局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

今年の梅仕事

2017-06-27 18:57:49 | 食べる
忙しい年に限って、梅がなる。
ここ数年は梅ジャムにして、友達にもあげてたけど、あのぐちゃぐちゃの果肉をこそげるのやかき回しながら煮詰めて瓶に詰めるのも、今年は忙しすぎて根性が出ない。

しかし、梅はなり、とらないでいたら美味しそうに黄色く色づき足元に落ちてくるのよね、私をどーにかしてと言わんばかりに…

それを拾い集めて洗って冷蔵しておいたのだけど、昨夜やっと重い腰をあげ、蜜煮にすることにした。

教科書通りに表皮にまんべんなく針で穴をあけて…なんてやらないよ
大きななべにざざっと入れて、柔らかくなったころに楊枝で上から2、3ヶ所つつき、弱火で一時間煮て、一晩水を流してあくぬき

さっきシロップを2回にわけて段々濃いのを作ってそうっと煮立てた。
最後にコアントロで香りつけ
瓶に掬って入れて湯煎してそのままま蓋して今冷まし中。

梅もうまいしシロップの炭酸わりもうまい!

これはこれでよかったかも。

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オットの誕生日

2017-06-25 22:46:23 | 家族あれこれ(犬も含めて)
この週は実家に。
考えてみると五月の連休以来。姑の癌が発覚してからの色々で、実家の方の両親を見に行くヒマがなかった。
母の肝臓がんの治療後の定期健診も気になるので帰郷して大学病院に付き添う。
客観視するとトリプル介護ってヤツだが、そう悲壮に考えないことにしている。とにかく時間は足りない。忙しいけど。

両親は相変わらずでまあまあ元気。父の認知症が進んで、一緒の部屋の母のストレスは高まっているけど、実家に二人で居た時よりはいいんじゃないかってそれしか今できないし、この状態がベストってことでみんなが少しずつガマンするしかないと割り切る。

気になるのは実家の状態で、表の方も裏庭の方も丈の高い雑草がニョキニョキ伸びてジャングル化していた。洗濯物も干せないくらいの茂り方である。この家の住人(弟とも言う)はなにしていたのであろうか・・・
行った次の日は夕方まで嵐のような雨が降り、夕方あがったので 地面がゆるんだところでそれっとばかり草むしり。
スポスポ抜けるのでやめられなくなって1000本以上は抜いた。
抜いたあとで before after の写真を撮るんだったと思ったがすでに抜き終わったところであった。

ワタシの大好きな家と庭だけど、このままにしていると必ず朽ちるんだろうなあ どうにかしなきゃなってのもこれから10年以内の課題であろう・・・

東京に戻って

姑のお見舞い。姑は抗がん剤の効果がびっくりするほどで、腫れていた顔の半分がシュルシュルっと縮まり、そちら側の聴覚も戻り、神経麻痺もだいぶよくなった。多少だるいみたいで行くたびに寝ているが、吐き気もなく、痛みもひいて麻薬も不要になった状態である。
それはいいんだけど、90近い高齢者が入院して抗がん剤治療となると、筋肉が落ちる事、原発巣がよくなったのと裏腹に、足はみるみる細くなり、入院前は杖をついて一応歩けていたのに、体を支えて車いすに乗り移るのがやっとの活動量になってしまった。

でも、こちらも、今は痛みがとれて、顔の変形がとれたことをよしとして、歩けなくなってことは、治療が一段落したあとのリハビリに期待はするが、これはこれで割り切らないとどうにもならないと思う。

と、オットはオットで、ワタシはワタシで 色々思う事もありながら、割り切ろうと自分で言い聞かせながら迎えた週末。

今日はオットの誕生日であった。

ムスコ一家とムスメも都合がついたので会食でもしようと。



こちらの街へ。この街の動物園でみんなに愛されたはなこ。像になっても子供たちに愛されている。



オットの希望はうなぎであった。



みんなはうな丼、ワタシは鰻と色々(最近一種類の料理を食べ続ける根性がますますなくなった、色々を少しずつ食べたい)




片言で happy birthday to you!の歌を歌う孫ちんが可愛い。



じーじ またね~ と手を振る孫ちん

「あいつと会うと、嫌なことが全部ふっとぶなあ・・・」とオット。



うちに帰って、プレゼントのムスコの一押し日本酒を早速飲んでみた。



ソーヴィニヨン・ブランみたいな酸味が爽やかな純米大吟醸。
パリジェンヌから絶賛されたwらしいけど、確かにワインを思わせる風味。
日本酒がおいしくなったのか、私たちの好みが変わって来たのか・・・
ワインもいいけど、日本酒いいなあってつくづく思う、今日この頃



オチョコ(ペアで徳利もついてる)はムスメより。
徳利にお酒をそそいでオチョコで飲むとサザエさんちみたいに文化的な香りを感じるんだそうだ。

色々悩ましき事態の中で迎えたオットの誕生日だけど、次を担う人との時間が持てるから、老いゆく世代と向き合うこととのバランスが取れているんだと思う。
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ストレス酒場

2017-06-17 01:17:56 | 食べる
「おめえ 今日ひまか?」と東京出張に来ていた兄代わりAからLine

「Tと飲むんだけどよ おめえも出てこいよ」ワタシも出るところ出ればマダムと呼ばれる身 他人のおっさんにおめえと呼ばれる筋合いはないがとりあえず誘いにのった。(姑の病院にお見舞いに行ってエネルギー吸い取られたので充電のため)

「もん〇かで5時半な」あまり行った事のない東方面の地下鉄駅である。

ホームに降りて、ちょっと前に、見覚えのあるゴヤールのトートバッグを持った白髪のおっさんが歩いていた。仕事帰りのTであった。
へ~ こんなにじじいになったんだと彼らと知り合ってからの長い時間を思って少しばかりしみじみする。
向こうもワタシの事をババアになったもんだと思っているだろうが。

大企業のリーマンでそれなりに出世もしたはずなのに それなりの苦労もしたんだろうなあ。この白髪


隣で黒髪フサフサなのは能天気のA

地上に出てすぐの居酒屋。有名店らしい。4時頃からオープン。そこに入るための行列もできるんだそうだ。
4階建くらいのビルが全部そのお店で、一、二階はカウンター 三人で入ろうとしたら一階にいた店員に「上に行って」と即される。
結局四階まで行っていれていただく(ホントにいただくという感じ)



その階はグループ用のフロアの様だったが、安っぽいテーブルにもちろん相席。
手前の角に三人で座ろうとしたら、仁王立ちして口をヘノ字にしたおばちゃんに奥に詰めてと顎で指図される。

この机にむき出しのティッシュ、食器に灰皿 昭和の学生下宿のテーブル風景っぽい。注文は用紙に自分で書いて提出。追加オーダーもなかなか聞いてくれないので、自分で用紙を持ってきて書いて持って行って通してもらった。

店の名前に魚が入っているくらいだから魚の刺身、焼き魚の種類は豊富で安い。



シマアジ、マグロ、あわびの肝つきのお造りなど それぞれ新鮮で、肝つきあわびなんてすごくおいしかったけどマグロの切り方はどうしたもんか?もうちょっと薄く均一にしたほうがおいしく食べられると思うんだけどなあ。

卵焼きは作り置きで冷たいのは仕方ないが、ニシンの焼き加減は抜群、貝柱のかき揚げもおいしかった。

でもね、酒の種類が少なすぎる。ビールと日本酒(大手メーカーの)焼酎はボトルでしか頼めないらしく三人だと多すぎるから選択できず。
ワタシはビールは最初の一杯だけでいいので日本酒で冷酒と頼んだら、常温で供された。それも
「おめえ このコップ、口が切れそうだから注意しろよ」とAに言わしめるくらいの縁がザラザラしたガラスのコップで。
吟醸じゃない日本酒を常温で飲むのは癖が鼻について殆ど飲めず。



まあ下町仕様で気取りがなくて料理の味で勝負なのかもしれないが、この階に案内されるまでの下の階のおっちゃんの店員さんも仁王立ちのおばさんも、なんか不機嫌そうで怖いのである。入れてやってる風味満載。

必要以上にへりくだって接客されるのも息苦しいしお客様は神様扱いされるのも嫌なんだけど、せめて普通に接してくれないもんですかいな?

お互いに「来てくれてありがとう。」「美味しいもの出してくれてありがとう」 って言う、普通の、本当に普通の、店と客との間に敬意が自然に感じられるくらいの関係ってのがワタシは好きなんですが、この店にはそういう雰囲気はなかったなぁ。


それにお酒の種類が少ないのはホントに残念。料理によくマッチするお酒を楽しく選びながら杯を重ねていくってのが酒場の楽しみなんですけどね、ワタシは。
せっかくストレス解消しようと思ったのに不完全燃焼で帰るはめになり、この店は「リピートはないな」リストに入ったのであった。有名店らしいけどね。

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久々のSS席

2017-06-09 22:19:46 | 見る(映画 劇場 美術館など)
週3,4日 姑の病院に通っていると一週間がすぐに過ぎてしまう。往復に二時間 あちらで二時間 それも昼間の時間をとられるって案外他のことに影響が出てくるのね。

ちょいと友達にそのような愚痴をこぼしたんだけど、ワタシの友達ってのはそんなとき
「局は忙しそうだから誘うのやめとこ」というタイプではなく「局が大変そうだから誘って遊んでやろ」って方なわけね。
ありがたいけど忙しい夜の部が続いております。
ワイン会やら下町居酒屋やら・・・

そんな中から今週半ばに東京宝塚公演へ

午前中他の用事で日本橋に行ってそのまま日比谷にいったのだが、案外時間があまり銀座をブラブラ。
一人で贅沢してもつまらないので 早い時間に入店するとパスタ500円というお得なこの店でパスタランチ





ちゃんとしたサラダとコーヒーがついて750円ってかなりお得ではないだろーか?

その後こちらへ



紅いはっぴを羽織っているファンクラブの人たち 今回トップのお披露目ですね。

それがスカピンって恵まれてるね。



すんごい席であった 三列目の真ん中 銀橋を渡るジェンヌたちのまつ毛も汗も見える席。あらゆるコネと義理と人情と多少の恫喝(冗談です)を駆使して席を確保してくれる舞台友の畏友Nに感謝である。



この演目 すごく好き。話も歌も。

思えばこれの初公演の時、ワタシはまだ宝塚初心者の頃で、主演のとおこさんの美しさにびっくりした覚えがある。

その後キリヤンのも見たのだけど、なぜかそれが印象になく、あんなに歌がうまいパーシーなのに記憶が飛んでるのはその時のショーブランが嫌いだったからと思う。

そういえば雪の初演の時のショーブランも柚希さんのNo2の時だったが、あの声がどうもダメでその後しばらく星を見なかった経緯がある。
あんなに長期にわたってトップを続けるとは思わなかったので後半は見るようになったのだけど、やっぱりトップを続けるとあらゆる方面で実力ってつくのね~と思った覚えがある(話がそれた)

今回 パーシーがはっちゃけすぎとか歌がどうこう とか 結構酷評も耳にしたけど、ワタシは紅さんのパーシーはいいと思った。あの明るいキャラは役にあってるし、歌も地声っぽいけど無理のない歌い方。

あとマルグリット役の娘役がまあ美しいこと。美形揃いのジェンヌと思うけど、これだけ綺麗な人ってなかなかいないのではないだろうか。歌の高音が危ないとかせりふの声が裏返るのが聴きづらいとかも あの美貌があればそう気にならないと思った。
んまあ 18世紀の衣装が似合うこと。

最期に ショーブラン役の礼さん。これまでこの人に気づかなかった自分の節穴目が悔やまれる。
すごい歌うまさんだったんですね。ダンスもしなやかなこと。

ショーブランの役、歌がこんなに胸をうつものってことも初めてわかった。

そうそう、今回の観客席は高校生の団体がいた。振り返ってみたら男の子たちも結構のめり込んで見ている様子。多分初めて宝塚体験の子たちが多いだろうから、初体験がスカピンなんて幸運だと思う。

そして始まる前に客席がざわつき、みんながある一点を見ているので私も振り返ってみたら、8列目の中央あたりにあらこの前退団されたこの組のトップさんがいらしていた。
他の組のジェンヌが来ていても有名人が来ていても不思議はない宝塚公演。ワタシも何度も有名人を見かけたけどみんなわかっていてあえてそっとしておく感じなのだが、今回こんなに意識されて、一部拍手までしている人もいたのに驚き。

退団からすぐだったってことと、やっぱりみんなみっちゃんが好きだったんだなあと思った。

星って柚月さんからはダンス、北翔さんからは歌 と素敵な遺産をもらってお得な組だと思った。次回も紅さん がんばってね。
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入院

2017-06-03 00:16:46 | 様々な思い
今まで緊急退避的にオットの職場の近くの小さなクリニックに入院していた姑、今日から某大学病院に転院して、来週から抗〇〇剤の治療を受けることになった。

今日は朝からオットと車で姑を連れてそこの病院へ

だいたいの病気の様相がわかってから二か月。はっきりした型がわかってから一週間。

姑も納得しないと色々な治療を受け入れない人だし、オットは彼女のために色々考えすぎて、治療のタイミングが遅くなっっちゃった感あり

さて治療を始めようと思ったところに大きな胃潰瘍の発覚 その治療や検査に半月
そうこうしている間に患部は目に見えて肥大して神経の麻痺や転移、歩行は困難になってきて、本人の辛さは増し・・・


病気の性質、原発巣の場所、高齢、で、受け入れる大学病院の医師たちも治療方針がイマイチ「これっ」と言い切れず、外科系、内科系、放射線系と多科に渡っての話合いの必要もありそうで 一筋縄じゃ行かない様子である。


姑と私たちにとっての悲劇は 患部が目に見えること、そして日々強まる痛みである。

それに毎日相対しているオットは気が気じゃないであろう。

しかし、普段、一般の人々よりも人の生死に接する機会が多いはずのオットが プロという側面よりムスコという側面が強くなっていることに、ワタシとしてはショックを受けているのも現状なんですね。

大きな声じゃ言えないけど オットの口から 五年生存率がどうこうって話が出たんでビックリしたもん。

もうすぐ90になる人ですよ わかっているだけで他の臓器二つに転移があるんですよ。
長く生きてもらうことより痛みのケアと、残された時間を少しでも快適に過ごしてもらうことが姑にとって幸せなんじゃないだろうか?

そりゃあ姑はワタシの肉親じゃないし、はっきり言って、そう気の合う嫁姑の仲じゃないけど、たとえ自分の親がそうなってもワタシは同じように思うと断言できる。
現に母が肝臓がん、二年後の再発の時も、ダメならダメで諦めよう、治療の辛いのはなるべく避けてあげようと思った。
しかし、母は泣き言は一言も言わなかったし、その時の最先端の治療が功を奏して5年たった今も再発がないのは僥倖ではあったけど。

今回のことで自分の気持ちを整理してみたんだけど、例えばムスコ・ムスメ・孫ちんが不治の病におかされたらワタシは半狂乱になるのは確か。
でも親ってのは先に逝くもの。逝ってくれなきゃ、順番が逆になったらかえってお互い気の毒なものじゃないだろうか?
人間だれしも死ぬんだしさ。

今日のランチでクソ不味い海鮮丼を食べながらそう言い切ったワタシに
「お前がそう言い切ってくれるのが今すごく救いになるんだ」ってオットは言ってくれたけど、見る人が見れば鬼嫁だよな~~。。。とも思うが反省はしません。



大学病院は色んな人が来る。

かなりの高齢者が一人で杖をついたり、ガラガラにすがったりして自分で受付してやっとの思いで外来や検査に行く姿を見た。
姑にはオットとワタシが2人でかしずき、色んなツテで無理がきき優遇されているわけで、それは少しは自覚しているらしく
「私はホントに幸せな年寄よ あなたたちがこうやってよくしてくれて」
「ホント ありがたいよ」と感謝の気持ちは盛大に表してくれる。

確かにオットの気遣い、大変なもんですよ。薬なんて口まで運んであげてるもんね。今までオットのことをマザコンと思ったことはないが、いわゆるマザコンと分類はされないながらも、母一人子一人の情の深さってのはワタシが親に対するそれよりもかなり深いもんじゃないかと推察させられるわけね。

そりゃあわからなくもないけど、それくらい親に気配りするなら、さて家にクタクタで帰って途中成〇石井で買ってきたお惣菜広げて、お吸い物出してなんて私がやってる間に難しい顔してスマホを眺めて姑の病気のデータ集めたいのはわかるが、取り皿と箸くらい出すとか、ワインの一本くらいセラーから出すとかやってみやがれと思うワタシは人間がちっせーのであろうか?

そうこうしていて、さて、ご飯だ!ってところで今度は実家の父から電話があって

「家の土地と建物の名義はどうしてオレのじゃないんだ?(当然オレのですが)」
「みんながオレの財産を勝手に処分してる」 とか

なぜか30年前に死んだワタシの祖父が今年の一月に死んだと彼の中で思い込まれていて、その遺産相続に頭を悩ましてる状態。

毎日それを聞かされているの母で「おかしくなりそう」と言うのは同情するが、今までワタシの言う事は案外素直に聞いていた父が、今日初めて
「お前もオレに嘘ばっかり言う」と言った。

ボケているのはわかってるから腹もたたないが、今日のこのタイミングでこんな話を出さなくてもいいじゃないかと愚痴の一つも言いたくなるわけね。

で、結論
人間長く生きすぎるもんじゃないっすね。
ワタシはワタシで時間を見つけて好きなことしようっと。

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