局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

初陣vol.3 と 春酒

2019-03-29 20:22:28 | 
酒の陣 二日目

会場の隣のホテルに泊まった我々グループはこの日の地の利を生かして、戦場へは一番乗りと行かずともなるべく早く馳せ参じようではないか。
一日目は地元のメンバーが朝7時から場所取りのために並んだもかかわらず、立ち飲みのテーブルしか取れなかったのである。
この日こそ座って飲めるスペースを確保しようではないか・・・
「先んずれば人を制す」である。

メンバーの中に、70overのおじさまがいらして、「年寄は早起きだけはまかせろ。俺が4時に起きて場所取りをするよ」との頼もしい一言。
言っておくがオープンは10時である。
この情熱はどこからくるのかっ!
さすがにオジサマ一人に並ばせるわけにもいかないので、二、三人ずつ交代しつつ10時のオープンを待つ。
列に並んだみなさんの中には折り畳みテーブルと椅子を出して朝から酒盛りしている猛者もいた。
この情熱はどこから来るのかっ!!

ホテルの朝食はかなり美味しかった。
オットとワタシも朝食を食べた後は交代して並んだ。

そしてオープン
何度も来ているメンバーから
「ねらい目は奥のスペースですよ まずはオチョコなどはもらわずにそこまでたどりついてください。場所をとって入口まで引き返せばいいんですから」と言われ、オープンしてからそこまで走る。
あの「福男」状態である。
この情熱はどこから来るのっ!!!

前の日よりは少しは空いていた会場と、大分慣れもしたことから、気に入った酒造を再訪、持ち帰る酒も買った。

同行メンバーはワイン関係の仲間の他にも初めての方もいらしたが、この飲んだくれの二日ですっかり親しくなって、東京での再会も誓い合う。
お酒ってのは、もちろん害もたくさんあるけど、こうやって人間関係を近しくする役割ってのは確かにあるなあと思う。

このメンバーは「酔っぱらいたい」ために飲む人たちじゃなく、「美味しいものをもっと美味しくするために飲む」ってのが目的な人たちなので、そういう点でも楽しいのだと思う。

帰りの新幹線も三人ずつの向い合せで楽しく飲みつつ東京まで帰ったのである。



持ち帰った子たち。

春酒は次回

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初陣 vol2

2019-03-22 20:32:50 | 
新潟 酒イベントにワイン仲間とともに夫婦で乗り込んだ我々。

一日目はお昼から参戦し、半日よく戦った。
東京組を友軍として、迎え入れてくれる地元軍団
みな酒関係のマイスターだののディプロマ持ちのみなさまである。
中でも、元々東京のワインスクールの同期だったが、結婚して地元に帰ったGちゃん。
「局さんはフレッシュな綺麗な酒が好きでしたよね」と私の好みを把握しつつ混雑もものともせずに先にたって案内してくれる。

他の何年か来ているメンバーから
「局さん、Gちゃんと回るとつぶれるから注意ね」と戦い前の注意が成される。



小さな盃に少しずつとはいえ、重ねると結構回る。

千鳥足で、みんなの待つ陣営(交代でテーブルを確保)に戻ると、気に入って購入した酒ボトル「これはここでしか買えないからぜひ飲んで!」の指令つき
が何本か並び、

同時に売っているおつまみ類もあってまた飲んで食べる。



美味しい酒とつまみを前にして幸せそうな皆様。



酒ブースのあちこちには新潟美人も。
同行のおじさん&お兄さんは、その辺もしっかりチェックして陣を楽しんでいたようであった。

多分vol3に続く

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訃報に思う

2019-03-18 17:21:02 | 記憶の箱
初陣の続きを書く予定だったけど変えて


この方が亡くなりましたね。

もちろん個人的なお知り合いでもないのだけど、一度見かけたことがあったので記録として記しておこうと思って。

確か震災の年のちょっと前だったろうか日比谷で宝塚の観劇予定の日、ちょっと時間が中途半端だったので、泰明小の前のオーバカナルというカフェの窓際席で時間をつぶしていた時、目の前を白髪をなびかせた背の高い人が歩いてきた。
ステッキはついていたが、腰が曲がっているわけじゃなくて堂々とした歩きっぷりだった。
オーラというわけじゃないが、ただならぬ「迫力」を感じた。
それが内田裕也さん。


そして三年ほど前。友達がいつも着ている服がちょっと変わっていて上品で可愛いので、行きつけのブティックを紹介してもらった。
ご夫婦二人で制作もしているプ〇スホニャララという小さなお店なんだけど、個性的な素敵な服を売っているお店だった。
そこで常連の友人と舞台友二人とワタシで四人でワイワイお互いの服を選んでいた時に、オーナーが外に向かって会釈して外に出て行った。
小柄で細身の人と親しそうに話していて、何やらその女性の声に聞き覚えがあった。
誰だったかなあと思っていたら、オーナーの奥様が「希林さんですよ。他にお客様がいると遠慮されて入ってらっしゃらないの」と言った。
へ~と思って振り向いたら確かに見覚えのある希林さんが、去っていくところだった。

この広い東京で偶然別々にご夫婦と遭遇したことになる。袖摺り合うのも他生の縁というから他生の縁の二乗である。
あと、希林さんが亡くなったあとにずいぶん彼女の特集などが放映されていたが、どうもあの家に夢の中で行ったような覚えがしてならない。

前世か後世でご縁があるかもなあ などと頭にひっかかっております。

なんにせよ、殆ど別居されていたが、長い年月夫婦でおられ、お互い深い絆があったんじゃないかなぁと推察される。
そして男ってやっぱり妻に先立たれると余生が短いんですね。
後を追うがごとく逝かれたロケンロール・・・

ご冥福をお祈りします。
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初陣vol1

2019-03-15 15:43:50 | 
バタバタしているうちにまた一週間がたとうとしている。

先週末はこちらにイベント




普段は朝から飲んだりしませんよ、さすがに
でも、この仲間、こういうイベントなのでと言い訳しながらまずは景気づけにビールで乾杯

9日土曜日 いつもの飲み仲間と東京駅へ
そう、今回はワインでなく日本酒イベントへ


国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国
しかし、新潟駅近辺には雪はなく、そこには酒を愛する人たちの長いタクシー乗り場の列があった。
目的は朱鷺メッセ



会場に入るまでの長い長い列 入場まで80分と告げられる。 ここはディズニーランドか? そしてこの人数が入れるのか?

本来祭嫌い、人混み嫌いの足がすくむが仕方ない。チケットも買った、ホテルも会場隣の日航ホテルを予約してある。ここまで来たら楽しもうではないか。 

やっとのことでこちらまでたどり着く。




私たちを迎える杉玉ちゃん



それにしてもこの喧噪。

しかし楽しめたのですね。ワタシだけではなく人混みがもっと嫌いなオットも。

続き、また・・・



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ロミジュリと片口

2019-03-11 22:47:56 | 見る(映画 劇場 美術館など)
また日にちがたってしまったが、3月6日に観たミュージカル



国際フォーラム

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2019)スポット映像






今回も申し分のない席だったが幕が開くちょっと前に隣にすごいオバハンに座られてしまった。
そうとうな過重体重でお尻がこちらにはみ出し気味、それ自体は罪はないが、つけている香水(昭和の香り)がたっぷりすぎて、目がしぱしぱして鼻も喉も刺激されるほどであった。
カナリアイエローのワンピースは膝のちょうど上の丈でう~~んそれを出すかというおみ足がどっしりと。ピンクの花柄のエルメススカーフにもたっぷりと香水がしみ込まれていて身動きするたびにまたしつこい香りが立ち昇る。

ワタシもこんな他人の見かけなどあげつらってここに書きたくないっすよ。
でもホントにあの香水は不快だったに加え、芝居が始まってロミオがジュリエットと出会うあの場面でスーハースーハーという寝息。それが強くなってグーガーだったりでうるさい氏気になることこの上ない。

ああいう他人との距離が近い空間で過剰な香水はやめましょうね。



キャストはこの真ん中。

これも悪口になるが、このミュージカルのジュリエット枠ってのは芸能事務所かなんかの思惑がからむ枠なのだろうか?
NHK朝ドラのわろてんかのヒロインの時もどうも好みじゃないので1か月で離脱したのに、ここで再会、しかもジュリエットとして・・・と言うのはワタシも思ってもいなかった。

ロミオはこのキャストで二度目(この子も朝ドラ とと姉ちゃんの材木屋の若旦那だったな)はヴィジュアル的にはロミオにマッチ、歌もまあまあ。

他のキャストのベテラン陣はもちろん若手も歌&ダンスもウマい人が揃っていて(特にキャピレット&モンタギューの両親は抜群で)、以前あまりに目立ちすぎて自分的には笑いを誘われた「死」のダンスも今回はしっくりと芝居に溶け込んで、その身体能力としなやかなダンスは眼福であった。

ホント、ジュリエット枠、頼みますよ。もっと可憐で歌もうまい子いるだろうにさ・・・


と不満もあったが、やっぱりこの芝居の音楽のナンバーは大好きで頭の中に曲をリフレインしつつ、次に向かった先は・・・・



こちらの作家さんの個展であった。



同じ銀座地区で なんていいタイミング。

実はですね、オチョコをいただいた時に、どうしてもこの作家さんの他の作品も見たくなり、そして片口を買ってオチョコと合わせて使いたくなったのであります。

で、巡り合ってしまった片口



ギャラリーで作家さんにも会えたが実に素敵な方であった。経歴にスペインに住んでいたこともあるとあってなんとなく納得。
この渋い茶色とベージュの中に浮かぶピンクや青やなんとなくポップな形が、ガウディの作ったグエル公園の作品群やサクラダファミリアの生誕の門を思い出してしまったんですね。

ああ、これに好きな冷酒を入れて、オチョコに注いでちびちびやれる幸せ!

実は我が家に片口は四つめ。以前一升瓶をそのまま食卓に出してオチョコに注いだ所、オットに「お前さあ、星一徹じゃないんだから一升瓶から直接注ぐなよ」とダメ出しがあったのである。
確かにな と反省して徳利はイマイチ洗いにくかったりで好きじゃなくて、片口の面白さに惹かれている次第。

食器はかさばるし、もうありすぎるくらいあるんだけど、つい気に入ったものは手が出てしまう。断捨離しなきゃならないのになあと思いつつ・・・




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美味しいモノと素敵な食器

2019-03-06 22:24:33 | 食べる
オットはここのところワタシの友達(同窓生とか趣味友とか)のイベント(ほとんどが飲み会だけど)に良く参加するが、その逆はそんなに頻繁ではない。
ワタシも自分の友達の付き合いだけでも相当忙しいし、偉そうに言ってしまうと、そう積極的にawayに乗り込むほど社交に飢えてるわけじゃなしってことですかね?

しかし、先週土曜日、オットが企画した夫婦二組の会食は楽しかった。

オットの小学校からの同窓生の女性 そのダンナさんは中学からの同窓生(オットも中高一緒の友人)


二人とも気遣いあって話題豊富で素敵な人々。
それに食べるの大好き(これ大事)それに飲むのも大好き(ホント大事)





用賀駅からちょっと歩く、ビブグルマン☆つきの名店こちら

前菜にスペインの唐辛子の酢漬けととアンチョビのピンチョス バスクのバルでも良く出てきたが、日本や韓国の激辛のと違ってマイルドで食欲を刺激する感じなんですね。
食前酒でビール



海老のピンチョスに



ピキージョ(ホント、これ絶品)これが食べたくてリピートしたシロモノ



ちょっと重めのチャコリを合わせる



イカの墨煮 これもほ~んとに美味しかった



牛タンのソテー



リオハの赤が良く合う

そうとう食通らしい友人カップルも
「いや~ おいしいですね」「ワインもいいねえ」と
自分の好きなお店、好きな料理を喜んでもらえると嬉しい。



ここいらでもうお腹いっぱいとなっていたのだけど、最初に頼んでいたアサリご飯が〆として出てくる。
アサリがイヤってほど載っていて、そのダシで炊く米がおいしくないわけがないじゃないか。
「うううう お腹いっぱいだけど、頼んでおいてよかった」と感動しながら結局食べる。



ワインは一周回って軽い微発泡の白にする



チャコリはこう注いでもらわなくっちゃね。

更にこのあと、ラヴィーニャ風のチーズケーキ(カロリーマックス)まで食べてしまう(オットと半分こだけど)

ああ、食べた食べた食べた。

そして飲んだなあ。

会話もはずんで楽しかった。
そして嬉しいプレゼントをいただいてしまった。




去年の春にこのご夫妻からいただいたビールカップ。

この時、あまりにもワタシの趣味ど真ん中だったので大変うれしくて、以来愛用していたのだけど、今回はまた同じ作家さんの作品をいただいた



わ~い オチョコとお皿

同じような大きさだけど、一つ一つちょっとだけ形が違っていて色も違う。茶色とベージュのベースにほんの少し入っているブルーやピンクの利かせかたがホントにステキなんですよ。

「ああ、この前もらったの、お前気に入ってたなあ」とオット
「そうなんですよ。ワタシの趣味、どまんなかです!」
「そう言っていただけると嬉しいな。ワタシの長年の友人なんですよ」と奥様の方が色々作家さんのことを教えてくれた。

「このオチョコ、小さすぎずでちょうどいいですねえ。このお皿も、ちょっと塩辛とかチーズとかナッツとか載せたら映えそう!」
「そうでしょう! これエクレアの形だからエクレア載せてね なんて彼(作家さん)は言ってたけど冗談よねえ これはおつまみ用よねえ」
「もう、これ下さるってことは、ワタシたちにもっと飲めってことですね」
「そうそう」と調子を合わせてくれる奥様。

「今ね、ちょうど彼の個展をやってるのよ 良かったら」と案内のハガキをいただいた。

そのハガキをおしいただき、ワタシの胸に到来した野望。

(これでビールと日本酒とつまみ用の食器はそろった。後は片口をそろえるしかない・・・)


そして、今日銀座で・・・ 
続きます。






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