局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

調子が戻ってきた

2012-01-30 00:30:43 | 様々な思い
昨夜帰ってきたオットも何だか風邪っぽいという。こういう時には思いっきり寝るに限るねと 日曜の朝は思い切り寝坊した。

いつもならブランチなのに一度目の食事が12時頃だったもの。

で、何気なくつけたTVは「○っこにおまかせ」だった。日曜日のこの時間、一番に避けたいのは国営放送ののど自慢だけど、この番組も見ていて不愉快になるので普段は見ることはないのだけど。
チャンネルを変えようとしたところだったけど、ついオットと共に耳を傾けてしまったのは 某熟年俳優が婚約不履行で訴えられたというスキャンダルであった。
元々結婚していた元俳優(69)が昨年だかに35歳年下の女性と再婚したのはいいが、その前に付き合っていた内縁の妻のような女性(55)はその俳優の離婚も再婚も知らされないままに捨てられたっつー事件であった。

裁判沙汰にするらしく 訴えた55歳の女性はしっかりとマスコミにも名前も顔も出して取材に答えていた。55歳といっても十分に色っぽくあだっぽい女性である。
こうやって実名も顔もさらしたら色々言われるのに決まってるだろうに、そのマイナス面より何より相当腹が立ったのであろう。あとしっかりと「ワタシがこれから進んでいけるようにお金で保障してほしい」と言い切っていたところ、色々ごちゃごちゃ理由づけするよりはわかりやすくて潔いのではないかなとも思ったりもした。

こういったスキャンダルは知人や友人などだと色々複雑な思いにもなるが、全然関係ない芸能人だといささかお品の悪い好奇心だけで語れるので気楽っちゃ気楽である。
オットと
「69で二股かよ ファイザーにお世話になってたんかな」とか
「この女の人もさ~ 30万の家賃をどうこうしてくれってのもね~ もっと安い所に引っ越せばいのに」とか気楽になんだかんだ言ってたのだけど。
その後私は本気で腹がたってしまったのよね。それは・・・

某俳優が言ったという一言である 「人生は死ぬまでのひまつぶし」と言ってるそうな。
「何言ってんのよ。17,8の若造じゃあるまいし! いい年こいて青臭いこと言ってんじゃないよ。仮にも人に何か感動を与えようって商売してながら、こんな事公言するなんて最低! あんたのひまつぶしの仕事を見て仮に感動した観客が居たら良い面の皮だよね。そんなことだから周りの女を不幸にしても平気なんだろね、最低!」とまくし立てたワタシにオットが

「わかったよ。こんなくだらねえ番組見て興奮すんなよ。しかしお前風邪治ったな~ 風邪ひいてる間はおとなしかったのにな」だそうだ。

ふん! また寝込んでやる 

そうこうしていたらムスコ夫婦から電話、新居のそばにおいしい焼肉屋があるから行かない?とのこと。
このさいサムギョプサルがカルビになってもいいやってことで乗った! 風邪の治りかけの身体が肉と脂肪と香辛料を求めている。

 

食後はホテルのティールームで



食べた食べたで本当に風邪が抜けた夜だった。昼間怒ったのも良かったのかもしれない。





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風邪ひき前後

2012-01-28 21:55:24 | 日々の生活
風邪をひいてしまった。
武道館へ行った日の朝、ちょっと喉がイガイガするな~と思ったのだが、チケット無駄にするなんてとんでもないと予定を実行した次の朝目覚めて、喉を完全にやられたと思った。

すごいガラガラ声 それも必死な思いで振り絞らないと出ない。そのうち咳も出だし寒気もしだした。

完璧な風邪っぴき。

幸い今週は仕事の方もヒマな期間だし、家族、友人との約束もしていなかったので 完全引きこもりを敢行。

パソコン立ち上げるのもおっくうなので外部との連絡はメールと携帯のみ。
食欲がないので口にしたのはガス入りミネラルウォーターとスープと果物くらいで過ごした四日間。

頭痛もひどかったけど退屈なので手元にあって読まなかった本で暇をつぶす。 宮部みゆきの新刊 「おまえさん」上下 と「ジェノサイド」完読。
弓之助シリーズも期待してたけど 謎解き講釈部分が長すぎて退屈した。
ジェノサイドもあれだけの長さ、最後まで読ませるストーリー展開はあるんだけど アクション映画 SF映画 ファンタジー映画を寄せ集めたような既視感を感じて感動! までもいかなかった。政治的な部分もここまで言い切っていいもんだろうかってな疑問も感じてひっかかったしね。

やっと起きだしてパソコンうてるまで回復した今、身体が猛然と栄養を求めている。
何が食べたいって サムギョプサルが食べたいのよね。
あの三枚肉の赤身と脂身とニンニクと唐辛子のエネルギーを弱った身体に取り入れたい。
明日はオットと韓国料理でも食べにいこうかな。
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武道館に行ってきた

2012-01-25 23:06:06 | 見る(映画 劇場 美術館など)
昨年暮 ★ にも行ったツアー最終日

1971年 ここで解散コンサートをした彼らがここに帰ってきた!
↓ 詳細こちらでどうぞ

 ★ 

還暦すぎた彼らがこの会場を満杯にするとはね~ コンサートが始まる前です。↓



私は二階の南東の前の方の席でラッキーだったけど、ステージの真裏の北側の席まで人が入っていた。12000人以上だったらしい。
すごいことですね。暮に行った時より若いファンの割合が若干増えていたような・・・ ノスタルジー的な部分だけじゃなくても若い人たちから受け入れられてるのだと思う。

コンサートの編成は暮と殆ど同じだったけど、サプライズがあった。
シローがステージに帰ってきて一曲歌ったのでした。
お兄さん(一徳さん)に支えられてステージに上がったところで周りのファンから温かい拍手が。
病気もされて足も不自由になってすごく痩せていた。あの軽妙だったトークも若干もつれたような口調だったけど。
「ジュリーのおかげでまたここに立てた」とご本人も感無量だったようだ。

そして歌ったのが「若葉のころ」by ビージーズ
またこの曲が泣かせるんですよね、アラフィフのみなさま。「小さな恋のメロディ」覚えてますよね? 
マーク・レスター、トレイシー・ハイド あの人たちは今・・?
あの映画がひどく流行り、教室ではパンフレットが回されたりレコード(当時)が貸し借りされたりした事をよく覚えている。

When I was small
And Christmas trees were tall
We used to love while others used to play
Don't ask me why・・・ で始まる歌詞

シローさんが伴奏からはずれながらも懸命に歌う姿に胸いっぱい。きれいなテノールの声は健在だった。
後ろのオバたちは号泣してるし・・・

41年前の同じ日に解散した彼らが長い時を経てまた同じ舞台に立つ。
その間のそれぞれの人生、色んな事がありながらそれを実現させたのは各々の思いが熱かったのでしょうね。

行ったメンバーは舞台友N 恋するKくんとオットである。
41年前同じ学校に居た NとKとワタシ。同じ小学校の制服を着て同じ教室に居た私たちがすっかりオバとオジになってこの場に居るってのも感慨深い。
オットも同じ学年だからやはりそれはそれで感慨深いもんがあったらしい。

終わった後は高揚感というよりなんだかしみじみしてしまった。

「良いコンサートだったよね~」と言いながら神楽坂で一杯。

また何十年かたってこの夜を懐かしむ日がくるんでしょうね。
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科学の力? トゥルントゥルン

2012-01-23 23:00:29 | 日々の生活
ムスメが年明けのセールで購入したもの



パナ★ニックのナノイーほにゃららドライヤー

家にもイオンドライヤーはあるし(5年ほど前に購入した普通のもの) こんなかさばるし高いもの買って まったく~と思ってたけど。

効果はすごいね。

少なくとも私の髪質(コワい 多い ド直毛のボブ パーマっけなし)にはばっちりであった。
シャンプーしてからこれで乾かす。ターボにするとかなりの風量ですぐ乾く。(重いのが難点)
髪がしなやかに指通りもよく表面がトゥルントゥルンの絹糸の手触りになる(ホントよホント)

次の朝 今までは夜シャンプーすると多少寝癖がついて濡らしてセットしなおさなければならなかったけど、これだと結構おさまってる。

これを使うようになってから

「髪 つやつやだね~ シャンプー何を使ってるの?」とジムで何人かに聞かれた。だから客観視しても髪質は変わっているみたいである。
(ちなみにシャンプートリートメントは大島椿シリーズ 量販店で700円程度のもんである)

ちなみに私の行っているジムのドライヤーはなぜか知らないがイオンでもなく昔ながらのただ温風と冷風が出るもので、今頃こんなもんどこで売ってるんだ?という古色蒼然としているシロモノである。
会員は 「あんな立派なクリスマスツリーや門松飾る金があるならドライヤーをもっとまともなものにせよ」と怒っているのだが、オーナーはそこに門松にこだわりがあるらしい。

なのではからずも ごく普通のドライヤーとこちらのドライヤーと比べることができるのだけど、まったく乾かした後の手触りが違うのでびっくりしてしまう。

別に私はパナソ★ックの回し者じゃありませんが、この手の家庭で使う美容器具ってのもずいぶん進化してるんですね。

それにしても「ナノイーって何?」「マイナスイオンがどうして髪にいいの?」とムスメに聞かれて答えられずに困った。

「おかあって専門が化学系だったよね? わかんないの?」

へい わかんないよ、教えてgoo!





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満足の鑑賞

2012-01-21 23:13:12 | 見る(映画 劇場 美術館など)


水曜日のマチネ

星組は久々なのであまり知ってる人がいないし、トップさんがあまり好みでないので(単に食わず嫌いだったのと前の安蘭さんが好きだったのもので)観なかったのだけど。
ここのところ なんか不完全燃焼の観劇が多かった宝塚。

これはおもしろかった。

性格上のめりこむほうじゃないのでどうも客観視しがちだけど、宝塚ってファンだけが観るわけじゃなく まるっきりの一見さんが観るとどう思うかって常に考えてしまうのよね。

たとえば家のオットと一緒に見るとしたら前回の 仮面のほにゃららとか アルジェのほにゃららとかは見たくないもん。オットが寝そうだから。

っていう観点からみると面白かったって話です。

一公演で何度も足を運び お茶会や出待ち入り待ちなどしているコアファンはまた違う見方もあるでしょうが・・・
ワタシくらいのふつーのファンにとっては まず「作品力」だなぁとつくづく思った。
この作品はジョージクルーニー主演のハリウッド映画が原作である。
ラスベガスを舞台に天才詐欺師ダニー・オーシャンが仲間とともにホテル王ベネディクト相手に盗みを働く話。妻のテスとの三角関係もからむ。
あのスケールが大きいハリウッド映画がどのように舞台化されるのか興味があったが さすがに小池先生の演出である。
展開も人の使い方も良かった。



席もSSの通路をへだてたすぐ横のS席というラッキー席。



食わず嫌いだったトップさんも素敵だった。ダンスのキレとかやはり若いってステキ。ムスメ役ねねさんもスタイル抜群で華やかな方だった。



ちなみに私が目をつけたw二人。ベネディクト役の紅さんと ライナス役の真風さん。
ベネディクトさん美しい。線が細くてちょっと不器用そうな所もいとをかし。
ライナス役はホントに白人の美少年みたいで可愛かった。歌は歌詞が聞き取りにくかったけど。

この公演はかなり人気みたいで空席は殆どなく、パウゼの時のトイレの列がいつも以上に長蛇だった。観客の熱気もいつもより熱く、眠っている人も殆どいない。
やっぱり面白い作品ってのはみんな評価するんですね。

いつもこうであって欲しいな~ と思いながらの帰り道。寒かったけど心から満足できた舞台を見た後はホントに心は温かい。




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地下鉄の中で

2012-01-19 23:48:31 | 日々の生活
昨日の昼下がり とある路線の地下鉄の中の話である。

私は宝塚のマチネ公演に行くところであった。

車内は比較的すいていて私はドアの近くの座席で座っていた。
赤坂見附の駅で人が増え、二人の男の子が乗ってきた。
今時の子である。先にのってきた背の高い方が背の低い方に私の隣の空席を見つけ「座れよ」と言った。
背の低い方は若干めんどくさそうに 「俺はいいよ」と言ってそのまま高い方に座らせた。
その言い方がお互いになんだか優しい空気を感じ なんとなくほほえましくそれを聞いた。

私は手持ちの文庫本に関心を戻そうとしたのだが、この二人おしゃべりである。
背の高い方が特に色々相手に話しかけ、低い方がぼそぼそっとそれに返すっていう会話。
TV番組の批評を始める背高。俺らの小さい時の方がTVに色々制約がなかった。今のTVは不自由だ。規制が多すぎる。なんて結構マジメな話をしている。

「だってさ、どらえもんだってしずかちゃんの入浴シーンがなくなったじゃん」と背高、思わず内心ずっこけるワタシ。
「そうだよな あれが良かったのに」と今までの会話の中で背低が感情をこめての発言であった。思わず彼の顔を気づかれないように観察したワタシ。よく見ると、ロン毛メガネと無精ひげで気づかなかったが非常に整った綺麗な顔をしていた。

隣の席なのでよく顔を見られなかったが、背高も茶髪の短髪で大き目の銀のピアスが似合いそれなりに決まっていた。

「銀座で何する」物憂げに聞く背低

「オレさヴェネツィア展行きたいんだ」と背高

「ヴェネツィア? なにそれ」と背低 またまたずっこけるワタシ

「イタリアの~ ディズニーシーみたいなとこ」

「何があるの?」

「街がきれいで祭りとかあるんだよ」

「あっ知ってる。水かけまつりだろ」もう文庫本から完全に関心が離れ、彼らの話に耳ダンボ

「ちげーよ。もっとお上品な街なんだよ。有名なのは えーと行進 デモ行進じゃなくて なんつったっけか あっカーニバル」

「あっ 聞いたことある。女が踊るんだろ」

「ちげーよ。だからもっとお上品なんだよ。仮面かぶったりして」

「あっ 聞いたことある」

背低が次に何を言い出すんだろうと期待したところで電車は銀座駅に着いてしまった。ワタシも降りる駅である。

ホームに降り行く二人のデイバッグにはお揃いのベルトがくくりつけられてあった。

そしてホームでは、私のちょっと先を歩く二人はごく自然に指をからませあっていた。

都会っておもしろいものを見たり聞いたりできるもんです。

     * * *

ところで昨日の星組オーシャンズ11もえらい面白かった。ここの所私にとってつまんない公演が続き、もういい加減行くのやめようと思ってたところだったけど。こういうクリーンヒットがたまにあるからやめられないtakaraduka。
詳細は明日ゆっくり書きます。
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留袖と草履と

2012-01-17 23:09:30 | 着る
ドラ結婚までの道 vol.10

この日曜日、ちょっと用事があってオットがドラに電話したところ、披露宴の試食会中だったらしい。引き出物も決まったみたいだし一応着々と準備は進んでいる様子。
ドラ&M子は案外しまり屋である。招待状の宛名書きを式場にお願いすると結構高額なことを発見し、「自分たちでやります」と言ったらしい。ドラはかなりの悪筆である。「そんな汚い字でよく会社勤めできるね」と言ったところ「今頃手書きなんか仕事で使わねーよ」とのこと。
そういえばM子の字は見たことがないような気がする。

そして何を思ったか あて名書きをムスメに頼んできたらしい。確かにムスメは同じ兄弟とは思えないほど達筆である。何度か毛筆で賞も取っている。 しかしここで妹を使うとは・・・ それも聞いてみたら最初は一通○○円で頼んできたらしい。
「○○円って安すぎるよね~ 一応本番書く前に何度か練習するんだよ~ その手間考えるともっともらってもいいよねえ」ムスメもムスメである。
確かに式場の相場の五分の一を提示してくるとは・・・ 「安すぎるよ って言ったら二倍になった」らしいw それでもドラはずいぶん倹約になったはず・・・

ところで 結婚式でのカップルの衣装、オットたちのモーニングの調達はできた。
私は自分の留袖を着るつもりなので、そろそろ点検も兼ねて実家においてある留袖を出してみた。

元々母のものだったのだが、派手になったので母はその後加賀友禅のちょっと渋めのを新調したので私が譲り受けたのである。
しかし私の結婚式に着たのはその新調したものだったのだから、「派手になった」と言うのは40代じゃなかっただろうか?
ってことは今の私には派手ってことかいな? と気づいたのはつい最近。
それでもこれから他のものをと考えるのもめんどくさい。 とにかく出してみようと・・・



かなり上までこの派手な御所解き模様が続いている。金糸の刺繍もめいっぱい。
弟の結婚式は(年食ってから結婚したので)結構簡略だったので着なかったので、親族としてこれを着て式に出たのは30代の始めの従兄弟の結婚式であった。その頃は違和感はなかったがやっぱり派手だろうか?



その時の帯はこれだったらしいが(当時自分で着つけもできなかったから言われるがままに着てたから記憶も確かじゃないのだけど)なんか柄が着物とかさなってくどくなるような気がする。
「それじゃ これは?」と言って母が出してきたのは



ひゃ~ ますます派手 



でも この方が柄が喧嘩しなそう。

帯締めと帯揚げも道明のへたってないのがあったのでそれを使う。あるもので済んでよかったよかった。

で、一つだけ新調することにしたのは草履である。

やっぱり something newって言うじゃないですか(花嫁か?w)

ってことで実は暮れも押し詰まった日、某老舗草履製造元に注文に行ってきたのである。
明治創業のその店は東京都下に工場がある。そこのご店主さんは私の所属している着物の会の先生と親しく、会にも草履の歴史などの知識やトータルコーディネートとしての草履を選ぶ時のアドバイスなどの講義をしてくださる方。
だからこの会の会員と言う事で電話してお願いすると、ご店主自ら用途や好みを聞いてくださり、足に足袋を履いた状態でちょうど良い形と寸法、鼻緒の締め具合も足にあった状態で誂えてくれるのである。
これだけでもこの会に入った甲斐があるってもんでしょ。
私も以前作っていただいたのは足に吸い付く感じの素晴らしい履き心地である。

それに、そんなスペシャル~な発注してどんだけ高いものになるかっていうととんでもない。銀座あたりの呉服屋さんの店先で売られてる着物の値段、その目の玉が飛び出るほどの値段のほんの何分の一何十分の一が実際織ったり染めたりしている職人さんに支払われる賃金なわけだけど、(まったくこの業界の流通は理不尽である) 草履も以下同文。何十分の一まではいかないけど、ホントお値打ちで作っていただけるのである。(じゃなきゃ買えないぞ)

詳しくは言えないが、ここの顧客はすごいですよ。まず美☆子様たちの☆室ご一行さま。
故演歌歌手の舞台衣装はここの特注品だったらしい。他にも名前を聞くとへ~って方たちがこちらの品を愛用されている。

私がご店主と相談して選んだのはベージュ地のでごく細い金彩で幾何学模様が書いてある革で誂えたもの。目の位置から見るとごく薄いペールゴールドの無地に見え、間近に見ると 「へ~柄物なんだ」とこだわりが見えるもの。

鼻緒は同生地で作り脇に金の線を入れた。 
実はこれと同じ生地で ☆ヴィ夫人が誂えたらしいよw

呉服屋さんや着物周りの品物にかかわる人たちって、老舗のお店でこっちが躊躇してしまったりとてもじゃないけど買えないってところでも、こっちがホントに好きってことが伝わると案外心地よく熱心に話してくれるものである。
自分たちの作るものや売るものにこだわりがあるからだろうか?
この時も色んな生地見本や実際の製品などたくさん見せてくださって忙しいのに一時間以上時間を割いてくれた。

二月末までには出来上がるらしいが、楽しみである。できたらアップします。



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先週見たもの

2012-01-17 22:05:54 | 見る(映画 劇場 美術館など)
備忘録として

* 紀☆国屋シアターでのミュージカル

 この方の作品



 これ ☆ 

ご招待チケットで鑑賞。子供向けのミュージカルと聞いていたけどさにあらず。井上氏の言葉遊びがおもしろく、深読みすれば面白い作品。
登場人物はみんな猫(♂)です。背景も衣装も地味。客層は自由人度高い。ヅカとは対極。これはこれで楽しかった。


* オットと映画鑑賞



やっぱりこのシリーズは大画面で見たいもんね。よく次から次へと仕掛けを考えるもんだね。



高所恐怖症の人にはお勧めしませんw 落ちそうとか痛そうとか見てると肩に力が入ってしまった。

 
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鍋の重さ

2012-01-16 00:02:11 | 日々の生活
年が明けても豆料理は続けている。☆ 先週は小豆を炊いてレモンぜんざいもどきも作ってしまった。

で、とろ火でコトコト煮ることが多い豆料理、家の鍋はビタクラフトである。
一番小さい鍋の取っ手がぐらぐらになってきたので、今日は取っ手だけ購入した。735円である。これでまた当分(5,6年)は使えるであろう。
この鍋シリーズは嫁に来るとき母がデパートの外商に乗せられて買い揃えてくれたくれたもので、当時も今と同じくらいの値段だったと思う。存命だった祖母が「ずいぶん高い鍋だね~」と驚いていたのを覚えている。
としても、毎日使ってたまに取っ手を替えるくらいで四半世紀も使っているんだから、考えてみればお値打ちだったとも思う。

取っ手を買ったデパートでの話である。

鍋コーナーでのこと。そばにはフランス製のルクルほにゃららが置いてあった。
この鍋も煮込み好き主婦としては気になる存在である。眺めていた私に満面の笑みの店員さん。
「お客様 この大きさは一番売れております。便利でございますよ~ なんたらかんたら」と説明を始めた。

ちょびっと気持ちが動いた私。
ビタクラフトも良いけど実用一辺倒で華やかさってものに欠ける。 このルクルほにゃららの色使いの美しさ。形のかわいらしさ。さすがおフランスの鍋である。
これでポトフとかチリコンカンとかたくさん作ってそのまま食卓に出してとりわけていただく。色あいの合うマットかなんか敷いておされな食卓 なんて妄想も浮かんだ。

ついふらふらと手に取ってそこで我に返ったのである。
お・重い・・・

ずっしりと厚い琺瑯引きの鍋は予想以上に重かった。これで中身が入ったらどうなるのだろうか? 
私はキッチンで重量挙げトレーニングをする気はない。

「お客様 一生ものでございますよ」となおも勧める店員さん。
確かに鍋はこの先10年20年もつかもしれないが、これから20年 年が加わった自分にはもうこの重さは使いこなせないであろう。
これはあちらの民族の体力に合わせて作られたものだと思う。
私のようなヤマトナデシコには向かないものと断定させてもらいました。(ビタクラフトも重いけどまだどうにかこなせる)

今 裁判が始まった料理好きの結婚詐欺女性が愛用していたらしいが、あの体型を見て 彼女なら と深く納得したのである。

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理性と情と

2012-01-14 23:22:46 | 様々な思い
広島刑務所の脱獄犯が捕まった。
広島に友人が多い私。心配で捕まるまで落ち着かなかった。
もしかしたらそちらの心配している場合じゃなくて、昔の仲間が手助けでもしてとっくに東京あたりに潜伏してるかもしれないなんて想像もしていたし・・・

ところが昨日は思ったよりあっさり、抵抗もなく捕まったようだ。もう疲れたとか・・・ まだ逃げている間の情報は細かくわからないけど、仲間とも連絡もとれなかったみたいだし、冬空にお腹もすいたろうしねえ。それにムキになった時の日本の警察はまだまだやるもんですね。

それで (まあ良かった良かった)と思いながら見ていたニュースだったが、NHKには出ていなかったけど、報道ステーションのほうに彼の元妻のインタビューが放映された。顔も映らなかったし、声も変わっていたのでどのくらいの年でどんな女性かは想像つかないけど、話し方は中国なまりがあったし、中国に親がいるっていっていたから同じ中国人なんだと思う。
「これ以上悪いことしないで捕まって欲しい」 「23年 長いけど真面目にしてたら少しは短くなるからって言ってたのに」とのこと。
年末には返すといって少しお金も彼女の元に送ってきたらしい。元妻と言ってもなんとなく繋がっている情を感じた。

情と言えばですね。
年末に自首してきたオウム信者の平田信。
先日仕事に行った時 昼休みでTVを見ていた営業のオジが 「局さん見てごらんよ、平田をかくまってた女が良い女だよ」と興奮していたw
確かに美人だね。年齢より若く見えるし。
今週号の文春にも出ていたけど、何度か公安警察にマークされて追跡されながらもうまくかわしたこともあるらしい。17年間あんな図体の大きな男をかくまいながら働いて生活していたたくましさ。

そして平田が自首するまでは捕まらないようにと、眉を細くし髪を染めたのは彼女の手によるものらしい。そして出頭する時に持っていた綺麗な下着やたたまれていたタオルなども彼女が持たせたものと書かれていた。

17年間一緒に暮らしていた男、(多分男女の仲だったんだろうな~) が出頭すると決心し、それを手助けする女の心情・・・ もう会えないかもしれないと思いながら自らの手で髪を染めて眉を整える。オトコの髪に顔に触れながらどんな思いでいたんでしょうね。

同情する気持ちはないが、想像するとせつない光景ではある。

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たまには夫婦でアート鑑賞

2012-01-12 13:59:47 | 見る(映画 劇場 美術館など)
連休最終日 月曜の朝。

ふとつけたNHKのTV番組に引き付けられたオットとワタシ。

それは若冲の特集であった。嵐の大野君が彼の絵の案内をするという趣向である。
これが すんごく良かったのである。元々若冲は好きだった。こんなにブームになるずいぶん前から注目する画家だったし、展示があるたびに見に行っている。

で、番組だけど途中から見たし、録画したわけじゃないからそんなに正確じゃないけど、彼の絵を現代の科学によって分析する所がとてもおもしろかった。
たとえば動植綵絵の中の雀ともみじの図。よく見ると一枚一枚のもみじの色が全部違う。それは絵具を何回も塗り重ねて作った色とキャンバスとなっている絹布の裏側から描きこんで紅葉しはじめたうっすらとした薄紅の葉の色を作っているという凝りようである。

同様に鳳凰の図

 この左側ですが金色に輝いて見える羽の所には金彩は使われていないにもかかわらず輝いて見えるのはどうしてか? 金というのは私たちの目には 黄色と光の当たっているところにあたる白と影の黒があって金と認識されるという事で、黄色を塗った縁取りに白、キャンバスの絹布の裏打ちに黒い布をあててそれを表現していたのである。

へ~ すごいね。としか言えない私たち夫婦。

そして有名なこの群鶏図



これを描く前に若冲は家の仕事を弟に譲り絵に専念したわけだが、鶏を裏庭に放ってずっとそれを何年も観察したという。たしかに写真という手段がなかったこの時代にこれだけ鶏の細部や動きも再現できたのだからどれだけの時間と情熱をもって自分の表現したいモノに向き合ったのだろう・・・ 常人じゃないってことですね。

番組が終わった後、がぜんどこかで絵を見ようという気になったオットとワタシ。こういう点で、フットワークが軽く乗りやすい相手で良かったと思う。

ちょうど年末友人にいただいていた横浜美術館のチケットがあったのでそちらに。

★ 松井冬子展 世界中の子と友達になれる  に行ってきた。

暮れの紅白の審査員にもなっていたあの着物美人である。しばしば「きれいすぎるほにゃらら」って言う表現されるが(たまにそうか?って思う対象もあるが) この人の場合はホントに美人すぎる日本画家である。

本来絵画の鑑賞に作者のプロフィールなんて関係ないとも思うが、この人の場合はどうしても影響されるのはいたしかたがないと思う。それほど妖艶なんだから。

絵というとですね。確かにひきつけられる魅力ある絵でしたよ。ただ上村松園の時、ただ見てるだけで涙が出たほどの感動はなかったかな。ただ、まだ若いし、これまでのテーマも興味深いものでもあるし、これからどんな風に変化していくのか見て行きたい作家さんだと思う。

美術館はね 思ったよりすいてた。



まあ誰もが好むって種類の絵じゃないからだろうけど。

 この絵葉書を買ったけどやっぱり出すのも飾るのも躊躇するよね。誰か欲しい人いますか?お手紙書きますw

 私が気に入ったのはこの絵。

ちょうどお昼頃になったのでどこかでランチを・・・

 冬晴れの日。

前回横浜に来てワタシが怒り狂った記事はこちらw  ★   ★ 

さすがにオットは学習したのか、ここなら大丈夫って所に連れてってくれた。

 

 ラーメン嫌いなワタシですが、ここのはたまに「ん~~食べたいっ」と思う味。ごく細麺にさっぱり系のスープがほどよく絡み、たっぷりのねぎとおいしいチャーシューの千切りと胡椒が素敵にマッチしているラーメンであります。

中華街からも元町からもちょいと離れているので、ちょうどよい混み具合。一台しかないパーキングにもタイミングよく駐車できたし、満足のランチタイムになった。








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歌舞伎とおでん

2012-01-09 22:40:07 | 見る(映画 劇場 美術館など)
新春恒例 浅☆歌舞伎。

昨年より なぜか定期的に「大人のゴウコン」をしている団塊オヤジと一緒の観劇となった。

♀チーム 畏友舞台友N 建築士Nちゃん 親友A ワタクシ局というラインアップ 通称「OOO(故郷の山)レディース」
♂チーム 文系薀蓄ジジイたち 通称「OOOO(東京西部中堅高級住宅地)シティーボーイズ」

☆  ←去年の同じ行事の記事はここ

☆  ←去年、私たちのあまりの情緒のなさにオヤジの一人が怒り、もっと勉強しろ!と薀蓄レポートを送ってきたその記事はこちら



 成長しきったスカイツリーがよく見えました。



待ち合わせの浅草寺はエライ混んでいて

 仲通りなど善男善女であふれてラッシュ時の電車状態であった。

待ち合わせ場所に現れた畏友Nは 今日はトルコ人であったw



 トルコ人のNと親友A

さくっとお参りを済ませて

今年は、歌舞伎は二部から見た。
一部の八犬伝はそう珍しくもないし、二部の演目がいいらしいというので。
今年は中村兄弟は平成中村座の方に出演しているのでこちらには出演無し、ちょっとさびしいなと思っていたら。

今年の演目 超面白かったです。こんなに笑えてひきつけられた歌舞伎は久しぶりだった。

演目は 通し狂言 敵討天☆茶屋聚 (☆は下です 今日も検索除けですのでよろぴく)

 

歌舞伎人よりコピー ↓

  敵討天☆茶屋聚

  西国の大名浮田家の忠臣早瀬玄蕃頭は、お家横領を企む家老岡船岸之頭や東間三郎右衛門の計略を察知し岸之頭を切腹に追い込みますが、東間に闇討ちされて、重宝の色紙まで奪われてしまいます。玄蕃頭の子、伊織と源次郎の兄弟は、父の敵討のため行方をくらました東間を追って大坂の四天王寺へやってきます。供をしてきた家来の安達元右衛門が東間の策略によって酒を強いられて禁酒の誓いを破り、泥酔して暴れ回ったので、伊織は元右衛門を勘当し、元右衛門の弟弥助も兄弟の縁を切ります。流浪の末、東寺近くの貸座敷で暮らすようになった伊織兄弟と弥助。そこへ東間方に寝返った元右衛門が偽の按摩に化けてやってきます。元右衛門は、伊織の妻である染の井が色紙を買い戻すために身を売った金を奪い、弥助も殺害。さらには伊織の足を切りつけて逃げ去るのでした。その後、伊織兄弟は福島天神の森で貧窮の日々を過ごしています。源次郎が留守のところへ元右衛門と東間が現われ、なぶり殺しにされる伊織。さらには、源次郎も襲われて川に投げ込まれますが、人形屋幸右衛門に助けられます。そして、幸右衛門の助力で東間一味の所在がわかり、源次郎は元右衛門と東間を討ち果たし、見事本懐を遂げるのでした。

 この作品は、江戸時代に大坂の天下茶屋で実際に起こった敵討の事件を題材にした仇討狂言の傑作。特に安達元右衛門は四世大谷友右衛門が工夫を凝らし、以後、多くの名優が演じ、練り上げられた役どころです。


主君や家族が殺され、その敵討ちをする いわゆるアダウチものである。

ここで安達元右衛門を演じていたのがこの人
 去年の独楽の踊りでも感動したけど、今年はこの役と執権片岡造酒頭の全然タイプの違う二役を演じていた。「えっ 今のどうやったの?」とめんくらうような早変わりもあり大活躍であった。

元右衛門ってのはどうしようもない男で酒乱でだらしがないくせに平気で主君を裏切り、真面目なお兄ちゃんや元主君まで殺してしまうヤツ。
しかしどこかひょうきんで憎めないって役回りを実にうまく演じる亀治郎さんであった。

この役は昔かなりの酒好きの役者が楽屋落ちっぽく演じてこのようにひょうきんなキャラになったらしいけど、主君が兄と暮らす家に忍び込むところ、尻はしょりした足を蚊に刺されて痒がったり、足を踏み外しそうになってあせったりするひょうきんさ。かと思えばあっさり兄を殺してしまう残忍さ。
濃い黄八丈の着物がそんな悪役になぜかぴったりマッチする。表情や所作の笑わせられること。
この人は頭がいいんだね。

そして敵役の東間役がこの人



文句ない色男っぷり悪人っぷり。この人は目の保養だね。

私たちもジジイたちも今回は大満足であった。
ただ、今回も一番安い三階席で鑑賞したのだったが、この演目は元右衛門が最後に客席まで逃げ惑うのが見せ場で、花道もずいぶん使われる。それが三階からは見えないのが残念だった。この劇場は狭いし三階でも臨場感はばっちりなので今まではあまり不満はなかったのだが、この演目に限っては一階の良い席で見ればよかったかもしれない。

    * * * 



この日のディナーは去年と同じ。ここのおでんはホントおいしい(高いけど)

 

ところでこの日は私は普段着っぽいセーターとスカート、建築士Nちゃんも 親友Aもいつもおしゃれではあるが、そんなにかしこまった服装ではなかった。

舞台友Nと会ったとたんに

「あれ? 局、今日は着物着なかったの? まあジジイ相手じゃ着飾る気になんないやね~」と決め付けられてしまった。

ホント話せば話題も豊富な相手だし、笑いも絶えないゴウコンではあるけど 確かに着飾る気にはならないやね~。

建築士Nもハイネックのセーターを後ろ前に着てきたらしく 「やっだ~ どうも落ち着かないと思った。ここで直しちゃおうか。局回して」と腕を抜いて前後を回すという女子高時代の技を披露、オジたちは飽きれていた。(撮影もしていたのも若干名)

舞台友Nときたら ヨガの鶴のポーズを堂々披露。


 

喝采を浴びていた。

こうして、歌舞伎→おでんの会が今年も楽しくトキめかずに終了したのであった。





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家族で買い物

2012-01-06 21:50:32 | 着る
ドラのお相手 M子ちゃんの家族と初めての顔合わせをしたのは去年の4月であった。
あの震災後、まだ世の中が落ち着かない頃だったが、思い切って両家が集まりそれから話が進んで去年中にドラとM子は入籍となったわけである。

なんだかつい最近のような、あれからずいぶん時が経ったような不思議な感覚である。

その時の食事会、あちらのお父さんから「あまりかしこまったのは苦手なのでドレスコードはカジュアルにしましょう」と提案があったのであるところが、スーツならまだしも 「カジュアル」に難があるオット。考えてみれば仕事でスーツを着ることが少ないので四六時中カジュアルっちゃカジュアルなのだが、服装関係に無頓着なのでそれはいわゆるスマートカジュアルって言葉からほど遠いものである。 ★  ←その時の苦労はこちら。


今年もこういった機会もあるやもしれぬ。いざとなったらあせらずにすませられるように 少しオットの服装をグレードアップしようではないか。 別に彼のお気に入りのユ★クロを着るなってわけじゃない。 せめてコーディネートのうちのユニ★ロ率80%~100%を現状を半分以下にしてもらおうではないか・・・

「ホント少し考えようよ。私もたまにはおしゃれなオヤジと歩きたいよ」by ムスメ

ホントにそだそだ。

ってことでお正月も3日。一日の夜から立て込んでいたオットの仕事が落ち着いたのでどこかで落ち合おうということになったので、私とムスメは手ぐすね引いて、ムスメのお気に入りブティックのある恵★寿を待ち合わせに決めたのであった。

そうとは知らずに現れたオット 
「どこでメシ食うの?腹減った」と言うのを、ちょっとその前に買い物しようよとなだめすかしその店へ。

なぜなら2日よりセールが始まっていたのである。材料の染めからデザイン、縫製まで全部国内生産のこの店、カジュアルだけど普段はなかなか高くて、セール時でないと手が出ないのである。どうせならまだ商品がそろっているうちに選びたいではないか。



あいかわらず入口からして面白い。ジーンズを履いた門松が鎮座し、その間に何を思ったのかドラゴンボール全巻が立ててある。

この入口で靴を脱いで畳敷きの店内を裸足で入るのだが、段差をいかした立体的なディスプレイがおしゃれである。

基本的にユニセックスでサイズは0~4号。
オットの物を探す前に自分の物を探してしまうのはそりゃ~仕方がないことであろう(そうか?)

で、 私の戦利品



身体にぴったりなじむマルチカラーのセーターと ムートンのブーツ。ブーツは何にでも合いそうで無難な濃いベージュ系と最後まで迷ったがこちらのレンガ色に。足元が元気になりそうである。



ムスメの選んだのは市松模様のブラウス。衿がスタンドカラーにも普通のシャツ衿にもなるデザイン。厚手の木綿地に藍染と生地も凝っている。
あと靴下2足。ここの靴下の可愛い事。セールでも結構高いけどホントに丈夫で、何年も履けるからかえってお得かも。

手前のダメージ生地で作ったバッグはお得意さんサービスのもの(私が持つとかわいそうなオバサンになってしまいそうではあるが)

(子供たちの学校行事から離れて、一番うれしいのはこういったカジュアル服を買えるってことだね。
ムスメの学校の保護者会とか授業参観は周りがみんなマジメ系スーツだったのでそっちをたまには買い替えなければならず、こういった物を買う余裕がなかなかなかったのである。 ただでさえ私はマジメスーツが似合わない女。特に似合わないのが紺とか地味なグレー。あ~つまんないと思いながらつまらない買い物をせざるを得なかったのである。)

ところでこの日はドラも途中まで一緒であった。

ドラは普段の仕事時はスーツなので、あまりカジュアルは持っていないようだ。しかし、結構こだわりのあるヤツで案外派手好みである。ドラの中高は制服がなかったのでずっと私服だったが、いつの頃からは忘れたけどなぜか殆どアロハ(それもかなり派手なヤツ)で通学していた。アロハにひざたけのダブダブズボンに布バッグで自転車で出かけるドラを見てご近所さんは 「局さんちのぼっちゃんテキヤさんにでもなったのかしら」と思っていたに違いない。

この日ドラがさっさと選んだのはカーキ色のカーゴパンツに綿シャツであった。このシャツがまた派手で、ハワイ風の花柄のパッチワークである。(写真がないのが残念である)
シャツだけ見ると 「すごいバカっぽい」byムスメ であったが、パンツと合わせて試着したら色目がぴったりでなんとなく落ち着いてしまうのである。

(ここの服は不思議な服で、手に取ってみると「こんなん着るの?」ってものが着るとなんとなく着られてしまうのが不思議。老若男女着られる服ってのがウリみたいだけど、おばあちゃんになってもここの服は着続けられそうな予感。)

で、「へ~ これ 行けるかもね」と私たちが納得したので ドラは得意げにそれを買って、M子を迎えに行くべく某所に行ってしまった。

そしていよいよオットの番である。

「俺のはいいから」「めんどくさいよ」「メシ食おうぜ」と言うのをなだめすかしてやっと着てきたコートを脱がせるのに一苦労。

「こんな派手なの恥ずかしい」「着て行くところがない」「ユニ★ロで良いっていってるだろ」更になだめすかして試着してもらうのに一苦労。

そしたらね、案外似合うの、恥ずかしいって言ってた派手なジャケットが。

ムスメと「似合う~ 」「おしゃれだよ~」とおだてまくって



買ったのがコレ。 しかし「別に俺が欲しいわけじゃないんだから 買うんだったらお前が出せば」と私のポケットマネーで買うはめになったのはどうしたもんか・・・

しかしこれで 「新春オットオサレ化計画」の第一歩を踏み出せた。
戦利品の袋を持ってア★レで串揚げのランチを食べて



今日の買い物は充実してたね♪ と ムスメと満足の笑みを交わしたのであった。






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最後の肉食世代

2012-01-04 09:53:17 | 友人
東京に戻ってきた。

実家に居た日を振り返ると、

★ 元日は例年通り手作りおせちと通販おせちとお雑煮から幕開き



両親 弟家と局家四人の組み合わせ。
ドラ(ムスコ)夫婦はどうするのかと思っていたら、ドラは今年は自分だけが私の実家に来ると言う。M子ちゃんはM子ちゃんで実家で過ごしたらしい。M子は「私も行かなくてもいいんですか?」と言っていたが ドラが「お前、じいちゃんばあちゃんが楽しみにしてるんだから自分ちに帰ってやれよ。」と言ってバラバラ。まあ本人たちが納得してるなら別にいいや。
姑はと言うと 年始は10日過ぎに来てくれと言う人である。一人で年越しをして年明けは中村★子氏のニューイヤーコンサートに行くのが一番気楽と言う人。招いたり招かれたりはホントに迷惑そうなので、最近は私が選んだ一人用のおせちと年越しそばセットをオットが年末届けているが そのくらいが一番姑にとっていいらしい。

一方ワタシの両親は子供や孫がにぎやかに来るのを楽しみにしてくれる人種である。
ってことで、このパターンが定着してしまった。

元日には兄代わりのNが奥さんとKスケを連れて遊びに来た。



あのぶどう狩り以来のKスケ★   ★ ←(この辺に記録 楽しかったな)少し背が伸びて大人っぽくなっていた。実家の隣の公園で オット、弟、ドラと寄ってたかって遊んでやっていた。(靴べらとゴムボールで三角ベース)Kスケを楽しませるというより良いおとながKスケに遊んでもらってたような感もあり。

その後みんなで初もうでに行ったが、実家地方には珍しく、風もなく、穏やかな元日であった。
先日書いた通り、娘には着物を着せた。

 オットとのツーショット

この後オットは一人で職場に向かった。

★ 2日

この日は同級生たちと集まった。去年もずいぶんこの仲間たちと東京でも実家地方でも遊んだけど今年も同様になりそうである。ワガママの通る仲間内御用達の店で酒類、おつまみ持ち込み自由で新年会だった。
集まったのは♂4人 ♀4人





この時の♂4人のうち舞台友Nのオットを除く、それ以外の3人の話である。

こういう時は必ず参加していつも私を送り迎えしてくれたり、連絡をとったりの世話役Kちゃん。自営でかなりお金持ち。
かなり若い時の結婚でムスメ二人いるけど かなり若い時に離婚もしているので現在独身。
メ★★デスに乗り、金払いもよく、チョイ悪系でもスマートに遊ぶらしく、いつも若い彼女がいるようだったが、去年の年末、私は彼に
「局~ オレさぁ 最近告白したんだよ」と打ち明けられたのである。
「なに~ 告白? また新しいねーちゃんでもできたんかい?」と流した私に チョイ悪は中学の時の初恋の相手(しかも2歳上)と付き合い始めた事を打ち明けた。 相手は当時評判の美少女(今でも相当綺麗だが)であった。彼女も若い頃結婚していてもう成人しているムスメがいるバツイチである。
「オレ 色々あったけどさ~ 結局よく自分のこと考えると ずっと★★ちゃんのことが引っ掛かってたんだよな。やっぱりこれからの人生一緒にいて欲しいのは★★ちゃんだけだって思ってさ~~」

オヤジの純愛である。が、このオヤジ金持ちだからやることは派手である。クリスマスには東京まで彼女を連れてきて エ★メスだのプ★チだののプレゼントや 九★衛の寿司だの資★堂でお茶だのふるまったらしい。
ちなみにKちゃんのクリスマスの事をオットに話したら(たまにはこの半分くらいツマにやってみろと)「Kちゃん撒き餌しすぎじゃねえのか?一本釣りで行けって言っといて」と言っていた。

まあ撒き餌だろうとなんだろうと女性を喜ばせて日本経済を循環するのは悪いことではない(のか?)私も人の事とは言えバブル期のオヤジのふるまいみたいな話は最近新鮮なので聞いていて楽しい。Kの純愛?は応援している最中である。

次はS 彼は開業★。彼は昔から私たちの同級生の中で一番の文化人であった。勉強もそこそこできたがそれ以上に音楽と美術の才能が突出していた。
美術の先生に ゲーダイに行けと言われていたらしいが、親を継ぐべくそちらの道へ。多浪で国立には入ったもご丁寧に留年もして社会人になったのは30前後だったと思う。しかしその期間も(おねーちゃんとも)人生楽しみ余裕の生活を送っていた模様である。
彼も×1 前の結婚でも子供はいなかったらしいが、うんと年下の新ツマとの間に5歳と2歳の子供あり。今頃「小学校受験させたんだけど籤で落ちちゃってさ、あの制度どうにかならんかね」などと言っていた。この年で子供の受験(しかも小学校)にかかわるエネルギーがあるのはすごい。
未だに髪は黒々 ひげも黒々。仕事も順調そうだが生活も充実している様子。

そしてもう一人は勤務★のTであった。
彼とこういった集まりで会うのは久しぶりだったが、オットとも知り合いでもあるので会えば話は盛り上がる。
同じ★師でもSとは昔からタイプが異なり静かなる秀才であった。かつてうちの学年の理系でも一、二を争っていたと思う。現在も都内のブランド★院の要職についている。
確かふつーに結婚して子供も20歳くらいになるはずであった。
私は子供たちの都合もあってこの会は中座したのだったが、帰るまで結構彼と話していた。その時は相変わらず穏やかだけど、頭は切れるしユーモアもあり、話も弾んで楽しく過ごしていたのであった。

そしてちょうどよく酔いもまわったころ会場に迎えに来たドラの車に乗って車の多い高速に乗って東京に向かったのである。

で9時ごろ(2時からやってたから7時間も飲んでたのね、彼ら)舞台友Nからのメールをドラが運転する車内で受け取り、酔いが覚めるほどびっくらしたのである。

「ビッグニュース! T 離婚して再婚してたよ。 しかも子供できたって 現在2歳」

うっそ~~

「なんか局に言いそびれちゃったからNから伝えてって言ってたよ。しっかし驚かされたんよ」 だそうだ。

「あと20年は働かなきゃって言ってたよ、そりゃそうだよね~」 だそうだ。その後詳細メールが何通か往復したのだが略。

言っておきますが みんなover50のオヤジである。
そりゃー普通の会社に勤めているよりは長く働けるかもしれない職種ではあるが、年齢は年齢。子供が成人したころには70ですよ。
元妻から新ツマへとの経緯にどんなドラマがあったのかは知らないし聞く気もないが、不倫とかなどの中途半端な関係でなくきっぱり絶って新しい家族を創造したってのはある種潔い。(元妻の気持ちを想像すると何とも言えないけど)
しかしかなりのエネルギーを費やしただろうし、これからもその気力を維持するのもかなりのエネルギーを要するであろう。

リセットして再生する。オトコってこの年でできるんだね(私たちは結婚はできるがもう子供は無理だもんね)その可能性を持ち得るって部分だけはうらやましい? かな? もう私は「今更めんどくさ」 としか思えないけど。

実は私たちの学年は離婚率がかなり多い。女性も自立でき、キャリアウーマンと言う言葉が認識され始めた世代だから 我慢しなくてもよいデキる女たちが結構離婚している。
そしてなぜかオトコも離婚率は高い。

しかし両者の違いは ♀は再婚率は低いが♂はかなり再婚してしかもその後子供ができてるって点である。だからこの年にして2歳だの3歳だの5歳だのって子持ちがかなりいるのである。

「最後の肉食世代なのかね~? 彼らってさ 今時の草食オトコにはまねできない人生だよね」 と 舞台友Nとのメールはしめくくられたのであった。


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初着付け

2012-01-02 07:40:25 | 日々の生活
今年もよろしくお願いいたしますm(__)m

和やかに新年を迎え、のんびり(オット以外は)している実家でのお正月です。
オットは元日早々気になる事が勃発して職場に戻りました。
ハードな仕事を文句も言わずに淡々とこなす姿はエライもんだ。
子供が小さくてもっと忙しかった時には、
家族行事がまるで成り立たずに涙を飲んだ事も多々あったけど。

子供も成長した今、それぞれのペースで、たまに家族で集まれれば
良しと納得したら楽なもんです。
昨日は娘が着物を着たがったので、私が着付けて初詣に。
これだけこなしてオットは仕事に。
私も今晩には東京に戻る予定です。
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