局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

G.W.の地味なモノオモイ

2013-04-30 23:17:38 | 日々の生活


朝、目が覚めた時本降りの雨の音。
昼間は上がったけど、曇り空で空気はひんやり。実家地方には珍しく風もない。

これぞ草むしり日和である。

地面は湿って柔らかいし日焼けもしないし

「灯篭の前の所が草ぼうぼうだからやってよ」と母からの要請である。

やりはじめると止まらなくなるのが草むしりである。
根の浅い草は草掻きで
根の深いのはシャベルで掘り起こして

一網打尽といきたいが菫は残してと…

草掻きも慣れてくると、雑草の種類によって地面に突き刺す角度の調整がわかってくる

花の終わった牡丹の花びらも一緒に集めて袋につめる
目標エリアが終わって邪魔な雑草がなくなり、庭がすっきりしたのを見て地味な自己満足

しかし、たまにだからできる草むしり

これであと一週間もすれば元の木阿弥になるのである。

継続してここに住んだら空しい作業になるかもしれない。
今のところ点で接っしてる故郷
これが線になると色々見方も違ってくるんでしょうね。

草むしりをしながら故郷とのかかわりの過去と未来に思いを馳せた。

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G.W.の地味な楽しみ

2013-04-29 18:05:33 | 日々の生活
昨日から実家へ。

先日腰椎狭窄症で入院していた父の介護認定等、この際事務的用事もすませるつもりである。

とは言うものの、母の家事を手伝ってもこちらでは暇な時間はたっぷり

弟の本棚を漁って 「海街diary」を発見。
読みたかったのよね、コレ!

連休あけたら、新緑の鎌倉を訪れてみたい。
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ものつくりのエネルギーに圧倒された日

2013-04-27 21:47:16 | 見る(映画 劇場 美術館など)
タイルの先生が出品すると言うので 先日はこんなイベントに行ってきた。



 ☆ こんなイベントです@東京ビッグサイト
 
 

臨海の方はイマイチなじみがない。ちょっとした遠足気分で向かう。

国際会議場駅で降りると



周りは未来都市のよう
駅からは女性がたくさん会場に向かう。いかにも手作り好きそうなオバ集団である。


会場の建物はガンダムのようであった。
そのガンダム内部に入る。

ワタシは3日通しで入れるチケットをもらっていたが、連れの友達のチケットを買うために30分以上オバ集団の中で並ぶ。
もうちょっとスムーズに案内してくれればいいのに。

広い会場はありとあらゆる手作り作品の展示、即売コーナー、体験コーナー、
 



  

こんなドレス類から

 

雑貨類なども ありとあらゆる手作り品 なぜか惹かれるデコスイーツ



先生のブース 仲良しのつまみ細工の作家さんと共有して出展 お教室の問い合わせも多かったみたいで何より。

花があり、リボンがあり、キラキラビーズがあり、あちらでもこちらでも物をつくるというエネルギーがあふれる空間でちょっとめまいを覚える。
人は何を以て作ることにこんなにも膨大なエネルギーを費やすのかしらね?

じっくり見出したら一日じゃとても見きれない、かといって何か体験して作ろうって言うには人が多くて疲れちゃったのでさらりと観て歩いたが・・・

やはりホビー大賞は目をひかれるものがあった。

 

ホビー大賞グランプリ の 江戸歌舞伎小屋

大作であった。一つ一つの人形も手を抜いてないって感じ。

 

あと感動したのは文部科学大臣賞受賞作のこの人形

「生涯現役」という題名もステキであった。家の中にあるものを材料として作った作品だそうだ。

作品の後ろにはひっそりとお年を召した上品な女性が和服姿で座っていらっしゃった。受賞者の写真を見たらご本人だった。
「すばらしい作品ですね」と言いたかったがこういう時って結構人見知りなワタシ。声をかけそびれたのが残念だった。

この作品とその作者の凛とした結びつきが題名でうかがわれる。



↑ これも好き ユニーク賞の受賞作の手作りぬいぐるみ Astro nuts

会場で友人と別れ一人で家路に

さて、往路のように臨海線に乗ろうと思って駅についたつもりが そこはゆりかもめの駅であった。国際会議場駅と国際会議場前駅と違うのである。まぎらわしいなあ。
自分の方向音痴が情けなくなる瞬間である。

しかし気を取り直して (そうね この線なら海が見えるじゃないか 急ぐ旅じゃなし 海を見ながら帰ろう)と思いゆりかもめに乗った。

 

東京湾を見ながらの電車の旅も良い時間であった(半分負け惜しみ)

途中で乗り換え案内を調べたら、汐留で降りて大江戸線という手があることを発見。新橋で乗り換えるより簡単そうと思って降りた。

そしたらまたこの駅がわかりにくいこと。昔コンラッドに行くのに迷いまくり、地下通路じゃダメなら地上へと出たら同じようなビル群で余計わからず、迎えにきてもらったことを今更思い出す。

この日も乗り換えの表示がわかりにくくかなり歩かされる (ホント不親切なんですよ。途中で表示が途切れるのだ)

仕方ないから社章を胸からぶら下げたお兄さんに大江戸線はどこで乗れるの?と聞いたら親切に乗り換え口まで送ってくれる。最近の若者って親切だね。これっていたわられてるってことですかね? 
 



















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けもの味

2013-04-25 08:15:49 | 食べる
先日ムスメがオットと九州旅行に行ったことは書いた。
あちらのグルメ従姉妹と会って色々な美味しいものもたくさん食べさせてもらったみたいである。

いーなー いーなー とうらやましがっていたら

「そうそう こっちにも博多と同じ店があるんだよ、今日は夜早く帰れるから行く?」とムスメ

今日はオットが泊まりの日 ちょうど良し!

「うん 行く行く どこ?」

「トンコツラーメンの一○(○は風です)堂」

(へっ? ラーメン?)

ラーメン屋に行くのは数年ぶりである。ムスコがまだ中学生くらいだった頃、天下○品ってラーメン屋に入ったのが最後であった(稀なので覚えている)
中華料理屋でコースに入ってれば食べるけどラーメンを食べるためだけに外食するってことがまずないのである。

セレブぶるわけじゃなくて単にあまり好きじゃないのと中華麺食べると翌日胃に響くからである(多分かんすいが身体に合わないのだと思う)
日本蕎麦なら大好きだし、蕎麦屋なら一人でも入って食べる。
確か天○一品の次の日も胃が重くて後悔したし、あの油っぽいスープと麺の重さは(ないわ~)と思った記憶あり

でもムスメは行きたそうだし、まあたまにはいいかなと思って、行ってみることにした。

よく行列が出来ている店だけど今日は時間も早かったので空席があったが、それでもほぼ満席。カウンターの中には若い子たちがキビキビ働いている。

ムスメは一番ポピュラーな白丸に明太子トッピングをつける



ムスメの運ばれてきたのを見たらトッピングの明太子があまりにも少ないのでたまげる。だってうずらの卵くらいの量しかないんだもの。

「これで200円!こんなカスみたいな量で?」とムスメにささやいて

「だって家の持ち込んで入れるわけにいかないでしょ! オカンって変なところケチだよね」と怒られる。


ワタシはわからないなりに次にポピュラーそうな赤丸ってのにしてみた



ちなみにムスメは超固麺 私は普通の固麺

隣でムスメが「お先に」と食べ始めて
「博多のと同じ味だよ」と嬉しそうに言ったので期待。

ワタシのも運ばれてきてそんなに大量じゃなさそうなのでちょっと安心するが、やはりスープの上面の油のつぶと混濁した白いスープは濃厚そうである。

一口食べてみたら
(けもの臭い・・・) まずくはないがストレートに香る獣の脂の臭いが鼻に入ってくる。麺は細くて食べやすかったけど。

「どう?」ってムスメが少々心配そうに聞いてきたから

「まずくはないけど ちょっと臭いが趣味じゃない」って言ったら

「じゃ、これを入れてみれば」と紅ショウガと高菜の漬物ともやしのピリ辛味で炒めたものをすすめてくれる。目の前に容器があって自由に入れられるようになっている。

「あと ニンニクしぼってみれば」



生ニンニクを絞って入れてくれた。ムスメ、慣れたものであるw
このニンニクと他のトッピングのおかげで大分臭いも気にならなくなったので完食できた。
しかし食べ進んでいるうちに 堅麺がだんだん柔らかくなってくる。これなら超堅麺の方がよかったかもしれない。
それを言ったら

「そうでしょ? 博多にはお湯くぐらせただけの粉落としってのもあるんだよ」だそうだ。慣れたものであるw しかし聞くだけでも胃に悪そうである。

あとムスメの白丸も食べてみたら こっちの方があっさりして臭いも気にならずにおいしかった。どうもワタシが選択を誤ったらしい。

それと餃子をシェア



これは極小さくて皮はカリっと中は肉の甘味が生かされてるしジューシーでおいしかった。これをつまみにビール飲みたいね。ラーメンが入らなくなるだろうけど。

そしてもう少しで私が食べ終わりそうになった時、ムスメが

「替え玉お願いします 超堅麺 ハーフで」と注文。お皿に麺だけ盛られたのが運ばれてきてこれを残りのスープに入れるのですと。最初から大盛りにすると麺が柔らかくなってしまうからこういう形式になってるらしい。細麺文化ならではの工夫であろう。

ともあれ、これ以上食べるんかい? とムスメの胃のたくましさと若さに(負けた)と思った。別に勝ちたくないけどさ。

お会計は二人で2000円をちょっと超えた。案外ラーメンって高いんですね。会計していたら待ちのお客が7,8人並んでいた。みんな若い子である。隣の松○に行けば半額以下で牛丼一杯食べられるのに・・・ 並んでまで入りたいってことはみんなここのラーメン好きなのね。

帰り道 獣の骨と脂の臭いとニンニクの後味が口の中に残ってやっぱり後味は蕎麦のかつおだしの清涼さの方がいいな~と思ってはみたけどたまにはこれもありかもね。ただし次に来るときには白丸を頼んでこっそり明太子をラップに包んで持ち込みたいものであるw

ところで ラーメンに合わせるとしたらどんなお酒なんでしょうね?
蕎麦だったら日本酒か焼酎なんだけどね。蕎麦焼酎の蕎麦湯割飲みながら蕎麦屋のおつまみ食べて〆に蕎麦なんておいしいけどね。ラーメンは見当がつかないわ。








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J・J・J!

2013-04-23 22:41:18 | 見る(映画 劇場 美術館など)
パソコンがないと困るがTVがなくてもそんなには困らない。理由はあんまり見ないで過ごしてるから。

連続のドラマなんかはよっぽど面白くないとすぐに観るのをやめてしまう。12回でワンクールの民放のドラマも続かない方が多いんだから半年、または一年続く 朝の連ドラや大河などはほぼ続かない。

新婚時代 仕事をやめてオットが当時赴任していたなじみのない地方都市に引っ越し、最初は知り合いもいないしヒマだったのでオットを送り出した後にぼーっと観ていたのが 確か沢口靖子のデビュー作が唯一毎日見たと言える連ドラだったと思う(いつの話だ?)

そんなワタシが、ハマッてしまったのが 今季のNHK朝の連ドラの「あまちゃん」である。

んも~!ハマッタ。見逃すのが嫌なので毎日録画設定にして絶対に観ることにしている。それも一人の時に集中して観てせりふの一言も聞きもらさずにかみしめて堪能しているくらいのはまりっぷりである。

クドカンの作品ってほどよいテンポ、出てくる役者、その使い方、会話 すべて趣味である。

彼のドラマが放映されると気づいた時はなるべく見ていたが、視聴率もあまり高くないみたいであまりマスコミの話題にもならず
(どうしてこんなに面白いのに?)としばしば思ってた。
おととしの「11人もいる」なんてホントに面白かったのに視聴率が一桁みたいだった。
今更ながら このドラマ傑作だったんですよ。幽霊が出るという非現実の設定の中で、ドタバタに見えても家族の温かさの大切さってものがじんわり心に染みる つくづく良いドラマだった。貧乏な大家族のお母さん役の光浦の料理や裁縫の場面での手の確かさも瞠目ものだった。

って話がそれたけど、

今日の話の中でも

・主人公のアキが雲丹が取れないことに悩んで眠れず、母親が自分と同じ年の頃使っていた部屋に行ってその頃の母親の居た空間に身を置く。それに気づいて覗いた母親の春子(キョンキョン)。ムスメの後ろ姿を見て何も言わずに去っていく。 
家出した春子の部屋を当時そのままにしておいた春子の母親。ぎくしゃくして相容れない親子関係だったが、ムスメの高校時代そのままの部屋に母の想いがうかがえる。

・アキへの想いに気づき、我慢できずに 春子のスナックにそれを告げにきたヒロシ。春子は「あんたは何やっても続かないから絶対ダメ」とダメ出しをする。キョンキョンの上から目線の母親がいい。

・そして海女仲間の渡辺えみ いつも言葉(特に外来語)が思い出せずにヘンテコな事を言うのだけど 今日はアキがおぼれかけたことが原因で雲丹が取れないことに関してトラウマという言葉を言いたかった場面で 「ホレ ね・うし・・・」と干支を言い出し(うしはウスとなまっている)ヒロシにあっさり「トラウマ」と言われるやりとりには吹き出してしまった。その後すごくイヤらしい顔して下ネタを言おうとして春子にきっちり止められるところ、ホントに渡辺さんもうまいけどクドカンの彼女の使い方もうまいこと。

15分の中でも笑わせられたり、せつなかったりさせられ、次はどうなるんだろ?という楽しみを喚起させる。やっぱりクドカンって只者じゃないなってつくづく思った。

今回のヒロインの能年ちゃんもいいのである。フレッシュな透明感がありすれてないし将来化けそうな大物感もある。他に出てくるアキの親友役も春子の若い時の子も正統派美少女で目の楽しみである。どうせ美少女役ならA☆kみたいな微妙レベルでなく「綺麗!」と断念できる子を見たいではないか。

クドカンの作品ってのは 決してお涙ちょうだいにならずウェットじゃないのに心に沁みる。軽いノリだけど深い部分もある。
今描かれている年は確か2008年だから これからあの大地震もストーリーに絡んでくるのだろうか? だとしたらあの悲劇を彼の感性でどう描くのか? ちょっと楽しみなような怖いようなってところもある。悲劇だけに終わらせず希望というものを絡めて描いてくれるような気がするけど。

実はオットは仕事上のコミニュケーションツールとしてNHK連ドラを見てるんですね。
職場で接するじいちゃんばあちゃんは殆どこれを見てるから 彼らと会話する時の共通の話題になるらしい。

だから金曜の午前休みの日は彼が見ている連ドラを脇からたまに見ることがあるんだけど、前季のものはひどかったですね。

うるさいだけ、悲惨なだけ、耳に聞こえてくる部分だけで不快だったもの。
いつもかかさず見ていた実家の両親も「こんなにつまんないのは初めてだ」と怒っていた。

家政婦のミタの脚本家の作品だってね。 あの作品も驚異的な視聴率だったらしいけどそんなに面白かったですかね?
作品名が誰もが知ってる他のドラマのパロディでが面白かったことと 松嶋菜々子が珍しい役をしたので目を引いただけでストーリーもおもしろくなかったし、父親役の設定の酷さに呆れた。気持ちの良い人がまるで出て来なくて不快だった。

どうしてあのドラマがヒットしたのか? 同じ時期に放映されたクドカンドラマがヒットしなかったのか?
家政婦の~の題名がパロディなら11人もいるだってあの萩尾望都のあの傑作SFマンガ11人いるへのオマージュではないか。

あの年は震災もあって 悪夢のような民主党政権が続いて日本人が虚脱感と絶望にはまっていた時代のあだ花みたいなドラマだったんじゃないでしょうか? 二匹目のどじょうを狙ってあの脚本家の作品を朝の連ドラに持ってきたNHKもバカだったね。



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愛の賛歌

2013-04-20 21:06:02 | 見る(映画 劇場 美術館など)

ご近所友人が招待券をいただいたと言ってお誘いを受けて こんな舞台に行ってきた。

 

言っちゃ悪いがチケット代を払っては行かなかったと思う。
だってピーターにしても越路ふぶきにしてもそんなに興味がある人じゃなかったから。
でもね、結論から言うと まあその日は時間あるし~タダなら行かせてもらお~ くらいなある意味不遜な気持ちで行ったんだけどこれが実に良かったのよね。ある種感動すら覚えた。

☆ 

一部の「ピーターズレヴュー」還暦なんてブッ飛ばせ
ピーターと四人のダンサーズによるレヴュー へ~ ピーターってもう60過ぎてるんだ・・・ 四人のダンサーズ(♂2 ♀2)と一緒に踊るピーターは背中の大きく空いた燕尾服風のスーツで現れる。年を感じないぜい肉のない鍛えた背中であった。
四人のダンサーズも女性は一人はアラフィフ もう一人は多分over50 なんだけどやはり鍛え上げた見事なスタイル。
最初 彼のデビュー曲 「夜と朝の間に」だったのだけど(知ってる人は同年代)あの低音と中音の切り替えの声にどうも違和感を覚えて内心(あっやっぱり来なければよかったかも・・・)と思ったが、その後に歌った 釜山が舞台のドラマティックな歌(なんて言うんだろ?)がすごく良くてここで真剣に聞こうと言う気持ちになった。

それから彼はトークがとてもうまいのである。一緒にしちゃナンだけど マツコなんかにも共通するあの女装の人たちってどうしてあんなに話が面白いのだろうか? 客席(殆どがover60のミナサマ)のジジババいじりが嫌味じゃなくて面白かった。
そして四人のダンサーズの振り付けもどこか昭和の香りがして、懐かしくってなんだか癒される(だって昭和の女なんだもの)ショーだったのである。

そして第二部は
「越路吹雪トリビュート」歌と語りで綴る越路吹雪へのオマージュを素敵なあなたに・・・

水谷良江 - 水谷八重子 越路吹雪 - 池畑慎之介☆

 ☆ 

最初は水谷良江さんが越路さんについて語る 長い長い語り

  <水谷八重子>
私がデビューするかしないかの頃は、越路吹雪さんに腰巾着みたいについて回りました(笑)。年がら年中楽屋でご一緒・・・まったく気取らない、普段のご様子が私は好きでした。
越路吹雪という偉大な方をどこまで語れるのか、私は責任重大だと思っています。
お客様がコーちゃんを知り尽くしているなら、それなりのやり方、腰巾着だった私しかしらないことをお話しすればいい。ただ「越路吹雪ってどこかで聞いたことがあるけれど知らない」というお客様がいらしたときに、
どんな素晴らしい人だったか、普段もどんなに愛すべきひとだったか、
それを100%どうやって伝えることができるんだろう、それがドキドキです。
 松竹ホームページより

一人舞台に上がり越路さんとの思いでを語る水谷さん。シンプルな舞台上でただ一人。そこにあるのは彼女の言葉だけ。それなのに退屈させないのはやはり大女優ってことと彼女がいかに越路さんへの思い入れがあるのか であろう。

56歳で癌で亡くなった越路さんは今存命だったら94歳だったと言う。
パウゼでお茶を飲んだ時に同じテーブルに居たグループは70代半ばの女性グループ。ちょうど憧れのスターとして越路さんを仰ぎ見た世代であろう。
その人たちが水谷さんの語りをうなずきながら聞き入り、ピーターの歌に彼女を懐かしむ。

水谷さんの語りの中で印象に残ったこと、約一か月に渡って、この日生劇場でロングコンサートを開いた越路さん。そのチケットが発売一日で完売して、文字通りのプラチナチケットだったこと。今のようにパソコンでポチっとして買えるわけじゃなく窓口までチケットを求めて買ったこと。そしてそのコンサートの間、東京のセレブたちが、ロングドレスと宝石で飾り立てて前方の席を占めたこと。
越路さんもそのコンサートのための衣装はパリのサンローランやニナリッチのオートクチュールで何枚も作るという贅沢さ。
そのパリの案内役は小林秀雄氏、初代の文化庁長官であった今日出海氏 など 当時の日本を代表する文化人だったそうだ。

すごい歌手だったんですね。改めて。

ピーターの最後の歌では「こーちゃん!」という越路さんの愛称の声がかかり、エンディングの後はアンコールの嵐であった。
もっと客席が若けれりゃスタンディングだろうが、年寄は腰が重いのであろう。
あれだけアンコールがあるんだから もう一曲くらい水谷さんとデュエットでもしてくれればと思ったが、やはり出演者の年齢を考えると無理しちゃいけないのかな?
とにかく昭和って時代、今(CD買って投票権を得てセンターを決めるようなそこらにいそうなねえちゃん集団がもてはやされる時代)と違ってスターはスターとして燦然と輝いていた存在があって、その頂点に立ってた越路さんという存在とその周りの文化の薫りってものが感じられたのはとても収穫だった。

 越路さんの愛の賛歌をお聞きください ☆ 
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オタク道

2013-04-18 22:33:06 | 家族あれこれ(犬も含めて)
ムスメの友達に頼まれたコスプレ衣装の注文

どうやらできあがってその大会?に出た友達からその時の画像が送られてきたそうだ。



う~~ん すごい世界である。

しかし同じキャラクターがかぶった子も何人かいたらしいが ダントツでムスメの友達は「勝った」らしい。

「○ちゃん(ムスメ)の衣装のおかげだよ~」と友達は言ってくれたらしいが、彼女のスタイルの良さと顔の可愛さも影響を及ぼしていると思う。
何にせよ可愛い方が得な世界ではある。

そしてまた次の作品を頼まれたそうだ。



今度はこれだそうだ。前のよりは難易度は低そう。
友達のコスプレ仲間からも注文したいとの話が来て、評価されたのはうれしいが 「こんなの次々作ってたらホントに自分の時間がなくなる」
と悩んでいるみたいである。
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ここは何処?

2013-04-16 22:56:22 | 
先週後半、オットは学会出張で福岡に行った。
オット両親は東京で結婚したが両方とも出身は九州である。あちらにはどちら方の親戚もたくさん居る。

出張ついでにご無沙汰していた伯父や従兄弟たち ついでにお墓参りもしてこようと思ったらしい。ついでに週末は温泉に行こうという計画をたて、最初は私を誘った。
九州はおいしいものが多いし見どころもたくさんなので大好きである。

しかしこちらで予定もあったので躊躇していたところ 娘が

「九州ならワタシ休みをとって行く!」とのこと。
どうせ親子三人旅は犬二匹がいると難しいので
「それじゃ あなたが行きなさいよ」と言うことになった。父娘二人旅である。
この父娘案外仲良く、今までも二人旅も数回している。

今回はオットが仕事している間 娘一人で 仕事が終わってからは二人で ずいぶん色んなところに行ったらしい。


さて どこでしょう?

 

  




ここから私もとても行きたいところ うらやましいぞ。



 

 

 

 


お土産は

 

 




当分甘いものとご飯のおかずには困らなそうである。

二人とも心なしか顔が丸くなって帰ってきた。

博多での夜はお寿司屋のあとに〆のトンコツラーメン食べたなんて言ってたのでオットに体重と年齢を考えなさいとお説教しました。






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犯人は・・・?

2013-04-14 13:03:29 | 日々の生活
昨日買い物から帰ってきてから急いでまた出かけたので、野菜を冷蔵庫に入れずにテーブルの上に置いておいた。

夜帰ってきたら このありさま



一番おいしいところがざっくり食べられている。

犯人は・・・

おまえだ!




大根でお尻を叩かれて反省ちう
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花組 オーシャンズ

2013-04-12 23:04:17 | 見る(映画 劇場 美術館など)
久しぶりの宝塚観劇

あの作品が帰ってきた。

昨年は星組で見た オーシャンズ11が今度は花組で



 星組の記録 ☆ 

私のような特別に贔屓がいない観客にとっては(壮さま除く)「作品力」がすべてだから

やっぱり今の宝塚の演出では小池氏がダントツだと思う。

あの映画をどうやって舞台に?と思うのにそれをいとも簡単にやってのけてくれる。
出演者全員を生かしてくれる。
筋に矛盾がない 破たんしてない(時々無理ありすぎるし破たんしてる演出家もいるんですね、これが)

観て後悔がない作品を作ってくれる方だと思う。

星の時と作品自体はそんなに変わりはなかったが




蘭蘭コンビのトップは星のお二方より個人的に好みなのでより楽しめた。

蘭トムさん ホントにハンサム。顔の小ささに驚く

蘭はなさんは以前より歌が安定して安心して聞いてられるようになったし、ホント可愛らしい美貌がテス役にぴったりだった。

壮さまなきあとの花にあまり魅力を感じなかったが、このコンビだったらこの先も観て行きたいなと思ったもの。

後はラスティ役の北翔さん。そつなくなんでもおできになる方だけど特にその歌唱力。いつも彼女が歌った後に(もっと聞きたい)といつも思ってしまう。
明日海さんがうつったら立場はどうなるんでしょうね? 歌のうまさじゃ勝負にならないんだけどね(ああ また余分なことを・・・)

備忘録でした。
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桃源郷詳細

2013-04-09 23:36:37 | 
案内をしてくださったのが、地元のご夫妻。
元は救急救命士のおじさん。今は定年で引退して半分趣味で果物などを自分の畑で作っている悠々自適の団塊世代の方である。
オットが仕事で知り合って、仲良くなり、桃の花盛りの頃にご案内しますよと言っていただき、お言葉に甘えた私たちは、この日新宿からかいじに乗り塩山駅で降りたったのであった。前の日は台風なみという低気圧が通り過ぎた関東地方。この日も朝の強風はすごかったが、電車も遅れず綺麗に晴れて絶好の小旅行日和だった。

 電車の窓から見える山桜の図

迎えに来てくれたO氏 まずこのワイナリーに案内してくれた。



有名で大手のワイナリー
ここでは試飲して気に入ったのを選んで送ってもらうことにした。会員券を作る際に生年月日を書いたらお誕生日と言うことがわかって色々オマケしてもらった(お醤油とかw)

 今日届いたワイン 飲むのが楽しみ♪

食事はうどん屋さんへ
ここはかつて開業医の自宅だったらしい。とても凝った数寄屋造りの日本家屋である。庭も手入れが行き届いていた。

  
 
 県外ナンバーもたくさん お店に入るまでも行列 うどんも売り切れがあるようで予約した方が無難である

 つるつるもちもちで美味しいおうどんだった

 ここです

そしていよいよ桃畑へ もうちょっと時期が遅いので標高の高いところまで連れてっていただいた。

 

このピンクのコントラスト 菜の花の黄色とのこれぞ春の組み合わせが好きだ

 桃を収穫するまでなかなか大変らしく、人工授粉しないと良い桃にならないそうで 余分な花を積んでおしべから花粉を集めて

 この受粉ケースに入れて羽はたきの部分を使って受粉するらしい

「ずいぶん手がかかるんですね」と言ったら 桃はまだ手がかからない方で、さくらんぼやぶどうはもっと大変とのこと。

       山々に抱かれて咲く桃の花たち 桜もいいけどこのぽってりとしたピンクはなごみの色である。

 
この山を下りると今度は白い花がついた木が並ぶ。さくらんぼの木である。ちょっとした標高と土壌で適する作物が違ってくるのだろう。
この辺はさくらんぼの季節は観光客などで込み合うらしい。

「今度はぜひ収穫の季節にきてくださいよ。木で熟れた桃はうまいよ」とO氏。
想像するだに美味しそう。お言葉に甘えたいものである。

次に向かったのは駅前のこの屋敷 



重要文化財とあった

 

 
江戸時代より薬草の甘草を栽培していたらしい。

 ☆ 観光案内です 

   



中ではちょっと遅いがお雛様の展示が
この地方はつるし雛が多いみたい
素朴でかわいらしいものから凝ったつくりのものまでたくさんのつるし雛

売店でも売ってて目を引いたのだけど(まあ今更いいや)と思って買わなかったが考えてみればこういうこまごましたのを飾るのが好きなM子、ドラ夫婦に送ってやれば喜んだのにと今後悔中である。



この日一日 エネルギッシュに朴訥な優しさで案内してくれたOさん夫妻と計画してくれたオットに感謝。
忘れられない誕生日になりました。












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お誕生日は桃源郷

2013-04-07 16:28:17 | 日々の生活
塩山で桃の花見

物でもらうより、こういう景色が見られて幸せな誕生日です。

これから東京へ戻り、夕飯は娘と合流して寿司屋へ。
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花よりワイン

2013-04-05 14:08:46 | 食べる
敢えてブログには書かなかったけど、10年続けていた着物の会にいったん区切りをつけて、この半年というもの ワインスクールに通っていた。
毎回の授業は概論を習ってから試飲(その地域のものを6種類くらずつ)という運びだった。

半年で一区切りの最後はこのラインアップだった



ヒントは出してくれるものブラインドで銘柄あてである。これが難しいこと。才能ないかも と思いながらもこの時点で結構アルコールは回っていた。
まあブラインド当てはまだまだだが、この半年でだいぶどんな料理にどんなものを合わせたらいいのかとか、自分の好みのものがわかってきたのは収穫であった。
実は毎回の試飲で酔っぱらって帰るので、一度地下鉄のホームで財布まるごと落としたことがあった。カードもその他も全部入った主婦の長財布、結構かさばるのに、なぜバッグの中に入れずに落としたのか不思議である。

降りた駅で財布がないので青くなって駅員さんに言ったら乗った駅に連絡をとってくれて届いていることがわかり引き返した。
財布も中身も全部そのままで名前も告げずに届けてくれた人がいて (ああ日本人ってすばらしい!)と感動したのも良い思い出である(そこまで飲むなっつー話ではあるが・・・ワインのプロの試飲は口に含んだあと吐き出すらしいが、普段家で飲めないような高いワインが出ることもあるのでもったいないから飲んじゃうのである)

そしてこの日、スクールのあと、この仲間での最後の授業ってことで先生とともに打ち上げがあった。某レストランで料理に合わせて先生が持ち込んでくれたワインを飲んだのである。



    

実はワタシは生徒の中で長老 先生も私より一回りくらい年下である。ワタシは年齢不詳と思われていて、自分でも合わせているつもりだったが、やはり周りの若さにアルコール代謝の点で完全に負けた。(この日は10人で9本空けたらしい 試飲の後でである)
地下鉄と私鉄を乗り継いで よくこれで帰り着いたなと自分で自分をほめてあげたかった(繰り返すがそこまで飲むなって話である)
しかし次の朝はすっきり起きられたのは、この半年、毎週毎週飲みなれた積み重ねってことであろう(それが偉くはないことは承知である)

そしてスクールが水曜日、この次の日にはこのイベントがあった。

 こちらで
 こんなイベント

スクールに行って良かったことはこの手のイベントの紹介があること。案外試飲会とかでお得で楽しそうなイベントが多いのである。

この日は東京を代表するレストランの試食とワインや日本酒の試飲会。

 ☆ 

同行 舞台友NとMちゃん 木曜午後が休みのオットとオットの友達。
試食コーナーは結構気合が入っているらしくて 生のミ○ニシェフやdancyuで顔を知っていた青○の料理長さんもいらした。
ほんの少しだけだけど、前菜やメイン、パスタ類もおいしくて、色々な輸入業者のところで色んな国のワインも飲めてなかなか楽しかった。その後は銀座へ出て



歌舞伎座オープン前で一色で



オットの友人の画廊でも歌舞伎役者特集の展示をやっていた。



その後はオットが予約していたこちらのミュージックビアホールへ(ワインの後はビールかよ)



もう一人オットの友人が加わり総勢6人。舞台友Nとオットのオトコ友達の声が良く通るので「音楽聴きに来たぞ」モードの隣のテーブルの一人男ににらまれ そちらを向いてたワタシはいたたまれず。
酒場でビールを飲みながらの音楽鑑賞である。多少話してもいいじゃないか、そこまで静寂を求めるならクラシックコンサート行けばという気持ちもするが、そりゃ聞きたいって人の邪魔をしちゃいけないので、ワタシはおもいっきり周りを押さえて静かにさせ(へ~ 奥さん、見かけによらず仕切るタイプなんですね~ とオットの友達に言われ、お前が一番うるさいんだよと内心で思った)オットの場所設定を断じた。このメンツでこの場所は無理である。

仕方ないのでさっさと撤収してカラオケ店へ。ここでは歌は一切歌わず、今度は思いっきり話して思いっきり笑った。みんな同学年ってのは話が通じていいものであった。
改めてさっきの場所設定をしたオットは責められ、ハンセイしていた。


そしてこの次の日はこの週のメインイベント ソムリエコンクールへ(この週はホントにワインづくしであった。今週はさすがに自粛、肝臓を休めながら主婦業に励んでおります)

 ☆ 



舞台上にはレストランが お客さんたちは歴代のコンクール優勝者その他の方たち

ここで決勝に残ったベルギーの男性 カナダの女性 スイスの男性が 世界一の座を争ったわけである。

 
ベルギーのアリスティード・シュピース


カナダのヴェロニク・リヴェスト 決勝進出した女性は初めてだそうだ


スイスのパオロ・バッソ この方が優勝

課題は 

1.三人のゲストのリクエストに合わせて違うミレジムのシャンパン(モエ・エ・シャンドンの三種)を供する。



2.レストランのコースメニューが示され、これに合うワインを5種類選ぶ。日本大会らしくメニューの中にテンプラなんてのも登場。

3. 赤ワインをデカンタージュして6人のゲストにサービス。ここはカナダの女性が時間切れ。スクリーンに映し出された手が細かく震えているのを見て、ここまで勝ち抜いてきた人でも極度に緊張しているのがわかってこっちも手に汗握る



4.ワインリストの間違い探し これは後で田崎さんが解説してくれたけど当然ながら高度でマニアックそう。



5.テイスティング

4種のワインの産地、年号、品種を言い当てる

6種のお酒の種類を当てる。日本産のトマトのリキュールなんて日本人でも知らないよな・・・



6.スクリーンに映し出されるワイン生産者の写真を見て名前を当てる

これも大変そうだった。

一人に割り当てられた時間が45分 前後に色々あって3時間を超えるコンクールだったが、まるで退屈しないのは出場者の熱気が伝わったからかもしれない。

 

優勝はスイスのパオロ・バッソ氏 確かに彼は一番落ち着いてたし動作もキビキビ早かった。

私としては同じ女性ってこともあるしカナダのヴェロニク・リヴェストさんを秘かに応援していたんだけど。なんか誠実そうで親しみ深そうな人柄が伝わって来たし、レストランでこんなソムリエさんにサービスされたいなと思ったから。

ちなみにこの大会の入場は、事前に登録は必要だったが無料だった。
太っ腹! ソムリエ協会! と感謝するけど1000円くらい払ってもいいから同時通訳を雇って、イヤホン貸出でもしてくれたらもっと面白かったのにとも思った。

ちょっと覗き見ただけだけどとても奥深そうなワインの世界。覗きついでだからもうちょっと勉強を続けようと思っている。
知らなくても暮らしていけるけど知ってると楽しいってのが「道楽」であろう。
着物もワインも道楽ってば道楽だけどこのブログの題名をつけた時点で開き直ってるじゃんワタシ。
しかし「ワタシの血はワインでできてる」なんてなことは間違っても言わないのでご安心ください。











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歌舞伎座初日

2013-04-03 01:06:47 | 日々の生活
今日こそワイン記事をと思ったが また後回しにします。

毎年そうだけど3月、4月のイベントの多いこと!

ニュースやワイドショーなどでさんざんやってたらしいが、今日は新生歌舞伎座の初日であった。

それをそんなに意識せず、ワタシは歌舞伎座に行ってきたのである。来月のチケットを取りに。
思いがけずに取れてしまった先行販売のチケット 6日までに交換しないと権利が流れてしまう。取れてはみたものの、(それもなんと前から7列目)一枚\20000という値段に躊躇してどうしようかな?と思っていたら、実家の母がぜひ行きたいと言い出した。それにともない「新しい歌舞伎座で一度は見てみたい」と珍しくも言い出したのは弟である。
「じゃ、二人で行けば、チケットは私が引き換えておくよ。」ってことになり、今週行ける日は今日しかなかったのではからずもこけら落とし初日に歌舞伎座を訪れることになったのである。

確か 旧歌舞伎座のさよなら公演にいったのがこの記事

 ☆ 

あらま ワタシ、ロングヘアだったのねと懐かしい。
と、ともに、この時出演していらした團十郎さん、芝翫さん、勘三郎さんが鬼籍に入られてしまうなんて・・・
三年の年月って短いようで長く 確実に色んなことが変化していたわけです。(進歩してない自分を顧みると悲しいが)

  通りの向こうに見えた歌舞伎座はそんなに違和感はなかった。

チケット引き換えハガキを持って、ごった返す劇場の前をウロウロしてみたがチケット売り場が見つからない。案内をしていた係り員の男性に聞いたらとっても丁寧に教えてくれた。
チケット売り場は地下に移っていたのだった。

地下にカフェやおみやげ屋さんスペースができて、そこにチケット売り場がありエスカレーターで東銀座駅まで直結している。

  

かなりの人混みだったしTV局のクルーもあちこちで取材。なぜかフォーションがあってかなりの行列ができている。歌舞伎座限定の商品が売っているらしかったが、あまりそういうのを並んでまで買う根性のないワタシはスルー。

無事にチケットをゲットした。



また地上にのぼり、改めて建物を見上げたら



こんな感じに近代的ビルがくっついていた。
このビルが邪魔して歌舞伎の神様が降りてこられず、色んな障りがでてきたとか 怪談じみた都市伝説もどこかで読んだっけ。



一階の隅の方に神社はまつってありましたけどね。







さよなら公演もそうだったけど 三部にわけての公演で一部の一等席が二万円・・・
松竹もガ☆ツイよな~ とつい言いたくなるのはワタシだけだろうか? 今日もニュースや特集で、看板役者が亡くなってしまった危機感やら、後の世に伝えたい伝統芸能などと盛んに言ってたけどこの値段設定みると(ホントに伝えたいんけ?)とつい突っ込みたくなってしまうではないか。少なくとも「ちょっと興味がある」くらいの若者が払おうと思えるようなチケット代じゃないと思う。
私もね、勘三郎さんが生きてらしたら 半月くらいは納豆ご飯だけでがまんしてでも行くけどね。(私の周りもそういう人が多い。これってやっぱり危機の一つだと思う)

と文句の一つもいってみたけど、そのうちどうしても見たい演目があったら行ってみようとは思っている。



友人が描いてくれた旧歌舞伎座



歌舞伎座こけら落としに便乗する羽織袴姿のゆるキャラぐんまちゃん 歌舞伎座正面にある群馬のアンテナショップです。
三年前は二階でタダでお茶飲めるサービスがあったんだけど今はどうなったんだろうか?
たまにハラダのラスクも売ってたりもするなかなかお得なスポットです。






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