局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

かんたんいり卵

2013-01-31 00:06:53 | 食べる
ムスメ、ドラ邸に滞在中。

トランジットのある個人旅行は初めて、初日にクレジットカード忘れというアクシデントに乗り換えの空港で気づき、「やばいよ~ ここの通貨の両替してないから飲み物も買えないよ~」と泣き言電話が来たが、その後は順調に色々楽しんでいるようである。







ドラ夫婦に連れてってもらったらしい真冬のワイナリー


今年は東京も十分に寒いので、厳寒の彼の地もそんなに応えない様子、若いってイイネ!


今日の午前中、LINEで電話がかかってきた。

「あのね、今夜は私が夕ご飯作ろうと思っているんだけどね。おかんがいつも作るたらこの入った卵ってどうやって作るの?」

「ああ あれ簡単だよ でも生で食べられるタラコなんて手に入るの?」

「近くにスーパーがあってね、韓国資本のスーパーらしいんだけど、そこで日本食材もたくさん売ってるのよ。昨日はスンドゥブ食べたよ」



へぇー 世界は狭いね

「そこでねタラコじゃなくて明太子買ってきたの 作り方教えて!」

実は母から伝わってきたメニュー メニューと麗々しく言うほどのこともないごくごく簡単なお惣菜があるのだ。

タラコ(辛子明太子だとよりおいしい)を卵に混ぜていり卵を作る、それだけである。

おおきめのタラコ一腹につき卵3つくらい。タラコはキッチンばさみで適当に刻んで(薄皮もかまわず一緒に入れてOK)卵に混ぜ合わせ、ほんの薄く油を引いたフライパンか鍋でいり卵を作るだけ。調味料は一切入れずにタラコの塩味だけに頼った味付け。
中火で卵がコロコロに固まるまで火を通す。ゆるめの方がおいしいけど、保存したりお弁当にいれるのならちょっと固めに仕上げる。

これが案外おいしいのよね。
タラコ(明太子)が余っちゃったなんて時にはお試しあれ。

後で「できた?」とメールしたら ドラが懐かしがって喜んでいたとのこと。そう言えばおかずに困った時のお弁当は、よくこれと鶏そぼろを組み合わせた二色ご飯にしたっけw

M子も「簡単でおいしいね」と言っていた模様。
私が直接伝えたわけじゃないけど思いがない所と人を経て、伝わって行く家庭の味ってあるもんなのね。

私の実家の母が作ってくれたごく簡単な日本のお惣菜を時差が半日くらいある遠い地で、ムスメとお嫁ちゃんが二人で作ってると思うと、なんだかニンマリしてしまった。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エル・グレコとお土産色々

2013-01-29 09:57:02 | 見る(映画 劇場 美術館など)
日曜日 この日は寒かったけど極上の天気であった。


オット朝一で近所の歯医者へ。今節は日曜日もやってる歯医者さんが結構増えたもんですね。

帰ってきて「こんな良い天気なんだからどこか行こうぜ」
へいへいってことで上野に行くことにした。



秋葉原から上野まで乗った山手線が昔なつかし全体がうぐいす色の電車であった。
山手線がみどりに塗られてからの50年記念のラッピング山手線だかの電車だったらしい。全体で一台しかなくて乗れたらラッキーなんですと。
これは後で知ったこと、もっと乗れたことに喜べばよかったw





目的は都美術館で



こちらの美術展鑑賞
オットは以前スペインに行った時にプラド美術館で彼の作品を観て、それ以来好きになっている模様
私も大原美術館で見て、他の絵も機会があったら見たいと思っていたのである。

こちらで開催されてまもなく、混んでるかな?と思いきや拍子抜けするほど空いていた。
印象派とかフェルメールとかっていうとあれだけ混むのに日本人ってこの手のって好まないのかしらね?

ってことで、イヤホンガイドを借りて二人でゆったり鑑賞。


エル・グレコの作品にみられる深い精神性や宗教的情熱は、長い間、画家自身の神秘主義的思想や狂信的な奇想の産物であると考えられていました。しかし、今日ではそうした見方は退けられ、生地で体得したヘレニズム文化と、イタリアで学んだルネサンスの人文主義に立脚しつつ、トレドという場において優美な人体描写の理想とカトリックの宗教的主題を稀有なかたちで融合させた、きわめて独自な知性の創造であると見なされています。

解説より

確かにね、独自な知性の創造ってところに深く納得。ただ敬虔なキリスト教徒の視点だけじゃなくてそこに現世の人間の息遣いも融合されているし、冷静に自分の美学を表現しているところにとっても惹かれる。

チケットにもポスターにも写真が載ってる 無原罪の御宿り 見られて良かったわ。





上野公園近辺をゆっくり歩いてまたJRに乗り今度は東京駅へ

 


いつも通りすぎちゃう完成したドーム屋根もゆっくり見て地下のイタリアンで簡単なランチして丸善へ

オットは仕事の本、ワタシはワインの本を購入 ここで別れる。

実はこの日は千秋楽、オットは一枚だけ大相撲のチケットをいただいてあったのだった。
「オレだけ見に行って悪いな~」と一応私を気遣ってたみたいだけど、私は大して相撲ファンってわけじゃないし(やっぱりもらい物のチケットで見た事あるんだけど、ぼーっとしてるとあっというまに取り組みが終わってしまうんだもの、TVだと決まりどころを繰り返して見せてくれるからわかるけどそれもないしさ)ってことで私は気にせずどうぞ一人で見ておくんなさいと先に帰宅して犬の散歩。

終わったらすぐに帰ってくるってことだったのでそろそろ夕食の準備をしていたところメール着



この写真添付で 件名は「どすこい」文面は「食い物たくさん 夕食準備不要」であったw

そうだった、大相撲ってお土産がたくさんついてくるのよね。

帰ってきたオットは大きな紙袋を二つも下げていた。



う~む 誰が使うんじゃい?の湯飲みとカレンダー以外は全部食べ物であった。これに缶ビールも付いていたらしい。

全体味は濃いめだがたまにはいいやのお弁当を二人で分けて作っておいた野菜ものを足して焼き鳥をつまみにビールと日本酒で手抜きディナー。


この他にデカいあんみつも二つ、上生菓子も二つ、甘栗たくさん・・・全部まともに食べたらこっちまで相撲体型になっちまうではないか?

それにしても大相撲チケットは8400円の椅子席で二階の一番前で良く見えたらしい。
優勝は決まっていたとはいえ、全勝がかかった結びの一番は盛り上がってよかったらしいし、安倍首相の表彰式も見られて楽しかったらしい。

そのエンタテイメント性とおまけの充実を考えると大相撲のチケット価格って宝塚のS席よりお値打ちなのではないかと秘かに思ってしまったのである。
比べるべきじゃないかもしれないけどさ。













コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

銀座でオフ会

2013-01-27 18:52:03 | 友人
昔、mixiのゲームで星空バーというアプリがあったのだ。
ワインやカクテルの種類も覚えられて、課金いざないもそんなにしつこくもなく、ゆるく参加者との交流もできて、初めてといっていいほど毎日アクセスしてせっせとカクテルの種類を増やしていたというのに・・・
なぜか突然終わってしまった。

しかし、その後もそこで交流を持って友達になった方は何人か残り、またまたゆるくおつきあいさせていただいている。

先週の土曜日(ってもう一週間たっちゃった ホント毎日過ぎるのが速すぎ)

YUMAMAさんとユウパパさんと三人でお会いすることになった。

目的はこちらの観世宗家展

 

観世宗家に伝わる能装束と能面が見られるとのこと。YUMAMAさんチケットありがとうございました♪

とその前に ランチ

モンゴル火鍋の銀座店で


なかなか落ち着くお店である。カレーのようなスパイシーな香が漂う店内で、ランチの翡翠麺コースをいただく。

限定○人前の限定という言葉にひかれてそれをオーダーした後で (あっ ワタシ中華麺苦手なんだっけ・・・)と思ったが



食べてみたらおいしいの!麺もさらっとしててスープは熱すぎないので食べやすく出汁もよく効いていたし

YUMAMAさんとユウパパさんは初対面だけど、三人でお話弾む。
YUMAMAさんは相変わらず癒し系美魔女、ユウパパさんは仕事で鍛えているのかスレンダーで若々しいイイオトコである。

で、宗家展

能は何度か見たし、着物の会で能楽師さんの講義があって装束の着付けの実演なども見た事もあったが、これだけの種類が一堂に会して見られたのは良かった。
能面もまじまじと見られたし、彫刻跡が残る裏側からも見られたのは初めて、興味深かった。

実は能って、母が仕舞・謡をやってる関係で一括で買うチケットが余るので見に行くんだけど(母がもったいないからあなた行きなさいよと押し付けてくる)一度も最後まで寝ないで見られたことがないのだw
舞台に囃し方が並び、音楽が始まり謡もそれに乗ってくると最初はいいな~、日本文化ってと思うのだが、いつのまにか寝てしまうのはどうして? あの音楽には絶対催眠作用があると思う。

今年もまた只チケットが回ってくると思うので 今度は能でも鑑賞しましょうか と みんなで予習のため?にこの本を購入



なかなか勉強になる本であった。

その後もなんとなく別れがたく ライオンで昼下がり飲みして



銀座駅でお別れ。楽しい土曜日だった。

ムスメに言わせると mixiはオワコンらしいけど、ワタシに言わせりゃムスメやオットがせっせと眺めているFBに比べてゆるゆると繋がれる匿名性が気楽でイイネ!なのだ。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムスメ出発

2013-01-24 23:31:57 | 家族あれこれ(犬も含めて)
色々書きたいことが溜まっている今日この頃ですが、ここのところ追われていたのだ。

明日の早朝、ムスメがドラ夫妻の所に行くのである。

実はドラ、今頃新婚旅行中

   

さてどこでしょう?

帰ってきて次の日日本から来る妹を迎えてくれるという予定らしい。妹思いというのは私も親として嬉しいがちゃんと現地で仕事をしているのか?という不安もなきにしもあらずである(まっいいか)

せっかく行くのだからドラ夫婦に懐かしいであろう日本の味なども持って行って欲しいなどと私はここのところ毎日買い出しである。




それに加えてここ半月あまり身に覚えのないアマゾンの荷物が我が家あてに届くと思ったら、ドラが頼んだマンガである。
2,3冊のうちはまだよかったが8冊になった時
「多すぎるよ 荷物の重さが超過したらどーするのよ!」とムスメが抗議してそれまでになったらしい。

まったく能天気な夫婦である。

色々案内してくれるようで、こっちで言う札幌雪祭りみたいなイベントにも連れて行ってくれるとムスメは楽しみにしている。

「でもね、マイナス40度くらいらしいから下手すると死ぬよ」って言ってきたよ、どんな服持ってこうかな・・・ ですと

とにかく楽しい日々を過ごして無事に帰っておいで である。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪ニモマケズ vol.2

2013-01-22 21:23:38 | 見る(映画 劇場 美術館など)
歌舞伎の次の日・・・

この日は夜の予定があったのだ(ホントに良く遊ぶ主婦ですね)これはオットに誘われたから堂々とw

オットの高校の同級生のギタリストが代官山のジャズバーに出演すると
オットはその方のライブをここのところよく聴いており、すごく良かったからお前もおいでよと昨年の暮れのうちから誘ってくれていたのである。
一緒に演奏するピアニストは私の同郷の人、偶然人を会してのお知り合いでもあった。
世の中狭いね~ なんて言っていたのだけど、もっと世の中が狭いことを実感。

私の兄代わりトリオの一人、大学時代からずっとギターを弾いてて今もオヤジバンドで演奏しているN。彼に何気なくそのピアニストの話をしたら 「え~~~~ツ ××! オレ高校の同級生だよ。音楽のことで話があったから仲良かったんだよ。大学までは付き合ってた!」とのこと。

ホントに世の中狭いねってことでそれじゃ一緒に行こうよ。どうせなら親友Aも誘うよ。ってことで四人でジャズ・バーに行くことになったのだ。

外見は古~~いビルの二階。外には地味な店名だけの案内。

この入りにくそうな入口。



ところが中に入るととっても良い雰囲気のお店だった。
演奏前に飲んでいたメンバーたちのテーブルにお邪魔する。ママもステキな人でお客さんたちもとてもフレンドリーで気軽に話もできる。
私はNと待ち合わせて一緒に行ったのだが、25年ぶりくらいに再会を果たしたNと××さんも楽しそうだった。
××さんはこの分野のピアニストではかなりのビッグネームで故郷の音楽祭の監督などもしていたらしい。後で弟に言ったら 「××さん、有名じゃん、ねーちゃん知らないで行ったの?」 とバカにされた。



軽食しか出ないかもとオットが言ってたのに、テーブル中央に盛られた食事はとても気が利いてしかも美味しく、ワインのセレクトもとっても趣味がよく、このイベントにちなんで来てくれたバーテンダーさんも有名な人で飲み放題のカクテルも銀座だったら一杯1000円は超えるよね ってな感じだった。



演奏もステキ。一部は彼らのアルバムからの曲だったけど、二部はスタンダードな曲を女性のボーカルもまじえて。
この女性ボーカルも一人は大阪からいらした素敵な美人ボーカリスト その他にもお客さんとして一緒に飲んでた人たちが歌う。みんなプロだったのね、気軽にお話しちゃったけど。

Nも楽しそうだった。「××とは唯一音楽のことで話の合う友だちでさ~ レコード(CDではない)貸し借りしたり通販でギター取り寄せたりしてさ~」などと珍しく饒舌。
Nの行ってた男子校は割に郊外にあるそこそこ進学校だけど地味な高校、確かにあの頃フュージョン系の音楽が好きで自分も演奏するなんて生徒は珍しかったかもしれない。
そこで出会った当時田舎の高校生の彼らが何十年の時を経て、こんなジャズバーで再会なんてね。
人生って面白いね。



トイレまでなんとなく雰囲気のあるお店。

次の日のAのメール

昨夜は音楽、料理、雰囲気、全て堪能 改めてお誘いいただいたこと感謝感謝! 

だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雪ニモマケズ vol.1

2013-01-20 20:46:57 | 見る(映画 劇場 美術館など)
まる一週間たったけどまだ残っている東京の雪

毎日頭が痛くなるほどの低温だから日陰の道はまだがちがちに凍ってまだ地面にへばりついている。

昨日最寄りの駅前に行ったら、さすがに駅前の施設は雪かきがしてあったのか殆ど歩道に雪はなかった。メガバンク三つ、行列のできるラーメン屋、寿司屋、スーパー、交番など・・・しっかり雪かきをしていたのであろう。
しかしその一角にまだ雪ががっつり残っている所を発見。



整形外科の医院ですよ。呆れた。患者はジジババが多いだろうに利用者の足元を考えないのかしらね? ここは確か受付も看護師も理学療法士もいるんだから、何人かで交代しながら前の雪くらいのけておけばいいのに・・・ T大出身のイバリンボ先生って評判だけどやっぱりね~とその評判に納得してしまうではないか・・・
と、家に帰ってムスメに怒りながら報告したら
「患者増やそうとしてるんじゃないの?」と一言w

お話変わって・・・

大雪の日 降り始めてすぐ積もってゆくボタン雪の中、ワタシはやむなくお出かけしたのであった。



そう、浅草歌舞伎夜の部
昼の部を見た日、同行のオジがチケットを譲ってくれたのでこの日は良い席で見る予定であった。
家を出たとたんにブーツはもう降り積もっている雪に埋まる。
駅前の幹線道路にも雪はたっぷりつもり、ノーマルタイヤの車がズルズル滑りまくって動かず大層な渋滞になっている(午後1時頃)
行きはよいよい帰ってこられるのだろうか?と思いながらもチケットを無駄にするのもしのびなく決行。

 雪の仲見世

振袖姿の女の子がいて(そうだ、今日は成人の日・・・)と思い出す。振袖にあのフワフワショールと傘って着物は濡れるし寒いだろうに・・貸衣装だとしたら呉服屋は損害だわねとつい余分なことを考えてしまう。
せめて草履に雨用のカバーくらいかけましょうね。



私が見た中でコートを着ていた成人はこの子だけ・・・

それはともかく 先日の午前の部では海老にがっかりしたワタシだが、この日の口上と勧進帳は良かった。
新春名物の市川家の「にらみ」これを見るとその日一年無病息災なんだそうな。
本来三が日だけのサービス?だけど、評判が良いらしくこの日もにらんでくれた。

勧進帳も良かった。弁慶役者としては秀逸。ちょっと力みすぎなところはあったが、均整取れてでかいし迫力とオーラは荒事役にはぴったりだった。

飛び六方で花道を去っていく海老を見たら、今日はつくづく無理してでも来てよかったと思ったもの。



公会堂からの浅草寺の雪景色。こんな絵葉書みたいな風景も見られたし。

帰りはどうやら電車も動いていて、スムーズに最寄りの駅まで帰れた。



普段見慣れた街角が違う世界に塗り替えられる雪のマジック。



あちこちにおかれた雪だるまに心がなごみながら無事帰宅。









コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兵隊やくざ

2013-01-18 22:09:01 | 様々な思い
この一週間、雪で大変だったけど、個人的には非常に楽しい行事もたくさんで充実した日を送っていた。

が、・・・ニュースを見るとロクな話がない。気分が悪くなるような怒りがこみ上げるような・・・

その中の一つ、桜宮高校の生徒の自殺問題とその後の話、それからいくつか考えた事を書いてみたい。

ブログ&リアル友達の広島の⑦パパさんが今日のブログでお子さんたちが出会った先生について書いていた。

 ☆  忘れられない先生としてあるので懐かしい思い出かと思ったら「カスだった先生」と言うのでちょっと笑った。しかし内容を見ると笑ってすまされるような記事じゃなかった。
その時のお子さんや⑦パパ&ママの気持ちを考えるとこちらまで怒りがこみあげてくるような先生の話だった。

家の子供(ドラ&ムスメ)の学校生活、ムスメは小学校から高校まで同じ系列の私立で、毎年担任が変わったから12人とかかわったことがある。その中で??と思った先生は小学校3年の担任の一人だけだった。もう定年間近のおばあちゃんで、やる気も感じられないし、提出物なんかよく失くして、自分が失くしたくせに未提出として生徒を叱る困ったところがあったが、あとから出てくれば「あらごめんあそばせ」と一応は生徒に謝ってくれたし、全体としては悪気はないので親としては「またか・・」と思いながらも子供には「絶対に出したってみんなに覚えててもらおうね」など自己防衛手段を取るようにしたりでどうにか切り抜け一年過ごしたが、まあ許容範囲であったと思う。教科担任制だったし、もう一つのクラスの担任がきちんとフォローしてくれるところもあったし。

ドラはと言うと、小学校まで近くの区立、中学受験して中高一貫の男子校に行ったのだが、その男子校の先生はどなたも本当に良い先生だったと言う記憶しかない。制服もなく校則も殆どない学校だったが、ヤンチャ盛りの生徒も一応はこれ以上はしちゃいけないって歯止めも自分の中に持っていたみたいだし、野放図に見えながらもどうにかゆるい秩序も感じられる校風の中、先生たちは13から18歳までの男の子を一人の人間として尊重してくれる、自分たちも紳士といった人たちばかりだったような気がする。

しかし小学校は四人の先生 一年♀ 二年♂ 三・四年♂ 五・六年♀ と四人の先生にかかわったが、その男の先生二人が、どうしようもなかった。本当は一年の担任が二年に持ちあがるのだが、なぜか新任の♂が二年で担任になり、一年の厳しいけどきちんと指導するので定評のあった♀教師が作ってくれたやる気と秩序のあるドラたちのクラスを二年に上がってわずか2か月で混沌状態にしたのにはあっけにとられた。
声も小さく、言ってることがまるでわからず、これじゃ無理ないなあと初めての授業参観の時にまるで生徒たちが授業に集中していない姿に納得してしまった。
このままでは学力もつかないだろうなあと(一年の担任は毎日日記も書かせ、教科書の音読ノートや百マス計算、ドリルの宿題も出してくれて、学校の勉強でも結構しがいがあったのだ)Z会の通信などもやらせ始めたのは彼の酷い授業を見たからだったと思う。
しかしまだこいつは良かった、無能なだけで・・・

問題は三・四年の先生だった。ドラが三年になった時、同じ区の違う小学校から赴任した♂の当時40代半ばくらいのオヤジ。第一印象から私はガンコで酷薄って印象だったが、ドラに変な印象を与えるのもよくないと思って、その感想は言わなかった。
しかし、時が経つにつれ、そいつの依怙贔屓体質と暴力体質が明るみになってきたのよね。
詳しく書くと、はらわたが煮えくり返るので書かないが(私はそんなに執念深くない女と思うのだけど、我が人生、子育て周辺の人生の中で一人だけ許せない奴を揚げろと言われれば躊躇なくこのオヤジを揚げる)
ホントに卑怯で人間小さくてまるで尊敬できない人間であった。

しばらく観察してわかったのだが、こいつが嫌いな生徒たちは中学受験組の子たちだった。赴任してすぐに「先生が一人一人に今何を習ってるか聞いたよ」とドラが言った。ドラにはその時にピアノとサッカーと英語を習わせていた。そしてそれをそのまま言ったらしい。そうしたら「英語なんて今から習っても意味がないのにバカだな」とみんなの前で言われたそうだ。実はその頃オットに海外赴任の話があって(諸事情から断念したが)そのための準備として会話だけ習わせていたのである。そういう事情も知らずに、頭ごなしにバカと言い切る。その他もなんとなくドラやドラと仲の良いグループの子供たち(結果的には中学受験組)を目の敵にするようなヤツだった。
ドラの三年時、釈然としないながらもどうにかやりすごし、四年になった。ドラは四年の夏から本格的に中受の塾に行き始めた。それまでは私がずっと通信で教えてたし、本も(それ以上にマンガも)よく読む子だったので塾は苦にならなかったみたいだし、成績も上位をキープしていた。
ただ、学校じゃ絶対できるぶるな。S籐の前では塾に行ってる様子は見せるな。とドラに言い聞かせた。ドラは空気が読める子だったのでそれを守ってたらしいが、クラスでするテストなど時間があまるので困ったらしい。キョロキョロすると「カンニングするな」まで言われたよと聞いて怒りに震えたこともあった。学校の成績もこいつの二年間はどうしてこれだけテストができているのにこの評価?と言いたいくらい「大変良い」は殆どもらえなかった。(中学受験は内申というのがないので影響なかったが、これが高校受験で公立の中学に居て、こんなヤツが担任だったらと思うとぞっとする)

そのくせ授業参観などでは肝心のところで中学受験組に答えをまとめさせたり、社会の授業では手作りの動くグラフなんかをドヤ顔で示していたが、そのネタ元がそのまんま四☆大塚の予習シリーズ(それも改訂前の古いやつ)からのが丸わかりだったは笑止だった。

そしてこいつの一番許せないところは、気に入らない生徒を蹴るのである。(それもズボンで青あざが隠れる部分を)学校集会ですぐに並ばなかったと言われ、(女子の方が騒いでいたらしいのに)ドラとドラの仲良しが太ももにあざを作ってきたこともあった。ただ、ドラはそう凹まず友達も多く、学校生活自体はとっても楽しんでいたので私も我慢していたのだ。
今考えるとこいつとはもっと戦うべきだった。
だんだんわかってきた情報では こいつは教頭試験だかに何度か挑戦して受からず、やさぐれていたらしい。要するに担任という現場が嫌で出世したかったのにかなわなかったストレスを生徒で解消していたのであろう。
そして後から思えばこのS籐が目の敵にしていた生徒は N銀、通☆省官僚、弁☆士、☆師、大☆教授の子弟だった。
ホント今思うとゆがんだやっかみで心がいっぱいでちっちぇえオトコだなと思うが、あの二年間の怒りと心配に支配されていた日々は思い出したくない思いでである。(ついに書いちゃったが)

しかし後で聴いて溜飲が下がったのは、ドラたちが五年になってこいつの担任をはずれた後、その頃流行っていた玉置浩二の田園と言う曲にS籐の悪口の歌詞をつけて学校中にはやらせたことである。S籐はカツラをかぶっていたのでその辺の情報も歌詞にたっぷり入っていてホントによくできた歌であった。
S籐はまた三年の担任におりて、そこでも生徒たちに嫌われていたが、五年になったドラたちの仲間は後輩にその歌を伝えハゲましたり、S籐の前を「ゲーハー、ゲーハー」と言って通り過ぎるゲームなども流行らしたと言っていたw
「ほどほどにしなよ」とドラたちに注意はしたが、仲良しのママにその歌詞を教えて気持ちよく笑ったのを覚えている。
そして三年の親たちは私たちの学年より強かったらしく、S籐を糾弾して一年で担任をはずし、S籐は次の年も三年の担任を二度やってから違う学校へ去って行った。
ドラと一番仲の良かったN銀の子弟は無事に御三家に受かり、そのママがそれを学校に報告に行ったところS籐にバッタリ会ってしまい、「どこに受かったの?」と聞かれて合格を告げたところ
「ああいう学校でできる子ばっかりの中に入ってダメになっちゃう子も多いからねえ」と言う「忠告」をもらったそうだ。
「まずおめでとうじゃないのかしらね?」とそのママは私に言い、ホントにちっちぇえオトコ、ある意味気の毒なおっさんと思うことにした。
教師になるべきじゃなかったのであろう。

で、桜宮の先生の話である。
今回の事でTVでインタビューされる一般の人たちとか私のリアル友達の一部の人たち、案外「体罰すると強くなることもあるのよね~」と言ったことにびっくりした。
私自身は親にも教師からも叩かれたことの記憶がほとんどない。自分の子供にはまだ言ってもわからないけど命にかかわる時(車の前に飛び出しそうになるとか)だけは叩いたけどそれ以外はない。
ホントにひっぱたくと強くなるの?

話は飛ぶが、小学校の低学年ころの話であった。私は祖父と父と居間のTVで邦画を一緒に観ていた。それは勝新太郎が出ていた兵隊やくざというシリーズものだった。よく覚えていないが、一番下の身分の兵隊が、ちょっと上の兵隊に理不尽にびんたされたり蹴られたりする場面が出てきた。
暗い汚い場面の映画だったし、その場面が嫌で、私は気持ちが悪くなったのを覚えている。
祖父は「軍隊なんてこんなのばっかりでいじめられた奴は下をいじめるんだよ」と言った。

それがあるトラウマなったのか、こういった軍隊式しごきとか気合を入れるための暴力みたいのは頭から受け付けないのである。

私も人間関係において、理不尽な部分でやられたらやり返すのは信条としているが(普段は平和主義ですわよ)やり返すのはあくまでもやられた相手であり、やられたうっぷんを自分より弱い人で晴らそうと思ったことはない。却ってみじめになるような気がする。

この桜宮の先生が、報道をうのみにすると30発以上、顔が内出血して唇が切れるまで、自殺した生徒を痛めつけたとしたら、指導でなくしごきであろう。サディスティックとまで思う。
彼に限らず、私の嫌いな軍隊式しごきってのは成育歴などからゆがんだ部分が生じてしまった人間が、たまたま権力を持っちゃったところで、その恐怖支配する図式でしかないと思う。

教育現場では、生徒が先生に暴力をふるった時の自己防衛、他の生徒に対してのひどい苛めや暴力を止めようとして止まらなかった時、学級崩壊に通じる授業妨害などわかってて他の生徒に対する迷惑行為を口で言ってもやめない場合は体罰も仕方ない局面もあると思う。
ただ、スポーツで強くなるための指導で暴力ってのは嫌だ。
こんなので強くなって優勝してもうれしかないや。私はね。

それにしても 大阪市長さんの今度の処置はどうしたものか?

この時期に 入試を行わないとか体育指導教師を取り換えないと補助金を出さないとかってのは、権力を持った人の恐怖支配って意味じゃ桜宮の体育教師と似たりよったりと思うんだけど・・・
ホントに子供の事を考えていると思えないし、こんな処置がまかりとおったら、自殺した生徒も願ってなかったろうし、残された親御さんもいたたまれないのじゃないだろうか?
どうもこの人のその場限りのポピュリズムっぽい姿勢と無駄に攻撃的なところが兵隊やくざの軍曹みたいでとっても嫌だ。
















コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大変~~!

2013-01-17 00:17:44 | 日々の生活
東京の大雪


その当日と次の日、おとなしく家にいればいいもののどうしてもの予定があって両日とも出かけたワタシですが・・・

(後日アップします)

先ほど大変なことが起きたのでそっちを先に・・・

11時頃であった。ニュース・ステーションを見ながらのんびりしていたら、どどどど~ん!という音が・・・

なんだろ?と思って外を見ても何も変化がない。前の家のご主人も窓から外を眺めていた。

「まっ いいか」と思ってまた部屋に戻ってTVを見ていたらもっと大きく地響きをともなって どどどど~~ん という音が

また窓から外をのぞいてみてびっくり


家の前の道が殆ど雪で覆われていた



前のお宅の屋根の雪が滑り落ちてきたのだった。
月曜日、あの大雪の中仕事に行ったオットはそのまま職場に泊まり、ワタシは仕方なく雪がやんでから家の周りは雪かきしたというのに(おかげでまだ腰が痛い)元の木阿弥っていうかもっとひどい状態である。

前の家の夫婦 まるで出て来ず・・・

あっけにとられていると 犬散歩仲間の斜め前の家のご夫婦が出てきた。雪崩の原因の家のお隣である。

急にお湯が出なくなったと思ったら、給湯器が破壊されていたらしい。最初の雪崩の時は道路側でなくてお隣側に落ちて、その時雪塊の直撃を受けたらしい。

自分の家の屋根の雪かも?と思ったが、第二次雪崩の現状を見てそうじゃないと確信。
ちょうどお風呂から出たあとだったので良かったが、これからどうしようかと途方にくれている。

家はそこまでの被害はなかったが、これじゃガレージから車が出せないっちゅうに・・・ 明日の朝にはもっと凍ってカチカチになりそうだ。(今から雪かきする気になれないし)



ちなみに一つの雪塊がこのくらいあるんですよ。頭直撃したら下手すると死ぬ。

こんなニュースも他人事じゃないね。

 スカイツリーから落雪、屋根壊れる
朝日新聞デジタル 1月16日(水)21時34分配信

 東京スカイツリーからの落雪によるとみられる被害が南約100メートルの住宅であったと、東武タワースカイツリー社が16日、発表した。ベランダのアクリル製の屋根が割れているのを、住民が15日に見つけたという。同社は「ツリーからの落雪による被害の可能性が高い」と判断し、修繕の費用を負担する。

 破損したのは1カ所で30センチほど。ベランダには直径5センチほどの氷状の塊が落ちていたという。ツリーからの落雪被害は昨年5月の開業後は初めて。
.朝日新聞社 


このくらいの雪でって雪国の人は笑うかもしれないけど、備えのない都会ってのは脆弱なんだから仕方ない。
これって不可抗力なの? 斜め前のご主人は「屋根に雪留めついてればこんなことにならない・・・」とか小声で言ってたけど(気弱オジ)損害賠償ってできるんでしょうか?

まあ 人に被害がなくて良かった。

しかしまだ道路はところどころ凍ってるから下を見て歩いてるけど、建て込んである住宅地、屋根の雪を気にして上も見なきゃならないですね。
あ~明日どうしよ?







コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダメンズ再生法

2013-01-14 11:20:08 | 日々の生活
昨日はこちらに行った

 ☆ 

演目は↓



場所は



練☆駅前の文化会館である。ここって駅前だし地下鉄が通ったので都内各所からのアクセスも良くなったし、広い駐車場もある。
時々外国の有名オペラなんかも格安料金で見られるみたいだし☆馬区民がうらやましい。

で、談春。
落語通の友人から「今一番おもしろいよ」とのことだったので年末チケットをゲット。
今年は残念ながらPARCOの志の輔は先行予約がはずれまくってしまったのである。でもこちらのチケットは運よくS席も二席ゲット。演目もオットと聞くにふさわしいw?芝浜も入っている。

忘年会の時に舞台友Nにその事を言ったところ

「芝浜? 私の一番好きな話だよ。」と言ってたが、後日送られてきたのが三木助と志ん朝のCDw
プロのクラシックの音楽家であるご主人は大の落語通でそのコレクションの中からコピーして送ってきてくれた。全く図書館か博物館みたいな資料を持つ友人がいるとありがたいものである。

ご存じと思いますが

芝浜 ☆

腕の良い魚屋だけど殆どアル中のオットとその妻の話。
しばらくぶりに仕事に出たオットが早朝の海岸で大金が入った財布を拾い、これで借金も帳消しにできて遊んで暮らせると帰宅して酔っぱらって寝てしまう。目覚めたところで妻はそれは夢だよと言い、悔い改めて働き出したオットは三年で棒てふり魚屋から店をもって人を使うくらいまで成功する。そこで妻は海岸で拾った財布を出してあれは本当だったんだよと告白する。

いわゆる人情話

酒に飲まれるし喧嘩っ早いって時点でもう立派なダメンズであろう魚屋。
妻は話の中で「あれでいい女っぷりだからよ、なんで出て行かねえんだろな」とオットに言われているのだろうから薄幸美人系の映像が目にうかぶ。
そんな女性が惚れて一緒になって見捨てないんだから魚屋もまともに仕事してれば腕もよくていなせなイケメンだろうと想像する。

何がきっかけで仕事を何日も休み借金を重ねていったか知らないけど、こういう状態を我慢できる女房ってのはエラいねえって素直に感心する。
もっとエラいと思うのは、この状態のオットを見捨てず、いつか立ち直るだろうと信じて、その態勢をおこたらないってところである。
仕事に必要な桶や包丁や草鞋を準備万端にしておいて、オットが急に仕事に行くつもりになってもいつでも送り出せるように整えておく。
こういうオトコってのはいざその気になっても何か一つ気に入らないところがあると
「ああ やめだやめだ」とまた朝から酒でもくらって寝てしまうような気がする。

女房 エライ・・・

学ぶべきはやんちゃだけど才能のある男はおだててとにかく働かせることである(今更ワタシが学んでも仕方がないが)

(しかしやっぱりこれも江戸、せいぜい昭和初期くらいまでの状況で、平成の世であれば、ここまで才覚があって気が利くオンナならさっさと自分が社会に出て自立してダンナなんていらない状態になるとも考えられるが)

隣でゲラゲラ笑いながら見ていたオットは何を思っていたのだろうか・・・?

談春さんの話、堪能。枕もおもしろかった。先代の故円楽さんや談志さんの裏話なんかも楽屋落ちで終わらずにおもしろかった。

終わった後、(三時間以上の長席だった)ちょっと小腹がすいたねってことで環七沿いのジョナサンでスープと小皿料理を食べる 一つ250円だって、ジョナサンって何年ぶりかで入ったけど便利だね。せっかくだからと(何がせっかくだか)グラスワインも一杯飲んだがオットはドライバーなのでワタシだけ。
平成の妻で良かった。
この時しみじみ二人で意見の一致をみたのはこの話勘三郎さんの歌舞伎で観たかったってこと。相手役を玉三郎さんで。もう夢見ても仕方ないけど・・・

         ☆  ☆  ☆

今朝は成人の日なのに大荒れの天気とのこと、今は雪も積もりだしたが、オットは早朝から仕事であった。
ワタシも一緒に起きて朝ご飯を作る。
「まったく休みなのにご苦労だねえ、おまいさん」
「仕方ねえだろ、俺が行かなきゃ死んじまうジジイがいるからよ、おっかあ」←ホントに乗りやすい夫婦である。
「気を付けてね、おまいさん」
「おう、包丁は研いであるかい?」
「秋刀魚の腹みたいにぴっかぴかにしておがくずの中に入れてあるよっ」
「草鞋は?」
「新しい草鞋だよ、気持ちいいよ、おまいさん」
「おぅ じゃ行ってくらあ」

と玄関先でアホなやりとりをして送り出したのであった。

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トワイライトブレーキングドーン2

2013-01-10 23:24:02 | 見る(映画 劇場 美術館など)
このブログのアクセス解析の検索ワードを見ると毎日のように見受けられるのが「トワイライト」という言葉である。

そう、映画のトワイライトシリーズである。
ヴァンパイアと人間のラブストーリー。ヤングアダルト小説?が原作のこの映画、ワタシもかかさず見に行って楽しんでいたのはいいものの、どうも今までのヒロインベラにイライラしたり、おちょくりたくなる突っ込み所も多く、おちょくりブログを書いてしまっていたのである。

 ここ☆ 
世の中 トワイライターと称される、この原作と映画のファンの方、ヒロイン役 ヒーロー役のファンの方今まですみませんすみません。
愛あってのおちょくりと思って許してね♪


そして今日、この解決編である5作目 トワイライトブレーキングドーン2を見てきた。一人で、である。
この映画をオットが面白がるわけないと思うし、一人で集中してひたりたい作品なのだ。

 
解説: ステファニー・メイヤー原作の人気小説を映画化し、人間の少女と美形ヴァンパイアの許されぬ恋を描いたシリーズの完結編。ヴァンパイアになったヒロインの娘をめぐるカレン家とヴァンパイアの王族との決死の戦いを臨場感たっぷりに描き出す。主人公を演じるのは、実生活でも話題を振りまいてきたクリステン・スチュワートとロバート・パティンソン。ついに最終章を迎える人気作の動向に目がくぎ付け。
シネマトゥデイ(外部リンク)


あらすじ: 最愛の人エドワード(ロバート・パティンソン)と結婚したベラ(クリステン・スチュワート)。その後ベラはレネズミを出産するが、彼女の幼なじみジェイコブ(テイラー・ロートナー)は、二人の娘こそがオオカミ族に伝わる運命の相手だと知る。一方、ヴァンパイアの王族ヴォルトゥーリ族は、レネズミが不滅の子というヴァンパイア族を滅亡させてしまう存在だと考えていて……。
 yahoo映画サイトより

 


さて、前回のpart1で出産直後に死にかけたベラはエドワードから吸血鬼の毒をもらい再生する。
ガリガリの骸骨様にやつれた姿が美しくよみがえりパッチリと目を開けたところで前回終了。

いままでのどのベラよりも美しい終わり方であった。



前回まで エドワードとジェイコブの間でウダウダ揺れ動いたり、運動神経の鈍そうなとろそうなぎくしゃくっぷり 新婚旅行で浮かれてまさかの妊娠で周りに迷惑かけて はっきり言ってうざい女であったベラ

ところがところが・・・

今回のベラはすごいよっ!

再生した直後にエドワードに抱き着いてサバ折りしそうになる。野獣を空中でとらえて食らいつく。仲間のマッチョのヴァンパイアを腕相撲で負かせてついでに岩も砕く・・・

究極のダメンズウォーカーとか生理が重そうとかさんざん糾弾してごめんなさい。
今までのとろそうな演技が、再生後のスーパーベラを引き立てるための布石だったとしたら大したもんである。

後半は戦いシーン 


ヴォルトーリ一族と戦うために エドワードとベラたちは世界中からヴァンパイアの仲間を集める


この辺も個性あふれるヴァンパイア一族であった。

人狼のジェイコブくんは ベラの子レネズミを運命の女としてひたすら守り抜く。


今回もマッチョな裸体公開サービスつきのジェイコブくん


このレネズミ役の女の子の可愛いこと 将来楽しみである

完全ネタバレだけどハッピーエンド



ワタシ的にはこのエンディングで良かったと思う。
あの雨が多く冬も厳しいアメリカ大陸の片隅で、あのヴァンパイア一族と人狼一族がひっそりと仲良く暮らしているとどこかで信じたい私のファンタジー脳なのである。

昨日のネットニュースを見ていたら、この映画って最低映画賞(レジー賞だったっけ?)に全部門ノミネートなんだってね。
それもわからないでもない。
こういうの嫌いな人は嫌いだと思うもの。好きな人だけ好きでいい映画だと思う。いわゆるトワイライターって人たちはどんなにけなされても動じないであろう。



それにしてもベラの強さってのは、ヴァンパイアに転生したことだけでなく、「母」になったことではないだろうか?
今までエドワードとジェイコブに守られていただけだった彼女に守るべき存在が現れたから。
まさに「母は強し」である。

そしてまた余計なこと付け加えますが、今回はエドワードことロバート・パティンソンはあまり見せ場がなく印象が薄いんだけど、ワタシは何故か今回の映画の中の彼を見て



この方を思い出してしまったのである。

 若い頃




 現在

髪型とか笑い方とかちょっと似てません?w











コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

観劇とツリー

2013-01-07 23:33:43 | 見る(映画 劇場 美術館など)
恒例となった団塊オジとの新春合コンw

今年で三年目である。

まず女子だけでお参りに。

 こちらである。

 



スカイツリーも開業した影響もあるのか去年より人が多かったように感じた。



浅草の街自体もあちらこちらに白波五人男がこつ然と現れたり、あの芋羊羹で有名な舟○のオープンカフェができていたり観光客を増やす努力が見受けられた。そのうちゆっくり仲見世なんかも冷やかしたりしたいなといつも思うんだけどなかなかその機会がないのである。
どなたかご一緒しませんか?

その後公会堂へ










この日は昼の部

寿曽我対面 と 極付 幡随長兵衛

曽我物って何度も見てるのにストーリーをその度に忘れてしまうのはなぜだろう? 舞台の様式を目で楽しめばいいのだろうけど。

はっきり言っておととし去年の方が演目も役者も趣味だった。

海老を見るのは久しぶりなのでちょっと期待していたんだけど・・・
声がくぐもって聞き取りにくいのでたまげた。あんなだったっけ? それに力みすぎるし、顔がワンパターンなんだよね。確かに二枚目役者として恵まれすぎてる造作なんだけどそれが却ってしつこく感じてしまうのはワタシがひねくれてるからなんだろうか?
致命的なのは 長兵衛の男伊達の演技を見てても (灰皿)とか(テキーラ)とかって単語が脳裏に浮かんじゃうのよね。
あの事件をなかったものにするにはまだ時間が必要なんじゃないだろうか?

しかしあの方の手・・・指がながくすんなりしつつもオトコの力強さを感じさせる美しい手 とか 腕のいい彫刻家が渾身の注意で彫り上げたほうな素足とか 一つ一つの造作はホントに綺麗なオトコってことは否めない。
もうちょっとすっきりした演技だったら趣味なのにな~

昼の部が終わり・・・

今回はこちらに登る計画であった。



オジの一人が日時指定のネット予約してくれていたのであった。



やっぱり高いこと

予約時間までちょっと時間があったので空街とやらに行こうと思ったのに 建築士Nちゃんとオジどもは「ビール飲もうよ」と。

ってことで麓のカフェに



犬と人間共用のメニューもある。

ドッグカフェであった。犬猫嫌いな舞台友Nは
「どうしてわざわざこんな所まで連れてくるかね?」とブツブツ言っていたが


フローズンビールは美味しかった

そしてタワーへ


こんなエレベーターが何台もある。

この日はさすがにお正月休みの最後の日曜日ってこともあるのか、予約じゃない人たちは結構並んでいた。
ネット予約しておくとディズニーランドのファストパスみたいな感覚で違う列から案内される。ただし2000円の観覧料に500円プラスされて2500円になる。



すごい勢いでエレベーターは昇りあっというまにフロア350mへ



この日はちょっと曇がちだったのだが、このフロアについたところで雲が切れてあたりが明るくなる。
西日にあたって画面ではわかりにくいが眼下にずっと続く東京の街並みと遠くに富士山が見えた。



オジの一人と一緒に記念撮影

どうせならもっと高い所に登ろうよってことで フロア445に上ることにした。
別料金である。
あっと言う間につくエレベーター 
「これで1000円・・・?」まあいいや一度は行ってみてもいいかも。

フロア445はなだらかならせんの上り坂になってフロア450に行けるようになっている。

ここで建築士Nちゃんがブツブツ文句を垂れる



ちょうど目の高さに格子があって景色が小さく切り取られてしまうのである。

 

「なんで格子の位置をちょっとずらさなかったんかね?」と 私もそう思います。

ここから今度は下りのエレベーターでフロア350まで戻るのだけど



ここのフロアの視界の方がずっといい。
こんな風にハガキの背景になるように工夫されて窓もある。メールの背景にするのもおもしろいかも。



ガラスの床もある。高所恐怖症の人は足がすくむだろうが私は案外大丈夫。この日は着物だったのでこの足袋の足はワタシであるw

結局ソラマチはスルーしてまた浅草に戻る





今年もこの店

 

さんざん飲んで食べて



〆は茶飯におでんのつゆかけ。

この店予約しないとたいてい待たされるし、お運びのボスみたいなおばさんは愛想ないし、会計すると(これがおでんの値段?)って言いたくなるんだけどまた来たくなるのはやっぱりおいしいから。
ちょっと味は濃いめではあるけど。

ってことで盛りだくさんな一日は終わった。



















コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

行った年 来た年

2013-01-04 23:21:03 | 友人
バタバタ年末年始を過ごしていたら、もう年も明けて4日もたってしまった。


年末 さすがに一日ウチの事をしてお正月の用意をしてから実家に行こうと思っていた最終日曜日、もうおしまいと予定していた忘年会があった。

私の大学時代からの兄代わりトリオ+そのツマ昼行燈というメンバーである。 いつもこんなアホなことしてます ☆ 
実はトリオのうちの一人、一番しょーもないオトコAが食い詰めて去年の春から弱小広告代理店をやめて故郷に帰り、お父さんが経営していた同族会社に就職したのである。
家族は東京に残したままで単身で、しかもお母さんと田舎で二人暮らし。何かとハデな性格なAにとっては結構辛抱していると推測されるが詳しいことはさすがに聞けない。

それで、私や他の兄二人は年末年始故郷で過ごすのですれちがいになるが、ギリギリ集まれる時間で急きょ忘年会になったのである。

「ランチって柄じゃねえから 昼間っから飲めるところがいいよな。局どっかあるかな?」とこういう時の仕切り屋の部長Tと相談して 銀座のビアホールへ



久々の東京でみんなに会えてうれしそうなAとN。
「おふくろの年寄くせえ食事ばっかり毎日食ってるからよ、こういう飯食うとなんでもうめえ」
94歳のおかあさんに毎日ご飯を作らせて罰当たりなことを言っている。



昼間っからよく飲んだこと。
「お前さ、今日どこに泊まるんだよ?」とN
「どこへってにょうぼのところだよ」
「へえ まだ受け入れてくれるんだ」と突っ込んだワタシに
「うるせえよ。 オレだって帰りづらいけどよ。おふくろが年末年始くらい一人でゆっくり過ごしたいって追い出されたんだよっ」
だそうだ。オトコ三界に家なし状態である。

「おまえら オレが別れると思ってんだろ。ところがよ アイツ○○(長女)が結婚したら××(故郷)に来るかもって言ってんだぜ」
「へええ じゃ おかあさんと○○さん同居するの?」
「バカいっちゃいけねえよ うちのおふくろと○○が同居なんつったら蛇とマングースを一緒の檻に飼うみてえなもんだろ それは無理だぜ」

などとお酒が入って毒舌がヒートアップするAの独演会を苦笑しながら聴いてお開きになった。


そしておおみそかに実家に帰り、新年はオットも合流。

元旦はムスメに着物を着せた。例の倉敷で買った着物である。

 

ドラが居ないお正月は初めてだったが、元日にみんながいる所をみはからってスカイプで連絡をとってきて話すことができた。
このメンバーがいつまで元気かわからないけど、今年も無事に過ごせますように。

二日はいつもの同窓会メンバーの新年会。故郷残留組と故郷でお正月を過ごす組半々くらいだった。


今度はワタシが着物を着た。

やはり実家に帰ると気になるのは両親のこと。みんなだいたい同じような年で色々悪いところが出てくるので介護話である。
結構みんな苦労しているようだった。
そしてこの日はなぜか自分たちの自虐的加齢話で盛り上がってしまった。

ワタシが 指先に水分と油分がなくなって時々ATMの画面が反応してくれない時があるなんて話たのがきっかけになり(ホント 暮に三菱のATMでお金をおろそうとしてエライ苦労してしまった)、スーパーの袋が開けないとか・・・
あと50肩でも盛り上がって、一番ひどかった時は眉を書くのも腕がうごかないから腕を固定して顔を動かして化粧したとか実況つき。

 

みんな気取っていればなかなか素敵なマダムたちなのに50肩だの冷えるから腹巻必須だの更☆期だの色気のないことこの上ないがこのメンバーだと自虐話も笑いの種となってまた大盛り上がりだった。

この先一月も気づいたら予定がパラパラ入るままに入れていたら満載になってしまった。

また色々行ったり見たりしたらアップします。
こんなブログも今年も続けますので、遅ればせながら今年もよろしくお願い申し上げます。

















コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする