局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

「真夜中のカーボーイ」を今更見る

2006-09-30 21:08:51 | 見る(映画 劇場 美術館など)
「見たことないの? 一番好きな映画だよ」 
と、友人より薦められたこの映画。
「真夜中のカーボーイ」 アカデミー賞もとったアメリカンニューシネマの代表作と呼ばれているものだ。

****ネタバレします****

テキサスから ニューヨークに行って金持ちの女に取り入って養ってもらおうと バスに乗って都会を目指す 能天気な田舎者の青年のジョー(ボイト)
都会についてもうまくいくはずはなく、金持ちだけど醜悪なオババに逆に金をとられる。
そこで、足の悪い小男のラッツォ(ホフマン)と出会う。金持ち女の仲介者を紹介してくれると言われてだまされ金を騙し取られたあげくに狂信者に紹介される。
なけなしの金をとられて安ホテルも追い出されるジョー。
そこで、ラッツォと再会し、何故か友情が芽生える。壊される予定の廃屋の一室での奇妙な共同生活。食料品を盗み、自分の血液を売り どうにか生活しながらも、ラッツォはフロリダを夢見る。
健康を犯されるラッツォ。ジョーがホモのオヤジを殺して奪った金で二人はフロリダ行きのバスに乗る。
冬のニューヨークを離れて明るく変わって行く風景の中で ラッツォは失禁して死んでゆく・・

はっきりいって救いのない どうしようもなく 弱く、おろかしく みじめな社会の底辺の青年たちを描いた映画だった。
しかし、どうしてこの映画の一場面 一場面が目の奥に焼きついているのだろうか?
最初に出てくる ジョーの妙に明るく田舎者丸出しの表情と 死んだラッツォの目を閉じてやった後 バスの中にうずくまる表情の違い 本当の人生の辛さを知った人間の変化。
絶対に共感できないけれど、どこかで許容してしまうような人間の弱さを見事に表した映画だと思った。
ニルソンの音楽が耳に切なかった。
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母親みたい・・・

2006-09-29 23:54:26 | Weblog
娘の学校の友達が夕食を食べにきた。
イギリスに行って以来、違う学科の友達とも交友関係が広がり、下宿している友人とも仲良しになったようだ。
ずっと自宅通学の娘にとって、自炊している友人のところで夕飯を一緒に作ってみたりするのもままごとみたいで楽しいみたいだし、たまには家でご飯を食べさせてあげてと家に連れてくることも多くなった。
今日も電話があって 夕食がシチューだよと言うと 連れてくると言う。

富山出身で、日本画専攻というなかなか美人な女の子が遊びに来た。
食べ終わった後も 食器を運んだり 手伝おうという申し出をしてくるし いい子だな と 思った。

私が片付けるからゆっくりしてなさいね と言いながら片付けをしてなんとなく二人の会話を聞いていた。
なんでも今、二人とも実習の選択で 織物をしているらしい。
その担当の先生が いわゆるオールドミスのおばさんで 口うるさく 大変だと二人で嘆いていた。
「今日もさ つれちゃった所を見せたら 文句言うのよね」
「そうそう、すぐに切れるんだよね」
「言い方がヒステリック」
「一人でせっかちに注意するけど、あれじゃ誰もついてかないよね」
「そうなんだよね、それに自分が言ったこと忘れてさ、結果だけみて文句言う」
「更年期っぽい」
「まいるよね~」
「母親っぽいよね あの言い方」
「あっそうだ 言えてる 母親みたい!」

悪かったね 母親はここにもいるよ・・・
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リゴレット~ローマ歌劇場

2006-09-28 23:43:45 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨日(9/28)のこと

先々週 約束の日にちを間違えた親友とのリベンジランチ(9/13ブログ参照)に出かけようとしたところに 声楽家の友人からメールが来た。
「急な話だけど、今日オーチャードホールでリゴレット 招待券あるよ 3枚までいいよ 行く?」
こういう時は即決するに限る。絵付けの先生を誘ってOKをもらい 2枚いただきますと返事し 新宿へ。
ランチ後(今日はちゃんと会えた 笑)帰りにデパ地下で刺身だけ買って帰り、ご飯をしかけ、筑前煮を圧力鍋で作り、味噌汁も作りおいて 家族に 「オペラで遅くなる 飯あり」とメール。その後、ネットでリゴレットについて検索、だいたいの筋書きと楽曲の説明も頭にいれておく(この辺自分でもA型だと思うわ)
ちょうど雨もやんだし、夜は晴れそうなので着物に着替えてオーチャードホールに。

オペラは超初心者である。思い起こせば むか~し短期間お付き合いをしていた5歳年上の人がクラシックファンで サントリーホールにドン・ジョヴァンニに連れて行かれたのが最初で最後であった。当時は字幕の掲示板もなかったし、予習していかなかったので筋もわからず おもしろくなかった。(彼が一生懸命説明してくれたけど)
その後、赤坂で四川料理を食べたら、彼の頭から汗が流れ落ちてきて、近い将来ハゲるのではないかという疑念がよぎり、急速に嫌になった覚えがある。当時、局24歳、要するにオペラには碌な思い出がなかったのであります。

いらん事を書いたけど、そんなこんなで、このオペラが楽しめるのかどうかちょっと自信がなかった。

だけど心配はいらなかった。行ってみたらS席が用意されていて(自腹じゃ買えないお値段 Yちゃんに感謝)着飾った人々を見るのも楽しかった。
オペラが始まったらすんなりその世界に入れて、しかもそれがとても楽しかった。
もちろん超初心者だから、一人ひとりの歌手の力量なんか比較という意味じゃわからない。だけど人間の身体が多彩な表現力のある楽器だということがとてもよくわかった。ソプラノの声も 普通あんな高域の音は耳にキンキンしそうなのに、とても馥郁というか豊かに心に響くもんだなと聴いていて思った。
あと、こちらは私が比較的慣れ親しんだ歌舞伎の世界に似ているんだもの。
現実的にはありえない設定の中で 恋愛、裏切り、ちょっとデフォルメされた人間の善悪をけれんみたっぷりに見せるところ、様式美、生のオーケストラって所も 歌舞伎で言えば 清元や常磐津に置き換えられる。

本当に面白かった。これではまったらどうしよう?貯金しておかないと。

絵付けの先生も満足してくれたようだった。

一つ気に入らなかった出来事があった。
BUNKAMURAに行く途中の事、人だかりがしてガヤガヤしている所があった。(今朝AIの路上ライブだとTVで知った)
通りぬけようとしたが人垣で歩けない。そうこうしていると整理のお兄ちゃんが
「立ち止まらないで下さい」言うではないですか。
「好きで立ち止まってるわけじゃないでしょ。そちらの都合で通るのに迷惑しているんだからそういう言い方なさらないでね」とつい言ってしまった。
断っておきますが、私は普段は平和主義です。ただ理不尽な事は黙っていられませぬ。(マスコミとか芸能関係者って特権意識を間違って持っちゃってるから特に嫌っ!)

着物の女性に切り返されてたじろぐ兄ちゃん。
おばさんをなめたらあかんぜよ!(古っ)




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すてきな本を見つけた

2006-09-26 23:28:03 | 読む
「吾郎とゴロー」川渕圭一著 求龍堂



場面は夏、都内の古い病院。エリート研修医で自信満々の吾郎が その病院で亡くなったミュージシャンのゴローの幽霊と出会う。
その出会いを通じて、吾郎の医師としての意識が変わって行く。そして、ゴローの願いをかなえるために一肌脱ぐ というお話。
それぞれの恋人たちとの関係もからませながら、ゴローとお母さんの間の愛情もしみじみ感じさせてくれる。
ネタばれになっちゃうから詳しくは書きませんが、さらっと読めて 随所でくすっと笑えて、最後にじわ~っと涙腺がうるみ、心がふんわりと温かくなる本です。

この本には ちょっと変人はでてくるけど嫌な人間が一人も出てこない。ちょっと人間くさくて、ちょっと哀愁があってなんだか懐かしい気分になる登場人物がこういう時代にとても安心感を覚える。

装丁も、おしゃれです。
表紙もだけど、章の最初に出てくるイラストが文章にあっている。しおりも素敵。
気持ちをこめて作られたことが伝わってくる本だと思う。



実は 川渕氏の本は殆ど読破した。
自身が日本でトップクラスの大学の医学部の出身ながら、患者の気持ちを考えない大学病院の教授や、人間性を忘れてしまいそうな研修医の生活を画いた小説、「研修医純情物語」「とび出せ!ドクター」など
また自伝に近い、自らの青春の彷徨を書いた 「セブンソングズ」

今度出版されたのが、ファンタジーと言うのはちょっとびっくりしたけど これも愛読書の一つに加わった。夏の話だけど、秋の夜長に読む本としてもお勧め。


蛇足だけど、これってドラマか映画にしたら面白いと思うんだけどなあ。

研修医の吾郎はどうせだから 稲垣吾郎君に演じてもらいましょう。
ミュージシャンのゴローは やっぱりジャニーズつながりで亀梨君あたりで。
あと主な登場人物は吾郎の恋人の編集者の女性、ゴローの恋人だった年上の女性に若い子たちに人気のある女優をもってくれば、恋愛ファンタジーとしておもしろいものになると思うんですけど。

誰か作って!(笑)


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深まる秋にたまには思索する時もあるの

2006-09-25 21:09:36 | 様々な思い
今朝は着物で出かけた。
まだ単衣の季節だけど、夏帯と絽の半襟だと季節に乗り遅れて野暮ったい気がした。こういう季節の変わり目の着物は本当に難しい。

昼間は思ったより暑かったけど、夕方家に帰って着替えたらちょっと汗ばんでいた肌に家の中の空気がひんやりと寄り添った。
朝干した洗濯物も冷えて湿気をもってしまいそうだからあわてて取り込んだ。暮れていく空の雲はもう完全に秋の雲だった。

一日中置いてけぼりにしていた犬と散歩に出かけるときにはジャケットが必要だった。
散歩の途中、この前までうるさかった蝉の声が色々な種類の虫の声に替わっていたのに気づいた。金木犀の香りがあちこちの庭から漂ってきた。

毎年、同じように季節が過ぎる。
地球だっていつまでもあるわけじゃないだろうけど、私達が生きられる期間においては変わらず存在しているだろう。

その中で私達は変わっていく。
なんにせよ人間って無常であるって事を最近よく思う。
身体も・・・心も・・・

だけど、だからこそ もがいたり、苦しんだり、ささやかな幸せを感じたりしてる人間たちと、その営みを 自分をも含めて愛おしいと思う。
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鮎で美味んぼ

2006-09-24 22:52:29 | 食べる
利根川上流の簗に鮎料理を食べに行った。




もちろん全部が天然ってことはないだろうけど、新鮮な鮎が炭火で焼いて供され、地元の枝豆や漬物も美味、これらをつまみにビールと地酒の日本酒をいただき、最後は鮎の炊き込みご飯でしめる。 大変おいしゅうございました。

お約束の新鮮な枝豆と 鮎の稚魚の佃煮と酢の物



最初はフライ 小さめのものがカラっと揚げられている。普通のウスターソースでいただくけど、これがジャンクっぽいけどおいしい。頭まで香ばしくいただけます。



次は鮎の食べ方ではやっぱり王道の塩焼き、蓼酢つき。一人前が5尾! 今の季節は卵や白子でいっぱいでした。 私は3尾がんばって食べたけど、家の子供達は5尾完食

「京極さんの気持ちがわかる」 と娘 美味んぼの読みすぎだよ、君は。



地元の酒造の辛口の日本酒でほろ酔いながら〆はあゆご飯とあゆの入ったお味噌汁。
これがまたおいしい。おなかいっぱいだと思いながらも二膳も食べてしまった。



ここの鮎ご飯の炊き方を伺って、ちょっと自己流も入れたレシピを書いてみます。
割に簡単なのでおためしあれ。

  < 鮎ごはん(4人分)>

* 米3カップ・・・炊く1時間前にといで、ざるに上げておく。
* 鮎(大きめ2尾) 化粧塩して焼く、串ははずしておく
* 新生姜 一片は小口切り。蓼の葉(なければワケギなどの小口切り)適当な量ははがしておく
* 土鍋に 米3カップ 昆布だし3カップ 酒 3/4カップ しょうゆ大さじ1 塩小さじ1/3入れ 焼いた鮎を乗せ 生姜をふりいれ炊き上げる
* 10分くらい蒸らして たでの葉を散らし 鮎の頭と中骨をとり、身をほぐして木じゃくしでまぜる。

冷めても美味です




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鮎三昧(携帯)

2006-09-23 21:30:20 | 食べる
某所にて、鮎三昧 塩焼きはもちろん鮎ご飯が最高でした。詳細は明日レシピつきでアップします。
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文系脳の悲劇

2006-09-21 22:15:04 | 日々の生活
大学はいわゆる理系の学部を卒業したけど、私は絶対に文系脳だと思う。

筋道を立てて論理的に理解をしていくってことは嫌いじゃないけど、(化学とか生物分野はわりに好き)いわゆる幾何的な分野の数学とか物理ってとても苦手だった。
夫は典型的理系少年だったみたいだ。高校時代にこなしていた数学の参考書は 「大学への数学」だったというし あの本のチャレンジ問題を解くのに多くの時間を費やし、かつそれが楽しみだったらしい(他に楽しみがなかったんかい?)
私はハナからあんなものは自分にとって不必要な領域と最初からみなし 「解法のテクニック」 という参考書を何回かこなして(ちょっと考えて解けなければ解答ページを速攻で開き)数学の問題をパターン認識して暗記していた。 要するに数学と物理は暗記科目だったわけです。だから普通に生きていて不必要な部分の数学って今はぜ~んぜん記憶の片隅にも残ってないなあ ロガリズムってなんだったっけ?
特に暗記も歯が立たずに赤点をとりそうになったのは 空間のベクトルの単元である。

って 何を言いたいかと言えば、つくづく空間把握ができないのです。
理系脳の持ち主って たいていが地理的感覚に優れている。いわゆる方向音痴がいないと思う。
夫は一度行った道は忘れないし、カーナビとかなくてもだいたいの感覚でたどり着ける。私と一緒に初めての道に行く時、昔はよく地図をもたされてナビゲーションさせようとしたが、かえって 足をひっぱるので今では絶対にあてにしなくなった。(それまで何度となく夫婦喧嘩になった。地図が読めないって事がわからないらしいね、地図が読める人々っていうのは)だいたい持っている地図を回して見るというのでイライラするらしい。(だって進行方向を上にしなきゃわからないやん) 
そして夫は自分の居る位置の東西南北もだいたい把握できるらしい。そんなのあたりまえだろって思う人、それは甘い。 
私なんかね、迷子になって携帯でどっちに行っていいか道案内されるとき じゃそこから東に行って とか 言われるとパニックになるんだから。。 「東ってどっちだよ!」 である。 右と左しか自信をもってわからないんだから 私にとって二次元は難しすぎる 一次元で説明していただきたいわ。「OOビルを背中にして右に行け」 とかさ

自慢じゃないが、増築しまくった温泉宿なんかに泊って お湯に入って自分の部屋に戻れなくなったなんて数しれず、ディズニーランドなんてあそこにシンデレラ城があるから アドベンチャーランドはどこ?なんて絶対把握できない。伊勢丹行って買い物して さて 靖国通りはどっちにでたらいいの なんてこともわからないのよね。
絶対に脳のどっかが欠如しているか、そこの部分が極端に発達しなかったのであろう(と言うか最近また衰退してしまったようで怖い)

同じように方向音痴仲間なのは ブログにも書いたけど MIⅢを六本木ヒルズに見に行った 通訳のTさん 彼女も完全な文系脳で かなりの方向音痴である。お互いに何も考えずに歩くから何度行ってもヒルズの中で迷う。「この前のお茶したところおいしかったよね また行こうね」ってチャレンジしてみても二人ともたどり着けないのである。
MIⅢを見て二人の共通認識として 「私達はスパイになれないねえ どっかから進入できたとしても出口に戻れなくて死ぬよね そこで」と話が合った(誰も私達にスパイになれって要請なんてしないだろうけどさ) よく二人とも車を運転できているものだと思う。

って 前振りが長かったんですが、方向音痴の特徴として記憶の領域の中でも位置の記憶ができないということがあげられる。何もそれは道だけではなく、会社の共通の引き出しのどこに何が入っているかとかもすんなり頭に入っていないから、いちいち開けてみないとわからない。建物の中の部屋の場所も然り。空間の中の位置で把握しているというよりは OO室とか文字を読むことでその場で判断するから位置の認識、それに伴う記憶ではないのである。

ってまた前振りだったんですが

今日ジムに行って 男女のロッカールームの間に立ててあるスタジオプログラムの張り紙を見た。インストラクターに変更がある と 書いてあったので その情報に気を取られつつ、ロッカールームを開けた私の目の前に

すててこを脱ぎかけたおじさん(おじいさん)の後姿がありましたとさ

そう、私は無意識に男子ロッカールームの扉を開けていたのだった。もう何十回となく通っているジムなのに(泣)
あせって身を翻して男子ロッカーから飛びのいた私。幸い廊下には人影はなかったしおじいさんも気づいてはしなかったろう(と信じたい)

しかし 本当にこの能力の欠損、いつかもっと痛い目にあいそうで怖い・・・・
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白磁ペイント再び

2006-09-20 18:15:53 | 描く
今日は先生のお宅で矢車花を習った。
このお皿は ティーカップのソーサーとなる予定。ここまで描くのに2時間かかった。これで一回焼いてもらってその後金彩で彩る。カップにも描かなくてはならないし一組のカップ&ソーサーができあがるまでに いったい何時間費やすのだろうか・・・・

めげかけている私に 「局ちゃんの優しいタッチがチャイナペイントにとっても合っていると思うわ。花の散らし方にセンスがあるわ~」と言う先生の一言が・・・
先生、あなたはおだてて伸ばすタイプね。私の筆圧の低いのは省エネ体質だからなんですけど・・・
気を長くしてゆっくりやるしかないなあ しかし自己満足の世界だわね。(買ったほうが安いよな~)

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どくだみローション その後

2006-09-19 18:15:26 | 日々の生活
6月11日にどくだみローションを作った(仕込んだ)ことをブログに書いた。

3ヶ月前、仕込み時




3ヶ月寝かした状態。黴も生えることなくうまくできたようだ。良い芳香が漂っております。(ここだけの話だけど、夫がもらってきた焼酎もドバドバ使ってしまった。夫には内緒 まあ飲んで尿として排出されるより肌に吸収されて綺麗になったら焼酎も本望ではないだろうか。)でも本当に飲んだらおいしいそう(笑)



小分けすると こんな感じ



使い始めて3日たったけど なんとなくいい感じです。私は結構肌が弱い(美容液とかかぶれやすい 特に美白系は殆どかぶれて逆効果になる)けど大丈夫のようだ。
アルコールの刺激があるかな?と心配だったのだけどそうでもなくてすっとなじむし、つけたあとのべたつきもないし。



初公開 40台局のすっぴん肌(恥)でございます。 ここ数年出没してきたやじるしの先のシミをどーにかとりたい!!
このローションを3ヶ月続けると必ずとれると この処方を教えてくださったおばさまを信じて肌がトラブルを起こさない限り実験してみようと思います。
3ヵ月後、また同じ部位を 同じ時間、同じ光線で写真を撮ってアップして検証しようではないですか。

やっぱり 私って理系だわ~


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トールペイント展~銀座

2006-09-18 20:50:14 | 見る(映画 劇場 美術館など)


銀座三越で 9月15日から25日まで開催されている「くらしを彩るトールペイント展」に行ってきた。私の先生が出展されている。



展示コーナーでは10人を越えるトールペイントの作家たちが、各々のブースで作品を飾っている。
テーブルセッティングコーナー、子供の部屋コーナー、リビングルームコーナー、ローズガーデンコーナーなど。

販売コーナーでは 展示コーナーの作家の作品、門下の作品などの展示即売、実演販売など。



かなりにぎわっていた。鯛の目玉くらいのダイヤの指輪をしているタイプでディオールあたりの古典的なトワレの香り漂うデコラティブなおばさまたちがたくさんいらっしゃった。

ーートールペイントというのは200年くらい前からヨーロッパの農民たちの間で広まったペイント手法の一つで、伝統的な装飾技法をベースに木やブリキ、布などあらゆる素材に描ける。図案にあわせた筆遣いだけでも描けるため誰にでも親しみやすいのが魅力。いまでは270色のアクリル絵の具も開発されて、芸術の域まで広がりを見せている。(三越のパンフレットより)ーー

ここの展示会を見て気づいたこと(前々から思っていたのだが)初期のトールの先生たちはだいたい20年ほど前、バブルの始まるくらいの頃、ご主人の海外赴任にヨーロッパ(アメリカも)に行った際、当地のものに触れてレッスンを受けて日本にその技法を持ち帰ったという方々が多い。

夫は企業戦士で仕事に邁進している傍ら、妻は慣れない土地で家庭を守り子供の世話をしつつ趣味をこういう形で日本に持ち帰るくらいに極めたって 駐在員の奥さんたちってタフで勤勉で器用な人々だなあと ため息つきつつ感心してしまうわけです。珍しく素直に。

それから 私の知ってる限りでも、友禅の絵の具のメーカーと協賛しつつ、布のペイントの方法を新しく作り出したり、日本の伝統的なものと融合させている先生もおられる。また、向こうの作家のものも見たけど、日本の作家のものは本当にできあがりが綺麗で几帳面さがある。日本人って小さい時から毛筆をしたりして、筆に親しんでいるから、上手なのかなあと思ったりもしている。

ところで、芸術と工芸ってどこで線引きされるのだろうか?
単に受け手側の問題なんだろうか? どれだけ心をゆすぶられるかどうかっていうことなんだろうか?
まあ難しいこと考えずに 綺麗だな いいご趣味ですね で この場は収めてしまいましょう。




ちょっと甘い物が食べたくなったので 帰りにこちらに寄った。



和光のチョコレートサロン こんな所にできたの知らなかった。ちょっと照明を落とした落ち着いた空間でいただいた、丁寧に入れた紅茶とチョコレートのお菓子がおいしかった。












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大人の合コン~色気なしvol.2

2006-09-17 11:11:34 | 友人
さて、飲み会当日(9月15日夕方) 家族分の夕食を作り、ちょうど帰ってきた娘に 「今日はママはKのおっちゃんたちと飲んでくるから(娘も知っている) 始まり遅いから遅くなるよ、まあ今日中には帰ってくるようにがんばる」 と 告げ 「ほい、飲み会ね、どうもおしゃれしてると思った。へいへい 楽しんでおいで」 と 送り出された。
店の前でちょうど BとK氏にばったり Bは一時間も前についてジュンク堂で時間つぶしをしていたらしい 「千葉からはもっと遠いと思ったんだよ」 ってあんたね・・・
3年ぶりくらいに会ったK氏は なぜか 男前が復活していた。元々180cmは優に超える大男だが この前会った時は90kgくらいになっていたらしく、さすがにデブはまぬがれず、あのKさんもおなかが出ておっさん化してしまって悲しいなと思っていたが、今回すごくスレンダーになっていた。(大学時代は本当にギリシャのトルソーみたいで美しかった。遠い目・・・)

「どうしたんですか?痩せましたね」って聞くと
「うん。犬を飼いだしたんだわ。それがさ 外に行かなくちゃ うOこしなくてさ。俺が帰ってきて うOこさせにいくんだわ。うOこ4、5回させるためにさ 毎日5kmは歩いてるんだよね それで体重13kg落ちたわ」 

と 開口一番 うOこ 三連発である。普通に 「犬の散歩で痩せた」でいいではないか。色気のない・・・(男前が泣く)
ほどなく Eちゃんも着て(歩いて東京駅まで来れるという都会っ子)飲みほ3時間宴会はスタートした。



↑13kg痩せたK氏と、あいかわらずスレンダーで可愛いEちゃん

ピッチャーで生を頼み、空けまくる4人。始まりが遅かったのでおなかもすいていて、食べ物のなくなるピッチも早い。Sの分は小皿に取り分けておこうと思ったが、「この豆腐おいしいな Sの分も食っちゃおう、無かったことにすりゃいいから」と 豪快に食べるK氏

九時過ぎにSがついた時には かなり出来上がった状態だった。



↑左から S、B、局 と Sが着いた時には空に近かった鳥しゃぶ鍋

いきなり 「今度キャベツを自宅で水耕栽培したいんですが、人工の光は何色がいいでしょうかね?」 と 着いたとたんとんちんかんな質問するSと 理系助教授の顔を急に取り戻して語りだすK氏
その後、Bの浮気(現場の同僚 未遂だと本人は言う)が奥さんにばれて修羅場になった話の暴露(Sによる)などでも盛り上がって、あっと言うまの3時間が過ぎた。

その後 大手町の通りになぜかあった牛の彫刻の前でおじさんおばさんがはしゃぎながら写真をとった(今思うと結構恥ずかしい)



Eちゃんと別れて4人で東京駅につき、改札前で延々抱き合って長いキスをしているカップル(男40くらい 女20台OL風)を観察してから電車に乗り 同じ方向のK氏と共に今の光景に考察を加えながら家路に着いた。

一応当日中には家に帰れた。次の日の二日酔いもないし。肝臓も健在♪





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大人の合コン~色気なしvol.1

2006-09-16 19:36:20 | 友人
話は数週間前に遡る。(9月1日ブログ おばはん的オヤジ参照)Sとお茶を飲んだ時に 久しぶりに卒論仲間(公務員Bも加え)で飲もうよって事になっていた。そしてその数日後 全国紙の東京版に私達の卒論の指導をしてくれた当事の大学院生(今は某公立大学の助教授 以下 K氏 S、Bと違ってものすごく男前 ジミーズの多いウチの大学男の中の出世コース)のエッセイが連載されているのを見つけた。嬉しくなって彼らにその記事をファックスしたら K氏も誘おうよ と言う事になった。
男三人(オヤジだが)を私一人で相手するのもナンなので 同じ研究室だったチャキチャキの江戸っ子 Eちゃん(おばさんだが若くてきれい)も誘って華を添えてもらうことにした。

みんなそれぞれ忙しいので 日程を決めるのは難航したが、9月15日 午後8時(Sの都合)東京駅近辺に決定した。私は 日程も決めた言いだしっぺのSが会場も決めてくれると思っていた。
そしたら 水曜日夕方メール着
「金曜 9時くらいになるわ。先にやってて。店決まったらメールしてね」

決まったらってあんた 決めてなかったんかい
だいたい金曜日の夜 東京駅近辺で5人すんなり入れるわけないじゃないか・・・・
しょうがないからそれから グルなびやyahooグルメを駆使して店を探した。子沢山の公務員Bのために安めの設定、みんな飲んべなので心置きなく飲める店、遅く来るSのために時間制限がなるべく長くとれるところ・・・何件も断られてやっと
東京海上ビルに 宴会メニュー3500円、三時間飲み放題1500円 計5000円ぽっきりの 焼き鳥系居酒屋の空きを見つけ、4人席に無理やり5人突っ込む設定で予約できた。その間2時間あまり。
それで グルなび待ち合わせメールをみんなに送り、インターネット経由のメール拒否の設定をしているかもしれないから 待ち合わせメール送ったよと携帯からメールも送り 夕飯の用意にとりかかった(カニクリームコロッケ)

ほどなく、SとBから着信
「メール拒否設定してるから来ないよ」
めんどくせえ と思ったが 店の名前、住所、℡番を改めて携帯から送信。
「メニューは?」 と S
宴会メニューと飲み放題のことを送信
「焼き鳥はさ、内蔵系より肉がいいな どんな焼き鳥? 梅酒あるかな?」S

 ついに切れた私。だいたいメール送受信のたびにホワイトソースと小麦粉まみれの手を洗って大変だったのよ。

「Sちゃん うるさい!! 間近の予約がどんなに大変だったかわかってるの?文句あるならキャンセルするから自分で予約して (怒りマークたくさん)」

しばらく沈黙する携帯 1時間ほどして今度はBからメールが来た。

「局ちゃん ご苦労さん Sがわがまま言ってごめんね この映像見て機嫌なおしてね~」



奄美大島に行ってアジを釣ったとか・・・嬉しそうに魚を抱えてにんまり笑っているオヤジの写メールを見て何が嬉しいと言うんだ! しかし、Sが怖がってBに私の機嫌をとれとメールしていたと言うのが笑えた。

そして飲み会当日に続きます。(ちょっとDVDを見なくては)
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秋の懐石膳

2006-09-14 20:52:09 | 食べる
友人がご主人の赴任先から一時帰国しているので、彼女と親しかった友達を誘ってお昼を食べることになった。「中華は勘弁してね」(シンガポール在住のため)のリクエストに応えて 懐石の席を予約した。
場所は下北沢 「明日香」。若者の街と言われるこの地にも 大人が満足できる懐石のお店があるんです ちょっとロケーションに問題があるんだけどね(後述)

*まずは海草の入った寄せ豆腐とすぐりの食前酒



*ゆず釜に入った青菜のおひたし、松風焼き 鱧の巻き寿司 万願寺唐辛子に金山寺味噌をつめたもの



*白キクラゲと丁寧に作ったごくなめらかなつくねとお餅の入ったお澄まし



*自家製汲み上げ湯葉にねり梅をかけたもの(ちょっとゆず胡椒風味も利いている)



*海老しんじょに春巻きの皮を巻いて揚げたもの



*海老の入ったゆり根のお団子のあんかけ



*グループごとにお釜で炊いてくれる炊き込みご飯(今日はしめじ)と赤だしのお味噌汁とお漬物(柴漬けと山葵が利いたきゅうりと沢庵と)



*デザートはりんごのムース



秋の味覚を満喫しました。(本当においしかったのよ)



子供たちがまだ幼かった時、彼らが幼稚園に行っている時間を使って、懐石料理を習っていた。なかなか自由な時間が持てなかった当時の貴重な自分の時間を 料理の稽古に当てるとは 我ながら偉かったねと褒めてあげたい(と自分で言う)
単においしいものが食べたかっただけという気もしないではないけど。

それを教えてくれたのは、やっぱりママ友の一人だった。大変な才媛で、お兄さんの事業の会計関係を手伝いつつ、お母様の茶道教室の補佐をし、余暇で自宅で懐石を教えるといったスーパーウーマンだった。6人くらいの生徒に一人一匹ずつ魚を捌かせ、それと同時にコースの手順を割り振り、下準備と火の加減と盛り付けすべてに目を配り、ちょうどよく出来上がってみんなで試食して、後片付けすると 幼稚園のお迎え時間がくるように時間配分をしてくれる という すんばらしい料理教室だった。格安だったし。
余談だけど、後に彼女の子供は ♂はK成 ♀はO蔭に入った(遺伝子は強いと思った)
私は今でもあんなに頭がよくて手も(口も)動く人は見たことがない。

彼女が日本料理の師となってくれたのは私の料理ライフにとってとてもハッピーだったと思う。魚のおろし方なんて基礎から習えたし、季節季節の旬や素材の生かし方も勉強になったから。
今もその時のレシピ集は宝物。さすがに一人でコースを作るのはまっぴらだけど、ちょっとがんばろうって時の一品や お客様を招いた時に重宝している。



で、話は戻るが、日本料理って本当に手間隙かかるもんだっていうのはその時に経験している。何人かで手分けすればコースはできあがるけど、繊細に作ろうとすれば切るだけでも時間がかかるし、蒸したり濾したりのプロセスはあるしで 一人で作るのはまず困難であろう。

だから、こういうのって本当に身にしみておいしい。
友人も やっぱり日本っていいよね~ と しみじみ言っていた。

所で 彼女は待ち合わせに遅れて来たので「先にいってて 後から行くから 場所はどこ?」ってメールが来た。
私の返事 
「南口に出て線路沿いのラブホの建物の一階」

そう、問題はこの場所なのよね。ここじゃ 男友達にご馳走してもらうっちゅうようなシチュエーションになっても行けないではないか なんか下心がありそうでさ(笑)

友達はちゃんと来られて 「一度でよくわかる場所の案内だわ」 と言ってくれた。









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虚しいランチ

2006-09-13 20:54:31 | Weblog
今日は友人とランチをする予定があった。
幼稚園年長から高校まで同じ学校に通い、ずっと切れずに付き合いが続いている(何年越しかの仲か書けないほどの年月)の親友の女性。
彼女はある住宅メーカーの企画、マーケティングをしているバリキャリで、ミセスだけど子供はいない(こういう人が生まないから日本の将来は暗いのよね 余談ですが)
ものすごく忙しくて日本全国どころではなく ダンナはある国に単身赴任、自分も海外出張で飛び回っているので なかなか時間を作って会うのが大変だ。だから、お互いにそろそろ話が貯まっちゃったなって頃になると、彼女の職場近くに私が行って 昼休みの1時間余りを一緒にしながら、機関銃のごとく食べながら話し倒すというのが常である。

何日か前、そろそろ会おうかってメールが来て 私が新宿まで出向き、12時すぎると近辺のオフィスの人たちで埋まってしまう結構人気のパスタ店にちょっと前に入っておいて、席を確保する手はずになっていた。
11:50にそのお店に入り、二人です と 店の人に告げ、オーダーは連れが着てからと断ってから、彼女に 「今ついたよ 席確保した。窓際ね」とメールを送った。
そして待つこと15分 そろそろ来るころかなと思っていたらメール着信

局ちゃん ランチの約束は来週の水曜日だよ 私、今大阪にいるの 

あわてて携帯の過去メールをチェックすると 「了解! 20日の水曜日 Wでね 楽しみにしてるね~」 と 言う自分の能天気なメールが確かに残っているではないか・・・  やっちまった・・・
律儀な彼女は 「ごめんね~ どうにもならないから一人で食べてね」 って わざわざ電話もしてきた(気を遣わせてすみませんでした。でも声が笑ってたわよ)

しょうがないから店員さんを呼び 連れが都合がつかなくなったから(そりゃ~大阪から来れないよな)と言ってオーダーした。
すごい量のパスタが来て、黙々と食べるのは結構辛いものであった。

しかし、雨のオフィス街を見ながらランチのお一人様もたまにはよかったかも(負け惜しみ~)




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