局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

予測変換 NG 夫婦

2009-05-30 23:54:59 | 日々の生活
先日夫が笑い話として語ったこと。

出張先の仕事場で、渡された給料? だか 交通費?だかの過払いがあったそうだ。

オットにとって結構付き合いの長い仕事先なので そこの事務員さんとも懇意にしていて携帯のメールアドレスも知らせてあるので そのことがメールで知らせてきたそうな。

「申し訳ないのですが 2300円お戻ししていただけるでしょうか? 次にいらした時で結構です」 みたいな メールだったらしい。

オットは忘れちゃうと悪いので、あくる日にそちらに行く予定の部下の人に持っていってもらうことにしたらしい。 そしてその事務員さんにメールした。

「明日 OOさんが行くので2300円持っていってもらいます」

その 返信

「ご面倒おかけします。 OOさんが頑張って2300円持参してくださる姿 楽しみにしております」

?? と 思ったオット 送信済みの自分のメールを見たら

「明日 OOさん頑張って行くので2300円持っていってもらいます」になっていたことを発見。 「が」を打っていたら 携帯の文章作りの単語予測変換機能で 「頑張って」が本文に入ってしまったのに気づかずそのまま送ってしまったらしい。

「××(事務員さん)の返信、やられたぜ あいつ なかなかやるな~」 とのこと。


その話を聞いて 「アホちゃう?」と笑った私。

それにもかかわらず 今週 同じ失敗をしてしもうたです。

まず待ち合わせのメール

「OOで 何時ね~」との友人のメールに 「了解!」 と送ろうとしたところ、「理解!」と送ってしまった。 意味は通じなくもないけど、ちょっと上から目線っぽいところが気になるではないか・・・ まあ相手が昼行灯だからいいや と そのままに・・・

しかし、今日の失敗は・・・

着物の会のおばさまでちょっと年を召した方を ご案内することになった。
なじみの場所でないので不安がっているので Fさんから「一緒に行ってあげてくれる?」 とお願いされたのである。 その方は隣の駅なので そちらの駅のホームで待ち合わせてご一緒することにした。

そして Fさんに

「わかりました Sさん一緒に参ります」 と送ったつもりが・・・

「わかりました Sさん父ちゃん一緒に参ります」 になっていた。

なぜに 「と」の予測変換が 「父ちゃん」になるのか 意味不明。

父ちゃんなんて頻繁に使ったつもりないのにな~ 

局家は 星飛雄馬一家か くれよんしんちゃん家ですかいな。


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ブラトップと黄八丈

2009-05-28 22:01:07 | 着る
今朝 高速をぶっとばして帰ってきて月末仕事を片付け 仕事に行ってきた。
一泊の留守だけど、結構仕事って溜まってるものですね。
忘れて頼んでいた生協が痛かった。冷凍ものが解凍になってしまった肉を調理したところ・・・

さて イーサンさんより ブラトップってなんぞや?というコメントでの質問があったので(知ってそうだけどな) 昨日の買い物の画像を貼りましょう。



この上の青いのと 下の白地に柄のあるキャミソールがブラトップでござります。
内側にカップがついていてブラジャー替わりになるので夏場これ一枚で着られるわけですね。 締め付け感がなくて楽です。
サイズは胸の大きさへの考慮はなさそう あまり厳密にサイズ分けしないゆるさで売っている商品と思われます。まあゆるい時しか着ないよな~

変な柄のワンピースは デザイナーコラボものが安売りになってたから買ってみた。レギンスはけば犬の散歩にちょうどよさそうである。

パンツはジムに。結構履き心地よかった。ナイキあたりの1/4の値段だね。

最近のユニクロあなどれず・・・

    * * *

実は今回の里帰り、他にも目的があったのであります。

去年の年末に書いたが、私の実家で懇意にしていた呉服屋さんのご主人が亡くなった。京都やその他、亡くなる直前までご自分で足を運んで自分の趣味で商品を現金で集めていたというそのご主人。自宅が店になっていたが大量の在庫が残っているらしい。
急逝だったので商売の引継ぎは殆どしていない奥様は相当困っているらしいが、最近やっと気持ちの区切りがついたのか、長年のお客に少しずつ在庫整理もかねて商売をするつもりになったようだ。

もう新しくは仕入れないのであるものを売り切るだけ。製造元に返したら買った時より安く買い叩かれるので ほとんど儲けなしで売ってくれるということ。

ワタクシ、着物と宝石には手を出すまいと心に誓っていた。
きれいな物ですから嫌いじゃないけど はまると恐ろしいのはわかっているし、子供の教育費その他でそんな物を買う余裕もない。私が今着ているのは 殆どが嫁入りの時のものと母が着なくなったものであります。

しかし、昨日はその禁忌を破ってしまいました。

(でも申し訳ないくらい安くしてくれた。私の一月分の稼ぎで十分お釣りがくるなら許されるよね と ここで言い訳してもしょうがないが・・・)

  

黄八丈の反物 買いました。買ったのは左の物。右のもすてきだったのでかなり迷ったが私には大柄すぎた。

長年のあこがれだったのである。黄八丈。
よく時代劇に出てきたじゃあ~りませんか。黒いエリかけをかけた黄八丈を着た町娘。

理想の図 ↓



鮮やかだけど、ケバくない草木染特有の黄色。褐色がかったオレンジの格子や縞柄の組み合わせ。私の好むところの色であります。
柔らかい着物をはんなりまとうのもいいけど この手の物を粋に着こなして出かけたいじゃあ~りませんか。

秋までに仕立ててもらって着る予定!

この夜両親宅に遊びにきた弟に嬉しさを語った。

ヤツは絹屋の末裔のくせに着物に対する思い入れはまるで無い。

「へええ 姉ちゃんも今頃着物って物好きだねえ。 それに夢二? 町娘?
プッ 町娘って・・・ ガハハ もはや娘って年じゃ・・・・」

みなまで言わせず後ろからケリを入れておきましたわ。




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ゴーストタウン

2009-05-27 21:10:27 | 日々の生活
今朝から実家に
母と一緒に出かける用事があるためだが、その前に新しくできたというショッピングモールに行ってみた。この辺随一のユニクロがあるんですと。
去年、安くなったら買おう(根がケチ)と思ってて品薄になっちゃって買いそびれたブラトップ。今年は早めにと思ってたのに、先日西新宿の店舗でみたらすでに欲しい柄のSサイズは売り切れであった。
こういう時は田舎で探すに限ります。
母も行きたいというので一緒に行った。
郊外の幹線道路ぞい田んぼを切り開いた感じのところにできたショッピングモール。
広大な駐車場に車は数えるほどしかいない。
ユニクロも写真通り貸し切り状態…
いくら平日の昼間とはいえこれでやっていけるのか心配になってきた。
あとで弟に聞いたら色々ワケありの土地でワケありのディベロッパー絡みとか
秋に全面オープンていうけど秋までに既存店が持つのかどうか… とか
何年か後に名物廃墟になりそうな予感
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何をやっているんだか・・・

2009-05-25 20:57:07 | 家族あれこれ(犬も含めて)
今日のネタは娘

昨夜は11時半くらいに帰ってきて 今日は午前中は授業がないという。

私も今日は出かける予定がなかったので二人でリビングでまったりしていた。

「昨日も遅かったね 練習(ダンス)だったの?」と聞いたら

「うん OO祭のステージが近いからね。その後ちょっとみんなと遊んだし」

「女の子なんだからあんまり遅くまで出歩いてるんじゃないのよ」と小言を言うと

「あっそうそう 昨日撮った動画があるんだけど見る?」とデジカメを私に見せてきた。

それが アホらしいのなんのって・・・



この石川遼クンのポスター(デジカメの小さい画像を撮ったのでピンボケで失礼)の下がっている地下鉄内の床で

一人ずつ同じ格好をしてパフォーマンスしている四人の男子 

地下鉄を降りた駅の構内では 四人並べて同じ格好で写っている。

それに テキパキ指示を出している娘の声・・・・ 

何やってるんじゃ 君たちは??

また 今凝っているという《64ビートで走る》 と言う コマ送りで走っているような画像は駅の構内で 娘と男の子三人・・・

そして 「これはブラックだけどおもしろくなかった」という解説つきなのは
やはり地下鉄駅の中に寝転がるホームレスと 同じ格好で寝転ぶ男の子二人の映像・・・・

そして 「LOVE」と銘打った画像は 同じダンスのユニフォームを着て 手を繋ぐ今時の男子二人 交互に紙コップのコーラをストローで飲んで お互いの顔をいとおしそうに見つめあいながら歩いていく・・・・

「ホント こいつらってノリ良すぎだよね。すれちがった女の子が不気味そうに見てたよ」

そして その二人(ペアルック)による 人間ダックスフントのパフォーマンス。
電車の時刻表の両側でとっても胴長な人間っていう設定で ダンスを踊っている。



なんてことないんだけど これがメチャクチャ笑えた。

何をバカなことやってるんじゃい?

「これってだいたい誰が考えるの?」って聞いてみたら

「元ネタはだいたい私だけどさ、それを発展させて 私の想定以上にするんだよね あの子たち やっぱ頭いいや・・・」

頭ももっと役立つことに使いなよ、君たち・・・

もうちょっと女の子扱いされてみなよ 娘よ・・・・







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社会人2年目

2009-05-24 23:00:23 | 家族あれこれ(犬も含めて)
飲み会明け、だるそうに起きて来たが 雨天にもかかわらず立川の河川敷に練習に行くという息子。
風邪ひいて体力落ちたところにインフルエンザなんかにかかったら語り草だからね、気をつけなさいよ と つい小言が出てしまう。

ヘイヘイと聞き流しながら 昨夜の夕飯の残りのナスとひき肉炒めを目玉焼きの黄身にからめて モリモリ食べている。

「家メシってうめえなぁ たまに食べるからかな」 と お世辞だか本音だかわからないことを言う。

「そう言えば あんた この頃仕事はどうなの?」 この手の話って久しぶりにする気がするな・・・

「ああ、結構楽しいよ。ホニャララ次長が居なくなってから部の雰囲気がすんごい良いんだよな~」 

ホニャララ次長、仕事はできるらしいが厳しいので有名で、部長さえも遠慮して何も言えず、息子が何かの会で副社長と言葉を交わした際 「君の所属は? ああ ホニャララ君のところかぁ 大変だろう~」と同情されたという、伝説の厳しい上司だったらしい。

息子は本来能天気だし そう凹むタイプでもないのだが、ごくたまに 「ったく ああいうのをパワハラって言うんだよな~ 」「会社って理不尽なことがまかり通るんだよな」 とか ブツクサ言っていたこともあった。
「周りは良いヒト多いんだけどさ ホニャララさんが気分で怒ってる時に とばっちりがこっちに来ないようにって首をすくめてやり過ごしてるような様子見てるとさ、やっぱ 大人ってこんなもんなんかよ、人間ちいせえよ なんて思っちゃうんだよな~」 などと生意気に言っていたこともあった。

息子に残業代をつけようとした課長はそのことでカミナリを落とされたそうだ。

「新人なんて役に立たないんだから 勉強期間中に残業代なんてつけなくてもいい!」なんだそうだ。

他の部署の新人クンはキチンと残業代もついてるらしかったし、つっこめば労働基本法違反じゃないかいな、 それに息子の残業代がホニャララ氏のフトコロに響くわけじゃないんだからケチくさいね~と その時はさすがに内心息子に同情しましたたが・・・ 

ところが このホニャララ氏 この年度移動があって 某英語圏の国の支店長だかに転勤になった。マル秘だけどそうなるという情報を得た息子の部のシモジモの者たちは その噂が本当だと言う確証を得た晩、秘かに祝杯をあげたそうだ。
単身赴任ながら栄転のホニャララ氏は 移動に満更でもなくて 3月はご機嫌麗しく平和に過ごせたんですと。

そして4月、新しい次長を迎え グループも替わった息子。
今度も頭が切れて仕事ができるけど穏やかで ちょっととぼけたユーモアがある 渋イケ面の次長らしい。
「部の雰囲気が劇的に変わったんだよ。まあ ホニャララさんみたいなヒトは今時珍しいらしいんだけどさ。やっぱり行ってくれてよかったよ。7年も居たらしいよ。今年度もあのヒトの下だったらストレス溜まってただろうな~」と息子。

「かぶったのが7年の最後の1年だけでよかったね」

「ああ 俺 運がいいや」

「ところで残業代はつくようになったの?」

「うん 4月分からついてるよ。それに昇給もあったから結構手取りが増えたよ」

「へ~ こんな不況の世の中だってのによかったね」

「まったくだよな。だってまだ俺って 役に立ってるって気がしないもんな。勉強させてもらってる段階だもんな」

「へえ あんた 謙虚じゃない。 まあ二年目なんてまだまだなんだろうねえ」

「そうだよ。だから何年もたたないで仕事やめちゃうなんて会社にとっちゃ大損だと思うよ」

「そりゃそうだ。あんたもがんばって続けなさいよ。まあ今やめたら次の就職口なんてないからね」

息子がきちんと仕事に取り組んでいる上で今の仕事の環境が楽しいって言っているのはよかったと思った。
それに運良く恵まれた部署に配属されて、それにいい気にならずに 自分がまだまだ役立たずってことを自覚して謙虚であるのにもほっとした。
本来お調子者だしねえ・・・

気まぐれB型、これからどこで気が変わるかわからない部分もあるけど、もう親が手出し、口出しすることじゃないし。

息子も案外まともに社会人として成長してるのかもな~ なんて親バカ気分になりつつそのまま送りだしたあとで、今週彼に言うべき案件を言い忘れたことを思い出した。
彼の携帯代はまだ家の口座から引き落としになっていて、今月は11000円も使いやがったのだ。無駄遣いもすぎるし、いい加減自分の口座から払えというつもりだったのに・・・
やられたわ・・・

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東京駅でのんびりランチ

2009-05-23 23:07:11 | 食べる
新型インフルエンザの報道も一段落したようだ。
結局首都圏は思ったより患者の数が増えてないような気がするけれどこれからこのまま治まるのだろうか?
昨日の朝、夫とどうして大阪と兵庫ばかり患者数が多いんだろうね~ なんて話していたら、「関西人って電車の中でよく話するからじゃね?」と 超いい加減な答えが返ってきた。

疫学的にはホントいい加減な話だけど 関西の電車や地下鉄の中は確かに会話してる人が多いのは確かだよな~ とは思う。

しかしですね、昨日のお昼頃私は東京駅に行くために中央線に乗っていた。
わりあいとすいている時間帯。立っている人がちらほらいるくらいの車両だった。
と、片隅から大声が聞こえる。

「それでさ ナショナルジオグラフィックチャンネルで云々・・・」
「すごい いいんだよな~ カバって」
「アフリカ人ってライオンに出くわすよりカバに出くわすのを怖がるんだぜ・・・」

熱くカバを語っていたのはギターケースを抱えたモヒカンであった。ドアのそばに連れの金髪の女の子に熱心に語っている。
女の子は 「ふ~~ん」「そう・・・」と気がなさそうだが一応あいづちはうってやっている。

「俺さ~ その時TVでカバの画面を見たときにカバの魂の声が聞こえたんだよな~」

・・・・大丈夫か? モヒカン君

まあ おもしろいひと時を過ごさせてもらったわ。


昨日はこちらにもコメントを寄せてくれる広島のお友達reikoママさんとランチをする予定だった。
2月に初めてお会いして以来である。

どこでもお任せするけどおしゃれな所というリクエストで、一度行っておいしかったのでまたリピートしたいと思っていた 東京駅近くのイタリアンに予約しておいた。

こちらは京野菜と築地の魚介類をコラボさせた日本ならではのイタリアンをうたっている。
前行った時も 食材の組み合わせが新鮮だったので、舌の肥えたreikoママさんにもご紹介できるかな~ と思って。

reikoママさん しっかりとマスクをして現れた。お久しぶりだけど、ブログ上でお互いの状況がわかっているのですぐに話が通じて 「あ~ 書いてあったよね~」 「そうそう、読みました」って感じである。ブログ友とリアルでお会いするのって楽しいのね。

で、昨日のランチ

こちらはランチ、ディナーともにコースしかない。今回はこのコース



サーモンとイクラのタルタルを詰めたカンノーリ 赤ピーマンとサワークリームのスプーマ (味の組み合わせの妙 しかし食べにくいんだな reikoさんとこれはナイフで切れないしどうしたらいいのかしら?と悩みながら食べた)



含め煮した京都の新筍とあぶったカツオ 和野菜と海草のインサラータ 温度卵とボッタルガ添え(カツオのあぶり具合もちょうどよく 筍の香りと京野菜がひきたてていた ちょこっと載った薄いカラスミも気がきいてた)



獲れたてお魚とホワイトアスパラの蒸し焼き、アンチョビ風味のホタルイカと一緒に (アンチョビ風味のソースが好き)



トマトとモッツァレッラのガルガネッリ



新タマネギのパンナコッタと熱々のフォアグラコロッケ
(フォアグラの濃厚さを新タマネギのフレッシュさが緩和していい組み合わせだったな)




岩手産ハーブブタのスカロッパ たっぷりのキャベツとグアンチャーレでおおって(おいしかったけど もうお腹いっぱいで半分でリタイアしました)



デザート (ここのデザートはおいしいね 器も凝ってるし)

品数も量もたっぷりだけど、そうしつこくないし野菜も多いのであとで胃にもたれないイタリアンだと思う。
前回もちょうど今くらいの季節だった気がするけど、違う季節に来たらまた違った野菜を使った料理が楽しめるんだろうなあと期待させる店だった。

ゆっくりいただいたランチの後は千葉のお友達のところにこれから行かれるというreikoさんとちょっと丸ビルをブラブラしてからお別れした。

今度は広島でお会いできるかしら?



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思いがけない所で亡くなった祖母に会った日

2009-05-21 20:34:59 | 見る(映画 劇場 美術館など)
さて、会のイベントで萬☆さんのトークと狂言を満喫したあと 私達会員は近くのホテルに向かった。喜☆流能楽堂より歩いて目黒川を渡って歩いて数分の 目黒雅☆園(☆は叙です)である。

 

こんな感じの和風の建築の隣に高層ビルが融合し、宴会場などがあるメインの通りはこのようにデコラティブな装飾がほどこされたホテルである。



和食のコースはおいしかったし



会の30年の歩みを写したスライドショーや



会員の方(人間国宝のお嬢さん)の演奏などとどこおりなく行われた。
企画実行して会を成功させたFさんはじめとする実行委員の方たちは大変だったと思う。

ご存知の方も多いでしょうが ここはトイレが有名です

 トイレ入り口

 トイレ内部 川が流れてる(笑)

何でも2億かかっているとか? 

そして 会が全部終わったあと、希望者にここのホテルの前身の建物の一部が残っている 百☆階段(☆は段です)の見学ができることになっていた。
どうせなら見ていこう くらいの軽いノリで参加したこの企画 これがすごくよかったのよね~~~~~~

階段の説明は古い記事だけど一番わかりやすいのでこちら

国の登録有形文化財指定の「百段階☆」は、目黒雅☆園に現存する唯一の木造建築で、江戸文化の贅を受け継ぐ昭和の色彩空間として、今も大切に保存されています。ケヤキの板材でつくられた99段の階段廊下をもつことから「百段階☆」と呼ばれ、階段廊下の南側には6つの部屋が連なっています。
各部屋には樹齢100年を超える床柱や、当時屈指の著名な作家たちによって創り上げられた世界が描かれている天井や欄間などがあり、昭和初期における美の競演と大工の高い技術力をみることができます。
2007年4月27日には、百段階☆の最上階に位置する資料室「頂上の間」がオープン。目黒雅☆園と百段階☆の歴史と伝統を物語る資料が展示されています



 階段への入り口のエレベーター 扉も中も螺鈿の唐獅子牡丹の装飾

 千と千尋~の宮崎アニメの舞台のモデルになったらしいです。

こんな感じの階段を登っていくといくつかの部屋がある(昭和初期の披露宴会場)
当時の腕のいい大工の棟梁や画家たちがそれぞれに趣向をこらした部屋たち、今でも当時の豪奢さを十分に味わうことができる。

 漁樵の間 過剰なまでの装飾

他に鏑木清方の間など 彼の日本画が壁に組み込まれている。有名な道成寺、雪しぐれなどが見る事ができた。

で、祖母の話。

私の祖母は明治生まれだった。曽祖父が興した絹関係の会社が隆盛になったころに生まれて何不自由なく育って没落庄屋の次男でその会社に入った祖父を婿にとったらしい。美人だったし経営者の娘だってこともあって、明治男だったにもかかわらず祖父はそうとう祖母に気を遣っていた。
私は可愛がってもらっていたが、今思うと祖母のワガママぶりって結構すごかったから祖父も母も苦労したと思う。
そして極端な潔癖症で外出が大嫌いだったのでいつも家にいたし、家族の者(特に母や孫たち)も外に出すのが嫌いだった(今の私の出好きはこの頃の反動かもしれないわw)

祖父は商売でしょっちゅう京都や東京、名古屋などに行っていたが、祖母は遠出はしなかったらしい。
ただ、自分の姪が(去年90歳で亡くなった伯母)東京在住の銀行員と結婚した時、こちらの会場だったそうだ。祖母はほぼ70年前、こちらの雅☆園での結婚披露宴に出席したことになる。

私の幼い時、その時の雅☆園がどんなに素晴らしい建物だったか、壁も天井も螺鈿細工があって竜宮城みたいたったという話を何度も聞かされた。
私は幼いながら、そんなにすごいお部屋に私も行ってみたいな~と思って祖母の話を聞いていた。

考えてみると伯母は私の見た部屋のどこかで披露宴をしたかもしれない。
ってことは祖母が見て感激した景色を私もこの時みたのかもしれない。そう思うと、あわただしい日々でそんなにいつも思い出さなくなってしまった祖母の思い出がよみがえってきて目頭が熱くなってしまい、私はさり気なく同行の集団から離れて歩いた。

気が強くて我侭で女王様キャラだった祖母、だけど私をすごく可愛がってくれて、高校時代遊んでいてちょっと遅くなると門のところで待っていた心配性の祖母。

もう現実には会えないけど思いがけない所で祖母の魂がそばにいるように感じた。

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伝統芸能三昧 狂言

2009-05-19 23:56:15 | 見る(映画 劇場 美術館など)
お断り)

今日の記事には伏字Oor☆が多くなると思いますがご容赦ください。

私の所属する会のメンバーからの検索よけですので(笑)

で、本文

昨日は目黒にある 喜☆流(☆は多です)の能楽堂に行った。
私の所属する会の周年記念行事である。(着物関係の会です)

毎年伝統芸能系の方をお招きしてレクチャー公演をお願いしているのだが、今年は節目の年、ビッグな方をお招きしようという先生の熱意がスタッフを奔走させて 野村☆斉(☆は萬です)さんをゲストに迎えることができたのである。

250人の結構な所帯とはいえ いわゆる主体は主婦の集団である。よくあんな大物をお招きすることができたと思う。
日頃から先生は お招きするからには みんなが満足して勉強になる方を。とおっしゃる。しかも先生、かなりの面食い、去年は 超美形の尺八奏者 藤O道☆(○は原 ☆は山です)氏をお招きした。
今年も萬Oさん。打ち合わせに食の伝道師Fさんが行ったのだが、「あまりのかっこよさに 我を忘れた」と言っていた。
ん? 萬Oさんってそんなにイケ面だっけ?と疑問が生じた私でしたが・・・

当日はいつもとおり夫を送り出した後、着物を着付けて母と能楽堂へ。



こちらには初めて来たけど二階席もある大きな会場だった。

途中目黒駅で降りた母と同年代くらいのおばさまにここ行きの道を聞かれたのでご一緒してあげた。会員の紹介でいらした一般のお客さんだった。母とこの方、盛り上がる。(ので 私は年寄り二人の世話をやくハメになった)

この会は食の伝道師Fさんが総責任者となって企画実行された。
Fさんもご挨拶などがあるので、豪華な色留を御召しになり、髪も、邦楽関係の方が行き着けという上手な美容院できちんとセットしていた。
元々とても美人(ちょいとふくよかだけど)なので こういうハレの時はすごみのある美人が形成されていた。

 女優か歌舞伎役者の奥様のような貫禄

母 「んま~ Fさん 綺麗ねえ とてもよくお似合いよ」ハワイでご一緒していたので。
あとで私に小声で 「見直したわよ いつもああいう格好してればいいのにね」 だと。

そのFさんのご挨拶の後に先生のお話が・・・

着物の文化を伝えることに 生涯をかけてきたつもりであること。
着物の色が400 文様が500 こんなに多彩な衣装は世界でもまれであること。
某コーヒーのコマーシャルを引き合いに E=MC2 良いものを守りながら後の世に伝えていく。この素晴らしい着物という文化を伝えていくことがみなさんとできることを嬉しく思います。
また平和な世の中でないと着物は着られない。こうやってみんなで着物で集えることの幸せをかみしめて、この平和を維持していけるように私達もなにかできることをしましょうとのこと。

いつもながらの先生はいいお話されるなあと思った。
政治や経済も大切だけど、文化の維持ってものは平和であることに貢献すると思うもの。

そして萬☆さんのレクチャー公演。

今まで私は何度か彼の狂言もナマで見たことがあるし、映画やドラマも見ていた。
今回 紋付袴姿で素顔の彼をみて んまぁ なんてイケ面だろう!と感激しましたね。
前々日まで 北京公演があったらしくちょっと疲れた感じがまたセクシー(笑)
ちょっと頬のこけたすっきりしたしょうゆ顔とスレンダーな立ち姿がホントにステキだった。

今まで狂言での3枚目役しかみていなかったし、狂言独特の構えの立ち姿だったので背の高さも認識できなかったのであろう。
う~~ん あんなにイケ面だったとは・・・


そして話がまたおもしろかった。

能の登場人物が 天皇 貴族など歴史上の人物や絶世の美女(小野小町や楊貴妃など)の特別な人であるのに比べて狂言の登場人物は ごく平凡な庶民的などこにでもいるような人々であること(大名にしてもそんなに偉くない田舎大名とか)
そして彼らが登場して名乗るのに よく
「この☆たりの者でござる」☆はあです という言葉を使うらしい。

このあたりと言う事で 地域、時間を越えた普遍性をもたせられること。
600年以上の歴史をもつ狂言という芸能が 今現在の私達が見ても また世界のどこで上演されても 同じような人間の滑稽味 情 おろかさが伝わってくること。をお話されたのが興味深かった。

また 独特の腰をおとした構えが 演者自身に負荷をかけて緊張感を保たせることにより その緊張感を観客と共有できるのじゃないかと考えていること。
常にこの動作は何の意味があるか を 考えながら演じていること なども話された。

何度か読んだ彼のエッセイもとてもおもしろい。 祖父、父から厳しく芸を叩き込まれ 基礎を作った上で自分のものとして発展させている現在の萬☆氏。そして狂言の世界のみならず 他の舞台や映画などでも活躍されているのは 彼の確固とした理念があるからなんだな~ と感激しました。
和☆元○がこんなこと言えるか? 言えないだろうなあ・・・(ってのは余分な感想ですが)

その後 狂言の装束の着付けのレクチャーもあり(萬☆氏自ら、こちらの会でしたらこういったものをお見せしたらみなさん興味をひかれるでしょうと企画してくれたそうだ)
狂言 痩☆(☆は松です)の上演。

本当に充実した公演だった。

そして その後は祝賀昼餐会へ・・・





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伝統芸能三昧 渋谷編

2009-05-18 22:02:12 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日、今日と上京してきた実家の母との伝統芸能2箇所。

まず 昨日。

セOリアンホテルの能楽堂へ。

友人が習っている観O流の会の発表会だった。
母は宝O流だけど、特別出演で 人間国宝の宝O閑さんも出演される。
本来、今日も別の能楽堂で会があるために上京したのだけど どうせならそっちも付き合うってことで連日能楽堂に行くことになったのである。

午前中の早い時間は初心者の番組らしいので 午後の能が始まる頃に行くことにした。
演目は ちょうど私が1月前くらいにみた 葵上である。
ちょうど見比べもできるではないか(見てわかるかどうかはおいといて)

一月前に見たのは 宝Oのプロの能楽師さん。昨日のシテ・ツレは素人さんの女性である。見比べちゃ悪いがやはりどっちがうまいかどうかは いくら私でもわかってしまった。
この道30年の母に 「どうなの~?」と聞いてみたら、「あまり上手じゃないね、はっきり言っっちゃったら ヘ☆」 と 厳しい感想であった。 ふむ。
それでも その舞台では 地謡やはやし方を引き連れ、ワキに人間国宝の方に出演してもらう。
いくらかかるかわからないけど すごいな~

その後の演目で、私の友人は 舞囃子を演じた。

最初に座って地謡の方たちと謡 次に 立って舞う そして型をとる といったもの。
玄☆(☆は象です)という演目で天皇役を舞った。
舞台に現れた彼女を見てびっくりしたのは おととしより格段に上手になっていたこと。
背の高い彼女が男物の着物と袴をつけて端座している姿に 「幽玄」という言葉を彷彿させた。
例えて言えば 山岸涼子の画のような カワイイとか女らしいとかじゃなくて中性的で、ちょっとこの世を越えてる雰囲気をかもしだしているのは何故?
友人のひいきめじゃなく、謡を終えて舞い始めた彼女を見て、さっき辛口だった母も 「上手ね~ 端正な舞だわ~」と褒めていた。



出番が終わってほっとしている彼女

いい物を見せてもらいました。

この友人は高校時代の友人だけど、その頃の同級生の何人かと先生が一人いらした。
卒業時に彼女の担任だった歴史の女の先生で やはり観Oのお稽古をしているらしい。 私は担任にもならなかったし理系クラスだったので選択科目でも縁はなかったのだけど、在学中にとても人気があったことと 10年ほど前だろうか? その先生の書いたエッセイがベストセラーになってドラマ化されたこともあって印象は強かった。そして昨日卒業後初めて再会して 在校中にはお話したこともなかったけど、とても話が盛り上がった。

まずお召し物が 全部着物のリサイクルだったこと。
もっとちゃんと写真をとらせていただければよかったと思って後悔しているのだけど、全部ご自分が着物類を解体して型紙をおこして縫うのだそうだ。



このコートと帽子は男物の結城つむぎを仕立てたもので 縞に見えるのは細い別布が接いである。



リュックサックは大島紬の端切れ布のつぎはぎ。それに百円ショップで買ったという靴紐を袋の口に使ってあり、留め具変わりに算盤たまが使ってある。

この下のブラウスは 各地の大名の名と石高が書いてあって、江戸時代に出回った文書の柄だった。男物の羽織の裏地をはがして仕立てたらしい。
「大名の石高はその時代で変化するのよ。どの時代のものを写したのか文書で調べましてね、1800年の初めってことがわかったの」 さすがに元歴史の先生である。

世界各国も旅しているらしく この手のものを着ていると 現地の人との会話のきっかけになるそうである。
ちょうど70歳だけどとてもお元気で行動的、知的好奇心でどこでも行っちゃうという感じの先生だった。
私の着物の会の話にもずいぶん興味をもたれたようで、「あら私も参加したいわ」ともおっしゃってくださったのは嬉しかった。



家に帰って 先生が一人一人に作ってくださった縮緬のブローチを見ながら、母と
「頭のいい人の話っておもしろいね~」という結論に達した。
70歳になってもあんな風に人生を楽しんで生き生きと過ごせればいいなあ・・・

またお会いしたいな~ と 心から思ってしまった。




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変形DNA

2009-05-16 22:31:14 | 家族あれこれ(犬も含めて)
GW中に息子の部屋を大掃除したところ色々懐かしいものが出てきた。

本人は別に愛着もなかったらしく無造作に燃えるゴミに分別してあったもの。
ちょっとしのびなくて捨てる前に写真をとってみた。



中学の美術の時間に作ったもの。木の板を削って作った筆入れのカバーらしい。
(当時)考古学に凝っててW大に行ってY村教授と一緒にエジプトに行って発掘してみたいなんて言っていたっけなあ・・・

そして、娘が

「これ壊れちゃったからもう捨てるわ」 と言って今朝のゴミに出したのがこれ



小学校の3年か4年の時に作った人形。
テーマは世界の子供たちだったかな? インディアンの子供を作ったのだと思う。
これは校内で何かの賞ももらったはず。
昔から いわゆるカワイイものは作らなかったなあ・・・

私も描いたり作ったりは好きだけど私の趣味やセンスは変形して二人に伝わったみたい。
これはこれで見ていておもしろいんだけど。




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漁夫の利シリーズ vol.2

2009-05-15 08:52:35 | 日々の生活
さて 先日アップした キッチン便利グッズ (従姉妹からもらったもの)ですが、その続きをご紹介しようと思います。

* 真空パックができるジップロック

   

これは結構便利。ジップロックに食材を入れてしっかり口を閉めてからこのポンプで中の空気を吸い込み真空状態を作る。これで冷凍すると冷蔵庫臭さが食材に移らないし、冷蔵保存もモチがいいようです。

* ペットボトルブラシ 

  

ペットボトルに水を入れて口にはめ込んで使う。窓のサンなどのお掃除に便利。

* 乾電池式のゴマ摺り器 

  

食卓においてご飯やおひたしなんかにかけるのに便利なんだけどちょっと大きすぎるかも。

* にんにく皮剥き器

 



Made in USA 外国のお料理ショーなんかの番組見てると色々なこの手のグッズが見られませんか?りんごの皮がむけて櫛形に切れるとか、さ。そのたびに手で剥いたほうが早いやんか。外人って不器用なのね~ とか心中突っ込みをいれていた。
このgarlic peelerも包装にAmazing! Fast! No Odor!  と記してあり、大げさだよな~ アメリカ人って と思いましたが・・・

ホント便利なの これ。あっと言うまに皮がツルンと剥ける。写真は皮とわかりやすいようにわざとひろげてみたけど ピタっとくっついている(あんまり新鮮じゃないもんでひからびかけてる)ニンニクの薄皮がそのままそっくり壊れないで剥けるのでございます。 

アメリカ料理人あなどれず・・・

 

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連作の完成&次の課題が・・・(汗)

2009-05-13 16:20:37 | 描く
ちょうど去年の今頃から描き始めた バラ柄のお皿の連作が今日完成した。

  
同じように見えるがちょっとずつ違うのざます

     

   

      

     

  

苦節一年・・・ 

最近一年は短いような気もするが このお皿を描き始めたころには必要なかったものがしっかり手放せなくなっている 




あ~ら なにかしら? 乱視がひどくって 乱視よ乱視 

なかなか大変だった。これは娘の嫁入り道具(いつのハナシなんだろ )に持たせるつもりで描いたけど、もしも粗雑に扱って
割ったら 化けてでてやる(皿屋敷か・・ って冗談ですが)

そして前回から描いているのが こちら ↓



時計である。

12個の文字盤のところをカバーしてパディングして焼成したところ。

今日からその白抜き部分に花束を描きはじめたが・・・



2時間かけてもこれしか進まなかった。あと10個描いてそれぞれ影を入れて 真ん中部分もバラの連鎖を描く予定 仕上げに金彩も。

道は遠い・・・ 
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マリー

2009-05-11 20:43:38 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日は銀座の劇場に行った。

寺山修司脚本で 美輪明宏演出・主演の 毛皮のマOー(Oはリです)



楽日だった。



ホールには花が一杯。それも有名人の札がたった豪華胡蝶蘭が多かった。

ほぼ満席。今回も舞台友Nのおかげで前から4列目のど真ん中という最高の席で観劇することができた。

出演者はすべてオトコばかりと言う劇である。

しょっぱなからマリーの入浴シーン 上半身もろ見せの美輪さん。
「あのおっぱいはどうなっているのだろうか?」などと下世話な興味もわくのも仕方ないわよね~



劇はアングラテイスト 色々な物がごっちゃまぜになってそれが美輪さんの美意識を通して表現されているのだろうか? 何の意味があるのか、何を言いたいのかはっきり言って理解できなかったが、無理して意味を見出さないままでもいいのかなあ。
楽しめたし。

美輪氏が美貌の男娼マリー役、その息子で、マリーによって外界と触れさせられずほの暗い応接間で蝶々を追うことだけに明け暮れる美少年欣也役は新人。



この子が ジャニーズとは一線を画した美少年ではまり役だった。上品な昭和の香りがするんだな~

途中 下男がシコメのマリーになりその夢?の中に出てくる多数の美青年たち。Tバックでラインダンスを踊ったのは圧巻で笑えた。

このなんでもありの混沌、退廃、インモラルな香り。味わえるのは演劇ならではね(日頃は健全な人妻生活してるもんで)
私の一番好きな作家 金井美恵子氏の若い頃の詩の世界がなぜか彷彿されたな。
そういう時代だったのかもね。 書かれたころが・・・

美輪さんも結構激しく動いたり 歌ったり 地声ですごんだり色々な顔を見せてもらったが、最後 欣也と一緒に白いローブのような衣装で舞台の真ん中に立って彼を守るように立っているその姿がとても印象に残った。聖母子像にも通じるような神々しさまで感じさせる姿。やっぱり只者じゃないのね。
周りはスタンディング 私も立ったけど ちょうどど真ん中だったし 確かに視線が合った気がしたな~ 

舞台が終わったところで・・・

一緒に行ったNが 「局、これからスタッフに差し入れするから楽屋付き合いなよ」 と言う。
「いいよ~」と軽いノリで彼女の後についていった。あらかじめ話が通じていたらしくOOさんのお知り合いですね。と案内されて楽屋行きのエレベーターに乗ったところ・・・

ひえ~ 目の前に 草刈O代と周O監督が! 後から乗り込んだ マオカラーのジャケットを着たロマンスグレーのおじさまは なOにし礼さん! なんなの? この空間は!!!

楽屋の奥の彼女の知り合いのいらっしゃる部屋で差し入れをしてパンフレットをいただいてきた。 周りには今舞台で使ったばかりの衣装やカツラ道具類などたくさん置いてあり、まだ汗をにじませたまま早足で廊下を行きかう美青年役の子たちとすれちがった。
ミーハー心が満足させられましたぞ 

草刈さんは画面のイメージ通りのツンとした美貌。スラリと伸びた背中と歩き方が麗しかった。監督は奥様が目立ちすぎるのでちょっと影が薄いが、インテリ風の穏やかさが表情に表れてて素敵だと思った。

昨日はかなり暑かったけど、オットが仕事のついでに車で劇場まで送ってくれるというので私は着物で行った。
「お前よくそんな暑苦しいモン着られるなあ」とオットに言われたけど



まあ着た甲斐があったっちゅうもんです。
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海の幸、山の幸

2009-05-09 22:28:00 | 食べる
昨日のいただきもの。

オットがお世話した方より。



活きアワビとサザエをたんまり

  こんなに巨大なアワビは初めてお目にかかった(通常の包丁とまな板です)

  アワビを持つ夫の顔はデカイですw

せっかくだから活きのいいうちにとご近所にもおすそ分けして

刺身、酒蒸し、ガーリックバター炒め、炊き込みご飯(肝も一緒に炊き込んだら大変おいしゅうございました)でいただく。

それでもあまったので今朝はエリンギとオリーブオイルで炒めた。

  どっちがアワビでどっちがエリンギか見分けのつかないところがミソですが アワビ率多し。

だいたいアワビなんて自分じゃ買わない。せいぜいトコブシがいいところである。
一生分のアワビを食べてしまった気がする(笑)
また食べたいな~ 

そして同時に届いた山の幸



カタクリの花一輪とともに コゴミをたんまり。こちらもご近所におすそわけ。

コゴミなんて山菜うどんに入っているか、おひたしくらいでしか食べたことなかったけど、ナマから作ると案外クセがないし歯ごたえもあっておいしいものなのね。

今日は白和えにしてみた。 明日の朝食には湯がいてゴマドレッシングでもかけるかバタ炒めにしてみよう。

ちなみに贈り主はプロの海女さん、それもかなり高齢の方。ご自分で採って贈ってくださる気持ちがうれしかった。

ごちそうさまでした。


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それぞれの休日

2009-05-07 23:40:54 | 家族あれこれ(犬も含めて)
GWもあっと言う間に終わりましたわね。

まあ色々あったが、今日姑は無事?に退院して自宅に戻った。膝は人工関節を入れたほうがいいと言われたらしいが、本人はプール内のウォーキングをリハビリにして いつかもう一度ワルツを踊るのを目標にしているんですと。 どうぞ踊ってくだされ。

さて、彼女に振り回されて終わった私達夫婦ですが、子供たちはどうしていたかといえば・・・

息子、最初に姑が入院していた病院と職場はとても近かったので、手術前後 二度ほどお見舞いに行ったらしい。
その後、この連休は後半に大学時代の友人でセレブ韓国人の友達の別荘に部活の同期の何人かで招待されていたらしい。
しかし・・・
4月も終わりの頃に
「オカン 韓国行きはやめになった」 へ? どうして??
「M子のバカのパスポートが4月15日に切れてたんだよっ」
あ~ら かわいそ。しかし自分だけ行くって選択肢はないわけね。優しいこと。

実は息子のパスポートも3月末で切れていて慌てて申請に行っていたはず。
その時気づかなかったのだろうか?
「俺が確かめたら 大丈夫に決まってるじゃない あと1年あるよ って言ってたんだよ」

しかし、このブタインフルエンザ騒ぎ、外国旅行がダメになって私としてはよかったと思っている。
なので 「良かったね~ このインフル騒ぎだもの。ワタシ安心したわよ」と二人に言うと
「そうですよね」とM子
「お前が言うな」と息子にどつかれていた。


行く予定の旅行がボツになって暇そうな二人。
とにかくどこかに旅に出る と言い出したが どこも混んでるし、オットの車は姑を乗せたりするので貸せないし、(ワタシの車には息子用の保険をつけてない)行くのだったら電車で行ったら? と言ったら なんとワタシの実家に二人で行ったようだ。

「OO子 ××(息子)が女の子連れてきたよ!」と実家の母あせる。
「いいんかい? 一緒に泊まらせても まったく今の子は平気なのね~」と実家の母さらにあせる。
「パパ(父)は××のお嫁さんになる子だと思ったみたいだけど そうなの?」
知りまへんがね。

弟夫婦に車で日帰り温泉に連れて行ってもらい、みんな一緒に行き着けのレストランでご飯を食べたそうだ。ホントいつの間にか嫁扱いですわ。

「細いけどカワイイ子ね~ それに△△ちゃん(弟嫁)よりよっぽど気が利くよ」 ここでも嫁姑問題か・・・笑

昨日は二人で地酒とナマイモこんにゃくwと温泉饅頭をおみやげに現れた。
このGWの間に 息子の部屋のいらない荷物を整理して学習机を粗大ゴミに出すことを約束していたのである。
私も手伝ったけど、M子案外使える。すぐに飽きて遊びたがる息子に 「早くやんなよ」と促して手際よくさっさと片付ける。確かに△△ちゃんより気が利くわ。

余分なものがなくなった息子の部屋は殺風景になったが、シックなカーテンと敷物でも敷いておけばお客部屋にもなりそうである。よかった♪

娘は5月の末の学祭に向けて連日ダンス三昧だったようだ。
踊ってさえいればご機嫌のようだ。それにしても将来どうするのかしらねえ・・・



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