者が出なくてもすんだのにと改めて思ってしまった。
松本サリン事件の時なんかは被害者である河野さんが疑われてしまったのなど気の毒すぎる経緯もあった。

その中で一番???と思ったのは 熊本県警が当時熊本にあったオウムの施設を強制捜査する時に「宗教施設だから」と捜査する際にためらいがあったと言う事。
なぜ宗教って言うと捜査が及び腰になるの?

また、当時の警察長官?が「まさか宗教団体が武装化するなんて思わなかった」と番組の中で言ったこと。
まさかって??? 世界の歴史をひもといても今の世界情勢を見ても どれだけの宗教の名の下の戦争や紛争があったのかご存知なかったのかしらと思ってしまった。
もちろん宗教は人を救う、我が身を犠牲にしても人のためにつくす原動力となることもある。
しかしその反面、宗教、神の存在を信じて自爆テロなんてものに殉ずる人だってたくさんいるじゃないか?
そんなもん平和ボケの真っただ中にいると言われるであろう一介の主婦のワタシだって考えるぞ。

まさかなんて言ってる場合じゃなかったのにとつくづく思った。

「もっと想像力を使わなくてはならなかった」とその方はおっしゃっていたけどね。それほど想像力を飛躍させなくてもわかっても良かったんじゃないのと言えるのは結果論かしらね・・・







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舞台など忘備録

2012-05-25 15:05:21 | 見る(映画 劇場 美術館など)
先週・・・



町田 こちらでこの会をするのは今年で11年目だそうだ。
後ろの席は一年に一度 この方の落語を楽しみにしているって感じの老夫婦で 「去年のは・・・」とか話されていた。

意外に着物姿の女性が多かった。落語会ってそういえば紬の着物なんかちょうどいいかも。次の機会があったら着て行こうっと。

演目は



ハナコっていう新作落語がめっちゃ面白かった。
若い前座さんが二人古典をやったが、客席は文句は言わないまでも「早く志の輔さん出てきて」という無言のプレッシャーを与えている空気を読み取って気の毒であった。

志の輔さんが出てくると 枕から笑っちゃうんだもの。こっちも「絶対に笑うぞ」という姿勢に切り替わってしまう。
こういう切り替えの空気も作るのも実力のうちなんだろうな~

同行はオット。
「次も見たいからチケット取れよ」
大変なんだよ。チケット取りも・・・


一昨日・・・



雪組 「ドン・カルロス」「Shining Rhythm!」

久しぶりの宝塚は心が華やぐ。
しかも今日は舞台友Nのおこぼれご招待で只席だった。

「あんまり良い席じゃないよ」とのことだった席は2階席5列目。これでもS席ってのにちょっと驚き。
いつもNのおかげでいかに良い席をとってもらってるか思い知らされた。

二階だと舞台全体が見渡せる分は良いけど もちろんオペラグラスは必須。誰が歌ってるかがイマイチわかりにくいし臨場感に欠けるのね~

それにしてもS席の範疇が広すぎるんでないかい?と思ってしまった。自腹だったらかなりムカついているであろう。
「ドン・カルロス」 良かったな・・・
ヴェルディのオペラで観たことあるけどあちらは確かカルロは死んじゃうじゃないのだったっけ? こちら版では助けられてみんなハッピーという結末だったけど、これも宝塚らしくて良かったんじゃないだろうか・・・

この男役トップさん。あと一公演で退団らしいけど、惜しいこと。
一番初めにこの人を見たのは、確か青年館で主演をした「忘れ雪」だったかな? このストーリーが矛盾だらけのお涙ちょうだいで「脚本家出てこい ごらぁ」と文句を言いたいほどの作品だったのだが、唯一楽しめたのは彼(彼女か)の存在だった。フレッシュで綺麗で一生懸命で当時から歌もうまかった。
その後順調にトップへ上り詰めてこんなに上手になったのね~って感慨深いものもあるのに・・・・

もう退団ですか・・・ もったいない。
次のトップは羽の大きさから言うと 早○さん? この人は文句のつけがたい美貌だけど歌がね・・・ 音程も不安定なところもあるし、何より歌詞が聞き取りにくいこと 字幕つけて欲しいくらいと思ってしまう。

ワタシ個人としては

 未涼さんがいいんだけどな。 この人の歌はもっと聞いていたい気分にさせられるし、今回もカルロのお父さん フィリペ二世役も重厚で良かったな・・・

と あれこれ忘れないうちに書いておこう。















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ベランダで良かった

2012-05-22 23:57:37 | 日々の生活
さて金環食。

お天気が懸念されていたが雲の切れ目に見えましたね。

YUMAMAさんがMIXIでつぶやかれていた太陽がゴラムの愛する指輪になった瞬間。
日本中のにわか天文ファンと同様私も楽しませてもらった。

この日のために、一つの観察グラスを二つに分けて+後先考えずに絵付けまでしてしまった我が家。

 

この画像をムスメは自分のFBに おとんとおかんの合作です と画像付でアップして41個のイイネ!がもらい、妹のFBを読んだムスコカップルは
「おとんたち気合入りすぎ」とコメントをしたそうな。

昨日の朝、オットは6時に家を出て、朝早いせいか職場には30分くらいで着き、早速
「もう上が欠けているよ」とメールを寄越した。

お~ 早速この日食メガネが役にたつ時が・・・

しかしそこで私はハタと気づいた。このメガネをかけた所を他人に見られるのはちと恥ずかしいということを(今更気づくってバカよね)

しかし、天は私に味方してくれた。南西向きの我が家のベランダの端っこに立つとかろうじて太陽が見えたのである。



ハイ みゅーさんのリクエストにもお答えして小さい画像です。ヴェネツィア仮面舞踏会風ww あまり人前に出たくないというワタシの心をみなさまも納得してくださるであろう。

そして 昨日はもう一つ懸念があった。着物の会があったのである。ムスコ結婚準備と母のことでここ何回かさぼっていた着物の会。色々係の仕事もたまっていたのでこの日はどうしても行かなければならなかった。しかも着物着用で。

日食を観終わってから着付けを始めると遅刻しそうである。

で、TVの画面を観て 雲の様子も見つつ 「おっ ここは見どころだな」と言うのをはずさないように注意しながら、しかも着物に着かえながら金環食を見ることにしたのである。

着物まではさっさと着られるが、帯に入る前に伊達締めだけ締めて空を眺め、またちょっと雲が出ると部屋に入って今度は帯を締めてからまたベランダに出て、引っ込んで帯揚げを結んでまたベランダに・・・

幸い我が家のベランダを見られるのはお向かいと隣の家からだが、見られている様子はなかったので助かった。斜め前の女流画家奥様はご主人と見ている様子の声は聞こえたが 幸いこちらを向いている様子はなかったし・・・ 誰かに見られたら「何やってんだ?」と心配されたことであろう・・・

ともあれ、着物を着つつ、仮面舞踏会しつつ 金環食を楽しんだ忙しい朝であった。



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準備万端+夫婦合作(追記しました)

2012-05-20 20:45:04 | 日々の生活
オットが職場の技師さんに作ってもらったという金環日食観察メガネ



昨日コンビニで売ってたのは\1470であった。
あまりにもボッタクリつーもんではないでせうか?

さて そこで21日の朝の予定をオットとすり合わせたところ・・・

この日オットは早出とのこと。そうすると家を6時半に出なくてはいけない。

「じゃ、このメガネ職場にもってっちゃうの? 家の分がないじゃん」 とクレームとつけたワタシ。

「しょうがねえなあ じゃ これ二つに分けるか」とオット。

そこでオットはなにやらゴソゴソカッターや鋏を出して工作を始めた。

そして

「これなら二人分とれるだろ」と言って作ったのは・・・・



このメガネであった。

これだと裏にフィルムを貼ったら一つのメガネで二人分取れる。





「ついでだからお前絵でもかけよ」と言われて私が描いた夫婦合作。

帰ってきて娘が受けまくっていた。

ここまで準備したんだから 明朝は晴れてくれるといいね♪



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エリザベート~マテ様

2012-05-16 20:52:57 | 見る(映画 劇場 美術館など)
今週は鬼のように遊び倒す所存の局です(と開き直る)

今日は帝劇にてエリザベート鑑賞

と その前に。
昨日仕事中に舞台友N(今日の同行者)よりメールが着た。
「明日 Nちゃん(建築士の)に交流戦のチケット渡すから観劇前に有楽町で会う約束してランチもするんだけどさ、局もおいでよ。フォーラムあたりでど?」

フォーラムと言えば先日オムレツ屋に行ってなかなかおいしい思いをしたところである。平日だとランチも手ごろだしそこに行こうじゃないかと彼女に返信した。一応仕事中なので予約℡はできないからNにそのまましてもらうことにした。

しばらくしてNより
「さっきからかけてるけど通じないし 電話! でも明日は早めに行って席とっとくよ」とのこと。

ところが今日 もうすぐ有楽町という電車の中に着たメールには

「とんでもないオムレツ屋だよ! 昨日はまったく電話出ない上に 予約してないからダメって断られたよ! 頭来た! 従って紅虎に変更。2階!ビール飲んで待つ

と怒り心頭マークが連ねられておった。

点心をつまみにビールで怒りをなだめているNの言うことには、昨日の5時から11時すぎまでみはからって電話をかけ続けたのに一度も出なかったそうだ。
そして今日行ってみると予約以外はランチでも受けないとのこと。電話が通じなかったというと3回線の電話を一人で処理している上、予約がいっぱいになるとその後電話には出ないことにしているんだと。

予約がいっぱいならいっぱいですと電話に出て告げてくれれば他に対処の仕方もあろう。食べたいと思って電話をかけてくる客に対してそれはどうしたもんか?とNは一言言って来たそうだ。(一言ではなかったんじゃないかなとは思うが)

「それにどんだけのもん食わせるんかいな たかがオムレツだろ! あたしゃモンサンミッシェルで食ってるし!」

一緒に聞いたワタシも建築士Nちゃんにも怒りはしっかり伝わり、鉄なべ餃子を食べつつ、あのオムレツ屋は リピートしたいリストから二度と行かないリストにシフトすることにしたのである。

で、舞台友N。今日紅虎の二階で怒りながらビールを飲んでいた彼女を見たときに、(あら 今日は地味じゃないか)と思った。サテン地なのかちょっと光沢はあるが普通の細身のパンツにごく普通の丸首Tシャツである(上下黒)

ところが・・・

ランチが終わって支払も済ませてのこと。レジ前に順番待ちの椅子のある空間(誰もいなかった)でのこと。
「ちょっとエリザベート仕様にするからね」とNがでっかいバッグから取り出したのはレースの付け衿と付けカフスであった。



Tシャツにそれらをつけてタキシード風のジャケットを羽織ってセリーヌの帽子をかぶると

 あ~ら、いつものNに変身!

さすが、畏友である。建築士Nちゃんはそれ見てお腹をかかえて笑ってるし・・・

ふと店内を見ると、鉄なべ餃子を前にその一部始終を目を丸くして眺めているオバサンを発見した。紅虎ランチに付随するにはもったない見ものを堪能されたと思われるw



で、本日のエリザベートである。
前から7列目ど真ん中というごちそうさま席。

★ 前回の観劇ではトートは城田くん この舞台も印象に残ったものだったが、

今回は

 この組み合わせ




マテさんは本場でもトート役でNはそれも見てきたそうだ。

よくまあ日本語で全部歌えるね。って感嘆。山口御大の名人芸も城田くんのフレッシュな一生懸命さも良かったけど、この方のも良かった。ちょっと抑え目なんだけど目力でそれを補ってるように私には感じられたトート。
もともとロックの人なんだそうだ。結構年いってるかもだけど甘い風貌や身のこなしがそれっぽい。
ルドルフとの絡みの場面もよかったが平方くんにはもうちょっとダンスをがんばって欲しかった。(動きが固いこと・・・)

瀬奈ちゃんのエリザも歌の安定感が増して進化していた。10代の娘時代から数々の不幸をや理不尽に翻弄されながら晩年までのエリザの演じ分け、さすがである。
寿さんゾフィーは初見。あとお一方より私はこちらの声が趣味だった。

あと声と言えば、エリザベートの父親マックス役の今井さんのバリトンに惚れた。

もうこの舞台は宝塚も含め、何度見ただろうか? 場面の展開もメロディも歌詞も頭に入っちゃってるよ。
でもまた次もキャストが変わる度に見に行くんだろうな、多分。


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一人遠足

2012-05-15 09:31:06 | 見る(映画 劇場 美術館など)
ドラの結婚式からこっち,母のことや色々忙しく、髪は伸び放題、ジェルネイルは半分取れてみすぼらしく、気にはなっていたがなかなか時間がとれなかった。

やっと落ち着いたので 今日は「自己メンテの日」に決定。

美容院→ネイルサロンと梯子することにした。 ネイルサロンは初めての店。ムスメの友達がネイリストをしている店である。
友達価格でやってくれるらしい♪

家を出ようとした時、まだ家に居たムスメからファッションチェックが入る。
「そのセーターと白いジャケットの下にそのパンツ合わせるの~ 重いよ~ ジーンズにして!」
めんどくさいけどジーンズに着替える。どうせ見えないからとテキトーなベルトを締めたら
「信じられない! そのベルト! まるで合わないじゃん」と自分のベルトを貸してくれた。ベルトなんてセーターに隠れるんだからどうでもいいっちゅうに・・・

ホントにピーコなみにうるさいムスメである。
「どーでもいいじゃない! どうせおばさんなんだから誰もそんなの気にしないよ」と開き直ったら
「そう思うんだったら ネイルなんてしなくてもいいよ。おしゃれしたいと思ったら徹底しなさいよ」 だそうだ。

靴までチェックが入らないうちにさっさと家を出た。今日は歩きやすい靴を履いて、時間が余ったらどこか新しくできたファッションビルでも覗こうかと思ったのである。ヒカリエだの東急プラザだのできたことだし・・・
「鍵かけてくからね 玄関まで出なくていいからね」となんで我がムスメから逃げるように家をでなくてはいけないのであろうか・・・

髪カット→中国茶カフェランチ→ネイルがサクサク終わった。ネイリストはムスメの幼稚園の時の友人で、おしゃれして綺麗にはなったものの、しゃべったり笑ったりしているとやはり昔の面影が垣間見られて、施術中ずっとしゃべりっぱなし。それにもかかわらず手早く綺麗にフレンチネイルを仕上げてくれた。

そしてフリーになった午後1時の原宿駅周辺。さてこれからどうしようと思って歩道橋の向こう側を眺めたら明治神宮の緑が目に入った。
荒れた天気続きだった連休明けの気持ちのよい日。 (そうだ!明治神宮に行こう!)

 鳥居を入ったとたんになんとなく空気が違う空間

  平日のありがたさ 人がいない!

 大鳥居をくぐると

参道には明治天皇の生涯と明治神宮の成り立ちの写真展示をやっていた。 今年は明治天皇崩御100年にあたるらしい。

  

 

駆け足で明治史を眺められる展示。

もっと古そうに思えたけどこの神社って明治天皇死後に作られて まだ90年しかたってないのですね。
荒地だったという写真が印象深かった。



途中 500円払って御苑に入る。ここは加藤家と井伊家の庭園だったそうな。
何年か前から清正井がパワースポットとしてにぎわっていると報道されていたが、パワースポットとか占いとか信じない方だし、そこに行くまで1時間待ちとか冗談じゃないと思っていたワタシ。ブームも去ったようだし、このくらいの人口密度なら行ってみても損はない。

 人気のない里山の登山道のような空間を独り占め

 茶筒みたいな大きな望遠レンズをつけて何かを撮影する後期高齢者っぽいオジジたちは元気だ。
「ジョウビタキが・・・」とか話していたから野鳥ウォッチングであろう。

池にたどり着く



鯉がたくさん泳いでいる。
上品そうな親子連れがさかんに話しているのをふと小耳にはさんだのが「中国で食べた鯉のまる揚げの料理について」であった。

この池の周りの植え込みで遭遇したのが・・・

 

こいつである。

タヌキ? アライグマ?
私が近づいてもまるで動じることなくマイペースで毛づくろいのようなことをしている。
明治神宮ワイルドだぜ。

 

菖蒲田はまだ花は咲いていなかった。6月から7月が見ごろらしい。来るべき花の時期に備えて手入れをしている人が何人か。
これだけの施設を維持するのは大変であろう。



清正井に ワタシの他後期高齢者夫婦一組しかいなかった。ブームってはかないのね。



澄んだ水に手を触れてみるとひんやり冷たく気持ちがよろしい。パワスポはどうあれ、静謐な空気は満喫できましたぞ。

御苑を出て社殿にお参りに



初詣の時にはこの参道に佃煮のごとく善男善女があふれているらしいが(人混みは避ける性質ゆえTVで見るだけだが)人がまばらでありがたさの密度が集中していただけそう(そういうもんか?・・・)



外人さんの姿が目立った。あと日本人かと思うと中国語話してるし。



本殿の中は撮影禁止だったので撮らなかったが、神官が何か行事をなさっていた。

百円のお賽銭でお参りをすませる。

来た道をまたの~んびりたどり往復1時間半ほどかけた一人遠足終了。
歩きやすいオバサン靴履いてきて良かった~っとつくづく思った。















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中野で遊ぶ

2012-05-13 23:30:53 | 見る(映画 劇場 美術館など)
母も無事に予定の治療を終えて退院できたし、やっと色々済んで自由満喫の日曜日。

ノンビリ朝寝をしてブランチを食べて、大量の洗濯はしたものの、夕方から夫婦で出かけた。

ここ7,8年細々観ている劇団の舞台を見にいくため。
この劇団の主宰者の友達である 建築士Nちゃん夫妻とNちゃん事務所のH美ちゃんと駅で待ち合わせる。
久しぶりの中野駅 通過することはあれどもなかなか降りないので馴染のないところである。

舞台はこれ↓

 ☆ となりにゾ○ビ

【ストーリー】
舞台は現代のアメリカ、とある南部の町。
辣腕弁護士としてその腕を奮っていたリチャード。
反抗期の娘に頭を悩ませ、冷えきった仲の妻とは離婚の手続きを進め、愛人とは愛欲の日々に溺れていた。

ある日、リチャードは不慮の事故に遭遇、気が付くと身動きができない暗闇の中。
何とか這い出してみるとそこは墓地の中。
そう、リチャードはすでに埋葬され、生ける死人ゾンビとなって目が覚めたのだ!

自分の墓の周りには未練を残したまま死に『このままでは死んでも死にきれない!』と叫ぶ悲しくも愉快なゾンビ仲間がいた。
しかしリチャードには自分がゾンビになった理由が思い当たらない。
おまけに死んだ間際のことがよく思い出せないでいた…。
やがて明るみになるリチャードの意外な死の真相とは?
リチャードがゾンビになった本当の理由とは!?
そして彼は無事に天国へ召されるのか!?

ゾンビには理由(ワケ)がある、これはそんな物語である
 劇団HPより

 去年の秋の公演 を観て、かなり面白くなってたな~と思ったが、今度の作品の脚本もこの時と同じ人。
期待通りに面白かった。

 

100席くらいのこぢんまりした劇場だけど今回は座席指定だったし、座席も傾斜がついてたので前に縦横でかい♂に座られたがちゃんと見られた。
秋の公演の時は平場に座らされて前が座高の高い♂トリオでホントに見えずらかったのである。

しかしびっくりしたのは、急にオットが行くと言い出したので、急遽チケットを手配したら残り1枚しかない状態、しかもHPを見ると今回の公演は全日程完売である。ひょっとしたらブレーク中? 前から細々であるが応援していた劇団に人気がでるって嬉しいもんである。

私にとってこの劇団はリアル「シアター」みたいに感じる。 ☆ クリック 



もっと大きい箱でやってもいいのにね。

公演が終わって ちょっと飲みにいくことにした。劇場に行く途中で私が目をつけていた定食屋さん

 ☆ 玄 

なんかおいしそうな気配がただよっていたのだが、実際おいしくて、しかも安かった。

 
Nちゃんダンナ Nちゃん H美ちゃん


夜なのに定食が1000円前後 お酒類も良心的価格設定。

「局ちゃんがおいしそうって店はホントにおいしいね」とNちゃんに褒められた。

まだ時間も早かったのでオタクの聖地と言われる ブ☆ードウェイへ



 ちょっとソウルとか中国を思い出させる空間。

ここって一時寂れてたイメージがあったが、(ムスコが中学受験でこの辺にテストで通っていた頃の話だけど)今はビル自体蘇ったみたいで人がいっぱいいたな~

マンガ フィギュアとか日本のサブカルチャーっぽいものが混沌としつつ大量になんでもあるって感じのところである。






フィギュアとかって昔のものやレア物は高いんですね~ おまけみたいなものが一万円以上とか。
こういうコレクターの趣味はないが、覗く分は面白い。
昔なつかし ブースカやアトムの人形とか。

 変やの前に立つ変なおじさん(オット)

 わけわからんロゴのTシャツ屋さんとか

「根拠のない大丈夫」と書かれた Nちゃんが オットの仕事着にしたらと提案したTシャツ 

そりゃ まずいだろ。

この他にも中古のブランド時計店などもたくさん。私の欲しいブランドのもあった。じっくり見たら買っちゃいそう。



〆にひっそりとした昔ながらの喫茶店でコーヒーを飲む。

すごく愛想のないおばちゃんが愛想なく淹れてくれたコーヒーだが、器は凝っていた。小さな常滑焼の急須にはミルクが入っているし、御茶うけとして小さなチョコレートのおまけも。

「スタバなんかよりこういう喫茶店の方が楽しいよね~」

ホント すごく満足した中野探索の一日だった。



そうそう ブロー☆ウェイの出口のお店で買ったレースのブラウス。これで1500円! 安いよ 中野。









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新宿南口で

2012-05-12 10:58:00 | 様々な思い
話はさかのぼるが連休中のことである。

そう、子供の日だった。
この連休中 お嫁ちゃんM子の両親が東京に遊びに来ていて、その日はみんなで示し合わせてランチでもしましょうと言うことになっていた。
ムスメもM子弟もちょうど時間があいていたので総勢8人。

「なんか気の利いたところ予約しといてくれよ」とドラ。

まったく丸投げしおってと思いながらも、ダテに普段オバ仲間とランチしているわけではない。赤坂見附の某ホテルに、落ち着いていて、味もまずまず、それでいてリーズナブルなレストランがあるのである。サラダとスープは食べ放題。ランチはサービス料無しでセットメニューは千円台からである。しかも、土日はワイン飲み放題!

当日は、M子は両親と待ち合わせて、弟ちゃんは下宿先から、ドラは英会話教室から、オットは泊まり仕事あけで、私とムスメは家から それぞれ現地集合することにした。

この後ドラ夫婦とワタシは途中犬をピックアップして母のお見舞いがてら実家に行く予定だったので、車でホテルに行くことにした。
ムスメが運転である。

この日は降り続いた雨がやっと上がった日で、GW中は案外空いている都内の道だが、結構車の数が多かった。
某通りを曲がり甲州街道を新宿南口に出て御苑トンネルを抜けて四谷に向かおうとしたとき、私とムスメは同時に
「何あれ!」「許せない!」と同時につぶやいたのであった。
それは南口の車道を通る一台の自転車であった。結構なスピードで私たちの車の後ろからせまり、左側をすり抜けようとしたその若オヤジの自転車の後ろには小学校低学年くらいの子供が乗せられていた。しかもオヤジは携帯電話で大声でしゃべりながら片手運転をしていたのである。

若オヤジよ。あんたが勝手に事故るのは同情しないが載せている子供(ノーヘルだし)まで危険にさらす権利は親としてもないはずである。
父ちゃんを信じて楽しそうに乗っている子供が不憫である。

 ここらで発見

 その後のオヤジの軌跡

自転車は基本歩道じゃ乗ってはいけないよと道路交通法が改正されたのはいつだっただろうか?
まだ完全にいけないってわけじゃないみたいだし、歩道の幅によっては今までどおりにOKってところもあるからその規制は大分ファジーなものではあるけれど、なんとなく歩道を自転車に乗って通るのははばかられるようになった。

だけどね、例えばこの新宿南口。歩道は人であふれているから自転車で通行するのはほぼ不可能であるのはわかるが、片側はそれぞれが狭い三車線の車道は都内でも有数な自転車通行困難道路ではないだろうか?

それを子供を乗せて携帯で話しながら片手運転とは・・・(何やら待ち合わせしている友人に道を確かめている模様であった)停まって話せちゅうに

震災以来、本当に自転車が増えた。それも車道に。

私のように車も運転する、しかも自転車も乗るといった立場として公平に見ると、やはり車道の自転車ってのは車にとって怖いものである。
バイクだとスピードは同じようだから無理に抜かす必要はないけど、自転車は普通に走っていると抜かす必要が出てくることが多いし、それもバイクと違って時々ふらつくからすごく神経を使う。
事故ったら絶対に車のほうが加害者になるし。

私がよく使う片側二車線だが狭いし右折車線はなく時々駐車しているので実質一車線しか通れない某道路で、自転車が前にいるとあ~怖いなと緊張が走る。そりゃー自転車側も気を付けてはいるのだろうが、車の側が気をつけなきゃいつ被害者になるかわからない立場である。
ここのところてんかん発作だの居眠りだので どうしてこんなに?というほど車が人の列に突っ込むことの多かったこと。ああいう事故のニュースを見ると余計私は車道を自転車で走ることができない。
自分の命を見ず知らずのドライバーの好意にゆだねるほど私は知らない人一般を信じられないから。

だったら歩行者に注意して歩道を遠慮がちにゆっくり通行するほうを選択する。

このところ確かに自転車専用のラインが車道にひかれている所も増えてきたけど、あれにしても車一台駐車しているとライン外に出なきゃならないんだから決して安全とは言えない。駐車できないような物理的なものが置かれない限りは。
もうちょっとその辺を整備してから道路交通法も改正しておくれよと言いたくなる私である。

話はまた子供の日に戻るが、私たちの脇をすりぬけた若オヤジをまた抜かして次の信号で停まった時、ムスメは道路の左端ギリギリに車を停めて若オヤジの自転車が通れないようにした。

「へえ あんた意地悪いね」と私が言ったら

「意地悪でやってるんじゃないよ。こうやればあの人停まるじゃない。さっきから携帯でしゃべってるんだからまだ停まってしゃべればいいじゃないかと思ってわざと通れなくしたんだよ」

だそうだ。

ムスメもオヤジはいいけど事故ったら子供がかわいそうと思ったそうだ。







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豚 LOVE

2012-05-10 01:11:08 | 食べる
母の治療も半分済んだので、後は弟にまかせて東京に戻ることにした。
最先端治療 「まるで痛くもかゆくもないのよ。」by母。
これで母の肝臓の癌が消えるとしたら なんとありがたいことだろう。

今日は病院に顔を出してから、ほっとしたところでちょっと車を走らせドライブした。
家に戻る前にお気に入りの豚ファームにて 豚生肉とソーセージ類の買い出しである。



こーんなのどかな道を走らせていると だんだん空が暗くなってきて大粒の雨が降ってくるではないか・・・・



やだなあ・・・ つい先日の竜巻の映像が頭をよぎる。

最初に竜巻が発生したのはこんな感じの平坦な田園地方だったってニュースでやっていたはずである。
空を眺めつつどうやら無事にファームに到着。



愛用のしゃぶしゃぶ肉とロース厚切り、ベーコン塊と新製品の角煮を購入。
ここのファームの豚肉を食べるようになってから、スーパーの豚肉に臭みを感じるようになってしまった。これはこれで困ったものである。

美味しいものは人にも差し上げたくなるし、ここの肉のファンになった東京の友人から今度また買ってきてと頼まれ、立て替えて買っていたらお客様ポイント券もあれまあというほどいつの間にかたまってしまった。

ホントに美味しいんだよね。

牛はそれぞれ地名をつけたブランド牛があるけど、ここの豚も全国に誇っていい豚ちゃんだと思う。

それに松坂さまなどのブランド牛の霜降りなんて 確かに美味しいけど、胃にこたえるようになってしまった今日この頃。
ポークの方がたとえバラでもさっぱりしていて胃に優しい気がするし。

これといった産業が発展せず、衰退の一途をたどる(住んでる人には悪いけど帰るたびに情けないほどさびれていく)我が故郷。
良いものはたくさんあるのに どうもアピールが下手なんだよね。

このファームもものすごく広大な敷地である。しかし客との接点は肉とソーセージ類の売り場だけである。
こんだけの敷地があっておいしい原料(肉は自前、野菜類も周りで新鮮なのを作っている)が手に入るんだから、レストランでも作ったり、ソーセージの手作り体験でもしたらいかがかと思う。

あまり観光化して好きな時に行って手に入らなくなると困るけど。

今日は厚切りロース肉を塩コショウで炒め、コンソメで炊いた米に載せて、その上にキノコとズッキーニのソテーを載せ、ホワイトソースをかぶせてオーブン焼きというライスグラタン。

雨の中の高速運転で疲れていたはずなのに、どうもこの美味しい食材を前にすると料理意欲がわいてしまう。

「おいしすぎるよね」とムスメ。

写真撮るのも忘れて二人でむさぼり食べたw

明日はオットが帰ってくるので豚しゃぶにしようっと。









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どかんと筍

2012-05-07 23:04:02 | 日々の生活

今日から母入院 朝から病院に付き添ったり、帰りに買い物して帰ったり、父の食べ物の作りおきしたり…

夕飯も作ってほっと一息してたら、父の友達から巨大な筍が八本届いた。
筍は大好きだけど、このタイミングでこの量はどうしたもんかいな?
近所のいとこに半分押し付け、味は落ちるが皮を剥いて鍋にぶちこんでとにかくゆであげた。
めんどくさいなーと思いながらの調理はいけないね。筍に反撃されて指先を皮で切ってしまった。
ゆで上がったら アラマ♪ さすがほりたてはおいしいでないの!
明日は若竹煮して夕飯は筍ご飯だね♪
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連休最後の日

2012-05-06 20:19:09 | 日々の生活
ドラ夫婦と実家へ
来週母が入院のためお見舞いの名目だけど、本人が元気なので悲壮感はない。

海外赴任に和服を持っていくと言うので倉を掘り返してみた。
色々出てきたが、母の父の和服が着せてみたらぴったりだった。

40年ほど前に亡くなった私の祖父だから多分50年以上前に作られた着物。糸屋のダンナらしいおしゃれな結城。
これが曾孫が着ることになるとはね… 祖父もあの世でびっくりしているであろう。
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前夜祭

2012-05-03 22:35:28 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨夜 国際フォーラムに行ってきた。毎年この時期に開催されている音楽祭、

こちら ☆ の前夜祭である。



有楽町で降り、歩いていくと もう生の音楽が聞こえる。

   あいにくの雨だったが野外で演奏とダンスが

ワクワクしながらホールAの前夜祭会場へ

 開会前の舞台



クラシックのコンサートは久しぶりである。ここ数年オペラやバレエは行ったけど演奏だけ聞きに行くのはしばらくなかったな。睡魔に襲われないかがちょっとばかし不安。

プログラムは

東京都交響楽団による
チャイコフスキー 白鳥の湖 くるみ割り人形より数曲 これは誰でも知ってるラインナップだし聞きなれてるからそれなりに楽しめた。

次はロシアの美人 ビジャーク姉妹による連弾のピアノ曲 ストラヴィンスキーより3曲 
クラシックって 19世紀以前のは耳になじむのに、近代~現代になるほどわからなくなるのはなぜだろう? 良い席で指もしっかり見えたので睡魔には襲われることはなかったが、周りは寝てるし・・w あの不協和音?みたいのはよくわからん。間違って弾かれてもわからん。

そしてパリ室内弦楽楽団より チャイコフスキーのエレジー

最後にショスタコーヴィチの ピアノ協奏曲第1番 最終楽章 これはパリ弦楽楽団に 小曾根真氏のピアノと ジャン=ミシェル・リクブール氏のトランペットのソロがつく。

ピアノ協奏曲とうたいながらトランペットも活躍しておもしろかった。小曾根氏の技巧にたまげて寝る暇がなかった。

うん たまにはコンサートも良いもんですね。面白そうなものがあったら行くようにしようかな。


ご招待で家族席を用意してくださった 友人ご夫妻に感謝である。

終わったのが9時くらい。

かなり空腹であった。

友人オットがこの会場内のレストランを予約してくれていたのでそちらへ。



モンサンミッシェルにあるというオムレツ専門店の丸の内版である。

 ☆  

まったく東京ってところは居ながらにしてどこの料理も食べられるところだね。



店内はフランス店の写真がたくさん飾ってあり ぴかぴか磨かれた銅のフライパンなぞ下がっていていかにもオムレツ焼くぞって雰囲気。
オープンキッチンなのでシェフがシャカシャカ作っている様子も見える。

オムレツコースを注文した。 

前菜に温かいカマンベールチーズソースのクリスチアンサラダ このドレッシングと付け合せの揚げたポテトみたいのはすんごく美味しかった。

オムレツにはココット料理がついてきて選べる。これは+500円でいくつでもつけることができるらしいが。私はフレッシュハーブ風味のきのこを注文。(よくよく考えたら同じ値段だったらフォアグラのポアレの方がお得だったかもw)



オムレツは・・・ 巨大であった。私がこの前作った留袖用の草履くらいの大きさがあった(たとえは悪いが)しかし、スフレのように泡立ててから焼いてあるのだろう、つぶしてしまえばかなり小さくなるようで実質はそんなに重たくはなかった。
フワフワの口当たりはおいしかったが ごく薄味にできていて、ココットと一緒に食べるとちょうどよくなる味付けの様子。
そうなるとキノコじゃなくてもうちょっと濃厚なものを頼めば良かった(今更ながらフォアグラにすりゃ良かったかも)
それにしてこの量は・・・ ワタシには完食ならず。

そういえばここのパンは秀逸だったな~ パンだけ買えるのだったらまた食べたい。

デザートもコースに組み込まれていたのでいただいたが、思わずフォンダンショコラを頼んでしまったが、11時近くにこの高カロリー摂取はいかがなものか? もうちょっとよく考えてメニュー選択すべきであった。
この店はまた行ってリベンジする所存である。

 写真は友人オットの頼んだ塩バター入りキャラメルのクレープ 盛り付けがユーモラスだったので思わず撮ってしまった。
ムーミンのにょろにょろみたい。手をつけたいw

有楽町駅から山手線に乗ったら、同じ車両にさっきのパリ室内管弦楽団の人たちが乗ってきた。みんな普段着に着替えて自分たちの楽器を持ってである。
品川で降りたからプリンスにでも泊まっているのだろうか? あいにくの雨の中、大事な楽器を抱えて公共の交通機関で移動って芸術家も楽じゃないんだな~ がんばれっと心の中でエールを送った。










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