局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

銀座で映画デート

2016-07-27 23:32:58 | 見る(映画 劇場 美術館など)
YUMAMAさんとお会いするのはお嬢さんのコンサート以来である。
いつも楽しいひと時を過ごせるのよね♪

今日は映画とランチ@銀座







  解説

『わたしは生きていける』などのシアーシャ・ローナンを主演に迎え、アイルランドからニューヨークに移住した女性の青春の日々を映すドラマ。アイルランドの片田舎から大都会のニューヨークにやって来たヒロインが、戸惑いながらも自らの宿命と愛に身を任せる姿に迫る。『パディントン』のジュリー・ウォルターズやジム・ブロードベントらベテラン俳優らが共演。二つの国と二人の男性の間で引き裂かれていくヒロインの成長物語が胸に響く。yahoo映画サイトより



色々考える所はありましたよ。
アイルランドから出てきたダサいヒロインが、見かけも中身もだんだんと洗練されていく成長の様子。
同じ移民のカレシと結婚した後に最愛の姉の死によって故郷に戻って、その地の男性とも惹かれあう。
さて、どっちを取るんだ!? って所なんですが。

なんか 揺れ動く女心、引き裂かれる女ごころ って切なさはあまり感じず、(うん わかる。そうよ、オンナの子ってこのくらいするよね、人生かかってるもんね) と妙に納得してしまったのは自らの来し方のためかw

それよりも、ブルックリンにたくさん住んでいる、ホームレスぎりぎりのおじさんたちの一人がアカペラで歌うアイルランドの歌に、故郷に帰ってきたムスメが、その地の男性とデートして帰ってくる所を物陰からそっと見守る未亡人の母親の気持ちに・・・
切なさを感じてしまったのは、今のワタシの立場と年齢ゆえか・・・

結局ヒロインがNYに戻るきっかけを作ったのは、同じ町に住む意地悪婆のせい(というかおかげ)なんだけど、その婆に象徴される、田舎の息苦しさや旧弊さ。慣れ親しんだところで得られる安定より自由と可能性を選択することの後押しをしてくれたのであろう。

宝塚などの舞台鑑賞が多いので、映画を見る時間があまり取れないんだけど、やっぱり脚本がしっかりしてるのはおおむね映画なので、考えさせられますね。
たまには見ようっと。

あっそうそう、宝塚っていえば、シャンテシネマに行く途中で入り待ちのおばさま方がカメラをかまえているのでその先を見てみたら、男役っぽい銀髪のジェンヌが歩いていたんだけど、一般人の中に入ると、その顔の小ささ、足の長さ、同じ人種とは思えないのね、やっぱジェンヌって美しいと思いました。(話がそれた)






その後は、黒豚しゃぶしゃぶのお店でランチ。メインの一皿の他にサラダバーとちょっとした煮物などとドリンク、デザートはビュッフェ形式。
お客さんの殆どは女性という空間。
YUMAMAさんとゆっくりおしゃべりを楽しめた。

その後、前から行きたかった東急プラザを目的無しにブラブラ ウインドウショッピング。
趣味の方向性の合う女友達のデートってのは楽しかったですよ。
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老人ホームと都知事選w

2016-07-22 23:10:17 | 様々な思い


両親のホームの部屋。ご覧のとおり、一通り電化製品や家具もそろって、だいぶ馴染んできたもよう。もちろんバリアフリーだし、食事も掃除も洗濯もしてくれるし、いたれりつくせりで、ボケてない母にしてみたら、少々物足りないかもしれないが、こちらとしたら安心である。

何よりこちらの職員の方々がみ~~んな気持ちの良い人たちなんですね。
誰に会っても感じの良い笑顔とあいさつが返ってくるし、家族の顔や名前もすぐに憶えてくれた。
老人施設にありがちの変な臭いも全然ないし、どこを見ても掃除が行き届いている。
何度か食事も一口味見したりしたことがあるが、薄味だけど、しっかり出汁をとった旨味のある味付け、栄養のバランスも取れている。

弟と「これじゃ100まで行っちゃうかもね・・・」
「持つかね、お金・・・」などと秘かに懸念するほどw

そしてこの施設、午前中はみんな参加のラジオ体操の時間の後、毎日のように余興があるのである。カラオケ、ハンドベル、玉入れ、映画会。外部よりフラダンスだのなんとかバンドだののグループのボランティアのお楽しみ(自分たちも誰かに見せたいのだろうからwinwinってことですね)

そして季節ごとに大きな行事があるようで 春のお花見会とか夏まつりとか・・・

この日は夏祭りだった。家族もどうぞ参加してくださいとの事

私も普段の様子を知りたかったので行くことにした(なんだか授業参観に行く保護者の気分である)





ホームの職員が空き時間で作ったと言う手作りのおみこしわっしょい



ホニャララ音頭と剣舞だかの保存会のおじじたちの舞台



南京玉すだれのライブなんてもんを見ることになるとはついぞ思わなかった。

こういうグループってのはやっぱり週に一回とか集まって練習するのだろうか? 衣装合わせなんてされるのでしょうねえ。

まあ、こういうのは人の善意というか温かみというかが感じられるし、なんとかしてお年寄りに楽しんでもらおうという意気込みも感じられていいのですよね。

しかし、私が仮に、こういう施設に将来入ってこういうモノを見せられるとする。その覚悟を決めるためには、今、宝塚の〇組のトップがヘタだのムスメ役に華がないだの 歌舞伎見て、海老蔵がイマイチだの七之助は良いけどね とかぜーたく言ってる場合じゃないのではないか。

「やっばいよね~ あなた、やっぱりこっちで文化的贅沢してるとさ、将来心配かもしれない」とオットに不安を打ち明けたら
「お前さ、それって究極の取り越し苦労ってもんだぜ、ばかばかしい」と言われた。

と 話がそれたが、

写真をアップするのをはばかって載せないけどさ、この夏祭り行事の中で一つ、私が(ぎゃ~~ ダメ)ってのがあった。
ホニャララ町のほにゃらら民謡保存会だかのじいさんのソロであった。
ただでさえ、民謡のこぶしとか、女性の脳天から出すような金属的な声の出しかたとか鳥肌もんで嫌いという性質である。(だからNHKののど自慢大会ってのが一番嫌いなTV番組なのである 油断してるとああいうものを見たり聞かされたりしてしまう)
それが、逃れられない空間でライブだよ、ライブ・・・

そのじいさん、つるっぱげで紫の着流し、民謡の後は演歌も歌い、歌いながら「おばあちゃん、元気だねえ」「長生きしてな、また来るからね」「待っててくれよ」と言いながら前列で見ている車いすのおばあちゃんと握手など交わす。
完全に自分に酔っている模様。
需要があるのか? これ?

そしてこのじいさんや、周りの少々ボケかけのじいさんたちと同じ空間に身を置きながら、私が連想してしまったのは、あの都知事候補のじいさんであった。

無駄に目立ちたい、みんなが自分に期待していると妄想している、急に切れる、都合の悪いことは忘れる・・・

人は年取ってボケかけてそうなってしまうのは仕方がない、病気を克服して社会に貢献しようと思うのは時と場合によってはいいことかもしれないけど、
元々の適正とか、年齢とか体力とかかんがみてやれないことがあるんだから、周りが(特に側近とか家族とか)止めてやってよ。

どうしてあの人が四党統一候補になるの?
立候補表明演説の時から????と思っていたが、あの時(確か安藤優子の番組)のみんなの持ち上げ方が異常だったのが怖かった。
「いや~ 爽やかでしたね」
「まだ知らないってことを知らないって言えるってことが素晴らしい」だの・・・
これを聞いて、あの政権交代wの時のマスコミの異常なくらいの鳩の持ち上げに(何これ? この人完全に変じゃないよ。ワタシだけがそう思ってるの? どうしてどうして??)と思っていたのだが、あの時と同じ匂いがして ホント絶望しましたよ。自民党は割れてるしさ。鳩の次は鳥かよ・・・てさ。 

その後一週間くらいたち、色んなところでボロが出たり、文春砲も放たれたので、よもや当選はないだろうかとホットしてるんだけど、ホント馬鹿だね、担いだあの党とあの党etc 

と話がそれまくって終わります。






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靴女現れず

2016-07-21 21:33:46 | 日々の生活
前記事から読んでね♪

先週土曜日午後

愛犬Gちゃんを後部座席に乗せて、三日間の食糧なども積んで、実家へドライブ。
やはり三連休初日なので高速は多少の混雑、いつもより30分ほど余分にかかった。
実家につく前に近くのペットショップに寄り、実家犬をピックアップ
普段昼間は留守番、夜は弟に邪険にされている実家犬は心底嬉しそうである。
まあ これだけでも来て良かった・・・

実家についてセコムを解除。
門と玄関を開けてうすぐらい長い廊下を小走りに居間まで行く前、今までだったら門も玄関も一時的に開けっぱなしにしておいたのにしっかり施錠。
一秒たりとも無防備にして靴女に入られないように(過剰反応)

誰もいない実家に帰るのはやはり慣れない。
古民家ってのはいろんな所に暗闇とか、夏なのにひんやりした日の光のささない空間とかあるわけですよ。
しかも 時を経て色々ガタがきている家は、誰もいないのに きしむ音が聞こえるわけね。

昼間でも怖いわけね、これ・・・

癒されるのは嬉しそうに二匹で遊ぶ犬たち

犬たちが落ち着いた頃に、彼らをおいていったん両親のホームへ。
東京で買ってきたお菓子をおいて、ちょっとおしゃべりして戻る。
次の日はホームの夏祭りという。家族も参加してくださいと言うのでそのプログラムなども確かめて・・・

再度家に戻って、そろそろ夕暮れにもなってきたので、家じゅうの電気をほぼつけっぱなしにして夕食の用意を。
Aちゃんは近くの居酒屋でも行こうよと言ってくれたのだが、せめて料理してもてなそうではないか・・・

ってしているうちに 電話あり

兄代わりのAである。この日はお母さんの49日、納骨のはずである。

「何してるんでや 靴女は来たかい?」とろくな事を言わないやつ。
「友情に厚い友達がいてさ、ほらAちゃんて高校の友達、一度くらい会った事あると思うけどさ、彼女が来てくれるんだ。今ご飯作ってるから切るよ。」
「へ~ じゃ靴女と三人だな、今夜は」
「うるさい、二人だったら怖くないもんね」
「俺もいってやるよ、飯と酒あるんだろ」
「ん? まじ? まあないことはないからいいよ来ても」

ってことでAも参加。

Aちゃんとは何十年かぶりの再会というかお互いに会ったかどうか忘れているような感じだったが、そこはそつなく話は豊富な二人。
私のテキトーに作ったご飯と持ってきたビールとワインで盛り上がったのであった



しかも、次の日、自転車で〇〇山の中腹の墓地まで他の兄仲間とライドの予定で
「おれは飲みすぎないからな、明日早いしな」
「帰るよ、もう一杯飲んだら帰るよ」と言いながら・・・



沈没。

起こしても起きないので、まあこのまま放っとけばいいよね。

と私たちは客間で快適に就寝。
Aは朝までこのソファで過ごしたのであった。

おかげさまでというか、三人のオジオバの明るい飲み会となった(納骨当日ってのにいいのだろうか?)この夜、靴女の出番もなく楽しく夜が明けたのであった。




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古民家の怪談その後

2016-07-20 00:50:12 | 食べる
古民家の怪談
古民家の怪談 続き

こちらからお読みくださいね

この連休は実家で過ごした。
弟が旅行、やはり両親の施設への訪問は彼が近い分回数が多いので、こういう時はワタシが出て行かなきゃならぬ。
実家の犬もいつも昼間ひとりぼっちでかわいそうだから、家のツンデレ器量よしのダックスと遊ばせてやろうと 留守番を引き受けた私であった。

しかし・・・

考えてみたら、二泊あそこの家で一人で夜を過ごすのか・・・
例の靴女が出て来たらどうするんだ・・・? ワタシはマジに憂鬱になったのであった。

そんな時、来月夫婦二組で旅行する予定なのだけど、その妻の方、ワタシの高校からの友人Aちゃんと旅行打ち合わせがてらランチをすることになった。

私の友人がランチ時にお手伝いをしているおしゃれな中華である。
初めてのお店だし、友人もいるので、ランチにしてはちょっと豪華で品数も多いコースを予約してあった。



御苑前のおしゃれな店である。




前菜から始まって



滋養のありそうなスープ



油ののったサバ ピリ辛ソースが臭みを消しておいしい



点心



北京ダック



グリーンのソースの麻婆豆腐 このグリーンはソラマメのグリーン こくがある



冷麺すんごく美味しかった





インテリアも素敵



デザートの杏仁豆腐も高級茶もおいしい



ついでにディナー用に丸焼きにする予定の子羊ちゃんも見せてもらった。

インテリアも趣味が良いし、サービスのマダムもとっても綺麗な中国の方。

南シナ海だの尖閣だのであの国には腹がたつし、観光地や東京のど真ん中で我がもの顔をしている観光客のマナーと服のセンスにはへきえきさせられはするが、こうやって美味しい料理を提供してくれる彼の国の人たちがセンスが良くて誠実そうなのはまた事実なのよね。あの上海蟹で有名な中〇飯店のオーナーも文化的な人だなあと思った記憶あり。

それなりの方たちと知り合ったりおつきあいしたりすると一人一人は良い方たちなんですけどね。国の方針はついてけないけどさ。

と 話がそれたが・・・

友人と美味しい料理を堪能しつつ、旅行の打ち合わせ。
そして、あの靴女の話をして 写真と動画を見せたら
「怖いねえ 鳥肌たつね」と友達
「そうなのよ ホント気味わるくてね。それにこの週末、一人で泊まらなきゃならないのよ。もう考えると怖いよ~」と彼女に訴えたら
「かわいそう・・・ ワタシも泊まってあげようか?・・・」とAちゃん

確かにAちゃんも高齢のお母様があちらにいらっしゃるが、別にこの週末は行く予定がなかったらしい。
それなのに、わざわざ私のために来てくれるとは・・・

ワタシは女の友情に深く感謝して、ホントにほっとして週末の里帰りに備えたのであった。

「靴女よ、来るならきやがれ」←強気

                 続きます

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鳥肌エリザ

2016-07-13 23:58:07 | 見る(映画 劇場 美術館など)


何度目だろうか?この演目の観劇は・・
この中の歌、ほとんどメロディーはそらんじられ、転調部分もわかってしまう。我ながら入れ込んでる。

去年もおはなさまと井上君で観て良かった~と感動したのだけど





この公演を見る時は前の日からウキウキ、帝劇前でワクワク



今日の布陣。
あ~ 良かった・・・



始まる前



幕間後



今年は去年より東京での公演期間が短く、花総・城田の組み合わせのチケットの入手困難を極めたのだけど(私も友人と一緒に色々試したけど自力ではぜんぶ外れてしまった) 今回も舞台友Nの尽力で素晴らしい席であった。ありがたや~~




シシーはおはなさま ホントにそのものの皇妃の気品、そしてもろさと強さと女のワガママさを合わせもって、自由を求めて永遠の自分探しをしながらも運命に翻弄された美貌の王妃にぴったり。
少女の頃の甘い歌声、成熟してからの深みのある声の歌い分けも。



一幕最初にトート閣下が出てきたとたんに嬉しいびっくり。
ホントに歌がパワーアップしている。以前も彼のトートは観たんだけど、ちょっと音域によって不安定なところがあった記憶があった。
相当トレーニングしてる感じ、そしてそれが自信になって、ナルシストっぽいキャラが良い方向に昇華されてる。
それにあの190cmの長身、そしてあの美貌。ここまでトートにふさわしい役者ってそうそういないと思う。
ついオペラグラスで追ってしまうあのオーラ・・・

この二人のハーモニーの相性の良いこと。




フランツ・ヨーゼフは佐藤くん 1789で観た時、周りが今時のイケメンばかりの中、一人顔がでかいし昭和の雰囲気を漂わせていて、ワタシは秘かに歌ウマカバさんと呼んでいたのですが(ファンの方すみません、すみません)ホントに歌うまいのね~ 聞き惚れます。
そしてマジメで融通が利かず、ママ(ゾフィー)と妻(シシー)の間で悩み、皇帝という立場でも悩みながらもシシーを愛しぬく切ないフランツにぴったりの役回りだと思った。
最近年のせいか、夜のボートの場面でいつも涙腺がゆるむのだけど(熟年の夫婦の切なさがひしひしって感じで)今回もゆるんだ。ついでに鳥肌もたった。



ルドルフは京本くん あの必殺仕置き人がパパなんですってね。こういうジュニアが出てきて、その親の代も知っているとなると時は確実に流れてるってのが感じられるわけです。色んな感慨と共に。
達者なルドルフだった。闇が広がるでのトートとの絡みも良かった。




その他、ルキーニの山崎いっくん。なんか締まって良いオトコになっていた。歌ももちろんうまいし、抑えられた狂気のようなものも良く表現されていた。去年、あの歌舞伎の人のルキーニがイマイチ不満だったのだけど、今年の布陣は良かったと思う。

チビルドルフは加藤くん。お兄さんはあの子供店長ですってねえ。どんな育てられ方をしたんだか興味あり。歌も演技もうまかった。

しかしルドルフの悲劇って観点から見るとエリザベートってどうかと思うね。姑からムスコを取り戻しておいて、自分では育てずに、彼の悩みも受け入れず、父の皇帝との間の葛藤も無視して自殺されちゃったわけだから。その辺がこの作品の一番の悲劇的なところであり、それがあるから深みも出るんだけど切ない。

ゾフィーの香寿さんもさすがの貫録と歌うま。
あとトートダンサーズの体重を感じさせない(人間味を感じさせない)ダンス、ホントに足音がまるで聞こえないのですね。

ホント一分一秒、終わりに近づくのがもったいないと思わせられた舞台だった。


もちろんストーリー展開もどこでどの歌が歌われるかも全部わかっているんだけど、それで新鮮味がなくなるってわけじゃないのがこの作品の凄さだと思う。
以前も書いたけど、少女の時に事故で生死をさまよった時に、死の帝王トートに出会い愛されてしまった美貌の皇妃。そのため、彼女の華やかに見える生涯にはいつも死の影がつきまとう。
それでいて悲劇と言えば悲劇だけど、やりきれない悲劇じゃないのも不思議な魅力。

それにしても、このお花さまと城田君の組み合わせは最強ですね。
ウィーンのはDVDで観たし、マテさまのトートも観たけど、その誰よりもトートらしい城田くん。
そしてなぜ経年劣化しないのか、そのまんまエリザのお花さま。
この際、この組み合わせであと何十年かいけるんじゃないですかね? 放浪記の森さんみたいに。でんぐり返しが「わたしだけに~~♪」の高音部だねw

そして、このメンバーの舞台で逆輸出してもいいんじゃないですかね? クールジャパンだよ、これと思った。

今回修学旅行か鑑賞教室かって感じの女子高生の子たちが、一階後ろと二階の前にたくさん居たのだけど、カーテンコールの時、すごい声援だった。
特に一旦幕が下りたあと、スタンディングだったのでもう一度幕が開き、シシー&トートの二人が出てきた時の二階をゆるがす悲鳴のような声援と手ふり。二階から落っこちてきそうなほどで心配してしまうほど。
城田くんが投げキッスした時のキャーキャーは頂点に達し、お花さまが苦笑して、(ほらあなたのお客よ)って感じのジェスチャーをしてたほど。
またお花さまのお辞儀に際しても同じようなリアクションだったけどね。
彼女たちの初鑑賞が今回の舞台だったとしたら幸福な舞台との出会いですね。うらやましい。






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母心

2016-07-10 23:15:17 | 家族あれこれ(犬も含めて)
お嫁のM子ちゃんが一週間ほど孫ちんと共に里帰りをしていたので、オットと一緒に久しぶりにドラ(ムスコ)と三人で食事をした。

「おかんの料理ってなんてことのない味付けがうめえよな」と言われるのもなんとなく嬉しいもんである。



ちょうどボーナスも出たらしいので、さりげなく(と言うかストレートに)金額を聞いてみた。こういうのはお嫁ちゃんがいない時がチャンスである。
オットの業界はボーナスについてはまるで恵まれない業界なので、予想通りというか、同じくらいの年代の時はもちろん、今までオットがもらったことのない金額であった。
「一応、個人的な仕事の評価って部分もあるんだよ。そこがかなり評価されたみたいでさ」とちょっとドヤ顔のドラであった。
そこで、今の仕事上の立場と同期入社の人たちとの比較なんかも簡単に教えてくれた。
こういうことって聞く機会がありそうでないので、その辺も突っ込んで聞いたら
「おかんってこういう話好きだろ」
「いえ、そうでもないけど、初めて具体的に聞いたから」
「M子ってまるでこういう話興味がないみたいなんだよな。ま、いいんだけど。おかんの方が面白そうに聞いてくれる」とドラ

でも社宅に住んでいる奥さんという立場のM子としては あんまりこの手の話に興味を持つと周りと齟齬をきたすこともあるので、知らない方がいいのかも とも。

そう言えば、私もオットが大学に居た頃、どんな立場になるとかあんまり興味はなかった。普通に仕事してくれて、ちゃんと家にお金を入れてくれれば、健康に気を付けて、できれば仕事以外にストレスが少ないようにとしか思っていなかったような・・・

しかし姑は結構オットの地位が気になったようで、ワタシに「○○はどうしたの?××君(同級生)は、ホニャララ大で教授になったんですってね」なぞと電話をかけてきて、かなりうざかった記憶ありw

で、今回、ドラが仕事上で結構評価されているのを聞いて、なんとなく思い出した子育て上の一場面。中学受験の時のサ〇ックスの順位表に上位で載ってた時の母の内心のガッツ感である。
しょーもな。こりゃー姑を笑えないわ。

あの頃の私ってかなり入れ込んでたなあ。それがドラのためになったのかならなかったのか知らないけどね。
それにしても思うのは、あの時代の私にも愛想を尽かさずに継続して今でもつきあってくれる 親友Aと建築士Nちゃんみたいな子無し友達である。
ありがとね、みんなって改めて思う。

しかしながら、またその頃と同じような感情がよみがえってくるんだから、親バカっていうかバカ親心ってのは子供がいくつになってもあり続けるんだなあと一人苦笑してしまった。

しかし、ドラの仕事って本人のキャラを知っている周りからみるとなんだかミスマッチのような気がするんだけど、本人に言わせると
「きついけどおもしれえよ。毎日違うことがおこるから飽きない」んだそうだ。
やっぱり外から見る職業のイメージと実際に働くのと違うもんなんですね。

まあ、贅沢は言わない、しっかりした奥さんと可愛いムスコに恵まれた幸せをかみしめて、ちゃんと仕事ができて健康であればと言うのがホントの母心なんですね。








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ミーマイ

2016-07-07 21:03:03 | 見る(映画 劇場 美術館など)


7月5日 夜の部





今回もオペラグラスいらずの良い席であった。


後ろの席に、おそらく夫婦であろう、中年カップルが。
女性の方が
「ね、楽しいでしょ! これって初めて見る人に一番良いミュージカルだと思うの!」とドヤ顔しているっぽい声が・・・

初宝塚だった模様のご主人が
「ホントだなあ いや~ 楽しいもんだな 宝塚って」とご満悦

確かに宝塚初見の人にだったら、ワタシはエリザベートかミーマイをすすめるなあ。

 UCCミュージカル


『ME AND MY GIRL』


Book and Lyrics by L.ARTHUR ROSE and DOUGLAS FURBER
Music by NOEL GAY
Book revised by STEPHEN FRY Contributions to revisions by MIKE OCKRENT
作詞・脚本/L・アーサー・ローズ&ダグラス・ファーバー
作曲/ノエル・ゲイ
改訂/スティーブン・フライ
改訂協力/マイク・オクレント
脚色/小原 弘稔
脚色・演出/三木 章雄

1937年にロンドンで初演され、1646回のロングランを記録した大ヒットミュージカル。1930年代のロンドンを舞台に、下町で育った名門貴族の世継の青年ウイリアム(ビル)が一人前の紳士に成長するまでを、恋人サリーとの恋物語を絡めて描いたロマンティックコメディです。宝塚歌劇では、1987年に剣幸、こだま愛を中心とした月組での初演が大ヒットとなり、同年再演。1995年には天海祐希、麻乃佳世、2008年には瀬奈じゅん、彩乃かなみを中心とした月組で上演され、その後も度々再演を重ねて参りました。今回は、明日海りお、花乃まりあを中心とする花組が、このハートフルな名作ミュージカルの世界に挑みます 宝塚サイトより


男版マイフェア・レディーみたいなこの作品。初演がもう80年前というのにびっくりだけど、いい具合にレトロさを醸し出しつつ、イギリスという格差社会の問題を背景に普遍的な若い男女の愛情をユーモラスに、時にせつなく描く。

そしてつい口ずさんでしまいそうなメロディも魅力的。

明日海さんはやっぱり美しいなあ。ますます細く華奢になってしまったのがちょっと心配だけど・・歌も安定感を増し、せりふも聴きやすくなっていた。ただ、ちょっと上品すぎるところがビルのべらんめえ調に無理を感じるところもあり・・かな。
最後のサリーへの決め台詞とか・・・

私の今のオシメンの柚香くん。 役代わりらしいけど、今回は女性ジャッキー役であった。なかなか色っぽいジャッキー。この人も歌さえうまけりゃねえ・・・ それにやっぱり彼(彼女か)は男役で見たいわ。ショーの燕尾服のダンスが一番かっこよかった。最後はまたドレスで出てきたりで忙しいでしょうね。

サリー役、言っちゃ悪いけど、この方ちょいと苦手なのですね。明日海さんと並ぶとたいていのムスメ役さんは顔がデカく見えちゃってかわいそうなんだけど、彼女も恋人というかお姉さんみたいに見えちゃう。
歌も上手になったなとは思うが、前回見たサリーが あの超歌うまの彩乃さんだったので、比べるとついねえ・・・

って文句も言ったが(すみませんね、恒例です)

やっぱりこの作品はいいわ。
短いショーが終わり幕が下りたあとも、ミーマイのテーマを演奏しているオーケストラを聴いて、なかなか帰ろうとしない人たち。演奏が終わって拍手を受けたコンダクターは、あのビルが習った貴族のお辞儀をしてみせ、なんだか温かい笑いと拍手がまた劇場内に響いた。

こんなのってなかなかない展開だけど、これもこの作品の力だと思う。

人を幸せにする作品ってめぐりあうと楽しいものですね。

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保冷バッグに釣られて

2016-07-04 19:14:37 | 日々の生活
コンビニで事足りるちょっとした払込みがあったので、仕事帰りにセブンイレブンに寄った。
払いをすませて、ついでに職場に置いて置く用のフィルターに入ったドリップコーヒー、暑さに負けてアイスやら何やら買って、つい目についたこの雑誌のオマケ。
これにつられて買っちゃったよ。



Dean & Delucaのロゴつき 大小保冷バッグ。ワタシはどうも保冷バッグに惹かれるオンナである。
ワイン会なんかに作ったモノを持っていく。家でパーティーしたあとに「これもらっていい?」なんて時にも入れてお持たせする。
そんなこんなで、何かでもらったのや100均の保冷バッグと保冷剤は常備。それもすぐになくなる。
この時期、梅ジャムの配りシーズンなので余計目につく保冷グッズ。

それもDean & Delucaですよ。 かのレクター博士(羊たちの沈黙ね)もご愛用の高級お惣菜店。
彼が脱獄して、悠々と飛行機に乗って、機内食を食べないで、持参のここの食糧を食す場面を覚えているでしょうか?
ワタシはそれがとても印象的で、飛行機ならぬ、東京駅から新幹線に乗る時はこちらでランチを買って、近くの酒屋で一人飲み用ワインとともに新幹線の中で楽しむと真似しているのだ。
そのたび、ちょっとこれ何を組み合わせているの? とか こういうハーブの使い方するんだ~ とか新しい発見があって楽しいのである。
さすが人の脳みそも食べるがDean & Delucaも食べるレクター博士の好物である。

と話がそれたが

大小の大の方はもう一回りくらい大きい方が役に立ちそうだけど、まあいいか。
小は小さすぎるだろ、いくらなんでもと思ったが、すんばらしい使い道を考え付いた。
真夏のゴルフの時に活躍してくれるスポーツ氷嚢にぴったりの大きさ。ワタシは氷嚢に水を入れて、それごと凍らせて持っていくのだけど、イマイチピッタリの保冷バッグがなかったのであった。誂えたごとくにぴったり。
グレイの生地の色とロゴの大きさも嫌味ないよね。
(わ~い、良かったこれ買って) と思いふと我に返ったところで、この雑誌の値段820円だって。たっけ~
だってパラパラめくった本の中身が ホントに薄いだもん。
色んなものが広く浅くつまみ食い的編集 斜め読みしてもつまんねえ記事。
おしゃれ40代をターゲットにしてるらしいっす。




読モさんたちのおしゃれな一か月ってのがメイン記事みたいだけど、キャプション見て力抜けた感じの笑いしか出ないっす、おしゃれでない50代から見ると・・・
友人の主催する葉山の料理教室行って 行きつけエステサロン行って、子供(ミッション系私立らしい)の学校行事だのスポーツ応援こなして、旦那とデートでランチして、もちろん仕事もこなす。海外出張だって行っちゃう。

究極のリア充でござんす、この調子で、来るべき更年期も乗り切らんことを陰ながらお祈り申し上げる。

しかし、私たちの年代、上はあの濃い(つーか暑苦しい)団〇の世代を乗せ、下からはこの方々のようなイケイケバブル世代からつつかれて
なかなか難儀じゃないかねえ と 最近なにかにつけて思うこと多し。
私たちの世代って、まだ男女参画ホニャララの創生期でさ、バリバリ仕事する♀は子供をあきらめざるを得なかった人たちの方がまだたくさんいた。
大企業で出世したり、自分の設計事務所を持ったりしてる理系親友たちがまさにそう。
またはT大やソーケー出て、官庁や大企業に入っても、すっぱり仕事をやめて専業主婦になって、子供それぞれをエリート路線に載せた人たちもまた多い。
昭和最後の「足るを知る」「身の程をわきまえる」「しずかな諦めと自己犠牲」の世代じゃないだろうか・・・

と、くだらん雑誌から色々考えてしまいましたよ。

で、話は戻るがこの雑誌が予想より高かったためか、この時のセブンイレブンの支払いは1400円ちょっとだった。
コンビニでこんなに支払いしたくないんだけど、買いだすと余分なもの買っちゃうね、セブンイレブン。

そして、この期間700円ごとにスピードくじをひけるんだって。二枚ひけた。



両方とも当たりです おめでとうございます。とレジのおばさんに言われたんだけど、空くじってあるんかいな?
水とハイチューが当たっちまった。
こういうところで大事な運を使いたくないよ~と秘かに思う、ワタシはやっぱりひねくれもんか と反省した帰り道。

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暑さ始まる

2016-07-02 22:43:09 | 日々の生活
ちょっと広尾まで用事があったので午前中出かける。
雲が多くて日差しはさほどじゃないけど、湿度が多い嫌な暑さの一日の始まり。
ついでにお中元もすませちゃおうかと新宿のデパートに寄るが、バーゲンも始まりやけに人が多いのと暑さにやられたのでやめた。

せっかくだから週末の食糧だけ買っていこうと



久々に買えた魚久の粕漬けお徳用。スペアリブの大きいの6切れ。ついでに隣で売っていたA5の牛肉(ただしこれも切り落としお徳用)
オットとムスメになめらかプリン、ワタシにあんみつ。

最後にパン屋に寄って食パンを買い、紙袋にまとめますよと言うのを遠慮してそれぞれのビニール袋のまま持ち帰る。

電車に乗って運よく座れたのはよかったが、すべての袋の中に保冷剤が入っていたので、太ももが凍りそうになった。

家に帰って、なんだかだるくてしばらくソファから起き上がれず。
真夏の埼玉でゴルフのラウンドだってするのに、この季節の都心の蒸し暑さは耐えがたい。
夏の東京は嫌いだわ。

母に電話。
なんてこともなく色々話してたら

「ギャビちゃんは可愛いね」と

「えっ? あたち?」
確かに可愛いけどね。
「ホントに賢いしね、あの子は。もう色々話すようになったかしら?」

母よ それはいつまで待っても無理だ。


「ん?ボクのこと?」

コメント (2)
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