局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

室伏

2013-10-31 23:55:42 | 日々の生活
今住んでいる区に引っ越して来て以来、○○生協を利用している。こどもたちが小さくて買い物に行くのが大変だったので始めたが、それからずっと。
一戸建てに引っ越してからは近所の二軒と、家のガレージに荷物をまとめて置いてもらっている。
かれこれ 生協利用歴四半世紀。

贅沢言えばきりがないが、まあ使い勝手は満足している。

配達してくれる人はだいたいお兄ちゃん。結構入れ替わるのだけどおおむね親切である。
淡々と荷物を指定の場所に置いてくれて、空の容器は回収していく。
顔を合わせば普通に挨拶して、余分なことは言わず黙々と働いていく。どっちかと言えば草食系の人が多い気がする。

ところが・・・・

10月から担当になった生協のお兄さん。今までと違ったタイプである。

背はそこそこ高いくらいだが、妙にたくましい。腕なんか筋肉でパンパン。顔はあのハンマー投げの室伏選手に似ている。
最初に来た時、たまたま家にいたので挨拶したが、声も大きくやたら元気である。今までのタイプとは違うな~と思ったがその時はそれだけだった。

しかし、困ったことがおこった。今までの担当は商品の入った発泡スチロールの箱をガレージの床に置いて行ってくれた。
私はそのまま自分の分をピックアップして空になった箱をガレージの物置の上に積んでいたのである。物置はだいたい私の目の高さである。

それを今度の担当は中身の入ったまま物置に積んでいくのである。
そうなると まずよっこらしょっと上から箱を降ろさなければならない。二度手間だし中身が重いものを目の高さ以上のところから降ろすのはワタシには困難である。
(ったく 床に置いておいといてくれればいいものの・・・)とこの一か月間思っていたのである。

そして今日、生協室伏氏が来て物置の上に箱を置いていた時にちょうど居合わせたワタシ。

「あの~ 申し訳ないんですけど、商品は床に置いておいてくれますか?」と頼んだ。

「あっ その方がいいですか? 床に置いたらまずいかなと思ったもんで」

「大丈夫です。そこに置かれると重くて降ろすの大変なんです」

「あ~ 気づかなくてすみません。お客さんにしたら重いでしょうね~」と言いつついとも簡単に荷物を床におろしてくれた。(白い歯が見える満面の笑みつきで)その腕を見ながら、彼には非力なもんの立場はわかんないんだろうな と思った。

「箱を上げるのは大丈夫ですか?」またも白い歯つき。空の発泡スチロール箱くらいは持ち上げられるわいな。

室伏が帰って自分の分の荷物を回収した時に、今週来る予定だったトイレットペーパーが置いてないことに気付いた。
私の頼みごとに気を取られて忘れてしまったのであろう。伝票に 別積品と書かれていたのでトラックの別のエリアに単独で積んであったのかもしれない。

私はすぐにセンターに電話をした。まだ近所で配達しているだろうから連絡が取れたら置いておいてもらおうと思ったのである。
センターの女性はすぐに折り返してくれて 「後で届けるけど今後ご在宅ですか?」と聞いてきた。私は出かける予定だったので、留守中でもかまわないからガレージに置いておいてくれるように頼んだ。

にもかかわらず 今度は室伏から家電に着電。

「申し訳ありませんでした。すぐにうかがいます」

「いいえ お手数かけてすみません。いつものところに置いておいてくださいね ワタシ出かけますから」(敢えて声かけるなと言ったつもり)

そして30分ほどした頃、私は寝室で着替え中であった。
玄関のチャイムがなったので二階から外を見下ろすと、室伏が・・・

「はあい」(しかたがないからカーテンの間から返事)

「トイレットペーパーお届けにあがりましたっ」

「ありがとうございます。」(黙って置いといてくれていいっていったのにな)

「忘れてしまって申し訳ありませんでした」

「いいえ」

「グリーンティーの香りつき、シングルでよろしかったでしょうかっ?」

「ヘイヘイ」(ダブルじゃなくて悪かったな)

ご近所に人んちのトイレットペーパーの銘柄まで知らしめなくてもいいじゃないかよ。

やっぱり私は室伏氏と相容れなさそうとこの日実感してしまった。今までの草食系職員がなつかすぃ。。











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10月下半期鑑賞

2013-10-28 00:47:28 | 見る(映画 劇場 美術館など)
水曜日・・花組鑑賞



フランス革命期に実在した詩人、アンドレア・シェニエの半生 令嬢マッダレーナとの恋 彼女に叶わぬ想いを抱いていた使用人ジェラールは革命の闘士として出世し、マッダレーナは落ちぶれていた。シェニエは革命政府による裁判で死刑の判決を受け、マッダレーナは彼と一緒に死刑になる予定だったら若い女性の身代わりになり 共に断頭台へ

↑ものすごく乱暴なあらすじ。

久しぶりに(と言っちゃ悪いが)楽しめた宝塚舞台だった。細かい事言えばきりがないけど、ストーリーに破たんがなくて見ていて理解できるってありがたい(そうじゃない脚本 演出もあるんだもの)それにこの時代、悲恋って言うのはこの劇団にマッチしていると思うから。

蘭トムさんと蘭はなさんの安定感。ちょっと地声気味の蘭トムさんの歌も慣れた。準トップのジェラール役の明日海さんはとにかくどの角度からみても美しい。歌もお上手になってきた感あり。ただ前から気になってたけどダンスが微妙にリズムがずれるのよね(遅く)
トップになったら他をリードする役目になるんだろうに・・ あと思い切りに欠ける気がする。

今回注目したのは黒天使の柚香さん この人も相当な美貌。明日海さんとの絡みが耽美的で良かった。これから楽しみ。


日曜日 オットと美術館へ




こちらである。私はルソーの絵が好きでぜひ見たいと思っていたのだが、彼の絵は4枚しかなかった。 しかし他の興味ある画家の絵画にめぐりあえ ワタシにとって興味深い鑑賞となった。


 パリの入市税関に22年間勤めながら、幻想的な独自の世界を創造したアンリ・ルソー。日本にも多くのファンをもつ“税官吏ルソー”の作品4点を出発点に、ルソー以降、世界中で見出された「素朴派たち」、そして心の中に深い闇を抱えながらも、創作に生きる意味を見出した「アウトサイダーたち」の作品を展示します。特に美術の専門教育を受けず、ただ描きたいという強い衝動によって創作を行った素朴派やアウトサイダーたちは、どのような経緯で作品をうみだすに至ったのでしょうか。本展では、開館以来、素朴派とアウトサイダー・アートに注目してきた世田谷美術館のユニークなコレクションによって、何が彼らを創作に導いたかをさぐります。「余暇」「晩年」「放浪」「心の中」などのキーワードをもとに、関連する近現代の作品も合わせて約140点を展示。美術を専門とするわけではなく、ごく普通の日常生活をおくる私たちにとって、美術とともに生きるとは何かを考える企画です。(美術館サイトより)


ルソーのように他に職業を持っていて趣味的に絵を描き、見いだされた画家たち。農夫や職人、プロレスラー、政治家(ウィンストン・チャーチル)彼らを画くことに向かわせたエネルギーってものが興味深い。
そして晩年(70歳代)になって絵を描きだした画家たち。グランマ・モーゼスの温かい作品は見ていて心地よかった。

反対に心がざわざわさせられたのが心を病んでいる人、精神病院に入院している患者たちの作品。惹きつけられる芸術性はあるんだろうけど怖い。作品中の人物の目が特に怖い。逝っちゃってる目。

そしてガツンとやられたのがこの方の作品集である。

  絵にして伝えたい―久永強
カメラ店を営んでいた久永強は、ある時画家・香月泰男がシベリア抑留体験をもとに描いたシベリア・シリーズを見て衝撃を受けます。「私のシベリアはこれではない。」久永は、封印してきた自らのシベリアを伝えるため、絵筆をとりはじめました(美術館サイトより)


シベリア抑留って不毛地帯で読んだりドラマを見たりして知ってはいたけど、それを体験した方の描いた絵は衝撃だった。

一日ほんの少しのパンと薄いスープだけの食糧しか与えられずに厳寒の中での過酷な労働。
普段寡黙な仲間が附かれたように母の美味しい料理の思いでを語り、その次の朝に物言わぬ死体となっていた。
死体も一日放置されてカチカチに凍りつき、埋葬するため時にそっとおろさないと砕け散ってしまう。



部屋に飾って鑑賞するような絵じゃないけど突き動かされて描かなくてはいられなかった絵画たち。

涙を誘われたのが この絵だった。



鳥になれたら飛んで故郷に帰りたいのが 後ろ姿に表れていて・・・

ありがたいことに今の私は飢えも知らず、拘束もされていない。それを当たり前に享受している自分の贅沢さ、たまには自覚してありがたいと思わなくちゃいけないのよね。
自由っていうのは無くなってからそのありがたみに気付かされるのかもしれない。
考えるきっかけをいただけたことに感謝。

この展示おすすめです。11月10日まで。 世田谷美術館 ☆


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おいしかったモノ

2013-10-24 23:32:45 | 食べる


このポタージュの色はなんでしょう?

ニンジン? カボチャ? 違います。

パプリカの色。

この前実家方面の食の駅で新鮮なパプリカが安く手に入ったので大量に買ってきたのでスープにした。
冷製のレシピだけど温かいのも美味。

大き目パプリカ2個に中くらいの玉ねぎ一個 薄切りにしてバター(たっぷりめ)で焦げないようにしんなりするまで炒める。ジャガイモ一個も角切りにして炒める。カップ2くらい水とスープキューブ入れて柔らかくなるまで煮る。ミキサーで粉砕。なめらかさを求めるならその上で裏ごし(私はしませんが)鍋に戻して水カップ1足して静かに煮立たせ牛乳1カップで仕上げる。注いだあとにパセリとコショーをパラパラと。じんわりおいしいスープです。



レンコン ベーコン シメジの炒め物 アンチョビソースと塩コショーで味付け これは良いつまみ

メインはサーモンホイル焼き(茹でて余っていた栗と玉ねぎとバジルとテキトウに入れて塩コショーとオリーブオイルかけて)写真撮る前に食べちゃった。



和歌山産の見事な柿がデザート ムスメが「スゴイ柿 猿蟹合戦に出てくる柿みたい」と言った。気持ちはわかるw



ワインの友は ラスクの新製品。甘くなくてなかなか複雑な風味で好みだった。 ☆ 

秋はモノがおいしくて困る。

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オトナの遠足 また vol.2

2013-10-23 23:11:29 | 
vol.1から読んでね ☆ 

さて勝○(○は沼です)から列車で韮○(○は崎です) そこからのんびりとしたローカルバスと乗り継ぎ 明○(○は野です)へ





ここも山梨の誇るワイナリーが存在するそうな。

  ☆ こちらをごらんください 

バス停にもなっている。ここで待ちかねたランチ。言っちゃ悪いが移動には不便な場所である。にもかかわらず夕方まで満席



食べて納得 おいしいんだもの。時間がないのでこんなプレートランチだったが、どれもワインと相性のいいお料理。新鮮な野菜を生かして飾らないけど作り手の丁寧さを感じられるおいしいイタリアンであった。







当然ワインも飲みました。白二種類。美味しかった、しかもリーズナブル。

そしてワイナリーツアーへ。ここでは収穫か仕込みのお手伝いと畑の見学、試飲というワクワクスケジュールであった。この日は午前中雨が降って収穫は早めに終わったというので仕込みの方へ。

 

品種はカベルネ・フラン



この機械にぶどうを入れるとおおまかに茎から実をとりはずすことができる。
そしてまだ実についている細かい茎と未成熟の青い実を絞る前に取り除く作業。それをやらせていただいたのである。

 

この機械6mくらいあるだろうか。このコンベアーが細かく振動しながら進み小さすぎる実を下に落とす。残った実についている茎の部分を手ではずしていくのである。



スタッフの方たちから説明を受けて参加する私たち。BGMにはクラシックがかかり和気藹々とした雰囲気の中でもみなさん手は休むことがない。





ワタシ(左から二番目)こういう作業案外好きです。このワイン市場に出回るのはいつごろだろう?飲んでみたいものである。



みんな楽しそう。しかし30分くらいのお手伝いは楽しかったが、これを一日中したら首も腰も大変だし、体も冷えそう。
しかしそんな事にめげなそうなスタッフのよりどころはぶどう&ワインLOVEと感じられた。



その後ぶどうはプレスされ








樽やタンクで熟成され



保存される。
その後はぶどう畑の見学へ。
日本のぶどうは棚栽培が多いがここは垣根仕立て



ワイン用のぶどう栽培には雨が多すぎたり暑すぎたりする日本の気候(特に今年みたいな異常気象)の中でなされるさまざまな工夫。

だいたいこちらの畑は北向き斜面を南向きにするために土を7m盛ったりと地面作りから規模が大きいらしい。



これは雨よけにビニールが貼ってあります。



地面に貼ったビニールは雨が余計にしみこまないような工夫。



畝を作って水はけをよくする工夫。



晩熟の甲州は今年のように台風の多い年 見守ってる方は大変でしょうね。

さて試飲(また試飲)この日はどれだけ飲んだでしょう?





ここでも気に入った白とロゼを一本ずつお土産に買った。

登山と温泉帰りの人たちでいっぱいの最終バス(18時ちょっと前にもう最終)韮○の駅へ。ここで定番おみやげ信玄餅を買い(我が両刀使いさに内心呆れつつ)帰りの列車でも今日の実り多かった見学&酔っ払いツアーの成功を祝して、買ってきたワインで乾杯をして東京へ戻ったのである。

真面目な話、このツアーで日本の作り手さんってホントに真摯で静かなる情熱をお持ちの方が多いってことに感動。
気候や土壌でヨーロッパの名産地よりは絶対にハンディはあるだろうに結果を出してるってところがすごいと思った。



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オトナの遠足 また

2013-10-20 23:17:37 | 
楽しみにしていたワイン仲間との旅であった。

前回は こちら★ 日本酒の酒造であった

今回は先生の案内で勝○の三大ワイナリーと言われる酒造のうちの二軒をまわって見学&テイスティング そのうち一軒では収穫か仕込みのお手伝いもできる!という楽しそうな旅である。
これで気分も上げなきゃね。

新宿から特急あずさに乗って先生+女子7人の旅が始まった。舞台友Nが家族の用事のため、涙を呑んで不参加だったので長老はワタシである。
列車の指定席を四人ずつで囲み、みんなが揃ったところで早速シャンパーニュで乾杯である。

朝8時台に列車の中でシャンパン飲んでごめんなさい。



使い捨てのプラスチックカップもちゃんとワイングラス仕様(これ欲しい)



飲む気満々のミナサマ



途中大月で普通電車に乗り換えたが、KIOSKで買ったのがこちら。  今行程を振り返ってみるとここで飲んでおいてつくづくよかったと思うw



勝☆ぶどう郷着



アルプスとぶどう畑を臨む。ごらんの通りの曇天だったが、雨に降られることもなく少々涼しいくらいで日焼けの心配もなく歩き回れるちょうど良い気候であった。

まずは駅でお迎えに来て下さったワイナリーの方の車でこちらのワイナリーへ

 こちら ☆ 











このプライヴェート感あふれる空間(映画のロケに使われてるらしい)の隣の部屋でスタッフの方からの色々なお話を伺いながら10種類ほどテイスティング。
語る語るスタッフ。
印象に残ったのは ワインは文化である、文化は後戻しができるが文明はできない。日本酒は文明の申し子である。ワインに酩酊(ある種トリップ?)を求めちゃいけない。ワインは食べるもの。自棄になって自分を忘れるために飲んでいいのは蒸留酒、であった。
今回も色々な方と出会い色々なお話を伺ったが ワインにたずさわる人たちは魅力的な人が多いってこと。

      



色々テイスティング。品種はみんな甲州。発泡酒あり シュール・リーあり 樽発酵あり 甘口あり。
どことは言わないが大手のワイナリーの甲州ぶどうのワインは軽くてあっさりの印象しかなかったけどとてもバラエティ豊かなものが作り出せるぶどうだってことに感動である。
スタッフの方曰く、甲州を使った国産ワインがここまで発達したのは飲み手が向上したかららしい。もっとおいしいものをという国内の消費者の求めに応じて研究が進んでこうなったらしい。求めよ されば与えられん ですね。

ここの試飲でもかなりアルコール摂取しだがウコンの力の力はあなどれずw

試飲が終わって窓の外のぶどう畑も良い感じである。







近くにはこの畑を見ながら食事のできるここの経営のレストランもあると言う。機会があったら訪れてみたいと思った。





ブティックでさっきの中から日本料理に合いそうな一本を買って次のワイナリーへ。

ここではランチと仕込みのお手伝いができるとの事。

               続きます


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秋風が運んできたもの

2013-10-19 00:11:12 | 読む
珍しくウツっぽい一週間であった。

主な原因は↓




イヤミスって言葉があるらしいが(湊かなえ氏などの面白いけど読後イヤーな気分になるミステリーを指すらしい)、この本はワタシにとってイヤ小説であった。

 アマゾン ☆ 

 家の中は綿埃だらけで、洗濯物も溜まりに溜まり、生え際に出てきた白髪をヘナで染める時間もなく、もう疲労で朦朧として生きているのに母は死なない。若い女と同棲している夫がいて、その夫とのことを考えねばならないのに、母は死なない。ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?親の介護、姉妹の確執…離婚を迷う女は一人旅へ。『本格小説』『日本語が亡びるとき』の著者が、自身の体験を交えて描く待望の最新長篇。

↑内容の紹介より

ねっ イヤそうでしょ。
主人公とその母の年齢が我が身と似通ってるあたりでもイヤだ。
別に私の母が毒親ってわけじゃないし、オットに若い女がいるわけじゃない(多分w)けど。

それにしても他人事、お話じゃすまされないリアリティがありすぎるわけね。

それに加えて悪いことにこの一週間で立て続けに かなり親しいと言える範疇の友人三人から悩みをうちあけられてしまった。
曰く
「姉妹のつれあいが事業に失敗して借金多額 住む所もなくなる 年老いた母親に告げるのがツライ」
「ダンナがもう三年仕事がない。さすがに別れようと思うけど相手が無職ってのは理由にならないんだって」
「離婚されちゃった 家庭内離婚だったんだけど修復できると思ってた」

↑重いよ・・・
幸せ自慢も時にはうんざりするけど、まだそっちの方がいい。これだけは誇れるけど私自身他人の不幸は蜜の味と思える人種じゃないのである。むしろ幸せな人からおすそわけもらって生きていたいちゃっかりさん。

それにしても50女の悩みってのはなんて救いようがないんでしょうか?
若い子たちだって悩むけどね、 失恋、進路なんかで。

でも母の遺産の主人公も言ってたけど、若いうちは本当にやり直せるリセットができやすいけど この年になると本当のリセットってできないものなのよね~。
身体的なおとろえもあるし、積み上げてきた半世紀は否定できるものじゃないし、そこで生じたシガラミは切り捨てられるもんじゃないしさ。

その状態で読み始めたこの本は鬱々気分に拍車をかけてくれた。だったら読むなだけど読ませるだけの筆力があるんだもの。この人の本格小説(題名です)もおもしろかったな。日本版 嵐が丘みたいで。

オットはこのところ多忙をきわめ、日曜以外の週に半日×2の研究日もほぼ出勤。こういう時に自分のウツ気分を話してもめんどくさがられるのがオチなので話せないし。
気分転換しなきゃね。

ってことで
明日は若いワイン友たちと遠足行ってきます。







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類は友を呼ぶ

2013-10-14 22:59:49 | 家族あれこれ(犬も含めて)
この連休をを挟んで、娘に会いに行かれたM子ちゃんご両親。



メトロポリタンかな?
こういうノリを見て納得。
マジメそうなんですけどね。
やはりどこかで局家と同じ匂いがしてるところが嬉しいわw
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クローゼットの恐怖

2013-10-13 01:07:45 | 様々な思い
つくづく嫌だなと思ったのは三鷹の女子高生がストーカーによって刺殺された事件である。

警察の対応、出会いのきっかけとなったFBの功罪など色々考えさせられる所はあるんだけど、生理的にというか心底震撼させられたのは、犯人は被害者の家にしのびこんでクローゼットに隠れていたという点。

スティーブン・キングの初期の作でクージョという話をご存じでしょうか?


☆ ここ

話としては単純で 狂犬病にかかった巨大なセント・バーナードが人を襲う話。ヒロインである母親はこの犬の体当たりによって壊された車に閉じ込められて幼い息子を熱中症で失う。

多分この話の中だと思うんだけど(違ってたらすみませぬ 何しろ後味が悪すぎる話で読み返して確かめる気にちょっとならない故)、登場人物(多分ヒロインか息子だったような)が想像上の魔物がクローゼットの中に潜んでいるという妄想に苦しめられる描写があったのだ。

クラウンの形をした殺人鬼なのか 得体のしれない怪物だったのかそれもうろ覚え・・・

本を読みながら、クローゼットの中の恐怖を想像してかなりぞっとさせられた覚えがある。

そしてこの事件、リアル スティーブン・キングじゃないですか。

安全であるべき自宅、親しんだ生活空間。 そこに憎悪の体現者が侵入し、隠れていたという事。
そしてそれが、少女の帰宅を知り、声を聞きながら 殺害すべきタイミングをみはからってそこから飛び出してくる・・・

悪夢以上の最大限の恐怖を人生の最後で味わわされた彼女があまりにも可愛そうである。

愛の裏返しの憎悪じゃなくて邪な独占欲が絶たれ、未熟なプライドを否定されて起こしてしまったような気もする。
それを引き起こしたのは、リアルには出会うことはなかったような若い二人が出会わされてしまったネットという環境。
この子より年はいってるけど女の子を持つ親としてはホントに複雑である。






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迷惑メール

2013-10-11 00:32:54 | 日々の生活
最近来る不愉快なヤツ2件


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(1フン バッカじゃないの どーせこんなので紹介される副業なんて法に触れるか引っ掛かって始めようと思った人が準備金etcで取られてだまされておしまい なんてのがオチだろうよ)と鼻で笑って削除して無視するにもこのメールの性質の悪いことは夜中や明け方にくるのである。

そして不思議なことに差出のアドレスがgmailになっているのだけれど、この差出人のアドレスやドメイン拒否するためにアドレスをコピーして拒否リストに張り付けると違うアドレスが表れるのである。
どうやってそういう処理をしているのか知らないが不気味。

送信アドレスにワタシ以外のdocomoのアドレス(まるっきり知らない人)のものが併記されている。ってことはワタシのアドレスも誰か知らない人の所に多分送られているのであろう これも不気味。


そして拒否リストに張り付けるとアドレスはランダムなアルファベットが使われていて毎回違うが ドメインは共通する。

今まで来たのは
@arakuten @brakuten @crakuten @drakuten

なるほどrakutenの前にaからそれ以降のアルファベットをつけてドメインにしているのだなと思って先回りしてfrakutenまでドメイン拒否に入れておいたが 最近来たのがhrakutenである シツコイっ! やめれ、バカっ!

そしてさらに忌々しいことにはbrakutenのドメインがすり抜けて再度届いていた。どうしてだよっ!?

もうちょっとしっかりしてよね docomoの迷惑フィルター!である。

こういうのを送ってくる人たちとは、ただかかわりたくないだけなんだけど どうにか私のスマホからこういうメールを排除する策はないものだろうか?

そしてこれは推測だけど、このメールが来出したのは9月初めにスマホで楽天市場の物を購入してからなのである。

スマホで買う時は十分注意して メルマガやら何やらは送ってこない設定にしてるつもりだけど どこかでワタシのアドレスが漏れてるのじゃないかって疑問は否めない。

確かに水とか犬のシートとか重いもので定期的に購入するものは便利だし本やCDなんかも検索してすぐに買える便利さももう手放せないけど、こういう不愉快さがどこかにつきまとうのが嫌なのよね。

何か良い解決方法ありませんか?


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でかっ!

2013-10-09 00:06:53 | 日々の生活
オットの仕事場に梨農家の方がよくいらっしゃるそうで、お礼と称して梨が届くのである。



今回はこれ。幸水から始まってこの新高がくると 梨の季節も終わりだなぁと思える。
それにしても大きいこと。



重さを計ってみたら1kgを超えていた。

こうなると果物ナイフで切るわけにいかず普通の包丁で気合をいれて切らなくてはならない。
カボチャを切るくらいの力を要して12等分するとやっと普通の梨の一切れくらいの大きさになる。

大きいので大味かと思うとしっかり甘くてシャキシャキ加減が長く続いておいしいのである。

ムスメは一番好きな果物は梨と言う。梨に限らず果物はシャキシャキ系、りんごもごくフレッシュなもの、柿も堅いのが好きだそうだ。
ドラも梨が大好きで「梨 いいなあ 食べたいなあ」と言っていた。あちらにはあまりおいしいのがないのだろうか?
私は果物はシャキシャキ系より いちぢくとかぶどうとか熟した柿とかどっちかというとねっとり系が好きなんだけどね。

それにしても日本の果物と言うのはどれだけ手がかかってるのか食べ物として以上に嗜好品的付加価値があって完成度が高いですね。

こうして丹精こめた作品を送ってくれるのはありがたい、またオットへの信頼感でずっと送ってくださるってことはオットにも感謝しなければならないのであろう。

「ありがたいよね。今度マンゴー農家の人も来てくれるといいのにね、無理か」と言ったら
「この強欲オンナ!」と呆れられた。

冗談だってば~



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ブサ子

2013-10-06 21:43:37 | 家族あれこれ(犬も含めて)
我が家のチビ犬 ギャビちゃん。
時々 パンプスのかかとの皮を一周剥く。大根の一番おいしい所を盗み食いする・・・etc
などやらかしてくれるが、その美貌(飼い主バカも入ってますが)と愛嬌で許されてきたのであった。

 

ところが一昨日の朝のこと。
先にリヴィングに降りていって娘の悲鳴が・・・

「大変だ~! ギャビの顔が・・・!」

「どうしたの?」

「すごい不細工になってるのよ~~!!!」

不細工にって? 何それ?

それが本当に不細工になっていたのである。

 

口の周りは腫れて、その腫れが目の周りまで及んでなんだかむくんで目も小さくなっている。

ひえ~~! おののく母娘。

娘は心配しながらも仕事に行き、ワタシもこの日は朝から仕事だった。不細工になった以外は食欲もあるし動きも活発でいつも通り。ただなんとなく身体と顔を何回か掻いている。

元気そうだから今すぐ獣医にって必要もなさそうだから、仕事から帰って夕方からの診療に行こうと思って心配を残しながら家の出た。

帰ってきた私の前に



すっきり美犬に戻ったギャビちゃんが。

娘からLINEでどうしたか聞いてきたのでこの写真を送ったら

「よかった~~ 安心した」との返事。

ホント良かった。あのまんまじゃ出川だ。
しかしあの腫れはなんだったんだろう?

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季節の合間の着物

2013-10-03 00:22:27 | 着る
日にちが過ぎ去るのが早いこと

もう一週間過ぎてしまったけれど。

先週の金曜日、着物の会のOGのお姉さま方主催の会があった。



毎年自主的に開いている邦楽関係(三味線 篠笛 長唄)踊りの会である。
きちんとした舞台を借りてお師匠さんたちその会派の重鎮、某芸術大学卒業生たちプロ集団も客演もお願いして催す会。もはや主婦のお気楽芸の域を超えた会として存続している。

ワタシも尊敬する先輩諸姉なので拝見 and できる事はお手伝いをさせていただいているのだけど、今回は主催者の一人のお嬢さんの着付けと受付を頼まれた。

自分自身も久しぶりに着る着物なのに色々つつがなくできるのか?

それも九月の終わりというビミョーな時期。この前の週までは大変な暑さと台風であった。
暑いと嫌だな~ 大雨だと嫌だな~と心配しつつ



着物は決めた。単衣の訪問着(母からもらったもの)
長じゅばんは夏用の洗える絹のにしたけど、半襟は夏用の絽が付いていたが、それじゃあまりにも夏っぽくて季節の後とりで野暮ったいかなと悩む。
なるべく針は持ちたくないワタシ故、先輩に聞くとやはり絽じゃない方がいいわよと普通のバイアスのものに付け替えるハメになる。

針仕事得意なムスメに「ねえねえ 半襟つけてくれない?」と言ったら「う~~ん 手間賃は2千円ってところだね」と言うので自分でつけることにする(ぼったくりめ)

本当に着物の準備と言うのはめんどくさい季節に敏感になって日本の心を喚起させられるものである。

そしてまた帯で迷う。候補はこの三つ。

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上から絽の夏の名古屋帯(原宿の中古屋で2500円だったほぼ新品 まだ値札つき) 中は呉服屋がおまけにくれた軽い袋帯 下は爪織のつづれ帯
色的には茶の夏帯がしまってよさそうだけどやはり夏すぎるかな~ つづれもいいけど同系色すぎてちょっとつまらないし・・・などと悩み、真ん中のシルバーを合わせたら案外マッチすることに気付く。

これに決めて、帯締めと帯揚げはどこかの駅ビルのワゴンで売っていた各千円くらいのシルバーのものを合わせてみた。誰だっけか着物好きの作家か女優が 帯締め&帯揚げはシルバーを持ってるといざって時にホントに便利と書いてあったので買っておいたのである。

草履もネットで買ったシルバーで鼻緒にビーズがついてるちょっとチャラいけど気に入ってるものがあるのでそれにしようと前の日準備。

こういった着物のコーディネートを考えるのもめんどくさいおしゃれ心を刺激するものである。



久しぶりの着物。奮闘の結果。なかなか綺麗に着られたので自分撮り。
この会場に来る途中の電車の中で知らないおばさんに「あら綺麗にお召になって ステキな刺繍ね~」と言われたが褒められたのは着物だったような気もしないでもない。

会場についてこの会を仕切る係りの人と打ち合わせしたり、友達のお嬢さんに着付けしたり。



開演前に舞台の上で出演者の方々と一緒に記念撮影したり お客様を迎える前にめんどくさいが気がひきしまる。

400席の会場。満席とまではいかなかったけどなかなかの入りであった。しばらくぶりにお会いする着物の会の先生や友人ともお目にかかれてうれしかった。

しかし受付の途中 来賓の案内をするので席を立って歩き出したとたん、草履の鼻緒を挟んでいる指の内側の筋肉が突如攣ってしまった。
アイデデデデって所だが、気づかれないように引きつり笑いでごまかし、一旦トイレにかけこみ草履を振り落として足袋も脱いで足の指を反転させるなんて危機的状況もあったが、どうにかこなす。

普段は履いているオーダーの草履は(会の先生のコネで工場の卸値段でお安く作ってくれるのだ)絶対にこんなことはなかったのに、やはりネットで買ったものだと足に沿わなかったようである。着物や帯やその周りの小物は案外中古なんかの安物でもごまかせるが、草履って大切ね~とつくづく思った。
演奏も踊りも毎年確実にレベルアップしていく出演者たち。主婦のかたわら、この暑かった夏の間に精進していらしたであろう先輩方に脱帽する。

だってみんなワタシよりちょっとからかなり年上の方たちである。ワタシもめんどくさいなんて言ってる場合じゃないですね。



コメント (8)
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